JP6141046B2 - イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法 - Google Patents

イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、イメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法に関する。
現在、印刷物などの読取対象のイメージを生成するイメージセンサユニットが知られている。イメージセンサユニットは、例えば、コピー機、複合機、ファクシミリ装置、スキャナ装置などに組み込まれて使用される。イメージセンサユニットは、内部に、光源、導光体、レンズ体、ラインセンサなどを備えることが一般的である。
ここで、イメージセンサユニットの内部で導光体の位置がずれてしまうと、読取対象のイメージを正確に生成することができない。従って、イメージセンサユニットの内部で、導光体をしっかりと保持することが要求される。例えば、特許文献1には、カバーやフレームとは別にホルダを用意し、このホルダで導光体を保持する方法が開示されている。
特開2010−283436号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、カバーやフレームとは別にホルダを用意しなければならなかった。このため、特許文献1に開示された方法では、部品点数が増加し、また、組立が容易ではなかった。そこで、導光体を簡単な構成で確実に保持することが可能な技術が求められている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、導光体を簡単な構成で確実に保持することが可能なイメージセンサユニット、及び、イメージセンサユニットの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るイメージセンサユニットは、端面に照射された光を、側面から読取対象に向けて照射する柱状の導光体と、導光体の端面に対向して配置され、導光体の端面に光を照射する光源と、導光体の側面から照射され、読取対象により反射された光を、導光体の幅方向に収束するレンズ体と、光源と導光体とレンズ体とを収容する枠状のフレームであって、導光体の側面のうちの第1の被支持部を、支持する第1の支持部を有するフレームと、フレームの一方の開口部の少なくとも一部を覆い、導光体と読取対象との間の光の透過を制限しないカバーであって、導光体の側面のうちの第1の被支持部と対向する第2の被支持部を、支持する第2の支持部を有するカバーと、レンズ体により導光体の幅方向に収束された光を受光するラインセンサと、ラインセンサが導光体の長手方向に沿って一方の面に実装されたセンサ基板であって、フレームの他方の開口部を覆うセンサ基板と、を備え、導光体は、フレームが有する第1の支持部とカバーが有する第2の支持部とにより構成されるフランジ部によりフレーム内で固定され、フレーム内はフランジ部を介した空間である第1の空間と第2の空間を有し、導光体およびレンズ体は第1の空間内に配置され、導光体およびレンズ体のうちの導光体のみが、第2の空間内に突出し、光源は第2の空間内に配置され、フランジ部は光源からの光が導光体を介さずにレンズ体に届かないように、第1の空間と第2の空間の間を遮光する
本発明によれば、導光体を簡単な構成で確実に保持することができる。
本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットの長手方向の端部の拡大斜視図である。 光源基板をフレームに固定する手法を示す図である。 本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットの第1の外観図である。 本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットの第2の外観図である。 センサ基板とフレームと締結部材とを示す分解斜視図である。 導光体保持部の近傍の部分をY方向から見た様子を模式的に示す図である。 レンズ体とフレームとを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るイメージセンサユニットのB−B断面における断面図である。 光源から照射された光が読取対象に到達するまでの経路を示す図である。 変形例1に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例2に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例3に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例4に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例5に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例6に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。 変形例7に係るイメージセンサユニットの導光体の近傍部分の分解斜視図である。 変形例7に係るイメージセンサユニットが導光体を保持している様子を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(実施形態)
本実施形態に係るイメージセンサユニット100は、読取対象(被写体)の画像(イメージ)を生成する、反射光源型のイメージセンサを備える。イメージセンサユニット100は、走査機能と受光機能とを備える。イメージセンサユニット100が読取対象の画像を生成するためには、イメージセンサユニット100と読取対象との位置関係を変化させる必要がある。従って、イメージセンサユニット100が読取対象の画像を生成するときは、イメージセンサユニット100と読取対象とのうちの少なくとも一方が搬送される。イメージセンサユニット100は、コピー機、複合機、ファクシミリ装置、スキャナ装置などに組み込まれて使用される。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るイメージセンサユニット100の構成について説明する。図1は、イメージセンサユニット100の分解斜視図である。イメージセンサユニット100は、導光体1、2、レンズ体3、カバー4、透明板5、光源6、7、光源基板8、フレーム9、ラインセンサ10、センサ基板11、締結部材12、13、14、コネクタ15を備える。
図1において、イメージセンサユニット100の長手方向をX方向、イメージセンサユニット100の短手方向をY方向、イメージセンサユニット100の厚み方向をZ方向とする。X方向は、イメージセンサユニット100の主走査方向である。また、主走査方向は、イメージセンサユニット100の読取幅方向である。Y方向は、イメージセンサユニット100の副走査方向である。また、副走査方向は、イメージセンサユニット100又は読取対象の搬送方向である。Z方向は、レンズ体3の光軸方向(焦点深度方向)である。X方向、Y方向、Z方向のそれぞれは、互いに直交する。
導光体1は、透明な樹脂で成形される略円柱状の部材である。導光体1の側面の形状は円筒であり、導光体1の端面の形状は円である。導光体1の2つの端面間の距離は、導光体1の端面の直径よりも十分に長い。つまり、導光体1は、基本的に、断面が円である棒状である。導光体1は、導光体1の長手方向とイメージセンサユニット100の長手方向とがほぼ一致するように、イメージセンサユニット100に配置される。導光体1は、端面から供給された光を、側面から放射する。導光体1は、イメージセンサユニット100の発光部を構成する。
導光体2は、透明な樹脂で成形される略円柱状の部材である。導光体2の側面の形状は円筒であり、導光体2の端面の形状は円である。導光体2の2つの端面間の距離は、導光体2の端面の直径よりも十分に長い。つまり、導光体2は、基本的に、断面が円である棒状である。導光体2は、導光体2の長手方向とイメージセンサユニット100の長手方向とがほぼ一致するように、イメージセンサユニット100に配置される。導光体2は、端面から供給された光を、側面から放射する。導光体2は、イメージセンサユニット100の発光部を構成する。
導光体1と導光体2は、導光体1と導光体2との間のXZ平面に対して鏡像関係になるように、Y方向に並ぶように、イメージセンサユニット100に配置される。
レンズ体3は、ロッドレンズアレイにより構成されるラインセンサである。ロッドレンズアレイは、多数の正立等倍のロッドレンズが所定の方向に配列され、枠体などで固定されたものである。本実施形態では、理解を容易にするため、図面において、主走査方向に細長い箱状の外形でレンズ体3を表す。レンズ体3は、レンズ体3の長手方向が、イメージセンサユニット100の主走査方向と一致するように、イメージセンサユニット100に配置される。なお、レンズ体3の長手方向は、ロッドレンズが配列される方向である。レンズ体3は、導光体1や導光体2から出射され、読取対象の表面で反射した光を収束する。従って、レンズ体3の焦点は、読取対象の搬送面に合わせられる。
カバー4は、樹脂で成形された略枠状の部材である。カバー4は、透明板5が嵌め込まれる孔部を備える。カバー4は、枠体に加え、枠体の長手方向の端部近傍に、導光体1や導光体2の嵌合部を備える。嵌合部は、Z方向に突出している。カバー4の構成については、図2、3を参照して、詳細に説明する。図2は、イメージセンサユニット100の図1に示すA−A断面における分解断面図である。図3は、イメージセンサユニット100の長手方向の端部の拡大斜視図である。
図1、2、3に示すように、カバー4は、位置決め穴部4a、導光体保持部4b、4c、切り欠き部4d、4e、透明板保持部4fを備える。位置決め穴部4aは、カバー4をフレーム9に取り付ける際のカバー4の位置を決定するための穴である。導光体保持部4bは、導光体1を嵌め込んで保持するための部分である。導光体保持部4cは、導光体2を嵌め込んで保持するための部分である。切り欠き部4dは、導光体保持部4bが導光体1を保持する際に導光体1のずれを抑制するための切り欠きである。切り欠き部4eは、導光体保持部4cが導光体2を保持する際に導光体2のずれを抑制するための切り欠きである。透明板保持部4fは、透明板5を保持するための部分である。導光体保持部4bには、光源6から照射された光が、導光体1を介さずに読取対象の表面やラインセンサ10に届かないように、光を遮断する役割もある。導光体保持部4cには、光源7から照射された光が、導光体2を介さずに読取対象の表面やラインセンサ10に届かないように、光を遮断する役割もある。
透明板5は、ガラスや透明な樹脂で成形された板状の部材である。透明板5は、カバー4が備える孔部に嵌め込まれる。透明板5が嵌め込まれたカバー4は、略板状の部材であり、原稿や紙幣などの読取対象の表面と密接する面を有する。また、透明板5が嵌め込まれたカバー4は、フレーム9の一方の開口部を覆うカバーとなる。
光源6は、導光体1の一方の端面に向けて光を照射するLED(Light Emitting Diode)光源などの光源素子を備える。光源6は、光源基板8に実装される。
光源7は、導光体2の一方の端面に向けて光を照射するLED(Light Emitting Diode)光源などの光源素子を備える。光源7は、光源基板8に実装される。
光源基板8は、光源6と光源7とが実装される基板であり、光源6や光源7を駆動する回路などを備える。光源基板8には、光源6と光源7とがY方向に並ぶように、光源6と光源7とが実装される。
フレーム9は、樹脂で形成された略枠状の部材である。フレーム9の一方の開口部の長手方向の両縁の近傍に、カバー4を支持する部材がX方向に並んで形成されている。フレーム9の構成については、図2と図4と図7とを参照して詳細に説明する。
図2と図4と図7に示すように、フレーム9は、挿入穴部9a、9b、9c、挿入孔部9d、位置決め突起部9e、溝部9f、導光体保持部9g、9h、切り欠き部9i、9jを備える。挿入穴部9a、9b、9cは、締結部材12、13、14を用いてセンサ基板11をフレーム9に取り付けるための穴である。挿入孔部9dは、光源基板8が備える挿入部8aをフレーム9のセンサ基板11の取り付け側に通すための孔である。位置決め突起部9eは、カバー4をフレーム9に取り付ける際のカバー4の位置決めのための突起部である。溝部9fは、レンズ体3が挿入される溝である。
導光体保持部9gは、導光体1を嵌め込んで導光体1を保持する部分である。導光体保持部9hは、導光体2を嵌め込んで導光体2を保持する部分である。切り欠き部9iは、導光体保持部9gにおいて導光体1を保持する際に、導光体1がずれることを防止するための切り欠きである。切り欠き部9jは、導光体保持部9hにおいて導光体2を保持する際に、導光体2がずれることを防止するための切り欠きである。導光体保持部9gには、光源6から照射された光が、導光体1を介さずに読取対象の表面やラインセンサ10に届かないように、光を遮断する役割もある。導光体保持部9hには、光源7から照射された光が、導光体2を介さずに読取対象の表面やラインセンサ10に届かないように、光を遮断する役割もある。
ラインセンサ10は、受光素子アレイを備える。受光素子アレイは、レンズ体3が収束した光を光電変換により読み取る受光素子(センサIC(Integrated Circuit))が所定の方向に配列され、枠体などで固定されたものである。本実施形態では、理解を容易にするため、図面において、主走査方向に細長い箱状の外形でラインセンサ10を表す。ラインセンサ10は、ラインセンサ10の長手方向が、センサ基板11の長手方向と一致するように、センサ基板11に配置される。なお、ラインセンサ10の長手方向は、受光素子が配列される方向である。また、ラインセンサ10の長手方向の長さは、読み取り長さとなる。
センサ基板11は、一方の面にラインセンサ10が実装され、他方の面にコネクタ15が実装された基板である。センサ基板11は、ラインセンサ10から供給される電気信号を処理し、処理後の電気信号をコネクタ15から外部に供給するための回路などを備える。センサ基板11は、センサ基板11の長手方向が、イメージセンサユニット100の主走査方向と一致するように、フレーム9に固定される。センサ基板11は、フレーム9の他方の開口部を覆うカバーとなる。
締結部材12、13、14は、センサ基板11をフレーム9に固定するための部材である。締結部材12、13、14は、例えば、ネジ、ピン、リベットなどである。
コネクタ15は、センサ基板11に実装されたラインセンサ10が光電変換により生成した電気信号を、画像信号として外部に出力する。
次に、図5と図6とを参照して、イメージセンサユニット100の外観について説明する。
図5は、イメージセンサユニット100の第1の外観図である。図5に示すように、イメージセンサユニット100は、略直方体の筐体を備える。この筐体は、枠状のフレーム9と、フレーム9の一方の開口部を覆う、カバー4と透明板5とにより構成されるカバーと、フレーム9の他方の開口部を覆う、センサ基板11により構成されるカバーとにより構成される。カバー4は、透明板5を保持する透明板保持部4fを備える。カバー4が透明板5を保持する方法として、種々の方法を採用することができる。例えば、カバー4と透明板5とを樹脂により接着してもよいし、カバー4と透明板5とを一体成形することにより固定してもよい。
図6は、イメージセンサユニット100の第2の外観図である。具体的には、図6は、図5のイメージセンサユニット100をX軸周りに180度回転させたイメージセンサユニット100の外観図である。図6に示すように、センサ基板11の外側の面には、挿入部8aが接続されたコネクタ15が固定される。また、センサ基板11は、締結部材12、13、14により、フレーム9に固定される。
ここで、図7を参照して、センサ基板11をフレーム9に固定する方法を説明する。図7は、センサ基板11とフレーム9と締結部材12、13、14との分解斜視図を示す図である。
フレーム9には、挿入穴部9a、9b、9c、挿入孔部9dが設けられている。また、センサ基板11には、挿入孔部11a、11b、11cが備えられている。締結部材12は、挿入孔部11aを通り、挿入穴部9aにねじ込まれることで、X方向、Y方向、Z方向の位置が固定される。このとき、センサ基板11の挿入孔部11aの近傍部分は、締結部材12によりフレーム9に押し当てられるため、Z方向の位置が固定される。また、センサ基板11の挿入孔部11aの近傍部分は、締結部材12の貫通部分がこの貫通部分の外径よりもわずかに大きい内径の挿入孔部11aを通っているため、X方向の位置とY方向の位置も固定される。
このとき、センサ基板11は、締結部材12を通過するZ方向に伸びる軸を中心とする円周方向にのみ自由に動く。ここで、締結部材13、14も同様に、挿入孔部11b、11cを通り、挿入穴部9b、9cにねじ込まれると、センサ基板11は、締結部材12を通過するZ方向に伸びる軸を中心とする円周方向の動きも制限される。
ここで、センサ基板11の両端に設けられた挿入孔部11aと挿入孔部11cのいずれも、ラインセンサ10の受光ラインをX方向に延長した延長線上に配置される。また、フレーム9の両端に設けられた挿入穴部9aと挿入穴部9cのいずれも、ラインセンサ10の受光ラインをX方向に延長した延長線上に配置される。フレーム9とセンサ基板11との締結部をこのような位置にすることで、レンズ体3からラインセンサ10までのZ方向における距離を、X方向の位置にかかわらず一定にすることができる。その理由は、センサ基板11の2つの締結部を結ぶ直線上の部分(挿入孔部11aと挿入孔部11cとを結ぶ直線上の部分)は、Z方向に反りにくくなるためである。このように、本実施形態によれば、性能を十分に発揮するために重要なレンズ体3の焦点位置に、ラインセンサ10をZ方向に精度良く固定することができる。
次に、図4と図8とを参照して、光源基板8をフレーム9に固定する方法について説明する。図4に示すように、光源基板8は、光源6と光源7とが実装されたフレキシブル基板である。光源6や光源7の発光により生じた熱は、光源基板8を介してフレーム9に伝導され、さらにフレーム9から大気中に放射される。光源基板8は、光源基板8をフレーム9に固定するとともにコネクタ15に繋ぐための挿入部8aを備える。
まず、光源基板8の光源6と光源7とが実装された面と逆の面を、フレーム9の主走査方向の端部に設けられた内側の面である光源基板接触面9nに接触させ、光源基板8のX方向の位置を決定する。また、光源基板8の底面8bを、フレーム9の光源基板底当て面9mに接触させ、光源基板8のZ方向の位置を決定する。ここで、挿入部8aのY方向の幅は、フレーム9に設けられた挿入孔部9dのY方向の幅よりもわずかに狭い。このため、挿入部8aを挿入孔部9dに通すことで、光源基板8のY方向の位置が決定する。
図8は、イメージセンサユニット100の導光体保持部の近傍の部分を、Y方向から見た様子を模式的に示している。図8に示すように、挿入部8aの挿入孔部9dを通った部分は、締結部材12を跨いでセンサ基板11に実装されているコネクタ15に繋げられる。かかる構成によれば、光源基板8とコネクタ15とを接続しても、イメージセンサユニット100の長手方向の長さが長くなることを抑制することができる。
次に、図9を参照して、レンズ体3をフレーム9に固定する方法について説明する。図9は、レンズ体3とフレーム9とを示す分解斜視図である。レンズ体3は、フレーム9が備える溝部9fに挿入され、樹脂などにより固定される。従って、レンズ体3のY方向の幅は、溝部9fのY方向の幅と同じかやや狭いことが望ましい。また、レンズ体3のX方向の長さは、溝部9fのX方向の長さと同じかやや短いことが望ましい。溝部9fのZ方向の幅(溝の深さ)は、溝部9fに挿入されるレンズ体3から搬送面もしくはラインセンサ10までの距離に応じて決定される。
次に、図2を参照して、導光体1、2をフレーム9に固定する方法を詳細に説明する。なお、A−A断面は、YZ平面に平行な面であって、突起部1a、1b、2a、2b、位置決め穴部4a、挿入穴部9a、位置決め突起部9e、切り欠き部9i、9j、挿入孔部11a、締結部材12などの中心を通過する面である。
図2に示すように、導光体1は、カバー4が備える導光体保持部4bとフレーム9が備える導光体保持部9gとに挟まれて保持される。これにより、導光体1のY方向の位置とZ方向の位置とが固定される。このとき、導光体1が備える突起部1aはカバー4が備える切り欠き部4dに挿入され、導光体1が備える突起部1bはフレーム9が備える切り欠き部9iに挿入される。このため、導光体1がX方向に伸びる軸を中心にして回転することが抑制される。また、突起部1aのX方向の幅は、切り欠き部4dのX方向の幅と同じかやや短く、突起部1bのX方向の幅は、切り欠き部9iのX方向の幅と同じかやや短い。このため、導光体1のX軸方向の位置も固定される。
また、図2に示すように、導光体2は、カバー4が備える導光体保持部4cとフレーム9が備える導光体保持部9hとに挟まれて保持される。これにより、導光体2のY方向の位置とZ方向の位置とが固定される。このとき、導光体2が備える突起部2aはカバー4が備える切り欠き部4eに挿入され、導光体2が備える突起部2bはフレーム9が備える切り欠き部9jに挿入される。このため、導光体2がX方向に伸びる軸を中心にして回転することが抑制される。また、突起部2aのX方向の幅は、切り欠き部4eのX方向の幅と同じかやや短く、突起部2bのX方向の幅は、切り欠き部9jのX方向の幅と同じかやや短い。このため、導光体2のX軸方向の位置も固定される。
また、カバー4が備える位置決め穴部4aとフレーム9が備える位置決め突起部9eとが嵌め合うことで、フレーム9に対するカバー4の相対的なX方向の位置と、フレーム9に対するカバー4の相対的なY方向の位置とが固定される。
ここで、カバー4の両端に設けられた2つの位置決め穴部4aのいずれも、ラインセンサ10の受光ラインをX方向に延長した延長線上に配置される。また、フレーム9の両端に設けられた2つの位置決め突起部9eのいずれも、ラインセンサ10の受光ラインをX方向に延長した延長線上に配置される。フレーム9とカバー4との嵌め合い部をこのような位置にすることで、レンズ体3から透明板5までのZ方向における距離を、X方向の位置にかかわらず一定にすることができる。その理由は、カバー4の両端に設けられた2つの嵌め合い部を結ぶ直線上の部分(2つの位置決め穴部4aを結ぶ直線上の部分)は、Z方向に反りにくくなるためである。このように、本実施形態によれば、性能を十分に発揮するために重要なレンズ体3の焦点位置に、透明板5と密着する搬送面をZ方向に精度良く固定することができる。
次に、図10と図11とを参照して、光源6、7から照射された光が、ラインセンサ10により受光される様子について説明する。図10は、イメージセンサユニット100の図1におけるB−B断面における断面図である。なお、B−B断面は、YZ平面に平行な面であって、挿入穴部9b、挿入孔部11b、締結部材13などの中心を通過する面である。
図10に示すように、導光体1の散乱領域1cや導光体2の散乱領域2cから照射された光は、読取対象16の表面で反射し、レンズ体3を経由してラインセンサ10に集光する。なお、図10においては、導光体1、2から照射された光が読取対象16に向かう様子を破線の矢印で示し、また、読取対象16で反射した光がレンズ体3を経由してラインセンサ10に集光する様子を破線の矢印で示している。なお、読取対象16からラインセンサ10に向かう破線の矢印は、レンズ体3の光軸を示している。
また、図10に示すように、カバー4と透明板5とは、導光体1や導光体2と読取対象16との間に配置される。カバー4と透明板5とは、フレーム9の外部からフレーム9の内部に、異物が混入することを防止する。なお、透明板5は、導光体1や導光体2から照射される光(ライン光源)や、読取対象16で反射された光が減衰することを抑えるために、透明な材料で構成される。
導光体1や導光体2は、端面に照射された光を主走査方向(読取幅方向)に伝達し、主走査方向に平行なライン状の光を読取対象16に照射する。ライン状の光が適切に読取対象16に照射されるように、透明板5での光の屈折を考慮して、導光体1、2のフレーム9内における配置や、導光体1、2内における散乱領域1c、2cの配置が決定される(光学設計)。
図11は、光源6から照射された光が読取対象16に到達するまでの経路を説明するための図である。図11は、イメージセンサユニット100の導光体保持部の近傍の部分を、Y方向から見た様子を模式的に示している。
図11に示すように、光源6から導光体1の端面に向けて照射された光は、導光体1の壁面において反射を繰り返しながら、導光体1の内部を導光体1の長手方向に進む。ここで、導光体1には、導光体1の長手方向に沿って形成された、白色の印刷パターンもしくは凹凸形状の散乱領域1cが設けられている。導光体1の内部を進む光は、この散乱領域1cに到達すると、この散乱領域1cで散乱し、散乱領域1cと対向する表面の部分から出射する。この結果、散乱領域1cと対向する表面の部分から読取対象16に向けて、ライン状の光が照射される。
図示していないが、同様に、光源7から導光体2の端面に向けて照射された光は、導光体2の壁面において反射を繰り返しながら、導光体2の内部を導光体1の長手方向に進む。ここで、導光体2には、導光体2の長手方向に沿って形成された、白色の印刷パターンもしくは凹凸形状の散乱領域2cが設けられている。導光体2の内部を進む光は、この散乱領域2cに到達すると、この散乱領域2cで散乱し、散乱領域2cと対向する表面の部分から出射する。この結果、散乱領域2cと対向する表面の部分から読取対象16に向けて、ライン状の光が照射される。
図11において、導光体1から読取対象16に向かう破線の矢印は、散乱領域1cで反射した光が読取対象16に照射される主な光路を示している。
なお、導光体1がカバー4とフレーム9とにより保持されたとき、導光体1の端面は、光源6の発光面6aと対向する。そして、導光体1の端面と光源6の発光面6aとの間は、光学的に貫通する。同様に、導光体2がカバー4とフレーム9とにより保持されたとき、導光体2の端面は、光源7の発光面7aと対向する。そして、導光体2の端面と光源7の発光面7aとの間は、光学的に貫通する。
次に、イメージセンサユニット100の製造工程(製造方法)を説明する。イメージセンサユニット100の製造工程は、基本工程として、カバー組立工程、受光部配列工程、センサ基板固定工程、レンズ体配設工程、照明装置載置工程を備える。イメージセンサユニット100は、XZ平面と平行な面であって、イメージセンサユニット100の中心を通る平面を境界にして、基本的に、左右対称な構成である。従って、以下の説明において、適宜、片側の構成要素についてのみ説明する。
カバー組立工程は、カバー4に設けられた透明板保持部4fに、透明板5を固定する工程である。透明板保持部4fは、四角く刳り貫かれた、カバー4の中央部分である。固定方法は、樹脂による接着で固定する方法であってもよいし、カバー4と透明板5を一体成形することで固定する方法であってもよい。カバー組立工程は、基本的に、照明装置載置工程の前に実行される。
受光部配列工程は、センサ基板11上に、受光素子をセンサ基板11の長手方向に並べてラインセンサ10として実装する工程である。
センサ基板固定工程は、フレーム9の他方の開口面に、センサ基板11を、ネジなどの締結部材で固定する工程である。このとき、ネジなどの締結部材は、少なくとも2箇所がレンズ体3に沿って配置される。
レンズ体配設工程は、図8に示すように、フレーム9のセンサ基板11が固定される位置よりも内側の位置に、レンズ体3を配設する工程である。レンズ体3は、フレーム9の内部に形成されたレンズ体保持部9kによって保持され、主走査方向に延在した開口に固定される。レンズ体3の主走査方向及び副走査方向の位置決めは、主走査方向に延在した開口によって決定してもよいが、フレーム9に別途設けられた調整機構により決定されてもよい。レンズ体配設工程は、レンズ体3を照明装置載置工程の後に取り付けることが困難である場合は、照明装置載置工程の前に実行されることが好適である。
照明装置載置工程では、図2、図4に示すように、フレーム9の主走査方向の端部に設けられた光源基板接触面9nに、光源基板8の光源6及び光源7が実装されている面とは逆の面を接触させる。また、光源基板8の底面8bをフレーム9の光源基板底当て面9mに接触させて光源基板8の位置を決める。次に、導光体1をフレーム9の導光体保持部9gに設置する。このとき、導光体1の突起部1bをフレーム9の切り欠き部9iに嵌め合わすことにより、導光体1の光照射角度を一定角度に固定し、回転ずれによる導光体1の照射ずれを防止する。なお、導光体2は、導光体1と同様に、フレーム9の導光体保持部9hに設置する。
また、固定された導光体1の突起部1aにカバー4の切り欠き部4dを嵌め合わせ、固定された導光体2の突起部2aにカバー4の切り欠き部4eを嵌め合わせる。このとき、カバー4の導光体保持部4bとフレーム9の導光体保持部9gとが、導光体1を挟むことで、導光体1を保持する。また、カバー4の導光体保持部4cとフレーム9の導光体保持部9hとが、導光体2を挟むことで、導光体2を保持する。図9に示すように、レンズ体配設工程は照明装置載置工程の途中に実行されてもよい。
本実施形態によれば、カバー4とフレーム9とに導光体保持及び遮光の役割を持たせることで、従来必要であった部材を削減し、組立を簡略化できる。
また、本実施形態によれば、カバー4とセンサ基板11とのそれぞれは、センサ基板11と直交する面であって、ラインセンサ10が実装されたラインを通る面と交差する部分で、フレーム9に固定される。このため、読取対象16からレンズ体3までの距離や、レンズ体3からラインセンサ10までの距離が、変動しにくくなる。このため、本実施形態によれば、読取対象16のイメージを正確に生成することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能であり、上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、導光体が、1方向のみに光を出射する働きを有する例について説明した。本発明において、2方向以上に光を出射する働きを有する導光体を採用してもよい。
図12A、12B、12C、12D、12E、12Fは、いずれも、導光体2として、2方向以上に光を出射する働きを有する導光体を採用したときのA−A断面における断面図である。
図12Aは、変形例1に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。図12Bは、変形例2に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。図12Cは、変形例3に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。図12Dは、変形例4に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。図12Eは、変形例5に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。図12Fは、変形例6に係るイメージセンサユニットのA−A断面における断面図である。
2方向以上に光を出射する働きを有する導光体は、1方向のみに光を出射する働きを有する導光体に比べ、形状が複雑である。しかしながら、導光体2は、形状が複雑であっても、形状が単純である導光体1と同様に保持される。つまり、導光体2は、導光体保持部4cと導光体保持部9hとにより挟まれて、Y方向とZ方向の位置が固定される。ここで、導光体2が有する突起部2aはカバー4が有する切り欠き4eに挿入され、導光体2が有する突起部2bはフレーム9が有する切り欠き9jに挿入される。このため、導光体2がX方向に移動することが抑制されるとともに、導光体2がX方向の軸を中心に回転することが抑制される。
上記実施形態では、導光体1、2が、X方向への動きが完全に抑制されるように保持される構成について説明した。本発明において、導光体1、2が、X方向への動きが完全に抑制されないように保持される構成を採用することができる。以下、図13、図14を参照して、変形例7に係るイメージセンサユニットについて説明する。
図13は、変形例7に係るイメージセンサユニットの導光体2の近傍部分の分解斜視図である。図14は、変形例7に係るイメージセンサユニットが導光体2を保持している様子を模式的に示す図である。以下、導光体2を保持する方法について説明するが、導光体1も導光体2と同様の方法により保持される。
カバー4は、導光体保持部4c、4i、弾性体当て面4g、4hを有する。フレーム9は、導光体保持部9h、導光体保持部9hに設けられた位置決め突起部9pを有する。導光体2は、導光体保持部4cと導光体保持部9hとで挟まれて保持され、また、導光体保持部4iと導光体保持部9rとで挟まれて保持されることで、Y方向、Z方向の位置が固定される。
ここで、弾性体17は、弾性体当て面2eと弾性体当て面4gとに挟まれて潰される。このときの反発力で、導光体2の位置決め溝部2dは、フレーム9の位置決め突起部9pにZ方向に押し当てられ、押し当てられた位置で固定される。そして、位置決め溝部2dと位置決め突起部9pが嵌めあうことで、導光体2のX方向の位置が固定される。
導光体2のX方向の端部のうち、位置決め溝部2dが設けられた端部ではない方の端部は、弾性体当て面2fとフレーム当て面2gとを有する。弾性体18の一面は、カバー4の弾性体当て面4hと接し、弾性体18の反対側の面は、導光体2の弾性体当て面2fと接している。導光体2は、弾性体18から受ける力で、フレーム当て面2gがフレーム9の導光体当て面9qに押し当てられる。導光体2のフレーム当て面2gは、フレーム9の導光体当て面9qと接しているが、X方向の動きは制限されない。
ここで、導光体2とフレーム9とで熱膨張係数が違っており、X方向への膨張量の差があっても(導光体2とフレーム9のX方向への伸び方が相違しても)、位置決め溝部2dと位置決め突起部9pは嵌めあっているために位置関係は変わらない。そして、膨張量の差は、フレーム当て面2gと導光体当て面9qの接している部分がずれることで吸収される。
上述したように、導光体2のX方向の端部のうち、位置決め溝部2dが設けられた端部は、フレーム9との位置関係が変わらない。そのため、フレーム9に光源基板8を介して取り付けられている光源7の発光面7aと導光体2の位置決め溝部2dが設けられた端部側の端面との位置関係も変わることがない。従って、フレーム9や導光体2が熱により膨張したとしても、光源7から導光体2に照射される光の量を一定に保つことができる。また、上記構成により、導光体2とフレーム9とで熱膨張係数が違っても、導光体2やフレーム9が歪むことが抑制される。
上記実施形態においては、導光体1や導光体2の形状が略円柱である例について説明した。本発明において、導光体1や導光体2の形状は、略円柱に限定されない。例えば、導光体1や導光体2の形状は、断面や端面が楕円である楕円柱状であってもよいし、断面や端面が多角形である角柱状であってもよい。
上記実施形態においては、画像読取装置が透明板5を備える例について説明した。本発明において、画像読取装置が透明板5を備えていなくてもよい。例えば、画像読取装置が搭載されるコピー機や複合機などに透明板5が用意されている場合、イメージセンサユニット100が透明板5を備えていなくてもよい。
上記実施形態においては、画像読取装置をコピー機や複合機などに取り付けるための手法については説明を省略した。画像読取装置をコピー機や複合機などに取り付ける手法は任意である。例えば、フレーム9のX方向の両端部(読取幅方向における読取範囲の外側の両端部)に、ネジやボルトなどで、画像読取装置をコピー機や複合機などに取り付けるための穴を空けてもよい。
また、上記実施形態においては、レンズ体3がロッドレンズアレイにより構成されるラインセンサである例を説明した。本発明において、レンズ体3は、この例に限定されない。例えば、レンズ体3は、マクロレンズアレイにより構成されるラインセンサであってもよい。また、レンズ体3は、縮小光学系のイメージセンサを構成するレンズやミラーにより構成されてもよい。
上記実施形態においては、カバー4とフレーム9とが位置決め穴部4aと位置決め突起部9eとの嵌合により固定され、センサ基板11とフレーム9とがネジなどの締結部材により固定される例を示した。本発明において、カバー4とフレーム9とを固定する方法や、センサ基板11とフレーム9とを固定する方法は、この例に限定されない。例えば、締結部材として、ネジではなくピンやリベットやアタッチメントが用いられてもよい。
また、カバー4とフレーム9とが締結部材により固定され、センサ基板11とフレーム9とが嵌合により固定されてもよい。例えば、センサ基板11とフレーム9とを嵌合により固定する場合、センサ基板11に設けられた突起部とフレーム9に設けられた穴部とが嵌合されてもよいし、センサ基板11に設けられた穴部とフレーム9に設けられた突起部とが嵌合されてもよい。もしくは、フレーム9の枠の内側に段差が設けられ、この段差にセンサ基板11が嵌め込まれてもよい。
上記実施形態においては、導光体1の端面と光源6との間が空間である例について説明した。本発明において、光源6から照射された光が導光体1の端面に伝搬される種々の構成を採用することができる。例えば、導光体1の端面と光源6との間の一部又は全部が透明な物質(固体、液体、気体)であってもよい。あるいは、導光体1の端面と光源6の発光面6aとが密着していてもよい。同様に、光源7から照射された光が導光体2の端面に伝搬される構成であれば、導光体2の端面と光源7との間は、どのような構成であってもよい。
上記実施形態においては、導光体1の片側の端面に光源6が配置される例を示した。本発明において、導光体1の両側の端面のそれぞれに光源6が配置されてもよい。同様に、導光体2の両側の端面のそれぞれに光源7が配置されてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、密着型のイメージセンサユニットに適用可能である。
1、2 導光体、1a、1b、2a、2b 突起部、1c、2c 散乱領域、2d 位置決め溝部、2e、2f 弾性体当て面、2g フレーム当て面、3 レンズ体、4 カバー、4a 位置決め穴部、4b、4c、4i 導光体保持部、4d、4e 切り欠き部、4f 透明板保持部、4g、4h 弾性体当て面、5 透明板、6、7 光源、6a、7a 発光面、8 光源基板、8a 挿入部、8b 底面、9 フレーム、9a、9b、9c 挿入穴部、9d 挿入孔部、9e 位置決め突起部、9f 溝部、9g、9h、9r 導光体保持部、9i、9j 切り欠き部、9k レンズ体保持部、9m 光源基板底当て面、9n 光源基板接触面、9p 位置決め突起部、9q 導光体当て面、10 ラインセンサ、11 センサ基板、11a、11b、11c 挿入孔部、12、13、14 締結部材、15 コネクタ、16 読取対象、17、18 弾性体、100 イメージセンサユニット

Claims (5)

  1. 端面に照射された光を、側面から読取対象に向けて照射する柱状の導光体と、
    前記導光体の端面に対向して配置され、前記導光体の端面に光を照射する光源と、
    前記導光体の側面から照射され、前記読取対象により反射された光を、前記導光体の幅方向に収束するレンズ体と、
    前記光源と前記導光体と前記レンズ体とを収容する枠状のフレームであって、前記導光体の側面のうちの第1の被支持部を、支持する第1の支持部を有するフレームと、
    前記フレームの一方の開口部の少なくとも一部を覆い、前記導光体と前記読取対象との間の光の透過を制限しないカバーであって、前記導光体の側面のうちの前記第1の被支持部と対向する第2の被支持部を、支持する第2の支持部を有するカバーと、
    前記レンズ体により前記導光体の幅方向に収束された光を受光するラインセンサと、
    前記ラインセンサが前記導光体の長手方向に沿って一方の面に実装されたセンサ基板であって、前記フレームの他方の開口部を覆うセンサ基板と、を備え、
    前記導光体は、前記フレームが有する前記第1の支持部と前記カバーが有する前記第2の支持部とにより構成されるフランジ部により前記フレーム内で固定され
    前記フレーム内は前記フランジ部を介した空間である第1の空間と第2の空間を有し、
    前記導光体および前記レンズ体は前記第1の空間内に配置され、
    前記導光体および前記レンズ体のうちの前記導光体のみが、前記第2の空間内に突出し、
    前記光源は前記第2の空間内に配置され、
    前記フランジ部は前記光源からの光が前記導光体を介さずに前記レンズ体に届かないように、前記第1の空間と前記第2の空間の間を遮光する
    イメージセンサユニット。
  2. 前記光源は、前記フレームの内部に収容され、
    前記フランジ部は、前記光源から照射された光が、前記導光体を介さずに前記フレームの一方の開口部から前記イメージセンサユニットの外部に漏れる経路を遮断する、
    請求項1に記載のイメージセンサユニット。
  3. 前記導光体は、円柱状であり、
    前記導光体は、前記第1の被支持部に第1の突起部を有し、
    前記フレームは、前記第1の支持部に第1の穴部を有し、
    前記第1の突起部が前記第1の穴部に嵌め込まれることにより、前記導光体が回転することが抑制される、
    請求項1又は2に記載のイメージセンサユニット。
  4. 前記導光体は、円柱状であり、
    前記導光体は、前記第2の被支持部に第2の突起部を有し、
    前記カバーは、前記第2の支持部に第2の穴部を有し、
    前記第2の突起部が前記第2の穴部に嵌め込まれることにより、前記導光体が回転することが抑制される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  5. 端面に照射された光を、側面から読取対象に向けて照射する柱状の導光体と、
    前記導光体の端面に対向して配置され、前記導光体の端面に光を照射する光源と、
    前記導光体の側面から照射され、前記読取対象により反射された光を、前記導光体の幅方向に収束するレンズ体と、
    前記光源と前記導光体と前記レンズ体とを収容する枠状のフレームと、
    前記フレームの一方の開口部の少なくとも一部を覆い、前記導光体と前記読取対象との間の光の透過を制限しないカバーと、
    前記レンズ体により前記導光体の幅方向に収束された光を受光するラインセンサと、
    前記ラインセンサが前記導光体の長手方向に沿って一方の面に実装されたセンサ基板であって、前記フレームの他方の開口部を覆うセンサ基板と、を備えるイメージセンサユニットの製造方法であって、
    前記フレームに、前記導光体の側面のうちの第1の被支持部を、支持する第1の支持部を形成する第1の支持部形成工程と、
    前記カバーに、前記導光体の側面のうちの前記第1の被支持部と対向する第2の被支持部を、支持する第2の支持部を形成する第2の支持部形成工程と、
    前記フレームが有する前記第1の支持部と前記カバーが有する前記第2の支持部とで前記導光体を挟み込むフランジを構成し、前記導光体を前記フレーム内で固定する導光体固定工程と、を備え
    前記フレーム内は前記フランジ部を介した空間である第1の空間と第2の空間が構成され、
    前記導光体および前記レンズ体は前記第1の空間内に配置され、
    前記導光体および前記レンズ体のうちの前記導光体のみが、前記第2の空間内に突出し、
    前記光源は前記第2の空間内に配置され、
    前記フランジ部は前記光源からの光が前記導光体を介さずに前記レンズ体に届かないように、前記第1の空間と前記第2の空間の間を遮光する
    イメージセンサユニットの製造方法。
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