JP6973307B2 - シリコーン粘着グリース組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
1. 下記(A)〜(C)成分を含むシリコーン粘着グリース組成物。
(A)25℃での動粘度が10〜500,000mm2/sであるオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B)スプレードライヤー法で製造されたシリコーンレジンパウダー: 10〜500質量部、
(C)増ちょう剤: 1〜100質量部。
2. (A)成分のオルガノポリシロキサンが、炭素数4〜18の飽和1価炭化水素基及び炭素数1〜10のパーフルオロアルキル基を含まない、直鎖状構造のオルガノポリシロキサンである1記載のシリコーン粘着グリース組成物。
3. (B)成分のシリコーンレジンパウダーの水分含有量が0.5質量%以下であり、溶剤含有量が0.1質量%以下であり、低分子シロキサン含有量が0.1質量%以下である1又は2記載のシリコーン粘着グリース組成物。
4. (B)成分のシリコーンレジンパウダーが、R2 3SiO1/2単位(R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、トリル基から選ばれる基)と、SiO2単位を含み、R2 3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比(R2 3SiO1/2/SiO2)が0.5〜0.95の範囲にあるオルガノポリシロキサンである1〜3のいずれかに記載のシリコーン粘着グリース組成物。
5. (A)25℃での動粘度が10〜500,000mm2/sであるオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B)スプレードライヤー法で製造されたシリコーンレジンパウダー: 10〜500質量部、及び
(C)増ちょう剤: 1〜100質量部
を、3本ロールを使用して混練りするものであるシリコーン粘着グリース組成物の製造方法。
6. (B)成分のシリコーンレジンパウダーの水分含有量が0.5質量%以下であり、溶剤含有量が0.1質量%以下であり、低分子シロキサン含有量が0.1質量%以下である5記載のシリコーン粘着グリース組成物の製造方法。
7. (B)成分のシリコーンレジンパウダーが、R2 3SiO1/2単位(R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、トリル基から選ばれる基)と、SiO2単位を含み、R2 3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比(R2 3SiO1/2/SiO2)が0.5〜0.95の範囲にあるオルガノポリシロキサンを、溶剤を用いて固形分20〜70質量%の範囲に調整し、これをスプレードライヤーにて噴霧させるものである5又は6記載のシリコーン粘着グリース組成物の製造方法。
(A)オルガノポリシロキサン;
(A)成分は、25℃での動粘度が10〜500,000mm2/s、好ましくは30〜10,000mm2/sであるオルガノポリシロキサンである。オルガノポリシロキサンの動粘度が上記下限値より低いとグリースにした時にオイルブリードが出やすくなる。また、上記上限値より大きいと、シリコーン組成物の伸展性が乏しくなるため好ましくない。なお、本発明において、オルガノポリシロキサンの動粘度はオストワルド粘度計で測定した25℃の値である(以下、同じ)。
R1 aSiO(4-a)/2 (1)
(B)成分は、スプレードライヤー法で製造された粉末状のシリコーンレジンパウダーである。ここで用いられるシリコーンレジンは、R2 3SiO1/2単位(R2はメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、トリル基から選ばれる基)<以下、M単位と略記する>と、SiO2単位<以下、Q単位と略記する>を含むオルガノポリシロキサン(シリコーンレジン)をスプレードライヤー法で粉末化したものであることが好ましい。
本発明では、パウダー化させる工程としてスプレードライヤー法を用いることで、これら欠点を克服した。スプレードライヤー法とは、上記オルガノポリシロキサンの溶液、スラリー等の液状原料を噴霧させ、乾燥室中で高温気流と接触させて瞬間的に粉末状に乾燥を行う装置である。この製造工程内で、上記オルガノポリシロキサンの溶液、スラリー等の液状原料を高温下で噴霧させるが、それら噴霧された粒子の比表面積は極めて大きくなることから、効率的に低分子シロキサンや水分、溶剤等が揮発し、除去されるものであり、これにより、他の方法でパウダー化させるよりも、水分含有量、溶剤含有量、低分子シロキサン含有量等が少ないシリコーンレジンパウダーが得られるものである。
(C)成分としての増ちょう剤は、本発明のシリコーン粘着グリース組成物に所望のちょう度を与えるもので、これには従来公知の種々のものを使用することができる。具体的には、アルミニウム、鉛、亜鉛、マンガン、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、ストロンチウム、銅、ビスマス、クロム、鉄、ニッケルなどの金属を含有する炭素数が少なくとも8個の脂肪酸の金属石けん、シリカ、アルミナ、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、ガラス繊維、粘土などの無機質元素の微粒子不活性酸化物、窒化ほう素、アリール尿素、フタロシアニン、インダスレン、ポリ四ふっ化エチレン粉末、グラファイト、カーボンブラックなどが例示される。中でもリチウム石鹸及びシリカが特に好ましい。更にシリカは、必要に応じてオルガノシラン、オルガノシラザン、オルガノポリシロキサン、有機フッ素化合物等により、その表面に疎水化処理を施したものを使用してもよい。
JIS K2220に準拠し、25℃での不混和ちょう度を測定した。表1にその結果を示す。
なお、本発明のシリコーン粘着グリース組成物の耐熱性評価は、150℃の乾燥機にシリコーン粘着グリース組成物を、500mLのガラスビーカーに入れて500時間及び1,000時間放置し、経時でのちょう度変化を測定した(不混和ちょう度の測定は25℃)。不混和ちょう度変化が少ないものは、耐熱性が高く、高温にて安定した粘着性を維持できると判断できる。表1にその結果を示す。
<実施例用シリコーンレジンパウダーB−1の製造方法>
(CH3)3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比が0.85であるシリコーンレジン(数平均分子量2,700)のキシレン70質量%溶液(固形分30質量%)を、スプレードライヤー法を用い(乾燥室入口温度は150℃)、シリコーンレジンパウダーB−1を得た。得られたシリコーンレジンパウダーB−1のカールフィッシャー法により測定した水分含有量は0.3質量%、ヘッドスペース・ガスクロマトグラフィー法による溶剤(キシレン)含有量は0.04質量%、ガスクロマトグラフィー法により測定した低分子シロキサン含有量は0.03質量%であり、かさ密度は0.7g/mLであった。
(CH3)3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比が0.55であるシリコーンレジン(数平均分子量3,100)のトルエン60質量%溶液(固形分40質量%)を、スプレードライヤー法を用い(乾燥室入口温度は110℃)、シリコーンレジンパウダーB−2を得た。得られたシリコーンレジンパウダーB−2のカールフィッシャー法により測定した水分含有量は0.2質量%、ヘッドスペース・ガスクロマトグラフィー法による溶剤(トルエン)含有量は0.03質量%、ガスクロマトグラフィー法により測定した低分子シロキサン含有量は0.02質量%であり、かさ密度は0.6g/mLであった。
CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比が0.95であるシリコーンレジン(数平均分子量3,700)のキシレン40質量%及びIPA30質量%溶液(固形分30質量%)を、スプレードライヤー法を用い(乾燥室入口温度は150℃)、シリコーンレジンパウダーB−3を得た。得られたシリコーンレジンパウダーB−3のカールフィッシャー法により測定した水分含有量は0.2質量%、ヘッドスペース・ガスクロマトグラフィー法による溶剤(キシレン及びIPA)含有量は0.03質量%、ガスクロマトグラフィー法により測定した低分子シロキサン含有量は0.03質量%であり、かさ密度は0.6g/mLであった。
(CH3)3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比が0.85であるシリコーンレジン(数平均分子量2,700)のキシレン70質量%溶液(固形分30質量%)をステンレス容器に入れ、真空乾燥機に投入し、150℃、真空下にて目視にて溶剤が完全になくなるまで揮発させた。得られたシリコーンレジンの固形物をボールミルで粉砕し、シリコーンレジンパウダーB−4を得た。得られたシリコーンレジンパウダーB−4のカールフィッシャー法により測定した水分含有量は0.8質量%、ヘッドスペース・ガスクロマトグラフィー法による溶剤(キシレン)含有量は0.15質量%、ガスクロマトグラフィー法により測定した低分子シロキサン含有量は0.2質量%であり、かさ密度は0.7g/mLであった。
粘度が1,000mm2/sのジメチルシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン)100gに、シリコーンレジンパウダーB−1を85g、(C6H5)2Si(OH)2で表面処理したシリカ40gを加えて、プラネタリーミキサーで15分間混合後、3本ロールで混練りしたところ、ちょう度(不混和)が270のシリコーン粘着グリース組成物が得られた。
粘度が1,000mm2/sで、フェニル基含有量が5モル%であるメチルフェニルシリコーンオイル(メチルフェニルポリシロキサン)100gに、シリコーンレジンパウダーB−2を200g、(C6H5)2Si(OH)2で表面処理したシリカ10gを加えて、プラネタリーミキサーで15分間混合後、3本ロールで混練りしたところ、ちょう度(不混和)が190のシリコーン粘着グリース組成物が得られた。
粘度が3,000mm2/sで、フェニル基含有量が5モル%であるメチルフェニルシリコーンオイル(メチルフェニルポリシロキサン)100gに、シリコーンレジンパウダーB−3を60g、ヘキサメチルジシラザンで表面処理したシリカ50gを加えて、プラネタリーミキサーで15分間混合後、3本ロールで混練りしたところ、ちょう度(不混和)が320のシリコーン粘着グリース組成物が得られた。
粘度が1,000mm2/sのジメチルシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン)100gに、シリコーンレジンパウダーB−4を85g、(C6H5)2Si(OH)2で表面処理したシリカ40gを加えて、プラネタリーミキサーで15分間混合後、3本ロールで混練りしたところ、ちょう度(不混和)が290のシリコーン粘着グリース組成物が得られた。
Claims (2)
- (A)25℃での動粘度が10〜500,000mm2/sであるオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)R 2 3 SiO 1/2 単位(R 2 はメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、アリル基、フェニル基、トリル基から選ばれる基)と、SiO 2 単位を含み、R 2 3 SiO 1/2 単位とSiO 2 単位とのモル比(R 2 3 SiO 1/2 /SiO 2 )が0.5〜0.95の範囲にあるオルガノポリシロキサンを、溶剤を用いて固形分20〜70質量%の範囲に調整し、これをスプレードライヤーにて噴霧させたシリコーンレジンパウダー:10〜500質量部、及び
(C)増ちょう剤:1〜100質量部
を、3本ロールを使用して混練りする工程を含むシリコーン粘着グリース組成物の製造方法。 - (B)成分のシリコーンレジンパウダーの水分含有量が0.5質量%以下であり、溶剤含有量が0.1質量%以下であり、低分子シロキサン含有量が0.1質量%以下である請求項1記載のシリコーン粘着グリース組成物の製造方法。
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