JP6969186B2 - エンジン及び自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン及び自動二輪車に関する。
自動二輪車のエンジンにおいては、ピストンが収容されるシリンダブロックと、吸排気ポートが形成されるシリンダヘッドと、バルブ駆動機構等が収容されるシリンダヘッドカバーとが組み合わされたシリンダアセンブリを備えている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、主にスクータ型車両に採用されるスイング式のパワーユニットが開示されており、吸気ポートが車両上方に設けられる一方、排気ポートが車両下方に設けられている。
吸気ポート又は排気ポートは、エアクリーナ等の吸気系やマフラ等の排気系との接続関係上、所定方向に湾曲した筒形状を有している。また、吸気ポート及び排気ポートを構成するシリンダヘッドには、固定用のボルト締結穴が複数形成されている。ボルト締結穴は、燃焼室(シリンダボア)の周囲を囲うように、例えば4つ設けられている。
特開2014−51170号公報
しかしながら、特許文献1では、上記したボルト締結穴の1つが吸気ポート又は排気ポートの曲げ部分に近接している。このため、吸気ポート又は排気ポートは当該ボルト締結穴を避けるために急激な曲げ形状となっている。この結果、吸気抵抗又は排気抵抗が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、吸気抵抗又は排気抵抗を低減することができるエンジン及び自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明の一態様のエンジンは、ピストンを収容するシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、前記シリンダブロックとの間で前記シリンダボアに連なる燃焼室を形成するシリンダヘッドと、前記吸気ポートを開閉する吸気バルブと、前記排気ポートを開閉する排気バルブと、を備え、前記シリンダヘッドは、前記燃焼室に連通する吸気ポート及び排気ポートと、前記シリンダボアの周囲に形成される4つの締結部と、を有し、前記シリンダボアの周囲において、前記4つの締結部の配置基準となる4つの仮想点が前記シリンダボアの中心から等間隔に位置し、隣接する2つの仮想点を結ぶ仮想線がクランク軸の中心線に対して平行又は直交しており、前記吸気ポートを形成する吸気ポート部及び/又は前記排気ポートを形成する排気ポート部は、前記シリンダボアの外周側に突出して前記4つの締結部のうち1つの締結部に向かって湾曲した形状を有し、少なくとも前記1つの締結部は、前記4つの仮想点のうち1つの仮想点に対して前記シリンダボアの中心を軸に前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向と同じ方向へ所定角度回転した位置に設けられ、前記吸気バルブの軸線及び/又は前記排気バルブの軸線は、前記シリンダボアの軸線に平行な平面内に設けられており、前記平面は、前記シリンダボアの中心を軸に前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向と同じ方向へ傾けられ、前記シリンダボアの中心から前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向とは反対側にずれた位置で且つ前記シリンダボアの中心と同心の仮想円に接する位置に設けられ、前記仮想円の半径は、前記シリンダボアの中心と前記吸気バルブ又は前記排気バルブの外周縁との距離から前記吸気バルブ又は前記排気バルブの半径を引いた値で決定されることを特徴とする。
本発明によれば、吸気抵抗又は排気抵抗を低減することができる。
第1の実施形態に係る自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。 図1に示す自動二輪車のエンジンの斜視図である。 図2に示すエンジンの左側面図である。 図2に示すエンジンのシリンダヘッド近傍の斜視図である。 比較例に係るシリンダヘッドの断面図である。 第1の実施形態に係るシリンダヘッドの断面図である。 第1の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。 第2の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。 第3の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。 図9に示すシリンダボアと吸気バルブとの位置関係を模式的に表した図である。 第2の実施形態に係る自動二輪車の概略構成を示す右側面図である。 図11に示す自動二輪車のエンジン周辺の右側面図である。 図12に示すエンジンの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るエンジンをスクータタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るエンジンを、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両上方を矢印UP、車両下方を矢印LO、車両左方を矢印L、車両右方を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1から図4を参照して、第1の実施形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。図2は、図1に示す自動二輪車のエンジンの斜視図である。図3は、図2に示すエンジンの左側面図である。図4は、図2に示すエンジンのシリンダヘッド近傍の斜視図である。
図1に示すように、スクータータイプの自動二輪車1は、アンダーボーン式の車体フレーム(不図示)にエンジン2を懸架して構成される。エンジン2は、例えば、単気筒エンジンで構成される。特に本実施の形態では、エンジン2、変速機(後述するCVTユニット)及び後輪29への伝達機構がスイングアームと一体化されたユニットスイング式エンジンが採用されている。
車体フレーム及びエンジン2には、車体外装としての各種カバーが装着される。具体的に車両前方側には、前方に運転者の足回りを保護するレッグシールド11が設けられる。レッグシールド11の後方には、センターフレームカバー12が設けられる。センターフレームカバー12の下端には、後方に向かって延びるフートボード13が設けられる。フートボード13の後方には、車両側面を覆うサイドフレームカバー14が設けられる。
車両前方には、ステアリングシャフト(不図示)を介してフロントフォーク15が回転可能に支持される。フロントフォーク15の上方には、前輪16を操舵するためのハンドルバー17が設けられる。フロントフォーク15の下部には前輪16が回転可能に支持される。
サイドフレームカバー14の上側には、シート18が設けられる。サイドフレームカバー14の後部にはリヤフェンダ19が設けられる。サイドフレームカバー14の内側から後方にわたって、内燃機関としてのエンジン2が配置される。
図2から図4に示すように、エンジン2は、クランク軸(不図示)等の各種構成部品が収容されるクランクケース20の前方に、シリンダブロック21、シリンダヘッド22及びシリンダヘッドカバー23をこの順番に取り付けて構成される。シリンダブロック21は、軸方向が略水平方向を向くように、前側に傾けて配置される。具体的にシリンダブロック21の軸方向(後述するシリンダボア30の軸方向と同義)は、水平方向に対して前側(シリンダヘッドカバー23側)が僅かに高くなる方向(略水平方向)に向けられている。
クランクケース20は、左右割の一対のケース(不図示)をボルト等で連結して構成される。上記したように、クランクケース20には、クランク軸が収容されており、クランク軸は、車幅方向で水平となるように配置されている。
シリンダブロック21は、クランクケース20の前側に連結され、内部にピストン(不図示)を収容する円柱状のシリンダボア30(図6参照)が形成されている。ピストンとクランク軸とは、コンロッド(不図示)を介して連結されている。ピストンは、シリンダボア30内で軸方向に沿って往復運動が可能となっており、クランク軸は、ピストンの往復運動に伴って回転する。すなわち、本実施の形態に係るエンジン2は、ピストンの往復運動をクランク軸の回転運動に変換するピストンクランク機構で構成される。
シリンダヘッド22は、シリンダブロック21の前側に連結され、シリンダブロック21との間でシリンダボア30に連なる燃焼室31(図6参照)を形成する。シリンダヘッド22には、燃焼室31に連通する吸気ポートを形成する吸気ポート部32及び排気ポートを形成する排気ポート部33(共に図6参照)が形成されている。また、シリンダヘッド22の内部には、吸気ポートを開閉する吸気バルブ34と、排気ポートを開閉する排気バルブ36(共に図6参照)とが設けられている。
詳細は後述するが、吸気ポート部32は、シリンダヘッド22の左上方に向かって筒状に突出しており、その先端にフランジ部35が形成されている。また、排気ポート部33は、シリンダヘッド22の下方に向かって筒状に突出しており、その先端にフランジ部37(図6参照)が形成されている。また、シリンダヘッド22の上部には、燃料噴射装置としてのインジェクタ24が設けられている。インジェクタ24は、その先端が吸気ポート部32内に貫通するように取り付けられる。
シリンダヘッドカバー23は、シリンダブロック21の前側に取り付けられ、シリンダブロック21に蓋をする役割を果たす。シリンダヘッドカバー23の内部には、吸気バルブ34及び排気バルブ36を開閉駆動する動弁機構(不図示)が収容される。
クランクケース20の左側部分は、後方に向かって延びており、その後端には、後輪29(図1参照)が回転可能に取り付けられる。クランクケース20の左側部分は、後輪29を片持ち支持するスイングアームを構成する。クランクケース20の左側面は開口されており、内部に変速機としてのCVTユニット(不図示)が収容される。CVTユニットは、いわゆるベルト式の無段変速機(Continuously Variable Transmission)で構成され、ベルトの巻き掛け半径を変更することで変速を実現する。クランクケース20の左方には、変速機カバー28が取り付けられ、クランクケース20の左側面の開口が塞がれる。
エンジン2の吸気ポート部32(フランジ部35)には、インテークパイプ25が接続されている。インテークパイプ25には、スロットルボディ26を介してエアクリーナ27が接続されている。エアクリーナ27は、変速機カバー28の上方に配置されており、変速機カバー28の延在方向に沿って側面視矩形状の箱型に形成される。エアクリーナ27には、図示しない吸気ダクトが接続される。吸気ダクトを通じてエアクリーナ27で浄化された吸入空気は、スロットルボディ26でその吸入量が調整され、インテークパイプ25を通じて吸気ポート部32内(エンジン2内)に導入される。
エンジン2の排気ポート部33には、排気システムとして、エキゾーストパイプ及びマフラが接続される(共に不図示)。エキゾーストパイプは、シリンダヘッド22の下方を通り、エンジン2の後方に向かって延びている。マフラは、エキゾーストパイプの後端に接続される。エンジン2の駆動によって生じる排気ガスは、排気ポート部33からエキゾーストパイプ及びマフラを通じて外に排出される。
次に、図5及び図6を参照して、シリンダヘッドの内部構造について説明する。図5は、比較例に係るシリンダヘッドの断面図である。図6は、第1の実施形態に係るシリンダヘッドの断面図である。具体的に図5及び図6は、図3に示すエンジンをX−X線に沿う平面、すなわち、シリンダボアの軸線に直交する平面で切断した断面図である。以下に示す断面図では、説明の便宜上、周辺構成を一部省略しており、共通する構成は同一の符号で示している。
図5及び図6に示すように、シリンダボア30は円形状を有し、シリンダボア30の中心30a(軸線)は、左右方向に延在するクランク軸の中心線C上に位置している。シリンダボア30(燃焼室31)の周囲には、シリンダヘッド22、シリンダブロック21(図2参照)及びクランクケース20(図4参照)を連結固定するための締結部として、4つのボルト締結穴4が形成されている。なお、各ボルト締結穴4は、紙面左上側から反時計回りに符号4a−4dで示す。
特に図5に示す比較例では、4つのボルト締結穴4が、シリンダボア30の中心30aと同心の半径Rの円上に配置されている。より具体的には、各ボルト締結穴4は、シリンダボア30の中心30aから距離Rだけ離れた位置に形成されており、隣接するボルト締結穴4間のピッチがそれぞれ等しい。更に、シリンダボア30の軸方向からみて4つのボルト締結穴4のそれぞれの中心を結ぶ直線が、正方形を成している。
ここで、比較例における4つのボルト締結穴4の各中心点を、4つのボルト締結穴4の配置基準となる4つの仮想点9と呼ぶことにする(各ボルト締結穴4に対応して、各仮想点9を紙面左上側から反時計回りに符号9a−9dで示す)。4つの仮想点9は、シリンダボア30の中心30aから等間隔に位置している。また、隣接する2つの仮想点(例えば、仮想点9a、9d、又は仮想点9a、9b)を結ぶ仮想線がクランク軸の中心線Cに対して平行又は直交している。すなわち、4つの仮想点9を結ぶと、クランク軸に平行且つ垂直な4辺を有する正方形が形成される。
また、各ボルト締結穴4は、シリンダヘッド22及びシリンダブロック21を軸方向に貫通するように形成される。クランクケース20には、4つのボルト締結穴4に対応して4つのネジ穴(不図示)が形成されている。シリンダヘッド22、シリンダブロック21及びクランクケース20は、シリンダヘッド22側からボルト締結穴4にボルトを挿通し、先端をクランクケース20のネジ穴にねじ込むことで共締めされ、一体的に連結固定される。
燃焼室31の左側には、シリンダヘッド22の前方から、点火装置としての点火プラグ38が取り付けられている。図示はしていないが、点火プラグ38の先端は、燃焼室31内に露出している。燃焼室31の右側には、図示しないカムチェーン室が形成されている。
また、燃焼室31に連通する吸気ポートを形成する吸気ポート部32及び排気ポートを形成する排気ポート部33は、シリンダボア30の外周側に突出した筒形状を有している。特に吸気ポート部32は、上側に位置する2つのボルト締結穴4a、4dの間を交差するように上方に突出しており、更に左側に位置するボルト締結穴4aに向かって湾曲している。ここで、吸気ポート部32の軸線を軸線32aで示すものとする。これに対し、排気ポート部33は、下側に位置する2つのボルト締結穴4b、4cの間を交差するようにやや左下方に突出している。ここで、排気ポート部33の軸線を軸線33aで示すものとする。
吸気ポート部32及び排気ポート部33には、それぞれのポートを開閉する吸気バルブ34及び排気バルブ36が設けられている。吸気バルブ34の軸線34a及び排気バルブ36の軸線36aは、シリンダボア30の中心30aを含み、クランク軸の中心線Cに直交する平面5内に設けられている。すなわち、吸気バルブ34の軸線34a及び排気バルブ36の軸線36aは、シリンダボア30の軸線(中心30a)に平行な平面5上に配置されている。吸気バルブ34及び排気バルブ36は、先端が燃焼室31内に貫通しており、平面5に直交する方向からみて(例えば左側面視)ハの字状に配置されている。
ところで自動二輪車においては、エンジンのタイプによって、吸気ポート部又は排気ポート部が、周辺部品との接続関係上、所定方向に湾曲した形状を有することがある。例えば、図1に示すユニットスイング式のエンジン2の場合、比較例に示すように、吸気ポート部32が、シリンダヘッド22の上側に突出して所定方向(左側)に湾曲している。この場合、吸気ポート部32は、所定のボルト締結穴4(特に左上に位置するボルト締結穴4a)との位置関係上、ボルト締結穴4aとの所定距離を確保するため、急激な曲げ形状となっている。このように、吸気ポート部32の曲げ半径が小さいため、吸入空気が燃焼室31内に流入する際の抵抗が大きくなってしまうおそれがある。
そこで、本件発明者は、シリンダボア30(燃焼室31)の周囲に形成されるボルト締結穴4の配置に着目して本発明に想到した。具体的に第1の実施形態では、図6に示すように、吸気ポート部32に近接する1つのボルト締結穴4aの位置を、吸気ポート部32から離れる方向に移動させる構成とした。具体的にはボルト締結穴4aを、比較例に示す仮想点9aに対してシリンダボア30の中心30aを軸に吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向(反時計回り)へ所定角度回転させた位置に設けている。
この構成によれば、吸気ポート部32から離れるようにボルト締結穴4aを元の位置からずらしたことで、ボルト締結穴4aを避けるように急な曲げ形状であった吸気ポート部32の曲げ半径を緩やかに(大きく)することが可能である。すなわち、吸気ポート部32の基端部分(燃焼室31との接続部分)をボルト締結穴4から遠ざけることで、吸気ポート部32と燃焼室31とをより滑らかに接続することができる。この結果、吸入空気を滑らかに燃焼室31に導入することができ、吸気抵抗を低減することが可能である。また、吸気ポート部32の形状が滑らかになることで燃料の滞留が少なくなるため、出力の増大や燃費の向上、更には排ガス性能の向上という効果を得ることができる。
また、複数のボルト締結穴4は、シリンダボア30の中心30aからの距離が等しい位置に設けられている。このため、シリンダヘッド22、シリンダブロック21、及びクランクケース20をボルト締結した際の面圧分布を均等にすることができ、シール性を向上することができる。なお、図6では、ボルト締結穴4aの位置を、シリンダボア30の中心30aからの距離Rを維持して回転移動させる構成としたが、この構成に限定されない。ボルト締結穴4aの位置は、吸気ポート部32の軸線32aから離れるように移動されればよく、例えば、ボルト締結穴4aとシリンダボア30の中心30aとの距離は、距離Rより大きくても小さくてもよい。
次に、図7から図10を参照して、複数の変形例について説明する。図7は、第1の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。図8は、第2の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。図9は、第3の変形例に係るシリンダヘッドの断面図である。図10は、図9に示すシリンダボアと吸気バルブとの位置関係を模式的に表した図である。なお、図7から図10において、図6と共通する構成は図6と同一の符号で示している。
先ず、第1の変形例について説明する。図6に示す第1の実施の形態では、吸気ポート部32に最も近い所定のボルト締結穴4aのみを回転移動させる構成とした。しかしながら、図7に示す第1の変形例では、複数のボルト締結穴4のうち、所定のボルト締結穴4aを除いた他のボルト締結穴4b−4dも、シリンダボア30の中心30aを軸に吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向へ所定角度回転した位置に設けられている。
すなわち、図7では、図5における4つのボルト締結穴4同士の位置関係を維持したまま、4つのボルト締結穴4全体を吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向(反時計回り)へ所定角度回転している。すなわち、4つの仮想点9に対して4つのボルト締結穴4をシリンダボア30の中心30a周りに所定方向(反時計回り)へねじるように配置している。このように、図7においても、所定のボルト締結穴4aを吸気ポート部32から離れるように元の位置からずらしたことで、吸気ポート部32の曲げ半径を緩やかにすることが可能である。
特に図7では、4つのボルト締結穴4が正方形状に配置されている。このため、隣接する隣接するボルト締結穴4間のピッチがそれぞれ等しく、ボルト締結穴4aとシリンダボア30の中心30aとの距離Rも等しい。よって、シリンダヘッド22、シリンダブロック21、及びクランクケース20をボルト締結した際の面圧分布をより均等にすることができ、シール性を更に向上することができる。
図8に示す第2の変形例では、図7における4つのボルト締結穴4の配置が同一である一方、吸気バルブ34及び排気バルブ36の配置が図7と異なる。具体的に図8では、吸気バルブ34の軸線34a及び排気バルブ36の軸線36aを含む同一の平面5が、シリンダボア30の中心30aを軸に吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向(反時計回り)へ傾けられている。
このように、吸気ポート部32の曲げ方向に合わせて吸気バルブ34の軸線34a(を含む平面5)を傾けたことで、吸気ポート部32の曲げ半径を更に緩やかにすることができ、吸気ポート部32と燃焼室31とを滑らかに接続することが可能である。なお、平面5は、ボルト締結穴4の回転角度と同じ角度で傾けられることが好ましい。この場合、より滑らかに吸気ポート部32と燃焼室31とを接続することが可能である。また、平面5の傾斜に合わせて、点火プラグ38を吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向(反時計回り)へ、シリンダボア30の中心30aを軸に回転させてもよい。
図9に示す第3の変形例では、図8における4つのボルト締結穴4の配置が同一である一方、吸気バルブ34及び排気バルブ36の配置が図8と異なる。具体的に図9では、吸気バルブ34の軸線34aを含む平面6と排気バルブ36の軸線36aを含む平面7とが異なっており、平面6、7同士が交差するように設けられている。
平面6、7は、シリンダボア30の中心30aから吸気ポート部32の曲げ方向とは反対側の右側にずれた位置に設けられている。また、平面6、7は、クランク軸の中心30aを挟んで上下対称となるように傾斜している。すなわち、平面6は、吸気ポート部32の曲げ方向と同じ方向へ傾斜する一方、平面7は、吸気ポート部32の曲げ方向とは反対方向へ傾斜している。
特に、図10の模式図で示すように、吸気ポート部32の軸線34aを含む平面6は、シリンダボア30の中心30aと同心の仮想円8に接する位置に設けられている。ここで、シリンダボア30の中心30aと吸気バルブ34の外周縁との距離をLとし、吸気バルブ34の半径をR1とすると、仮想円8の半径R2は、距離Lから半径R1を引いた値(R2=L−R1)で決定される。
このように、吸気バルブ34の軸線34aを吸気ポート部32の曲げ方向に合わせて傾斜させ、軸線34aを含む平面6を燃焼室31の外周側にずらしたことで、吸気ポート部32の曲げ半径を更に緩やかにすると共に、吸気ポート部32と燃焼室31との接続部分を燃焼室31の外周側に近づけることが可能である。よって、吸気抵抗を低減させるだけでなく、シリンダボア30の中心軸回りの旋回流、すなわち、スワール流を発生し易くすることができる。シリンダボア30の壁面に沿うスワール流によってスワール効果が高められることにより、燃料と吸入空気との混合が促進され、燃焼状態を良好にすることが可能である。
なお、上記の実施形態では、単気筒のエンジン2を例にして説明したが、この構成に限定されない。例えば、エンジン2は、2気筒以上の多気筒エンジンで構成されてもよく、各気筒の配置も適宜変更が可能である。
また、上記の実施形態では、吸気側及び排気側に1つずつバルブを設ける2バルブ形式のエンジン2を例にして説明したが、これに限定されない。エンジン2は、例えば、吸気及び排気の一方のバルブが2つ以上設けられるマルチバルブ形式のエンジンで構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、ボルト締結穴4が4つ設けられる構成について説明したが、この構成に限定されない。ボルト締結穴4の個数は、例えば、3つ、又は5つ以上であってもよい。
また、上記の実施の形態では、締結部としてボルト締結穴4を例にして説明したが、これに限定されない。締結部は、穴に限らずボルト等の軸で構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、シリンダヘッド22、シリンダブロック21、及びクランクケース20がそれぞれ別々の部材で形成される場合について説明したが、これに限定されない。例えば、シリンダブロック21及びクランクケース20が一体化されてもよい。
また、上記の実施形態では、カムチェーン式の動弁機構を例にして説明したが、これに限定されない。動弁機構は、カムギヤ式やプッシュロッド式で構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、吸気ポート部32が左側に湾曲する場合について説明したが、これに限定されない。吸気ポート部32の湾曲方向は、適宜変更が可能である。
また、上記の実施形態では、クランク軸の中心線C上にシリンダボア30の中心30aが位置するピストンクランク機構を例にして説明したが、これに限定されない。例えば、クランク軸の中心線Cとシリンダボア30の中心30aとが所定距離ずれた、いわゆるオフセットクランク機構で構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、スクータに採用されるユニットスイング式のエンジン2において、吸気ポート部32が所定方向に湾曲する場合について説明したが、これに限定されない。エンジンのタイプやエンジンの適用車種は、適宜変更が可能である。また、吸気ポート部32に限らず、排気ポート部33、又は吸気ポート部32及び排気ポート部33の両方が所定方向に湾曲してもよい。ここで、図11から図13を参照して、第2の実施形態に係る自動二輪車について説明する。図11は、第2の実施形態に係る自動二輪車の概略構成を示す右側面図である。図12は、図11に示す自動二輪車のエンジン周辺の右側面図である。図13は、図11に示すエンジンの斜視図である。
図11から図13に示す自動二輪車101は、オフロードタイプの自動二輪車である。自動二輪車101は、鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム102にエンジン103を懸架して構成される。車体フレーム102は、ヘッドパイプ104から延びるメインフレーム105及びダウンフレーム106と、メインフレーム105の途中から後方に延びるシートフレーム107と、メインフレーム105の下端からシートフレーム107の後端に向かって延びるリヤフレーム108とを有している。
メインフレーム105は、ヘッドパイプ104から後方に向けて左右に分岐し、車体後方に向かって斜め下方に傾斜して延在している。ダウンフレーム106は、ヘッドパイプ104から下方に向かって延びた後、車体下部において水平方向に屈曲して後方に延びている。メインフレーム105とダウンフレーム106によって囲まれる空間内にエンジン103が配置される。エンジン103は、例えば、水冷式の単気筒エンジンであり、前面に放熱器としてのラジエータ109が配置されている。
エンジン103の上方には、燃料タンク110が配置されている。燃料タンク110は、外装カバー111によって覆われている。燃料タンク110の後方には、シートフレーム107に沿ってシート112が設けられている。
ヘッドパイプ104には、ステアリングシャフト(不図示)を介してフロントフォーク113が回転可能に支持されている。ステアリングシャフトの上端にはハンドルバー114が結合されている。フロントフォーク113の下部には、前輪115が回転可能に支持されている。前輪115の上方には、フロントフェンダ116が設けられている。
メインフレーム105の下部は、ピボット部を構成し、スイングアーム117が上下方向に揺動可能に連結されている。スイングアーム117の後部には、後輪118が回転可能に支持されている。後輪118の上方には、シート112の後端から延在するリヤフェンダ119が設けられている。
エンジン103は、クランクケース120の上方に、シリンダブロック121、シリンダヘッド122及びシリンダヘッドカバー123をこの順番に取り付けて構成される。シリンダブロック121は、軸方向が略鉛直方向を向くように配置されており、僅かに前傾されている。エンジン103の排気ポート部124は、シリンダブロック121の正面から右前方に向かって突出しており、右側に湾曲した筒形状を有している。排気ポート部124の先端にはフランジ部(不図示)が形成されており、当該フランジ部にエキゾーストパイプ125が接続される。
エキゾーストパイプ125は、排気ポート部124から右前方に突出した後、右下方に屈曲してU字状に反転され、エンジン103(特にシリンダブロック121)の右側面に沿って後方に延びている。エキゾーストパイプ125は、メインフレーム105の内側を通って、メインフレーム105とリヤフレーム108との接続部分より後方まで延びている。エキゾーストパイプ125の後端には、リヤフレーム108に沿って延在するマフラ126が接続される。
このように、所定方向に湾曲する排気ポート部124の場合、上記の各実施形態のようにシリンダヘッド122の締結部を配置することで、排気ポート部124の曲げ半径を緩やかにして排気抵抗を低減することが可能である。
また、複数の実施形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。更には、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、吸気抵抗又は排気抵抗を低減することができるという効果を有し、特に、自動二輪車に適用可能なエンジンに有用である。
1 自動二輪車
2 エンジン
21 シリンダブロック
22 シリンダヘッド
30 シリンダボア
30a シリンダボアの中心
31 燃焼室
32 吸気ポート部(吸気ポート)
33 排気ポート部(排気ポート)
34 吸気バルブ
34a 吸気バルブの軸線
36 排気バルブ
36a 排気バルブの軸線
4 ボルト締結穴(締結部)
5、6、7 平面
8 仮想円
9 ボルト締結穴の仮想点
C クランク軸の中心線

Claims (6)

  1. ピストンを収容するシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックとの間で前記シリンダボアに連なる燃焼室を形成するシリンダヘッドと、
    前記吸気ポートを開閉する吸気バルブと、
    前記排気ポートを開閉する排気バルブと、を備え、
    前記シリンダヘッドは、
    前記燃焼室に連通する吸気ポート及び排気ポートと、
    前記シリンダボアの周囲に形成される4つの締結部と、を有し、
    前記シリンダボアの周囲において、前記4つの締結部の配置基準となる4つの仮想点が前記シリンダボアの中心から等間隔に位置し、隣接する2つの仮想点を結ぶ仮想線がクランク軸の中心線に対して平行又は直交しており、
    前記吸気ポートを形成する吸気ポート部及び/又は前記排気ポートを形成する排気ポート部は、前記シリンダボアの外周側に突出して前記4つの締結部のうち1つの締結部に向かって湾曲した形状を有し、
    少なくとも前記1つの締結部は、前記4つの仮想点のうち1つの仮想点に対して前記シリンダボアの中心を軸に前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向と同じ方向へ所定角度回転した位置に設けられ
    前記吸気バルブの軸線及び/又は前記排気バルブの軸線は、前記シリンダボアの軸線に平行な平面内に設けられており、
    前記平面は、前記シリンダボアの中心を軸に前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向と同じ方向へ傾けられ、前記シリンダボアの中心から前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向とは反対側にずれた位置で且つ前記シリンダボアの中心と同心の仮想円に接する位置に設けられ、
    前記仮想円の半径は、前記シリンダボアの中心と前記吸気バルブ又は前記排気バルブの外周縁との距離から前記吸気バルブ又は前記排気バルブの半径を引いた値で決定されることを特徴とするエンジン。
  2. 前記4つの締結部は、前記シリンダボアの中心からの距離が等しい位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記4つの締結部のうち前記1つの締結部を除いた他の3つの締結部も、前記仮想点に対して前記シリンダボアの中心を軸に前記吸気ポート部又は前記排気ポート部の曲げ方向と同じ方向へ所定角度回転した位置に設けられることを特徴とする請求項2に記載のエンジン。
  4. 前記平面は、前記1つの締結部の回転角度と同じ角度で傾けられることを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  5. ユニットスイング式のエンジンで構成され、
    前記吸気ポート部が、前記シリンダボアの外周側に突出して前記1つの締結部に向かって湾曲した形状を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のエンジン。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載のエンジンを備えることを特徴とする自動二輪車。
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