JP6964394B2 - 画像形成装置、電子ペン専用紙生成方法、コンピュータプログラム、用紙、およびデータ構造 - Google Patents

画像形成装置、電子ペン専用紙生成方法、コンピュータプログラム、用紙、およびデータ構造 Download PDF

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Description

本発明は、電子ペンで使用される専用紙の技術に関する。
近年、効率的に取り扱うことができるように、情報を電子化しサーバに保存する様々な技術が提案されている。電子ペンシステムも、その技術の1つである。
電子ペンシステムによると、人間が手書きした文字などをリアルタイムで電子化することができる。
電子ペンシステムの方式の1つとして、アノト方式がある(非特許文献1)。アノト方式は、専用紙および電子ペンによって構成される。専用紙には、縦横に多数のドットが印刷されている。これらのドットの集合は、「アノトパターン」または「位置検出パターン」などと呼ばれることがある。電子ペンのペン先には、専用紙を撮影するためのカメラが設けられている。なお、アノト方式およびアノトパターンの「ANOTO」は、登録商標である。以下、同様である。
ユーザが専用紙に筆記している最中、カメラが専用紙を撮影し続ける。そして、撮影によって得られた画像に含まれるドットに基づいて、ユーザの筆跡の電子データを生成する。
電子ペンに関する技術として、さらに、次のような技術が提案されている。特許文献1に記載される電子ペンは、撮像画像から検出された点状画像が符号化画像を構成するものである確度をそれぞれ算出する。この確度は、点状画像が、符号化画像を撮像したものである可能性が高いほど高くなるように算出される。電子ペンは、算出した確度と、点状画像の撮像画像上での位置とに基づいて、確度がより高いものを優先して、点状画像同士の位置関係が特定される際に基準となる開始点Sに決定する。電子ペンは、例えば重心Gからの距離が相対的に小さく、かつ、角度が相対的に高い点状画像を開始点Sに決定する。
ところで、専用紙を複数枚、重ねて持ち歩くことがある。そして、複数枚が重なったまま、一番上の(1枚目の)専用紙に電子ペンで筆記することがある。
アノト方式によると、専用紙に印刷されている位置検出パターンを電子ペンによって撮影するので、2枚目の専用紙の位置検出パターンが1枚目の専用紙に透けて見えると、つまり、裏写りが生じると、筆跡を正しく検出できないことがある。1枚の用紙の両面に位置検出パターンが印刷されている場合も、一方の面に他方の面の位置検出パターンが透けて見え、つまり、裏写りが生じ、筆跡を正しく検出できないことがある。
裏写りに対処するための技術として、次のような技術が提案されている。特許文献2に記載される画像読取装置は、搬送される原稿の一面からの反射光をイメージセンサが取り込んで画像を読み取る第1の読取部と、同様にイメージセンサが原稿の他面の画像を読み取る第2の読取部と、その一面または他面の一方の画像データから減少補正するとともに主走査方向の左右を逆にした他方の画像データの出力を差し引いて原稿の一方の面に形成されている画像のみの画像データに補正する裏映り補正部と、を備える。
特許文献3に記載される画像形成装置は、印字用紙の両面に印字を行う画像形成装置であって、印字用紙の裏写り度合いを測定する裏写り度合い測定手段と、印字用紙の裏写り度合いが所定の閾値を超えるとき、文字部以外の印字領域において印字ドットを間引くことにより印字濃度を下げる裏写り抑制手段とを備える。
特許文献4に記載される画像読取装置の制御部は、読取部が裏写りラインにおける裏写り領域と非裏写り領域とをそれぞれ読み取ることにより生成される2つの画像データ比と、読取部が基準板上の領域であって裏写り領域と非裏写り領域とにそれぞれ対応する2つの領域をそれぞれ読み取ることにより生成される2つの基準データ比との差分が所定値以内になるように、原稿の一方の面または他方の面の画像を読み取るための光源の光量を裏写り除去光量として決定する光量決定処理と、光源の光量が裏写り除去光量に調整されるように光量調整部を制御する光量制御処理と、を実行する。
特開2012−43014号公報 特開平9−149253号公報 特開2011−174962号公報 特開2016−21618号公報
アノト株式会社ウェブサイト,http://www.anoto.co.jp/anoto_technology/anoto_ptn_prt.html,2016年7月14日検索
特許文献2に記載される技術は、表(おもて)面および裏面それぞれから読み取った画像に対して画像処理を施すことによって裏写りを補正する。しかし、電子ペンによって読み取った、位置検出パターンの一部分の画像に対しては、適用することができない。
特許文献3に記載される技術は、印字ドットを間引いて印字濃度を下げることによって裏写りの防止を図る。しかし、位置検出パターンの印字濃度を下げると、電子ペンによる読取りの精度が下がるおそれがある。
特許文献4に記載される技術は、光源の光量を減らすことによって裏写りの防止を図る。しかし、そうすると、電子ペンによる読取りの精度が下がるおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑み、読み取った画像の画像処理、専用紙への印字ドットの印刷の濃度の調整、および読取りの精度の調整を行うことなく、ドットの裏写りを従来よりも低減させることを、目的とする。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、紙の第一の面にアノトパターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、前記読取対象ドットそれぞれの、前記第一の面の裏側である第二の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、を有する。
本発明の他の一形態に係る画像形成装置は、紙の一方の面にアノトパターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、前記読取対象ドットが前記第一の印刷手段によって印刷される前に、当該読取対象ドットそれぞれの、前記一方の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、を有する。
本発明の他の一形態に係る画像形成装置は、一の用紙の表面にアノトパターンで複数の第一の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、前記第一の用紙の裏面の、当該第一の用紙の直ぐ下に重ねられる第二の用紙の表面に黒色で印刷される複数の第二の読取対象ドットそれぞれが向かい合う位置に、読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、を有する。
本発明の他の一形態に係る画像形成装置は、用紙の一方の面にアノトパターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、当該読取対象ドットそれぞれを囲うように、読取りの対象でないリング状の非読取対象を、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、印刷手段、を有する。
本発明によると、読み取った画像の画像処理、専用紙への印字ドットの印刷の濃度の調整、および読取りの精度の調整を行うことなく、ドットの裏写りを従来よりも低減させることができる。
画像形成装置の外観の例およびプリントユニットの機構の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 位置検出パターンの一部分の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 位置検出パターンの例を示す図である。 用紙の表面および裏面それぞれの印刷可能範囲における位置検出パターンの配置の例を示す図である。 用紙の表面および裏面それぞれ搬送方向の例を説明するための図である。 ガードパターンの例を示す図である。 第一のモードで生成される専用紙の断面の例を示す図である。 背景パターンの例を示す図である。 第二のモードで生成される専用紙の例を示す図である。 合成パターンの例を示す図である。 画像形成装置による専用紙の生成の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ガードドットのサイズまたは形状の変形例を示す図である。 ガードドットの配置の変形例を示す図である。 ファイルのデータ構造の例を示す図である。
図1は、画像形成装置1の外観の例およびプリントユニット10jの機構の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、位置検出パターンの一部分の例を示す図である。
図1に示す画像形成装置1は、コピー、PCプリント、ファックス、スキャン、およびボックスなどの機能を集約した装置である。一般に、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれることがある。
PCプリント機能は、端末装置から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンティング」または「ネットワークプリント」などと呼ばれることもある。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
画像形成装置1は、図1または図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、およびプリントユニット10jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで他の装置との通信を行う。
モデム10hは、ファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、NIC10gまたはモデム10hによって他の装置から受信した画像を用紙に印刷する。
プリントユニット10jは、画像形成部11、自動両面ユニット12、給紙部13、および給紙キャビネット14などによって構成される。
画像形成部11は、タンデム方式および電子写真方式のカラーの印刷エンジンであって、感光体ドラム21a、21b、21c、21d、露光走査ユニット22a、22b、22c、22d、および転写ベルト23などによって構成される。
感光体ドラム21a、21b、21c、および21dは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒に対応する感光体ドラムである。同様に、露光走査ユニット22a、22b、22c、および22dは、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒に対応する露光走査ユニットである。
露光走査ユニット22a、22b、22c、および22dは、それぞれ、CPU10aからの信号に基づいて印刷対象の画像に応じて露光することによって、感光体ドラム21a、21b、21c、および21dに静電潜像を作像する。そして、各色のトナーが付着する。
転写ベルト23には、感光体ドラム21a、21b、21c、21dのそれぞれに形成された各色のトナー像が重ねられる。これにより、フルカラーのトナー像が転写ベルト23に形成される。
給紙部13は、画像形成装置1に標準に装備されている、画像形成部11へ用紙を供給するためのユニットである。給紙部13は、1つまたは複数の給紙カセット13aおよびピックアップローラー13bなどによって構成される。給紙カセット13aには、用紙が収納される。ピックアップローラー13bは、給紙カセット13aから用紙を1枚ずつピックアップして画像形成部11へ搬出する。
給紙キャビネット14は、給紙部13と同様に画像形成部11へ用紙を供給するユニットであるが、画像形成装置1にオプションとして装備される。給紙キャビネット14の給紙カセット14aからピックアップローラー14bによって送り出された用紙は給紙部13を経由して画像形成部11へ供給される。
そして、転写ベルト23に形成されたトナー像が、給紙部13または給紙キャビネット14から搬出されてきた用紙に転写される。
自動両面ユニット12は、片面に画像が印刷された用紙の裏表を反転させて、通紙経路上で一旦スイッチバックさせ、再度、画像形成部11へ給紙する。これにより、両面印刷が可能になる。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーなどの各機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROM10cまたは補助記憶装置10dには、専用紙生成プログラム10P(図4参照)が記憶されている。専用紙生成プログラム10Pは、アノト方式の電子ペンの専用紙4を生成するためのプログラムである。
この電子ペンは、黒色の画像を認識するが、シアン、マゼンタ、およびイエローのいずれの画像も認識しない。または、いずれの色の画像も認識するが、黒色以外の色の画像を、用紙の色(例えば、白色)または無色の画像であるものとして取り扱う。
専用紙4は、黒色の複数のドットが所定の位置に印刷されている。これらのドットは、図3に示すように、横それぞれ0.3ミリメートルの間隔で並んだ直線の交点から上下左右のいずれかに少しずれた位置に、印刷されている。ドットは、1つまたは複数の画素によって構成される。ドットの形状は、円形であってもよいし、矩形であってもよい。以下、円形のドットが用いられる場合を例に説明する。
これらのドットの集合は、電子ペンの位置を検出するために用いられ、「位置検出パターン」と呼ばれる。
以下、専用紙生成プログラム10Pによって専用紙4を生成する仕組みを、図4〜図12などを参照しながら説明する。なお、後述する各ドットの位置は、ドットの中心の位置を指す。
図4は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図5は、位置検出パターン5の例を示す図である。
専用紙生成プログラム10Pによると、図4に示す位置検出パターン生成部301、位置検出パターン記憶部302、位置検出パターン印刷部303、印刷位置記憶部304、裏写位置算出部305、ガードパターン生成部306、ガードパターン印刷部307、背景パターン生成部321、背景パターン印刷部322、位置検出パターン印刷部323、合成パターン生成部331、および合成パターン印刷部332などが実現される。
位置検出パターン生成部301は、用紙に印刷する位置検出パターンのビットマップデータ60を生成する。
以下、A4サイズの用紙に図5のような位置検出パターン5を印刷する場合を例に説明する。
位置検出パターン5は、矩形であって、黒色の多数のドットが、図3で説明したように所定の規則に基づいて配置されている。以下、各ドットを「位置検出ドット50」と記載する。位置検出パターン5のサイズは、プリントユニット10jによるA4サイズの用紙への印刷の可能な範囲(領域)よりも一回り小さいサイズである。以下、この領域を「印刷可能範囲」と記載する。
位置検出パターン生成部301は、ビットマップデータ60を公知の方法によって生成すればよい。例えば、予め用意されたGIF(Graphics Interchange Format)またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)などのデータをラスタライズすることによって生成すればよい。
ビットマップデータ60は、位置検出パターン生成部301によって生成されると、位置検出パターン記憶部302に記憶される。
ところで、ユーザは、専用紙4を生成するモードとして、第一のモード、第二のモード、および第三のモードのうちのいずれかを、画像形成装置1に任意に設定することができる。設定されたモードに応じて、画像形成装置1の各部は、次のように処理を実行する。
〔第一のモード〕
図6は、用紙41の表面および裏面それぞれの印刷可能範囲における位置検出パターン5の配置の例を示す図である。図7は、用紙41の表面および裏面それぞれ搬送方向の例を説明するための図である。図8は、ガードパターン7Eの例を示す図である。図9は、第一のモードで生成される専用紙4の断面の例を示す図である。
第一のモードが画像形成装置1に設定されている場合は、位置検出パターン印刷部303ないしガードパターン印刷部307によって、専用紙4が次のように生成される。
位置検出パターン印刷部303は、白紙の用紙41の表(おもて)面に位置検出パターン5をプリントユニット10jによって印刷する。
印刷位置記憶部304は、印刷位置を示す印刷位置データ61を記憶する。「印刷位置」は、用紙41の表面41Aの印刷可能範囲42Aにおける、位置検出パターン5が印刷された位置である。
具体的には、印刷位置記憶部304は、図6(A)に示す印刷可能範囲42Aの搬送方向の先頭側の端部と位置検出パターン5の上端との距離Lcおよび印刷可能範囲42Aの左端と位置検出パターン5の左端との距離Ldを示すデータを印刷位置データ61として記憶する。
裏写位置算出部305は、ビットマップデータ60および印刷位置データ61に基づいて、用紙41の裏面41Bの印刷可能範囲42B(図6(B)参照)のどの位置に位置検出パターン5の位置検出ドット50が透けて見え得るかを算出する。つまり、印刷可能範囲42Bにおける位置検出パターン5の各位置検出ドット50の裏写りの位置を算出する。算出の方法は、次の通りである。
図1に示した通り、自動両面ユニット12は、片面に画像が印刷された用紙の裏表を反転させて、通紙経路上でスイッチバックさせる。したがって、図7に示すように、表面へ印刷する際の先頭の端部が、裏面へ印刷する際には末尾の端部になる。しかし、左右の端部は、入れ替わらない。
そこで、図6(A)のように、ある位置検出ドット50の位置検出パターン5における座標が(Xa,Ya)であり、印刷可能範囲42Bの搬送方向の長さがLeである場合は、裏写位置算出部305は、裏写りの位置の座標として、図6(B)のように、(Ld+Xa,Le−Lc−Ya)を算出する。
裏写位置算出部305は、この方法で、すべての位置検出ドット50について裏写りの位置の座標を算出する。
ガードパターン生成部306は、図8のような、裏写位置算出部305によって算出されたそれぞれの裏写りの位置にガードドット7E0を配置したガードパターン7Eを生成する。ガードドット7E0のサイズは、位置検出ドット50のサイズと同じである。ガードドット7E0は、裏写りの防止を図るためのドットであって、「ダミードット」と呼ぶこともできる。
各ガードドット7E0の色は、シアン、マゼンタ、およびイエローのうちのいずれかが、ランダムにまたは規則的に用いられる。例えば、ガードパターン生成部306は、ガードドット7E0ごとに、1〜3の乱数を発生させる。そして、「1」が発生したらシアンに決定し、「2」が発生したらマゼンタに決定し、「3」が発生したらイエローに決定する。または、(3N−2)列目のガードドット7E0については、上から順に色をシアン、マゼンタ、イエロー、シアン、マゼンタ、イエロー、…に決定する。なお、Nは、自然数である。(3N−1)列目のガードドット7E0については、上から順に色をマゼンタ、イエロー、シアン、マゼンタ、イエロー、シアン、…に決定する。3N列目のガードドット7E0については、上から順に色をイエロー、シアン、マゼンタ、イエロー、シアン、マゼンタ、…に決定する。
なお、ランダムに色を決定する場合は、隣同士の2つのガードドット7E0が同じ色にならないようにするのが望ましい。
このように各ガードドット7E0の色を決定することによって、ガードパターン7E全体が薄いグレーのように見える。後述する背景ドット7F0およびガード環7G0の色の決定の仕方も、同様である。
ガードパターン印刷部307は、ガードパターン生成部306によって生成されたガードパターン7Eを、裏写位置算出部305によって算出された裏写りの位置にそれぞれのガードドット7E0が配置されるように、プリントユニット10jによって裏面41Bに印刷する。
以上の処理によって、専用紙4が生成される。第一のモードの場合は、図9(A)に示すように、表面41Aに位置検出パターン5(多数の位置検出ドット50)が印刷され、裏面41Bにガードパターン7E(多数のガードドット7E0)が印刷される。しかも、位置検出ドット50が裏写りする位置にガードドット7E0が印刷される。図8に示したガードドット7E0aは、図5に示した位置検出ドット50aの裏写りの防止を図るためのガードドット7E0である。
なお、上述の方法によって、さらに、位置検出パターン5を裏面41Bにも印刷し、それに対応するガードパターン7Eを表面41Aに印刷してもよい。つまり、用紙41の両面に位置検出パターン5を印刷してもよい。
ただし、図9(B)に示すように、表面41Aおよび裏面41Bのそれぞれにおいて、位置検出ドット50とガードドット7E0とが重ならないように印刷する。
〔第二のモード〕
図10は、背景パターン7Fの例を示す図である。図11は、第二のモードで生成される専用紙4の例を示す図である。
第二のモードが画像形成装置1に設定されている場合は、背景パターン生成部321ないし位置検出パターン印刷部323によって、専用紙4が次のように生成される。
背景パターン生成部321は、図10のような背景パターン7Fをビットマップデータ60に基づいて生成する。背景パターン7Fは、複数の背景ドット7F0を有する。これらの背景ドット7F0は、図5と比較して分かるように、位置検出パターン5の位置検出ドット50と同じ位置に配置されている。
背景パターン7Fのサイズは、位置検出パターン5のサイズと同じである。背景ドット7F0のサイズは、位置検出ドット50と同じサイズでも構わないが、位置検出ドット50よりも一回り大きいサイズであるのが望ましい。
また、各背景ドット7F0の色は、シアン、マゼンタ、およびイエローのうちのいずれかが、規則的にまたはランダムに用いられる。これにより、背景パターン7F全体が薄いグレーのように見える。
背景パターン印刷部322は、用紙41の表面41Aに背景パターン7Fをプリントユニット10jによって印刷する。
位置検出パターン印刷部323は、表面41Aに背景パターン7Fが印刷された後、表面41Aの、背景パターン7Fと同じ位置に、位置検出パターン5をプリントユニット10jによって印刷する。なお、表面41Aに背景パターン7Fを印刷するために、用紙41を2回、自動両面ユニット12によってフィードバックさせる。
このように、第二のモードによると、図11のような、各背景ドット7F0の上に位置検出ドット50が重なったパターンが、表面41Aに印刷されることによって、専用紙4が生成される。
なお、位置検出パターン印刷部323は、裏面41Bにも同様に、背景パターン7Fおよび位置検出パターン5を印刷してもよい。
〔第三のモード〕
図12は、合成パターン7Gの例を示す図である。
第三のモードが画像形成装置1に設定されている場合は、合成パターン生成部331および合成パターン印刷部332によって、専用紙4が次のように生成される。
合成パターン生成部331は、図12のような合成パターン7Gをビットマップデータ60に基づいて生成する。合成パターン7Gは、複数の位置検出ドット50を有する。各位置検出ドット50は、図5と比較して分かるように、位置検出パターン5の位置検出ドット50と同じ位置に同じ大きさで配置されている。
さらに、各位置検出ドット50を囲むようにリング状のガード環7G0が配置されている。各ガード環7G0の色は、シアン、マゼンタ、およびイエローのうちのいずれかが、規則的にまたはランダムに用いられる。ガード環7G0のサイズは、隣のガード環7G0と接しまたは重なる程度のサイズであっても構わない。ただし、ガード環7G0が、隣のガード環7G0が囲む位置検出ドット50の上に重なっては、ならない。
合成パターン印刷部332は、用紙41の表面41Aに合成パターン7Gをプリントユニット10jによって印刷する。
このように、第三のモードによると、位置検出ドット50を、その周囲をガード環7G0で囲ったパターンが表面41Aに印刷されることによって、専用紙4が生成される。
なお、合成パターン印刷部332は、裏面41Bにも同様に、合成パターン7Gを印刷してもよい。
図13は、画像形成装置1による専用紙4の生成の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、専用紙4の生成の全体的な処理の流れを、フローチャートを参照しながら説明する。画像形成装置1は、専用紙生成プログラム10Pに基づいて、図13に示す手順で処理を実行する。
画像形成装置1は、専用紙4の生成のコマンドがユーザによって入力されると、位置検出パターン5のビットマップデータ60を生成し(図13の#801)、記憶する(#802)。なお、ユーザは、コマンドの入力の際に、第一ないし第三のいずれかのモードを画像形成装置1へ設定してもよい。
第一のモードが設定されている場合は(#803でYes)、画像形成装置1は、ビットマップデータ60に基づいて位置検出パターン5(図5参照)を用紙41の表面41Aへ印刷し(#804)、印刷可能範囲42Aにおける位置検出パターン5の印刷された位置(印刷位置)を示すデータを印刷位置データ61として記憶する(#805)。
さらに、画像形成装置1は、印刷した位置検出ドット50の裏写りの位置をビットマップデータ60および印刷位置データ61に基づいて算出し(#806)、ガードパターン7Eを生成する(#807)。そして、ガードパターン7Eを裏面41Bへ印刷する(#808)。
第二のモードが設定されている場合は(#804でNo、#809でYes)、画像形成装置1は、背景パターン7F(図10参照)をビットマップデータ60に基づいて生成し(#810)、表面41Aに印刷する(#811)。さらに、位置検出パターン5を背景パターン7Fと同じ位置に印刷する(#812)。これにより、図11のようなパターンが印刷された専用紙4が生成される。
第三のモードが設定されている場合は(#804でNo、#809でNo)、画像形成装置1は、合成パターン7G(図12参照)をビットマップデータ60に基づいて生成し(#813)、表面41Aに印刷する(#814)。
本実施形態によると、ドットの裏写りを従来よりも低減させることのできる専用紙4を生成することができる。
図14は、ガードドット7E0のサイズまたは形状の変形例を示す図である。図15は、ガードドット7E0の配置の変形例を示す図である。図16は、ファイル63A〜63Dのデータ構造の例を示す図である。
本実施形態では、第一のモードにおいて、画像形成装置1は、ガードドット7E0として、位置検出ドット50と同じサイズのドットを印刷したが、図14(A)のような、位置検出ドット50よりも一回り大きいサイズのドットを印刷してもよい。
または、ドットを印刷する位置が本来の位置から主走査方向にずれる特性をプリントユニット10jが有している場合、つまり、プリントユニット10jがいわゆる主走査方向への位置ずれを生じる場合は、画像形成装置1は、図14(B)のような、位置ずれの大きさに応じて主走査方向へサイズを大きくしたドットを、印刷すればよい。例えば、Ma個の画素の分の位置ずれを生じる場合は、2Ma個の画素の分だけ主走査方向へサイズを大きくしたドットを印刷すればよい。
同様に、プリントユニット10jがいわゆる副走査方向への位置ずれを生じる場合は、画像形成装置1は、画像形成装置1は、図14(C)のような、位置ずれの大きさに応じて副走査方向へサイズを大きくしたドットを、印刷すればよい。例えば、Mb個の画素の分の位置ずれを生じる場合は、2Mb個の画素の分だけ副走査方向へサイズを大きくしたドットを印刷すればよい。
プリントユニット10jが主走査方向にも副走査方向にも位置ずれを生じる場合は、画像形成装置1は、図14(D)のような、それぞれの位置ずれの大きさに応じて主走査方向および副走査方向へサイズを大きくしたドットを、印刷すればよい。
本実施形態では、第一のモードにおいて、画像形成装置1は、図9(A)および図9(B)に示したように、用紙41の表面41Aに位置検出パターン5を印刷し、その用紙41の裏面41Bに、その位置検出パターン5の裏写りを防止するためのガードパターン7Eを印刷した。
しかし、いわゆる片面印刷の場合は、画像形成装置1は、図15に示すように印刷してもよい。
画像形成装置1は、1枚目の用紙411の表面411Aに位置検出パターン5を印刷する。2枚目の用紙412の表面412Aにも、位置検出パターン5を印刷する。ただし、1枚目の位置検出パターン5と2枚目の位置検出パターン5とは、位置検出ドット50の配置が異なってもよい。さらに、画像形成装置1は、用紙411の裏面411Bの、表面412Aの位置検出パターン5の各位置検出ドット50が向かい合う位置に、ガードドット7E0を印刷する。つまり、これらの位置検出ドット50に対応するガードドット7E0からなるパターンをガードパターン7Eとして印刷する。
この場合の印刷は、表面411A、裏面411B、表面412Aの順番に行えばよい。裏面411Bに印刷するガードパターン7Eは、表面412Aに印刷する位置検出パターン5に基づいて予め算出すればよい。
2枚目の用紙の裏面(用紙412の裏面412B)以降についても、同様に印刷すればよい。すなわち、(N+1)枚目の用紙の表面に印刷する位置検出パターン5の位置検出ドット50に対応するガードドット7E0からなるパターンをガードパターン7Eとして、N枚目の裏面に印刷すればよい。
本実施形態では、第一ないし第三のモードのいずれにおいても、各ガードドット7E0の色としてシアン、マゼンタ、およびイエローをランダムにまたは規則的に用いたが、すべてのガードドット7E0の色を1色に統一してもよい。背景ドット7F0(図10参照)およびガード環7G0(図12参照)についても、同様である。
第三のモードにおいて、画像形成装置1は、合成パターン7Gを生成し、用紙41に合成パターン7Gを印刷した。つまり、位置検出ドット50とガード環7G0とを纏めて印刷した。しかし、先に位置検出ドット50を印刷してからガード環7G0を印刷してもよい。または、先にガード環7G0を印刷してから位置検出ドット50を印刷してもよい。
ガードドット7E0、背景ドット7F0、およびガード環7G0それぞれのトナーの量を、用紙41の坪量または厚みに応じて例えば次のように調整してもよい。
画像形成装置1は、用紙41の坪量が所定の坪量(例えば、80グラム/平方メートル)以下である場合は、用紙41の坪量が小さくなるほど、トナーの量を多くしてガードドット7E0、背景ドット7F0、またはガード環7G0を印刷する。
または、画像形成装置1は、用紙41の坪量が所定の坪量(例えば、50グラム/平方メートル)以上であれば、シアン、マゼンタ、イエローのうちの1色のみを使ってガードドット7E0、背景ドット7F0、またはガード環7G0を印刷する。所定の坪量未満であれば、2色を使って印刷する。または、反対側の面の同じ位置に、さらにガードドット7E0、背景ドット7F0、またはガード環7G0を印刷してもよい、
位置検出パターン生成部301(図4参照)によって生成された位置検出パターン5を印刷するための画像データ65Aおよびガードパターン生成部306によって生成されたガードパターン7E(図8、図9参照)を印刷するための画像データ65Bを含むファイル63Aを、図16に示すように、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体18に記録してもよい。
または、画像データ65Aおよび背景パターン生成部321によって生成された背景パターン7F(図10、図11参照)を印刷するための画像データ65Cを含むファイル63Bを、記録媒体18に記録してもよい。
または、合成パターン生成部331によって生成された合成パターン7G(図12参照)を印刷するための画像データ65Dを含むファイル63Cを、記録媒体18に記録してもよい。
または、図15に示したように各用紙の各面に位置検出パターン5またはガードパターン7Eを印刷するための画像データ66A、66B、…を含むファイル63Dを、記録媒体18に記録してもよい。
そして、ファイル63A、63B、63C、63Dのいずれかを、記録媒体18を介して他の画像形成装置へ提供してもよい。
これらの画像データ65A、65B、65C、65D、66A、66B、…のフォーマットは、ビットマップフォーマットであってもよいし、GIF(Graphics Interchange Format)またはJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの、いわゆる圧縮フォーマットであってもよい。
または、ファイル63A、63B、63C、63Dは、PDF(Portable Document Format)のような、レイアウトされたドキュメントの再現用のフォーマットで記述したものであってもよい。または、画像形成装置1に対応したPDL(Page Description Language)で記述したものであってもよい。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、ドットの形状、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
10j プリントユニット(第一の印刷手段、第二の印刷手段、印刷手段)
10P 専用紙生成プログラム(コンピュータプログラム)
303 位置検出パターン印刷部(第一の印刷手段)
307 ガードパターン印刷部(第二の印刷手段)
322 背景パターン印刷部(第一の印刷手段)
332 合成パターン印刷部(印刷手段)
4 専用紙(用紙)
41 用紙
41A 表面(第一の面、一方の面)
41B 裏面(第二の面、他方の面)
411 用紙(第一の用紙)
412 用紙(第二の用紙)
50 位置検出ドット(読取対象マーク)
63A ファイル
63B ファイル
63C ファイル
63D ファイル
65A 画像データ(第一の画像データ)
65B 画像データ(第二の画像データ)
65C 画像データ(第二の画像データ)
65D 画像データ
66A 画像データ(第一の画像データ)
66B 画像データ(第二の画像データ)
7E0 ガードドット(非読取対象画像、非読取対象ドット)
7F0 背景ドット(非読取対象画像)
7G0 ガード環(非読取対象画像)

Claims (17)

  1. 紙の第一の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、
    前記読取対象ドットそれぞれの、前記第一の面の裏側である第二の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の印刷手段は、さらに、前記第二の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第二の読取対象ドットを黒色で印刷し、
    前記第二の印刷手段は、さらに、前記第二の読取対象ドットそれぞれの、前記第一の面における位置に、当該第二の読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない第二の非読取対象ドットシアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、
    前記読取対象ドットが前記第一の印刷手段によって印刷される前に、当該読取対象ドットそれぞれの、前記一方の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記第一の印刷手段は、さらに、前記用紙の他方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第二の読取対象ドットを黒色で印刷し、
    前記第二の印刷手段は、さらに、前記第二の読取対象ドットそれぞれの、前記他方の面における位置に、当該第二の読取対象ドットが前記第一の印刷手段によって印刷される前に、当該第二の読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない第二の非読取対象ドットシアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 主走査方向への位置ずれの特性である第一の位置ずれ特性および副走査方向への位置ずれの特性である第二の位置ずれ特性のうちの少なくとも1つを有するプリントユニットと、
    前記プリントユニットを制御するコントローラと、
    を有し、
    前記第一の印刷手段および前記第二の印刷手段は、前記コントローラがプログラムに従って前記プリントユニットを制御することによって実現され、
    前記第二の印刷手段は、前記主走査方向およびその反対方向へ前記第一の位置ずれ特性の分、前記読取対象ドットよりも大きくなるように、かつ、前記副走査方向およびその反対方向へ前記第二の位置ずれ特性の分、前記読取対象ドットよりも大きくなるように、前記非読取対象ドットを印刷する、
    請求項1または請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 主走査方向への位置ずれの特性である第一の位置ずれ特性および副走査方向への位置ずれの特性である第二の位置ずれ特性のうちの少なくとも1つを有するプリントユニットと、
    前記プリントユニットを制御するコントローラと、
    を有し、
    前記第一の印刷手段および前記第二の印刷手段は、前記コントローラがプログラムに従って前記プリントユニットを制御することによって実現され、
    前記第二の印刷手段は、前記主走査方向およびその反対方向へ前記第一の位置ずれ特性の分、前記読取対象ドットよりも大きくなるように、かつ、前記副走査方向およびその反対方向へ前記第二の位置ずれ特性の分、前記読取対象ドットよりも大きくなるように、前記非読取対象ドットを印刷し、前記主走査方向およびその反対方向へ前記第一の位置ずれ特性の分、前記第二の読取対象ドットよりも大きくなるように、かつ、前記副走査方向およびその反対方向へ前記第二の位置ずれ特性の分、前記第二の読取対象ドットよりも大きくなるように、前記第二の非読取対象ドットを印刷する、
    請求項2または請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 一の用紙の表面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第一の読取対象ドットを黒色で印刷する、第一の印刷手段と、
    前記第一の用紙の裏面の、当該第一の用紙の直ぐ下に重ねられる第二の用紙の表面に黒色で印刷される複数の第二の読取対象ドットそれぞれが向かい合う位置に、読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、第二の印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 用紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、当該読取対象ドットそれぞれを囲うように、読取りの対象でないリング状の非読取対象を、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、印刷手段、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記印刷手段は、さらに、前記用紙の他方の面に、アノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第二の読取対象ドットを黒色で印刷し、当該第二の読取対象ドットそれぞれを囲うように読取りの対象でないリング状の第二の非読取対象シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 電子ペン用の専用紙を生成する電子ペン専用紙生成方法であって、
    紙の第一の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、
    前記読取対象ドットそれぞれの、前記第一の面の裏側である第二の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    ことによって前記専用紙を生成する、
    ことを特徴とする電子ペン専用紙生成方法。
  11. 電子ペン用の専用紙を生成する電子ペン専用紙生成方法であって、
    用紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、
    前記読取対象ドットを印刷する前に、当該読取対象ドットそれぞれの、前記一方の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    ことによって前記専用紙を生成する、
    ことを特徴とする電子ペン専用紙生成方法。
  12. 電子ペン用の専用紙を生成する電子ペン専用紙生成方法であって、
    第一の用紙の表面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第一の読取対象ドットを黒色で印刷し、
    前記第一の用紙の裏面の、当該第一の用紙の直ぐ下に重ねられる第二の用紙の表面に黒色で印刷される複数の第二の読取対象ドットそれぞれが向かい合う位置に、読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    ことによって前記専用紙を生成する、
    ことを特徴とする電子ペン専用紙生成方法。
  13. 電子ペン用の専用紙を生成する電子ペン専用紙生成方法であって、
    用紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、当該読取対象ドットそれぞれを囲うように、読取りの対象でないリング状の非読取対象を、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する、
    ことによって前記専用紙を生成する、
    ことを特徴とする電子ペン専用紙生成方法。
  14. 画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    紙の第一の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する処理を実行させ、
    前記読取対象ドットそれぞれの、前記第一の面の裏側である第二の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. 画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷する処理を実行させ、
    前記読取対象ドットを印刷する前に、当該読取対象ドットそれぞれの、前記一方の面における位置に、当該読取対象ドットよりも大きくかつ読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. 画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    一の用紙の表面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の第一の読取対象ドットを黒色で印刷する処理を実行させ、
    前記第一の用紙の裏面の、当該第一の用紙の直ぐ下に重ねられる第二の用紙の表面に黒色で印刷される前記読取対象ドットそれぞれが向かい合う位置に、読取りの対象でない非読取対象ドットを、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    用紙の一方の面にアノト(「ANOTO」は登録商標である。)パターンで複数の読取対象ドットを黒色で印刷し、当該読取対象ドットそれぞれを囲うように、読取りの対象でないリング状の非読取対象を、シアン、マゼンタ、およびイエローを所定の順にまたはランダムに用いて印刷する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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