JP6970520B2 - 攪拌機 - Google Patents
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Description
すなわち本発明は、中心部を最低面とする椀型の底面を有する、溶液が投入される撹拌槽と、前記撹拌槽の中心部に設けられた回転軸と、前記回転軸に取り付けられた撹拌翼と、を備える撹拌機であって、
前記撹拌翼は、
前記回転軸の軸に沿って取り付けられた板状部材と、
前記回転軸の下端の片側にのみ取り付けられたパドル翼とを備え、
前記パドル翼は、
前記パドル翼の下端部が前記回転軸の下端より下方に突出し、かつ前記回転軸に近い側の端部が前記回転軸の中心を越えて径方向へ突出しないように前記回転軸に取り付けられ、
前記パドル翼の翼径は、前記撹拌槽の半径に対する比が0.2以上0.3以下であり、
前記パドル翼の下端の形状は前記撹拌槽の底部に沿った形状となっており、前記パドル翼の下端と前記撹拌槽の底部との隙間は10mm以下となるように構成されている
ことを特徴とするものである。
撹拌機1は図1に示すように、撹拌槽2と、回転軸3と、撹拌翼4と、邪魔板5と、ジャケット部6とを備えている。撹拌槽2は椀状の底部を有する円筒形の構成を備えており、各種の溶質、溶媒および溶液などが投入される。撹拌槽2は底部の中央に排出口7が配設されている。排出口7は撹拌槽2内の溶液を取り出す取り出し口としての機能を有しており、排出管8に接続されている。撹拌槽2において撹拌混合して生成された溶液は、排出管8を介して回収される。
ここで撹拌槽2に投入された溶液の撹拌を行う場合における、実施例1に係る撹拌翼4の撹拌性能をシミュレーションにより検証を行った。すなわち、撹拌機1と同様の構成を有する解析モデルに基づいて撹拌槽2の内部における溶液の流動状態を、MRF(Multiple Reference Frame)の手法を用いて定常解析を行った。
解析ソフトプログラム:Fluent6.3
回転軸3の回転数:60rpm
解析モデル形状:パドル翼
流体物性:FLUENTデータベースより、Water−liquidを用いた。
溶液の密度:998kg/m3
溶液の粘度:1mPa・s
まず、特許文献1に係る撹拌翼を比較例1の解析モデルとして、撹拌性能のシミュレーション検証を行った。比較例1に係る撹拌翼4Aは図6(a)に示すように、回転軸3の下端両側にパドル翼10がそれぞれ取り付けられている。パドル翼10の内端部10bは回転軸3の中心軸Pを越えない位置に配置されている。また、パドル翼10の対槽半径比は、実施例1と同様に0.9となっている。
次に、パドル翼を有しない撹拌翼を比較例2として、撹拌性能のシミュレーション検証を行った。比較例2に係る撹拌翼4Bは図7(a)に示すように、実施例1に係る撹拌翼4からパドル翼10を除いた構成となっている。
続いて、図8(a)に示す撹拌翼4Cを比較例3に係る解析モデルとして、撹拌性能のシミュレーション検証を行った。比較例3に係る撹拌翼4Cは、回転軸3の下端に1枚のパドル翼10が取り付けられている。パドル翼10は、回転軸3の左右へそれぞれ延伸しており、パドル翼10の下端10aは回転軸3の下端からさらに下方へ延伸している。x方向について一方(回転軸3の左方向)におけるパドル翼10の翼径S4、および他方(回転軸3の右方向)へ延びるパドル翼10の翼径S5は、それぞれ対槽半径比が実施例1と同様、0.9となるように構成されている。
さらに、図9(a)に示す撹拌翼4Dを比較例4に係る解析モデルとして、撹拌性能のシミュレーション検証を行った。比較例4に係る撹拌翼4Dは実施例1と同様、回転軸3の下端において片側にパドル翼10が取り付けられている。但し比較例4に係るパドル翼10は、内端部10bが回転軸3の中心軸Pを越えて径方向に延伸している点で、実施例1に係るパドル翼10と相違する。すなわち、比較例4に係る撹拌翼4Dは比較例3と同様に、回転軸3の下端において下方側の全体にパドル翼が取り付けられる構成を有している。
2 … 撹拌槽
3 … 回転軸
4 … 撹拌翼
5 … 邪魔板
6 … ジャケット部
7 … 排出口
8 … 排出管
9 … 格子翼
10 … パドル翼
G … 隙間
Claims (3)
- 中心部を最低面とする椀型の底面を有する、溶液が投入される撹拌槽と、
前記撹拌槽の中心部に設けられた回転軸と、
前記回転軸に取り付けられた撹拌翼と、を備える撹拌機であって、
前記撹拌翼は、
前記回転軸の軸に沿って取り付けられた板状部材と、
前記回転軸の下端の片側にのみ取り付けられたパドル翼とを備え、
前記パドル翼は、
前記パドル翼の下端部が前記回転軸の下端より下方に突出し、かつ前記回転軸に近い側の端部が前記回転軸の中心を越えて径方向へ突出しないように前記回転軸に取り付けられ、
前記パドル翼の翼径は、前記撹拌槽の半径に対する比が0.2以上0.3以下であり、
前記パドル翼の下端の形状は前記撹拌槽の底部に沿った形状となっており、前記パドル翼の下端と前記撹拌槽の底部との隙間は10mm以下となるように構成されている
ことを特徴とする撹拌機。 - 請求項1に記載の撹拌機において、
前記パドル翼は、
前記パドル翼の下端部が前記撹拌槽の底部に向けて取り付けられており、前記パドル翼の一方の面が前記撹拌槽の斜め上方を向くように傾斜角を持っている
ことを特徴とする撹拌機。 - 請求項1または請求項2に記載の撹拌機において、
前記撹拌槽の内側壁の上部から下部にわたって取り付けられた、投入された溶液の流れを規制する規制部材を備え、
前記パドル翼は、径方向における先端部が前記規制部材の下側まで延伸している
ことを特徴とする撹拌機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017074391A JP6970520B2 (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 攪拌機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017074391A JP6970520B2 (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 攪拌機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018176010A JP2018176010A (ja) | 2018-11-15 |
JP6970520B2 true JP6970520B2 (ja) | 2021-11-24 |
Family
ID=64280482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017074391A Active JP6970520B2 (ja) | 2017-04-04 | 2017-04-04 | 攪拌機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6970520B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3942411B2 (ja) * | 2001-11-28 | 2007-07-11 | 日東電工株式会社 | 攪拌機 |
JP2016144771A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 東レ株式会社 | 撹拌装置 |
CN107930449A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-20 | 新昌县中申制冷配件厂 | 一种化工生产用搅拌装置 |
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2017
- 2017-04-04 JP JP2017074391A patent/JP6970520B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2018176010A (ja) | 2018-11-15 |
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