JP6974144B2 - 処理装置および処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート体の表面における第1方向の第1表面抵抗率および第2方向の第2表面抵抗率を特定する表面抵抗率特定処理を実行する処理装置および処理方法に関するものである。
シート体の表面抵抗率(シート抵抗)を特定する方法として、下記非特許文献1に開示された特定方法が知られている。この特定方法では、厚みが極めて薄く無限(十分に)に広いシート体(シート状の試料)の表面において直線に沿って並ぶようにして、4本のプローブをシート体の表面に接触させ、外側の2本のプローブを介して直流定電流を供給し、その際に内側の2本のプローブ間の電圧を測定する。次いで、測定した電圧と供給している電流の電流値との比に、補正係数π/ln2を掛けてシート体のシート抵抗(表面抵抗率)を算出する。この特定方法では、電圧と電流との比に補正係数を掛けることで、正確なシート抵抗を算出することが可能となっている。
ARTHUR UHLIR,JR、「The Potentials of Infinite System of Source and Numerical Solutions of Problems in Semiconductor Engineering」、THE BELL SYSTEM TECHNICAL JOURNAL、1955年1月、p.105−128
ところが、上記した表面抵抗率の特定方法には、改善すべき以下の課題がある。具体的には、異方性がない(または異方性が低い)シート体については、各プローブが並んでいる方向の抵抗値(測定した電圧値と電流値との比)に補正係数を掛けることで、正しい表面抵抗率を求めることができる。しかしながら、この特定方法では、方向によって表面抵抗率が異なる異方性を有するシート体を対象としたときには、プローブが並んでいる方向とは異なる方向の抵抗値に補正係数を掛けたとしても、その異なる方向の表面抵抗率を正確に補正することが困難なことがある。したがって、この表面抵抗率の特定方法では、異方性を有するシート体における各方向の表面抵抗率を正確に特定することが困難となっている。また、この表面抵抗率の特定方法では、無限(十分に)に広いシート体については表面抵抗率を正確に特定できるものの、大きさが有限のシート体に適用することができないため、大きさが有限のシート体の表面抵抗率を正確に特定することが困難となっている。
本発明は、かかる改善点に鑑みてなされたものであり、異方性を有するシート体における各方向の表面抵抗率を正確に特定し得る処理装置および処理方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の処理装置は、シート体の表面における2つの供給位置にそれぞれ接触している一対の供給用プローブを介して測定用信号を供給している状態で当該表面における複数の測定位置にそれぞれ接触している複数の測定用プローブを介して当該各測定位置における電位を測定する測定部と、前記測定部によって測定された電位の測定値に基づいて前記表面における第1方向の第1表面抵抗率、および前記表面における前記第1方向とは異なる第2方向の第2表面抵抗率を特定する表面抵抗率特定処理を実行する処理部とを備え、前記処理部は、前記表面抵抗率特定処理において、下記の(1)式の解であって、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率と前記第2表面抵抗率とをパラメータとする算出式に、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率として任意に設定した第1設定値と前記第2表面抵抗率として任意に設定した第2設定値とを代入して前記各測定位置における電位の理論値を算出し、前記各測定値と前記各理論値とに基づいて特定される当該各測定値と当該各理論値との一致の程度を評価する評価値を算出する評価値算出処理を前記第1設定値および前記第2設定値を変更しつつ繰り返して実行し、前記評価値が予め決め規定された規定条件を満たしたときの前記第1設定値および前記第2設定値をそれぞれ前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率として特定する。
∇・(σ'∇V(↑r))=−I(δ(↑r−↑r)−δ(↑r−↑r))…(1)式
但し、σ'は前記測定位置を示す位置ベクトル↑rの各成分に対応する前記シート体の各導電率を要素とする2次正方行列を表し、∇はナブラ演算子であり、V(↑r)は位置ベクトル↑rで示される前記測定位置における前記電位を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、↑rはソース側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表し、↑rはドレイン側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表す。
また、請求項2記載の処理装置は、請求項1記載の処理装置において、前記処理部は、前記評価値算出処理において、前記第1方向および前記第2方向のいずれか一方をxy直交座標系におけるx軸方向とすると共に当該第1方向および当該第2方向の他方を当該xy直交座標系におけるy軸方向として前記(1)式を変形した下記の(2)式の解である前記算出式を用いて前記理論値を算出する。
(1/ρ)(∂/∂x)V(x,y)+(1/ρ)(∂/∂y)V(x,y)=−I(δ(x−x)δ(y−y)−δ(x−x)δ(y−y))…(2)式
但し、xは前記xy直交座標系における前記測定位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系における前記測定位置のy座標を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率のいずれか一方を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率の他方を表し、∂は偏微分記号であり、V(x,y)はxおよびyをパラメータとする電位の変化を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、xは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のy座標を表し、xは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のy座標を表す。
また、請求項3記載の処理装置は、請求項2記載の処理装置において、前記処理部は、前記評価値算出処理において、前記(2)式の解である前記算出式としての下記の(3)式を用いて前記理論値を算出する。
V(x,y,ρ,ρ)=V−(I/L)Σ'nx,ny(4/2δnx,0+δ0,ny)[1/(λnx /ρ+λny /ρ)](cosλnxcosλny−cosλnxcosλny)cosλnxxcosλnyy…(3)式
但し、xは前記xy直交座標系における前記測定位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系における前記測定位置のy座標を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率のいずれか一方を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率の他方を表し、V(x,y,ρ,ρ)はx,y,ρ,ρをパラメータとする電位の変化を表し、Vはxおよびyによらない定数であり、Iは前記測定用信号の電流値を表し、Lは前記xy直交座標系における前記シート体のx軸方向の長さを表し、Lは前記xy直交座標系における前記シート体のy軸方向の長さを表し、nは前記各測定位置にそれぞれ付与された数を表し、Σ'はnx=ny=0の項を除いた和を表し、δはクロネッカーのデルタを表し、λnxはnxπ/Lであり、λnyはnyπ/Lであり、xは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のy座標を表し、xは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のy座標を表す。
また、請求項4記載の処理装置は、請求項1から3のいずれかに記載の処理装置において、前記測定部は、評価値算出処理において、前記各測定位置における前記測定値と前記理論値との差分値の残差平方和を前記評価値として算出する。
また、請求項5記載の処理装置は、請求項1から4のいずれかに記載の処理装置において、前記処理部は、前記規定条件としての前記評価値が規定値以下との条件を満たすまで前記評価値算出処理を繰り返して実行する。
また、請求項6記載の処理方法は、シート体の表面における2つの供給位置にそれぞれ接触させた一対の供給用プローブを介して測定用信号を供給している状態で当該表面における複数の測定位置にそれぞれ接触させた複数の測定用プローブを介して当該各測定位置における電位を測定し、当該測定した電位の測定値に基づいて前記表面における第1方向の第1表面抵抗率、および前記表面における前記第1方向とは異なる第2方向の第2表面抵抗率を特定する表面抵抗率特定処理において、下記の(1)式の解であって、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率と前記第2表面抵抗率とをパラメータとする算出式に、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率として任意に設定した第1設定値と前記第2表面抵抗率として任意に設定した第2設定値とを代入して前記各測定位置における電位の理論値を算出し、前記各測定値と前記各理論値とに基づいて特定される当該各測定値と当該各理論値との一致の程度を評価する評価値を算出する評価値算出処理を前記第1設定値および前記第2設定値を変更しつつ繰り返して実行し、前記評価値が予め決め規定された規定条件を満たしたときの前記第1設定値および前記第2設定値をそれぞれ前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率として特定する。
∇・(σ'∇V(↑r))=−I(δ(↑r−↑r)−δ(↑r−↑r))…(1)式
但し、σ'は前記測定位置を示す位置ベクトル↑rの各成分に対応する前記シート体の各導電率を要素とする2次正方行列を表し、∇はナブラ演算子であり、V(↑r)は位置ベクトル↑rで示される前記測定位置における前記電位を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、↑rはソース側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表し、↑rはドレイン側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表す。
請求項1記載の処理装置、および請求項6記載の処理方法では、(1)式の解である算出式に、第1設定値および第2設定値を代入して算出した電位の理論値と電位の測定値とに基づいて評価値を算出する評価値算出処理を、第1設定値および第2設定値を変更しつつ繰り返して実行し、評価値が規定条件を満たしたときの第1設定値および第2設定値をそれぞれ第1表面抵抗率および第2表面抵抗率として特定する。このため、この処理装置および処理方法によれば、シート体の表面において第1方向および第2方向を任意に規定し、少なくとも2つの測定位置における電位を測定することで、方向によって表面抵抗率が異なる異方性を有するシート体を処理対象とした場合においても、第1方向の第1表面抵抗率と第2方向の第2表面抵抗率とを正確に特定することができる。
また、請求項2記載の処理装置では、第1方向および第2方向のいずれか一方をxy直交座標系におけるx軸方向とすると共に第1方向および第2方向の他方をxy直交座標系におけるy軸方向として(1)式を変形した下記の(2)式の解である算出式を用いて理論値を算出する。このため、この処理装置および処理方法によれば、矩形のシート体の一辺の方向をx軸方向とし、その一辺に直交する他の一辺の方向をy軸方向とすることで、x軸方向の第1表面抵抗率とy軸方向の第2表面抵抗率とを正確に特定することができる。
また、請求項3記載の処理装置では、算出式としての(3)式を用いて理論値を算出する。この場合、(3)式は、(2)式を解析的解法によって解いた算出式であるため、(2)式を数値的解法によって解いた算出式と比較して、理論値を正確に算出することができる。このため、この処理装置および処理方法によれば、第1表面抵抗率および第2表面抵抗率をより正確に特定することができる。
また、請求項4記載の処理装置によれば、各測定位置における測定値と理論値との差分値の残差平方和を評価値として算出することにより、測定値と理論値との差異(不一致)を的確に評価することができるため、この評価値を用いることで、第1方向の第1表面抵抗率と第2方向の第2表面抵抗率とをさらに正確に特定することができる。
また、請求項5記載の処理装置によれば、評価値が規定値以下との条件を満たすまで評価値算出処理を繰り返して実行することにより、規定値を適正な値に規定することで、評価値算出処理を繰り返して実行する回数が膨大となることによる処理効率の低下を防止することができる。
処理装置1の構成を示す構成図である。 シート体100およびプローブユニット11の平面図である。 表面抵抗率特定処理50のフローチャートである。
以下、処理装置および処理方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、図1に示す処理装置1の構成について説明する。処理装置1は、処理装置の一例であって、例えば、図2に示すように、平面形状が矩形のシート体100の表面抵抗率(シート抵抗)を特定可能に構成されている。この場合、この処理装置1では、シート体100が方向によって表面抵抗率が異なる物性を有している場合において、2つの方向(第1方向、および第1方向とは異なる第2方向)の表面抵抗率を後述する処理方法に従って特定することが可能となっている。なお、以下の説明において、第1方向の表面抵抗率(第1表面抵抗率)を表面抵抗率ρ1ともいい、第2方向の表面抵抗率(第2表面抵抗率)を表面抵抗率ρ2ともいう。
また、処理装置1は、図1に示すように、プローブユニット11、測定部12、記憶部13、表示部14および処理部15を備えて構成されている。
プローブユニット11は、図2に示すように、2本の供給用プローブ21a,21b(以下、区別しないときには「供給用プローブ21」ともいう)と、2本の測定用プローブ22a,22b(以下、区別しないときには「測定用プローブ22」ともいう)と、各供給用プローブ21および各測定用プローブ22を支持する支持部23とを備えて構成されている。
この場合、各供給用プローブ21は、表面抵抗率ρ1,ρ2を特定する際に、シート体100の表面101における2つの供給位置71a,71b(図2参照:以下、区別しないときには「供給位置71」ともいう)に接触して、測定用信号の一例としての直流電流を供給するのに用いられる。なお、この例では、供給位置71aがソース側に規定され、供給位置71bがドレイン側に規定されている。また、測定用プローブ22は、シート体100の表面抵抗率ρ1,ρ2を特定する際に、シート体100の表面101における2つの測定位置72a,72b(同図参照:以下、区別しないときには「測定位置72」ともいう)に接触して、各測定位置72の電位を測定するのに用いられる。
測定部12は、測定用信号としての直流電流を出力する図外の電源部を備えて構成され、シート体100の表面101における供給位置71a,71bに接触しているプローブユニット11の供給用プローブ21a,21bを介して電源部が出力した直流電流をシート体100に供給している状態で、表面101の測定位置72a,72bにそれぞれ接触しているプローブユニット11の測定用プローブ22a,22bを介して測定位置72a,72bの各電位を測定する測定処理を実行する。なお、測定位置72a,72bにおける基準電位(例えばグランド電位)に対する電位の測定値をそれぞれ「測定値Va,Vb」ともいい、測定値Va,Vbを区別しないときには「測定値V」ともいう。
記憶部13は、図2に示すシート体100の形状を示す情報を記憶する。具体的には、同図に示すシート体100のx方向(第1方向の一例)の長さLx、およびx方向に直交するシート体100のy方向(第2方向の一例)の長さLyを記憶する。また、記憶部13は、測定部12によって測定される測定値Va,Vbを記憶する。また、記憶部13は、処理部15によって特定されるシート体100の表面抵抗率ρ1,ρ2を記憶する。さらに、記憶部13は、後述するxy直交座標系における、測定位置72aの座標x,y、測定位置72bの座標x,y、ソース側の供給位置71aの座標x,y、およびドレイン側の供給位置71bの座標x,yを記憶する。
表示部14は、処理部15の制御に従い、処理部15によって特定される表面抵抗率ρ1,ρ2等の各種の情報を表示する。
処理部15は、測定部12、記憶部13および表示部14を制御する。また、処理部15は、図3に示す表面抵抗率特定処理50を実行してシート体100の表面抵抗率ρ1,ρ2を特定する。
次に、処理装置1を用いて、図2に示すシート体100の表面抵抗率ρ1,ρ2を特定する方法(処理方法)について説明する。
まず、図2に示すように、表面101を上向きにした状態でシート体100を図外の載置台に載置し、次いで、供給用プローブ21a,21bおよび測定用プローブ22a,22bの先端部を下向きにした状態でプローブユニット11をシート体100の上に載置する。この際に、同図に示すように、シート体100の表面101における供給位置71a,71bに供給用プローブ21a,21bがそれぞれ接触し、表面101における測定位置72a,72bに測定用プローブ22a,22bがそれぞれ接触する。
続いて、図外の操作部を操作して、測定の開始を指示する。これに応じて、処理部15が、測定部12に対して測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部12は、図外の電源部から測定用信号としての直流電流を出力し、供給位置71a,71b(図2参照)にそれぞれ接触している供給用プローブ21a,21b(同図参照)を介して供給位置71a,71bに直流電流を供給する。また、測定部12は、測定位置72a,72b(同図参照)にそれぞれ接触している測定用プローブ22a,22b(同図参照)を介して測定位置72a,72bにおける各電位を測定する。次いで、処理部15は、測定部12によって測定された電位の測定値Va,Vbを記憶部13に記憶させる。
続いて、操作部を操作して、シート体100の表面抵抗率を特定する処理の実行を指示する。これに応じて、処理部15は、図3に示す表面抵抗率特定処理50を実行する。この表面抵抗率特定処理50では、処理部15は、測定部12によって測定された測定値Va,Vbを記憶部13から読み出す(ステップ51)。
次いで、処理部15は、評価値算出処理(後述するステップ52〜54)を実行する。この評価値算出処理では、表面抵抗率ρ1(第1表面抵抗率)の予測値に相当する設定値ρr1(第1設定値)、および表面抵抗率ρ2(第2表面抵抗率)の予測値に相当する設定値ρr2(第2設定値)をそれぞれ任意に設定する(ステップ52)。この表面抵抗率ρ1,ρ2は、後述する算出式に代入して、測定位置72における電位の理論値V’を算出する際に用いられる。続いて、処理部15は、測定位置72における電位の理論値V’を算出する(ステップ53)。
ここで、理論値V’の算出に用いる算出式について説明する。まず、測定位置72を示す位置ベクトルを↑rとし、位置ベクトル↑rの各成分に対応するシート体100の各導電率を要素とする2次正方行列(導電率行列)をσ'とし、測定位置72における電位をV(↑r)とし、測定用信号(直流電流)の電流値をIとし、ソース側の供給位置71aを示す位置ベクトルを↑rとし、ドレイン側の供給位置71bを示す位置ベクトルを↑rとすると、次の(1)式(ポアソン方程式)が成り立つ。
∇・(σ'∇V(↑r))=−I(δ(↑r−↑r)−δ(↑r−↑r))…(1)式
なお、(1)式において、∇はナブラ演算子を表し、δはデルタ関数を表す。
次に、図2に示すように、矩形のシート体100における一辺の方向(同図に示す第1方向としてのx方向)をxy直交座標系におけるx軸方向とし、シート体100における他の一辺の方向(同図に示す第2方向としてのy方向)をxy直交座標系におけるy軸方向として、(1)式をxy直交座標系についての式に変形すると、次の(2)式(2階偏微分方程式)が得られる。
(1/ρ)(∂/∂x)V(x,y)+(1/ρ)(∂/∂y)V(x,y)=−I(δ(x−x)δ(y−y)−δ(x−x)δ(y−y))…(2)式
但し、(2)式において、xはxy直交座標系における測定位置72のx座標を表し、yはxy直交座標系における測定位置72のy座標を表し、ρはxy直交座標系におけるx方向の表面抵抗率(表面抵抗率ρ1の理論値に相当する)を表し、ρはxy直交座標系におけるy方向の表面抵抗率(表面抵抗率ρ2の理論値に相当する)を表し、V(x,y)はx(x座標)およびy(y座標)をパラメータとする電位の変化を表し、Iは測定用信号(直流電流)の電流値を表し、xはxy直交座標系におけるソース側の供給位置71aのx座標を表し、yはxy直交座標系におけるソース側の供給位置71aのy座標を表し、xはxy直交座標系におけるドレイン側の供給位置71bのx座標を表し、yはxy直交座標系におけるドレイン側の供給位置71bのy座標を表す。なお、(2)式において、∂は偏微分記号であり、δはデルタ関数を表す。
ここで、発明者は、上記した(2)式を解析的解法によって解き、(2)式の解である算出式(理論値V’を算出する式)としての次の(3)式を得ることに成功した。
V(x,y,ρ,ρ)=V−(I/L)Σ'nx,ny(4/2δnx,0+δ0,ny)[1/(λnx /ρ+λny /ρ)](cosλnxcosλny−cosλnxcosλny)cosλnxxcosλnyy…(3)式
但し、(3)式において、x,y,ρ,ρ,x,y,x,y,Iは、上記した(2)式における同じ符号とそれぞれ同じ内容を表し、V(x,y,ρ,ρ)はx,y,ρ,ρをパラメータとする電位の変化を表し、Vはxおよびyによらない定数であり、Lはシート体100のxyの直交座標系におけるx軸方向の長さ(図2参照)を表し、Lはシート体100のxy直交座標系におけるy軸方向の長さ(同図参照)を表し、nは測定位置72にそれぞれ付与された数(この場合、測定位置72aのnを「1」とし、測定位置72bのnを「2」とする)を表し、Σ'はnx=ny=0の項を除いた和を表し、δはクロネッカーのデルタを表す。また、λnxはnxπ/Lであり、λnyはnyπ/Lである。
処理部15は、測定位置72のx座標およびy座標(測定位置72を示す位置ベクトルの成分)を上記した(3)式のx,yにそれぞれ代入すると共に、上記したステップ52において任意に設定した設定値ρr1,ρr2を(3)式のρ,ρにそれぞれ代入して、測定位置72における電位の理論値V’を算出する。
次いで、処理部15は、測定部12によって測定された測定値Vを記憶部13から読み出して、上記したステップ53において算出した理論値V’と測定値Vとに基づいて評価値J(評価関数)を算出する(ステップ54)。この場合、処理部15は、一例として、次の(4)式で評価値Jを算出する。
J=Σ(V−V')…(4)式
但し、(4)式において、Vは、nが付された測定位置72(この場合、測定位置72aのnを1とし、測定位置72bのnを2としている)における電位の実測値を表し、V'は、nが付された測定位置72における電位の理論値を表している。つまり、上記の(4)式により、各測定位置72における電位の測定値Vと各測定位置72における電位の理論値V’との差分値の残差平方和が評価値Jとして算出される。
続いて、処理部15は、上記したステップ54において算出した評価値Jが予め規定された規定値ε(例えば、ε=10−5)以下であるか否かを判別する(ステップ55)。この場合、処理部15は、評価値Jが規定値εよりも大きいと判別したときには、上記したステップ52を実行して、設定値ρr1,ρr2を変更し、次いで、上記したステップ53〜55を実行する。以下、処理部15は、ステップ55において評価値Jが規定値εよりも大きいと判別する度に、設定値ρr1,ρr2を変更しつつステップ52〜55(つまり評価値算出処理)を繰り返して実行する。
一方、ステップ56において、評価値Jが規定値ε以下と判別したときには、その判別の時点で設定されている設定値ρr1,ρr2をそれぞれ表面抵抗率ρ1,ρ2として特定する(ステップ56)。続いて、処理部15は、特定した表面抵抗率ρ1,ρ2を記憶部13に記憶させて(ステップ57)、表面抵抗率特定処理50を終了する。
このように、この処理装置1および処理方法では、(1)式の解である算出式に、設定値ρr1,ρr2を代入して算出した電位の理論値V’と測定値Vとに基づいて評価値Jを算出する評価値算出処理を、設定値ρr1,ρr2を変更しつつ繰り返して実行し、評価値Jが規定条件を満たしたときの設定値ρr1,ρr2をそれぞれ表面抵抗率ρ1,ρ2として特定する。このため、この処理装置1および処理方法によれば、シート体100の表面101において第1方向および第2方向を任意に規定し、少なくとも2つの測定位置72における電位を測定することで、方向によって表面抵抗率が異なる異方性を有するシート体100を処理対象とした場合においても、第1方向の表面抵抗率ρ1と第2方向の表面抵抗率ρ2とを正確に特定することができる。
また、この処理装置1および処理方法では、第1方向をxy直交座標系におけるx軸方向とし第2方向をxy直交座標系におけるy軸方向として(1)式を変形した(2)式の解である算出式を用いて理論値V’を算出する。このため、この処理装置1および処理方法によれば、矩形のシート体100の一辺の方向をx軸方向とし、その一辺に直交する他の一辺の方向をy軸方向とすることで、x軸方向の表面抵抗率ρ1とy軸方向の表面抵抗率ρ2とを正確に特定することができる。
また、この処理装置1および処理方法では、算出式としての(3)式を用いて評価値を算出する。この場合、(3)式は、(2)式を解析的解法によって解いた算出式であるため、(2)式を数値的解法によって解いた算出式と比較して、理論値V’を正確に算出することができる。このため、この処理装置1および処理方法によれば、表面抵抗率ρ1,ρ2をより正確に特定することができる。
また、この処理装置1および処理方法によれば、各測定位置72における測定値Vと理論値V’との差分値の残差平方和を評価値Jとして算出することにより、測定値Vと理論値V’との差異(不一致)を的確に評価することができるため、この評価値Jを用いることで、第1方向の表面抵抗率ρ1と第2方向の表面抵抗率ρ2とをさらに正確に特定することができる。
また、この処理装置1および処理方法によれば、評価値Jが規定値ε以下との条件を満たすまで評価値算出処理を繰り返して実行することにより、規定値εを適正な値に規定することで、評価値算出処理を繰り返して実行する回数が膨大となることによる処理効率の低下を防止することができる。
なお、処理装置および処理方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、第1方向をxy直交座標系のx軸方向とし、第2方向をxy直交座標系のy軸方向として(1)式を変形した(2)式の解である算出式を用いて理論値V’を算出する例について上記したが、2つの軸が直交していない座標系における一方の軸方向を第1方向とし、その座標系における他方の軸方向を第2方向として(1)式を変形し、その式の解である算出式を用いて理論値V’を算出する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、矩形以外の4角形や4角形以外の多角形のシート体における2つの方向の第1表面抵抗率および第2表面抵抗率を正確に特定することができる。
また、原点を中心とする半径方向を第1方向とし、原点を中心とする円周方向を第2方向として(極座標系に対応させて)(1)式を変形し、その式の解である算出式を用いて理論値V’を算出する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、円形のシート体の半径方向を第1方向とし、円周方向を第2方向とすることで、円形のシート体の半径方向の第1表面抵抗率と円周方向の第2表面抵抗率とを正確に特定することができる。
また、2つの測定位置72a,72bの電位を測定し、各測定値Va,Vbを用いて表面抵抗率ρ1,ρ2を特定する例について上記したが、3つ以上の測定位置の電位を測定し、各測定値を用いて表面抵抗率ρ1,ρ2を特定することもできる。
また、(2)式を解析的解法によって解いた(3)式を用いて理論値V’を算出する例について上記したが、(2)式を数値的解法によって解いた式を算出式として用いて理論値V’を算出する構成および方法を採用することもできる。
また、評価値算出処理において、各測定位置72における測定値Vと理論値V’との差分値の残差平方和を評価値Jとして算出する例について上記したが、他の値を評価値Jとして算出する構成および方法を採用することもできる。一例として、各測定位置72における測定値Vと理論値V’との比を算出し、各比の平均値を評価値Jとして算出する構成および方法を採用することもできる。また、この構成および方法を採用したときには、評価値Jが規定値ε以下との条件に代えて、評価値Jが1に近い上下限値内との条件を満たすまで評価値算出処理を繰り返して実行する構成および方法を採用することができる。
また、この処理装置および処理方法の対象とするシート体には、板状体も含まれる。
1 処理装置
12 測定部
15 処理部
21a,21b 供給用プローブ
22a,22b 測定用プローブ
50 表面抵抗率特定処理
71a,71b 供給位置
72a,72b 測定位置
100 シート体
101 表面
J 評価値
Va,Vb 測定値
V’ 理論値
ε 規定値
ρ1,ρ2 表面抵抗率

Claims (6)

  1. シート体の表面における2つの供給位置にそれぞれ接触している一対の供給用プローブを介して測定用信号を供給している状態で当該表面における複数の測定位置にそれぞれ接触している複数の測定用プローブを介して当該各測定位置における電位を測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された電位の測定値に基づいて前記表面における第1方向の第1表面抵抗率、および前記表面における前記第1方向とは異なる第2方向の第2表面抵抗率を特定する表面抵抗率特定処理を実行する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記表面抵抗率特定処理において、下記の(1)式の解であって、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率と前記第2表面抵抗率とをパラメータとする算出式に、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率として任意に設定した第1設定値と前記第2表面抵抗率として任意に設定した第2設定値とを代入して前記各測定位置における電位の理論値を算出し、前記各測定値と前記各理論値とに基づいて特定される当該各測定値と当該各理論値との一致の程度を評価する評価値を算出する評価値算出処理を前記第1設定値および前記第2設定値を変更しつつ繰り返して実行し、前記評価値が予め決め規定された規定条件を満たしたときの前記第1設定値および前記第2設定値をそれぞれ前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率として特定する処理装置。
    ∇・(σ'∇V(↑r))=−I(δ(↑r−↑r)−δ(↑r−↑r))…(1)式
    但し、σ'は前記測定位置を示す位置ベクトル↑rの各成分に対応する前記シート体の各導電率を要素とする2次正方行列を表し、∇はナブラ演算子であり、V(↑r)は位置ベクトル↑rで示される前記測定位置における前記電位を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、↑rはソース側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表し、↑rはドレイン側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表す。
  2. 前記処理部は、前記評価値算出処理において、前記第1方向および前記第2方向のいずれか一方をxy直交座標系におけるx軸方向とすると共に当該第1方向および当該第2方向の他方を当該xy直交座標系におけるy軸方向として前記(1)式を変形した下記の(2)式の解である前記算出式を用いて前記理論値を算出する請求項1記載の処理装置。
    (1/ρ)(∂/∂x)V(x,y)+(1/ρ)(∂/∂y)V(x,y)=−I(δ(x−x)δ(y−y)−δ(x−x)δ(y−y))…(2)式
    但し、xは前記xy直交座標系における前記測定位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系における前記測定位置のy座標を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率のいずれか一方を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率の他方を表し、∂は偏微分記号であり、V(x,y)はxおよびyをパラメータとする電位の変化を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、xは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のy座標を表し、xは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のy座標を表す。
  3. 前記処理部は、前記評価値算出処理において、前記(2)式の解である前記算出式としての下記の(3)式を用いて前記理論値を算出する請求項2記載の処理装置。
    V(x,y,ρ,ρ)=V−(I/L)Σ'nx,ny(4/2δnx,0+δ0,ny)[1/(λnx /ρ+λny /ρ)](cosλnxcosλny−cosλnxcosλny)cosλnxxcosλnyy…(3)式
    但し、xは前記xy直交座標系における前記測定位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系における前記測定位置のy座標を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率のいずれか一方を表し、ρは前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率の他方を表し、V(x,y,ρ,ρ)はx,y,ρ,ρをパラメータとする電位の変化を表し、Vはxおよびyによらない定数であり、Iは前記測定用信号の電流値を表し、Lは前記xy直交座標系における前記シート体のx軸方向の長さを表し、Lは前記xy直交座標系における前記シート体のy軸方向の長さを表し、nは前記各測定位置にそれぞれ付与された数を表し、Σ'はnx=ny=0の項を除いた和を表し、δはクロネッカーのデルタを表し、λnxはnxπ/Lであり、λnyはnyπ/Lであり、xは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるドレイン側の前記供給位置のy座標を表し、xは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のx座標を表し、yは前記xy直交座標系におけるソース側の前記供給位置のy座標を表す。
  4. 前記測定部は、評価値算出処理において、前記各測定位置における前記測定値と前記理論値との差分値の残差平方和を前記評価値として算出する請求項1から3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 前記処理部は、前記規定条件としての前記評価値が規定値以下との条件を満たすまで前記評価値算出処理を繰り返して実行する請求項1から4のいずれかに記載の処理装置。
  6. シート体の表面における2つの供給位置にそれぞれ接触させた一対の供給用プローブを介して測定用信号を供給している状態で当該表面における複数の測定位置にそれぞれ接触させた複数の測定用プローブを介して当該各測定位置における電位を測定し、当該測定した電位の測定値に基づいて前記表面における第1方向の第1表面抵抗率、および前記表面における前記第1方向とは異なる第2方向の第2表面抵抗率を特定する表面抵抗率特定処理において、
    下記の(1)式の解であって、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率と前記第2表面抵抗率とをパラメータとする算出式に、前記各測定位置を示す位置ベクトルの成分と前記第1表面抵抗率として任意に設定した第1設定値と前記第2表面抵抗率として任意に設定した第2設定値とを代入して前記各測定位置における電位の理論値を算出し、前記各測定値と前記各理論値とに基づいて特定される当該各測定値と当該各理論値との一致の程度を評価する評価値を算出する評価値算出処理を前記第1設定値および前記第2設定値を変更しつつ繰り返して実行し、前記評価値が予め決め規定された規定条件を満たしたときの前記第1設定値および前記第2設定値をそれぞれ前記第1表面抵抗率および前記第2表面抵抗率として特定する処理方法。
    ∇・(σ'∇V(↑r))=−I(δ(↑r−↑r)−δ(↑r−↑r))…(1)式
    但し、σ'は前記測定位置を示す位置ベクトル↑rの各成分に対応する前記シート体の各導電率を要素とする2次正方行列を表し、∇はナブラ演算子であり、V(↑r)は位置ベクトル↑rで示される前記測定位置における前記電位を表し、Iは前記測定用信号の電流値を表し、δはデルタ関数を表し、↑rはソース側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表し、↑rはドレイン側の前記供給位置を示す位置ベクトルを表す。
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