JP2018048830A5 - - Google Patents

Description

上記課題を解決するため、本発明の一形態は、所望の試料に対する液体の腐食影響度を判定する腐食影響度判定装置であって、参照電極と、対極と、前記試料と同じ材料よりなる試料極と、測定電極とよりなる電極群と、前記電極群を測定対象となる液体に接触させたときに得られる信号に基づき、前記試料極に流れる電流値を測定する電流測定部と、前記参照電極と前記試料極との電位差を測定する電位差測定部と、前記液体のｐＨ値を測定するｐＨ値測定部と、前記電流測定部より得られる第１の値と、前記電位差測定部より得られる第２の値と、前記ｐＨ値測定部より得られる第３の値に基づいて腐食影響度を判定する判定部とを備える。

Claims (14)

1. 所望の試料に対する液体の腐食影響度を判定する腐食影響度判定装置であって、
   参照電極と、対極と、前記試料と同じ材料よりなる試料極と、測定電極とよりなる電極群と、
   前記電極群を測定対象となる液体に接触させたときに得られる信号に基づき、前記試料極に流れる電流値を測定する電流測定部と、前記参照電極と前記試料極との電位差を測定する電位差測定部と、前記液体のｐＨ値を測定するｐＨ値測定部と、
   前記電流測定部より得られる第１の値と、前記電位差測定部より得られる第２の値と、前記ｐＨ値測定部より得られる第３の値に基づいて腐食影響度を判定する判定部とを備えることを特徴とする腐食影響度判定装置。
2. 測定対象となる液体に接触させる参照電極と、
   前記液体に接触させる対極と、
   前記液体に接触させる試料極と、
   前記液体に接触させる測定電極と、
   前記参照電極を基準電極として当該基準電極と前記試料極との間が所定の電位差となるように前記対極と前記試料極との間の電流を制御して、そのときの電流値を第１の値として測定する電流測定部と、
   前記参照電極を基準電極として前記対極と前記試料極との間に所定の電流を流し、そのときに前記参照電極と前記試料極との間に生じる電位差を第２の値として測定する電位差測定部と、
   前記測定電極によりｐＨ値を第３の値として測定するｐＨ値測定部と、
   前記第１の値、前記第２の値、及び前記第３の値に基づいて前記液体の前記試料極を構成する材料に対する腐食影響度を判定する判定部とを備えることを特徴とする腐食影響度判定装置。
3. 前記参照電極、前記対極、前記試料極、及び前記測定電極は電極支持体に設けられており、各長手方向が前記電極支持体から一方向に延び出していることを特徴とする請求項２に記載の腐食影響度判定装置。
4. 前記試料極は、前記電極支持体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項３に記載の腐食影響度判定装置。
5. 前記判定部は、前記第１の値、前記第２の値、及び前記第３の値に基づいて前記液体の前記腐食影響度を、全面腐食、全面マイクロピット、孔食、及び腐食なしのいずれかとして判定することを特徴とする請求項２〜４のいずれかの一項に記載の腐食影響度判定装置。
6. 前記判定部の判定結果を前記第２の値をＸ軸、前記第１の値をＹ軸、前記第３の値をＺ軸とする３次元相図にして前記判定結果を表示装置に表示する表示処理部を備えることを特徴とする請求項２〜５のいずれかの一項に記載の腐食影響度判定装置。
7. 電極支持体と、
   前記電極支持体に設けられ、測定対象となる液体に接触させる参照電極と、
   前記電極支持体に設けられ、前記液体に接触させる対極と、
   前記電極支持体に設けられ、前記液体に接触させる試料極と、
   前記電極支持体に設けられ、前記液体に接触させる測定電極とを備えることを特徴とするプローブ装置。
8. 前記参照電極、前記対極、前記試料極、及び前記測定電極は、各長手方向が前記電極支持体から一方向に延び出していることを特徴とする請求項７に記載のプローブ装置。
9. 前記試料極は、前記電極支持体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項７又は８に記載のプローブ装置。
10. 測定対象となる液体に接触させる参照電極と、前記液体に接触させる対極と、前記液体に接触させる試料極と、前記液体に接触させる測定電極とを備えるプローブ装置を準備して前記各電極を前記液体に接触させる第１工程と、
    前記第１工程の接触状態を維持したまま、前記参照電極を基準電極として当該基準電極と前記試料極との間が所定の電位差となるように前記対極と前記試料極との間の電流を制御して、そのときの電流値を第１の値として測定する第２工程と、
    前記第１工程の接触状態を維持したまま、前記参照電極を基準電極として前記対極と前記試料極との間に所定の電流を流し、そのときに前記参照電極と前記試料極との間に生じる電位差を第２の値として測定する第３工程と、
    前記第１工程の接触状態を維持したまま、前記測定電極によりｐＨ値を第３の値として測定する第４工程と、
    前記第１の値、前記第２の値、及び前記第３の値に基づいて前記液体の前記試料極を構成する材料に対する腐食影響度を判定する第５工程とを備えることを特徴とする腐食影響度判定方法。
11. 前記第１工程は、前記参照電極、前記対極、前記試料極、及び前記測定電極は電極支持体に設けられており、各長手方向が前記電極支持体から一方向に延び出している前記プローブ装置を準備することを特徴とする請求項１０に記載の腐食影響度判定方法。
12. 前記第１工程は、前記試料極が、前記電極支持体に対して着脱自在である前記プローブ装置を準備することを特徴とする請求項１１に記載の腐食影響度判定方法。
13. 前記第５工程は、前記第１の値、前記第２の値、及び前記第３の値に基づいて前記液体の前記腐食影響度を、全面腐食、全面マイクロピット、孔食、及び腐食なしのいずれかとして判定することを特徴とする請求項１０〜１２のいずれかの一項に記載の腐食影響度判定方法。
14. 前記第５工程の判定結果を前記第２の値をＸ軸、前記第１の値をＹ軸、前記第３の値をＺ軸とする３次元相図にして前記判定結果を表示装置に表示する第６工程を備えることを特徴とする請求項１０〜１３のいずれかの一項に記載の腐食影響度判定方法。