JP6965726B2 - 発光装置、画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

発光装置、画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光装置、画像読取装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、光電変換素子が実装されたセンサ基板の両端部に、LED発光素子が実装されたLED基板がフレキシブル基板を介して接続されたライン光源ユニットが記載されている。
特開2007−251353号公報
発光装置は、一方向に延びた円柱状の導光体と、導光体の端面と接触し、この導光体の端面に向けて光を照射する発光素子と、発光素子が実装されている剛性基板と、これらの部品を収容する筐体とを備えている。 ここで、温度の変化等によって一方向における導光体の長さが変わってしまい、発光素子が実装された剛性基板が導光体の端面に対して傾いてしまうことがある。つまり、発光素子(の光軸)が導光体(の軸)に対して傾いてしまうことがある。
本発明の課題は、剛性基板の端部が筐体に対して位置決めされている場合と比して、一方向に延びている導光体の一方向における長さが変わった場合でも、発光素子が導光体の端面に対して傾くのを抑制することである。
本発明の態様に係る発光装置は、一方向に延び、該一方向に伸縮可能に筐体に固定された導光体と、該導光体の端面に対向して配置され、該導光体の端面に光を照射する発光素子と、該発光素子を挟んで該導光体の反対側に配置され、該発光素子が実装され、該筐体に対して該一方向に移動可能とされている剛性基板と、該剛性基板を介して、該導光体の端面に該発光素子を押し付ける押付部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の態様に係る発光装置は、態様に記載の発光装置において、前記導光体は、一対設けられ、一対の前記導光体は、前記一方向に対して交差する交差方向に並んで配置されており、前記剛性基板には、一対の前記導光体の端面に光を照射する一対の前記発光素子が実装されており、前記押付部材は、前記剛性基板と三部位以上で接触して、前記剛性基板を介して前記導光体の端面に前記発光素子を夫々押し付けることを特徴とする。
本発明の態様に係る発光装置は、態様に記載の発光装置において、前記交差方向において一対の前記導光体の中間点を通り、かつ、前記交差方向を向く面を基準面とすると、前記押付部材が前記剛性基板と接触する一の接触部と、前記押付部材が前記剛性基板と接触する他の接触部とは、前記基準面に対して対称に配置されていることを特徴とする。
本発明の態様に係る発光装置は、態様に記載の発光装置において、前記一方向から見て、前記一の接触部は、一の前記導光体の端面における縁の内側に配置されており、前記一方向から見て、前記他の接触部は、他の前記導光体の端面における縁の内側に配置されていることを特徴とする。
本発明の態様に係る発光装置は、1〜4態様の何れか1態様に記載の発光装置において、前記発光素子は、光を照射する発光部と、前記発光部を封止している封止部材と、前記発光部を挟んで前記導光体の反対側に配置され、前記発光部及び封止部材を支持している支持部材と、を有し、前記支持部材には、前記導光体側に突出している突出部が形成されており、前記押付部材が、前記剛性基板を介して、前記導光体の端面に前記発光素子を押し付けている状態で、前記導光体の端面に前記突出部の先端が接触し、かつ、前記封止部材と前記導光体の端面との間に、空隙が形成されていることを特徴とする。
本発明の態様に係る発光装置は、態様に記載の発光装置において、前記空隙と前記発光素子の外部とをつなぐ隙間が形成されていることを特徴とする。
本発明の態様に係る画像読取装置は、1〜6態様の何れか1態様に記載の発光装置と、前記一方向に並べられた複数の受光素子と、前記一方向に延び、前記発光素子によって発光されて、画像が形成されている対象物から反射された光を前記受光素子に案内する案内部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の態様に係る画像形成装置は、態様に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取られた画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
態様の発光装置によれば、剛性基板の端部が筐体に対して位置決めされている場合と比して、一方向に延びている導光体の一方向における長さが変わった場合でも、発光素子が導光体の端面に対して傾くのを抑制することができる。
態様の発光装置によれば、押付部材が、剛性基板と一部位又は二部位で接触している場合と比して、一方向に延びている導光体の一方向における長さが変わった場合でも、発光素子が導光体の端面に対して傾くのを抑制することができる。
態様の発光装置によれば、全ての接触部が、基準面に対して一方側に配置されている場合と比して、一方向に延びている導光体の一方向における長さが変わった場合でも、発光素子が導光体の端面に対して傾くのを抑制することができる。
態様の発光装置によれば、一方向から見て、全ての接触部が導光体の端面における縁の外側に配置されている場合と比して、剛性基板が撓むのを抑制した上で、発光素子が導光体の端面に対して傾くのを抑制することができる。
態様の発光装置によれば、押付部材が導光体の端面に発光素子を押し付けている状態で、導光体の端面に封止部材が接触する場合と比して、封止部材の変形を抑制することができる。
態様の発光装置によれば、封止部材と導光体の端面との間に形成された空隙が閉じられている場合と比して、発光部の温度上昇を抑制することができる。
態様の画像読取装置によれば、1〜6態様の何れか1態様に記載の発光装置を備えていない場合と比して、画像を読み取る読取精度が低くなるのを抑制することができる。
態様の画像形成装置によれば、態様に記載の画像読取装置を備えていない場合と比して、出力画像の品質が低くなるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像読取装置及び発光装置を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る画像読取装置及び発光装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置及び発光装置を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の押付部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の押付部材、剛性基板、導光体等を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の発光素子等を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の発光素子等を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置等を示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の剛性基板を定義するために用いた説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像読取装置等を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像読取部を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像読取部を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像読取部を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像読取部を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像読取部を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に対する第1比較形態に係る発光装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に対する第2比較形態に係る発光装置を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置等を示した正面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の変形例を示した斜視図である
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る発光装置、画像読取装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図19に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図17に示されるように、第1実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、原稿Gに形成された画像を読み取る画像読取部60とが、この順で備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の筐体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部14には、収容部材26に積載された最上位のシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18は、筐体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電する帯電ロール38と、帯電された像保持体36に露光光を照射する露光装置42とが備えられている。さらに、各色の画像形成ユニット18には、前述した露光装置42が帯電された像保持体36を露光することで形成された静電潜像を現像して、トナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。
また、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール44とが備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール46と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧してシート部材Pにトナー画像を定着する定着装置50とが備えられている。
〔画像読取部〕
画像読取部60は、図16に示されるように、一枚の原稿Gの画像を読み取る際に原稿Gが載せられる第一透明板62(所謂プラテンガラス)と、第一透明板62の装置幅方向の一方(図中左方)に配置される第二透明板72とを備えている。そして、第一透明板62及び第二透明板72は、画像読取部60の筐体60Aの上部に嵌め込まれている。
この第一透明板62及び第二透明板72の上方には、第一透明板62及び第二透明板72を開放又は閉止する開閉カバー66が配置されている。そして、開閉カバー66の内部には、複数枚の原稿Gを開閉カバー66内の搬送経路70に沿って搬送して、第二透明板72の上方の原稿読取位置Rを通過させる搬送装置64(所謂ADF装置)が備えられている。
また、筐体60Aの内部には、第一透明板62に載せられた原稿Gの画像と、搬送装置64によって原稿読取位置Rに搬送された原稿Gの画像とを読み取る画像読取装置100が備えられている。さらに、画像読取部60は、画像読取装置100を装置幅方向に駆動する駆動装置74を備えている。
駆動装置74は、図13、図16に示されるように、装置幅方向(画像読取装置100の移動方向)に延びるシャフト76と、画像読取装置100の筐体114の下面に取り付けられ、シャフト76に摺動可能に支持される摺動部材78とを備えている。
さらに、駆動装置74は、モータ80と、モータ80から駆動力が伝達されて回転駆動する駆動プーリ84と、従動回転する従動プーリ86と、駆動プーリ84及び従動プーリ86に巻き掛けられている無端状の無端ベルト82とを備えている。この駆動プーリ84は、シャフト76の一端に取り付けられ、従動プーリ86は、シャフト76の他端に取り付けられている。
摺動部材78は、図14に示されるように、筐体114の下面において装置奥行方向の中央側の部分に取り付けられている。この摺動部材78は、図12に示されるように、上下方向に延びて、無端ベルト82の一部が嵌め込まれているスリット78Aと、装置幅方向から見て半円形でシャフト76と摺動する摺動面78Bとが形成されている。
また、筐体60Aには、図14に示されるように、シャフト76の両端側の部分を下方から支持する一対の支持部90が、筐体60Aと一体的に形成されている。
なお、画像読取装置100については、詳細を後述する。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、画像読取部60が、原稿Gの画像を読みとる。具体的には、搬送装置64によって搬送される原稿Gの画像を読み取る場合は、図15に示されるように、画像読取装置100は、モータ80(図14参照)の駆動力が無端ベルト82を介して伝達され、装置幅方向の他方側の搬送読取位置に移動して停止する。そして、搬送読取位置に配置された画像読取装置100が、搬送装置64によって搬送される原稿Gの画像を読み取る。
これに対して、第一透明板62に載せられた原稿Gの画像を読み取る場合は、図16に示されるように、読取開始位置(図中実線)に配置されている画像読取装置100は、原稿Gの画像を読み取りながら、第一透明板62に沿って読取終了位置(図中二点鎖線)へ向けて装置幅方向に移動する。
続いて、画像読取部60で読み取られた画像情報に基づいて露光装置42は、帯電ロール38によって帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する(図17参照)。
これにより、データに対応した静電潜像が各色の像保持体36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の像保持体36の表面に形成されたトナー画像が、一次転写ロール44によって転写ベルト22に転写される。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pが、転写ベルト22と二次転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール46との間で搬送されることで、転写ベルト22の表面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。
シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着装置50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着したシート部材Pは、搬送ロール32によって筐体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、画像読取装置100について説明する。
画像読取装置100(図11参照)は、既知のCIS(Contact Image Sensor)方式を用いて原稿G(対象物)に形成された画像を読み取るようになっている。そして、画像読取装置100は、図9に示されるように、受光基板102と、受光基板102と接続されている一対の配線ケーブル104と、配線ケーブル104に夫々接続されている剛性基板106とを備えている。さらに、画像読取装置100は、剛性基板106に実装されている発光素子128と、円柱状とされている一対の導光体110(ライトガイド)と、直方体状のロッドレンズアレイ112と、筐体114とを備えている。また、画像読取装置100は、導光体110を、導光体110の長手方向から挟むように配置されている一対の押付部材120と、筐体114の上面を覆うガラス板122とを備えている。ロッドレンズアレイ112は、案内部材の一例である。
そして、筐体114、導光体110、発光素子128、剛性基板106、及び押付部材120を含んで、原稿Gに向けて光を照射する発光装置180が構成されている。
〔筐体114〕
筐体114は、図9に示されるように、装置奥行方向に延びる箱状とされている。そして、筐体114には、図8に示されるように、一対の導光体110が夫々収容されている一対の導光体収容部114Aと、一対の導光体収容部114Aの間に、ロッドレンズアレイ112が収容されているレンズ収容部114Bとが形成されている。さらに、筐体114には、剛性基板106、及び押付部材120の一部が収容されている一対の基板収容部114Cが、図9に示されるように、装置奥行方向から導光体収容部114Aを挟むように形成されている。
−導光体収容部−
導光体収容部114Aは、図8、図9に示されるように、装置幅方向に並んで一対形成さており、夫々の導光体収容部114Aは、装置奥行方向に延びている。さらに、夫々の導光体収容部114Aの長手方向に交差した断面は、上方が開口された半円状とされている。
−レンズ収容部−
レンズ収容部114Bは、図8に示されるように、装置幅方向において、一対の導光体収容部114Aの間に形成されており、上下方向に筐体114の一部を貫通している。そして、レンズ収容部114Bには、ロッドレンズアレイ112の下面の装置幅方向の端部を支持する一対の突起116が形成されている。
−基板収容部−
基板収容部114Cは、図9に示されるように、導光体収容部114Aに対して、装置奥行方向の奥側、及び手前側に一対形成されている。具体的には、基板収容部114Cは、図1に示されるように、筐体114の装置奥行方向の両端の壁部119と、導光体収容部114Aとの間に形成されており、基板収容部114Cの下方には、押付部材120の下端に下方から接触するフランジ118が形成されている。
−その他−
筐体114の上部には、図1、図8に示されるように、ガラス板122の縁部を下方から支持している段部115が形成されている。また、筐体114の下部には、図8に示されるように、受光基板102の上面と接触しているザグリ面117が形成されている。
〔導光体110〕
導光体110は、図8に示されるように、筐体114の導光体収容部114Aに収容されており、透明な材料(例えば、アクリル樹脂)によって、装置奥行方向に延びる円柱状に形成されている。そして、導光体110は、装置幅方向に並んで一対設けられている。装置奥行方向は、一方向の一例であって、装置幅方向は、交差方向の一例である。
導光体110は、導光体収容部114Aにおいて円弧状に形成されている部分に配置され、装置奥行方向に伸縮可能に筐体114に図示せぬ固定部によって固定されている。具体的には、導光体110の装置奥行方向の中央部が筐体114に形成された固定部によって導光体110の径方向から挟まれることで、導光体110は、装置奥行方向(導光体の長手方向)に両端側が伸縮可能に筐体114に固定されている。そして、導光体110が筐体114に固定された状態で、導光体110の端面110Aと、筐体114の壁部119とは、離間している(図1参照)。
また、導光体110には、導光体110の端面110Aから入射した光を、長手方向に進行させると共に、ロッドレンズアレイ112の上方に向けて(図中矢印B方向)に光を出射させる反射部材(図示省略)が設けられている。
〔ロッドレンズアレイ112〕
ロッドレンズアレイ112は、図8に示されるように、筐体114のレンズ収容部114Bに収容されており、ロッドレンズアレイ112の外形は、装置奥行方向に延びる直方体状に形成されている。そして、ロッドレンズアレイ112には、上下に延びているロッドレンズ(図示省略)が装置奥行方向に並んで複数形成されている。さらに、ロッドレンズアレイ112は、下面の装置幅方向の端部が突起116に支持されており、図示せぬ固定手段で筐体114に固定されている。この状態で、ロッドレンズアレイ112の長手方向の両端部と、筐体114の壁部119とは、離間している(図1参照)。
〔受光基板102〕
受光基板102は、図8に示されるように、板厚方向が上下方向とされ、筐体114の下端部に配置されている。そして、受光基板102の上面が筐体114のザグリ面117と接触した状態で、受光基板102は、図示せぬ固定手段で筐体114に固定されている。
この受光基板102は、上方から見て、装置奥行方向に延びる矩形状とされている。また、受光基板102の上面には、複数の受光素子126が、装置奥行に並んで実装されている。さらに、受光基板102に実装されている受光素子126は、上下方向でロッドレンズアレイ112と対向している(図8参照)。
〔配線ケーブル104〕
配線ケーブル104は、一対設けられ、図9に示されるように、受光基板102の装置奥行方向の両端部に基端が接続されている所謂フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable)である。一方の配線ケーブル104の基端は、受光基板102の装置奥行方向の奥側(図中左側)の端部と接続されており、他方の配線ケーブル104の基端は、受光基板102の装置奥行方向の手前側(図中右側)の端部と接続されている。
〔剛性基板106〕
剛性基板106は、一対設けられ、図9に示されるように、配線ケーブル104の先端と接続されている。そして、剛性基板106は、所謂フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits)である本体部106Aと、本体部106Aに重ねられた厚さ1〔mm〕のアルミニウム板の放熱板106Bとを含んで構成されている。また、一対の剛性基板106は、板厚方向が装置奥行方向とされており、装置奥行方向に離間している。そして、一対の剛性基板106の本体部106Aが、装置奥行方向で対向している。
この剛性基板106は、装置奥行方向から見て装置幅方向に延びている矩形状とされている。また、夫々の剛性基板106の一方の面(互いに対向する面)には、装置幅方向に並ぶLED(Light Emitting Diode)128(以下「発光素子128」)が、2個実装されている。
そして、剛性基板106は、図1に示されるように、導光体110の端面110Aと対向した状態で、筐体114の基板収容部114Cに収容されている。この状態で、剛性基板106の下端の一部は、筐体114に支持され、剛性基板106は、筐体114に対して装置奥行方向に移動可能とされている。
ここで、「剛性基板106」とは、図10に示されるように、幅10〔mm〕の基板(又は基板と同じ材料)を片持ち状態に支持し、支持端から10〔mm〕の部位を上方から9.8〔N〕の力Fで押して、押した部位のたわみ量Dが1〔mm〕よりも小さくなる基板である。
〔発光素子128〕
発光素子128は、図6に示されるように、光を照射する(発光する)複数の発光チップ140と、発光チップ140を封止する封止部材150と、発光チップ140及び封止部材150を支持する支持部材142と、複数のワイヤー154とを備えている。ここで、「封止」とは、発光チップ140を保護するために、絶縁材で発光チップ140を覆うことである。発光チップ140は、発光部の一例である。
−支持部材142−
支持部材142は、発光チップ140を挟んで導光体110の反対側に配置され、導光体110の端面110A側が開口した凹状とされている。そして、支持部材142は、一例として、ヤング率が2000〔MPa〕のポリスチレン樹脂を用いて形成されている。
さらに、支持部材142は、導光体110の長手方向(装置奥行方向)から見て、図7に示されるように、矩形状とされ、一辺の長さが導光体110の直径と同様とされている。
具体的には、支持部材142は、図6、図7に示されるように、剛性基板106と接触している矩形状の底板142Aと、底板142Aの各辺から導光体110の端面110A側に夫々突出している突出板142Bとを有している。この底板142Aには、図示せぬ電気回路が形成されている。さらに、底板142Aにおいて剛性基板106側の部分には、剛性基板106に形成された図示せぬ端子と電気的に接続されている複数の端子160が形成されている。突出板142Bは、突出部の一例である。
そして、押付部材120(図1参照)が剛性基板106を介して発光素子128を導光体110の端面110Aに押し付けた状態で、図7に示されるように、夫々の突出板142Bの先端において各辺の長手方向の中央側の部分だけが、導光体110の端面110Aと接触するようになっている。つまり、突出板142Bの先端と、導光体110の端面110Aとは、端面110Aの周方向において同様の間隔で接触している。そして、夫々の突出板142Bの先端において各辺の長手方向の端部側の部分は、導光体110の端面110Aと離間している。
−発光チップ140、ワイヤー154−
発光チップ140は、複数設けられ、支持部材142の底板142Aにおいて導光体110の端面110A側に夫々取り付けられている。夫々の発光チップ140は、同様の形状で、直方体状とされている。また、発光チップ140の高さは、支持部材142の突出板142Bの高さと比して低くされている。そして、ワイヤー154は、底板142Aに形成された図示せぬ電気回路と、発光チップ140とを電気的に接続している。
−封止部材150−
封止部材150は、一例として、ヤング率が1〔MPa〕の透明なシリコン樹脂を用いて形成されている。つまり、封止部材150には、支持部材142に用いられる樹脂材料と比して、ヤング率の小さい樹脂材料が用いられている。
そして、図6に示されるように、突出板142Bの先端が導光体110の端面110Aと接触した状態で、封止部材150は、導光体110の端面110Aと離間するようになっている。これにより、封止部材150と導光体110の端面110Aとの間には、空隙164が形成されている。
また、前述したように、夫々の突出板142Bの先端において長手方向の端部側の部分は、導光体110と離間している。これにより、夫々の突出板142Bの先端において長手方向の端部側の部分と導光体110との間には、空隙164と発光素子128の外部とをつなぐ隙間166(図7参照)が複数形成されている。そして、この隙間166は、端面110Aの周方向において同様の間隔で配置されている。
〔押付部材120〕
押付部材120は、一対設けられ、図9、図11に示されるように、導光体110に対して装置奥行方向の両側に夫々配置されている。この押付部材120は、図4に示されるように、装置幅方向から見てL字状とされている。そして、押付部材120は、板厚方向を上下方向とした天板130と、天板130の下面130Aに一体的に固定され、剛性基板106と、筐体114の壁部119との間に配置されている本体部132とを有している(図1参照)。
この本体部132は、上端部が天板130の下面130Aに固定されて下方に延び、下端部が、装置奥行方向から見て装置幅装置に延びたT字状のT字部132Aと、T字部132Aの下端部において装置幅方向に延びた部分に夫々固定されている一対の片持ち状の片持部132Bとを有している。
一対の片持部132Bは、上下方向に延びて装置幅方向に並んでおり、片持部132Bの下端部が固定端とされ、片持部132Bの上端部が自由端とされている。また、一対の片持部132Bの上端部は、T字部132Aに比して、剛性基板106側(図1参照)に張り出している。そして、片持部132Bは、片持部132Bの張出方向に弾性変形可能とされている。これにより、夫々の片持部132Bの上端部は、剛性基板106と接触するようになっている。
また、T字部132Aにおける下方側の部分には、剛性基板106側(図1参照)に突出した突起136が形成されている。そして、T字部132Aは、突起136の突出方向に弾性変形可能とされている。これにより、突起136の先端は、剛性基板106と接触するようになっている。
さらに、この押付部材120は、導光体110、ロッドレンズアレイ112、及び受光基板102が筐体114に収容され、また、剛性基板106が筐体114に収容された後に、筐体114の上方から筐体114に収容されるようになっている。また、押付部材120は、図1に示されるように、本体部132の下端が筐体114のフランジ118と接触して、筐体114に収容されるようになっている。
そして、筐体114に収容された押付部材120の天板130の下面130Aが、上方から、導光体110の端部、及び発光素子128の端面と接触するようになっている。このようにして、天板130の下面130Aが、上下方向において、導光体110及び発光素子128を、筐体114に位置決めするようになっている。
ここで、図3に示されるように、装置幅方向(交差方向の一例)において一対の導光体110の中間点C1を通り、かつ、装置幅方向を向く面を基準面M1とする。そうすると、押付部材120が筐体114に収容された状態で、一方の片持部132Bの上端部が剛性基板106と接触する接触部138Aと、他方の片持部132Bの上端部が剛性基板106と接触する接触部138Bとは、基準面M1に対して対称に配置されている。なお、中間点とは、一方の導光体110と他方の導光体110との間に位置し、かつ、両方の導光体100から同じ距離に位置する点である。
また、突起136の先端が剛性基板106と接触する接触部139は、基準面M1上に配置されている。そして、装置奥行方向から見て、接触部138A、接触部138B、及び接触部139を結ぶ線分によって、二等辺三角形が形成されている。このように、押付部材120は、接触部138Aと、接触部138Bと、接触部138Aと接触部138Bとを通る直線からずれている接触部139との三部位(三点)で、剛性基板106と接触している。
この構成において、図1、図5に示されるように、一対の片持部132Bの上端部が剛性基板106と夫々接触し、一対の片持部132Bは、撓んでいる(弾性変形している)。また、突起136の先端が剛性基板106と接触し、T字部132Aは、撓んでいる(弾性変形している)。このように、片持部132B及びT字部132Aが撓むことで、押付部材120は、剛性基板106を介して発光素子128を導光体110の端面110Aに押し付けている。
〔ガラス板〕
ガラス板122は、図9に示されるように、板厚方向が上下方向とされ、上方から見て、装置奥行方向に延びる矩形状とされている。そして、ガラス板122は、図8に示されるように、ガラス板122の縁部が筐体114の段部115と接触した状態で、図示せぬ固定手段で筐体114に固定され、筐体114の上面を覆うように配置されている。
(作用)
次に、画像読取装置100の作用を説明する。
発光装置180の発光素子128は、導光体110の端面110Aに光を照射する(図1参照)。これにより、発光装置180の導光体110の端面110Aから光が入射して、導光体110は、入射した光を、導光体110の長手方向に導く。また、導光体110は、図8に示されるように、ロッドレンズアレイ112の上方に向けて(図中矢印B方向)光を出射する。
さらに、ロッドレンズアレイ112は、導光体110から出射して原稿Gに照射され、原稿Gから反射した反射光を受光素子126に案内する(集光する)。このようにして、受光素子126が、原稿Gから反射した反射光を、受光して電気信号に変換する。
−第1比較形態に係る発光装置280との比較−
次に、第1比較形態に係る発光装置280と比較しつつ、発光装置180の作用について説明する。先ず、発光装置280の構成について、発光装置180と異なる部分を主に説明する。
図18(A)に示されるように、発光装置280は、発光装置180と異なり、押付部材120を備えていない。発光装置280の筐体114には、剛性基板106の下端部を装置奥行方向から挟む挟持部216が形成されている。このように、剛性基板106の下端部は、装置奥行方向において、挟持部216によって筐体114に対して位置決めされている。
この構成において、発光装置280が配置されている空間の温度が20〔℃〕の場合には、図18(A)に示されるように、発光素子128及び剛性基板106は、導光体110の端面110Aに対して傾くことなく、発光素子128が導光体110の端面110Aと接触する。つまり、発光素子128が、導光体110に対して設計の狙い通りの位置に配置される。
また、発光装置280が配置されている空間の温度が高温(例えば、30〔℃〕)になった場合には、図18(B)に示されるように、導光体110が装置奥行方向に伸びる。これにより、発光素子128及び剛性基板106は、導光体110に押されて、導光体110の端面110Aに対して傾く。発光素子128が傾くことで、発光素子128の上端が導光体110の端面110Aから離間する。
また、発光装置280が配置されている空間の温度が低温(例えば、10〔℃〕)になった場合には、図18(C)に示されるように、導光体110が装置奥行方向に縮む。これにより、発光素子128が導光体110の端面110Aから離間し、発光素子128の重心のバランスにより、発光素子128及び剛性基板106は、導光体110の端面110Aに対して傾く。発光素子128が傾くことで、発光素子128の下端が導光体110の端面110Aから離間する。
このように、発光装置280の導光体110が伸縮した場合には、発光素子128が、導光体100の端面110に対して傾いてしまう。換言すれば、発光素子128の光軸が導光体110の軸に対して傾いてしまう。このため、発光素子128から照射された光の一部が導光体110の端面110Aに入射されない。そこで、原稿Gに照射される光量が不足してしまうため、画像読取装置100では、原稿Gの画像を読み取る読取精度が低くなる。
これに対して、発光装置180では、図1、図5に示されるように、片持部132B及びT字部132Aが撓むことで、押付部材120が、剛性基板106を介して発光素子128を導光体110の端面110Aに押し付けている。さらに、剛性基板106は、筐体114に対して装置奥行方向に移動可能とされている。このため、図2(A)に示されるように、導光体110が伸びた場合でも、及び図2(B)に示されるように、導光体110が縮んだ場合でも、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制される。換言すれば、発光素子128の光軸が導光体110の軸に対して傾いてしまうのが抑制される。
−第2比較形態に係る発光装置380との比較−
次に、第2比較形態に係る発光装置380と比較しつつ、発光装置180の作用について説明する。先ず、発光装置380の構成について、発光装置180と異なる部分を主に説明する。
図19に示されるように、発光装置380の発光素子328は、発光装置180の発光素子128と異なり、突出板142Bを有する支持部材142を備えていない。発光素子328の支持部材342は、剛性基板106と接触している矩形状の底板342Aのみを有している。
この構成において、押付部材120が、剛性基板106を介して発光素子328を導光体110の端面110Aに押し付けている。これにより、押付部材120によって押し付けられた発光素子328の封止部材150が、導光体110の端面110Aと接触する。そして、発光素子328の封止部材150が、導光体110の端面110Aに押し付けられる。このため、封止部材150が変形してワイヤー154が断線してしまい、発光チップ140の発光不良が発生してしまうことがある。
これに対して、発光装置180の発光素子128では、図6に示されるように、発光素子128の支持部材142が突出板142Bを有することで、押付部材120によって押し付けられた発光素子128の突出板142Bの先端が、導光体110の端面110Aと接触する。そして、発光素子128の突出板142Bが、導光体110の端面110Aに押し付けられる。これにより、封止部材150と導光体110の端面110Aとの間には、空隙164が形成される。
(まとめ)
以上説明したように、発光装置180においては、温度変化等によって導光体110が伸縮した場合でも、押付部材120を備えていることで、第1比較形態の発光装置280と比して、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制される。
また、押付部材120は、剛性基板106と三部位で接触して、剛性基板106を介して導光体110の端面110Aに発光素子128を夫々押し付けている。このため、押付部材が、剛性基板106と一部位又は二部位で接触している場合と比して、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制される。
また、一方の片持部132Bが剛性基板106と接触する接触する接触部138Aと、他方の片持部132Bが剛性基板106と接触する接触する接触部138Bとは、基準面M1に対して対称に配置されている(図3参照)。このため、全ての接触部が、基準面M1に対して一方側に配置されている場合と比して、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制される。
また、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制されることで、発光素子128から照射された光の一部が導光体110の端面110Aから漏れる(入射されない)のが抑制され、原稿Gに照射される光量が不足するのが抑制される。
また、押付部材120が筐体114に収納されている状態で、押付部材120の天板130の下面130Aが、上方から、導光体110の端部に接触している。これにより、天板130の下面130Aが、上下方向において、導光体110を筐体114に位置決めしている。そして、発光装置180では、押付部材120とは別に、導光体110を筐体114に位置決めする位置決め部材を設ける場合と比して、部品点数が削減される。
また、発光装置180が導光体110の端面110Aに押し付けられた状態で、封止部材150と導光体110の端面110Aとの間には、空隙164が形成されている(図6参照)。このため、第2比較形態の発光装置380と比して、封止部材150の変形が抑制される。
また、封止部材150の変形が抑制されることで、発光装置380と比して、ワイヤー154が断線してしまうのが抑制される。
また、ワイヤー154の断線が抑制されることで、発光装置380を用いる場合と比して、発光チップ140の発光不良が抑制される。
また、発光装置180には、封止部材150と導光体110の端面110Aとの間に形成された空隙164と発光素子128の外部とをつなぐ隙間166(図7参照)が形成されている。このため、発光チップ140が発光することで熱せられた空気が、空隙164から隙間166を通って、発光素子128の外部に放出される。これにより、発光チップ140が発光することで生じた熱を外部に放出する隙間166が形成されていない場合(空隙164が閉じられている場合)と比して、発光チップ140の温度上昇が抑制される。
また、発光チップ140の温度上昇が抑制されることで、発光チップ140が発光することで生じた熱を外部に放出する隙間166が形成されていない場合と比して、発光チップ140が発光した光の光量の変化が抑制される。
また、画像読取装置100においては、発光装置280を備える場合と比して、原稿Gに照射される光量不足に起因して、原稿Gの画像を読み取る読取精度が低くなるのが抑制される。
また、画像読取装置100においては、発光装置380を備える場合と比して、原稿Gに照射される光量変化に起因して、原稿Gの画像を読み取る読取精度が低くなるのが抑制される。
また、画像形成装置10においては、原稿Gの画像を読み取る読取精度が低くなるのが抑制されることで、発光装置280、380を備える場合と比して、出力画像の品質が低くなるのが抑制される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る発光装置、画像読取装置、及び画像形成装置の一例を図20に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係る発光装置580の押付部材520は、板厚方向を上下方向とした天板130と、天板130の下面130Aに固定され、剛性基板106と、筐体114の壁部119(図1参照)との間に配置されている本体部532とを有している。
この本体部532は、上端部が天板130の下面130Aに固定されて下方に延び、下端部が装置幅装置に延びたT字状のT字部532Aと、T字部532Aの下端部において装置幅方向に延びた部分に夫々固定されている一対の片持部532Bとを有している。
一対の片持部532Bは、上下方向に延び装置幅方向に並んでおり、片持部532Bの下端部が固定端とされ、片持部532Bの上端部が自由端とされている。また、一対の片持部532Bの上端部は、剛性基板106と接触する接触部538A、538Bを形成している。そして、接触部538Aは、装置奥行方向から見て、一方の導光体110の端面110Aにおける縁の内側に配置されており、接触部538Bは、装置奥行方向から見て、他方の導光体110の端面110Aにおける縁の内側に配置されている。
さらに、一対の片持部532Bの上端部は、T字部532Aに比して、剛性基板106側(図1参照)に張り出しており、張出方向に弾性変形可能とされている。また、T字部532Aの下方側の部分には、剛性基板106側に突出した突起136が形成されている。
この構成において、一対の片持部532Bの上端部が剛性基板106と夫々接触し、一対の片持部532Bは、撓んでいる(弾性変形している)。また、突起136の先端が剛性基板106と接触し、T字部532Aは、撓んでいる(弾性変形している)。このように、片持部532B及びT字部532Aが撓むことで、押付部材520は、剛性基板106を介して発光素子128を導光体110の端面110Aに押し付けている。
ここで、接触部538Aは、装置奥行方向から見て、一方の導光体110の端面110Aにおける縁の内側に配置されており、接触部538Bは、装置奥行方向から見て、他方の導光体110の端面110Aにおける縁の内側に配置されている。このため、一対の接触部が夫々の導光体110の端面110Aにおける縁の外側に配置されている場合と比して、剛性基板106が撓むのを抑制した上で、発光素子128が導光体110の端面110Aに対して傾くのが抑制される。
第2実施形態の他の作用は、第1実施形態の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、剛性基板106は、所謂フレキシブルプリント基板である本体部106Aと、厚さ1〔mm〕のアルミニウム板である放熱板106Bとを含んで構成されたが、ガラスエポキシ基板や金属基板のように前述した剛性基板の定義を満たしている基板であればよい。
また、上記実施形態では、押付部材120、520は、三部位で剛性基板106と接触したが、押付部材が剛性基板106を介して発光素子128を導光体110の端面110Aに押し付ければよく、押付部材が二部位以下で剛性基板と接触してもよい。しかし、この場合には、三部位で剛性基板106と接触することで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、押付部材120、520は、三部位で剛性基板106と接触したが、図21に示されるように、T字状の本体部に2個の突起236を形成させてもよく、押付部材が、剛性基板106と三部位以上で接触してもよい。
また、上記実施形態では、導光体110の長手方向の両側に、発光素子128が配置されたが、導光体110の一方側だけに発光素子128が配置されてもよい。
また、上記実施形態では、受光基板102と剛性基板106を、配線ケーブル104を介して接続する画像読取装置100を示したが、剛性基板106の本体部106Aに配線ケーブルの機能を持たせ、受光基板102と本体部とを直接、接続する構成であっても良い。
また、上記実施形態では、突出板142Bは、底板142Aの各辺から導光体110の端面110A側に夫々突出したが、例えば、突出部が、底板142Aの中央側の部分から導光体110の端面110A側に突出していてもよい。封止部材150と、導光体110の端面110Aとの間に、空隙が形成されていればよい。
また、上記実施形態では、発光チップ140が発光することで生じた熱を外部に放出する隙間166が形成されているが、隙間は、突出板を切り欠くことで形成されてもよく、また、隙間166が形成されていなくてもよい。隙間が形成されない場合には、隙間166が形成されることで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、四色の感光体ドラムから中間転写に画像を転写する画像形成装置であったが、例えば、一色又は複数色の像保持体36からシート部材Pに画像を直接転写する画像形成装置であてもよい。
10 画像形成装置
20 画像形成部
100 画像読取装置
106 剛性基板
110 導光体
110A 端面
112 ロッドレンズアレイ(案内部材の一例)
120 押付部材
126 受光素子
128 発光素子
138A 接触部
138B 接触部
140 発光チップ(発光部の一例)
142 支持部材
142B 突出板(突出部の一例)
150 封止部材
164 空隙
166 隙間
180 発光装置
520 押付部材
538A 接触部
538B 接触部
580 発光装置
C1 中間点
M1 基準面

Claims (7)

  1. 一方向に延び、該一方向に伸縮可能に筐体に固定され、該一方向に対して交差する交差方向に並んで配置され一対の導光体と、
    一対の導光体の端面に対向して配置され、該一対の導光体の端面に光を照射する一対の発光素子と、
    一対の発光素子を挟んで該一対の導光体の反対側に配置され、該一対の発光素子が実装され、該筐体に対して該一方向に移動可能とされている剛性基板と、
    該剛性基板と三部位以上で接触して、該剛性基板を介し該導光体の端面に該発光素子を夫々押し付ける押付部材と、
    を備える発光装置。
  2. 前記交差方向において一対の前記導光体の中間点を通り、かつ、前記交差方向を向く面を基準面とすると、
    前記押付部材が前記剛性基板と接触する一の接触部と、前記押付部材が前記剛性基板と接触する他の接触部とは、前記基準面に対して対称に配置されている請求項に記載の発光装置。
  3. 前記一方向から見て、前記一の接触部は、一の前記導光体の端面における縁の内側に配置されており、前記一方向から見て、前記他の接触部は、他の前記導光体の端面における縁の内側に配置されている請求項に記載の発光装置。
  4. 前記発光素子は、光を照射する発光部と、前記発光部を封止している封止部材と、前記発光部を挟んで前記導光体の反対側に配置され、前記発光部及び封止部材を支持している支持部材と、を有し、
    前記支持部材には、前記導光体側に突出している突出部が形成されており、
    前記押付部材が、前記剛性基板を介して、前記導光体の端面に前記発光素子を押し付けている状態で、前記導光体の端面に前記突出部の先端が接触し、かつ、前記封止部材と前記導光体の端面との間に、空隙が形成されている請求項1〜の何れか1項に記載の発光装置。
  5. 前記空隙と前記発光素子の外部とをつなぐ隙間が形成されている請求項に記載の発光装置。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載の発光装置と、
    前記一方向に並べられた複数の受光素子と、
    前記一方向に延び、前記発光素子によって発光されて、画像が形成されている対象物から反射された光を前記受光素子に案内する案内部材と、
    を備える画像読取装置。
  7. 請求項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置で読み取られた画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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