JP7385195B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬性内視鏡を体内に挿入して術野を観察しながら施術可能な内視鏡装置に関し、特に、筒状のレトラクターで筒状挿入空間を確保する内視鏡装置に関する。
近年、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の関節疾患の低侵襲治療として内視鏡下手術が注目されている。例えば、特許文献1においては、患者の体に小さく穴をあけ、その穴に筒状のレトラクターを挿入して穴の大きさを確保する。レトラクター内に硬性内視鏡の挿入部や鉗子、ハイスピードドリル等の術具を挿入し、内視鏡で術野を観察しながら施術する。
一般に、この種のレトラクターは、支持アームを介して手術台等に固定されるところ、支持アームに対するレトラクターの角度調節が容易でない。
そこで、球面ジョイントによってレトラクターを自在に角度調節可能にした内視鏡装置が提案されている(特許文献2)。当該内視鏡装置においては、レトラクターの外周部に球面座が設けられている。支持アームの先端の連結支持部材には凹球面状の支持座面が設けられ、支持座面で球面座を受けている。レトラクターにおける球面座より上側の部分にはアタッチメントが着脱可能に装着され、該アタッチメントのホルダーに内視鏡のヘッドが保持されている。
特開2016-034412号公報(図10) 特開2018-126235号公報
前記球面ジョイント付きの内視鏡装置においては、レトラクターの軸線に沿う、球面座の高さ寸法及びアタッチメントの取り付け代の分だけレトラクターが長大化されやすい。レトラクターが長いと術具が術野まで届きにくく、施術に支障が出るおそれがある。対策として術具を長くすることが考えられるが、ハイスピードドリルなどの術具は固有振動数との関係で自由に長くすることは難しい。
本発明は、かかる事情に鑑み、レトラクターを有する内視鏡装置において、レトラクターを短くして、術具の操作性を確保することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、体内に筒状の挿入空間を確保して前記挿入空間の奥の術野を観察可能な内視鏡装置であって、
ヘッド及び該ヘッドから延びる挿入部を含む硬性内視鏡と、
前記挿入空間を構成する内部空間に前記挿入部及び術具が挿通される筒状のレトラクターと、
前記レトラクターを支持アームに角度調節可能に連結する連結支持部材と、
前記レトラクターのヘッド側端部から前記レトラクターの軸線と交差する方向へ突出された台座と、
前記台座における前記軸線からずれた位置に設けられた偏芯支持部と、
前記偏芯支持部に着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドを保持するアタッチメントと、
を備えたことを特徴とする。
当該内視鏡装置においては、アタッチメントが偏芯支持部に取り付けられるから、レトラクターにはアタッチメントの取り付け代を設ける必要が無い。したがって、レトラクターの長大化を抑制でき、術具の操作性を確保できる。
偏芯支柱がレトラクターの軸線からずれているために、レトラクターのヘッド側端部のまわりが開放され、術具の挿入性が高まる。
前記内視鏡装置は、前記レトラクターのヘッド側端部の直近の外周部に設けられた球面座をさらに備え、前記連結支持部材が、前記球面座を受ける凹球面状の支持座面をさらに有することが好ましい。これによって、レトラクターが連結支持部材に対して全方向に角度調節可能になる。前記アタッチメントの取り付け代を確保するために球面座よりもヘッド側にレトラクターを大きく突出させる必要は無い。
前記アタッチメントは、前記偏芯支持部に着脱可能に取り付けられる取付部と、前記取付部と連なるとともに前記ヘッドを保持するヘッド保持部と、を含むことが好ましい。
前記取付部が、前記ヘッド保持部よりも前記軸線とは反対側に配置されていることが好ましい。これによって、レトラクターのヘッド側端部のまわりを広く開放でき、術具の挿入性が高まる。
前記偏芯支持部が、前記台座の前記ずれた位置に前記軸線と平行に立設された偏芯支柱を含み、前記アタッチメントが、前記偏芯支柱の任意の高さに着脱可能であることが好ましい。これによって、アタッチメントひいては内視鏡をレトラクターの軸線に沿って位置調節できる。
前記偏芯支柱が、非円形断面であることが好ましい。
これによって、前記取付部の形状を前記偏芯支柱の断面形状に合わせることで、アタッチメントが偏芯支柱に対して回転されるのを容易に阻止できる。
本発明によれば、レトラクターを有する内視鏡装置において、レトラクターを短くして、術具の操作性を確保できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る内視鏡装置を使用時の状態で示す側面図である。 図2は、前記内視鏡装置を、内視鏡をレトラクターに対する高さ調節可能範囲の高所に固定した状態で示す側面図である。 図3は、前記内視鏡装置の分解斜視図である。 図4は、図5のIV-IV線に沿う、前記レトラクターの上側部分の側面断面図である。 図5は、図4のV-V線に沿う、前記レトラクターの上側部分の平面断面図である。 図6は、前記内視鏡装置のアタッチメントのホルダーの平面図である。 図7は、前記アタッチメントのホルダー、ロックプレート、第2のツマミの分解斜視図である。 図8は、前記内視鏡装置の上側部分を図4と同じ切断面で見た側面断面図である。 図9は、前記ホルダーを図7とは別の角度から見た斜視図である。 図10(a)は、前記アタッチメントの取付部を、前記第2のツマミが固定解除位置の状態で示す、図13のXa-Xa線に沿う平面断面図である。図10(b)は、前記取付部を、前記第2のツマミが固定位置の状態で示す、図13のXb-Xb線に沿う平面断面図である。 図11は、前記取付部を、前記固定位置の状態を実線で示し、前記固定解除位置の状態を二点鎖線で示す、図10(b)のXI-XI線に沿う側面図である。 図12(a)は、前記取付部を、前記固定位置の状態を実線で示し、前記固定解除位置の状態を二点鎖線で示す、図11のXIIa-XIIa線に沿う側面図である。図12(b)は、前記取付部を、前記固定位置の状態を実線で示し、前記固定解除位置の状態を二点鎖線で示す、図11のXIIb-XIIb線に沿う側面図である。 図13(a)は、前記内視鏡装置を内視鏡の高さ調節時の状態で示す側面図である。図13(b)は、前記内視鏡装置を、内視鏡をレトラクターに対して固定した状態で示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、内視鏡装置1は、例えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の関節疾患の治療(手術を含む)に用いられる。手術台又はその近くの固定系2からフレキシブルな支持アーム3(支持手段)が延びている。支持アーム3の先端に内視鏡装置1が支持されている。
図2及び図3に示すように、内視鏡装置1は、硬性内視鏡10と、レトラクター20と、連結支持部材30と、台座40と、アタッチメント50を備えている。これら部材10~50は、互いに分解・組立可能である。以下の説明においては、特に断らない限り、内視鏡装置1は、組立状態であるものとする。
内視鏡10は、斜視の硬性内視鏡であり、ヘッド11と、硬性の挿入部12を含む。ヘッド11に接眼部13及びライトコネクタ14が設けられている。接眼部13にレンズカプラ15を介してカメラヘッド16が接続されている。ライトコネクタ14には光源(図示せず)が接続されている。
ヘッド11から挿入部12が真っ直ぐ挿入先端側(図2において下方)へ延びている。詳細な図示は省略するが、挿入部12の内部には像伝送系及び照明伝送系が収容されている。像伝送系は、対物レンズ及びリレーレンズを含み、術野9aの像光を接眼部13へ伝送する。前記像光は、接眼部13で結像され、レンズカプラ15を経て、カメラヘッド16へ伝送されて信号変換されモニタ(図示せず)に映される。
照明伝送系は、光ファイバーによって構成され、前記光源からの照明光を伝送して挿入部12の先端部から照射する。これによって、術野9a(図1)が照明される。
図2に示すように、レトラクター20は、筒体21(レトラクター本体)と、球面座22を含む。筒体21は、金属製の管にて構成され、軸線L20に沿って真っ直ぐ延びている。図1に示すように、筒体21が患者9の体内の術野9aへ向けて挿し込まれる。筒体21の内部空間が、挿入部12やハイスピードドリル4等の各種術具が挿通される挿入空間21aとなっている。
言い換えると、内視鏡装置1は、患者9の体内に筒状の挿入空間21aを確保することによって、挿入空間21aの奥の術野9aを観察可能かつ施術可能である。
図3及び図4に示すように、筒体21のヘッド側端部21e(上端部)の直近の外周部に球形の球面座22が設けられている。球面座22は、筒体21と同体の金属によって構成されている。挿入空間21aが球面座22を上下に貫通している。筒体21のヘッド側端部21eが、球面座22から上方へ僅かに突出されている。
図3に示すように、連結支持部材30は、前掲特許文献2の連結支持部材と実質的に同様の構造になっている。概説すると、連結支持部材30は、一対の半割支持体31,32と、球面座22への固定及び固定解除用の第1のツマミ33を含む。半割支持体31ひいては連結支持部材30が、支持アーム3の先端部に連結されている。2つの半割支持体31,32が合わさり、環状の支持座面34が形成されている。支持座面34の内面は凹球面状になっている。支持座面34によって球面座22を受けている。ひいては、図1に示すように、レトラクター20が、連結支持部材30を介し支持アーム3に連結されて支持されている。球面座22及び支持座面34によって、球面ジョイント1cが構成されている。
図3に示すように、半割支持体31,32は、支持座面34を挟んでツマミ33とは反対側の回転軸35を中心にして相対回転可能に連結されている。半割支持体31,32のツマミ側部分どうしは、ツマミ33によって係合及び係合解除可能であり、更に係合状態においてツマミ33によって緊締・弛緩可能である。緊締時には、支持座面34が球面座22を締め付けることで、レトラクター20が連結支持部材30に固定される。弛緩時には、前記締め付けが緩み、支持座面34上で球面座22が回転可能となり、レトラクター20が連結支持部材30に対して全方向に角度調節可能である。さらに、弛緩時には、球面座22を支持座面34から上方へ引き抜いたり、上方から支持座面34に着座させたりできる一方、球面座22が支持座面34から下方へ抜けることはできない。
図4及び図5に示すように、台座40は、嵌着部41と、腕部42と、座部43を一体に有している。台座40の材質は金属であるが、本発明はこれに限られない。嵌着部41は、リング状に形成されている。該嵌着部41が、レトラクター20のヘッド側端部21eの外周に嵌め込まれるとともに、球面座22の上端部の環状のリム23に載せられている。嵌着部41の上面は、ヘッド側端部21eすなわちレトラクター20の上端面と面一になっている。
嵌着部41はヘッド側端部21eに溶接されている。ひいては、台座40がレトラクター20に分離不能に接合されている。なお、台座40とレトラクター20がネジ結合等によって分離可能に接合されていてもよい。
腕部42は、嵌着部41の周方向の一部分から軸線L20と交差する方向へ突出されている。これによって、台座40が、ヘッド側端部21eから軸線L20と交差する方向へ突出されている。腕部42は、軸線L20から遠ざかるにしたがって上方へ少し傾斜されている。腕部42の突出端部(軸線L20からずれた位置)に座部43が設けられている。座部43の上面に円形の嵌合凹部43bが形成されている。
座部43(台座40の突出端部)に偏芯支持部44が設けられている。偏芯支持部44の材質は金属であるが、本発明はこれに限られない。偏芯支持部44は、偏芯支柱45と、柱台46とを一体に有している。偏芯支柱45の基端(下端)に柱台46が一体に設けられている。柱台46は、円盤状に形成され、嵌合凹部43bに嵌め込まれている。柱台46は座部43に溶接されている。ひいては、偏芯支持部44が、台座40及びレトラクター20と分離不能に接合されている。なお、台座40と偏芯支持部44がネジ結合等によって分離可能に接合されていてもよい。
偏芯支柱45は、座部43から上方へ立設されている。偏芯支柱45は、球面座22の半径よりも大きく軸線L20からずれて、軸線L20と平行に配置されている。
図5に示すように、偏芯支柱45は、レトラクター20より小断面積である。詳しくは、偏芯支柱45の断面積は、レトラクター20の内部空間21aを含む見かけの断面積より小さい。
偏芯支柱45の断面形状は半円形である。すなわち、偏芯支柱45は、非円形断面になっている。偏芯支柱45の外周面は、部分円筒面45aと平坦面45bを含む。
なお、偏芯支柱45の断面は、非真円であれば半円形に限らず、四角形その他の多角形でもよく、楕円形であってもよい。
台座40と偏芯支持部44が、互いに同体の金属で構成される等、一体構造であってもよい。更には、レトラクター20と台座40と偏芯支持部44が、互いに同体の金属で構成される等、一体構造であってもよい。
図3に示すように、アタッチメント50は、ホルダー51と、ロックプレート60と、第2のツマミ70と、2つのノズル81,82を備えている。
ホルダー51は、樹脂成形品である。図6及び図7に示すように、ホルダー51は、ホルダーベース52と、レバー部53を含む。図8に示すように、ホルダーベース52の上面に内視鏡10のヘッド11が載せられて支持されている。ホルダーベース52の中央部には、嵌合穴52cが上下に貫通するように形成されている、該嵌合穴52cに、ヘッド11の底部の垂下突起11bが挿し込まれている。
図7及び図8に示すように、ホルダーベース52ひいてはホルダー51の前面(図8において右面)には、上下に延びる縦溝部52d(挿入部挿通部)が形成されている。該縦溝部52dに挿入部12が通されている。
図6に示すように、ホルダーベース52における縦溝部52dを挟んで両側に、一対のノズル支持部54,55が設けられている。図3に示すように、一方のノズル支持部54に洗浄ノズル81の上端部が支持されている。他方のノズル支持部55に排液ノズル82の上端部が支持されている。図6に示すように、各ノズル支持部54,55の側部には、コネクタ54c,55cが設けられている。図1に示すように、洗浄ノズル支持部54側のコネクタ54cには、送液・送気チューブ5が接続されている。図示は省略するが、排液ノズル支持部55側のコネクタ55cには、排液チューブが接続されている。
図7及び図8に示すように、ホルダーベース52の中央部には、ロックプレート60が配置されている。ロックプレート60は、長手方向を上下へ向けた板状の樹脂成形品である。ロックプレート60は、係止突起61と、軸嵌合部62と、差込み板部63を含む。係止突起61は、ロックプレート60の上端部から前方(図8において右方)へ突出されている。該係止突起61がヘッド11の背面の係合凹部11dに係止されている。
ロックプレート60の中間部にC字状の軸嵌合部62が設けられている。軸嵌合部62は、ホルダーベース52の円柱状のロック支持軸部52bに回転可能に嵌合されている。図6に示すように、ロック支持軸52bは、ホルダーベース52における、嵌合穴52cの後側(図6において左側)の壁面52eの上端縁に一体に形成されている。ロック支持軸52bの軸線は、ホルダー51の幅方向(図6において上下方向)へ向けられている。
図7及び図8に示すように、ロックプレート60の下端部に差込み板部63が設けられている。差込み板部63は、後側壁面52eとヘッド11との間に差し込まれるとともに、ヘッド11によって後側壁面52eへ向けて押されている。このため、係止突起61が、前方(図8において右方)へ付勢され、係合凹部11dの内面に強く押し当てられている。これによって、内視鏡10がホルダーベース52に対して抜け止めされている。
ホルダーベース52とロックプレート60とによって、内視鏡10のヘッド11を保持するヘッド保持部50aが構成されている。
ロックプレート60の上端部にはロック解除リング64が取り付けられている。
ロックプレート60における軸嵌合部62の少し上側の部分には、V字断面の弱化溝65が形成されている。
図6及び図7に示すように、ホルダーベース52の後方(図6において左方)には、レバー部53が配置されている。レバー部53は、ホルダー51の幅方向(図6において上下)へ延びている。ホルダーベース52とレバー部53は、ホルダー51の側部の連結部51cを介して連なっている。レバー部53及び連結部51cの外側部には、上面及び下面と面一をなすフランジ51fが形成されている。
図7及び図8に示すように、ホルダーベース52の後壁部52aと、連結部51cと、レバー部53と、ツマミ70とによって、偏芯支持部44に着脱可能な取付部50bが構成されている。該取付部50bにヘッド保持部50aが連なっている。図13に示すように、取付部50bは、偏芯支持部44の偏芯支柱45の任意の高さに着脱可能に取り付けられている。取付部50bは、レトラクター20の軸線L20からずれて配置され、しかもヘッド保持部50aよりも軸線L20側とは反対側に配置されている。ツマミ70によって、取付部50bの偏芯支柱45への固定及び固定解除がなされる。
取付部50bの詳細構造は以下の通りである。
図6に示すように、ホルダーベース52の後壁部52aとレバー部53との間には、スリット51gが形成されている。スリット51gは、ホルダー51の幅方向へ延びるとともに、ホルダー51における連結部51cとは反対側の側部に開口されている。レバー部53の中間部には、平面視で円弧状の柱収容凹部53aが形成されている。柱収容凹部53aの内部空間は、スリット51gの中間部と一体に連なっている。
図10(b)に示すように、後壁部52aとレバー部53との間に偏芯支柱45が挟まれている。偏芯支柱45は、スリット51gの中間部及び柱収容凹部53aからなる非円形の柱挿通空間51hに挿通されている。偏芯支柱45の部分円筒面45aは、柱収容凹部53aの内面に当接されている。平坦面45bは、後壁部52aに当接されている。
図6及び図7に示すように、ホルダー51における、スリット51gが開口する側(図6において下側)の側部には、一対のツマミ係合部56,57が設けられている。可動側ツマミ係合部56は、レバー部53の先端部から突出されている。固定側ツマミ係合部57は、後壁部52aから突出されている。2つのツマミ係合部56,57が前後(図6において左右方向)に並んで配置されている。
図9に示すように、可動側ツマミ係合部56は、上側の爪部58と、下側の爪部59を有し、概略C字形状に形成されている。これら上下の爪部58,59の間に、円筒凹面状の軸受部56aと、開口部56cが形成されている。開口部56cは、軸受部56aの内部に連なるとともに、ツマミ係合部56の突出方向の先端側(図9において右下)へ開口されている。
図9及び図12(a)に示すように、上側の爪部58における、固定側ツマミ係合部57とは反対側を向く後側面58aの先端側部分は、案内斜面58cとなっている。案内斜面58cは、爪部58の先端へ向かって固定側ツマミ係合部57側へ傾斜されながら、爪部58の先端に達している。このため、爪部58が先細になっている。爪部58の後側面58aにおける案内斜面58cの根元側(図12(a)において上側)の端部には、小突起58dが形成されている。
図9及び図12(b)に示すように、下側の爪部59における、固定側ツマミ係合部57とは反対側を向く後側面59aには案内斜面59cが形成されている。案内斜面59cは、爪部59の根元近くから先端側へ向かって固定側ツマミ係合部57とは反対側へ傾斜されている。このため、爪部59が、先端へ向かうにしたがって厚肉になっている。爪部59の後側面59aの先端部には、係止凸部59dが形成されている。
図7に示すように、固定側ツマミ係合部57は、円筒凹面状の軸受部57aと、該軸受部57aの内部に連なる開口部57cを有し、概略C字形状に形成されている。2つのツマミ係合部56,57の軸受部56a,57aどうしが、互いに同一軸線上に配置されている。開口部57cは、ツマミ係合部57の突出方向の先端部に配置されている。
図10に示すように、ツマミ係合部56,57に第2のツマミ70が係合されている。図7に示すように、ツマミ70は、操作軸部71と、支持軸部72を含む。操作軸部71は、円柱形状に形成されている。操作軸部71の一端部にツマミ部73が設けられている。
図7に示すように、操作軸部71の外周面には、浅い係止凹部74が形成されている。係止凹部74の内底面74aは概略四角形の平坦面になっている。操作軸部71の周方向の一方側における、係止凹部74の縁部74dは、操作軸部71の外周面に対して段差になっている。係止凹部74の前記縁部74dとは反対側の縁部74eは、段差無く、操作軸部71の外周面に達している。
図7及び図11に示すように、支持軸部72は、操作軸部71に対して直交している。支持軸部72と操作軸部71との交差部70cは、操作軸部71の中間部に配置されている。交差部70cと係止凹部74が、操作軸部71の周方向の同一位置に近接して配置されている。係止凹部74は、交差部70cよりツマミ部73側に配置されている。
支持軸部72の外周部には、複数の凹溝部72bが軸方向及び周方向に並んで形成されている。これによって、支持軸部72の軸方向へ延びる縦リブ72aと、支持軸部72の周方向に沿う環状リブ72cとが形成されている。支持軸部72の先端部には、大径の円形状の抜け止め板部75が設けられている。
該支持軸部72が、開口部56c,57cから軸受部56a,57aに挿し込まれている。これによって、2つのツマミ係合部56,57に支持軸部72が架け渡されている。軸受部56a,57aによって、支持軸部72が自軸まわりに回転可能に保持されている。抜け止め板部75が、固定側ツマミ係合部57の前側面に係止されている。
図10に示すように、ツマミ70は、支持軸部72の軸線のまわりに固定解除位置(同図(a))と固定位置(同図(b))との間で例えば90°の角度範囲で回転可能である。
図10(a)の実線及び図11の二点鎖線に示すように、固定解除位置では、操作軸部71が、その軸線をホルダー51の幅方向(図10(a)において上下方向)に沿わせて、上側の爪部58と下側の爪部59との中間の高さに配置される。ツマミ部73は、ホルダー51の幅方向の外側に突出して位置される。
図11及び図12においてそれぞれ二点鎖線で示すように、固定解除位置においては、操作軸部71と爪部58,59とが互いに干渉していない。このため、可動側ツマミ係合部56ひいてはレバー部53が弾性変形しておらず、自然状態(非変形状態)になっている。詳細な図示は省略するが、レバー部53が自然状態のとき、柱挿通空間51hの内周面と偏芯支柱45の外周面との間には、僅かなクリアランスが形成される(図10(a)参照)。このため、取付部50bひいてはアタッチメント50が、偏芯支柱45の高さ方向にスライド可能である。更には、偏芯支柱45が柱挿通空間51hに抜き差しされることで、アタッチメント50が、偏芯支持部44に着脱可能である。
ツマミ70を固定解除位置から固定位置へ回していくと、操作軸部71における、交差部70cよりもツマミ部73側の操作軸部分71aの外周面が案内斜面58cに当たる。そして、これらツマミ部側操作軸部分71aと案内斜面58cとのカム作用によって、爪部58が固定側ツマミ係合部57側(図12(a)において右側)へ変位される。
同時に、操作軸部71における、交差部70cよりもツマミ部73側とは反対の基部側操作軸部分71bの外周面が案内斜面59cに当たる。そして、これら基部側操作軸部分71bと案内斜面59cとのカム作用によって、爪部59が固定側ツマミ係合部57側(図12(b)において右側)へ変位される。
図12(a)に示すように、やがて、小突起58dが係止凹部74に嵌る。このとき、爪部58が少し戻されることでクリック感が生じる。
図10(b)及び図11の実線に示すように、固定位置では、操作軸部71が上下に向けられ、ツマミ部73が上方へ向けられている。該ツマミ70によって、可動側ツマミ係合部56ひいてはレバー部53が、ホルダーベース52に接近するように弾性変形されている。このため、偏芯支柱45が、レバー部53とホルダーベース52とによって強く挟み付けられている。これによって、取付部50bが偏芯支柱45に対して固定されている。更には、アタッチメント50及び内視鏡10が、レトラクター20に対して固定されている。
図12(a)の実線に示すように、固定位置では、小突起58dが、係止凹部74に嵌り、段差74dに突き当てられている。この当たりによって、ツマミ70が固定解除位置の側へ回転されるのが規制されている。
また、ツマミ部側操作軸部分71aが、レバー部53の上側のフランジ51fに突き当てられている。更に、基部側操作軸部分71bが、係止凸部59dに突き当てられている。これらの当たりによって、ツマミ70が固定位置を通り過ぎて更に回転されるのが阻止されている。
図13(a)に示すように、内視鏡装置1の使用に際して、ツマミ70を固定解除位置にすることで、同図の白抜き矢印線Aに示すように、アタッチメント50を偏芯支柱45に沿って昇降させる。これによって、内視鏡10をレトラクター20に対して高さ調節できる。図13(b)に示すように、高さが決まったら、ツマミ70を固定位置にすることで、内視鏡10をレトラクター20に対して固定できる。
好ましくは、レトラクター20を患者9の体内に挿し込むときは、図2に示すように、アタッチメント50を偏芯支柱45の比較的高所に固定して、挿入部12の先端部(下端部)をレトラクター20の内部に引っ込ませておく。図1に示すように、挿し込み後、アタッチメント50を下降させて、挿入部12をレトラクター20の術野側端部(下端)から突出させて施術を行う。
内視鏡装置1においては、取付部50bが、レトラクター20の軸線L20からずれており、更にはヘッド保持部50aよりも軸線L20とは反対側に配置されているために、レトラクター20の上端部の周辺を広く開放でき、術具をレトラクター20に挿し入れ易い。
アタッチメント50の取付部50bは偏芯支持部44に取り付けられるから、レトラクター20にはアタッチメント50の取り付け代を設ける必要が無い。該取り付け代を確保するために球面座22よりも上方へレトラクター20を大きく突出させる必要が無い。したがって、レトラクター20の長大化を回避できる。このため、例えば、ハイスピードドリル4などの術具をレトラクター20の下端から確実に突出させて術野9aに確実に到達させることができ、術具の操作性を確保できる。
取付部50bは、レトラクター20とは別の、かつレトラクター20より小断面積の偏芯支柱45に取り付けられる。したがって、取付部50bをコンパクト化したり、取付部50bの大きさや形状の設計の自由度を高めたりできる。
偏芯支柱45及び柱挿通空間51hが非円形断面であるために、取付部50bが偏芯支柱45を中心に回転されることがない。
内視鏡10の角度調節の際は、ツマミ33を操作して、連結支持部材30を緩めることで、レトラクター20を、球面ジョイント1cを介して連結支持部材30ひいては支持アーム3に対して角度調節する。球面ジョイント1cであるため、全方向へ角度調節できる。
高さ調節用のツマミ70が角度調節用のツマミ33とは別に設けられているために、これらツマミ70,33の劣化損耗を抑制できる。
内視鏡装置1の使用後、リング64を把持して後方へ引くことによって、係止突起61が係合凹部11dから抜け出るとともに、ロックプレート60が溝65において破断される。これによって、内視鏡10がホルダー51から分離可能となる。
使用後のアタッチメント50は廃棄処分する。台座40及び偏芯支持部44と一体のレトラクター20は洗浄することで再使用できる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、偏芯支持部44は、レトラクター20の軸線L20からずれた位置でアタッチメントを支持するものであればよく、必ずしも支柱45を有している必要はない。偏芯支持部は、台座40における軸線L20からずれた位置に設けられていればよく、台座40の突出端部に設けられている必要はない。
レトラクター20の球面座22を省略してもよく、連結支持部材30が凹球面状の支持座面34を有していなくてもよい。
本発明は、例えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の関節疾患の施術に用いられる関節内視鏡装置に適用できる。
1 内視鏡装置
1c 球面ジョイント
3 支持アーム(支持手段)
4 ハイスピードドリル(術具)
10 硬性内視鏡
11 ヘッド
12 挿入部
20 レトラクター
20 レトラクターの軸線
21a 挿入空間
21e ヘッド側端部
22 球面座
30 連結支持部材
33 第1のツマミ
34 支持座面
40 台座
43 座部(軸線からずれた位置)
44 偏芯支持部
45 偏芯支柱
50 アタッチメント
50a ヘッド保持部
50b 取付部
51 ホルダー
51h 柱挿通空間
52 ホルダーベース
53 レバー部
53a 柱収容凹部
56 可動側ツマミ係合部
57 固定側ツマミ係合部
60 ロックプレート
64 ロック解除リング
70 第2のツマミ
71 操作軸部
72 支持軸部

Claims (6)

  1. 体内に筒状の挿入空間を確保して前記挿入空間の奥の術野を観察可能な内視鏡装置であって、
    ヘッド及び該ヘッドから延びる挿入部を含む硬性内視鏡と、
    前記挿入空間を構成する内部空間に前記挿入部及び術具が挿通される筒状のレトラクターと、
    前記レトラクターを支持アームに角度調節可能に連結する連結支持部材と、
    前記レトラクターのヘッド側端部から前記レトラクターの軸線と交差する方向へ突出された台座と、
    前記台座における前記軸線からずれた位置に設けられた偏芯支持部と、
    前記偏芯支持部に着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドを保持するアタッチメントと、
    を備え、前記アタッチメントが、前記取付け及び保持のためのホルダーを含み、前記ホルダーは、前記ヘッドが載せられるホルダーベースと、前記ホルダーの側部の連結部を介して前記ホルダーベースと連なるレバー部とを含み、前記ホルダーベースと前記レバー部との間に前記偏芯支持部が挟まれることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記レトラクターのヘッド側端部の直近の外周部に設けられた球面座をさらに備え、
    前記連結支持部材が、前記球面座を受ける凹球面状の支持座面をさらに有する、
    請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記アタッチメントは、
    前記ホルダーベースにおける前記レバー部と対向する壁部と、前記連結部と、前記レバー部と、前記レバーを前記ホルダーベースに接近離間させるためのツマミとによって構成され、前記偏芯支持部に着脱可能に取り付けられる取付部と、
    前記ホルダーベースと、前記ホルダーベースに設けられて前記ヘッドと係止されるロックプレートとによって構成され、前記取付部と連なるとともに前記ヘッドを保持するヘッド保持部と、
    を含む
    請求項1又は2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記取付部が、前記ヘッド保持部よりも前記軸線とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 体内に筒状の挿入空間を確保して前記挿入空間の奥の術野を観察可能な内視鏡装置であって、
    ヘッド及び該ヘッドから延びる挿入部を含む硬性内視鏡と、
    前記挿入空間を構成する内部空間に前記挿入部及び術具が挿通される筒状のレトラクターと、
    前記レトラクターを支持アームに角度調節可能に連結する連結支持部材と、
    前記レトラクターのヘッド側端部から前記レトラクターの軸線と交差する方向へ突出された台座と、
    前記台座における前記軸線からずれた位置に設けられた偏芯支持部と、
    前記偏芯支持部に着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドを保持するアタッチメントと、
    を備え、前記偏芯支持部が、前記台座の前記ずれた位置に前記軸線と平行に立設された偏芯支柱を含み、前記アタッチメントが、前記偏芯支柱の任意の高さに着脱可能であることを特徴とする内視鏡装置。
  6. 前記偏芯支柱が、非円形断面であることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
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