JP6971954B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、流路体ユニットを有する熱交換器に関する。
熱交換器を有する装置として、例えば、バーナーから発生した燃焼ガスにより水を温めるガス給湯器が知られている。
従来より熱交換効率を向上させるため、伝熱フィン構造の1次熱交換器には高価な銅材が採用されている。熱交換効率を更に向上させるため、潜熱回収用のステンレス鋼板の2次熱交換器を重ねて追加配置したものがある。例えば、このようなガス給湯器として、燃焼ガスの上流側に配置された1次熱交換器と、この1次熱交換器を通過した燃焼ガスが流される2次熱交換器と、を有するものがある。ガス給湯器に用いられる熱交換器に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
図11には、特許文献1に開示された技術が模式的に示されている。熱交換器100は、1次熱交換器200と、この1次熱交換器200の上方に配置された2次熱交換器300と、この2次熱交換器300に接続された給水管400と、を有する。
1次熱交換器200は、上下方向に配置された2層の流路体ユニット201、202と、これらの2つの流路体ユニット201、202を収納する収納ケース203と、を有する。流路体ユニット201、202は、層状に配置された複数枚のフィン204(一部のフィンのみ図示)を有する。フィン204は、通過する燃焼ガスの熱を受け、流路体ユニット201、202へ伝熱させる。そのため、熱伝導率の優れた銅材が採用されている。
同様に、2次熱交換器300は、上下方向に層状に配置された5層の流路体ユニット301〜305と、これらの流路体ユニット301〜305を収納する収納ケース306と、を有する。2次熱交換器300では潜熱回収により酸性の凝縮水が発生する。そのため、耐食性の優れたステンレス鋼板が採用されている。
燃焼ガスは、送風機により1次熱交換器200の収納ケース203内に導入される。収納ケース203を通過した燃焼ガスは、さらに、2次熱交換器300の収納ケース306を通過して、排出される。
給水管から供給された水は、2次熱交換器300の流路体ユニット301〜305内を流れ、周囲を流れる燃焼ガスの熱により温められる。
温められた水は、2次熱交換器300から1次熱交換器200の流路体ユニット201、202に導入される。2次熱交換器300と同様の作用により、温水は、1次熱交換器200にて、設定温度に適した温度まで温められ、外部に供給される。
特開2014−137208号公報
1次熱交換器200の流路体ユニット201は、互いに平行に配置された4本の配管205a〜205dと、隣接する配管205a〜205dの端部を接続する2つのU字状の接続管206、207と、を有する。
配管205a〜205dには、複数枚のフィン204が接合されている。さらに、配管205aの端部と、配管205bの端部は、それぞれ、接続管206に接合される。同様に、配管205c、205dは、接続管207に接合されている。例えば、配管の数が増加すると、必要な接続管の数も増加し、コストが嵩む。
そこで、コストを抑えて熱交換器100を製造することが望ましいが、上記の通り、1次熱交換器200には高価な銅材が採用され、2次熱交換器300には、凝縮水への耐食性を考慮し、ステンレス鋼板が採用されている。熱交換器100は、互いに素材の異なる別体の1次熱交換器200及び2次熱交換器300から構成されており、簡素な構成とすることは難しい。
本発明は、簡素な構成の流路体ユニットを有する熱交換器の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、複数の流路体ユニットによって構成され、バーナーから生成される第1の流体の熱を第2の流体に移動可能な熱交換器において、
各々の前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重なり合っている第2の板材と、から構成され、
前記第1の板材は、前記第2の板材側に開放した複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間を延びている複数の第1の平坦部と、を有し、
前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向して開放した複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間を延びている複数の第2の平坦部と、を有し、
前記複数の第1の平坦部と、前記複数の第2の平坦部とは、互いに接合可能であり、
前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とによって、前記第2の流体の流路となる複数の筒部が構成され、
前記複数の流路体ユニットは、互いの面同士が隙間を有して横配列されることにより、一体化された集合体を構成し、
複数の前記隙間は、前記第1の流体の流路を構成しており、
互いに隣接している2つの前記流路体ユニットのなかの、
一方の前記流路体ユニットを構成する前記第1の板材と、他方の前記流路体ユニットを構成する前記第2の板材とは、それぞれ、前記第1の流体が流れる方向に沿う端部を有し、
これらの端部は、連続的に接合しており、
前記一方の流路体ユニットを構成する前記第1の板材の前記端部は、前記他方の流路体ユニットへ向かって膨出している第1の膨出部を有し、
前記他方の流路体ユニットを構成する前記第2の板材の前記端部は、前記一方の流路体ユニットへ向かって膨出している第2の膨出部を有し、
これらの第1の膨出部の外面と第2の膨出部の外面とは、互い違いに組み合っている、ことを特徴とする熱交換器が提供される
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記集合体の側面には、さらに、側壁ユニットが横配列され、
この側壁ユニットは、前記集合体側の第3の板材と、この第3の板材に重なり合っている第4の板材と、を有し、
第3の板材は、複数の第3の半筒部と、複数の前記第3の半筒部の間に延びる第3の平坦部と、を有し、
第4の板材は、平板状を呈し、
前記複数の第3の平坦部は、前記第4の板材に接合可能であり、
前記第3の半筒部と前記第4の板材とに囲まれる領域は、前記第2の流体の流路を構成している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、各々の前記流路体ユニットは、前記第1の膨出部の内面と、前記第2の膨出部の内面と、によって形成された閉鎖空間を有し、
この閉鎖空間は、前記筒部の内部と連通している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、互いに隣接している2つの前記流路体ユニットのなかの、一方の前記流路体ユニットを構成する前記第1の板材と、他方の前記流路体ユニットを構成する前記第2の板材とは、各々の下端が互いに重なり合って接合されて、前記第1の流体から生成される凝縮水を受ける受け部を構成しており、
前記第1の板材、又は、前記第2の板材は、前記受け部より上方に、前記第1の流体が通過可能な通気穴を有している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記集合体には、前記第1の流体の導入口及び排出口を囲うフランジが設けられており、各々の前記フランジは、2つのU字状の半体からなり、
各々の前記半体は、前記流路体ユニットの横配列方向に延びる、互いに平行な2つの直線部を有し、
各々の前記直線部同士の先端は、重なり合うと共に接合されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、各々の前記流路体ユニットは、前記第2の流体を前記筒部に導入するための導入穴を有しており、
前記集合体には、前記流路体ユニットの横配列方向に延びて、前記第2の流体の最も上
流側の前記流路体ユニットの前記導入穴を貫通して、最も下流側の前記流路体ユニットの導入穴まで到達している、導入管が設けられ、
この導入管の側面は、各々の前記導入穴と連通して前記第2の流体を各々の前記流路体ユニットに分配する開口部を有している。
請求項1では、流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなる。第1の板材は、複数の第1の半筒部と、その間を延びている複数の第1の平坦部と、を有している。第2の板材は、複数の第2の半筒部と、その間を延びている複数の第2の平坦部と、を有している。第1の平坦部と第2の平坦部とは、互いに接合可能。第1の半筒部と、第2の半筒部とは、第1の流体が流れる筒部を構成している。
即ち、2枚の板材の対向面にそれぞれ半筒部を設け、平坦部を互いに接合することにより、筒部が構成される。配管や接続管を用いずに、2枚の板材の組み合わせのみで流路体ユニットを構成することができる。そのため、熱交換器を簡素に構成できる。
加えて、複数の流路体ユニットは、互いの面同士が隙間を有して横方向に配列されることにより、一体化された集合体を構成している。給湯器サイズを大型化すると、通常バーナーにより加熱される面の面積は横方向へ拡大することとなる。そのため、横方向に配列された流路体ユニットの数を調整することにより、給湯器サイズの拡大に対応させることができる。
加えて、流路体ユニットを構成している第1の板材と、この第1の板材と隙間を有して隣接している第2の板材とは、それぞれ、第1の流体が流れる方向に沿う端部を有し、これらの端部は、連続的に接合している。これにより、第1の板材と第2の板材との間の隙間を通過する第1の流路が側方から漏れることを防止できる。即ち、第1の板材、第2の板材の端部が壁部の一部を構成しているため、第1の流体が側方から漏れることを防ぐための壁面を別個に設ける必要はない。熱交換器を構成する部品点数を抑えることができる。
加えて、第1の板材の端部は、第1の膨出部を有し、第2の板材の端部は、第2の膨出部を有している。これらの第1の膨出部の外面と第2の膨出部の外面とは、互い違いに組み合っている。そのため、一の流路体ユニットに他の流路体ユニットに組み付ける際に、互いに対向している第1の膨出部と第2の膨出部とが組み合う。他の流路体ユニットを所定の位置に確実に組み付けることができる。
請求項2では、側壁ユニットは、第3の半筒部を有する第3の板材と、平板状の第4の板材とを有している。第3の半筒部と第4の板材とに囲まれる領域は、第2の流体の流路を構成している。第4の板材の内面は、第2の流体と接触している。そのため、第4の板材は第2の流体により冷却され、壁面が高温化することを抑制できる。加えて、第4の板材は平板状を呈している。流路体ユニットを側壁ユニットとして採用する場合と比較すると、熱交換器を小型化できる。
請求項では、各々の流路体ユニットは、第1の膨出部の内面と、第2の膨出部の内面と、によって形成された閉鎖空間を有している。この閉鎖空間は、筒部の内部と連通している。即ち、閉鎖空間は、第2の流路の一部を構成している。閉鎖空間を構成している第1の膨出部と第2の膨出部とは、壁部を構成している。そのため、第2の流体を流路体ユニットの隅にまで流すことができる。集合体内を流れる第2の流体の容量を大きくすることができる。
請求項では、一方の流路体ユニットを構成する第1の板材と、他方の流路体ユニットを構成する第2の板材とは、とは、各々の下端が互いに重なり合って接合されて、第1の流体から生成される凝縮水を受ける受け部を構成している。即ち、第1の板材、第2の板材の一部が受け部を構成しているため、凝縮水を外部に排出する部品を集合体に取り付ける必要はない。部品点数を抑制して熱交換器を構成できる。
請求項では、集合体には、第1の流体の導入口及び排出口を囲うフランジが設けられている。このフランジは、2つのU字状の半体からなり、各々の半体は、前記横配列方向に延びる互いに平行な2つの直線部を有し、各々の直線部同士の先端は、重なり合うと共に接合されている。そのため、直線部の重なり合う長さを調整することにより、フランジの横配列方向の寸法を集合体の寸法に合わせることができる。さらに、例えば、フランジと一体に蓋を形成すれば、蓋及びフランジの横配列方向の寸法を集合体の寸法に合わせることもできる。
請求項では、集合体には、第2の流体の最も上流側の流路体ユニットの導入穴を貫通して、最も下流側の流路体ユニットの導入穴まで到達している、導入管が設けられている。この導入管の側面は、各々の導入穴と連通して第2の流体を各々の流路体ユニットに分配する開口部を有している。即ち、導入管から各々の流路体ユニットへ、第2の流体を直接に導入できる。さらに、開口部の形状、大きさ、個数などを変更して、開口部の面積を変更することにより、導入管から各々の流路体ユニットへの第2の流体の分配比率を調整することができる。即ち、第2の流体の最適な導入流量を設定できる。
実施例による熱交換器の斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 第1の流路体ユニット及び第2の流路体ユニットの斜視図である。 第1の流路体ユニットの分解斜視図である。 第1の流路体ユニットと第2の流路体ユニットの端部について説明する図である。 第1の流路体ユニットと第2の流路体ユニットの端部の組み付け及び接合について説明する図である。 図7(a)は、図6の7(a)−7(a)線断面図である。図7(b)は、図7(a)に示された流路体ユニットの下部の斜視図である。 側壁ユニットの斜視図である。 図9(a)は、図8に示された側壁ユニットの第1の直線部の先端について説明する図である。図9(b)は、第1の直線部と第2の直線部との接合について説明する図である。 図10(a)は、第1の流路体ユニットに差し込まれた導入管について説明する図である。図10(b)は、導入管から各々の流路ユニットへ流れる第1の流体について説明する図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中Frは前、Rrは後、Upは上、Dnは下、Riは右、Leは左を示している。さらに、Usは上流、Dsは下流を示している。
<実施例>
図1には、実施例による給湯器10(熱交換器)が示されている。給湯器10は、燃焼ガス(第1の流体)を発生させるバーナー11と、バーナー11の直上に置かれ熱交換を行う本体12と、本体12に水(第2の流体)を導入する導入管13と、温められた水を外部に供給する供給管14と、燃焼ガスから生成される凝縮水を排出する排出管15と、本体12を通過した燃焼ガスを排出する排出穴16aを有する蓋16と、からなる。
バーナー11から送り込まれる燃焼ガスは(矢印(1)参照)、本体12内を通過して、排出穴16aから排出される(矢印(2)参照)。導入管13から導入された水は(矢印(3)参照)、本体12内を通過することにより温められ、供給管14から外部へ供給される(矢印(4)参照)。
図2を参照する。本体12は、ステンレス鋼板で製造されており、10個の第1の流路体ユニット20と10個の第2の流路体ユニット30とが交互に横方向(前後方向)に配列されることにより構成されている集合体18と、この集合体18の前面側に横配列された前壁ユニット80(側壁ユニット80)と、集合体18の後面側に配列された後壁ユニット90(側壁ユニット90)とが、一括でロウ付けされることにより、構成されている。
図2及び図3を参照する。次に、集合体18を構成する第1、第2の流路体ユニット20、30の説明をする。第1の流路体ユニット20は、導入管13が差し込まれた導入穴21aを有する導入部21と、導入穴21aと連通して内部を水が流れる蛇行部22と、隣接する第2の流路体ユニット30と連通可能な連通穴23aを有する連通部23と、後述する供給穴34の縁が組み付けられる組付け穴24と、凝縮水の排出管15(図1参照)と連通可能な排出部25と、下側の角から下方に延びる2つの下延出部20a、20aと、上側の角から上方に延びる2つの上延出部20b、20bと、を有する。
第2の流路体ユニット30は、導入管13が差し込まれた導入穴31aを有する導入部31と、導入穴31aと連通して内部を水の流路となる蛇行部32と、第1の流路体ユニット20の第2の連通穴51cの縁(図4参照)を差し込み可能であって、第2の連通穴51cから流れ込む水と、蛇行部22を通過した水とが流れ込む合流穴33aとを有する合流部33と、合流した水の出口となる供給穴34と、凝縮水の排出管15(図1参照)と連通可能な排出部35と、からなる。
図3及び図4を参照する。第1の流路体ユニット20は、第1の板材40と、この第1の板材に重なり合っている第2の板材50と、から構成されている。第1の板材40と、第2の板材50とは、それぞれ、プレス加工により形成され、以下の部位を有している。
第1の板材40は、導入部21の半体を構成する第1の導入部41aと、蛇行部22の半体を構成する第1の蛇行部42と、連通部23の半体を構成する第1の連通部41bと、第1の連通部41bに空けられた第1の連通穴41cと、排出部25の半体を構成する第1の排出部41dと、を有している。
第1の蛇行部42は、互いに平行に左右方向に延びる6つの第1の半筒部43と、第1の板材40の右端部40aに形成された3つの右膨出部44と、第1の板材40の左端部40bに形成された2つの左膨出部45と、を有している。
第1の導入部41aと、第1の半筒部43と、右膨出部44と、左膨出部45と、第1の連通部41bは、一体に形成されている。第1の半筒部43は、第2の板材50側に開放している。右膨出部44と、左膨出部45とは、第2の板材50と反対側に膨出している。
各々の第1の右膨出部44は、第1の右膨出部44aと、第1の右膨出部44aの上部に形成され第1の右膨出部44aよりも大きく膨出した第1の右膨出部44bと、からなる。各々の第1の左膨出部45は、第1の左膨出部45aと、第1の左膨出部45aの上部に形成され第1の左膨出部45aよりも大きく膨出した第1の左膨出部45bと、からなる。
第1の板材40は、互いに隣接する第1の半筒部43の間に、5つの第1の平坦部46を有している。第1の平坦部46は、第1の板材40のなかのプレス加工されていない部位の一部といえる。
最も下に位置している第1の半筒部43の下方には、燃焼ガスが通過可能な第1の通気穴47が形成されている。
第2の板材50は、導入部21の半体を構成する第2の導入部51aと、蛇行部22の半体を構成する第2の蛇行部52と、連通部23の半体を構成する第2の連通部51bと、第2の連通部51bに空けられた第2の連通穴51cと、排出部25の半体を構成する第2の排出部51dと、を有している。
第2の蛇行部52は、互いに平行に左右方向に延びる6つの第2の半筒部53と、第2の板材50の右端部50aに形成された3つの右膨出部54と、第2の板材50の左端部50bに形成された2つの左膨出部55と、を有している。
第2の導入部51aと、第2の半筒部53と、右膨出部54と、左膨出部55と、第2の連通部51bは、一体に形成されている。第2の半筒部53は、第1の板材40側に開放している。右膨出部54と、左膨出部55とは、第1の板材40と反対側に膨出している。
各々の第2の右膨出部54は、第2の右膨出部54aと、第2の右膨出部54aの上部に形成され第2の右膨出部54aよりも大きく膨出した第2の右膨出部54bと、からなる。各々の第2の左膨出部55は、第2の左膨出部55aと、第2の左膨出部55aの上部に形成され第2の左膨出部55aよりも大きく膨出した第2の左膨出部55bと、からなる。
第2の板材50は、互いに隣接する第2の半筒部53の間に、5つの第2の平坦部56を有している。第2の平坦部56は、第2の板材50のなかの加工されていない部位の一部といえる。
最も下に位置している第2の半筒部53の下方には、燃焼ガスが通過可能な第2の通気穴57が形成されている。
第2の流路体ユニット30(図3参照)の基本的な構成は、第1の流路体ユニット20と同一である。第2の流路体ユニット30を構成する第1の板材60及び第2の板材70についての詳細な説明は省略する。
図5、図6(a)及び図6(b)を参照する。次に、第1の流路体ユニット20と第2の流路体ユニット30との組付け及び接合について説明する。第1の流路体ユニット20を構成する第2の板材50の右端部50aと、第2の流路体ユニット30を構成する第1の板材60の右端部60aは、連続的に接合されている。
第1の流路体ユニット20の右端部50aに形成された第2の膨出部54は、第2の流路体ユニット30に向かって膨出している。第2の流路体ユニット30の右端部60aに形成された第1の膨出部64は、 第1の流路体ユニット20に向かって膨出している。第1の膨出部64の外面64cと第2の膨出部54の外面54cとは、互い違いに組み合っている。
図6(a)を参照する。詳細には、第1の右膨出部64aは、第2の右膨出部54aと重なっている。第1の右膨出部64bは、第2の平坦部56と重なっている。第1の平坦部66は、第2の膨出部54bと重なっている。
図6(a)及び図6(b)を参照する。第1の流路体ユニット20は、第1の膨出部44の内面44dと、第2の膨出部54の内面54dと、によって形成された第1の閉鎖空間V1を有している。第2の流路体ユニット30は、第1の膨出部64の内面64dと、第2の膨出部74の内面74dと、によって形成された第2の閉鎖空間V2を有している。
なお、本体12(図1参照)の左端部は、上記の構成と同一の構成である。説明は省略する。
図6(b)、図7(a)を参照する。第1の板材40の第1の平坦部46と、第2の板材50の第2の平坦部56とは、互いに接合されている。第1の半筒部43と、第2の半筒部53とによって、水の流路となる第1の筒部27が構成されている。各々の第1の筒部27は、菱形状を呈している。第1の筒部27の形状は、第1の筒部27の内部を流れる流体の圧力に応じて、適宜変更することができる。
第1の筒部27は、第1の閉鎖空間V1と連通している。即ち、第1の筒部27の内部を流れる水は、第1の閉鎖空間V1で折り返され、下方に位置している第1の筒部27に流れ込む(矢印(5)参照)。
第2の流路体ユニット30も同様である。第2の板材60の第1の平坦部66と、第2の板材70の第2の平坦部76とは、互いに接合されている。第1の半筒部63と、第2の半筒部73とによって、水の流路となる第2の筒部37が構成されている。第2の筒部37は、菱形状を呈している。
第2の筒部27は、第2の閉鎖空間V2と連通している。即ち、第2の筒部37の内部を流れる水は、第2の閉鎖空間V2で折り返され、下方に位置している第2の筒部37に流れ込む。
第1の流路体ユニット20と、第2の流路体ユニット30とが互いに組み付けられた状態において、第2の板材50と第1の板材60との間には、燃焼ガスの流路となる隙間Dが形成されている。
第1の筒部27と、第2の筒部37とは、千鳥状に位置している。詳細には、第2の板材50の平坦部56と、第1の板材60の第1の半筒部63とが、それぞれ対向している。
図7(b)を参照する。第1の板材60の最も下の第1の半筒部63は、第1の平坦部66と略直交して水平方向(横配列方向)に延びている水平部63aと、この水平部63aの端部から下方に延びている鉛直部63bと、を有している。鉛直部63bと、第2の板材50の下端50cとは、互いに接合されることにより、凝縮水を受ける受け部28を構成している。受け部28は、排出部25(図3参照)と連通している。
水平部63aは、左から右へ(図7(a)の紙面奥から手前)向かうに連れてわずかに、例えば、1度〜5度程度、下方に傾斜している。第2の通気穴57は、鉛直部63b(接合された部位)よりも上に位置している。
図2及び図8を参照する。前壁ユニット80は、集合体18側の第3の板材81と、この第3の板材81に重なり合っている第4の板材82と、からなる。なお、第3の板材81の形状は、第1の流路体ユニット20を構成する第1の板材40(図3参照)の形状と同一であるが、便宜上、別の符号を付す。
第3の板材81は、6つの第3の半筒部81aと、5つの第3の平坦部81bと、を有している。第3の平坦部81bは、第4の板材82に接合されている。第3の半筒部81aと第4の板材82とに囲まれる領域Rは、水の流路を構成している。第4の板材82は、供給管14(図1参照)と接続する接続穴82aを有している。
第4の板材82は、U字状の第1の上フランジ半体83、第1の下フランジ半体84と、を有している。第1の上フランジ半体83は、第4の板材82の上部に一体に形成された第1の底部83aと、第1の底部83aの両端から後方(横配列方向)に延びる互いに平行な2つの第1の右直線部83b、第1の左直線部83cを有している。
第1の下フランジ半体84は、第4の板材82の下部に一体に形成された第1の底部84aと、第1の底部84aの両端から後方(横配列方向)に延びる互いに平行な2つの第1の右直線部84b、第1の左直線部84cを有している。
後壁ユニット90は、集合体18側の第3の板材91と、この第3の板材91に重なり合っている第4の板材92と、からなる。なお、第3の板材91の形状は、第2の流路体ユニット30を構成する第2の板材70(図3参照)の形状と同一であるが、便宜上、別の符号を付す。
第3の板材91は、6つの第3の半筒部91aと、5つの第3の平坦部91bと、を有している。第3の平坦部91bは、第4の板材92に接合されている。第3の半筒部91aと第4の板材92とに囲まれる領域Rは、水の流路を構成している。
第4の板材92は、U字状の第2の上フランジ半体93、第2の下フランジ半体94と、を有している。第2の上フランジ半体93は、第4の板材92の上部に一体に形成された第2の底部93aと、第2の底部93aの両端から後方(横配列方向)に延びる互いに平行な2つの第1の右直線部93b、第2の左直線部93cを有している。また、第4の板材92は、凝縮水の排出管15(図1参照)と接続する接続穴92bが形成されている。
第2の下フランジ半体94は、第4の板材92の下部に一体に形成された第2の底部94aと、第2の底部94aの両端から後方(横配列方向)に延びる互いに平行な2つの第2の右直線部94b、第2の左直線部94cを有している。
第1の上フランジ半体83と、第2の上フランジ半体93とは、燃焼ガスの導入口12bを囲む矩形状の上フランジ85を構成している。上フランジ85は、蓋16の周縁部16bに重ね合わすことが可能である。
第1の下フランジ半体84と、第2の下フランジ半体94とは、燃焼ガスの排出口12aを囲む矩形状の下フランジ95を構成している。下フランジ95は、バーナー11の縁部に重ね合わすことが可能である。
集合体18には、第1、第2の流路体ユニット20、30の横配列方向(前後方向)に延びている導入管13が設けられている。詳細には、第4の板材92は、平板状を呈しており、導入管13を差し込み可能な差し込み穴92aが形成されている。導入管13は、後壁ユニット90の差し込み穴92aを貫通して、前壁ユニット80の第3の板材81の導入穴81dまで到達している。
図9(a)を参照する。第1の左直線部83cは、L字状を呈しており、第1の流路体ユニット20の上延出部20b(図3参照)と当接可能な側面部86と、側面部86の上端から水平方向に延びる上面部87と、からなる。
側面部86の先端には、段差状に形成された第1の段差部86aが形成されている。同様に、上面部87の先端には、段差状に形成された第2の段差部87aが形成されている。各々の段差の寸法は、第1の左直線部83cの板厚に略等しい。
図9(b)を参照する。第1の段差部86aは、第2の左直線部93cの側面部96と重なっている。第2の段差部87aは、第2の左直線部93cの上面部97と重なっている。重なり合った状態において、第1の左直線部83cと、第2の左直線部93cとは、面一となっている。
図10(a)を参照する。導入管13の側面13aは、水の下流側(Ds)の端部13bから上流側(Us)へ向かって切り欠かれた切り欠き部13c(開口部13c)を有している。切り欠き部13cの幅Wは、水の下流側から上流側へ向かうに連れて広く設定されている。
次に、実施例の効果について説明する。
図4及び図7aを参照する。第1の流路体ユニット20は、第1の板材40と、この第1の板材40に重ね合わされている第2の板材50と、からなる。第1の板材40は、6つの第1の半筒部43と、その間を延びている5つの第1の平坦部46と、を有している。第2の板材50は、6つの第2の半筒部53と、その間を延びている5つの第2の平坦部56と、を有している。第1の平坦部46と第2の平坦部56とは、互いに接合可能である。第1の半筒部43と、第2の半筒部53とは、水が流れる第1の筒部27を構成している。
即ち、2枚の板材40、50の対向面にそれぞれ半筒部43、53を設け、平坦部46、56を互いに接合することにより、筒部27が構成される。配管や接続管を用いずに、2枚の板材40、50のみで第1の流路体ユニット20を構成することができる。第2の流路体ユニット30も同様の構成である。そのため、給湯器10を簡素に構成できる。
図2を参照する。加えて、第1、第2の流路体ユニット20、30は、互いの面同士が隙間Dを有して横方向(前後方向)に配列されることにより、一体化された集合体18を構成している。通常、バーナー11の出力を大きくすると、バーナー11のサイズは、横方向に大きくなる。そのため、横方向に配列された第1,第2の流路体ユニット20、30の数を調整することにより、バーナー11の出力に応じた集合体18を構成できる。
図7(a)及び図7(b)を参照する。第2の流路体ユニット30を構成する第1の板材60の最も下の第1の半筒部63は、第1の平坦部66と略直交して水平方向(前後方向、横配列方向)に延びている水平部63aと、この水平部63aの端部から下方に延びている鉛直部63bと、を有している。鉛直部63bと、第1の流路体ユニット20の第2の板材50の下端とは、互いに接合されることにより、熱交換時に生成される凝縮水を受ける受け部28を構成している。
即ち、隙間Dを有して対向している第1の板材60、第2の板材50の一部が受け部28を構成しているため、凝縮水を外部に排出する部品を集合体18に取り付ける必要はない。部品点数を抑制して給湯器10を構成できる。
図5、図6(a)及び図6(b)を参照する。第1の流路体ユニット20の第2の板材50の右端部50aと、第2の流路体ユニット30の第1の板材60の右端部60aは、連続的に接合されている。これにより、第1の板材60と第2の板材50との間の隙間D(図7参照)を通過する燃焼ガスが側方(左右方向)から漏れることを防止できる。即ち、第1の板材60、第2の板材50の左右の端部が壁部の一部を構成しているため、燃焼ガスが側方から漏れることを防ぐための壁部を別個に設ける必要はない。給湯器10を構成する部品点数を抑えることができる。
右端部60aに形成された第1の右膨出部64の外面64cと、右端部50aに形成された第2の右膨出部54の外面54cとは、互い違いに組み合っている。詳細には、第1の右膨出部64aは、第2の右膨出部54aと重なっている。第1の右膨出部64bは、第2の平坦部56と重なっている。第1の平坦部66は、第2の右膨出部54bと重なっている。そのため、第2の流路体ユニット30と、第1の流路体ユニット20とを組み付ける際に、互いに対向している第1の右膨出部64と、第2の右膨出部54とが組み合う。第1、第2の流路体ユニット20、30を所定の位置に確実に組み付けることができる。
図6(a)、図6(b)を参照する。第1の流路体ユニット20は、第1の右膨出部44の内面44dと、第2の右膨出部64の内面54dと、によって形成された第1の閉鎖空間V1を有している。第1の筒部27は、第1の閉鎖空間V1と連通している。即ち、第1の閉鎖空間V1は、水の流路の一部を構成している。上記の通り、第1の閉鎖空間V1を構成している第1の右膨出部44と第2の右膨出部54は、第1の流路体ユニット20のなかの右端に形成されている。そのため、水を第1の流路体ユニット20の右端にまで流すことができる。集合体18(図3参照)内を流れる水の容量を大きくすることができる。第2の流路体ユニット30も同様の効果を奏する。説明は省略する。
図2及び図8を参照する。前壁ユニット80は、集合体18側の第3の板材81と、この第3の板材81に重なり合っている第4の板材82と、からなる。第3の平坦部81bは、第4の板材82に接合されている。第3の半筒部81aと第4の板材82とに囲まれる領域Rは、水の流路を構成している。側壁となる第4の板材82の内面は、水と接触しているため、冷却される。さらに、第4の板材82は平板状を呈している。第1、第2の流路体ユニット20、30を前壁ユニット80として採用する場合と比較すると、本体12を小型化できる。
図9(a)及び図9(b)を参照する。側面部86の先端には、段差状に形成された第1の段差部86aが形成されている。同様に、上面部87の先端には、段差状に形成された第2の段差部87aが形成されている。第1の段差部86aは、第2の左直線部93cの側面部96と重なっている。第2の段差部87aは、第2の左直線部93cの上面部97と重なっている。重なり合った状態において、第1の左直線部83cと、第2の左直線部93cとは、面一となっている。第1の右直線部83bは、第1の段差部86a、第2の段差部87aに相当する部位を有する。説明は省略する。そのため、第1の左直線部83cと第2の左直線部93cの重なり合う長さを調整することにより、上フランジ85(図8参照)の横配列方向(前後方向)の寸法を集合体18(図2参照)に合わせることができる。
図10(a)を参照する。導入管13の側面13aは、水の下流側(Ds)の端部13bから上流側(Us)へ向かって切り欠かれた切り欠き部13cを有している。そのため、導入管13から第1、第2の流路体ユニット20、30へ、水を直接に導入できる。
図10(b)を参照する。加えて、切り欠き部13cの幅Wは、水の下流側から上流側へ向かうに連れて広く設定されている。そのため、切り欠き部13cから各々の第1、第2の流路体ユニット20、30に導入される水の流量は略均一となる(矢印(7)参照)。
なお、切り欠き部13cに代えて、側面に複数の穴を断続的に形成してもよい即ち、導入管の側面に形成され、各々の導入穴と連通して水を各々の流路体ユニットに分配する機能を有する開口部であれば、その形状、大きさ、個数などは問わない。開口部の面積を変更することにより、例えば、導入管に導入される水の流量やバーナーの火力に応じて、水の分配比率を調整することができる。即ち、各々の流路体ユニットに対して、最適な導入流量を設定できる。
本発明は、作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明の熱交換器は、家庭において用いられる給湯器に好適である。
10‥給湯器(熱交換器)
11‥バーナー
12‥本体、12a‥排出口、12b‥導入口
13‥導入管、13a‥側面、13b‥端部、13c‥切り欠き部
16‥蓋、16a‥排出穴、16b‥周縁部、17‥集合体
20‥第1の流路体ユニット、20b‥上延出部
21‥導入部、21a‥導入穴
22‥蛇行部
23‥連通部、23a‥連通穴
25‥排出部
26‥第1の閉鎖空間
27‥第1の筒部
28‥受け部
30‥第2の流路体ユニット
31‥導入穴
32‥蛇行部
33‥合流部
34‥供給穴
35‥排出部
36‥第2の閉鎖空間
37‥第2の筒部
40‥第1の板材、40a‥右端部、40b‥左端部
41a‥第1の導入部、41b‥第1の連通部、41c‥第1の連通穴、41d‥第1の排出部
42‥第1の蛇行部
43‥第1の半筒部
44‥第1の右膨出部
45‥第1の左膨出部
46‥第1の平坦部
47‥第1の通気穴
50‥第2の板材、50a‥右端部、50b‥左端部
51a‥第2の導入部、51b‥第2の連通部、51c‥第2の連通穴、
51d‥第2の排出部
52‥第2の蛇行部
53‥第2の半筒部
54‥第2の右膨出部
55‥第2の左膨出部
56‥第2の平坦部
57‥第2の通気穴
60‥第1の板材、60a‥右端部
63‥第1の半筒部
64‥第1の右膨出部
66‥第1の平坦部
70‥第2の板材、73‥第2の半筒部、76‥第2の平坦部
80‥前壁ユニット
81‥第3の板材
81a‥第3の半筒部
81b‥第3の平坦部
82‥第4の板材
82a‥接続穴
83‥第1の上フランジ半体、83a‥第1の底部、83b‥第1の右直線部、83c‥第1の左直線部
84‥第1の下フランジ半体、84a‥第1の底部、84b‥第1の右直線部
84c‥第1の左直線部、
85‥上フランジ
86‥側面部、86a‥第1の段差部
87‥上面部、87a‥第2の段差部
90‥後壁ユニット
91‥第3の板材、91a‥第3の半筒部、91b‥第3の平坦部
92‥第4の板材
92a‥差し込み穴
93‥第2の上フランジ半体、93a‥第2の底部、93b‥第2の右直線部、93c‥第2の左直線部
94‥第2の下フランジ半体、94a‥第2の底部、94b‥第2の右直線部、94c‥第2の左直線部
95‥上フランジ
96‥側面部
97‥上面部
D‥隙間
V1、V2‥閉鎖空間
R‥領域

Claims (6)

  1. 複数の流路体ユニットによって構成され、バーナーから生成される第1の流体の熱を第2の流体に移動可能な熱交換器において、
    各々の前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重なり合っている第2の板材と、から構成され、
    前記第1の板材は、前記第2の板材側に開放した複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間を延びている複数の第1の平坦部と、を有し、
    前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向して開放した複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間を延びている複数の第2の平坦部と、を有し、
    前記複数の第1の平坦部と、前記複数の第2の平坦部とは、互いに接合可能であり、
    前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とによって、前記第2の流体の流路となる複数の筒部が構成され、
    前記複数の流路体ユニットは、互いの面同士が隙間を有して横配列されることにより、一体化された集合体を構成し、
    複数の前記隙間は、前記第1の流体の流路を構成しており、
    互いに隣接している2つの前記流路体ユニットのなかの、
    一方の前記流路体ユニットを構成する前記第1の板材と、他方の前記流路体ユニットを構成する前記第2の板材とは、それぞれ、前記第1の流体が流れる方向に沿う端部を有し、
    これらの端部は、連続的に接合しており、
    前記一方の流路体ユニットを構成する前記第1の板材の前記端部は、前記他方の流路体ユニットへ向かって膨出している第1の膨出部を有し、
    前記他方の流路体ユニットを構成する前記第2の板材の前記端部は、前記一方の流路体ユニットへ向かって膨出している第2の膨出部を有し、
    これらの第1の膨出部の外面と第2の膨出部の外面とは、互い違いに組み合っていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記集合体の側面には、さらに、側壁ユニットが横配列され、
    この側壁ユニットは、前記集合体側の第3の板材と、この第3の板材に重なり合っている第4の板材と、を有し、
    第3の板材は、複数の第3の半筒部と、複数の前記第3の半筒部の間に延びる第3の平坦部と、を有し、
    第4の板材は、平板状を呈し、
    前記複数の第3の平坦部は、前記第4の板材に接合可能であり、
    前記第3の半筒部と前記第4の板材とに囲まれる領域は、前記第2の流体の流路を構成していることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 各々の前記流路体ユニットは、前記第1の膨出部の内面と、前記第2の膨出部の内面と、によって形成された閉鎖空間を有し、
    この閉鎖空間は、前記筒部の内部と連通していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 互いに隣接している2つの前記流路体ユニットのなかの、
    一方の前記流路体ユニットを構成する前記第1の板材と、他方の前記流路体ユニットを
    構成する前記第2の板材とは、各々の下端が互いに重なり合って接合されて、前記第1の流体から生成される凝縮水を受ける受け部を構成しており、
    前記第1の板材、又は、前記第2の板材は、前記受け部より上方に、前記第1の流体が通過可能な通気穴を有していることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の熱交換器。
  5. 前記集合体には、前記第1の流体の導入口及び排出口を囲うフランジが設けられており、各々の前記フランジは、2つのU字状の半体からなり、
    各々の前記半体は、前記流路体ユニットの横配列方向に延びる、互いに平行な2つの直線部を有し、
    各々の前記直線部同士の先端は、重なり合うと共に接合されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項記載の熱交換器。
  6. 各々の前記流路体ユニットは、前記第2の流体を前記筒部に導入するための導入穴を有しており、
    前記集合体には、前記流路体ユニットの横配列方向に延びて、前記第2の流体の最も上流側の前記流路体ユニットの前記導入穴を貫通して、最も下流側の前記流路体ユニットの導入穴まで到達している、導入管が設けられ、
    この導入管の側面は、各々の前記導入穴と連通して前記第2の流体を各々の前記流路体ユニットに分配する開口部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項に記載の熱交換器。
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