JP6912725B2 - 変状検出方法、変状検出装置および変状検出プログラム - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態に係る変状検出方法は、構造物の変状を検出する。構造物の劣化によって、亀裂、ひび、穴、欠落等の変状が生じるところ、本発明の実施の形態に係る変状検出方法は、目視検査などの検査者の経験に依存することなく、客観的な測定値により構造物に生じた微細な変状を検出する。
実施の形態に係る変状検出方法により算出される電気抵抗の例を説明する。なお、ここでは、直流電気信号を流して得られる電気抵抗について説明するが、交流電気信号を流して得られる交流インピーダンスについても適用することができる。
図11を参照して、本発明の実施の形態に係る変状検出装置10を説明する。変状検出装置10は、記憶装置11、処理装置15等を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが変状検出プログラムを実行することにより、図11に示す機能を実現する。
脆性を有する塗料は、電気抵抗が高い場合が多い。そこで、図13に示すように、脆性を有する塗料に、導電性粒子4を混合して、脆性塗料部2を形成しても良い。
他の例として、脆性を有する塗料の塗布面の上に、導電性を有する塗料が塗布されても良い。この場合、図14に示すように、脆性を有する塗面により形成された脆性塗料部2の上に、導電性を有する塗料により形成された導電性塗料部5が形成される。
本発明の実施の形態において、検出対象1に直接、脆性を有する塗料を塗布した場合を説明したが、これに限られない。例えば、検出対象1が非導電性物質である場合、電界を閉じこめるために、検出対象1上に導電性を有する塗料を塗布し、その上に、脆性を有する塗料を塗布しても良い。この場合、検出対象1上に塗布される導電性を有する塗料は、検出対象1に変状が生じたことに伴い、少なくとも1つの変状を生じさせる塗料が選択される。
第4の変形例において、脆性を有する塗料に複数の細長体6が混合される。図15に示すように、複数の細長体6の長手方向が、それぞれ所定の方向になるように配設された塗面が形成される。
第4の変形例においては、検出対象1に脆性を有する塗料に複数の細長体6が混合された1層の塗面を形成する場合を説明したが、第5の変形例においては、複数の細長体が混合された脆性を有する塗料の第1の塗布面に、複数の細長体が混合された脆性を有する塗料を塗布して第2の塗布面を形成する。第1の塗布面の細長体の長手方向と、第2の塗布面の細長体の長手方向とが、直行するように配設される。
上記のように、本発明の実施の形態とその変形例1ないし5によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
2 脆性塗料部
3 変状
4 導電性粒子
5 導電性塗料部
6 細長体
10 変状検出装置
11 記憶装置
12 測定値データ
13 基準データ
15 処理装置
16 測定部
17 判定部
Claims (7)
- 構造物の変状を検出する変状検出方法であって、
前記構造物の表面の検出対象に、脆性を有する塗料を塗布するステップと、
前記検出対象において、前記脆性を有する塗料の塗布面の電気抵抗または交流インピーダンスを測定するステップと、
前記電気抵抗または交流インピーダンスが、所定値よりも高い場合、前記検出対象において変状が生じていると判定するステップ
を備え、
前記変状は、前記構造物の劣化によって生じる亀裂、ひび、穴および欠落のいずれかであり、
前記検出対象に1つの変状が生じると、前記検出対象に塗布された塗料において複数の変状が生じることを特徴とする変状検出方法。 - 前記脆性を有する塗料に、導電性粒子が混合される
ことを特徴とする請求項1に記載の変状検出方法。 - 前記脆性を有する塗料の塗布面の上に、導電性を有する塗料が塗布された場合、
前記測定するステップは、
前記検出対象において、前記導電性を有する塗料の塗布面の電気抵抗または交流インピーダンスを測定する
ことを特徴とする請求項1に記載の変状検出方法。 - 前記脆性を有する塗料に複数の細長体が混合され、前記複数の細長体の長手方向が、それぞれ所定の方向になるように配設される
ことを特徴とする請求項1に記載の変状検出方法。 - 前記複数の細長体が混合された脆性を有する塗料の第1の塗布面に、複数の細長体が混合された脆性を有する塗料を塗布して第2の塗布面を形成し、
第1の塗布面の細長体の長手方向と、第2の塗布面の細長体の長手方向とが、直行するように配設される
ことを特徴とする請求項4に記載の変状検出方法。 - 構造物の変状を検出する変状検出装置であって、
前記構造物の表面の検出対象において、脆性を有する塗料が塗布された塗布面の電気抵抗または交流インピーダンスの測定値を取得する測定部と、
前記測定部によって取得された前記電気抵抗または交流インピーダンスが、所定値よりも高い場合、前記検出対象において変状が生じていると判定する判定部
を備え、
前記変状は、前記構造物の劣化によって生じる亀裂、ひび、穴および欠落のいずれかであり、
前記検出対象に1つの変状が生じると、前記検出対象に塗布された塗料において複数の変状が生じることを特徴とする変状検出装置。 - コンピュータを、請求項6に記載の変状検出装置として機能させるための変状検出プログラム。
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