JP6968860B2 - ボビンユニットの運動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、下糸を巻付けることに用いられるボビンユニットの運動機構に関し、特に個別にボビンとボビンケースを回転させることと、ボビンとボビンケースを互いに分離させることができるボビンユニットの運動機構に関する。
ロックステッチ原理で縫製を行うミシンの場合、全回転の外釜を用いるにしても、半回転の内釜を用いるにしても、何れも下糸を巻付けることができるボビンを有し、かつロックステッチの原理で縫製を行うミシンの殆どは、全てボビンを収容できるボビンケースを有する。
しかし、ミシンの回転数を向上するために、ボビンにおける下糸を収容する容量が過大になってはならず、相対的に下糸の長さが制限されるので、下糸が使い果たされるのを防止するように、ボビンを頻繁に交換する必要があるとともに、下糸交換作業にあっては、ミシン縫製作業を停止しなければならないだけでなく、さらに、オペレータが手動で下糸を交換する必要があり、相対的に生産効率を向上できない。
前記欠点を克服するために、現在、ミシン産業では自動ボビン交換装置があった。ボビンに巻き付けられている下糸を使い果たしそうになるのが検出される場合、前記自動ボビン交換装置はボビンケース及びボビンを同時に外釜から取り外し、ボビンケース及びボビンが全て外釜から分離され、もう1組のボビンケース及び下糸がいっぱい巻き付けられているボビンを同時に外釜に組付けて、ボビンを自動的に交換するという効果を達成する。
しかし、前記自動ボビン交換装置はボビンケースと下糸を使い果たしそうになるボビンとを同時に外釜から取り外した後、下糸を使い果たしそうになるボビンが一部の下糸を残留する以外に、さらにボビンケースの内部に位置するので、オペレータは時間をかけて手動で下糸を使い果たしそうになるボビンをボビンケースから分離させる必要があるだけでなく、さらに手動でボビンに残留する下糸を除去する必要がある。それに加えて、オペレータはボビンに残留する下糸を除去した後、さらに手動でボビンを糸巻き設備に取り付けて、改めて下糸をボビンに巻き付けることが必要であり、さらに手作業の時間が増えることにつながる。
本発明の主な目的は、ボビンとボビンケースの両方を互いに分離させることができるだけでなく、ボビンとボビンケースを個別に回転運動させることもでき、さらにオペレータに協力して短時間内に残留下糸を除去することと下糸を巻付ける作業を完成させることができることで、オペレータが手動で操作する手順をなくすことができることである。
前記目的を実現するために、本発明に係るボビンユニットの運動機構は、組付け状態となるボビンとボビンケースを動かすことができ、主として第1可動部品と、第2可動部品と、第3可動部品とから構成される。前記第1可動部品は運動軸線に沿い同軸で回転する第1伝動部材を有し、前記ボビンが前記第1伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる。なお、前記第2可動部品は前記運動軸線に沿い同軸で回転する第2伝動部材を有し、前記ボビンケースが前記第2伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる。なかでも、前記第3可動部品は、第3伝動部材を有し、前記第3伝動部材が前記運動軸線の軸線方向に沿い移動することができ、前記ボビンと前記ボビンケースの両者を前記組付け状態から、前記ボビンが前記ボビンケースから分離される分離状態に転換させることができる。
この実施形態において、前記第3伝動部材は、同軸で前記運動軸線に設けられることで、前記運動軸線に沿い同軸移動することができ、移動可能に前記第1伝動部材又は前記第2伝動部材に接続される。それに加えて、前記第1伝動部材と前記第2伝動部材が、それぞれ移動可能に前記第3伝動部材の両端に被覆設置されることで、前記第3伝動部材は前記第1伝動部材及び前記第2伝動部材に対して移動することができる。また、前記第1伝動部材と前記第2伝動部材の両者の一方と前記第3伝動部材との間に同期部品が設けられており、前記同期部品は、前記第1伝動部材と第2伝動部材の両者の一方と、前記第3伝動部材とを同時に回転運動させるか、又は直線運動させることができる。好ましい実施形態において、前記同期部品は、前記第1伝動部材と前記第2伝動部材の両者の一方に形成される同期溝と、前記第3伝動部材に形成され、前記同期溝に穿設される同期ボスとを有する。
別の実施形態において、前記第3伝動部材は、前記第1可動部品又は第2可動部品に組付けられ、前記第1可動部品全体又は第2可動部品全体を動かして移動させることができる。
なお、前記第3可動部品は、前記第3伝動部材に付勢するリセット付勢力を形成できることで、前記第3伝動部材が前記リセット付勢力を介して前記ボビンと前記ボビンケースに前記組付け状態を呈させるリセット付勢部材をさらに有する。
なお、前記第2伝動部材と前記第3伝動部材の両者の一方が前記ボビンケースに接続され、前記ボビンケースと、前記ボビンケースに接続される前記伝動部材との間に、前記ボビンケースが前記ボビンケースに接続される前記伝動部材に対して移動、又は回転することができないように制限できる位置規制部品が設けられている。この実施形態において、前記位置規制部品は、前記伝動部材に形成されるリング溝と、前記リング溝に係着されて、前記ボビンケースが軸方向に移動できないように制限できる、前記ボビンケースに設けられるラッチとを有する。
好ましい実施形態において、前記ボビンケースは、前記ボビンケースに接続される前記伝動部材に被覆設置される釜軸を有し、前記位置規制部品は、位置決め溝と位置決めボスとを有し、前記位置決め溝と前記位置決めボスの両者の一方が前記釜軸に形成され、他方が前記伝動部材に形成され、前記位置決めボスは、前記位置決め溝に穿設されて、前記ボビンケースが回転できないように制限する。
本発明は、3つの伝動部材を有し、その中の2つの伝動部材は、全て同軸で運動軸線に設けられ、かつ一方の伝動部材が回転できることで、回転する伝動部材がボビンを動かして運動軸線を軸心に回転運動させることができ、他方の伝動部材がボビンケースを動かして運動軸線を軸心に回転運動させることができ、最後の1つの伝動部材は移動することで、移動する伝動部材がボビンケースを動かして運動軸線に沿い直線運動を行わせることができることを特徴とする。これにより、2つの回転する伝動部材が1つの移動できる伝動部材と組み合わせて、ボビンとボビンケースの両方を互いに分離させることができるだけでなく、ボビンとボビンケースを個別に回転運動させることもでき、さらにオペレータに協力して短時間内に残留下糸を除去することと下糸を巻付ける作業を完成させることができることで、オペレータが手動で操作する手順をなくすことができる。
図1は自動下糸巻回ミシンの第1の好ましい実施形態における斜視図である。
図2は自動下糸巻回ミシンの第1の好ましい実施形態における分解図である。
図3Aはボビンユニットの分解図である。
図3Bはボビンユニットの別の実施形態における模式図である。
図4は図2におけるボビン交換装置の分解図である。
図5は図2における下糸導入装置の分解図である。
図6は図5におけるボビンユニットの運動機構の分解図である。
図7はボビンユニットの運動機構の断面図である。
図8はボビンケースが第3伝動部材に取り付けられる模式図である。
図9は図5における下糸クランプ機構の分解図である。
図10は図5における挟持リリース機構の分解図である。
図11は図5における下糸制御機構の分解図である。
図12は図2における残留下糸除去装置の分解図である。
図13はボビンが第1伝動部材に取り付けられる模式図である。
図14Aは外釜とボビンユニットの運動機構が別々にボビンユニットに組付けられる模式図である。
図14Bは可動枠が外釜に近接する方向に移動する模式図である。
図14Cは第1チャック部品が第1ボビンユニットをクランプする模式図である。
図14Dは第2チャック部品が第2ボビンユニットをクランプする模式図である。
図14Eは可動枠が外釜から離れる方向に移動する模式図である。
図14Fは可動枠が時計回りに回転する模式図である。
図14Gは可動枠が再び外釜に近接する模式図である。
図14Hは第2チャック部品が第2ボビンユニットを緩める模式図である。
図14Iは第1チャック部品がボビンユニットの運動機構の真正面に位置する模式図である。
図14Jは位置決めボスが位置決め溝に挿通する模式図である。
図14Kはラッチ締付部品がリング溝をクランプする模式図である。
図14Lは第1ボビンユニットのボビンが位置合わせ機構を介して第1伝動部材に接続される模式図である。
図15Aはボビンケースとボビンとが分離状態となる模式図である。
図15Bはカッターが切断位置に位置する模式図である。
図15Cは吸引機構の別の実施の態様の模式図である。
図15Dは図15Cにおける部分断面模式図である。
図16Aは下糸がボビンに巻き付けられている模式図である。
図16Bは下糸制御機構が下糸の位置を制御する模式図である。
図16Cは治具部品がクランプ位置まで移動する模式図である。
図16Dは治具部品が下糸をクランプする模式図である。
図16Eは治具部品が第1予備位置まで移動する模式図である。
図16Fは挟持リリース機構が下糸をクランプする模式図である。
図16Gは治具部品が第1ガイド位置まで移動する模式図である。
図16Hはブレードが下糸を切断する模式図である。
図17Aはボビンケースとボビンとが組付け状態となる模式図である。
図17Bは巻回下糸が糸案内溝に導入される模式図である。
図17Cは治具部品が第2予備位置まで移動する模式図である。
図17Dは第1治具伝動部材がローラに接触する模式図である。
図17Eは治具部品が第2ガイド位置まで移動する模式図である。
図17Fは巻回下糸がミシン目に導入される模式図である。
図18は第2の好ましい実施形態におけるボビンユニットの運動機構の模式図である。
図19は第3の好ましい実施形態におけるボビンユニットの運動機構の模式図である。
本発明の構造、使用及びその特徴がより明確で確実に分かるように、好ましい実施形態を挙げて、図面を参照しながら下記の通りに詳述する。
図1及び図2を参照する。第1の好ましい実施形態において、本発明に係る自動下糸巻回ミシン1は、ボビンユニット50と組み合わせて用いられ(図3に示すように)、ミシン本体10と、ボビン交換装置20と、下糸導入装置30と、残留下糸除去装置40と、を有する。図3を参照する。ボビンユニット50は、下糸60を巻き付けることができる(図14Aに示すように)ボビン51と、ボビン51に組付けられ得るボビンケース52とを有する。ボビン51に糸巻き軸511及び2つの位置規制板512が設けられており、糸巻き軸511の一部のセグメントを第1糸巻き部511aとし、かつ糸巻き軸511の残りのセグメントを外径が第1糸巻き部511aよりも大きい第2糸巻き部511bとする。なかでも、2つの位置規制板512が間隔を置いて配列され、それぞれ、第1糸巻き部511aと第2糸巻き部511bに成形されることで、糸巻き軸511が2つの位置規制板512間に位置し、さらに糸巻き軸511と2つの位置規制板512の3者間に下糸60を収容できる(図14Aに示すように)巻付け空間513が共同で形成される。図示するように、糸巻き軸511に巻付け空間513に連通する軸溝511cが凹設形成され、一方の位置規制板512に巻付け空間513に連通する位置規制溝512aが凹設形成され、軸溝511cが位置規制溝512aに連通することで、軸溝511cと位置規制溝512aとは、ボビン51の表面輪郭から凹設形成される穿設空間514を共同で形成する。しかし、ボビン51の糸巻き軸511が第1糸巻き部511aと第2糸巻き部511bとを有することは、説明の便宜上のものに過ぎず、図3Bにも示すように、糸巻き軸511から外へ位置規制フランジ511dが延出され、位置規制フランジ511dは位置規制溝512aが形成された位置規制板512に近接する。
図3Aに示すように、ボビンケース52は中空状態となるケース521を有し、ケース521の内部に中空状態となる釜軸522が設けられており、対向する両端に閉端523と開口端524がそれぞれ形成され、ケース521の内縁と釜軸522の外縁との間にボビン51を収容できる収容空間525が形成される。なかでも、ケース521には、収容空間525に連通する糸案内孔526が貫通形成され、開口端524から閉端523に向けて収容空間525に連通する糸案内溝527が凹設形成される。この実施形態において、ケース521には、下糸60(図17Bに示すように)を糸案内溝527から糸案内孔526に案内できる挟持ドーム528が組付けられ、ケース521は外へ延出してグラブアーム529を形成する。なかでも、挟持ドーム528の一側に案内口528aが設けられており、グラブアーム529はその外縁から凹んでミシン目529aが形成される。また、ケース521の閉端523に、下糸60(図17Bに示すように)をミシン目529aに制限できるワイパー530が組付けられ、ワイパー530がミシン目529aに近い箇所に弾性変形することができる弾性アーム530aがあり、弾性アーム530aはグラブアーム529の一側に位置して下糸60がミシン目529aから外れることを防止する。
図2を再び参照する。ミシン本体10は台座11(図面に台座11の一部の態様のみを示す)を有し、台座11内に水平に設けられる下軸(図示せず)を有し、前記下軸は台座11内に組付けられる外釜12を動かして回転させることができる。なかでも、台座11の上方に作業台13を有し、固定ブラケット14と、固定ブラケット14に接続されるヤーントラッパー15とが接続される。
図2及び図4を参照する。ボビン交換装置20は、外釜12の前に位置し、ボビンユニット移動部品21と、可動枠22と、第1チャック部品23と、第2チャック部品24と、ボビンユニット回転部品25とを有する。ボビンユニット移動部品21は可動枠22を動かして選択的にボビンユニット回転部品25に近接させるか、またはボビンユニット回転部品25から離れさせるためのものであり、移動動力を生成できる移動駆動源211と、移動駆動源211に組付けられる伝動バー212とを有する。この実施形態において、移動駆動源211が可動枠22に接続され、伝動バー212がミシン本体10の固定ブラケット14に固定されることで、移動駆動源211が移動動力を生成する場合、移動駆動源211全体は伝動バー212の軸方向に移動し、可動枠22は、外釜12に近接するか、または外釜12から離れるように移動できる。
可動枠22は、第1接続端221と、前記第1接続端221から離れる第2接続端222とを有し、第1接続端221と第2接続端222との間に、移動駆動源211に接続される装着部223を有する。なかでも、第1チャック部品23は、2つの対称プレートから構成される第1チャック連結ベース231を有し、第1チャック連結ベース231には、固定される第1固定チャック232が組付けられ、前記第1固定チャック232から離れる側に第1枢着部231aが設けられており、第1固定チャック232が第1接続端221に固定接続され、第1枢着部231aに、揺動できる第1可動チャック233が枢動接続される。また、第1可動チャック233は第1クランプ部233a(図14Cに示すように)を有し、前記第1クランプ部233aから離れる一端に、前記可動枠22に接続される第1チャック駆動装置234が組付けられている。なかでも、第1チャック駆動装置234が前記第1可動チャック233を動かして往復して揺動させることができることで、第1クランプ部233aは、選択的に第1固定チャック232に近接するか、又は第1固定チャック232から離れることができる。
第2チャック部品24は、可動枠22の第2接続端222に接続され、主として構造態様が第1チャック連結ベース231と同様である第2チャック連結ベース241と、構造態様が第1固定チャック232と同様である第2固定チャック242と、構造態様が第1可動チャック233と同様である第2可動チャック243(図14Dに示すように)と、構造態様が第1チャック駆動装置234と同様である第2チャック駆動装置244とから構成される。それに加えて、第2チャック連結ベース241、第2固定チャック242、第2可動チャック243及び第2チャック駆動装置244の4者の相互間における接続方式は第1チャック部品23と同様であるので、以下に前記第2チャック部品24の構造説明を省略する。
ボビンユニット回転部品25は、回転駆動源251と伝動ユニット252とを有する。回転駆動源251は、回転動力を生成でき、ミシン本体10の固定ブラケット14に固定される。伝動ユニット252は、回転駆動源251とボビンユニット移動部品21の伝動バー212との間に位置し、回転駆動源251に組付けられる第1伝動ギア252aと、第1伝動ギア252aに噛合される第2伝動ギア252bとを有する。なかでも、第2伝動ギア252bが同軸で伝動バー212に組付けられることにより、回転駆動源251が回転動力を生成できる場合、第1伝動ギア252aと第2伝動ギア252bは、可動枠22を動かして伝動バー212を軸心に回転させることができる。それに加えて、ボビンユニット移動部品21の移動駆動源211と第1チャック部品23及び第2チャック部品24が全て可動枠22に接続されるので、可動枠22を回転させる場合、第1チャック部品23及び第2チャック部品24は同期回転する。
図2及び図5を参照する。下糸導入装置30は、ミシン本体10の固定ブラケット14に組付けられ、ボビンユニットの運動機構31と、下糸クランプ機構32と、挟持リリース機構33と、下糸制御機構34とを有する。図5乃至図7を参照する。ボビンユニットの運動機構31は、主として第1可動部品311と、第2可動部品312と、第3可動部品313と、同期部品314とから構成される。図示するように、第1可動部品311は、第1駆動源3111と、第1伝動部材3112とを有する。第1駆動源3111は、ミシン本体10の固定ブラケット14に組付けられ、回転動力を生成して第1伝動部材3112を動かして回転運動させることができる。第1伝動部材3112は、同軸で第1伝動部材3112と平行である運動軸線Lに設けられ、一端に接続プレート3112aを形成する。なかでも、第1伝動部材3112に接続プレート3112aの下に位置するブレード3112bが取り付けられる。ブレード3112bは弾性材料から構成され、接続プレート3112aの下に位置する刃部3112c(図10に示すように)と、接続プレート3112aの後側に位置する接続部3112d(図10に示すように)とを有する。この実施形態において、運動軸線Lは第1伝動部材3112の軸心と重なり、第1駆動源3111は第1連動ユニット3113を介して第1伝動部材3112に接続される。なかでも、第1連動ユニット3113は、第1駆動源3111に組付けられる第1駆動プーリ3113aと、第1伝動部材3112に組付けられる第1従動プーリ3113bとを有し、第1駆動プーリ3113aに、第1従動プーリ3113bに接続される第1ベルト3113cが組付けられる。
第2可動部品312は、回転動力を生成できる第2駆動源3121と、間隔を置いて第1伝動部材3112に配列される第2伝動部材3122とを有する。第2駆動源3121がミシン本体10の固定ブラケット14に組付けられ、第2連動ユニット3123を介して第2伝動部材3122に接続されることで、第2駆動源3121は、第2連動ユニット3123を介して第2伝動部材3122を動かして回転運動させることができる。第2伝動部材3122が同軸で第1伝動部材3112に設けられることで、第2伝動部材3122の軸心は運動軸線Lと重なる。図示するように、第2連動ユニット3123は、第2駆動源3121に組付けられる第2駆動プーリ3123aと、第2伝動部材3122に組付けられる第2従動プーリ3123bとを有し、第2駆動プーリ3123aは第2ベルト3123cを介して第2従動プーリ3123bに接続される。
第3可動部品313は、移動動力を生成できる第3駆動源3131と、同軸で運動軸線Lに設けられる第3伝動部材3132とを有する。第3駆動源3131に第3連動ユニット3133が取り付けられ、第3連動ユニット3133を動かして第3伝動部材3132から離れさせるか、又は第3伝動部材3132に当接させ、第3伝動部材3132の両端は、それぞれ、第1伝動部材3112と第2伝動部材3122を貫通する。それに加えて、第3伝動部材3132は、第1伝動部材3112及び第2伝動部材3122に対して移動できることで、移動自在に第1伝動部材3112及び第2伝動部材3122に組付けられる。この実施形態において、第3駆動源3131が第3連動ユニット3133をリリースして第3伝動部材3132から離れる場合、第3伝動部材3132に接続される押し付けブロック3132aと第2伝動部材3122とは共同で第2伝動部材3122と第3伝動部材3132との間に位置するリセット付勢部材3134を押圧することで、リセット付勢部材3134は、ばねのように押さえられて、押し付けブロック3132aに付勢するリセット付勢力3134aを形成する。リセット付勢力3134aが第3駆動源3131の移動動力よりも小さいことにより、第3駆動源3131は、移動動力を生成し第3連動ユニット3133を動かして第3伝動部材3132に押し当てる場合、リセット付勢部材3134のリセット付勢力3134aを克服して第3伝動部材3132を押し動かして運動軸線Lに沿い直線運動を行わせることで、第3伝動部材3132が第3駆動源3131から離れることとなる。
同期部品314は、第2伝動部材3122と第3伝動部材3132との間に位置し、第2伝動部材3122と前記第3伝動部材3132を同時に回転運動させることができる。図示するように、同期部品314は、第2伝動部材3122に形成される同期溝3141と、第3伝動部材3132に形成される同期ボス3142とを有する。同期溝3141は長尺状の形態となり、同期ボス3142は同期溝3141に穿設され、第3伝動部材3132が移動する際に同期溝3141の内部において軸方向移動を行うことができる。
図8を参照する。ボビンユニット50のボビンケース52が第3可動部品313の第3伝動部材3132に取り付けられ、ボビンケース52と第3伝動部材3132との間に位置規制部品315が設けられている。位置規制部品315は、ボビンケース52が第3伝動部材3132に対して軸方向移動を行うことができないように制限できる移動防止ユニット3151と、ボビンケース52が第3伝動部材3132に対して回転できないように制限できる回転防止ユニット3152とを有する。図示するように、移動防止ユニット3151には、リング溝3151aと、ラッチ締付部品3151bと、ラッチ3151cとが設けられている。リング溝3151aは第3伝動部材3132における第1伝動部材3112から外向きに突出する一部のセグメントに形成される。ラッチ締付部品3151bはラッチ3151cと互いに枢着されるとともに、両者ともボビンケース52の閉端523に取り付けられる。この実施形態において、ラッチ締付部品3151bとラッチ3151cはボビンケース52に属する部品である。なかでも、ボビンケース52が第3伝動部材3132に取り付けられる場合、第3伝動部材3132がボビンケース52の釜軸522を貫通することで、第3伝動部材3132の一部のセグメントがボビンケース52の閉端523から外向きに突出し、さらに、ラッチ3151cがリング溝3151aに係着されて、ボビンケース52が軸方向移動を行うことができないように制限されることが可能である。
図示するように、回転防止ユニット3152は、位置決めボス3152aと、位置決め溝3152bとを有する。位置決めボス3152aは、第3可動部品313の第3伝動部材3132に形成され、間隔を置いて移動防止ユニット3151のリング溝3151aに配列される。位置決め溝3152bはボビンケース52の釜軸522に形成される。なかでも、ボビンケース52が第3伝動部材3132に取り付けられる場合、第3伝動部材3132はボビンケース52の釜軸522を貫通して、位置決めボス3152aを位置決め溝3152bの内部に移させて、ボビンケース52が回転できないように制限される。
図9を参照する。下糸クランプ機構32は、第1移動部品321と、第2移動部品322と、治具部品323とを有する。第1移動部品321は、一段の移動ストロークが実施可能である第1移動治具駆動源3211と、第1移動治具駆動源3211に接続される第1治具伝動部材3212とを有する。第1移動治具駆動源3211と第1治具伝動部材3212とは共同で逃げユニット324に接続される。逃げユニット324は第1移動治具駆動源3211と第1治具伝動部材3212とを第2移動部品322に対して変位させることができる。これにより、第1移動治具駆動源3211が第1治具伝動部材3212を動かして移動させる場合、第1移動治具駆動源3211と第1治具伝動部材3212は、逃げユニット324を介して第2移動部品322に対して変位を行うことができる。
この実施形態において、逃げユニット324は、第1移動治具駆動源3211に組付けられる揺動板3241と、第2移動部品322に組付けられる組付け板3242と、固定ブラケット14に組付けられるローラ3243とを有する。揺動板3241が組付け板3242に枢動接続されることで、揺動板3241は組付け板3242に対して揺動することができる。組付け板3242には、中央が低いアーチ形ガイドレール3242aが凹んで形成され、アーチ形ガイドレール3242aは第1治具伝動部材3212に接続されるガイドローラ3244に接触する。なかでも、揺動板3241と組付け板3242との間に、ばねとされるホルダ3245を有する。ホルダ3245が揺動板3241と組付け板3242によって共同で押さえられて、揺動板3241に付勢される保持付勢力3245aを生成できることで、揺動板3241は保持付勢力3245aを介して組付け板3242に対して揺動する。さらにガイドローラ3244がアーチ形ガイドレール3242aに向けて移動することで、ガイドローラ3244はホルダ3245の保持付勢力3245aを介して継続的にアーチ形イドレール3242aに接触することができる。
図示するように、第2移動部品322は、二段の移動ストロークが実施可能である第2移動治具駆動源3221と、第2移動治具駆動源3221に接続される第2治具伝動部材3222とを有する。第2移動治具駆動源3221はミシン本体10の固定ブラケット14に組付けられ、第2治具伝動部材3222は第2移動部品322の組付け板3242に接続される。これにより、第2移動治具駆動源3221が第2治具伝動部材3222を動かして移動させる場合、第1移動部品321全体は第2治具伝動部材3222によって動かされて全体的に移動する。また、治具部品323は、第1治具伝動部材3212に枢動接続される可動治具3231と、第1治具伝動部材3212に固定される固定治具3232とを有する。可動治具3231は第1治具伝動部材3212に取り付けられる治具駆動源3233によって動かされて、可動治具3231の末端が選択的に固定治具3232の末端に近接するか、または固定治具3232の末端から離れる(図16Aに示すように)ことが可能である。
図9を参照する。可動治具3231の末端に凹溝3231aを有し、固定治具3232の末端に体積が凹溝3231aよりも小さいクランプブロック3232aを有する。図示するように、治具駆動源3233が可動治具3231を動かして揺動させる場合、可動治具3231が固定治具3232に近接することで、クランプブロック3232aは凹溝3231aの内部に挿通し、クランプブロック3232aと凹溝3231aとが密着状態となる。この実施形態において、可動治具3231は、凹溝3231aの中間にストップピン3231bが設けられており、固定治具3232はクランプブロック3232aからピンホール3232bが凹設形成され、クランプブロック3232aと凹溝3231aとが密着状態となる場合、ストップピン3231bはピンホール3232bの内部に挿通する。
図5及び図10を参照する。挟持リリース機構33は、リリースレバー331と、リリース駆動源332とを有する。リリースレバー331は固定ブラケット14に枢動接続される枢着部3311を有し、枢着部3311の両端に間隔を置いて接続プレート3112aに配列される押動部3312と、リリース駆動源332に接続される付勢部3313とが形成される。ブレード3112bの刃部3112cと接続プレート3112aとの間にクランプ空間3314(図7に示すように)が設けられている。なかでも、リリース駆動源332は、動力を生成して付勢部3313を動かして移動させることができることで、リリースレバー331が枢着部3311を軸心に揺動し、さらに、押動部3312が選択的にプレート3112aの後側に近接するか、接続プレート3112aの後側から離れることができる。さらに、押動部3312がブレード3112bの接続部3112dの下端に押し当てて、刃部3112cが接続プレート3112aから離れて、クランプ空間3314が下糸60を入らせるオン状態となるようにする。また、図5及び図11を参照する。下糸制御機構34は、ボビンユニットの運動機構31とヤーントラッパー15との間に位置し、調整部材341と、調整駆動源342とを有する。調整部材341は、固定ブラケット14に枢動接続される枢着軸3411を有し、枢着軸3411の一端に調整板3412と連結棒3413とを有する。なかでも、調整板3412の一部の領域にスルーホール3412aが貫通形成され、連結棒3413は調整駆動源342に接続される。なかでも、調整駆動源342は、動力を生成して調整部材341を動かして枢着軸3411を軸心に揺動させることできる。
図12を参照する。残留下糸除去装置40は、ボビンユニット回転部品25の一側に位置し、移動機構41と、糸切断機構42と、吸引機構43とを有する。移動機構41は、固定ブラケット14に組付けられる移動駆動源411と、固定ブラケット14に枢動接続される可動アーム412とを有する。移動駆動源411は、可動アーム412に接続され、可動アーム412を動かして移動揺動させることができる。糸切断機構42は、可動アーム412に組付けられる糸切断駆動源421と、糸切断駆動源421によって動かされ得るカッター422とを有する。糸切断駆動源421にカッター422に接続される糸切断伝動部材423が組付けられる。なかでも、糸切断駆動源421は、糸切断伝動部材423を介してカッター422を動かして回転させることができ、カッター422はボビンユニットの運動機構31の上方に位置する。図示するように、吸引機構43は、可動アーム412に接続され、吸引口431を有し、吸引気流A(図15Bに示すように)を形成することができる。
図13を参照する。ボビンユニット50のボビン51が第1可動部品311の第1伝動部材3112に取り付けられる。ボビン51と第1伝動部材3112との間に位置合わせ機構44が設けられている。位置合わせ機構44は、ボビン51が第1伝動部材3112に組付けられる際に、ボビン51の穿設空間514がボビン51の真上に位置することを制限して、穿設空間514を糸切断機構42のカッター422に近接させることができる。図示するように、位置合わせ機構44は、案内部品441と、位置決め部品442とを有する。案内部品441は2つの磁石4411とし、位置決め部品442は、互いに係合され得るバンプ4421と位置決め溝4422とする。図示するように、2つの磁石4411は、それぞれ、ボビン51及び第1伝動部材3112に組付けられ、また、バンプ4421は第1伝動部材3112に形成され、位置決め溝4422はボビン51に形成される。なかでも、ボビン51が第1伝動部材3112に組付けられる場合、ボビン51は自由に回転できる自由状態を呈する可能性がある。その後、第1伝動部材3112はボビン51を動かして回転させて、2つの磁石4411が互いに磁気的に吸引し、ボビン51と第1伝動部材3112の相対的位置を引き寄せ、さらにバンプ4421が位置決め溝4422に係合されて、ボビン51と第1伝動部材3112との間の相対角度位置を制限することで、ボビン51が第1伝動部材3112に対して回転することができない。第1伝動部材3112が回転を止め角度の位置決めを行う場合、穿設空間514はボビン51の真上に位置してカッター422に対応することができる。
図14Aを参照する。具体的に利用される場合、ミシン本体10の外釜12と下糸導入装置30のボビンユニットの運動機構31のそれぞれに、下糸60により巻付けられるボビンユニット50が組付けられ、外釜12に組付けられるボビンユニット50を第1ボビンユニット501とし、ボビンユニットの運動機構31に組付けられるボビンユニット50を第2ボビンユニット502とする。それに加えて、ミシン本体10に設けられる下糸60をミシン本体10のヤーントラッパー15に組付け、ミシン本体10に設けられる下糸60が下糸制御機構34のスルーホール3412aを貫通することで、ミシン本体10に設けられる下糸60の一部のセグメントが挟持リリース機構33のクランプ空間3314の内部に位置することができ、さらにブレード3112bの刃部3112cと第1伝動部材3112の接続プレート3112aが共同でミシン本体10に設けられる下糸60をクランプする。
図14Bを参照する。ミシン本体10が縫製作業を行って第1ボビンユニット501の下糸60の残量が間もなく使い果たされる場合、ボビンユニット移動部品21の移動駆動源211は移動動力を生成して、ボビンユニット移動部品21全体は伝動バー212に沿い移動して外釜12に近接し、さらに、可動枠22は第1チャック部品23及び第2チャック部品24を動かして、それぞれをミシン本体10の外釜12と下糸導入装置30のボビンユニットの運動機構31に近接させる。
図14C及び図14Dを参照する。第1チャック部品23及び第2チャック部品24がそれぞれミシン本体10の外釜12と下糸導入装置30のボビンユニットの運動機構31に近接する場合、第1チャック部品23の第1固定チャック232は第1ボビンユニット501のボビンケース52に接触し、第2チャック部品24の第2固定チャック242は第2ボビンユニット502のボビンケース52に接触する。次に、第1チャック駆動装置234が第1可動チャック233を動かして揺動させることで、第1可動チャック233の第1クランプ部233aは第1固定チャック232に近接し、さらに第1クランプ部233aは第1ボビンユニット501に設けられるラッチ締付部品3151bに係合される。これにより、第1可動チャック233と第1固定チャック232は共同で第1ボビンユニット501をクランプする。それと同時に、第2チャック駆動装置244が第2可動チャック243を動かして揺動させることで、第2可動チャック243の第2クランプ部243aは、第2固定チャック242に近接し、さらに第2ボビンユニット502が設けられたラッチ締付部品3151bに係合されて、第2可動チャック243と第2固定チャック242は共同で第2ボビンユニット502をクランプする。
図14E及び図14Fを参照する。第1チャック部品23及び第2チャック部品24が、それぞれ、第1ボビンユニット501及び第2ボビンユニット502をクランプする場合、ボビンユニット移動部品21の移動駆動源211は移動動力を生成して、ボビンユニット移動部品21全体が伝動バー212に沿い移動して外釜12から離れる。さらに第1チャック部品23は第1ボビンユニット501を動かしてミシン本体10の外釜12から離れさせると同時に、第2チャック部品24は第2ボビンユニット502を動かして下糸導入装置30のボビンユニットの運動機構31から離れさせる。これにより、第1チャック部品23はボビンユニット移動部品21を介して第1ボビンユニット501を外釜12から分離させることができ、第2チャック部品24は同様にボビンユニット移動部品21を介して第2ボビンユニット502をボビンユニットの運動機構31から分離させることができる。
その後、ボビンユニット回転部品25の回転駆動源251は、回転動力を生成して、伝動部品252の第1伝動ギア252aと伝動部品252の第2伝動ギア252bがボビンユニット移動部品21の伝動バー212を動かして回転させて、回転する伝動バー212が可動枠22を動かして図面中の矢印方向に沿い時計回りに回転させることができることで、第2ボビンユニット502は外釜12の真正面に位置する。
図14G及び図14Hを参照する。ボビンユニット移動部品21の移動駆動源211は再び移動動力を生成して、移動駆動源211が伝動バー212に沿い可動枠22を動かしてミシン本体10の外釜12に近接させることで、第2ボビンユニット502が外釜12に取り付けられる。その後、第2チャック部品24の第2チャック駆動装置244は第2可動チャック243の第2クランプ部243aを動かしてラッチ締付部品3151bから離れさせ、第2ボビンユニット502が外釜12に確実に組付けられる。この場合、第1チャック部品23は依然として第1ボビンユニット501をクランプする。
図14I、図14J及び図14Kを参照する。第2ボビンユニット502が外釜12に組付けられる場合、ボビン交換装置20の可動枠22はボビンユニット移動部品21及びボビンユニット回転部品25によって動かされて、第1チャック部品23が導入装置のボビンユニットの運動機構31に近接して、第1ボビンユニット501をボビンユニットの運動機構31に取り付けることができる。なかでも、第1ボビンユニット501がボビンユニットの運動機構31に取り付けられ得る場合、第3可動部品313の第3伝動部材3132が第1ボビンユニット501の釜軸522に穿設されることで、位置規制部品315の位置決めボス3152aは位置規制部品315の位置決め溝3152bに挿通し、第1ボビンユニット501のボビンケース52が運動軸線Lを軸心に回転できないように制限される。
図示するように、位置規制部品315の位置決めボス3152aが位置規制部品315の位置決め溝3152bに挿通し、互いに係合される場合、第1チャック部品23の第1チャック駆動装置234は第1可動チャック233の第1クランプ部233aを動かして第1ボビンユニット501に設けられるラッチ締付部品3151bから離れさせ、第1ボビンユニット501に設けられるラッチ締付部品3151bは反発してラッチ3151cが位置規制部品315のリング溝3151aに係着されて、第2ボビンユニット502のボビンケース52が運動軸線Lに沿い移動できないように制限される。
その後、ボビンユニット移動部品21の移動駆動源211は移動動力を生成して可動枠22を動かして外釜12から離れさせる。この場合、第1チャック部品23と第2チャック部品24は、全て第1ボビンユニット501と第2ボビンユニット502をそれぞれ挟み込む動作をせずので、次のボビンユニット50を挟み込むことを待機する動作をする。
図14Lを参照する。第1ボビンユニット501がボビンユニットの運動機構31に取り付けられ得る場合、第1ボビンユニット501のボビン51は第1伝動部材3112の接続プレート3112aに近接する。この場合、ボビン51は自由に回転できる自由状態を呈する可能性がある。その後、第1伝動部材3112がボビン51を動かして時計回り方向に回転させることで、2つの磁石4411の案内部品441は互いに磁気的に吸引して、第1ボビンユニット501のボビン51が運動軸線Lを軸線として回転する。それに加えて、位置合わせ機構44のバンプ4421は位置合わせ機構44の位置決め溝4422に係合されて第1ボビンユニット501のボビン51と第1伝動部材3112との間の相対角度位置を制限する。第1伝動部材3112が複数回回転した後運転を止めて角度の位置決めを行う場合、第1ボビンユニット501の穿設空間514は糸巻き軸511の真上に位置できる。なお、第1伝動部材3112が回転する場合、第1ボビンユニット50のボビン51は、第1伝動部材3112を介して回転できる。後に続く糸切断動作のために、回転するボビン51はケース521と挟持ドーム528との間に位置する一部の下糸60と、糸案内孔526に露出する一部の下糸60とを全てボビンケース52内に巻回することができる。この実施形態において、ボビン51は、2つの穿設空間514を有し、2つの穿設空間514は180°で間隔を置いて配列され、位置合わせ機構44と穿設空間514は全て180°対称を成す。従って、ボビン51は位置決めできる2つの角度を有する。
図15Aを参照する。第1チャック部品23と第2チャック部品24とが何れもボビンユニット50をクランプしなかった後、第1ボビンユニット501に残留する下糸60を除去し始める。まず、第3可動部品313の第3駆動源3131が第3可動部品313の第3伝動部材3132を動かして運動軸線Lに沿い移動させることで、同期部品314の同期ボス3142は同期溝3141の端部に向けて移動し、さらに移動する第3伝動部材3132は、第1ボビンユニット501のボビンケース52を動かして軸方向に第1ボビンユニット501のボビン51から分離させて、第1ボビンユニット501のボビンケース52と第1ボビンユニット501のボビン51が互いに分離する分離状態S1となることが可能である。
図15Bを参照する。次に、糸切断機構42の糸切断駆動源421は糸切断機構42のカッター422を動かして回転させ、吸引機構43は、吸引気流Aを形成するように運転を始める。その後、移動機構41の移動駆動源411が移動機構41の可動アーム412を動かして揺動させることで、糸切断駆動源421、カッター422及び吸引機構43の3者は同期して下方に向けて揺動し、さらに、巻付け空間513の内部にある残りの下糸60を切断するように、回転するカッター422を切断位置Cまで移動させる。巻付け空間513の内部にある下糸60がカッター422によって切断される場合、吸引機構43の吸引口431がボビン51の側辺に位置することで、吸引機構43の吸引気流Aはカッター422によって切断された下糸60を除去することができる。図示するように、位置合わせ機構44は、第1ボビンユニット501の穿設空間514が糸巻き軸511の真上に位置するように制限でき、さらにカッター422が切断位置Cに位置する場合、穿設空間514が位置合わせ機構44を介して切断位置Cに位置するカッター422と整列することができるので、カッター422は穿設空間514に挿通して下糸60を確実に切断できることを確保できるだけでなく、さらに糸巻き軸511に干渉しないことも確保できる。次に、移動機構41の移動駆動源411は移動機構41の可動アーム412を動かして上に揺動させ、糸切断駆動源421、カッター422及び吸引機構43の3者をボビン51から離れさせる。なかでも、カッター422がボビン51の穿設空間514から外れた際に、第1可動部品311の第1伝動部材3112はボビン51を動かして回転させて吸引機構43による残留下糸60の吸引除去効果を向上させ、第1ボビンユニット501のボビン51に下糸60を巻回しなかった初期状態S2を呈させることができる。そうすれば、下糸60を除去する作業が完成する。
図15Cを参照する。吸引機構43が移動機構41の可動アーム412に組付けられることは、説明の便宜上のものに過ぎず、即ち、可動アーム412が揺動する場合、吸引機構43が可動アーム412とともに揺動しないように、引機構43をミシン本体10の固定ブラケット14に組付けることができる。図示するように、吸引機構43の吸引口431はボビン51の下方に位置し、かつ吸引口431の外観はホッパー形状を呈する。これにより、カッター422が切断位置Cに位置して下糸60を切断する場合、吸引機構43はカッター422によって切断された後自然に落下する下糸60を受けることができるので、下糸60が吸引気流Aによってボビン51から取り除かれる。
図15Dを参照する。好ましい実施形態において、糸切断機構42の糸切断伝動部材423は、気流を生成できる空気圧力源(図示せず)に接続される。なかでも、糸切断伝動部材423にカッター422に近接する複数のブローホール423aが設けられている。さらに、カッター422が切断位置Cに位置して下糸60を切断する場合、切断された下糸60が糸切断伝動部材423に巻き付くことを防止するように、前記空気圧力源はブローホール423aから流れる吹出し気流Bを形成する。
図16Aを参照する。下糸60の除去が終わった後、下糸60を巻回する作業を始める。まず、第1可動部品311の第1駆動源3111が回転動力を生成して第1連動ユニット3113の第1駆動プーリ3113aを動かして回転させることで、第1連動ユニット3113の第1ベルト3113cは第1連動ユニット3113の第1従動プーリ3113bを介して第1伝動部材3112を動かして運動軸線Lを軸心に回転させ、さらにクランプ空間3314内に位置する下糸60を第1伝動部材3112とともに回転させる。これにより、第1ボビンユニット501のボビン51は同期回転して下糸60をボビン51の巻付け空間513に持ち込む。
第1ボビンユニット501のボビン51が下糸60を巻き付け始める場合、第1ボビンユニット501の第1糸巻き部511aの外径が第1ボビンユニット501の第2糸巻き部511bの外径よりも小さいので、下糸60は、先に第1ボビンユニット501の穿設空間514に被覆することを確保するように、先にボビン51の第1糸巻き部511aに巻き付く。さらに第1ボビンユニット501のボビン51が縫製作業を経由した後に残された下糸60も第1糸巻き部511aに残ることで、糸切断機構42のカッター422は切断位置Cに位置する際に下糸60を確実に切断できる。好ましい実施形態において、糸巻き動作を行う最初に、下糸60が先に第1糸巻き部511aに巻き付くことをさらに確保するために、下糸制御機構34の調整駆動源342が下糸制御機構34の調整部材341を動かして揺動させることで、調整部材341のスルーホール3412aは下糸60が接続プレート3112aに偏るように制限する。下糸60が第1糸巻き部511aに巻き付いて一定の巻き数(例えば10周又は20周)に達する時に、調整駆動源342は再度調整部材341を動かして、スルーホール3412aが下糸60のずれを制限せず、下糸60が全てボビン51の糸巻き軸511に巻き付くこととなる。それに加えて、下糸60が第1糸巻き部511aに巻き付いて一定の巻き数(例えば10周又は20周)に達する時に、挟持リリース機構33のリリース駆動源332も挟持リリース機構33のリリースレバー331を動かして揺動させることで、リリースレバー331の押動部3312はブレード3112bの接続部3112dの下端(図16Fに示すように)に押し当てて下糸60からリリースされ、クランプ空間3314内に位置する下糸60の糸口は弛緩状態を呈して、併せて巻付け空間513に巻き込まれる。直ちに、リリース駆動源332が押動部3312を動かして接続プレート3112aから離れさせ、さらにブレード3112bがそれ自体の弾力を介してブレード3112bの刃部3112cを接続プレート3112aに接触させる。次に、第1ボビンユニット501のボビン51が下糸60を巻き付けて所定の巻き数に達する場合、第1ボビンユニット501の巻付け空間513の内部に既に下糸60がいっぱい巻き付けられている。この場合、第1可動部品311の第1駆動源3111は回転を停止する。
図16Bを参照する。下糸60の巻回を停止した後、下糸60と治具部品323との間の相対的位置関係を確定できないので、下糸制御機構34の調整駆動源342は下糸制御機構34の調整部材341を動かして枢着軸3411を軸心に揺動させることで、調整部材341の調整板3412がヤーントラッパー15とボビン51との間に位置する下糸60に当接され、さらに調整板3412のスルーホール3412aがヤーントラッパー15とボビン51との間に位置する下糸60が治具部品323に近接することを制限し、これにより、次に治具部品323がヤーントラッパー15とボビン51との間に位置する下糸60をクランプすることを確保できることが必要となる。前記効果を達成するために、もう一つの実施手順としては、下糸60の巻回を停止する前に、調整駆動源342は調整部材341を調整して揺動させることで、調整板3412がヤーントラッパー15とボビン51との間に位置する下糸60に当接され、さらにヤーントラッパー15とボビン51との間に位置する下糸60が治具部品323に近接することを制限して、最後にボビン51に巻き付く下糸60が治具部品323の動作経路に位置できるようにする。
図16Cを参照する。第1移動部品321の第1移動治具駆動源3211は第1移動部品321の第1治具伝動部材3212を動かして外へ延出させ、下糸クランプ機構32の治具部品323は第1治具伝動部材3212によって動かされて第1予備位置P1(図16Aに示すように)から運動軸線Lと交差する第1経路D1(図16Dに示すように)に沿いクランプ位置P2まで移動して、ボビン51とヤーントラッパー15との間に介在する下糸60を可動治具3231と固定治具3232との間に位置させる。この実施形態において、治具部品323が第1予備位置P1からクランプ位置P2まで移動する過程において、逃げユニット324のガイドローラ3244がホルダ3245の保持付勢力3245aを介して継続的に組付け板3242のアーチ形ガイドレール3242aに接触するので、ガイドローラ3244がアーチ形ガイドレール3242aの一端からアーチ形ガイドレール3242aの他端まで移動する場合、逃げユニット324の揺動板3241は第1移動部品321と治具部品323を動かして逆時計回り方向の経路で揺動させて、さらに第1移動治具駆動源3211、第1治具伝動部材3212及び治具部品323の3者と第1ボビンユニット501との間の相対的位置を変えて、治具部品323が第1ボビンユニット501のボビン51から逃げることができる。これにより、治具部品323が第1経路D1に沿いクランプ位置P2まで移動する時に、逃げユニット324を介して第1ボビンユニット501のボビン51に当たらないことが可能である。図16Dを参照する。下糸クランプ機構32の治具部品323がクランプ位置P2に位置する場合、可動治具3231のストップピン3231bがボビン51とヤーントラッパー15との間に位置する下糸60に押し当てられることにより、下糸60が弛んだ状態にある場合、ストップピン3231bは、下糸60の一部の長さが可動治具3231と固定治具3232との間に位置するように制限でき、さらに、治具部品323が下糸60をクランプする場合、下糸60と治具部品323との間の相対的位置関係を確保できる。その後、治具部品323の治具駆動源3233が治具部品323の可動治具3231を動かして揺動させることで、可動治具3231を治具部品323の固定治具3232に近接させ、さらに可動治具3231と固定治具3232に調整部材341に近接する場所において、ボビン51とヤーントラッパー15との間に位置する下糸60をクランプさせる。この場合、固定治具3232のクランプブロック3232aが凹溝3231aに移され、さらに凹溝3231aとクランプブロック3232aとが密着状態となることで、凹溝3231aとクランプブロック3232aが下糸60をクランプして、下糸60が治具部品323から外れることを防止し、凹溝3231aとクランプブロック3232aとは共同で下糸60の一部の糸をクランプする。ここで、下糸60はボビン51と治具部品323との間に位置する巻回下糸61に仕分けられ、ほかの一部をヤーントラッパー15に組付けられる供給源下糸62とする。
図16E及び図16Fを参照する。第1移動部品321の第1移動治具駆動源3211は第1移動部品321の第1治具伝動部材3212を動かして内向きに収縮させ、下糸クランプ機構32の治具部品323は第1治具伝動部材3212によって動かされてクランプ位置P2から第1経路D1に沿い第1予備位置P1まで戻り、供給源下糸62が第1ボビンユニット501のボビン51の下方を貫通する。この場合、挟持リリース機構33のリリース駆動源332が挟持リリース機構33のリリースレバー331を動かして揺動させることで、リリースレバー331の押動部3312がブレード3112bの接続部3112dの下端に押し当てられ、ブレード3112bの刃部3112cが接続プレート3112aから離れて、クランプ空間3314は下糸60を入らせるオン状態となる。次に、第1可動部品311の第1駆動源3111は第1連動ユニット3113を介して第1伝動部材3112を動かして時計回り方向に回転させ、供給源下糸62がクランプ空間3314の内部を貫通する。その後、リリース駆動源332がリリースレバー331を動かして揺動させることで、リリースレバー331の押動部3312がブレード3112bの接続部3112dの下端から離れ、さらにブレード3112bはそれ自体の弾力を介して、ブレード3112bの刃部3112cと接続プレート3112aに共同で供給源下糸62(図16Fに示すように)をクランプさせて、次の下糸60を巻付ける動作を待つ。その後、第2移動部品322の第2移動治具駆動源3221は治具部品323の第2治具伝動部材3222を動かして1段目の移動ストロークを実施させ、第1移動部品321と治具部品323とが第2治具伝動部材3222によって動かされて移動し、治具部品323が第1予備位置P1から第1経路D1と交差している第2経路D2に沿い第1ガイド位置P3まで移動する。治具部品323が第1ガイド位置P3に位置する場合、供給源下糸62はブレード3112bの刃部3112cに触れる。その後、図16G及び図16Hに示すように、第1可動部品311の第1駆動源3111が第1連動ユニット3113を介して第1伝動部材3112を再度動かして運動軸線Lを軸心に逆時計回り方向に回転させ、ブレード3112bが第1伝動部材3112によって動かされて供給源下糸62を切断する。この場合、供給源下糸62の糸口端がブレード3112bによって挟まれ、巻回下糸61の糸口端が治具部品323によって挟まれる。以上、図16A乃至図16Hにおいて、説明の便宜上、ボビンケース52が軸方向に移動しボビン51から離れるようにしたが、実際にボビンケース52とボビン51との相対距離は図15Aの分離状態S1のようになるべきである。そして、図16Gにおいて、ブレード3112bの角度状態を明確に示すために、ボビン51を接続プレート3112aから取り出す。
前記図16A乃至図16Eのステップにおいて、治具部品323が第1経路D1に沿い移動する場合、治具部品323が接続プレート3112aとブレード3112bに干渉することを防止するために、第1可動部品311は、接続プレート3112aとブレード3112bを動かして回転させることができる。これにより、治具部品323を避けることができる角度までブレード3112bを回転させるが、図示される角度に限定されるものではない。
図17Aを参照する。下糸60の切断が完成した後、巻回下糸61を第1ボビンユニット501のボビンケース52に取り付け始める。まず、第3可動部品313の第3駆動源3131は第3連動ユニット3133を動かして第3伝動部材3132から離れさせ、リセット付勢部材3134のリセット付勢力3134aは押し付けブロック3132aに付勢し、第3伝動部材3132が第3駆動源3131に向けて移動する。さらに、移動する第3伝動部材3132は、第1ボビンユニット501のボビンケース52を動かして第1ボビンユニット501のボビン51に組付けて、第1ボビンユニット501のボビンケース52と第1ボビンユニット501のボビン51とが分離状態S1から、互いに組付けられる組付け状態S3に転換することができる。この場合、巻回下糸61はボビンケース52の開口端524に接触し、ピンと張った状態となる。
図17Bを参照する。巻回下糸61がボビンケース52の開口端524に接触する場合、第2可動部品312の第2駆動源3121は回転動力を生成して第2連動ユニット3123の第2駆動プーリ3123aを動かして回転させ、第2連動ユニット3123の第2ベルト3123cが第2連動ユニット3123の第2従動プーリ3123bを介して第2伝動部材3122を動かして運動軸線Lを軸心に回転させる。第2伝動部材3122が回転する場合、同期部品314の同期ボス3142が同期溝3141に制限されて移動できないので、第2伝動部材3122は同期部品314を介して第3可動部品313の第3伝動部材3132を動かして回転させ、さらに第1ボビンユニット501のボビンケース52を同期回転させる。図示するように、第2駆動源3121は第2伝動部材3122を介して先に第1ボビンユニット501のボビンケース52を動かして時計回り方向に回転させる。その後、第2駆動源3121が再度第1ボビンユニット501のボビンケース52を動かして逆時計回り方向に回転させることで、回転するボビンケース52は巻回下糸61をボビンケース52の糸案内溝527に導入し、巻回下糸61の一部の糸がボビンケース52のケース521とボビンケース52の挟持ドーム528との間に位置することができる。
図17Cを参照する。次に、第2移動部品322の第2移動治具駆動源3221は治具部品323の第2治具伝動部材3222を動かして2段目の移動ストロークを実施させ、第1移動部品321と治具部品323とが第2治具伝動部材3222によって動かされて接続プレート3112aから離れる方向に向けて移動し、治具部品323が第1ガイド位置P3から第2経路D2と平行である第3経路D3に沿い第2予備位置P4まで移動する。図17Dに示すように、治具部品323が第2予備位置P4まで移動する過程において、第1移動部品321の第1治具伝動部材3212は逃げユニット324のローラ3243に触れて、逃げユニット324の揺動板3241を揺動させ、さらに逃げユニット324のガイドローラ3244をアーチ形ガイドレール3242aから分離させる。これにより、下糸クランプ機構32の治具部品323は巻回下糸61を引っ張って、巻回下糸61が挟持ドーム528の案内口528aに導入され、さらに挟持ドーム528が巻回下糸61を糸案内溝527から糸案内孔526まで導くことができる。
図17Eを参照する。治具部品323が第2予備位置P4に位置する場合、第1移動部品321の第1移動治具駆動源3211は再び第1移動部品321の第1治具伝動部材3212を動かして外へ延出させ、第1治具伝動部材3212が治具部品323を動かして第2予備位置P4から第1経路D1と平行である第4経路D4に沿い第2ガイド位置P5まで移動する。なかでも、治具部品323が第2ガイド位置P5まで移動する過程において、巻回下糸61はボビンケース52のグラブアーム529に当たってから、ワイパー530の弾性アーム530aを押し当てて、弾性アーム530aに歪みを生成させることで、巻回下糸61がグラブアーム529のミシン目529aの内部まで導かれる。これにより、巻回下糸61をボビンケース52に取り付ける作業が完成する。なかでも、巻回下糸61がミシン目529aの内部に位置する場合、弾性アーム530aは巻回下糸61に押し当てられていないため、ミシン目529aと重なるので、巻回下糸61が弾性アーム530aにブロックされて、ミシン目519aから外れるのを防止できる。
図17Fを参照する。巻回下糸61がグラブアーム529のミシン目529aの内部まで導かれ、治具部品323の治具駆動源3233が治具部品323の可動治具3231を動かして揺動させることで、可動治具3231が治具部品323の固定治具3232から離れ、さらに治具部品323が巻回下糸61の糸口を放す。最後に、治具部品323は第1移動部品321と第2移動部品322を介して第2ガイド位置P5から第1予備位置P1まで戻り、下糸60をボビンケース52に取り付けることを待つ。
図18を参照する。第2の好ましい実施形態において、第1の好ましい実施形態との差異は、第1可動部品311、第2可動部品312、第3可動部品313及び同期部品314の4者間の組付け方式にある。図示するように、第2可動部品312の第2伝動部材3122は第1可動部品311の第1伝動部材3112に移動可能に穿設され、第2可動部品312の第2連動ユニット3123は単一の中空軸とし、第3伝動部材3132は第2連動ユニット3123の外周に移動自在に組付けられ、同期部品314の同期ボス3142を介して第2伝動部材3122に組付けられる。なかでも、第1伝動部材3112と第3伝動部材3132は、それぞれ、第2伝動部材3122の対向する両側に位置する。なお、第3可動部品313の第3連動ユニット3133には、動かされて第3伝動部材3132の軸方向に変位することができる連動ラック3133aと、第3駆動源3131に組付けられる連動ギア3133bとが設けられており、連動ラック3133aが連動ギア3133bに噛合される。なかでも、同期部品314の同期溝3141は第2連動ユニット3123に形成され、長尺状の形態を呈することで、同期ボス3142が同時に第3伝動部材3132、第2連動ユニット3123及び第2伝動部材3122に穿設される。
この実施形態において、第2可動部品312の第2駆動源3121は回転動力を生成して、第2伝動部材3122を動かして第1伝動部材3112に対して回転させる。この場合、同期部品314の同期ボス3142は第1伝動部材3112に影響されることなく回転し、同期部品314の同期溝3141は同期して第2伝動部材3122とともに回転する。なお、第3可動部品313の第3駆動源3131は回転動力を生成して、第3連動ユニット3133の連動ギア3133bが第3連動ユニット3133の連動ラック3133aを動かして移動させることで、第3伝動部材3132が運動軸線Lに沿い移動する。第3伝動部材3132が移動する場合、同期部品314の同期ボス3142が同期部品314の同期溝3141に沿い移動するので、第3伝動部材3132は同期部品314を介して第2伝動部材3122全体を動かして軸方向移動をさせる。
図19を参照する。第3の好ましい実施形態において、第2の好ましい実施形態との差異は、ボビンユニットの運動機構31が同期部品314を有しないことと、第3可動部品313の第3伝動部材3132をプレートとすることにある。前記プレートが第2可動部品312の第2駆動源3121に組付けられるので、第3伝動部材3132が同軸で運動軸線Lに設けられていない。なかでも、第3可動部品313の第3駆動源3131が第3伝動部材3132を動かして運動軸線Lの軸線方向に移動させる場合、第2可動部品312全体(第2駆動源3121、第2伝動部材3122及び第2連動ユニット3123を含む)は同時に運動軸線Lに沿い移動することで、ボビンケース52が移動してボビン51から分離される。この実施形態において、第3伝動部材3132は直接第3駆動源3131に接続され得るが、第3連動ユニット3133を介して第3駆動源3131に接続されてもよい。
しかし、第3伝動部材3132が第2駆動源3121に組付けられることは、説明の便宜上のものに過ぎず、即ち、第3伝動部材3132は第1可動部品311の第1駆動源3111に組付けられてもよい。さらに第3伝動部材3132が第3駆動源3131を介して運動軸線Lの軸線方向に移動する場合、第1可動部品311全体(第1駆動源3111、第1伝動部材3112及び第1連動ユニット3113を含む)は同時に運動軸線Lに沿い移動できるので、ボビン51が移動してボビンケース52から分離される。
また、この実施形態において、下糸60がボビン51に巻き付く前に、下糸クランプ機構32の治具部品323は、まず一時的に供給源下糸62をクランプしてもよい。その後、挟持リリース機構33のリリース駆動源332は挟持リリース機構33のリリースレバー331を動かして揺動させることで、リリースレバー331の押動部3312がブレード3112bの接続部3112dの下端を押し当て、さらにブレード3112bの刃部3112cが接続プレート3112aから離れて、クランプ空間3314がオン状態となる。次に、治具部品323は第1移動部品321と第2移動部品322によって動かされて供給源下糸62を一時的にクランプ空間3314から外れさせることができる。これにより、下糸60を除去する過程において、供給源下糸62が一時的にクランプ空間3314から外れて第1伝動部材3112が回転する過程でヤーントラッパー15から余分な下糸60を引っ張り出すことを防止できる。その後、下糸60の除去が完成した後、第1移動部品321、第2移動部品322は治具部品323を動かして移動させて、供給源下糸62がクランプ空間3314の内部に戻る。その後、リリース駆動源332がリリースレバー331を動かして揺動させることで、リリースレバー331の押動部3312はブレード3112bの接続部3112dの下端から離れ、さらにブレード3112bはそれ自体の弾力を介して、ブレード3112bの刃部3112cと接続プレート3112aに共同で供給源下糸62をクランプさせる。
以上に挙げられた実施形態は本発明の説明の便宜上のものに過ぎず、それを制限するものではない。当業者が本発明の趣旨から逸脱することなく、本発明の特許請求の範囲及び発明の説明に基づき為された各種の簡単な変形及び変形は、全て以下の特許請求の範囲に含まれるべきものである。
1 自動下糸巻回ミシン
10 ミシン本体
11 台座
12 外釜
13 作業台
14 固定ブラケット
15 ヤーントラッパー
20 ボビン交換装置
21 ボビンユニット移動部品
211 移動駆動源
212 伝動バー
22 可動枠
221 第1接続端
222 第2接続端
223 装着部
23 第1チャック部品
231 第1チャック連結ベース
231a 第1枢着部
232 第1固定チャック
233 第1可動チャック
233a 第1クランプ部
234 第1チャック駆動装置
24 第2チャック部品
241 第2チャック連結ベース
242 第2固定チャック
243 第2可動チャック
243a 第2クランプ部
244 第2チャック駆動装置
25 ボビンユニット回転部品
251 回転駆動源
252 伝動ユニット
252a 第1伝動ギア
252b 第2伝動ギア
30 下糸導入装置
31 ボビンユニットの運動機構
311 第1可動部品
3111 第1駆動源
3112 第1伝動部材
3112a 接続プレート
3112b ブレード
3112c 刃部
3112d 接続部
3113 第1連動ユニット
3113a 第1駆動プーリ
3113b 第1従動プーリ
3113c 第1ベルト
312 第2可動部品
3121 第2駆動源
3122 第2伝動部材
3123 第2連動ユニット
3123a 第2駆動プーリ
3123b 第2従動プーリ
3123c 第2ベルト
313 第3可動部品
3131 第3駆動源
3132 第3伝動部材
3132a 押し付けブロック
3133 第3連動ユニット
3133a 連動ラック
3133b 連動ギア
3134 リセット付勢部材
3134a リセット付勢力
314 同期部品
3141 同期溝
3142 同期ボス
315 位置規制部品
3151 移動防止ユニット
3151a リング溝
3151b ラッチ締付部品
3151c ラッチ
3152 回転防止ユニット
3152a 位置決めボス
3152b 位置決め溝
32 下糸クランプ機構
321 第1移動部品
3211 第1移動治具駆動源
3212 第1治具伝動部材
322 第2移動部品
3221 第2移動治具駆動源
3222 第2治具伝動部材
323 治具部品
3231 可動治具
3231a 凹溝
3231b ストップピン
3232 固定治具
3232a クランプブロック
3232b ピンホール
3233 治具駆動源
324 逃げユニット
3241 揺動板
3242 組付け板
3242a アーチ形ガイドレール
3243 ローラ
3244 ガイドローラ
3245 ホルダ
3245a 保持付勢力
33 挟持リリース機構
331 リリースレバー
3311 枢着部
3312 押動部
3313 付勢部
3314 クランプ空間
332 リリース駆動源
34 下糸制御機構
341 調整部材
3411 枢着軸
3412 調整板
3412a スルーホール
3413 連結棒
342 調整駆動源
40 残留下糸除去装置
41 移動機構
411 移動駆動源
412 可動アーム
42 糸切断機構
421 糸切断駆動源
422 カッター
423 糸切断伝動部材
423a ブローホール
43 吸引機構
431 吸引口
44 位置合わせ機構
441 案内部品
4411 磁石
442 位置決め部品
4421 バンプ
4422 位置決め溝
50 ボビンユニット
501 第1ボビンユニット
502 第2ボビンユニット
51 ボビン
511 糸巻き軸
511a 第1糸巻き部
511b 第2糸巻き部
511c 軸溝
511d 位置規制フランジ
512 位置規制板
512a 位置規制溝
513 巻付け空間
514 穿設空間
52 ボビンケース
521 ケース
522 釜軸
523 閉端
524 開口端
525 収容空間
526 糸案内孔
527 糸案内溝
528 挟持ドーム
528a 案内口
529 グラブアーム
529a ミシン目
530 ワイパー
530a 弾性アーム
60 下糸
61 巻回下糸
62 供給源下糸
A 吸引気流
B 吹出し気流
C 切断位置
D1 第1経路
D2 第2経路
D3 第3経路
D4 第4経路
L 運動軸線
S1 分離状態
S2 初期状態
S3 組付け状態
P1 第1予備位置
P2 クランプ位置
P3 第1ガイド位置
P4 第2予備位置
P5 第2ガイド位置

Claims (8)

  1. 組付け状態となるボビンとボビンケースを動かすことができるボビンユニットの運動機構であって、
    運動軸線に沿い同軸で回転する第1伝動部材と、前記第1伝動部材を動かして回転運動させることができる第1駆動源と、を有し、前記ボビンが前記第1伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる第1可動部品と、
    前記運動軸線に沿い同軸で回転する第2伝動部材と、前記第2伝動部材を動かして回転運動させることができる第2駆動源と、を有し、前記ボビンケースが前記第2伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる第2可動部品と、
    同軸で前記運動軸線に設けられる第3伝動部材と、前記第3伝動部材を動かして回転運動させることができる第3駆動源と、を有し、前記第3伝動部材が前記運動軸線の軸線方向に沿い移動することができ、前記ボビンと前記ボビンケースの両者を前記組付け状態から、前記ボビンが前記ボビンケースから分離される分離状態に転換させることができる第3可動部品と、を備え
    前記第1伝動部材と前記第2伝動部材が、それぞれ移動可能に前記第3伝動部材の両端に被覆設置されることで、前記第3伝動部材は前記第1伝動部材及び前記第2伝動部材に対して移動することができることを特徴とする、ボビンユニットの運動機構。
  2. 前記第1伝動部材と前記第2伝動部材の両者の一方と前記第3伝動部材との間に同期部品が設けられており、前記同期部品は、前記第1伝動部材と前記第2伝動部材の両者の一方と、前記第3伝動部材とを同時に回転運動させるか、又は直線運動させることができることを特徴とする、請求項1に記載のボビンユニットの運動機構。
  3. 前記同期部品は、前記第1伝動部材と前記第2伝動部材の両者の一方に形成される同期溝と、前記第3伝動部材に形成され、前記同期溝に通される同期ボスとを有する、ことを特徴とする、請求項2に記載のボビンユニットの運動機構。
  4. 前記第3可動部品は、前記第3伝動部材に付勢するリセット付勢力を形成できることで、前記第3伝動部材が前記リセット付勢力を介して前記ボビンと前記ボビンケースに前記組付け状態を呈させるリセット付勢部材をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載のボビンユニットの運動機構。
  5. 前記第2伝動部材と前記第3伝動部材の両者の一方が前記ボビンケースに接続され、前記ボビンケースと、前記ボビンケースに接続される前記伝動部材との間に、前記ボビンケースが前記ボビンケースに接続される前記伝動部材に対して移動、又は回転することができないように制限できる位置規制部品が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のボビンユニットの運動機構。
  6. 前記位置規制部品は、前記伝動部材に形成されるリング溝と、前記リング溝に係着されて、前記ボビンケースが軸方向に移動できないように制限できる、前記ボビンケースに設けられるラッチとを有することを特徴とする、請求項5に記載のボビンユニットの運動機構。
  7. 前記ボビンケースは、前記ボビンケースに接続される前記伝動部材に被覆設置される釜軸を有し、前記位置規制部品は、位置決め溝と位置決めボスとを有し、前記位置決め溝と前記位置決めボスの両者の一方が前記釜軸に形成され、他方が前記ボビンケースに接続される前記伝動部材に形成され、前記位置決めボスは、前記位置決め溝に通されて、前記ボビンケースが回転できないように制限することを特徴とする、請求項5に記載のボビンユニットの運動機構。
  8. 組付け状態となるボビンとボビンケースを動かすことができるボビンユニットの運動機構であって、
    運動軸線に沿い同軸で回転する第1伝動部材を有し、前記ボビンが前記第1伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる第1可動部品と、
    前記運動軸線に沿い同軸で回転する第2伝動部材を有し、前記ボビンケースが前記第2伝動部材によって動かされて同期して回転運動することができる第2可動部品と、
    第3伝動部材を有し、前記第3伝動部材が前記運動軸線の軸線方向に沿い移動することができ、前記ボビンと前記ボビンケースの両者を前記組付け状態から、前記ボビンが前記ボビンケースから分離される分離状態に転換させることができる第3可動部品と、を備え、
    前記第3伝動部材は、前記第1可動部品又は前記第2可動部品に組付けられ、前記第1可動部品全体又は前記第2可動部品全体を動かして移動させることができることを特徴とする、ボビンユニットの運動機構。
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