JP6969875B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸線に対して斜め方向への観察視野を有する内視鏡装置に関し、特に、斜視内視鏡の斜めの先端面を洗浄可能な内視鏡装置に関する。
近年、椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症等の各種疾患の低侵襲治療として内視鏡下手術が注目されている。例えば、特許文献1においては、患者の体に小さく穴をあけ、この穴に筒状のレトラクターを挿入して穴の大きさを確保する。レトラクター内に斜視内視鏡や鉗子等の術具を挿入し、斜視内視鏡で術野を観察しながら施術する。
特許文献2においては、斜視内視鏡のチャンネルに洗浄用カテーテルを入れて、斜視内視鏡の先端面を洗浄している。
特開2016−034412号公報(図10) 特開平6−304121号公報
施術中に内視鏡の先端面が汚れると術野を観察しにくくなる。その場合、一旦、内視鏡を引き抜いて洗浄するのは煩雑であり、再度セットする手間も必要になる。特許文献2においては、洗浄の度に洗浄用カテーテルを内視鏡のチャンネルに挿入する必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、斜視内視鏡における先端面を、施術中に確実かつ容易に洗浄可能とすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、軸線に対して斜め方向への観察視野を有する内視鏡装置であって、
先端面が前記軸線と直交する面に対して斜めになった斜視内視鏡と、
洗浄液で前記先端面を洗浄する洗浄手段と、を備え、
前記洗浄手段が、前記斜視内視鏡に沿って延びる内視鏡先端洗浄ノズルを含み、
前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記先端面の傾斜方向と直交する幅方向の側方又は斜め側方に配置され、
かつ前記先端部の内視鏡を向く側部には、前記傾斜方向に沿うスリット状の吐出孔が形成されていることを特徴とする。
当該内視鏡装置によれば、例えば、施術中に斜視内視鏡の先端面が汚れて術野を観察しにくくなったときは、洗浄液を内視鏡先端洗浄ノズルの吐出孔から吐出する。洗浄液は、吐出孔の向きないしは位置に合わせて、先端面へ向けて吐出されるとともに、吐出孔のスリット形状に合わせて面状になる。吐出洗浄液の吐出方向と直交する幅方向は、先端面の傾斜方向に沿う。これによって、洗浄液を、内視鏡の斜めの先端面の全面に偏りなく吹き付けることができ、先端面を確実に洗浄できる。施術中においても先端面を容易に洗浄でき、斜視内視鏡を引き抜いて洗浄する必要が無く、再度セットする手間も不要である。洗浄の度に例えば洗浄用カテーテルを斜視内視鏡のチャンネルに挿入する必要もない。
前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記斜視内視鏡の先端面より前記軸線の先端側へ突出されており、
前記吐出孔が、前記内視鏡先端洗浄ノズルの内周から外周へ向かうにしたがって前記斜視内視鏡の手元側へ傾斜されていることが好ましい。
これによって、洗浄液を先端面より先端側から先端面へ向けて斜めに吐出でき、洗浄液を先端面に確実に当てて、先端面を洗浄することができる。
前記先端部には、各々が前記吐出孔を構成する複数のスリットが、前記内視鏡先端洗浄ノズルの軸方向に並んで形成されていることが好ましい。
これによって、多少の製造誤差や組立誤差があっても、洗浄液を斜視内視鏡の先端面に確実に当てることができ、先端面を確実に洗浄することができる。
本発明の内視鏡装置によれば、斜視内視鏡における先端面を、施術中に確実かつ容易に洗浄可能とすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る内視鏡装置を用いて施術する状態を模式的に示す側面図である。 図2は、前記内視鏡装置の正面図である。 図3は、前記内視鏡装置の側面図である。 図4は、前記内視鏡装置の分解斜視図である。 図5(a)は、前記内視鏡装置の手元側部(上側部)を、係止部材を係止解除位置にし、かつ一部断面にして示す側面図である。図5(b)は、図5(a)の円部Vbの拡大断面図である。 図6(a)は、前記内視鏡装置を、係止部材を係止位置にし、かつ内視鏡を突出位置にして示す断面側面図である。図6(b)は、前記内視鏡装置を、係止部材を係止位置にし、かつ内視鏡を退避位置にして示す断面側面図である。 図7は、図6(a)における内視鏡装置の一部を拡大して示す側面断面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿う平面断面図である。 図9は、前記内視鏡装置の先端部を拡大して示す、図3のIX−IX線に沿う底面図である。 図10は、図9のX−X線に沿う、前記内視鏡装置の先端部の断面図である。 図11は、前記内視鏡装置の内視鏡先端洗浄ノズル42の先端部を示す、図9のX−X線に沿う矢視図である。 図12は、前記内視鏡先端洗浄ノズル42の先端部を示す、図11のXII−XII線に沿う矢視図である。 図13は、図11のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図14(a)は、前記内視鏡装置の連結支持部材を閉成位置で示す、図3のXIVa−XIVa線に沿う平面図である。 図14(b)は、前記連結支持部材を緩み位置で示す平面図である。 図15(a)は、前記連結支持部材を閉成位置にし、レトラクターを垂直にした状態で、図14(a)のXVa−XVa線に沿う断面を90度回転させて矢視した正面断面図である。図15(b)は、前記連結支持部材を閉成位置にし、レトラクターを傾けた状態の正面断面図である。 図16(a)は、前記連結支持部材を緩み位置にし、被支持部を出し入れする状態の正面断面図である。図16(b)は、前記連結支持部材を緩み位置にし、被支持部を支持座面に着座させた状態の正面断面図である。 図17(a)は、ボルトナットユニットのボルト頭部(ロックつまみ)をロック位置で示す、図14(a)のXVIIa−XVIIa線に沿う、連結支持部材の一部の側面図である。図17(b)は、ボルト頭部をロック解除位置で示す側面図である。 図18(a)は、図14(a)のXVIIIa−XVIIIa線に沿う、連結支持部材が閉成位置のときのボルトナットユニット(開閉手段)の断面図である。図18(b)は、同図(a)のXVIIIb−XVIIIb線に沿う、ボルトナットユニットの断面図である。 図19(a)は、図14(b)のXIXa−XIXa線に沿う、連結支持部材が緩み位置のときのボルトナットユニットの断面図である。図19(b)は、同図(a)のXIXb−XIXb線に沿う、ボルトナットユニットの断面図である。 図20(a)は、ボルトナットユニットのロック解除操作における第1段階を示す断面図である。図20(b)は、同図(a)のXX−XXb線に沿う断面図である。 図21(a)は、ボルトナットユニットのロック解除操作における第2段階を示す断面図である。図21(b)は、同図(a)のXXI−XXIb線に沿う断面図である。 図22(a)は、ボルトナットユニットのロック解除操作における第3段階を示す断面図である。図22(b)は、同図(a)のXXII−XXIIb線に沿う断面図である。 図23は、連結支持部材を、閉環状態を解除した状態で示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図2及び図3は、本発明の一実施形態に係る内視鏡装置1を示したものである。内視鏡装置1は、例えば椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症等の関節疾患の治療(手術を含む)に用いられる関節内視鏡装置である。図1において簡略化して示すように、手術台又はその近くからフレキシブルアーム5(支持手段)が延びている。フレキシブルアーム5の先端に内視鏡装置1が支持されている。内視鏡装置1の先端部が、図1において模式的に示す患者9の体内の術野9aへ向けて挿入され、施術がなされる。
図4に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡10と、レトラクター20と、ホルダー30と、ノズルユニット40と、連結支持部材50を備えている。これら部材10〜50は、互いに分解・組立可能である。
以下の説明においては、特に断らない限り、内視鏡装置1は、組立状態であるものとする。
内視鏡10は、斜視及び硬性の内視鏡であり、手元部11と、硬性の挿入部12を含む。手元部11に接眼部13及びライトコネクタ16が設けられている。
手元部11から挿入部12が真っ直ぐ挿入先端側(図4において下方)へ延びている。図10に示すように、挿入部12の先端面12eは、挿入部12の軸線L12と直交する面に対して斜めになっている。
以下、先端面12eに沿って前記傾斜方向と直交する方向(図2の左右方向、図10の紙面直交方向)を「幅方向」と称す。また、軸線L12及び幅方向と直交する方向(図3において左右方向)における、先端面12eが向いている側(図3の左側)を「前側」ないしは「前方」と称し、その反対側(図3の右側)を「後側」ないしは「後方」ないしは「背部」と称す。
また、内視鏡装置1の手元側(図2において上側)を適宜「上側」と称し、挿入先端側(図2において下側)を適宜「下側」と称す。
図3に示すように、内視鏡10の観察視野1rは、軸線L12に対して斜め下かつ前方へ向けられている。
挿入部12の外管12aは、金属にて構成され、真っ直ぐな円筒形状になっている。外管12aの先端縁(下端縁)は斜めになり、前記傾斜先端面12eの外縁を構成している。外管12a内に像伝送手段14と照明光伝送手段15が収容されている。
図10に示すように、像伝送手段14は、像伝送管14aと、対物レンズ14bを含む。像伝送管14aは、金属にて構成され、軸線L12に沿って真っ直ぐ延びている。像伝送管14aの先端部(下端部)に対物レンズ14bが設けられている。対物レンズ14bの先端面及び像伝送管14aの先端縁は、斜めになり、前記傾斜先端面12eの中央部を構成している。
詳細な図示は省略するが、像伝送管14aの内部にはリレーレンズ等が適宜収容されている。像伝送手段14の手元側端部(上端部)が接眼部13に光学的に接続されている。図1に示すように、接眼部13にカメラヘッド7が接続されている。カメラヘッド7にモニター8が接続されている。観察視野1rの像光が、対物レンズ14bから像伝送管14a内を伝って接眼部13へ送られ、カメラヘッド7及びモニター8において信号変換される。これによって、観察視野1rの像が、モニター8に映写される。
図9に示すように、照明光伝送手段15は、光ファイバーの束によって構成され、挿入部12の外管12aと像伝送管14aとの間の環状空間に収容されている。図10に示すように、照明光伝送手段15の先端部(下端部)は、観察視野1rの傾き方向を向くように屈曲されている。照明光伝送手段15の先端面(下端面)によって、前記傾斜先端面12eの外縁と中央部の間の環状部分が構成されている。詳細な図示は省略するが、照明光伝送手段15の手元側(上端部)は、手元部11のライトコネクタ16に光学的に接続されている。ライトコネクタ16に照明光源6が接続されている。
照明光源6からの照明光が、照明光伝送手段15を伝って、照明光伝送手段15の先端から観察視野1rへ斜めに照射される。これによって、観察視野1rを照明できる。
図4に示すように、レトラクター20は、筒部22と、被支持部25を含む。
筒部22は、金属製の管にて構成され、軸線L12に沿って真っ直ぐ延びている。図9に拡大して示すように、筒部22は、大径筒部分22aと、小径筒部分22bを含む。小径筒部分22bは、大径筒部分22aより小径である。これら筒部分22a,22bが一体に連なることで、筒部22が、異径二連円形の断面形状になっている。小径筒部分22bは、大径筒部分22aの周方向の後側(図9において右側)へ張り出しており、かつ、大径筒部分22aの軸線方向の全長にわたって設けられている。
筒部22の小径筒部分22bに内視鏡10が挿通されている。大径筒部分22aには、鉗子2等の術具が挿通される。
図2に示すように、筒部22の上端近くの外周に被支持部25が設けられている。被支持部25は、金属にて構成されている。被支持部25の外周面は球面状になっている。筒部22が被支持部25を上下に貫通している。筒部22における被支持部25より上側の部分は短く、被支持部25より下側の部分は長い。
図3に示すように、被支持部25より上方にホルダー30が配置されている。内視鏡10が、ホルダー30を介してレトラクター20に連結されている。
ホルダー30は、ホルダー本体30xと、係止部材34を備えている。ホルダー本体30xは、水平なクランプ部31と、垂直な柱状部32を含み、側面視でL字状になっている。ホルダー本体30xの材質は、好ましくは所望の弾性を有する樹脂である。
図2及び図3に示すように、クランプ部31は、前後方向に延びており、その前端部に一対のクランプ板31a,31bが設けられている。これらクランプ板31a,31bは、互いに幅方向(図2において左右)に対向されるとともに、クランプ部31から前方(図3において左方)へ突出されている。筒部22の被支持部25よりも上側の部分が、クランプ板31a,31bどうし間に挟まれている。クランプ板31a,31bにおける互いの対向面には、筒部22が嵌る半円凹部31cが形成されている。
クランプ板31a,31bの前端部(図3において左端部)どうしが、クランプ連結ピン35によって連結されている。
片側のクランプ板31bにはクランプノブ33が設けられている。クランプノブ33は、クランプ連結ピン35に連結されるとともに、連結ピン35の軸線まわりにクランプ位置(図3の実線)と解放位置(図3の二点鎖線)との間で回転可能になっている。詳細な図示は省略するが、クランプノブ33と連結ピン35との連結部にはカム機構が設けられている。クランプノブ33を回転操作すると、前記カム機構とによって、クランプ板31a,31bどうしが接近、離間される。クランプノブ33をクランプ位置(図3の実線)にすることで、クランプ板31a,31bが接近されて筒部22が把持される。クランプノブ33を解放位置(図3の二点鎖線)にすることで、クランプ板31a,31bどうしが離間されて、筒部22が着脱、分離可能になる。
クランプ部31の後端部(図3において右端部)に柱状部32が連なっている。柱状部32は、クランプ部31の後端部から上方へ突出されている。柱状部32は、レトラクター20の後側(図3において右側)にずれて配置されている。
柱状部32によって内視鏡10が着脱可能かつ高さ調節可能に保持されている。図6(a)に示すように、内視鏡10の手元部11が、柱状部32の上端部に嵌め合わされている。手元部11の垂下突起11vが、柱状部32の縦穴32vに挿し込まれている。挿入部12が、柱状部32の前側面(同図において左側面)に沿うように配置されている。
柱状部32と内視鏡10との係止構造を更に説明する。
図6(a)に示すように、内視鏡10の手元部11の背面には、2つ(複数)の係止凹部11b,11dが形成されている。複数の係止凹部11b,11dは、互いに上下(軸線L12と平行な方向)に離れて配置されている。
図8に示すように、上側の係止凹部11bの幅方向(同図において上下)の両側面は、後方(同図において右方)の開口へ向かって広がる斜面になっている。図示は省略するが、下側の係止凹部11dにおいても同様になっている。
図4及び図5(a)に示すように、柱状部32の背部は、後方へ開口する収容凹部32bを有して、断面コ字状になっている。収容凹部32bに係止部材34が収容されている。
図5(a)に示すように、係止部材34は、側面視で中央部が概略「く」字状に屈曲した形状になっている。係止部材34の上端部は、柱状部32の上方へ突出されている。係止部材34の上端部には、係止爪34bが形成されている。図8に示すように、係止爪34bの幅方向(同図において上下)の両側面は、前方(同図において左方)へ突出するにしたがって互いに近づく斜面になっている。
係止部材34の中央部が、係止連結ピン36を介して柱状部32に連結されている。かつ、係止部材34は、係止連結ピン36の周りに係止位置(図6(a))と係止解除位置(図5(a))との間で回転可能(変位可能)になっている。
図5(a)に示すように、係止解除位置のときの係止部材34は、内視鏡10に対して係止解除される。つまり、係止爪34bが係止凹部11b,11dから外れる。
図6(a)〜(b)に示すように、係止位置のときの係止部材34は、内視鏡10と係止される。詳しくは、係止爪34bが係止凹部11b,11dの何れかに係止される。
図6(a)に示すように、係止爪34bが上側係止凹部11bに係止された状態では、挿入部12の先端部(下端部)がレトラクター20の先端部から少し突出されることで、内視鏡10が突出位置になる。
図6(b)に示すように、係止爪34bが下側係止凹部11dに係止された状態では、挿入部12の先端部がレトラクター20の先端部よりもレトラクター20の内部に少し引込むことで、内視鏡10が退避位置になる。
係止爪34bを係止する係止凹部11b,11dを選択することによって、内視鏡10が、レトラクター20に対して軸線L12に沿って2段階で進退可能(位置調節可能)である。
係止凹部11b,11d間の高低差、ひいては退避位置と突出位置との高低差は、例えば数mm〜十数mm程度である。
図5(a)に示すように、柱状部32の背部における、収容凹部32bと縦穴32vとを仕切る背壁32w(係合壁)は、上端が解放されて片持ち状になっており、弾性変形可能である。背壁32wの背面には、壁突起32dが形成されている。
一方、係止部材34の前面の中央部には、係合突起34dが形成されている。
図7に示すように、係止部材34が係止位置にあるとき、係合突起34dが、壁突起32dに先端側(同図において下側)から押し当てられている。かつ、背壁32wが前側へ傾くように弾性変形されている。これによって、係止位置の係止部材34が、背壁32wと弾性的に係合され、背壁32wの弾性復元力によって、図7において反時計まわり(係止解除位置から係止位置へ向かう方向)へ付勢されている。
図5(b)に示すように、係止部材34が係止凹部11b,11dに対して係止解除位置のとき、係合突起34dが、壁突起32dの上側に位置している。背壁32wは、弾性変形しておらず、垂直な中立状態になっている。係止部材34と背壁32wとの弾性的係合が解除されている。
図2及び図3に示すように、更に、ホルダー30によってノズルユニット40が保持されている。
ノズルユニット40は、ヘッド部41と、ノズル42,43を含む。ヘッド部41は、ボディ41aと、2つ(複数)のチューブコネクタ41b,41dを含み、正面視で概略T字状に形成されている。ヘッド部41の材質は、好ましくはステンレス等の、生体への影響が既知ないしは低い金属にて構成されている。
なお、ヘッド部41の材質として樹脂を用いてもよい。
図2に示すように、ボディ41aの前面における幅方向の中央部には、縦溝41cが形成されている。縦溝41cは、軸線L12に沿って真っ直ぐ延びている。ボディ41aが、ホルダー30の柱状部32の前側部(図2において紙面手前)に着脱可能に固定されている。
図6(a)に示すように、内視鏡10の手元部11が、ボディ41aの上側に被さっている。挿入部12が、縦溝41cに通されている。挿入部12と柱状部32の間にボディ41aが挟まれている。
図2に示すように、ボディ41aの上側の両側部には、それぞれチューブコネクタ41b,41dが突出するように設けられている。内視鏡洗浄チューブコネクタ41bには、洗浄液供給チューブ4bが接続されている。図示は省略するが、洗浄液供給チューブ4bの上流端は、洗浄液4wの供給源に接続されている。洗浄液4wは、生理食塩水や薬液等であってもよい。
補助チューブコネクタ41dには、補助チューブ4dが接続されている。
図4に示すように、ボディ41aに2つのノズル42,43が接続されている。これらノズル42,43の材質は、ステンレス等の金属管によって構成されている。図2に示すように、ボディ41aの内部において、内視鏡先端洗浄ノズル42の上端部が内視鏡洗浄チューブコネクタ41bに連なっている。かつ、補助ノズル43の上端部が補助チューブコネクタ41dに連なっている。図4に示すように、ノズル42,43は、互いに幅方向に並んで、ボディ41aから下方(挿入先端方向)へ、挿入部12と平行に真っ直ぐ延びている。
図9に示すように、ノズル42,43は、挿入部12と共に、筒部22の小径筒部分22bに挿通されている。小径筒部分22b内において、ノズル42,43は、挿入部12に対して幅方向(同図において上下)の両側かつ斜め前方(同図において左方)に配置されている。ノズル42,43は、挿入部12を通って前後(図9において左右)に延びる中心線に関して互いに対称の位置に配置されている。
図2に示すように、ノズル42,43の先端部(下端部)は、挿入部12の先端部近くに達している。図6(a)に示すように、前記突出位置においては、ノズル42,43の先端部がレトラクター20の先端部から少し突出される。図6(b)に示すように、前記退避位置においては、ノズル42,43の先端部がレトラクター20の内部に少し引込んでいる。
内視鏡先端洗浄ノズル42を含むノズルユニット40(洗浄手段)は、先端面12eの洗浄機能を有している。
詳しくは、図10に示すように、内視鏡先端洗浄ノズル42の先端部(下端部)に先端ピース45(先端部)が設けられている。先端ピース45ひいては内視鏡先端洗浄ノズル42の先端部は、挿入部12よりも少し軸線L12の先端側(下方)へ突出されている。図9に示すように、先端ピース45は、挿入部12の先端面12eの傾斜方向と直交する幅方向の側方又は斜め側方(ここでは斜め前方(同図において左下))に配置されている。
図9に示すように、先端ピース45ひいては内視鏡先端洗浄ノズル42の先端面(同図において紙面手前側の面)は塞がれている。
図10に示すように、先端ピース45の周面における先端面12eを向く側部には、2つ(複数)の吐出孔45aが形成されている。吐出孔45aはスリット状になっている。2つの吐出孔45a(スリット)が、上下(ノズル42の軸方向)に並んでいる。これら吐出孔45aの少なくとも一部は、先端面12eよりも下に位置している。
図10及び図11に示すように、各吐出孔45aは、先端面12eの傾斜方向に沿って斜めに延びている。すなわち、吐出孔45aは、前側(図11において左)へ向かうにしたがって上方へ傾斜されている。かつ、図12及び図13に示すように、各吐出孔45aは、先端ピース45ひいてはノズル42の内周から外周へ向かうにしたがって上側(手元部11側)へ傾斜されている。
更に、先端ピース45の内周面への吐出孔45aの開口は小さく、先端ピース45の外周面への吐出孔45aの開口は大きい。吐出孔45aは、ノズル42の内周から外周へ向かうにしたがって拡開されている。
図2に示すように、補助ノズル43の先端面(下端面)は、該ノズル43の軸線に対して直交されている。ノズル43の先端開口は、真っ直ぐ下方(図9において紙面手前)へ向けられている。
内視鏡装置1は、次のようにしてフレキシブルアーム5に支持されている。
図1に示すように、フレキシブルアーム5の先端部に連結支持部材50が取り付けられている。連結支持部材50を介して、レトラクター20ひいては内視鏡10がフレキシブルアーム5に連結されて支持されている。
図14(a)に示すように、連結支持部材50は、一対の半割支持体51,52と、ボルトナットユニット54(開閉手段)を含む。第1半割支持体51は、半割把持部51cと、連結板部51dを有している。半割把持部51cは、半円弧状に形成されている。半割把持部51cから連結板部51dが後方(図14(a)において右側)へ延びている。図1に示すように、連結板部51dの後端部が、フレキシブルアーム5に連結されている。
図14(a)に示すように、第2半割支持体52は、半割把持部52cと、添え板部52dを有している。半割把持部52cは、半円弧状に形成されている。半割把持部52cから添え板部52dが後方(図14(a)において右側)へ延びている。
図14(a)及び図14(b)に示すように、半割把持部51c,52cの前側(図14において左側)の端部どうしが、回転軸53によって回転可能に連結されている。連結板部51d及び添え板部52dどうしが、ボルトナットユニット54によって連結されている。一対の半割支持体51,52どうしが互いに合わさって環状に閉じられている。
以下、半割支持体51,52ひいては連結支持部材50が環状に閉じられた状態を「閉環状態」と称す。以下、特に断らない限り、連結支持部材50は閉環状態であるものとする。
図14(a)に示すように、これら半割支持体51,52の内周面によって、支持座面55が構成されている。半割把持部51cの内周面は、半割り座面55a(支持座面55の半部)となっている。半割把持部52cの内周面は、半割り座面55b(支持座面55の残りの半部)となっている。
図15(a)に示すように、支持座面55は、凹球面状になっている。支持座面55を構成する凹球面の中心は、半割支持体51,52の厚み方向(図15(a)において上下方向)の中央部よりも上側に位置している。支持座面55における下側周端縁55d(挿入側周端縁)の口径が、上側周端縁55c(手元側周端縁)の口径より小さい。
図14(a)及び図14(b)に示すように、半割支持体51,52どうしは、ボルトナットユニット54によって、回転軸53のまわりに僅かな角度だけ相対回転可能である。これによって、半割支持体51,52どうしが、閉環状態の範囲内において、緩み位置(図14(b))と閉成位置(図14(a))との間で、僅かに開閉可能になっている。半割支持体51,52の僅かな開閉によって凹球面状支持座面55が僅かに拡縮される。図14(a)及び図15(a)に示すように、閉成位置のときは、凹球面状支持座面55が真円状になり、かつ凹球面状の凹球面状支持座面55の直径ないしは曲率が、被支持部25の球面状外周面の直径ないしは曲率と一致する。
図6(a)に示すように、連結支持部材50が閉成位置のとき、被支持部25が、支持座面55に受け入れられるとともに、半割支持体51,52によって締め付けられている。これによって、レトラクター20ひいては内視鏡10が連結支持部材50に固定されている。図15(a)に示すように、閉成位置においては、支持座面55の上側周端縁55c及び下側周端縁55dの口径が、共に球状被支持部25の外径より小さい。被支持部25は、支持座面55から挿入先端側(同図において下方)へも、手元側(同図において上方)へも通り抜け不能であり、連結支持部材50に対し着脱不能になっている。
しかも、支持座面55と被支持部25との球面ジョイントによって、内視鏡10を垂直姿勢(図15(a))は勿論のこと、図1及び図15(b)に示すように、前後左右の任意の方向へ傾けた姿勢で固定することができる。
図14(b)に示すように、緩み位置のときは、閉成位置のときより支持座面55が僅かに拡径され、連結支持部材50が僅かに拡開される。したがって、被支持部25に対する締め付けが緩み、被支持部25が支持座面55内において全方向の任意の向きに回転可能になり、レトラクター20ひいては内視鏡10が全方向の任意の向きに角度調節可能になる。図16(a)及び図16(b)に示すように、前記緩み位置においては、支持座面55の上側周端縁55cの口径が、被支持部25の外径より大きくなり、かつ支持座面55の下側周端縁55dの口径は、被支持部25の外径より小さい。このため、図16(a)に示すように、被支持部25が、支持座面55の上側周端縁55cから手元側(同図において上方)へ通り抜け可能であり、レトラクター20が連結支持部材50に対してレトラクター20が着脱可能になる。一方、図16(b)に示すように、被支持部25は、支持座面55の下側周端縁55dから挿入先端側(同図において下方)へは通り抜け不能である。
閉成位置(図14(a))においては勿論のこと、緩み位置(図14(b))においても、連結板部51d及び添え板部52dどうしがボルトナットユニット54によって連結され、半割支持体51,52どうしが閉環状態になっている。
前記ボルトナットユニット54の詳細構造は、以下のようになっている。
図18(a)及び図18(b)に示すように、ボルトナットユニット54は、ナット54aと、T字ボルト54bを含む。ナット54aが添え板部52dに装着されている。ナット54aは、添え板部52dに対して、当該ナット54aの軸線まわりに回転可能かつ当該ナット54aの軸線方向(図18において上下)へ移動不能に係止されている。
ナット54aに開度調節つまみ54cが設けられている。
図17(a)に示すように、連結板部51dの側部には長穴51bが形成されている。長穴51bの長軸は、連結支持部材50の前後方向(図17(a)において左右)へ向けられている。
連結板部51dの側面における長穴51bの上下両側部には、嵌合凹部51fが形成されている。
図18に示すように、長穴51bにT字ボルト54bが挿通されている。T字ボルト54bの頭部54e(ロックつまみ)は長方形状になっている。連結支持部材50が閉環状態のとき、ボルト頭部54eの長手方向は、上下方向へ向けられることで、長穴51bの長軸と直交している。ボルト頭部54eが、嵌合凹部51fに嵌ることで、ボルト54bが、連結板部51dに対して回転不能に拘束されている。つまり、ボルト頭部54eはロック位置にある。
長穴51b内において、ボルト54bがナット54aにねじ込まれている。ボルト54bの端部には、係止リング54fが形成されている。
一方、ナット54aの内部には段差54dが形成されている。
図18及び図19に示すように、ナット54aは、ボルト54bに対して所定の距離だけ、ナット54a及びボルト54bの軸線方向(図18及び図19において上下)へ相対移動可能になっている。かつ、ナット54aは、ボルト54bから分離不能になっている。
図18に示すように、ナット54aを締付側の終端までボルト54bにねじ込んだ状態のとき、添え板部52dが連結板部51dに最も接近し、半割支持体51,52どうしが閉成位置になる。
図14(b)に示すように、連結板部51dと添え板部52dとの間には、板バネ56(開側付勢手段)が設けられている。板バネ56は、添え板部52dを連結板部51dから離間させる向き(同図において下側)へ付勢している。開度調節つまみ54cによってナット54aを緩めていくと、板バネ56の前記付勢によって、半割支持体51,52が漸次拡開され、支持座面55が漸次拡径される。
図19に示すように、ナット54aを緩み側の終端まで緩めた状態のとき、添え板部52dが閉成位置のときよりも連結板部51dから少し離れ、半割支持体51,52どうしが緩み位置になる。図19に示すように、このとき、係止リング54fが段差54dに引っ掛かる。このため、ナット54aをそれ以上緩めることができない。したがって、第1半割支持体51及び第2半割支持体52どうしが緩み位置より更に開くのが阻止される。
係止リング54f及び段差54dは、開度調節つまみ54cによる前記緩み位置から更に開側への操作を阻止する開き阻止部を構成している。
更に、ボルト54b、長穴51b及び嵌合凹部51fは、半割支持体51,52を閉環状態にロックし、かつロック解除可能なロック機構を構成している。
すなわち、前述したように、ボルト頭部54eがロック位置(嵌合凹部51fに嵌って回転拘束された状態)のとき、ボルト54bが第1半割支持体51から分離不能であり、半割支持体51,52が閉環状態にロックされている(図17)。
ボルト頭部54eは、以下のように、前記ロック位置とロック解除位置との間で操作可能である。
図20に示すように、ナット54aが緩み位置に相当する状態であり、かつ半割支持体51,52どうしが閉成位置に相当する状態であるときは、ボルト頭部54eが嵌合凹部51fから抜け出ることで回転拘束が解除される。好ましくは、ナット54aが緩み位置に相当する状態であり、かつ半割支持体51,52どうしが閉成位置に相当する状態であるときのみ、前記回転拘束解除状態になる。
図17(b)及び図21に示すように、前記回転拘束解除状態において、ボルト54bがロック位置の角度から90°回転されると、ボルト頭部54eの長手方向が、長穴51bの長軸方向と一致する。これによって、図22に示すように、ボルト頭部54eが、ロック解除位置となり、長穴51bに対して抜き差し可能になる。かつ、ボルト54bが第1半割支持体51から解放され、ボルトナットユニット54による半割支持体51,52どうしの連結が解除される。この結果、図23に示すように、半割支持体51,52どうしが、閉環状態を解除されて開閉自在となる。つまり、半割支持体51,52が緩み位置よりも拡開可能となる。勿論、閉成位置まで閉じることもできる。
内視鏡装置1は、例えば次のように使用される。
患者9の体の所定位置に小さく穴を開ける。
この穴にダイレーター(図示せず)を挿し込み、続いて、レトラクター20をダイレーターの外周に嵌め込むようにして前記穴に挿し入れる。その後、ダイレーターを引き抜く。
筒部22を、大径筒部分22aと小径筒部分22bからなる異径二連円形の断面とすることによって、筒部22全体を真円の断面にするよりも、筒部22を小断面にすることができる。
内視鏡装置1の組立ては、レトラクター20を患者9の体内に挿し入れる前に行ってもよく、挿し入れ後に行ってもよい。
組立てに際し、レトラクター20の上端部をクランプ部31で挟み、クランプノブ33を解放位置(図3の二点鎖線)からクランプ位置(図3の実線)にする。これによって、レトラクター20とホルダー30をワンタッチで連結できる。
また、柱状部32にノズルユニット40及び内視鏡10を装着し、係止部材34を係止解除位置(図5(a))から係止位置(図6)にする。これによって、内視鏡10とノズルユニット40とホルダー30をワンタッチで連結できる。
このとき、好ましくは係止部材34を下側係止凹部11dに係止することによって、内視鏡10を退避位置(図6(b))にしておく。特に、レトラクター20を患者9の体内に挿し入れる前に、予め内視鏡装置1を組み立てる場合、組立段階では、内視鏡10を退避位置にすることが好ましい。そうすることによって、内視鏡10で観察しながら、レトラクター20を患者9の体内に挿し入れることができる。かつ、挿入部12を筒部22内に退避させておくことで、レトラクター20の挿し入れ時に、挿入部12の先端部が体の組織に引っ掛かったり刺さったりするのを防止できる。
内視鏡10を退避位置にすることで、ノズル42,43についても退避位置になり、ノズル42,43の先端部(下端部)が筒部22内に退避される。これによって、レトラクター20の挿し入れ時に、ノズル42,43の先端部が体の組織に引っ掛かったり刺さったりするのを防止できる。
更に、連結支持部材50をフレキシブルアーム5に支持させ、かつレトラクター20を連結支持部材50に支持させる。ひいては、内視鏡装置1をフレキシブルアーム5に支持させる。
レトラクター20を患者9の体内に挿し入れる前に、予め連結板部51dをフレキシブルアーム5に連結し、かつ半割支持体51,52を緩み位置にしておき、レトラクター20を上方から半割支持体51,52に挿通することにしてもよい。図16(b)に示すように、緩み位置における上側周端縁55cの口径が被支持部25の外径より大きいから、被支持部25を上方から支持座面55内に挿し入れて着座させることができる。
図16(b)に示すように、緩み位置における下側周端縁55dの口径が被支持部25の外径より小さいから、レトラクター20が支持座面55を通り抜けて落下するのを防止できる。
しかも、開度調節つまみ54cの操作によっては、半割支持体51,52が緩み位置までしか開かないために、レトラクター20が支持座面55を通り抜けて落下するのを確実に防止できる。
レトラクター20を患者9の体内に挿し込んだ後、連結支持部材50を被支持部25に装着することもできる。この場合、連結支持部材50の閉環状態を解除し(図23)、半割支持体51,52どうしを大きく開放させることで、連結支持部材50を側方から被支持部25に嵌めることができる。続いて、半割支持体51,52どうしを閉じながら、ボルト54bを長穴51bに通して、かつ90°回転させることで、ボルト頭部54eをロック位置にする。これによって、半割支持体51,52が閉環状態にロックされる。かつ、レトラクター20が連結支持部材50を介してフレキシブルアーム5に支持される。ひいては内視鏡装置1がフレキシブルアーム5に支持される。
次に、内視鏡10を突出位置(図6(a))にすることで、挿入部12の先端部(下端部)を筒部22から僅かに突出させる。
詳しくは、係止部材34の係止爪34bを内視鏡10の下側係止凹部11dから外し、内視鏡10を少し下降させ、その後、係止爪34bを上側係止凹部11bに係止させる。
係止爪34bを下側係止凹部11dから外すとき、係合突起34dが壁突起32dを下から上へ乗り越える。乗り越え時には、背壁32w及び係止部材34が弾性変形される。主に背壁32wが弾性変形される。係合突起34dの上方への乗り越え後は(図5(b))、背壁32w及び係止部材34が弾性復帰して、内部応力はほぼ解消される。
係止爪34bを上側係止凹部11bに係止させるとき、係合突起34dが壁突起32dを上から下へ乗り越える。乗り越え時には、背壁32w及び係止部材34が弾性変形される。主に背壁32wが前方へ撓むように弾性変形される(図7)。この背壁32wの変形は、係合突起34dの上方への乗り越え後も解消されずに残る。このため、背壁32wが、後方へ弾性復帰しようとして、壁突起32dを介して係合突起34dを下方へ付勢する。これによって、係止部材34に回転モーメントが付与され、係止部材34が、係止連結ピン36を中心にして、図7において反時計回りへ回転付勢される。該回転付勢によって、係止爪34bが係止凹部11bに強く押し込まれる。ひいては、図8に示すように、係止爪34bの幅方向(同図において上下)の両側面が、係止凹部11bの幅方向(同図において上下)の両側面に強く押し当てられる。この結果、内視鏡10が、ホルダー30に対して前後方向(図3において左右)及び幅方向(図2において左右)にガタつくのを防止することができる。
なお、係止爪34bを下側係止凹部11dに嵌め込む際も、同様に、背壁32wの弾性付勢力によって係止爪34bを強く押し込むことができ、内視鏡10のガタつきを防止できる。
ホルダー30の背壁32wが係止部材34の付勢手段として提供されるため、コイルバネや板バネ等の専用バネを用いる必要が無い。したがって、面倒なバネ洗浄作業を省略でき、ホルダー30の洗浄等を容易化できる。
内視鏡10を突出位置にすることで、ノズル42,43についても突出位置になり、筒部22から僅かに突出される。
その後、内視鏡10で術野9aを観察しながら内視鏡下手術を行うことができる。
レトラクター20によって、内視鏡10及び鉗子2のための筒状挿入空間20cを確保できる。筒状挿入空間20cの奥に術野9aが配される。
大径筒部分22aには鉗子2を挿通する。大径筒部分22aを小径筒部分22bより大径にすることによって、鉗子2の操作を容易化できる。
小径筒部分22bには斜視内視鏡10を配置し、その視野角を軸線L12に対して斜め前方へ向ける。これによって、鉗子2の先端周辺の術野9aを内視鏡10の視野に収めることができ、術野9aを確実に観察することができる。
ノズル42,43を先端面12eの幅方向の側方ないしは斜め側方に配置することによって、ノズル42,43が観察視野1rに入るのを回避できる。
内視鏡装置1によれば、内視鏡10を全方向に角度調節できる。
すなわち、開度調節つまみ54cによって、連結支持部材50を緩み位置よりも閉じ、かつ閉成位置より少し緩めた状態にする。これによって、図1及び図15(b)に示すように、被支持部25が支持座面55内で回転可能に支持されることで、レトラクター20ひいては内視鏡10を自在に向き調節できる。つまり、前後左右の全方向へ傾けたり回転させたりできる。したがって、内視鏡10の操作性を向上でき、内視鏡下手術の自由度を高めることができる。
連結支持部材50を緩み位置よりも閉じることで、上側周端縁55cの口径が被支持部25の外径より小さくなる。これによって、球状被支持部25を、支持座面55から下方へはもちろんのこと、支持座面55から上方へも引き抜き不能に支持できる。
開度調節つまみ54cによって連結支持部材50を閉成位置にすると、半割支持体51,52によって被支持部25が締め付けられる。これによって、レトラクター20ひいては内視鏡10の角度を固定できる。
内視鏡装置1によれば、施術中、内視鏡10を患者9の体内に挿し入れた状態で、先端面12eを洗浄できる。
例えば、対物レンズ14bが汚れて術野9aが見にくくなったときは、洗浄液4wをチューブ4bからチューブコネクタ41bを経て、洗浄ノズル42に導入する。洗浄液4wは、洗浄ノズル42の先端部まで流下した後、上下2列の吐出孔45aからそれぞれ吐出される。
図13において矢印線にして示すように、洗浄液4wの吐出方向は、吐出孔45aのスリット形状及び向きに合わせて、先端ピース45から斜め後方かつ斜め上方へ向けられる。つまり、洗浄液4wは、先端面12eの側方かつ斜め前方、かつ先端面12eより少し下側(先端側)から先端面12eへ向けて斜めに吐出される。
しかも、図11において矢印線にして示すように、吐出洗浄液4wは、吐出孔45aのスリット形状に合わせて、面状かつ放射状に広がる。吐出洗浄液4wの吐出方向と直交する幅方向(図11の複数の矢印線4wの並び方向)は、前側(図11において左)へ向かうにしたがって上方へ傾斜される。つまり、吐出洗浄液4wは、先端面12eの傾斜方向に沿って斜めに広がる。これによって、洗浄液4wを、斜めの先端面12eの全面に偏りなく吹き付けることができる。
更に、吐出孔45aを上下二段にすることで、上下2条の吐出流を形成できる(図13)。これによって、たとえ、内視鏡装置1に多少の製造誤差や組立誤差があっても、洗浄液4wを先端面12eに確実に当てることができ、先端面12eを確実に洗浄することができる。
よって、施術中においても先端面12eを容易に洗浄でき、内視鏡10を引き抜いて洗浄する必要が無く、再度セットする手間も不要である。洗浄の度に例えば洗浄用カテーテルを内視鏡10のチャンネルに挿入する必要もない。
内視鏡装置1によれば、もう1つのノズル43によって術野9aを灌流できる。すなわち、別経路の灌流液をチューブ4dからチューブコネクタ41dを経て、ノズル43に導入する。灌流液は、ノズル43の先端(下端)の開口から真っ直ぐ下方へ吐出される。
術野灌流に代えて、補助ノズル43を排液通路として用いてもよい。使用済の洗浄液、その他の不要物を術野9aから不要物を、ノズル43を通して排出してもよい。
施術終了後は、内視鏡装置1を患者9の体内から引き抜いて撤去する。
レトラクター20を連結支持部材50から外す際は、開度調節つまみ54cによって連結支持部材50を緩み位置にする。これによって、被支持部25を上側周端縁55cから上方へ引き抜くことができ、ひいては、レトラクター20を連結支持部材50から分離できる。前述したように、緩み位置にしても、被支持部25が下側周端縁55dから下方へ抜けることがなく、レトラクター20の落下を阻止できる。
連結支持部材50を緩み位置より更に開くためには、半割支持体51,52を緩み位置と閉成位置との間で開閉調節するときとは別の操作をすることになる。したがって、操作者が意図しないにも拘わらず、連結支持部材50を緩み位置よりも開いてしまうのを防止できる。
すなわち、図20に示すように、ナット54aを緩み位置まで緩めた状態で、連結板部51d及び添え板部52dどうしを閉成位置に相当する位置まで、板バネ56に抗して接近させる。すると、ボルト頭部54eが嵌合凹部51fから抜け出る。したがって、ボルト54bに対する回転拘束が解除される。図17及び図21に示すように、このボルト54bを90°回転させることで、ボルト頭部54eの長手方向を長穴51bの長軸(図21(b)において左右)と一致させる。これによって、図22に示すように、ボルト54bを、長穴51bを通して添え板部52d側へ外すことができる。この結果、図23に示すように、連結支持部材50の閉環状態を解除して、連結板部51dと添え板部52dを分離でき、連結支持部材50を大きく拡開させることができる。
内視鏡装置1の各部材は、使い捨て、すなわち一度使用したら廃棄するか、又は十分洗浄可能なものは洗浄して再利用する。連結支持部材50については、拡開可能(図23)とすることによって、容易に洗浄したり分解したりできる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、筒部22の断面形状は、前記実施形態の異径二連円形に限られず、真円形でもよく、楕円形ないしは長円形でもよい。
係止部材34の付勢手段として、係合壁32wの弾性復元力に代えて、専用のコイルばねや板バネを用いてもよい。
手元部11には、係止凹部11b,11dが1つだけ形成されていてもよく、3つ以上形成されていてもよい。内視鏡10が、レトラクター20に対して軸線L12に沿って3段階以上位置調節可能であってもよい。内視鏡10が、レトラクター20に対して軸線L12に沿って連続的に位置調節可能であってもよい。
吐出孔45aの数は、2つに限られず、3つ以上でもよく、1つだけであってもよい。
内視鏡先端洗浄ノズル42のスリット状の吐出孔45aの構造は、前記実施形態の関節用硬性内視鏡に限られず、挿入部先端面が斜めになった斜視内視鏡であれば種々の内視鏡に適用でき、挿入部がフレキシブルな軟性内視鏡にも適用可能である。
レトラクター20ひいては内視鏡10の角度調節の自由度を高める観点からは、内視鏡装置が、球状被支持部25と凹球面状支持座面55との球面ジョイント構造を具備していればよく、洗浄手段40、係止部材34の付勢手段、内視鏡10の高さ(位置)調節手段等については省略してもよく、他の構成に改変してもよい。
本発明は、例えば椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症等の関節疾患を治療するための関節内視鏡に適用できる。
1 内視鏡装置
2 鉗子(術具)
4w 洗浄液
4b 内視鏡洗浄液供給チューブ
5 フレキシブルアーム(支持手段)
9a 術野
10 内視鏡
11 手元部
11b 上側係止凹部
11d 下側係止凹部
12 挿入部
12e 先端面
20 レトラクター
20c 筒状挿入空間
22 筒部
22a 大径筒部分
22b 小径筒部分
25 被支持部
30 ホルダー
31 クランプ部
32 柱状部
32w 背壁(係合壁)
32d 壁突起
34 係止部材
34b 係止爪
34d 係合突起
40 ノズルユニット(洗浄手段)
41b 内視鏡洗浄チューブコネクタ
42 内視鏡先端洗浄ノズル
45 先端ピース(先端部)
45a 吐出孔
50 連結支持部材
51 第1半割支持体
51c 半割把持部
51d 連結板部
51b 長穴
51f 嵌合凹部
52 第2半割支持体
52c 半割把持部
52d 添え板部
53 回転軸
54 ボルトナットユニット(開閉手段)
54a ナット
54b T字ボルト
54e ボルト頭部(ロックつまみ)
54c 開度調節つまみ
54d 段差(開き阻止部)
54f 係止リング(開き阻止部)
55 支持座面
55a 半割り座面(凹球面状支持座面の半部)
55b 半割り座面(凹球面状支持座面の残りの半部)
55c 上側周端縁(手元側周端縁)
55d 下側周端縁(挿入側周端縁)
56 板バネ(開側付勢手段)

Claims (3)

  1. 軸線に対して斜め方向への観察視野を有する内視鏡装置であって、
    ホルダーと、
    前記ホルダーに保持された手元部、及び前記手元部から前記軸線に沿って延びる挿入部を有し、前記挿入部の先端面が前記軸線と直交する面に対して斜めになった斜視内視鏡と、
    洗浄液で前記先端面を洗浄する洗浄手段と、を備え、
    前記洗浄手段が、前記ホルダーに保持されたヘッド部、及び前記ヘッド部に接続されるとともに前記斜視内視鏡の前記挿入部の外部を前記挿入部と平行に延びる管からなる内視鏡先端洗浄ノズルを含み、
    前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記先端面から前記先端面の傾斜方向と直交する幅方向の側方又は斜め側方に離れて配置され、
    かつ前記先端部の内視鏡を向く周側部には、前記軸線と直交する面に対して前記傾斜方向に沿うように傾斜されたスリット状の吐出孔が、前記先端部の管壁の内周面及び前記管壁の外周面に開口するように形成され、前記吐出孔における前記外周面への開口が、前記吐出孔における前記内周面への開口よりも前記管壁の周方向へ長く延びるスリット状であり、かつ前記外周面への開口が、当該開口の延び方向の一端から他端へ向かって前記傾斜方向に沿うように傾斜されていることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 軸線に対して斜め方向への観察視野を有する内視鏡装置であって、
    先端面が前記軸線と直交する面に対して斜めになった斜視内視鏡と、
    洗浄液で前記先端面を洗浄する洗浄手段と、を備え、
    前記洗浄手段が、前記斜視内視鏡に沿って延びる管からなる内視鏡先端洗浄ノズルを含み、
    前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記先端面の傾斜方向と直交する幅方向の側方又は斜め側方に配置され、
    かつ前記先端部の内視鏡を向く側部には、前記傾斜方向に沿うスリット状の吐出孔が形成され、
    前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記斜視内視鏡の先端面より前記軸線の先端側へ突出されており、
    前記吐出孔が、前記内視鏡先端洗浄ノズルの管壁の内周面から外周面へ貫通するとともに前記内周面への開口から前記外周面への開口へ向かうにしたがって前記斜視内視鏡の手元側へ傾斜され、前記吐出孔における前記外周面への開口が、前記吐出孔における前記内周面への開口よりも前記管壁の周方向へ長く延びるスリット状であり、かつ前記外周面への開口が、当該開口の延び方向の一端から他端へ向かって前記傾斜方向に沿うように傾斜されていることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 軸線に対して斜め方向への観察視野を有する内視鏡装置であって、
    先端面が前記軸線と直交する面に対して斜めになった斜視内視鏡と、
    洗浄液で前記先端面を洗浄する洗浄手段と、を備え、
    前記洗浄手段が、前記斜視内視鏡に沿って延びる内視鏡先端洗浄ノズルを含み、
    前記内視鏡先端洗浄ノズルの先端部が、前記先端面の傾斜方向と直交する幅方向の側方又は斜め側方に配置され、
    かつ前記先端部の内視鏡を向く側部には、前記傾斜方向に沿うスリット状の吐出孔が、前記内視鏡先端洗浄ノズルの管壁の内周面から外周面へ貫通するように形成され、前記吐出孔における前記外周面への開口が、前記吐出孔における前記内周面への開口よりも前記管壁の周方向へ長く延びるスリット状であり、かつ前記外周面への開口が、当該開口の延び方向の一端から他端へ向かって前記傾斜方向に沿うように傾斜され、
    前記先端部には、各々が前記吐出孔を構成する複数のスリットが、前記内視鏡先端洗浄ノズルの軸方向に並んで形成されていることを特徴とする内視鏡装置。
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