JP6970935B2 - 物理量センサ - Google Patents

物理量センサ Download PDF

Info

Publication number
JP6970935B2
JP6970935B2 JP2019525159A JP2019525159A JP6970935B2 JP 6970935 B2 JP6970935 B2 JP 6970935B2 JP 2019525159 A JP2019525159 A JP 2019525159A JP 2019525159 A JP2019525159 A JP 2019525159A JP 6970935 B2 JP6970935 B2 JP 6970935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical quantity
electrode
substrate
diaphragm
quantity sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019525159A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018235415A1 (ja
Inventor
久徳 城石
淳 荻原
直樹 牛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2018235415A1 publication Critical patent/JPWO2018235415A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6970935B2 publication Critical patent/JP6970935B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
    • G01L9/0041Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms
    • G01L9/0072Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance
    • G01L9/0073Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance using a semiconductive diaphragm
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/14Measuring force or stress, in general by measuring variations in capacitance or inductance of electrical elements, e.g. by measuring variations of frequency of electrical oscillators
    • G01L1/142Measuring force or stress, in general by measuring variations in capacitance or inductance of electrical elements, e.g. by measuring variations of frequency of electrical oscillators using capacitors
    • G01L1/148Measuring force or stress, in general by measuring variations in capacitance or inductance of electrical elements, e.g. by measuring variations of frequency of electrical oscillators using capacitors using semiconductive material, e.g. silicon
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
    • G01L9/0041Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms
    • G01L9/0042Constructional details associated with semiconductive diaphragm sensors, e.g. etching, or constructional details of non-semiconductive diaphragms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/84Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by variation of applied mechanical force, e.g. of pressure

Description

本発明は、計測対象である物理量に応じて撓むダイヤフラムを備えた物理量センサに関する。
従来の物理量センサとしては、ガラス基板と、ガラス基板の上面に形成された電極と、ガラス基板に接合固定された半導体基板と、半導体基板の上面に形成された電極とを備えた半導体物理量センサが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された半導体物理量センサでは、半導体基板の下面にキャビティが形成されている。半導体基板は、キャビティが形成されることで局部的に薄い薄板部が形成されている。薄板部は、外部から印加される物理量に応じて撓むダイヤフラムとして機能する。ダイヤフラムは、ガラス基板の上面の電極に対して空間を介して対面する。また、ダイヤフラムのガラス基板側の面には、絶縁膜であるシリコン酸化膜が形成されている。
特許文献1に記載された半導体物理量センサでは、シリコン酸化膜とガラス基板の上面の電極との間に、上記の空間を画成する壁部が形成されている。
国際公開第2015/025496号
物理量センサは物理量を検出する。この物理量センサは、第1基板と、第1基板に形成されている電極と、半導体材料により形成されたダイヤフラムと、第1基板に固定されている第2基板と、ダイヤフラムに形成されている誘電体膜と、誘電体膜と電極との間に位置する壁部とを備える。ダイヤフラムは上記物理量に応じて撓む。第2基板は、ダイヤフラムが電極に対して空間を介して対向する対向面を有するようにダイヤフラムを支持する。誘電体膜は、ダイヤフラムの対向面に形成されている。壁部は、上記空間を画定する。誘電体膜は空間を介して電極に対向する面を有する。壁部は第1突部と第2突部とを有する。第1突部は、誘電体膜の面から電極に向かって突出している。第2突部は、第1突部から電極に向かって突出し電極に接触している。第2突部は誘電体膜の材料と異なりかつ窒化物よりなる。
この物理量センサは高い耐湿性を有する。
図1は実施の形態に係る物理量センサの平面図である。 図2Aは図1に示す物理量センサの線II−IIにおける断面図である。 図2Bは図2Aに示す物理量センサの部分拡大図である。
図1は実施の形態に係る物理量センサ1の平面図である。図2Aは図1に示す物理量センサ1の線II−IIにおける断面図である。図2Bは図2Aに示す物理量センサ1の部分拡大図であり、部分A1を示す。図1、2A及び2Bは模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
物理量センサ1は、図2A及び2Bに示すように、基板2と、電極3と、ダイヤフラム4と、基板5と、誘電体膜6と、壁部7とを備える。基板2と電極3とダイヤフラム4と基板5と誘電体膜6とは厚さ方向D1に配列されている。電極3は基板2に形成されている。物理量センサ1は、静電容量式物理量センサである。ここにおいて、物理量センサ1のダイヤフラム4は、半導体材料により形成されている。物理量センサ1は物理量センサ1に印加される物理量F1を検出する。物理量F1は、例えばダイヤフラム4を押圧する押圧力である。ダイヤフラム4は、物理量センサ1の計測対象である物理量F1(例えば、押圧力)に応じて撓む。基板5は、ダイヤフラム4が電極3に対して空間8を介して対向するようにダイヤフラム4を支持している。基板5は基板2に固定されている。ダイヤフラム4は電極3に対向する対向面42と、対向面42の反対側の表面41とを有する。誘電体膜6は、ダイヤフラム4における電極3に対向する対向面42に形成されている。壁部7は誘電体膜6と電極3との間に位置して空間8を画定している。
物理量センサ1では、電極3と誘電体膜6とダイヤフラム4はコンデンサを構成しており、計測対象である物理量F1の大きさに応じてコンデンサの静電容量すなわちダイヤフラム4と電極3の間の静電容量が変化する。
物理量センサ1では、例えば、ダイヤフラム4の表面41に物理量センサ1の計測対象の物理量F1(押圧力)がかかると、物理量F1に応じてダイヤフラム4が撓み、少なくともダイヤフラム4と電極3との距離が変化する。ここにおいて、ダイヤフラム4に対して誘電体膜6と電極3とが接触するような押圧力がかかった場合には、押圧力が大きいほど誘電体膜6と電極3とが接触する接触面積が大きくなる。物理量センサ1では、ダイヤフラム4と電極3との距離が変化することでダイヤフラム4と電極3との間の静電容量が変化する。また、物理量センサ1では、誘電体膜6と電極3との接触面積が変化することで、ダイヤフラム4と電極3との間の静電容量が変化する。したがって、物理量センサ1では、例えば、ダイヤフラム4と電極3との間に外部の制御装置から交流電圧を印加し、制御装置がダイヤフラム4と電極3との間の静電容量の変化を検出する。これにより、制御装置は、この静電容量の変化に基づいて物理量F1を検出して計測することができる。
物理量センサ1の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
物理量センサ1の平面視形状は、例えば、正方形状である(図1参照)。「物理量センサ1の平面視形状」とは、基板5の厚さ方向D1から見た物理量センサ1の外周の形状である。物理量センサ1の平面視でのチップサイズ(Chip Size)は、例えば、1.4mm□(1.4mm×1.4mm)であるが、これに限らない。また、物理量センサ1の平面視形状は、正方形状に限らず、例えば、長方形状等の他の形状でもよい。
物理量センサ1は、上述のように、基板2と、電極3と、ダイヤフラム4と、基板5と、誘電体膜6と、壁部7とを備える。
基板2の平面視形状は、物理量センサ1の平面視形状と同様、正方形状であるが、これに限らず、例えば、長方形状等の他の形状でもよい。
基板2は、基板2の厚さ方向D1において互いに反対側にある表面21及び裏面22を有する。基板2は電気絶縁性を有する。基板2の材料はガラスである。
電極3は、基板2の表面21上に形成されている。電極3は、コンデンサ用電極301と引出電極302とを有する。コンデンサ用電極301の平面視形状は、例えば、円形状である。引出電極302は、コンデンサ用電極301の中心301cから遠ざかる径方向301rに沿って形成されており、コンデンサ用電極301から径方向301rに突出している。ここにおいて、引出電極302は、コンデンサ用電極301の径方向301rにおいて互いに反対側の端302a、302bを有する。端302aがコンデンサ用電極301に重なっている。引出電極302の厚さ方向D1と径方向301rとに直交する方向の幅はコンデンサ用電極301の直径よりも短い。引出電極302の端302bの厚さ方向D1から見た平面視形状は、円形状である。
コンデンサ用電極301の材料は、Crであるが、これに限らず、例えば、Au等の他の導電部材でもよい。
引出電極302の材料は、アルミニウム合金である。より詳細には、引出電極302の材料は、AlSiであるが、これに限らず、例えば、AlSiCu、AlCu、AlSb、AlTiCu等の他のアルミニウム合金でもよい。基板2の表面21上の引出電極302の厚さT1(図2B参照)は、例えば、1.3μmである。厚さT1は、基板2の表面21と引出電極302の表面321との距離である。引出電極302の表面321には厚さ方向D1から見て環形状を有する凹部322が形成されている。壁部7の少なくとも一部は、引出電極302の表面321の凹部322内に位置し凹部322の底面323の全周に亘って底面323に接触している。これにより、物理量センサ1は空間8の気密性を向上させることが可能となる。引出電極302は基板2の表面21に対向する裏面321aと、裏面321aの反対側の表面321とを有する。表面321は基板2の表面21と同じ方向に対向する。ここにおいて、誘電体膜6から壁部7が突出する長さT2(図2B参照)は、誘電体膜6と引出電極302の表面321との最短距離T3(図2B参照)よりも所定距離T4(図2B参照)だけ長い。所定距離T4は、引出電極302の厚さT1よりも小さい。空間8の気密性を高める観点から、所定距離T4は、例えば、引出電極302の厚さの4分の1から4分の3程度であるのが好ましい。引出電極302は、壁部7よりも柔らかく、物理量センサ1の製造時において基板2と基板5とを接合するときに塑性変形する。
物理量センサ1では、電極3にダイヤフラム4が空間8を介して対向している。ダイヤフラム4は、物理量センサ1の計測対象である物理量F1(例えば、押圧力)に応じて撓む。要するに、ダイヤフラム4は、撓み変形可能である。ダイヤフラム4は、上述のように半導体材料により形成されており、導電性を有する。ダイヤフラム4の半導体材料は、例えば、Siである。
ダイヤフラム4は、基板5に支持されている。厚さ方向D1において、ダイヤフラム4の厚さは、基板5の厚さよりも小さい。基板5は、ダイヤフラム4が電極3に対して空間8を介して対向するようにダイヤフラム4を支持している。ダイヤフラム4は、電極3のコンデンサ用電極301に対向する円板状の部分401と、電極3の引出電極302に対向する部分402とを有する。部分401は電極3に対して可動である。ダイヤフラム4の部分401は基板2に向かって撓み変形可能であり、部分402は基板2に対し相対位置が固定されている。ダイヤフラム4では、部分401、402は一体に形成されている。
基板5の厚さ方向D1から見た平面視形状は、物理量センサ1の外周形状と同様、正方形状である(図1参照)が、これに限らず、長方形状でもよい。基板5は、基板5の厚さ方向D1において互いに反対側にある表面51及び裏面52を有する。基板5は、導電性を有する。基板5は、半導体材料により形成されている。より詳細には、基板5の半導体材料は、例えば、Siである。ここにおいて、物理量センサ1では、ダイヤフラム4が基板5に一体に形成されている。ダイヤフラム4及び基板5は、半導体基板(ここでは、シリコン基板)を加工することによって形成することができる。したがって、ダイヤフラム4と基板5とは同電位となる。物理量センサ1では、基板5の表面51に、ダイヤフラム4に電気的に接続された外部接続用電極9が形成されている。外部接続用電極9は、例えば、導電ワイヤ92等の導電部材が接続されるパッド電極として機能する。外部接続用電極9の材料は、例えば、AlSi、Auである。外部接続用電極9は、基板5とオーミック接触(Ohmic Contact)が得られるように形成されている。
厚さ方向D1において、基板5の厚さは、ダイヤフラム4の厚さと誘電体膜6の厚さとを合わせた厚さよりも大きい。物理量センサ1の製造方法では、例えば、基板5とダイヤフラム4との元になるシリコン基板の厚さ方向D1の一面に基板2側から見たダイヤフラム4の形状に対応する形状の開口を有する凹所53を形成することによって、基板5及びダイヤフラム4を形成することができる。ここにおいて、物理量センサ1の製造方法では、半導体基板の一部を例えば誘導結合プラズマエッチング装置(Inductively Coupled Plasma Etching System)によってエッチングすることによって凹所53を形成することができる。ダイヤフラム4における電極3との対向面42とは反対の表面41は、基板5の表面51と面一である。
物理量センサ1では、ダイヤフラム4と電極3とが空間8を介して対向するように基板2に基板5が固定されている。ここにおいて、物理量センサ1では、基板2の表面21と基板5の裏面52とが接触している。物理量センサ1では、基板2を形成するガラスが、アルカリ成分を含んでおり、基板5と基板2とが直接接合されている。「直接接合されている」とは、接合材等を用いることなく接合されていることを意味する。物理量センサ1では、基板2を形成するガラスが、アルカリ成分を含んでいることにより、物理量センサ1の製造時に、基板5と基板2とを陽極接合によって直接接合することが可能となり、製造コストの低コスト化を図ることが可能となる。アルカリ成分としては、例えば、Na、K、NaO、KO等がある。ここにおいて、基板2を形成するガラスとして、例えば、硼珪酸ガラスを採用することができる。硼珪酸ガラスは、アルカリ成分を含んでいる。物理量センサ1では、基板5と基板2との線膨張係数の差に起因して基板5とダイヤフラム4等に発生する応力を低減する観点から、基板5と基板2との線膨張係数の差が小さいほうが好ましい。
物理量センサ1では、ダイヤフラム4における電極3と対向する対向面42に誘電体膜6が形成されている。物理量センサ1では、誘電体膜6により、ダイヤフラム4と電極3との間の電気絶縁性を確保することが可能となり、ダイヤフラム4と電極3との短絡を防止することが可能となる。また、物理量センサ1では、物理量センサ1の感度を高くする観点からは、誘電体膜6の誘電率がより高いことが好ましい。物理量センサ1では、誘電体膜6の誘電率が高いほど誘電体膜6の厚さを小さくでき、感度を高くすることが可能となる。ここにおいて、物理量センサ1では、誘電体膜6と電極3とが所定距離だけ離れているときの静電容量と、誘電体膜6と電極3とが接触しているときの静電容量との差分が大きいほど感度が高い。また、誘電体膜6は、耐電圧が高いことが好ましい。
誘電体膜6は、窒化物よりなる窒化膜である。より詳細には、誘電体膜6は、シリコン窒化物よりなるシリコン窒化膜である。ここにおいて、誘電体膜6であるシリコン窒化膜は、薄膜形成技術、リソグラフィ技術及びエッチング技術を利用して形成されている。ここでの薄膜形成技術は、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)である。LPCVDによってシリコン窒化膜を成膜するときの原料ガスは、例えば、SiCl及びNHである。誘電体膜6であるシリコン窒化膜の組成は、例えば、化学量論的組成のSiである。誘電体膜6であるシリコン窒化膜の密度は、例えば、2.9g/cm〜3.1g/cmである。誘電体膜6であるシリコン窒化膜の誘電率は、例えば、7である。誘電体膜6であるシリコン窒化膜の水素の含有量は、例えば、8at%以下である。誘電体膜6の厚さは、例えば、20nm〜200nmである。LPCVDで誘電体膜6を形成する際に、誘電体膜6中に引張応力である内部応力が発生する。誘電体膜6の厚さを200nm以下とすることにより、誘電体膜6に内部応力が発生することを抑制できる。
物理量センサ1は、誘電体膜6と電極3との間に位置する壁部7によって空間8が画定されている。より詳細には、壁部7は、誘電体膜6のうちダイヤフラム4の部分402に形成されている部分と電極3の引出電極302との間に位置している。物理量センサ1では、空間8が密閉されるように壁部7の先端70が引出電極302に接触している。壁部7は、電気絶縁性を有する。
物理量センサ1では、基板2と基板5とダイヤフラム4と壁部7とで囲まれた空間8に不活性ガスを充填して不活性ガス雰囲気としてある。不活性ガスは、Nガスであるのが好ましい。不活性ガスは、Nガスに限らず、例えば、Arガス、NガスとArガスとを混合して得られた混合ガスまたはArガス等の他の不活性ガスでもよい。
物理量センサ1では、基板2の厚さ方向D1において壁部7と誘電体膜6とを貫通し電極3の一部を壁部7と誘電体膜6から露出させる孔76が壁部7と誘電体膜6に形成されている。ここにおいて、孔76は、引出電極302の一部である電極パッド320を壁部7と誘電体膜6から露出させる。孔76の開口の形状は、円形状である(図1参照)。これにより、壁部7は、円筒形状を有する。ここにおいて、物理量センサ1では、ダイヤフラム4において引出電極302に対向する部分402に、ダイヤフラム4の厚さ方向D1に貫通する貫通孔46が形成されている。ここにおいて、貫通孔46は孔76に繋がっている。これにより、物理量センサ1では、ダイヤフラム4の厚さ方向D1から見て、電極3の一部である電極パッド320がダイヤフラム4の表面41から露出している。貫通孔46の開口の形状は、円形状である(図1参照)。ダイヤフラム4の貫通孔46は、例えば、誘導結合プラズマエッチング装置によってダイヤフラム4における貫通孔46を形成する部分をエッチングすることによって形成できる。物理量センサ1では、ダイヤフラム4における基板2とは反対側から見て貫通孔46の内側に孔76が位置している(図1参照)。これにより、物理量センサ1では、例えば、電極3の電極パッド320にボンディングされた導電ワイヤ91がダイヤフラム4に接触するのを抑制することが可能となる。つまり、物理量センサ1では、導電ワイヤ91とダイヤフラム4との短絡を防止することが可能となる。
壁部7は、突部71と、突部72と、を有する。誘電体膜6は空間8を介して電極3に対向する面6bを有する。突部71は、誘電体膜6の面6bから電極3に向かって突出している。突部71は、誘電体膜6の一部である。突部72は、突部71から電極3に向かって突出し電極3に接触している窒化物からなる。壁部7では、突部72の先端720の少なくとも一部が、電極3の凹部322内に位置し凹部322の底面323に接触している。突部72は、Si−H結合を含有するシリコン窒化物よりなる。ここにおいて、要するに、突部72は、Si−N結合の他に、Si−H結合と、H−N結合と、を含んでいる。突部72である、Si−H結合を含有するシリコン窒化物よりなるシリコン窒化膜は、薄膜形成技術、リソグラフィ技術及びエッチング技術を利用して形成されている。ここでの薄膜形成技術は、プラズマCVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)である。Si−H結合を含有するシリコン窒化膜は、シリコン酸化膜よりも水分の透過性を小さくすることが可能となる。シリコン窒化膜がSi−H結合を含有しているか否かは、例えば、フーリエ変換赤外分光法(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)による分析で知ることができる。言い換えれば、シリコン窒化膜がSi−H結合を含有しているか否かを判断する基準は、フーリエ変換赤外分光法による分析での検出限界に依存する。突部72における水素の濃度は、例えば、1×1020cm−3〜1×1022cm−3程度である。突部72における水素の濃度は、例えば、フーリエ変換赤外分光法による分析で知ることができる。LPCVDにより形成したシリコン窒化膜からなる誘電体膜6では、フーリエ変換赤外分光法による分析の結果、Si−H結合の含有量が検出限界未満であった。
プラズマCVDによってSi−H結合を有するシリコン窒化膜を成膜するときの原料ガスは、SiH及びNHであるが、これに限らず、例えば、SiH及びNでもよい。突部72は、電気絶縁性を有する。突部72である、Si−H結合を含有するシリコン窒化膜は、その組成が化学量論的組成のSiからずれており、SiNHである。つまり、Si−Hを含有するシリコン窒化物の組成は、誘電体膜6を構成するシリコン窒化物の組成とは異なる。Si−H結合を含有するシリコン窒化膜の密度は、例えば、2.4g/cm〜2.8g/cmである。Si−H結合を含有するシリコン窒化膜の誘電率は、例えば、6である。突部72であるシリコン窒化膜の水素の含有量は、例えば、20at%〜25at%である。プラズマCVDによって形成されたSi−H結合を含有するシリコン窒化膜の内部応力(引張応力)は、例えば、LPCVDによって形成されたシリコン窒化膜の内部応力(引張応力)の5分の1以下である。上述の説明から明らかなように、物理量センサ1では、突部72と誘電体膜6とが互いに異なる材料よりなる。ここにおいて、「互いに異なる材料」とは、複数の構成元素の全てが同じでかつ組成が異なる場合、異なる構成元素がある場合、組成が同じでかつ添加物が異なる場合等を含む。
物理量センサ1は、ダイヤフラム4における電極3との対向面42から電極3に向かって突出し突部71により覆われている突部73を備える。これにより、物理量センサ1では、突部73を備えていない場合と比べて、突部71が一体に形成されている誘電体膜6の厚さをより大きくすることが可能となり、ダイヤフラム4の厚さ方向D1における突部71の厚さすなわち突部71の突出する長さをより大きくすることが可能となる。突部73は、リング状に形成されている。突部73は、酸化シリコンにより形成されており、電気絶縁性を有する。突部73は、例えば、熱酸化技術、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用して形成できる。
以下では、物理量センサ1の製造方法の一例について簡単に説明する。
物理量センサ1の製造方法では、まず、複数の物理量センサ1それぞれの基板2の元になる基台ウェハと、複数の物理量センサ1のそれぞれのダイヤフラム4及び基板5の元になるダイヤフラムウェハと、を準備する。基台ウェハは、例えば、ガラスウェハである。ダイヤフラムウェハは、例えば、半導体ウェハである。
物理量センサ1の製造方法では、基台ウェハを準備した後、基台ウェハに複数の電極3を形成する。
基台ウェハに複数の電極3を形成する場合には、まず、基板2の表面21を構成する基台ウェハの表面に複数のコンデンサ用電極301の元になるCr膜をスパッタによって形成する。その後、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用してCr膜をパターニングすることによって、複数のコンデンサ用電極301を形成する。その後、基台ウェハの表面のうち複数のコンデンサ用電極301から露出した部位と複数のコンデンサ用電極301とを覆うように、複数の引出電極302の元になる所定厚さ(例えば、1.3μm)のAlSi膜をスパッタによって形成する。その後、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用してAlSi膜をパターニングすることによって、複数の引出電極302を形成する。ただし、この段階では、複数の引出電極302の各々の表面321には、上述の凹部322は形成されていない。
また、物理量センサ1の製造方法では、ダイヤフラムウェハを準備した後、ダイヤフラムウェハに対して以下に述べる第1工程から第4工程をこの順で順次行う。
第1工程では、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用して、基板5の裏面52を構成するダイヤフラムウェハの表面に凹所53を形成する。
第2工程では、熱酸化技術、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用してダイヤフラムウェハに突部73を形成する。
第3工程では、LPCVD、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用してダイヤフラムウェハの複数の凹所53の各々の底面に誘電体膜6を形成する。ここにおいて、誘電体膜6の一部が突部71となる。ただし、この段階では、突部71には、壁部7と誘電体膜6とを貫通する孔76に対応する孔は形成されていない。
第4工程では、プラズマCVD、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用して突部71に突部72を形成する。その後、突部71と突部72とを含む壁部7と誘電体膜6とを貫通する孔76を形成する。
物理量センサ1の製造方法では、上述の電極3が形成された基台ウェハと、凹所53、突部73、誘電体膜6及び壁部7が形成されたダイヤフラムウェハとを準備した後、以下に述べる第5工程から第9工程をこの順で順次行う。
第5工程では、陽極接合によって壁部7を引出電極302に接合する。この第5工程において、壁部7が引出電極302の一部を押し潰すように引出電極302を塑性変形させる。したがって、物理量センサ1の製造方法では、第5工程を行うことにより、引出電極302の表面321に凹部322が形成されるとともに、凹部322の底面323の全周に亘って壁部7が接触する。
第6工程では、ダイヤフラムウェハにおいてダイヤフラム4に対応する部分の厚さが所定の厚さとなるようにダイヤフラムウェハを局部的に薄くすることよって、ダイヤフラム4及び基板5を形成する。
第7工程では、薄膜形成技術、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術等を利用して基板5の表面51に外部接続用電極9を形成する。
第8工程では、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を利用してダイヤフラム4に貫通孔46を形成する。貫通孔46は、壁部7と誘電体膜6とを貫通する孔76に繋がる。物理量センサ1の製造方法では、第8工程が終了した段階で、複数の物理量センサ1が形成された積層ウェハすなわち基台ウェハとダイヤフラムウェハとが接合する接合体を得ることができる。
第9工程では、積層ウェハをダイシングすることによって、積層ウェハから複数の物理量センサ1を得ることができる。
特許文献1に記載された上述の半導体物理量センサでは、壁部を通して上記の空間に水分が浸入してダイヤフラムと電極との間の静電容量が変化する場合がある。
本実施形態の物理量センサ1では、空間8を画定する壁部7が、シリコン窒化物からなる突部71と、Si−H結合を有するシリコン窒化物からなる突部72とを有している。これにより、物理量センサ1では、壁部7を通して空間8内へ水分が浸入するのを抑制することが可能となる。また、物理量センサ1では、壁部7をシリコン窒化物のみで形成する場合と比べて、ダイヤフラム4と電極3との距離を大きくしながらも壁部7にクラックが発生するのを抑制することが可能となり、感度の向上を図りつつ耐湿性の向上を図ることが可能となる。また、物理量センサ1では、壁部7をSi−H結合を有するシリコン窒化物のみで形成する場合と比べて、ダイヤフラム4と電極3との間の耐圧を向上させることが可能となる。
上記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、誘電体膜6は、窒化物に限らず、例えば、シリコン酸化物等の酸化物より形成されてもよい。
また、誘電体膜6を構成する窒化物は、シリコン窒化物に限らず、例えば、HfSiON、SiON等の他の窒化物でもよい。
また、突部72を構成する窒化物は、Si−H結合を含有しているシリコン窒化物に限らず、Si−H結合を含有しているHfSiON、Si−H結合を含有しているSiON等他の窒化物でもよい。
また、ダイヤフラム4は、基板5に一体に形成されている場合に限らず、基板5とは別体に形成されていてもよい。
また、物理量センサ1の計測対象である物理量F1は、押圧力に限らず、例えば、圧力、加速度等の、ダイヤフラム4を撓み変形させる他の物理量でもよい。要するに、物理量センサは、押圧力センサに限らず、圧力センサ、加速度センサ等の他の物理量センサでもよい。
また、電極3では、コンデンサ用電極301と引出電極302とが互いに異なる材料により形成されているが、これに限らない。例えば、物理量センサ1では、誘電体膜6が電極3と接触しない場合、コンデンサ用電極301が引出電極302と同じ材料により形成されていてもよい。
また、物理量センサ1は、突部73を備えていなくてもよい、また、突部73は、半導体材料により形成されていてもよい。この場合、突部73は、ダイヤフラム4と一体に形成されていてもよい。
物理量センサ1の製造に用いる半導体ウェハは、シリコンウェハであるが、ダイヤフラム4の厚さの精度を高める観点からは、SOI(Silicon on Insulator)ウェハでもよい。
上述のように、物理量センサ1は物理量F1を検出する。第1の態様に係る物理量センサ1は、基板2と、基板2の表面21に形成されている電極3と、半導体材料により形成されたダイヤフラム4と、基板2に固定されている基板5と、ダイヤフラム4の対向面42に形成されている誘電体膜6と、誘電体膜6と電極3との間に位置して空間8を画定する壁部7とを備える。ダイヤフラム4は物理量F1に応じて撓む。基板5は、ダイヤフラム4が電極3に対して空間8を介して対向する対向面42を有するようにダイヤフラム4を支持する。誘電体膜6は空間8を介して電極3に対向する面6bを有する。壁部7は、突部71、72を有する。突部71は、誘電体膜6の面6bから電極3に向かって突出している。突部72は、突部71から電極3に向かって突出し電極3に接触している。突部72は誘電体膜6の材料と異なりかつ窒化物よりなる。
以上の構成により、物理量センサ1は、耐湿性の向上を図ることが可能となる。
第2の態様に係る物理量センサ1では、誘電体膜6の誘電率が突部72の誘電率よりも高い。これにより、物理量センサ1では、誘電体膜6の厚さを小さくすることが可能となり、耐湿性の向上を図ることが可能となる。
第3の態様に係る物理量センサ1は、第1又は第2の態様において、ダイヤフラム4の対向面42から電極3に向かって突出してかつ突部71により覆われている突部73をさらに備える。これにより、物理量センサ1では、突部73を備えていない場合と比べて、突部71が一体に形成されている誘電体膜6の厚さをより大きくすることが可能となり、ダイヤフラム4の厚さ方向D1における突部71の厚さすなわち突出する長さをより大きくすることが可能となる。
第4の態様に係る物理量センサ1では、第1から第3のいずれか一つの態様において、誘電体膜6が窒化物よりなる。これにより、物理量センサ1では、耐湿性の更なる向上を図ることが可能となる。
第5の態様に係る物理量センサ1では、第1から第4のいずれか一つの態様において、突部72は、Si−H結合を含有しているシリコン窒化物よりなる。これにより、物理量センサ1では、ダイヤフラム4の厚さ方向D1における突部72の厚さすなわち突出する長さをダイヤフラム4の厚さ方向D1における突部71の厚さすなわち突出する長さよりも大きくすることが可能となり、耐湿性の向上を図りつつ感度の高感度化を図ることが可能となる。
第6の態様に係る物理量センサ1では、第1から第5のいずれか一つの態様において、電極3は、誘電体膜6に対向してかつ凹部322が設けられた表面321を有する。突部72の先端720の少なくとも一部が、電極3の凹部322内に位置してかつ凹部322の底面323に接触している。これにより、物理量センサ1では、耐湿性をより向上させることが可能となる。
第7の態様に係る物理量センサ1では、第1から第6のいずれか一つの態様において、壁部7と誘電体膜6には、壁部7と誘電体膜6とから電極3の一部を露出させるように壁部7と誘電体膜6とを貫通する孔76が形成されている。ダイヤフラム4には、孔76に繋がる貫通孔46が形成されている。ダイヤフラム4における基板2とは反対側から見て貫通孔46の内側に孔76が位置している。これにより、物理量センサ1は、電極3にワイヤボンディングされた導電ワイヤ91がダイヤフラム4に接触するのを抑制することが可能となる。よって、物理量センサ1では、導電ワイヤ91とダイヤフラム4との短絡を防止することが可能となる。
第8の態様に係る物理量センサ1では、第1から第7のいずれか一つの態様において、基板2は、アルカリ成分を含むガラスにより形成されている。基板5は、シリコンにより形成されている。ダイヤフラム4は、基板5に一体に形成されている。基板5と基板2とが直接接合されている。これにより、物理量センサ1では、耐湿性の更なる向上を図ることが可能となる。
実施の形態において、「表面」「裏面」等の方向を示す用語は物理量センサ1の部材の相対的な位置関係でのみ決まる相対的な方向を示し、鉛直方向等の絶対的な方向を示すものではない。
1 物理量センサ
2 基板(第1基板)
3 電極
322 凹部
4 ダイヤフラム
42 対向面
46 貫通孔
5 基板(第2基板)
6 誘電体膜
7 壁部
71 突部(第1突部)
72 突部(第2突部)
720 先端
73 突部(第3突部)
76 孔
8 空間

Claims (8)

  1. 物理量を検出する物理量センサであって、
    第1基板と、
    前記第1基板に形成されている電極と、
    半導体材料により形成されており、前記物理量に応じて撓むダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムが前記電極に対して空間を介して対向する対向面を有するように前記ダイヤフラムを支持し、前記第1基板に固定されている第2基板と、
    前記ダイヤフラムの前記対向面に形成されている誘電体膜と、
    前記誘電体膜と前記電極との間に位置し前記空間を画定する壁部と、
    を備え、
    前記誘電体膜は前記空間を介して前記電極に対向する面を有し、
    前記壁部は、
    前記誘電体膜の前記面から前記電極に向かって突出している第1突部と、
    前記第1突部から前記電極に向かって突出し前記電極に接触している第2突部と、
    を有し、
    前記第2突部は前記誘電体膜の材料と異なりかつ窒化物よりなる、物理量センサ。
  2. 前記誘電体膜の誘電率は前記第2突部の誘電率よりも高い、請求項1に記載の物理量センサ。
  3. 前記ダイヤフラムの前記対向面から前記電極に向かって突出してかつ前記第1突部により覆われている第3突部をさらに備えた、請求項1又は2に記載の物理量センサ。
  4. 前記誘電体膜は窒化物よりなる、請求項1から3のいずれか一項に記載の物理量センサ。
  5. 前記第2突部は、Si−H結合を含有しているシリコン窒化物よりなる、請求項1から4のいずれか一項に記載の物理量センサ。
  6. 前記電極は、前記誘電体膜に対向してかつ凹部が設けられた表面を有し、
    前記第2突部の先端の少なくとも一部は、前記電極の前記凹部内に位置し前記凹部の底面に接触している、請求項1から5のいずれか一項に記載の物理量センサ。
  7. 前記壁部と前記誘電体膜には、前記壁部と前記誘電体膜とから前記電極の一部を露出させるように前記壁部と前記誘電体膜とを貫通する孔が形成されており、
    前記ダイヤフラムは前記孔に繋がる貫通孔が形成されており、
    前記ダイヤフラムにおける前記第1基板とは反対側から見て前記貫通孔の内側に前記孔が位置している、請求項1から6のいずれか一項に記載の物理量センサ。
  8. 前記第1基板はアルカリ成分を含むガラスにより形成されており、
    前記第2基板はシリコンにより形成されており、
    前記ダイヤフラムは前記第2基板に一体に形成されており、
    前記第2基板と前記第1基板とが直接接合されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の物理量センサ。
JP2019525159A 2017-06-21 2018-04-18 物理量センサ Active JP6970935B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121487 2017-06-21
JP2017121487 2017-06-21
PCT/JP2018/015931 WO2018235415A1 (ja) 2017-06-21 2018-04-18 物理量センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018235415A1 JPWO2018235415A1 (ja) 2020-04-30
JP6970935B2 true JP6970935B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=64737083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019525159A Active JP6970935B2 (ja) 2017-06-21 2018-04-18 物理量センサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11156520B2 (ja)
JP (1) JP6970935B2 (ja)
CN (1) CN110662949B (ja)
WO (1) WO2018235415A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116018523A (zh) * 2021-08-19 2023-04-25 富士电机株式会社 传感器装置和传感器装置的制造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3114570B2 (ja) * 1995-05-26 2000-12-04 オムロン株式会社 静電容量型圧力センサ
JPH10332511A (ja) * 1997-05-31 1998-12-18 Omron Corp 静電容量型圧力センサ
US6109113A (en) * 1998-06-11 2000-08-29 Delco Electronics Corp. Silicon micromachined capacitive pressure sensor and method of manufacture
EP1522521B1 (en) * 2003-10-10 2015-12-09 Infineon Technologies AG Capacitive sensor
KR100840785B1 (ko) * 2007-02-16 2008-06-23 삼성전자주식회사 스택형 반도체 소자에서 단결정 실리콘 패턴 형성 방법.
JP6210992B2 (ja) * 2011-10-28 2017-10-11 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 応力層を持つ事前圧壊容量マイクロマシン・トランスデューサセル
FI125447B (en) * 2013-06-04 2015-10-15 Murata Manufacturing Co Improved pressure sensor
JP6176609B2 (ja) 2013-08-21 2017-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 半導体物理量センサ
JP6119615B2 (ja) * 2014-01-08 2017-04-26 三菱電機株式会社 半導体装置の製造方法
CN105329837A (zh) * 2014-06-03 2016-02-17 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 一种半导体器件及电子装置
CN105314586A (zh) * 2014-07-29 2016-02-10 精工爱普生株式会社 物理量传感器、压力传感器、高度计、电子设备以及移动体
JP6251661B2 (ja) * 2014-09-26 2017-12-20 株式会社日立製作所 超音波トランスデューサ、その製造方法、超音波トランスデューサアレイ及び超音波検査装置
JP6587870B2 (ja) * 2015-09-01 2019-10-09 アズビル株式会社 微細機械装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US11156520B2 (en) 2021-10-26
CN110662949B (zh) 2021-06-18
WO2018235415A1 (ja) 2018-12-27
US20200064214A1 (en) 2020-02-27
CN110662949A (zh) 2020-01-07
JPWO2018235415A1 (ja) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8941229B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US8759927B2 (en) Hybrid intergrated component
EP2275793A1 (en) A pressure sensor having a chamber and a method for fabricating the same
EP1860418A1 (en) A method for fabricating a pressure sensor using SOI wafers
JP2005308745A (ja) 容量式圧力センサおよび製造方法
US9266720B2 (en) Hybrid integrated component
JP5206726B2 (ja) 力学量検出装置およびその製造方法
US20160209344A1 (en) Complex sensor and method of manufacturing the same
EP3239681A1 (en) Sensor device including a pressure sensor and a humidity sensor
CN110168335B (zh) 压力传感器
TW201719130A (zh) 微型回饋腔感測器及其製造方法
JP6970935B2 (ja) 物理量センサ
JPWO2014042055A1 (ja) 半導体装置
CN109791121A (zh) 包含具有完全周向粘合的膜的传感器
JP2006084231A (ja) 容量式湿度センサ及びその製造方法
JP6155648B2 (ja) ピエゾ抵抗素子及び半導体センサ
JPH0979928A (ja) 半導体圧力センサ装置
JPH08254474A (ja) 半導体式センサ
JP4157414B2 (ja) 静電容量型外力検出装置
JP2007163501A (ja) 半導体センサおよびその製造方法
JP2009069030A (ja) 圧力検出素子
JP2004264117A (ja) 圧力検出装置
CN113247857A (zh) 一种高可靠性mems压力传感器结构及封装方法
JP5652733B2 (ja) 静電容量型圧力センサ、圧力測定装置、及び、静電容量型圧力センサの製造方法
TWI247102B (en) Semiconductor pressure sensor and method of making the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6970935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151