JP3506999B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3506999B2
JP3506999B2 JP2000082793A JP2000082793A JP3506999B2 JP 3506999 B2 JP3506999 B2 JP 3506999B2 JP 2000082793 A JP2000082793 A JP 2000082793A JP 2000082793 A JP2000082793 A JP 2000082793A JP 3506999 B2 JP3506999 B2 JP 3506999B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用等として用
いられる内視鏡の挿入部に設けられ、処置具の照明光供
給手段に関するものであり、特に、処置具の照明光供給
手段と照明光を伝達する内視鏡とのコネクターに特徴が
ある内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、脳外科や眼科などでは、手術用顕
微鏡を用いて患部を拡大観察しながら微細な手術を行
う。
【0003】ところで、消化器系を中心に医療用の診断
・治療器具として広く一般に使用されているものとし
て、内視鏡(ファイバスコープ)があり、その重要性が
増している。特に最近では、直径1mm以下の極細内視鏡
が開発され、消化器系ばかりでなく、これまで不可能と
されていた細く狭い管腔、例えば、血管、乳腺、膵管、
眼内、脳血管などの内部まで観察できるようになった。
【0004】そこで、最近の精密な手術などにおいて
は、手術部位の全体像を実体顕微鏡で観察し、細部を内
視鏡で精査して行なう方法が採られるようになった。
【0005】近年では、内視鏡を併用して顕微鏡では死
角になって見えない部分を内視鏡で観察しながら処置を
行う術式が普及してきている。この場合、顕微鏡での観
察下に内視鏡を使用することになるため、このような使
用方法の内視鏡をアシストスコープと呼んでいる。
【0006】また、例えば、特許2815484号公報
の第4図は、顕微鏡と内視鏡とを組み合わせて使用する
装置が開示されている。ここでは、光源装置に内視鏡の
ライトガイドコネクターが着脱可能に接続される構成に
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】顕微鏡及び内視鏡を用
いた手術に際し、滅菌されていない不潔域と呼ばれる場
所に光源装置が設置されており、手術室の術者のいる滅
菌された清潔域と呼ばれる領域には、顕微鏡とライトガ
イドコネクターが設置されており、不潔域にある前記光
源装置と清潔域にある前記内視鏡のライトガイドコネク
ターが着脱可能に接続される構成になっている。
【0008】前記内視鏡に備わっているアシストスコー
プは手術の最初から準備されており、いつでも使用でき
る状態に置かれているが、常に使用しているわけではな
く、顕微鏡の死角を見たいときにだけ手に取って使用す
る。従って、使用していないときは術者の傍らに置いて
おかれるが、この間も観察用の照明光は常にスコープに
供給されている。
【0009】以上より、従来のアシストスコープでは、
スコープ先端から常に照明光が出射されおり、必要に応
じてこの照明光を止めるためには、減菌されていない不
潔域に設置された光源の電源を落としたり、光源の光量
調節を行なわなければならない。しかし、手術中の清潔
状態を維持するためにはアシストスコープが置かれて
いる清潔域の術者が自ら自由に行うことが出来ない。そ
こで、不潔域に設置された光源でも自由に電源を落とし
たり、光量調節ができる別の者に指示を出さなければな
らなかった。
【0010】本発明の目的は、清潔域にいる術者自ら
が、簡単に照明光のON/OFF切り替えができる内視
鏡装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、照明
光出射端面を備えた照明光供給手段に着脱可能に接続さ
れるコネクターに内視鏡の照射光を伝達するライトガイ
ドファイバーの端面が配置され、前記照明光供給手段へ
の前記コネクターの接続時に、前記照明光供給手段の照
明光出射端面から前記ライトガイドファイバーの端面に
照射光が入射される内視鏡装置において、前記照明光供
給手段と前記コネクターとの接続部に、前記照明光出射
端面からの照明光が入射される入射部を有し、前記内視
鏡の挿入部に前記照明光を伝達するために前記入射部か
ら入射された前記照明光を透過可能な部材から構成され
る照明光伝達手段と、前記照明光供給手段と前記コネク
ターとの接続状態を保ちながら前記照明光出射端面に対
して前記入射部が対向する対向位置と非対向位置との間
で前記照明光伝達手段を切り替える切り替え手段と、前
記照明光出射端面に対して前記入射部が対向する対向位
置に前記照明光伝達手段をロック可能なロック部と、
設けたことを特徴とする内視鏡装置である。請求項2の
発明は、前記接続部は、前記照明光供給手段と前記コネ
クターとの間に前記コネクターの長手軸周りに回転自在
な接続部材を設け、この接続部材を回転させることで前
記照明光出射端面と前記ライトガイドファイバーの端面
を光学的に接続または遮断できるようにしたことを特徴
とする請求項1に記載の内視鏡装置である。請求項3の
発明は、顕微鏡の鏡体に設けられ、照明光を前記鏡体の
外側に出射する出射部と、前記照明光を入射するための
入射部を有し、内視鏡の挿入部に前記照明光を伝達する
ために前記入射部から入射された前記照明光を透過可能
な部材から構成される照明光伝達手段と、前記鏡体に設
けられ、前記鏡体に対して前記照明光伝達手段を装着す
るとともに装着状態を保ちながら前記出射部に対して前
記入射部が対向する対向位置と非対向位置との間で前記
照明光伝達手段を移動自在に接続する接続部と、前記接
続部に設けられ、前記出射部に対して前記入射部が対向
する対向位置に前記照明光伝達手段をロックするロック
部と、を有することを特徴とする内視鏡装置である。
【0012】 そして、内視鏡を使用する際には、照明
光供給手段にコネクターを接続する。そして、内視鏡の
照明光をONにする場合には、照明光供給手段とコネク
ターとの接続状態を保ったまま、照明光伝達手段を出射
部に対して入射部が対向する対向位置に移動し、ロック
部により照明光伝達手段をロックして、照明光伝達手段
を介して内視鏡の挿入部へと照明光を伝達させる。ま
た、内視鏡の照明光をOFFにする場合には、照明光供
給手段にコネクターを接続した状態を保ったまま、照明
光伝達手段を出射部に対して入射部が対向しない非対向
位置に移動し、照明光伝達手段を介して内視鏡の挿入部
へと照明光が伝達されないようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態] <構成>本発明の第1の実施の形態を図1から図5を用
いて説明する。
【0014】始めに、図1はアシストスコープ1を顕微
鏡2に接続した状態での全体構成を示すものである。こ
のアシストスコープ1は、硬性挿入部3、把持部4とを
有し、この把持部4には、後端から延設される軟質なユ
ニバーサルコード5が接続されている。前記把持部4か
ら延設された前記ユニバーサルコード5は、分岐部6で
ライトガイドケーブル7と、イメージガイドケーブル8
との2本に分岐されている。これらライトガイドケーブ
ル7とイメージガイドケーブル8との端部には、それぞ
れライトガイドコネクター9とイメージガイドコネクタ
ー10が設けられている。
【0015】次に、前記顕微鏡2は鏡体11、接眼レン
ズ部12、対物レンズ部13並びに鏡体11を操作する
各種スイッチを有するグリップ14等により構成されて
いる。前記鏡体11には、前記アシストスコープ1の前
記ライトガイドコネクター9と前記イメージガイドコネ
クター10が着脱自在に接続されるライトガイド接続孔
15とイメージガイド接続孔16が設けられている。
【0016】前記顕微鏡2のライトガイド接続孔15
と、前記イメージガイド接続孔16は、滅菌されていな
いため、滅菌されて使用される前記アシストスコープ1
の前記ライトガイドコネクター9と、前記イメージガイ
ドコネクター10が直接前記ライトガイド接続孔15と
前記イメージガイド接続孔16とに触れて不潔になるこ
とを防ぐため、滅菌済みの滅菌アダプター17及び66
が着脱自在に前記ライトガイド接続孔15及びイメージ
ガイド接続孔16に装着される。この滅菌アダプター1
7及び66を介して、前記ライトガイドコネクター9と
前記イメージガイドコネクター10とが、それぞれ前記
ライトガイド接続孔15とイメージガイド接続孔16に
着脱自在に接続される。さらに、前記顕微鏡2には、滅
菌されていない顕微鏡2を滅菌域から隔絶し、手術時の
清潔を維持するために、滅菌済みの樹脂製カバーである
滅菌ドレープ18が顕微鏡2を覆うように装着されてい
る。
【0017】次に、図2は前記アシストスコープ1の前
記ライトガイドコネクター9を、前記滅菌アダプター1
7を介して前記顕微鏡2に接続した状態の断面である。
また、図3は、図2のA−A断面を示すものである。一
方、図4は前記アシストスコープ1の前記ライトガイド
コネクター9を、滅菌アダプター17を介して顕微鏡2
に接続した状態の断面である。また、図5は、図4のA
−A断面を示すものである。
【0018】図2に示すように、前記ライトガイドコネ
クター9は、丸棒形状をなすコネクター本体19を有
し、このコネクター本体19の内部には、ライトガイド
ファイバー20が挿入され、固定されている。このライ
トガイドファイバー20は、前記ライトガイドコネクタ
ー9から、前記ライトガイドケーブル7、及びユニバー
サルコード5を通り、前記硬性挿入部3の先端まで埋設
されている。このライトガイドファイバー20の照明光
を入射する入射端面21と、前記コネクター本体19の
端面は同一面にあるように設けてある。このとき、前記
コネクター本体19の外周面22の軸中心線O1と、前
記ライトガイドファイバー20の軸中心線O2とは略平
行に配置され、これらの中心線の軸間距離は所定の距離
Lに設定されている。ここで、この所定の距離Lは少な
くとも前記ライトガイドファイバー20の入射端面21
が形成する円の半径rより大きくなるように構成す
る。また、前記コネクター本体19には、前記ライトガ
イドファイバー20と、軸中心線O1の軸対称位置に、
ボールプランジャ23が設けられている。このボールプ
ランジャ23のボール24は、前記コネクター本体19
の外周面22から突出するように配置されている。
【0019】また、前記滅菌アダプター17は、一方が
開口し、他方が塞がれている円筒形状をなすアダプター
本体25を有し、このアダプター本体25の開口部周囲
にはフランジ部26が形成されている。前記アダプター
本体25の外周面27は、前記ライトガイド接続孔15
の内周面と嵌合するようになっており、さらに、その円
周方向に沿って環状の溝として形成されたリング溝28
が設けられている。このリング溝28には円周の一部が
切り欠かれたC字状の係合用リング29が脱落しないよ
うに嵌め込まれている。この係合用リング29の外径は
前記アダプター本体25の外径よりも僅かに大きく形成
されている。前記アダプター本体25の内周面は、前記
コネクター本体19の前記外周面22と嵌合するように
なっている。
【0020】さらに、前記アダプター本体25の内周面
には、前記ボールプランジャ23のボール24と対応す
る位置の円周上の、対角線上の2ケ所において、円錐状
のロック孔30a,30bが設けられている。前記アダ
プター本体25の底板31には、貫通孔32が形成され
ている。このとき、前記アダプター本体25の軸中心線
O3(=O1)に対して、貫通孔32の軸中心線O4は
所定の距離Lだけ離れた位置に設けられており、貫通孔
32の内半径は、前記ライトガイドファイバー20の入
射端面21が形成する円の半径rよりは大きく、距離
Lよりは小さいものとする。この貫通孔32には、カバ
ーガラス33が液密、または気密に接合されている。ま
た、前記底板31には、前記貫通孔32と軸中心線O3
の軸対称位置に、凸部34が突設されている。このと
き、前記2つのロック孔30a,30bの内、ロック孔
30aに前記ボールプランジャ23のボール24が嵌合
している状態で、前記カバーガラス33は、前記ライト
ガイドファイバー20の入射端面21と対向する位置に
なるように設けられている。
【0021】前記顕微鏡2の前記ライトガイド接続孔1
5の内周面には、前記係合用リング29を係止するよう
に、その円周方向に沿って環状の溝として形成された係
止部35が設けられている。前記ライトガイド接続孔1
5の内底面36には、ライトガイドファイバー等の照明
光学系37の出射端面38が形成されている。この照明
光学系37の出射端面38が形成する円の半径rは、
前記所定の距離Lより小さくなるように構成する。この
とき、前記ライトガイド接続孔15の内周面に軸中心線
O5(=O1)と前記照明光学系37の出射端面38の
軸中心線O6は略平行に配置され、これらの中心線の軸
間距離は前記所定の距離Lに等しく設定されている。さ
らに、前記ライトガイド接続孔15の内底面36には、
前記アダプター本体25の凸部34に対応する形状の凹
部39が設けられている。
【0022】これにより、本実施の形態では、照明光学
系37と、ライトガイドコネクター9との接続部に、作
業者がライトガイドコネクター9を回転操作することに
より、照明光出射端面38から前記ライトガイドファイ
バー20の端面21に照明光を入射可能な状態で保持す
る照明光伝達状態と、この照明光の伝達を遮断する遮断
状態とに選択自在に切り替える切り替え手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0023】また、前記滅菌ドレープ18には、前記ラ
イトガイド接続孔15と対応する部分に開口部18aが
形成されている。この滅菌ドレープ18の開口部18a
の周縁部位は、前記滅菌アダプター17が前記滅菌ドレ
ープ18の開口部18aを通して、前記鏡体11の前記
ライトガイド接続孔15に挿入される際に、前記滅菌ア
ダプター17の前記フランジ部26と前記鏡体11の外
壁の間に挟み込まれるようになっている。
【0024】<作用>前記アシストスコープ1の前記ラ
イトガイドコネクター9を、前記鏡体11の前記ライト
ガイド接続孔15に接続する前に、前記滅菌アダプター
17を前記ライトガイド接続孔15に取り付ける。この
滅菌アダプター17の取り付け作業時には、前記アダプ
ター本体25の凸部34が、前記ライトガイド接続孔1
5の凹部に嵌合するように挿入する。また、前記滅菌ア
ダプター17が所定の位置まで前記ライトガイド接続孔
15内に挿入されると、前記係合用リング29が係止部
35に係止することによって滅菌アダプターが固定され
る。このとき、前記滅菌ドレープ18の周囲が前記鏡体
11と前記滅菌アダプター17の前記フランジ部26と
により挟み込まれる。さらに前記イメージガイド接続孔
16にも同様に前記滅菌アダプター66が装着されるこ
とで、滅菌されていない前記顕微鏡2の鏡体11が露出
することを防止し、滅菌域、ならびに滅菌されたアシス
トスコープ1から隔絶することができる。
【0025】次に、前記アシストスコープ1の前記ライ
トガイドコネクター9を滅菌アダプター内に挿入する。
このライトガイドコネクター9の挿入時には、前記ライ
トガイドコネクター9が所定の装着位置まで挿入される
と、前記ボールプランジャ23のボール24が、前記ロ
ック孔30a,30bのいずれかと嵌合し、係止され
る。
【0026】次に、図2、3に示すように、前記アシス
トスコープ1を使用する場合においては、前記ボールプ
ランジャ23のボール24が、前記ロック孔30aと嵌
合したときに、前記ライトガイドファイバー20の軸中
心線O2が、前記照明光学系37の出射端面38の軸中
心線O6に一致し、この照明光学系37の出射端面38
からの照明光が前記滅菌アダプター17のカバーガラス
33を通り、前記ライトガイドコネクター9の前記ライ
トガイドファイバー20の入射端面21へ入射すること
で、前記アシストスコープ1に照明光学系37の照明光
が供給される。
【0027】次に、前記ライトガイドコネクター9を長
手軸回りに回転させ、図4、5に示すように、図2、3
の第1の接続状態で嵌合している前記ロック孔30aと
は別のロック孔30bに、前記ボールプランジャ23の
ボール24が嵌合している状態とすると、前記照明光学
系37の出射端面38と前記ライトガイドファイバー2
0の入射端面21とは全く一致しないため、前記照明光
学系37の出射端面38からの照明光は、前記ライトガ
イドファイバー20の入射端面21に入射することはな
い。このとき、前記アダプター本体25の底板31に設
けられた前記凸部34と、前記ライトガイド接続孔15
の内底面36に設けられた前記凹部39とが嵌合してい
るので、前記ライトガイドコネクター9を長手軸周りに
回転させる際には、前記ライトガイドコネクター9のみ
が回転し、前記滅菌アダプター17は供回りすることは
ない。
【0028】また、前記ボールプランジャ23のボール
24が前記ロック孔30a,30bのいずれかに嵌合す
るため、照明光の出射状態、遮断状態の2つの状態は選
択的に固定される。
【0029】<効果>アシストスコープのコネクター
を、長手軸回りに回転させることで、滅菌室内で照明光
のON/OFFの切り替えが可能になり、操作性に優れ
る、内視鏡装置を提供することができる。
【0030】[第2の実施の形態] <構成>本発明の第2の実施の形態を図6から図9を用
いて説明する。
【0031】まず、図6は、アシストスコープ1のライ
トガイドコネクター40を顕微鏡2に接続した状態の断
面でる。また、図7は、図6のA−A断面を示すもので
ある。一方、図8は、アシストスコープ1のライトガイ
ドコネクター40を顕微鏡2に接続した状態の断面であ
る。また、図9は、図8のA−A断面を示すものであ
る。なお、第1の実施の形態と同一の構成は同一の符号
を付し詳細な説明は省略するものとする。
【0032】最初に、図6に示すように、ライトガイド
コネクター40は、円筒状をなすコネクター本体41を
有し、このコネクター本体41には、内部にライトガイ
ドファイバー20がこのコネクター本体40の軸中心と
同軸に挿入され、固定されている。このライトガイドフ
ァイバー20の照明光を入射する入射端面21と、前記
コネクター本体41の端面は同一面になるように設けて
ある。このコネクター本体41の外周面42には、第1
の実施の形態のアダプター本体25と同様に、リング溝
43に係合用リング44が嵌め込まれている。
【0033】また、滅菌アダプター45は、円柱形状を
なすアダプター本体46を有し、このアダプター本体4
6には一方の端部にフランジ部47が形成されている。
さらに、このアダプター本体46には、アダプター本体
25のフランジ部47が設けられている側で開口してい
るコネクター挿入孔48が設けられている。また、コネ
クター挿入孔48の内周面はコネクター本体40の外周
面42と嵌合するようになっている。このとき、前記ア
ダプター本体46の外周面49の軸中心線O7と前記コ
ネクター挿入孔48の軸中心線O8(=O2)とは略平
行に配置され、これらの中心線の軸間距離は所定の距離
Lに設定されている。前記アダプター本体46には、前
記コネクター挿入孔48と、軸中心線O7の軸対称位置
に、ボールプランジャ23が設けられている。このボー
ルプランジャ23のボール24は、前記アダプター本体
46の外周面49から突出するように配置されている。
また、コネクター挿入孔の内底面36には貫通孔32が
形成されており、この貫通孔32には、カバーガラス3
3が液密、または気密に接合されている。さらに、前記
コネクター挿入孔48の内周面には、前記係合用リング
44を係止するように、その円周方向に沿って環状の溝
として形成された係止部50が設けられている。
【0034】また、ライトガイド接続孔51には、ライ
トガイド接続孔51の内径よりも径が大きい平ザグリ部
52が形成されている。さらに、このライトガイド接続
孔51の内周面には前記ボールプランジャ23のボール
24と対応する位置の円周上の、対角線の2ケ所におい
て、ロック孔30a,30bが設けられている。前記ラ
イトガイド接続孔51の内底面36には照明光学系37
の出射端面38が形成されており、この出射端面38の
構成は第1の実施の形態のライトガイド接続孔15と同
様である。このとき、前記2つのロック孔30a,30
bの内、ロック孔30aに前記ボールプランジャ23の
ボール24が嵌合している状態では、前記カバーガラス
33は、照明光学系37の出射端面38と対向する位置
になるように設けられている。
【0035】また、滅菌ドレープ53には、前記ライト
ガイド接続孔51と対応する部分に開口部53aが形成
されている。この滅菌ドレープ53の開口部53aに
は、環状枠54が開口部53aの周縁部位を形成するよ
うに液密、または気密に接合固定されている。この環状
枠54の内径は滅菌アダプター45のアダプター本体4
6の外径よりも僅かに大きく形成されている。また、前
記環状枠54の外周面55は前記平ザグリ部52の内周
面と嵌合するようになっており、この環状枠54が平ザ
グリ部52に装着されている状態では、容易に回転しな
いようになっている。また、この環状枠64は、前記滅
菌アダプター45が環状枠54を通して鏡体11の前記
ライトガイド接続孔51に挿入される際に、前記滅菌ア
ダプター45のフランジ部47で押さえつけられるよう
になっている。
【0036】<作用>前記アシストスコープ1の前記ラ
イトガイドコネクター40を、前記鏡体11の前記ライ
トガイド接続孔51に接続する前に、前記滅菌アダプタ
ー45に前記ライトガイドコネクター40を取り付け
る。次に、前記滅菌アダプター45を前記ライトガイド
接続孔51に取り付ける。また、前記滅菌アダプター4
5が所定の位置まで前記ライトガイド接続孔51内に挿
入されると、前記係合用リング44が係止部50に係止
することによって前記滅菌アダプター45が固定され
る。このとき、前記滅菌ドレープ53の周囲が前記鏡体
11と前記滅菌アダプター45の前記フランジ部47と
により挟み込まれる。さらに前記イメージガイド接続孔
16にも同様に前記滅菌アダプター45が装着されるこ
とで、滅菌されていない前記顕微鏡2の鏡体11が露出
することを防止し、滅菌域、ならびに滅菌されたアシス
トスコープ1から隔絶することができる。
【0037】次に、前記アシストスコープ1の前記ライ
トガイドコネクター40を滅菌アダプター内に挿入す
る。このライトガイドコネクター40の挿入時には、前
記ライトガイドコネクター9が所定の装着位置まで挿入
されると、前記ボールプランジャ23のボール24が、
前記ロック孔30a,30bと嵌合し、係止される。
【0038】次に、図6、7に示すように、前記アシス
トスコープ1を使用する場合においては、前記ボールプ
ランジャ23のボール24が、前記ロック孔30aと嵌
合したときに、前記ライトガイドファイバー20の軸中
心線O2が、前記照明光学系37の出射端面38の軸中
心線O6に一致し、この照明光学系37の出射端面38
からの照明光が前記滅菌アダプター17のカバーガラス
33を通り、前記ライトガイドコネクター9の前記ライ
トガイドファイバー20の入射端面21へ入射すること
で、前記アシストスコープ1に照明光学系37の照明光
が供給される。
【0039】次に、前記滅菌アダプタ45を長手軸回り
に回転させ、図8、9に示すように、図6、7の第1の
接続状態で嵌合している前記ロック孔30aとは別のロ
ック孔30bに、前記ボールプランジャ23のボール2
4が嵌合している状態とすると、前記照明光学系37の
出射端面38と前記ライトガイドファイバー20の入射
端面21とは全く一致しないため、前記照明光学系37
の出射端面38からの照明光は、前記ライトガイドファ
イバー20の入射端面21に入射することはない。この
とき、第1の実施の形態との相違点は、前記アダプター
本体46と前記滅菌アダプター45と前記ライトガイド
コネクター9とが一緒に回動することである。
【0040】また、前記ボールプランジャ23のボール
24が前記ロック孔30a,30bのいずれかに嵌合す
るため、照明光の出射状態、遮断状態の2つの状態は選
択的に固定される。
【0041】<効果>上記の構成により、第1の実施の
形態と同じ作用に加え、ライトガイドコネクター40内
のライトガイドファイバー20が、ライトガイドコネク
ター40と同軸に構成されることで、ライトガイドコネ
クター40を小型化することができ、さらに滅菌アダプ
ター45のコネクター挿入孔48を既存のスコープのラ
イトガイドコネクターに合う形状に構成することが可能
である。また、アシストスコープ1の照明光の出射、遮
断の状態に関係なくライトガイドコネクター40は長手
軸回りに回転が可能になる。
【0042】また、アシストスコープを軽量化すること
ができる。さらに、滅菌アダプターのコネクター挿入孔
を既存のスコープのライトガイドコネクターに合う形状
に構成することが可能であるため、既存のスコープが接
続できる。また、ライトガイドコネクターが回転するこ
とから、ケーブルにひねりが加わった際にも取り回しに
制限が加わらない。
【0043】[第3の実施の形態] <構成>本発明の第3の実施の形態を図10から図13
を用いて説明する。
【0044】まず、図10はアシストスコープ1のライ
トガイドコネクター56を顕微鏡2に接続した状態の断
面である。また、図11は図10のA−A断面を示すも
のである。一方、図12はアシストスコープのライトガ
イドコネクター56を顕微鏡に接続した状態の断面であ
る。また、図13は図12のA−A断面を示すものであ
る。第1、第2の実施の形態と同一の構成は同一の符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0045】まず、図10に示すように、ライトガイド
コネクター56のコネクター本体19には、係止棒57
が設けられている。この係止棒57は、前記コネクター
本体19から外周側に突き出した根元部58と、前記コ
ネクター本体19の軸中心線O1と略平行に設けられた
棒状の嵌合部59とが屈曲部60でL字状に繋がれるこ
とで形成されている。この係止棒57の嵌合部59は、
軸中心線O1に対してライトガイドファイバー20と同
じ側に配置される。この係止棒57以外のライトガイド
コネクター56の構成は、第1の実施の形態のライトガ
イドコネクター9と同様である。
【0046】また、滅菌アダプター61の構成は、第1
の実施の形態の滅菌アダプター17と、凸部34が設け
られていない点以外は同様である。
【0047】さらに、ライトガイド接続孔62には、第
2の実施の形態のライトガイド接続孔51と同様に平ザ
グリ部52が形成されている。この平ザグリ部52を有
する点と、凹部39が設けられていない点以外のライト
ガイド接続孔62の構成は、第1の実施の形態のライト
ガイド接続孔15と同様である。
【0048】また、滅菌ドレープ63には、第2の実施
の形態の滅菌ドレープ53と同様に環状枠64が設けら
れている。この環状枠64には前記係止棒57の嵌合部
に対応する位置に係止孔65が設けられている。この係
止孔65以外の環状枠64の構成は、第2の実施の形態
の環状枠54と同様である。この環状枠64をライトガ
イド接続孔62に装着する際には必ず、係止孔65があ
る側を、照明光学系37の出射端面38がある側に合わ
せるものとする。
【0049】<作用>上記構成により、アシストスコー
プ1を使用する場合においては、ボールプランジャ23
のボール24が、ロック孔30aと嵌合したときに、照
明光学系37の出射端面38からの照明光が滅菌アダプ
ター61のカバーガラス33を通り、ライトガイドコネ
クター56のライトガイドファイバー20の入射端面2
1へ入射することで、アシストスコープ1に照明光が供
給される。
【0050】次に前記滅菌アダプター61を長手軸回り
に回転させ、図13に示すように、図6の第1の接続状
態で嵌合している前記ロック孔30aとは別のロック孔
30bに、前記ボールプランジャ23のボール24が嵌
合している状態とすると、前記照明光学系37の出射端
面38と、前記ライトガイドファイバー20の入射端面
21との間に、前記滅菌アダプター61の底板31が位
置するため、照明光学系の出射端面からの照明光は、前
記滅菌アダプター61の底板31により遮られ、前記ラ
イトガイドファイバー20の入射端面21に入射するこ
とはない。このとき、前記コネクター本体19に設けら
れた係止棒57の嵌合部59と、前記滅菌ドレープ63
の環状枠64に設けられた係止孔65が嵌合しているの
で、前記滅菌アダプター61を長手軸周りに回転させる
際には、滅菌アダプター61の回転体のみが回転し、ラ
イトガイドコネクター9は供回りしない。
【0051】<効果>本発明の実施の形態を用いること
により、ライトガイドコネクターの長手軸回りの角度を
変えることなく、照明光のON/OFFの切り替えがで
きる。
【0052】さらに、本発明においては、滅菌ドレープ
と滅菌アダプターを別々に構成したが、滅菌ドレープに
滅菌アダプターを取り付けた構成としてもよい。また、
その術式によって、滅菌ドレープを必要としない場合に
は、第1〜3の実施の形態の滅菌アダプター、あるいは
滅菌アダプターのアダプター本体を鏡体と一体化しても
よい。このとき、アダプターの内周面に設けた構成はラ
イトガイド接続孔の内周面に設けるものとする。
【0053】また、本発明においては、照明光の出射状
態、遮断状態の2つの状態を選択するロック孔の位置
は、対角線上に設けられているが、顕微鏡に設けられた
照明光学系の出射端面と、ライトガイドコネクターの照
明光入射端面が対向する位置と、完全に対向しない位置
にそれぞれ固定されるのであれば、必ずしも対角線上で
ある必要はない。
【0054】また、本発明においては、ライトガイドコ
ネクターの接続する部位を、顕微鏡の鏡体に設けている
が、これは別体の光源から延設されたライトガイドケー
ブルの出射端に設けても良い。
【0055】また、コネクター部には、図14のような
実施の形態を用いることも可能である。
【0056】図14には、ライトガイドコネクターの実
施の形態を示しており、内視鏡100のライトガイドコ
ネクター101の断面図である。
【0057】このライトガイドコネクター101は、略
円柱状に形成された口金102の内部に、ライトガイド
ファイバー束103を長手軸方向に内蔵し、端面にこの
ライトガイドファイバー束103を露出した構成になっ
ている。前記ライトガイドファイバー束103を挿通す
るために、前記口金102の長手軸中心に設けられた内
孔は、前記口金102の先端面から略錐状に形成された
熱受け部104、そしてこの熱受け部104に連続して
ライトガイドファイバー束103の外径と略等しい径に
設けられた規制部105、また、この規制部105に連
続してライトガイドファイバー束103の外径よりも大
きい径に設けられた膨大部106から成っている。前記
熱受け部104の開口端面の直径は、ライトガイドコネ
クター101に着脱自在に接続される図示しないライト
ガイドケーブルや光源装置等の照明光伝達範囲よりも大
きく成形されている。
【0058】前記熱受け部104、規制部105並びに
膨大部106には、透明度の高いもしくは白色系の接着
剤107が充填されており、ライトガイドファイバー束
103が固定されている。なお、接着剤107は、熱受
け部104のみに充填されているだけでも良い。
【0059】<効果>以上の構成により、以下の効果が
得られる。
【0060】前記規制部105によって、ライトガイド
ファイバー束103を確実にライトガイドコネクター1
01の長手軸中心に位置させることができるとともに、
ライトガイドファイバー束103をライトガイドコネク
ター101の端面に対し垂直に設置することができる。
これにより照明光の伝達損失を少なくすることができ
る。
【0061】また、熱受け部104の開口端面の直径
が、照明光伝達範囲よりも大きく形成され、透明度の高
いもしくは白色系の接着剤107が充填されているた
め、ライトガイドファイバー束103で伝達される照明
光以外の光が熱に変わることを極力抑えることができ、
ライトガイドファイバー束103が溶融したり、ライト
ガイドコネクター101が高温になることが少ない。さ
らには、構造が非常に簡単で部品点数を少なくでき、組
立性も良い。
【0062】また、図15に内視鏡のイメージガイドコ
ネクターにおける別の実施の形態を示す。
【0063】図15は、内視鏡のイメージガイドコネク
ター201と接眼アダプター202を接続した状態での
接続部の断面図である。
【0064】図15に示すように、イメージガイドコネ
クター201は、それぞれ略円筒状に形成された嵌合部
203、コネクター本体204、把持部(図示せず)か
ら構成されており、長手軸中心に挿通路205が設けら
れている。前記挿通路205には、前記イメージガイド
ファイバー束206が挿入されており、前記イメージガ
イドファイバー束206は口金207を介し、前記挿通
路205の端部に接着固定されている。前記嵌合部20
3のコネクター本体204側近傍の外周には、V溝20
8が設けられている。
【0065】前記接眼アダプター202は、接眼部20
9、アダプター本体210並びに接続部211からな
る。
【0066】この接眼部209の長手軸中心には、レン
ズ群212が設けられており、接眼部209のアダプタ
ー本体210側は略円筒状に形成され、その内周面に雌
ネジ213が設けられている。また、前記アダプター本
体210側の端部近傍の外周には、その径方向に平先止
めネジ214が1つ回動自在に螺合されており、接眼部
209の長手軸中心に向かうよう回動することで、その
先端がアダプター本体210の外周を押圧固定するよう
に設けられている。
【0067】また、前記アダプター本体210は略円筒
状に形成され、小径部215と大径部216からなる。
この内、小径部215外周の接眼部209側の近傍には
雄ねじ217が設けられてきており、雌ねじ213と回
動自在に螺合されている。大径部216の接続部211
側の近傍には、その径方向に尖り先止めネジ218が3
つそれぞれ120度の間隔で同一周上に回動自在に螺合
されており、小径部215近傍にはその径方向に平先止
めネジ219の通過用穴220が、3つそれぞれ120
度の間隔で設けられてきている。
【0068】また、前記接続部211は略円筒状に形成
され、小径部221、くびれ部222、並びに大径部2
23からなる。この内、小径部221及びくぴれ部22
2は、前記アダプター本体210の内孔224とすきま
ばめ嵌合しており、前記アダプター本体210の端面2
25と大径部223の端面226が当接した状態になっ
ている。前記小径部221先端には、支持部227が設
けられており、この内径は嵌合部203の外径と略同寸
法に、接続部211のその他の内径は、支持部227の
内径よりも大きい寸法に形成されている。この支持部2
27とくびれ部222の間の外周には、その径方向に平
先止めネジ219が3つそれぞれ120度の間隔で回動
自在に設けられており、それらを任意に回動すること
で、イメージガイドコネクター201の嵌合部203の
外周面が平先止めネジ219の先端に抑圧され、前記イ
メージガイドファイバー束206の傾きを補正すること
ができるように構成されている。前記くびれ部222に
は、前記尖り先止めネジ218の先端テーパ面と当接す
る位置にテーパ面228が設けられており、尖り先止め
ネジ218を任意に回動することで、このテーパ面22
8が前記尖り先止めネジ218の先端テーパ面に抑圧さ
れ、前記イメージガイドファイバー束206の中心軸と
レンズ群212との光軸を合わせることができるように
構成されている。前記大径部223にはその径方向にポ
ールプランジャ229が3つそれぞれ120度の間隔で
設けられている。このポールプランジャ229の大径部
223の長手軸方向の位置は、前記イメージガイドコネ
クター201と接眼アダプター202とを接続した、す
なわち、コネクター本体204の端面230と大径部2
23との端面231が当接した状態で、V溝208とポ
ール232とが係合するように設定されている。
【0069】以上の構成により、以下の効果が得られ
る。
【0070】焦点距離調整機構及びイメージガイドファ
イバー束206の傾き補正機構、中心軸とレンズ群の光
軸合わせ機構を接眼アダプター202に設けたことで、
それらの可動部分を水密構造にする必要がなく、構造が
非常に簡単で部品点数を少なくすることができ、組立性
が良い。
【0071】さらに、上記各種調整機構を接眼アダプタ
ー202に設けたことで、ばらつきのある複数の内視鏡
のイメージガイドコネクター201に対して、1つの接
眼アダプター202で対応することができるため、内視
鏡毎に専用の接眼アダプター202を用意する必要がな
く、使用者にとって経済的である。
【0072】また、接眼アダプター202にカメラアダ
プターを接続しモニター観察を行なう際、焦点距離調整
に加え、イメージガイドファイバー束206の傾き補
正、モニター上での観察像の位置補正を使用者が行なえ
るため、各内視鏡毎に最適なモニター観察像を得ること
ができる。
【0073】さらに、図16には、内視鏡挿入部先端の
金属枠の内孔とチャネルチューブ先端に接続された口金
との接続についての実施の形態を示した。
【0074】図16に示すように、内視鏡挿入部先端の
金属枠301の内孔とチャネルチューブ303先端に接
続された口金302との接続において、前記金属枠30
1及び口金302の先端面を同面にすることにより、嵌
合接着固定するようにしている。これにより、チャンネ
ル内周面での段差が1カ所減少するため、従来行なって
いた隙間304の接着剤の充填及びふき取り作業に要す
る時間が短縮され、かつ、万が一、隙間304に接着剤
の充填不足が生じることを回避することができる。
【0075】以下付記 [付記] 1.照明光供給手段と、この照明光供給手段に着脱可能
に接続し、照明光を伝達する内視鏡とのコネクターと、
このコネクターの内部に設けられたライトガイドファイ
バーとを有し、前記照明光供給手段と前記ライトガイド
ファイバーとを相対的に長手軸周りに回転させること
で、前記照明光供給手段の照明光出射端面と前記ライト
ガイドファイバーの端面とを、一致する位置または一致
しない位置とに選択自在としたことを特徴とする内視鏡
装置。
【0076】2.照明光供給手段と内視鏡のコネクター
の間に、長手軸周りに回転自在な接続部材を設け、この
接続部材を回転させることで照明光供給手段の照明光出
射端面とライトガイドファイバーの端面を光学的に接続
または遮断できるようにしたことを特徴とする付記1記
載の内視鏡装置。
【0077】
【発明の効果】以上説明した構成によれば、アシストス
コープのコネクターを、長手軸回りに回転させること
で、照明光のON/OFFの切り替えが可能になり、操
作性に優れる、内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるアシストスコ
ープを顕微鏡に接続した状態での全体構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるアシストスコ
ープのライトガイドコネクターを、滅菌アダプターを介
して顕微鏡に接続した状態の断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態における図2のA−A
における断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態のアシストスコープの
ライトガイドコネクターを、滅菌アダプターを介して顕
微鏡に接続した状態の断面図。
【図5】本発明の第1の実施形態における図4のA−A
における断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるアシストスコ
ープのライトガイドコネクターを顕微鏡に接続した状態
の断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態における図6のA−A
における断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態におけるアシストスコ
ープのライトガイドコネクターを顕微鏡に接続した状態
の断面図。
【図9】本発明の第2の実施形態における図8のA−A
における断面図。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるアシストス
コープのライトガイドコネクターを顕微鏡に接続した状
態の断面図。
【図11】本発明の第3の実施形態における図10のA
−Aにおける断面図。
【図12】本発明の第3の実施形態におけるアシストス
コープのライトガイドコネクターを顕微鏡に接続した状
態の断面図。
【図13】本発明の第3の実施形態における図12のA
−Aにおける断面図。
【図14】本発明の別の実施形態のにおけるライトガイ
ドコネクターを示した断面図。
【図15】本発明の別の実施形態における内視鏡のイメ
ージガイドコネクターを示した断面図。
【図16】本発明の別の実施形態における内視鏡挿入部
先端の金属枠の内孔とチャネルチューブ先端に接続され
た口金との接続状態を示した断面図。
【符号の説明】
1…アシストスコープ、2…顕微鏡、3…硬性挿入部、
7…ライトガイドケーブル、8…イメージガイドケーブ
ル、15…ライトガイド接続孔、16…イメージガイド
接続孔、20…ライトガイドファイバー、23…ボール
プランジャ、37…照明光学系、47…フランジ部、6
3…滅菌ドレープ、64…環状枠、202…接眼アダプ
ター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光出射端面を備えた照明光供給手段
    に着脱可能に接続されるコネクターに内視鏡の照射光を
    伝達するライトガイドファイバーの端面が配置され、前
    記照明光供給手段への前記コネクターの接続時に、前記
    照明光供給手段の照明光出射端面から前記ライトガイド
    ファイバーの端面に照射光が入射される内視鏡装置にお
    いて、 前記照明光供給手段と前記コネクターとの接続部に、前記照明光出射端面からの照明光が入射される入射部を
    有し、前記内視鏡の挿入部に前記照明光を伝達するため
    に前記入射部から入射された前記照明光を透過可能な部
    材から構成される照明光伝達手段と、 前記照明光供給手段と前記コネクターとの接続状態を保
    ちながら前記照明光出射端面に対して前記入射部が対向
    する対向位置と非対向位置との間で前記照明光伝達手段
    を切り替える切り替え手段と、 前記照明光出射端面に対して前記入射部が対向する対向
    位置に前記照明光伝達手段をロック可能なロック部と、 を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部は、前記照明光供給手段と前
    記コネクターとの間に前記コネクターの長手軸周りに回
    転自在な接続部材を設け、この接続部材を回転させるこ
    とで前記照明光出射端面と前記ライトガイドファイバー
    の端面を光学的に接続または遮断できるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 顕微鏡の鏡体に設けられ、照明光を前記
    鏡体の外側に出射する出射部と、 前記照明光を入射するための入射部を有し、内視鏡の挿
    入部に前記照明光を伝達するために前記入射部から入射
    された前記照明光を透過可能な部材から構成される照明
    光伝達手段と、 前記鏡体に設けられ、前記鏡体に対して前記照明光伝達
    手段を装着するとともに装着状態を保ちながら前記出射
    部に対して前記入射部が対向する対向位置と非対向位置
    との間で前記照明光伝達手段を移動自在に接続する接続
    部と、 前記接続部に設けられ、前記出射部に対して前記入射部
    が対向する対向位置に前記照明光伝達手段をロックする
    ロック部と、 を有することを特徴とする内視鏡装置。
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