JP6965230B2 - 車両構成部材 - Google Patents

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本発明は溶接ビードにより接合されて構成される車両構成部材に関するものである。
従来、自動車等の車両の車体には、防錆力の大きい亜鉛めっき鋼板が用いられる。亜鉛めっき鋼板の溶接には目的に応じてさまざまな溶接方法が用いられている。例えば、衝突時の衝撃エネルギーを吸収するクラッシュボックスは亜鉛めっき鋼板のプレス部品をアーク溶接することによって組み立てられることが多い。
特開2016−198796号公報
アーク溶接は母材のみならずフィラー材をアーク熱で溶融させることによりビードを形成して接合する。溶接される母材の少なくとも一方が亜鉛めっきなどの施されためっき鋼板であると、鋼板表面のめっき材料が溶接の熱で気化するため、溶融池に気泡が発生する。この気泡が大気に抜けないままビード中に残るとブローホール(空洞)、膨れ、ピット(穴)が溶接部に形成される。これらの欠陥は溶接部(継手)の強度を低下させるため、製品に残ると不具合が生じる可能性がある。通常、これらの欠陥を含む製品は手溶接で修復されたり、溶接不良として破棄されたりしており、コストが掛かっている。
溶接不良の対策としては、例えば、溶接時の電流を上げ、溶接温度を高めることでめっき材料の気化を早くし、気化しためっき材料による気泡を減少させる方法がある。しかし、この方法は鋼板の一部が高温で溶け落ちるのを防ぐために手作業が必要となるという問題がある。また、溶接スピードを遅くし、溶接熱でめっき材料の気化を進ませ、気化しためっき材料による気泡を減少させる方法もあるが、溶接スピードが遅くなるため生産性が低下する。さらに、溶接される鋼板部材どうしに隙間を空けた状態で溶接し、その隙間を通して気泡を逃がすという方法もある。しかし、こうするには事前の試験で二つの鋼板部材を保持する治具を調節する必要があるため、生産準備の工数が増加するという問題がある。他にも、特開2016−198796号公報に記載されている方法が知られているが、本発明者らの実験により、条件によってはこの方法でもブローホールが生じることが分かった。したがって、溶接ビードにおけるブローホール、膨れ、ピットの形成を新たな方法で効果的に抑制することが望まれる。
本発明のひとつの態様は、車両構成部材であって、少なくとも第一と第二の鋼板部材を含み、その一方又は両方がめっき鋼板から形成されており、第一と第二の鋼板部材に溶接方向と交わる方向に延びる複数の溝が設けられており、双方の対応する溝が組み合わさってそれぞれ外部に通ずる通路を形成するように第一と第二の鋼板部材が重ね合わされており、第一の鋼板部材の表面と第二の鋼板部材の端面とが溶接ビードにより接合されている。
実施形態によっては、第一と第二の鋼板部材の対応する溝が幅方向に一致している。
実施形態によっては、溶接ビードが形成された側において第一の鋼板部材の溝の終端が溶接ビードの中に取り込まれている。
実施形態によっては、溶接ビードが形成されていない側において第一の鋼板部材の溝が終端でその鋼板部材の端面に開口している。また実施形態によっては、溶接ビードが形成されていない側において第一と第二の少なくとも一方の鋼板部材の溝の終端が他方の鋼板部材の縁よりも先まで延びている。
実施形態によっては、第一と第二の鋼板部材の各溝の深さが0.3mm以上である。また実施形態によっては、第一と第二の鋼板部材の対応する溝によって形成される各通路の断面積が0.18mm以上である。
本発明の各種実施形態によれば、このようにして第一と第二の鋼板部材の双方に設けられた溝により両者にまたがる広い通路を形成し、溶接中に溶融池からそこを通って抜けるめっき材料のガスの流動性を良くすることによって、溶接ビードにおけるブローホール、膨れ、ピットの形成を効果的に抑制できる。
一つの実施形態としてのクラッシュボックスの断面図である。 図1のクラッシュボックスの組み立てに用いることのできる重ね溶接構造の斜視図である。 図2の鋼板部材の重ね部分の断面図である。 図3の二つの鋼板部材を溶接した後の断面図である。 図2の二つの鋼板部材の対向する溝により形成される通路の断面図である。 図5とは別の実施形態として、二つの鋼板部材の溝を連通したままずらした構造を示す断面図である。 さらに別の実施形態として、二つの鋼板部材の溝の寸法を変えた構造を示す断面図である。 参考形態として二つの鋼板部材の溝を独立するように食い違わせた構造を示す断面図である。 図2とは別の実施形態として、一方の鋼板部材の端をL字に曲げて他方に重ねた配置を示す斜視図である。 図9の鋼板部材の重ね部分の断面図である。
以下、本発明の各種実施形態について図面を参照しながら説明する。なお以下の実施形態のうち実質的な変更がない部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図1にひとつの実施形態としての自動車のクラッシュボックス10の断面を示す。クラッシュボックス10は自動車等の車両の車体に対しバンパーリインフォースメントを支持するとともに、車両の衝突時にバンパーリインフォースメントを通して受ける衝撃エネルギーを潰れながら吸収する。クラッシュボックス10は通常筒状であり、鋼板のプレス部品を複数組み合わせて溶接により筒状となるように組み立てられる。図示した断面形状はあくまで一例であり、他の形状も可能である。
図2に上記のようなクラッシュボックス10の組み立てに適用できる重ね溶接構造を示す。なお、以下に説明する溶接構造は、クラッシュボックス10のみならず、複数の鋼板部材の溶接により組み立てられる任意の車両構成部材に適用することができる。そのような車両構成部材は、通常、鋼板のプレスにより必要な形状に成形された複数の鋼板部材から組み立てられる。しかし、鋼板以外の素材から形成された部材を含んでいても良い。複数のうち少なくとも二枚の鋼板部材12、14は部分的に重ね合わせられ、重ね部で線状に溶接される。溶接される二つの鋼板部材12、14の一方または両方はめっき鋼板から形成されたものとする。めっき鋼板は例えば亜鉛めっき鋼板やアルミめっき鋼板である。
図2、図3、図5に示すように、二つの鋼板部材12、14にはそれぞれ、溶接方向と(例えば直角に)交差する方向に延びる複数の溝16、18が設けられる。二つの鋼板部材12、14を重ね合わせたとき、双方の対応する溝16、18が一対で組み合わさってそれぞれ外部に通ずる通路20を形成する。溝16、18の断面形状は三角形(V字形)、半円形、台形など、任意の形状とすることができる。溝16、18はコイニングと呼ばれるプレス加工あるいは冷間鍛造により形成することができる。三角形であればコイニング時の溝16、18のプレス成形性を高めることができる。溝16、18を三角形にする場合、底の角度θ(つまりプレス型の稜線の角度)は90度など、任意の値とすることができる。
二つの鋼板部材12、14の各溝16、18の深さdは0.3mm以上とするのが好ましい。当然ながら、溝16、18の深さdは鋼板部材12、14の板厚t未満である。また、対向する溝16、18によって形成される各通路20の断面積は0.18mm以上とするのが好ましい。例えば、直角三角形の溝16、18を組み合わせて対角線0.6mmの正方形断面を有する通路20を形成しても良い。あるいは、対角線1.0mmの正方形としてもよい。鋼板部材12、14の表面での溝16、18の開口幅wは0.6mm以上とするのが好ましいが、これ未満であってもよい。溝16、18の形状や大きさは二つの鋼板部材で同じとすればよいが、例えば図7に示すように異なっていても良い。
溝16、18のピッチpは3mm以下とするのが好ましいが、これを超えてもよい。溝16、18の本数は例えばピッチpと必要な溶接長さに基づいて決定することができる。二つの鋼板部材12、14の対応する溝16、18で通路20が形成される限り、溝16、18のピッチpは一定でなくても良い。
対向する各対の溝16、18はそれぞれ中心線が一致するようにするのが好ましい。しかし、図6に示したように一対で通路20が形成される範囲で互いにずらすことも可能である。当然ながら、溝16、18の形状や寸法が同じであれば、このようにずらしても通路20の断面積は変わらない。各対の溝16、18をそれぞれ幅方向に一致させることにより、同じ断面積の通路であっても溝が交互に食い違う場合と比べて流動抵抗を抑え、効果的にガスを排出できる。図8は、双方の鋼板部材12、14の溝16、18を互い違いに配置し、各溝16、18を独立させたものである。この場合、各溝がそれぞれ半分の断面積の通路90を形成する。
溶接は線状の接合部を形成することのできる方法であれば任意の方法で行うことができる。しかし、溶接ワイヤーや消耗式電極を溶加材として用いて溶接ビード22を形成することにより接合するアーク溶接やレーザーアークハイブリッド溶接が好ましい。本願ではこれらを総称してアーク溶接という。このようなアーク溶接によって形成される溶接ビード22には溶接部の強度を低下させるブローホール(空洞)、膨れ、ピット(穴)が発生しないようにすることが望まれる。
アーク溶接を用いる場合、重ね合わされた二つの鋼板部材12、14は隅肉溶接で接合するとよい。つまり、端どうしで重ね合わされた一方の鋼板部材(第一の鋼板部材)12の表面32と他方の鋼板部材(第二の鋼板部材)14の端面28とを溶接ビード22により接合する。例えば、図1に示したように、クラッシュボックス10を製造する二つの鋼板部材のうち一方の鋼板部材12の両端24を他方の鋼板部材14の対応する端26の内側に重ね合わせ、アーク溶接により内側の鋼板部材12の表面32と外側の鋼板部材14の端面28の間に溶接ビード22を形成して両者を接合する。図2の二点鎖線は溶接ビード22の大まかな位置を表している。
このとき、溶接ビード22が形成される側42では、図4に示すように、二つの鋼板部材12、14の溝16、18はアーク熱で溶融した材料で部分的に埋まり、溶接ビード22の一部となる。特に、第一の鋼板部材12の溝16は、終端36が溶接後に溶接ビード22の中に取り込まれるような寸法とするのが良い。こうすることで、衝突の衝撃が加わったときに溶接ビード22近傍の表面32に露出した溝が車両構成部材の変形の起点となって接合部の強度が低下することがないようにできる。このため、車両構成部材は衝突時の衝撃エネルギーを吸収するためのクラッシュボックスであると特に好ましい。
一方、溶接ビード22を形成しない側44では、図3、図4に示すように、二つの鋼板部材12、14の溝16、18は組み合わさって外部に通ずる通路20を形成し、アーク熱で蒸発した亜鉛等のめっき材料のガスをそこから(図4の矢印が示すように)排出することができる。特に、第一の鋼板部材12の溝16は、終端38でその鋼板部材12の端面30に開口させるとよい。また、第二の鋼板部材14の溝18の終端40は、第一の鋼板部材12との合わせ面の端よりも先、つまり相手の鋼板部材12の端面30よりも先まで所定の長さaだけ延ばすのがよい。こうすることで、通路の出口を広く確保し、ガスを溶融池から効果的に排出することができる。しかし、第一の鋼板部材12の溝16がその鋼板部材12の端面30に開口しているときは、第二の鋼板部材14の溝18を必ずしもその端面30より先まで延ばす必要はない。
あるいは別の実施形態として、図9、図10に示したように、第二の鋼板部材114の端をL字に曲げてその側面を第一の鋼板部材112の表面132に重ね、この状態で隅肉溶接を行っても良い。図10に示すように、この場合も同様に、溶接ビード122を形成しない側144では第一の鋼板部材112の溝116の終端148を相手の鋼板部材114との合わせ面の端よりも所定長さbだけ先まで延ばすのがよい。あるいは、第二の鋼板部材114の溝118の終端150がその鋼板部材114のR部146に差し掛かるようにするのが良い。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば本発明の目的を逸脱することなく様々な置換、改良、変更を施すことが可能である。
〈実験例〉
上述のような構造を有するクラッシュボックスを実際に溶接で組み立て、溶接部を切断してブローホールや膨れの有無を調べる実験を行った。試作したクラッシュボックスは全て図1に示すような断面を有するものである。まず、亜鉛めっき鋼板をプレス成形して、二つの鋼板部材を作製した。鋼板部材には、コイニングにより表1に示した番号1〜8の様々なパターンで複数の平行な溝を形成した。なお、パターン0として、比較のためにいずれの鋼板部材にも溝を設けないクラッシュボックスも作製した。いずれの溝もV字断面であり、底の角度は90度とした。したがって溝の開口幅は深さの2倍である。また、いずれの溝も相手の鋼板部材の端面から長さ5mmだけ突出させ、溝の並びのピッチを3mmとした。パターン1、3は図5に示したように双方の鋼板部材の溝を幅方向に一致させ、パターン2、4は図8に示したように溝を半ピッチだけ食い違うように形成した。「通路断面積」は通路一本当たりの断面積である。つまり、溝が一致している場合は対応する二つの溝が組み合わさってできた正方形断面の通路の断面積であり、溝が食い違っている場合はそれぞれの溝によって形成される三角形断面の通路の断面積である。パターン5、6は内側の鋼板部材のみ、パターン7、8は外側の鋼板部材のみに溝を形成した。
次に、二つの鋼板部材をアーク溶接することによりクラッシュボックスを組み立てた。具体的には、二つの鋼板部材の縁どうしを重ね合わせ、隅肉溶接により内側の鋼板部材の表面と外側の鋼板部材の端面とを溶接ビードにより接合した。このように作成した各クラッシュボックスについて、目視で溶接ビードの膨れやピットの有無を調べるとともに、ブローホールの存在が疑われる部分を図4に示すように切断してその有無を調べた。この結果も表1に示す。
表1からわかるように、双方の鋼板部材に溝が形成されており、溝が幅方向に一致しているときに良好な結果が得られた(パターン1、3)。これは、一致した溝が二つの鋼板部材にまたがる広い通路を形成したことにより、溶接中に溶融池からそこを通って抜ける亜鉛ガスの流動性が良くなったためであると考えられる(図4参照)。実際、通路の出口周辺には亜鉛酸化物と思われる白い粉が多く付着しているのを確認した。したがって、溝が完全に一致せず図6のように少しずれている場合でも同様に良好な結果が得られると考えられる。
また、結果をさらに具体的に見ると、溝の相対位置が一致し、深さ0.3mm以上、あるいは通路の断面積を0.18mm以上とすると良好な結果が得られることが分かる。なお、パターン4、6、8の結果に「(省略)」とあるのは、良好な結果が得られなかったパターン2、5、7のより溝の深さがそれぞれ0.2mmだけ小さいため、より良い結果が見込めないと判断し、実験を打ち切ったことを意味する。

Figure 0006965230
10 クラッシュボックス
12 第一の鋼板部材
14 第二の鋼板部材
16、18 溝
20 通路
22 溶接ビード
24、26 鋼板部材の端
28、30 鋼板部材の端面
32 第一の鋼板部材の表面
36、38、40 溝の終端
42 溶接ビードを形成する側
44 溶接ビードを形成しない側
90 通路
112 第一の鋼板部材
114 第二の鋼板部材
116、118 溝
122 溶接ビード
132 第一の鋼板部材の表面
144 溶接ビードを形成しない側
146 第二の鋼板部材のR部
148、150 溝の終端
a、b 溝の突出長さ
p 溝のピッチ
t 鋼板部材の板厚
w 溝の開口幅
θ 溝の底の角度


Claims (8)

  1. 車両構成部材であって、
    少なくとも第一と第二の鋼板部材を含み、その一方又は両方がめっき鋼板から形成されており、
    第一と第二の鋼板部材に溶接方向と交わる方向に延びる複数の溝が設けられており、
    双方の対応する溝が組み合わさってそれぞれ外部に通ずる通路を形成するように第一と第二の鋼板部材が重ね合わされており、第一の鋼板部材の表面と第二の鋼板部材の端面とが溶接ビードにより接合されており、
    第一と第二の鋼板部材の対応する溝が幅方向に一致している、車両構成部材。
  2. 請求項1の車両構成部材であって、溶接ビードが形成された側において第一の鋼板部材の溝の終端が溶接ビードの中に取り込まれている、車両構成部材。
  3. 請求項2の車両構成部材であって、バンパーリインフォースメントを支持し衝突時の衝撃エネルギーを吸収するためのクラッシュボックスである車両構成部材。
  4. 請求項1から3の何れかの車両構成部材であって、溶接ビードが形成されていない側において第一の鋼板部材の溝が終端でその鋼板部材の端面に開口している、車両構成部材。
  5. 請求項1から4のいずれかの車両構成部材であって、溶接ビードが形成されていない側において第一と第二の少なくとも一方の鋼板部材の溝の終端が他方の鋼板部材の縁よりも先まで延びている、車両構成部材。
  6. 車両構成部材であって、
    少なくとも第一と第二の鋼板部材を含み、その一方又は両方がめっき鋼板から形成されており、
    第一と第二の鋼板部材に溶接方向と交わる方向に延びる複数の溝が設けられており、
    双方の対応する溝が組み合わさってそれぞれ外部に通ずる通路を形成するように第一と第二の鋼板部材が重ね合わされており、第一の鋼板部材の表面と第二の鋼板部材の端面とが溶接ビードにより接合されており、
    溶接ビードが形成されていない側において第一と第二の少なくとも一方の鋼板部材の溝の終端が他方の鋼板部材の縁よりも先まで延びている、車両構成部材。
  7. 請求項1から6のいずれかの車両構成部材であって、第一と第二の鋼板部材の各溝の深さが0.3mm以上である、車両構成部材。
  8. 請求項1から7のいずれかの車両構成部材であって、第一と第二の鋼板部材の対応する溝によって形成される各通路の断面積が0.18mm2以上である、車両構成部材。
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