JP6975023B2 - グロメットおよびグロメット取付構造 - Google Patents

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本発明は、パネル部材の取付孔に取り付けられるグロメットおよびグロメット取付構造に関するものである。
車両における扉体等に電力を供給するために電線を設ける際、この電線を水から保護するためにグロメットが設けられることがある。例えば、ハッチバック式の車両では、電線を覆うグロメットが、バックドアのヒンジ部近傍において、一端が車体側のパネルに取り付けられ、他端がドア側のパネルに取り付けられる。
このようなグロメットとして、パネルに対向するフランジ部と、取付孔の開口縁部(平面部)に接触する環状リップ部と、を互いに当接させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたグロメットでは、フランジ部と環状リップ部とが当接し、環状リップ部がフランジ部とパネルとによって挟み込まれる。これにより、環状リップ部が開口縁部に対して強く押圧されるようになっている。
特開2014−33564号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなグロメットでは、環状リップ部をパネルに対して強く押し付けることができる反面、グロメットをパネルに取り付けるために必要な力が大きくなってしまう。一方、フランジ部と環状リップ部とを押し付ける力を小さくすれば、取り付けに必要な力も小さくできるものの、環状リップ部をパネルに押し付ける力も小さくなってしまい、止水性能が低下してしまう。
本発明の目的は、パネル部材に対して容易に組み付け可能であるとともに止水性能を向上させることができるグロメット、及び、該グロメットを備えたグロメット取付構造を提供することにある。
本願発明のグロメットは、電線を覆うように筒状に形成されるとともにパネル部材の取付孔に取り付けられるグロメットであって、前記パネル部材に対向するフランジ部、及び、前記取付孔の周囲の平面部に弾性接触する環状リップ部を有するグロメット本体と、前記グロメット本体に取り付けられるとともに当該グロメット本体よりも硬質な部材によって構成されたインナ部材と、を備え、前記インナ部材は、前記フランジ部に収容されるインナフランジ部を有し、前記環状リップ部は、前記フランジ部の内周部から前記パネル部材に向かって外側に広がるように傾斜して延び、前記パネル部材に取り付けられた際に、前記環状リップ部の先端が前記インナフランジ部の外周縁よりも径方向内側に位置することを特徴とする。
本願発明のグロメット取付構造は、電線を覆うように筒状に形成されたグロメットが、パネル部材の取付孔に取り付けられるグロメット取付構造であって、前記グロメットは、前記パネル部材に対向するフランジ部、及び、前記取付孔の周囲の平面部に弾性接触する環状リップ部を有するグロメット本体と、前記グロメット本体に取り付けられるとともに当該グロメット本体よりも硬質な部材によって構成されたインナ部材と、を備え、前記インナ部材は、前記フランジ部に収容されるインナフランジ部を有し、前記環状リップ部は、前記フランジ部の内周部から前記パネル部材に向かって外側に広がるように傾斜して延び、前記グロメットが前記パネル部材に取り付けられた際に、前記環状リップ部の先端が前記インナフランジ部の外周縁よりも径方向内側に位置することを特徴とする。
このような本願発明のグロメットによれば、パネル部材に取り付けられた際に、環状リップ部の先端がインナフランジ部の外周縁よりも径方向内側に位置することで、パネル部材に取り付けられたグロメットに対して散水した場合に、環状リップ部の先端に対して水が直接かかりにくい。従って、水圧によって環状リップ部が変形することが抑制され、パネル部材との間に隙間が生じにくく、止水性能を向上させることができる。このとき、環状リップ部をパネル部材に対して強く押し付ける必要がなく、パネル部材に対して容易に組み付けることができる。
また、本願発明のグロメット取付構造によれば、グロメットが上記のような構成を有していることから、グロメットをパネル部材に対して容易に組み付けることができ、且つ、止水性能を向上させることができる
本発明の実施形態に係るグロメットを示す斜視図である。 前記グロメットの要部を示す断面図である。 前記グロメットをパネル部材に取り付けた様子を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るグロメット1を示す斜視図であり、図2は、グロメット1の要部を示す断面図であり、図3は、グロメット1をパネル部材100に取り付けた様子を示す断面図である。
本実施形態のグロメット1は、電線を覆うように筒状に形成されるとともにパネル部材の取付孔に対して取り付けられるものであって、例えばハッチバック式のバックドアを有する車両において、バックドアのヒンジ部近傍に設けられる。グロメット1は、図1に示すように、グロメット本体10と、インナ部材200と、を備える。グロメット本体10は、電線が挿通されるコルゲートチューブ部2と、パネル部材に取り付けられる取付部3と、を備え、例えば軟質な樹脂によって一体に形成されている。尚、取付部3は、コルゲートチューブ部2の両端に設けられ、それぞれ例えば車体側のパネル部材とドア側のパネル部材とに取り付けられるが、本実施形態では、両方の取付部3が同様の構成を有するものとする。
コルゲートチューブ部2は、蛇腹状に形成されることで屈曲および伸縮可能となっている。即ち、コルゲートチューブ部2は、バックドアの開閉に応じて適宜に変形するようになっている。
取付部3は、パネル部材側が開口した筒状に形成されるとともに、パネル部材から見てオーバル状となっている。取付部3のうち開口側には、図2、3に示すように、パネル部材100に対向するフランジ部31と、フランジ部31の内周部311からパネル部材100に向かって延びる環状リップ部32と、が形成されている。
フランジ部31は、取付部3における他の部分よりも拡径された部分であり、パネル部材100に沿った鍔状に形成されている。フランジ部31の内径側には、凹状のインナ部材収容部312が形成されている。インナ部材収容部312には、インナ部材200の後述するインナフランジ部201が収容されるようになっている。
インナ部材200は、グロメット1の取付部3の径方向内側に配置されるとともに電線が挿通される部材であって、グロメット1よりも硬質な樹脂によって構成されている。インナ部材200は、グロメット1からパネル部材100に向かう方向に沿って、インナフランジ部201と、筒部202と、係止部203と、をこの順に有している。
インナフランジ部201は、取付孔101よりも大径に形成され、パネル部材100と対向する。また、インナフランジ部201がインナ部材収容部312に収容されることにより、インナ部材200が取付部3に取り付けられるようになっている。筒部202は、取付孔101に挿通可能なように、取付孔101よりも小径に形成されている。係止部203は、先端側が小径となるような傾斜を有するとともに、その最外径が取付孔101の内径よりも大きい。即ち、係止部203を取付孔101に挿通することにより、係止部203がパネル部材100の内面(グロメット本体10側と反対側の面)に係止されるようになっている。
このように、グロメット1は、インナ部材200を備えることにより、パネル部材100に取り付けられるように構成されている。また、グロメット本体10の一部、及び、パネル部材100における取付孔101の周辺部が、インナフランジ部201と係止部203とによって挟み込まれる。
環状リップ部32は、パネル部材100のうち取付孔101の周囲の平面部102に弾性接触することにより止水性を確保するものである。環状リップ部32は、フランジ部31の内周部から前記パネル部材に向かって外側に広がるように傾斜して延び、その先端においてパネル部材100の平面部102に接触する。環状リップ部32はフランジ部31の内周部から直接延びており、フランジ部31と環状リップ部32との間に鋭角が形成されている。環状リップ部32の延在方向寸法L1は、インナフランジ部201の片側の突出寸法L2よりも小さい。従って、環状リップ部32がフランジ部31に近づくように最大限変形した場合であっても、環状リップ32の先端がインナフランジ部201の外周縁よりも径方向内側に位置するようになっている。
ここで、グロメット1をパネル部材100に取り付けた際の環状リップ部32の変形について図3に基づいて説明する。パネル部材100の板厚は、変形前の環状リップ部32と係止部203との間隔よりも大きいものとする。このようなパネル部材100にグロメット1を取り付けたものをグロメット取付構造300とする。グロメット取付構造300において、環状リップ部32は、取付前の状態と比較して、その先端がフランジ部31に近づくように変形する。このとき、環状リップ32の先端がインナフランジ部201の外周縁よりも径方向内側に位置している。
フランジ部31のパネル部材100側の面は平坦に形成されており(即ち突起部等を有しておらず)、且つ、環状リップ部32のフランジ部31側は平坦に形成されている(即ち突起部等を有していない)。これにより、フランジ部31と、変形した環状リップ部32と、が接触しないようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、グロメット1がパネル部材100に取り付けられた際に、環状リップ部32の先端がインナフランジ部201の外周縁よりも径方向内側に位置することで、パネル部材100に取り付けられたグロメット1に対して散水した場合に、環状リップ部32の先端に対して水が直接かかりにくい。従って、水圧によって環状リップ部32が変形することが抑制され、パネル部材100との間に隙間が生じにくく、止水性能を向上させることができる。このとき、環状リップ部32をパネル部材100に対して強く押し付ける必要がなく、グロメット1をパネル部材100に対して容易に組み付けることができる。
また、グロメット1がパネル部材100に取り付けられた際に、環状リップ部32の先端とフランジ部31とが接触しないように構成されていることで、環状リップ部32は、さらにフランジ部31に近づくように変形することができ、板厚の異なるパネル部材に対してグロメット1を取り付けることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、グロメット1がパネル部材100に取り付けられた際に、環状リップ部32の先端とフランジ部31とが接触しないものとしたが、これらが接触する構成としてもよい。即ち、フランジ部のパネル部材側の面や、環状リップ部のフランジ部側に突起部を設けたり、フランジ部と係止部との間隔および環状リップ部の厚さを調節したりすることにより、所定の板厚のパネル部材にグロメットを取り付けた際に、環状リップ部の先端とフランジ部とが接触するような構成としてもよい。このような構成によれば、環状リップ部をパネル部材に押し付ける力を大きくして止水性能を向上させることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 グロメット
10 グロメット本体
31 フランジ部
32 環状リップ部
100 パネル部材
101 取付孔
102 平面部
200 インナ部材
201 インナフランジ部
300 グロメット取付構造

Claims (3)

  1. 電線を覆うように筒状に形成されるとともにパネル部材の取付孔に取り付けられるグロメットであって、
    前記パネル部材に対向するフランジ部、及び、前記取付孔の周囲の平面部に弾性接触する環状リップ部を有するグロメット本体と、
    前記グロメット本体に取り付けられるとともに当該グロメット本体よりも硬質な部材によって構成されたインナ部材と、を備え、
    前記インナ部材は、前記フランジ部に収容されるインナフランジ部を有し、
    前記環状リップ部は、前記フランジ部の内周部から前記パネル部材に向かって外側に広がるように傾斜して延び、
    前記パネル部材に取り付けられた際に、前記環状リップ部の先端が前記インナフランジ部の外周縁よりも径方向内側に位置することを特徴とするグロメット。
  2. 前記パネル部材に取り付けられた際に、前記環状リップ部の先端と前記フランジ部とが接触しないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 電線を覆うように筒状に形成されたグロメットが、パネル部材の取付孔に取り付けられるグロメット取付構造であって、
    前記グロメットは、前記パネル部材に対向するフランジ部、及び、前記取付孔の周囲の平面部に弾性接触する環状リップ部を有するグロメット本体と、前記グロメット本体に取り付けられるとともに当該グロメット本体よりも硬質な部材によって構成されたインナ部材と、を備え、
    前記インナ部材は、前記フランジ部に収容されるインナフランジ部を有し、
    前記環状リップ部は、前記フランジ部の内周部から前記パネル部材に向かって外側に広がるように傾斜して延び、
    前記グロメットが前記パネル部材に取り付けられた際に、前記環状リップ部の先端が前記インナフランジ部の外周縁よりも径方向内側に位置することを特徴とするグロメット取付構造。
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