JP6504104B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、虫食い問題の画像データを生成する画像処理装置に関する。
従来、虫食い問題の基となる原稿(教科書など)を読み取り、当該原稿の読み取りによって得られた画像データを用いて、虫食い問題の画像データを生成する技術が知られている。このような技術は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、虫食い問題の基となる原稿の画像データのうち、対象文字画像(解答者に問題として提示する文字列の画像)を空白の解答欄に変換できるようになっている。具体的には、虫食い問題の基となる原稿の画像データのうち、対象文字画像に目隠しデータが貼り付けられ、その目隠しデータの貼り付け箇所が解答欄とされる。
特開2002−287607号公報
虫食い問題の画像データの使用方法は様々である。たとえば、虫食い問題をディスプレイ上に表示することができる。あるいは、虫食い問題の画像データを生成した後、当該生成した画像データに基づき虫食い問題を用紙に印刷することもできる。
通常、虫食い問題を用紙に印刷する場合には、虫食い問題用紙の解答欄に文字を記入させることを前提としている。しかし、対象文字画像(解答者に問題として提示する文字列の画像)を単に空白の解答欄に変換しただけでは、その虫食い問題を用紙に印刷すると、虫食い問題用紙の解答欄のサイズが小さくなる場合がある(虫食い問題の基となる原稿の文字サイズが小さいほど、解答欄のサイズが小さくなる)。仮に、解答欄のサイズが小さくなり過ぎると、解答欄への文字の記入が行い難くなるという不都合が生じる。
本発明は、上記課題を解決するため、解答欄への文字の記入が行い難くなるのを抑制することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、文書を含む原稿の画像データを画像処理装置に入力するための入力部と、原稿の画像データのうちユーザーによりマーキングされたマーキング領域を判別し、マーキング領域を空白の解答欄に変換した虫食い問題の画像データを生成する画像処理部と、を備える。画像処理部は、虫食い問題の画像データを生成するとき、マーキング領域に対してラベリング処理を行うことによって、画素値が予め定められた閾値以上の画素の塊である画素塊の数を求めるとともに、当該求めた画素塊の数をマーキング領域の文字数として認識し、マーキング領域の文字数にマージン数を加えた文字数を解答欄文字数として求め、文字を書き進める方向である第1方向における解答欄のサイズを解答欄文字数に応じたサイズに変更する。
本発明の構成では、解答欄の第1方向のサイズが解答欄文字数に応じたサイズに変更される。ここで、解答欄文字数はマーキング領域の文字数にマージン数を加えた文字数であるので、解答欄文字数はマーキング領域の文字数よりも多くなる。このため、解答欄の第1方向のサイズを解答欄文字数に応じたサイズに変更すると、解答欄の第1方向のサイズはマーキング領域の第1方向のサイズよりも大きくなる。言い換えると、解答欄の第1方向のサイズはマーキング領域の第1方向のサイズ以下になることはない。これにより、虫食い問題の画像データに基づき印刷された虫食い問題用紙の解答欄のサイズが小さ過ぎることに起因して解答欄への文字の記入が行い難くなる、という不都合が生じるのを抑制することができる。
本発明の構成では、解答欄への文字の記入が行い難くなるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による複合機を示す図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を示す図 ラベリング処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルに表示される設定画面(虫食い問題作成モードに関する設定を行うための画面)の一例を示す図 本発明の一実施形態による複合機が生成する虫食い問題の画像データの基となる原稿の画像データの一例を示す図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行うラベリング処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行うラベリング処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機が生成する虫食い問題の画像データの一例を示す図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行う解答欄の拡大処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行う画像の移動処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行う画像の移動処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機が虫食い問題の画像データを生成するときに行う処理の流れについて説明するためのフローチャート
以下に、本発明の一実施形態による画像処理装置について、コピー機能など複数種の機能が搭載された複合機(画像形成装置)を例にとって説明する。
<複合機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿を読み取り、その原稿の画像データを生成する。印刷部2は、用紙搬送路20に沿って用紙を搬送しつつ、画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部2は、搬送中の用紙にトナー像を転写(印刷)する。
印刷部2は、給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6によって構成される。給紙部3は、ピックアップローラー31および給紙ローラー対32を含み、用紙カセット33に収容された用紙を用紙搬送路20に供給する。用紙搬送部4は、複数の搬送ローラー対41を含み、用紙搬送路20に沿って用紙を搬送する。
画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56を含む。そして、画像形成部5は、画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙に転写する。定着部6は、加熱ローラー61および加圧ローラー62を含み、用紙に転写されたトナー像を加熱および加圧して定着させる。
また、複合機100は、操作パネル7を備える。操作パネル7には、タッチパネルディスプレイ71が設けられる。たとえば、タッチパネルディスプレイ71は、各種設定を受け付けるためのソフトウェアキーを表示し、各種設定をユーザーから受け付ける(ソフトウェアキーに対するタッチ操作を受け付ける)。さらに、操作パネル7には、スタートキーやテンキーなどのハードウェアキー72も設けられる。
<複合機のハードウェア構成>
図2に示すように、複合機100は、制御部110を備える。制御部110は、CPU111、メモリー112および画像処理部113を含む。CPU111は、制御用のプログラムやデータに基づき動作する。メモリー112は、ROMやRAMを含む。CPU111を動作させるための制御用のプログラムやデータは、ROMに記憶され、RAMに展開される。そして、制御部110(CPU111)は、制御用のプログラムやデータに基づき、画像読取部1および印刷部2(給紙部3、用紙搬送部4、画像形成部5および定着部6)の動作を制御する。また、制御部110は、操作パネル7の動作を制御する。
画像処理部113は、画像処理回路114や画像処理メモリー115を含む。そして、画像処理部113は、画像データに対して、拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など種々の画像処理を施す。
ここで、画像処理部113は、画像データを予め定められた閾値で2値化し、2値化した画像データに対してラベリング処理を行う。ラベリング処理を行うとき、画像処理部113は、2値化した画像データをラスタースキャンし、画素値が前記閾値以上の画素を検索する。なお、画像データを2値化するときに用いる閾値は任意に変更可能である。
そして、画像処理部113は、図3に示すように、画素値が前記閾値以上の画素の塊(画素塊)に対してラベル番号を割り振る(同一の画素塊を構成する各画素に対して同一のラベル番号を割り振る)。これにより、各画素塊に割り振ったラベル数に基づき、画像データに存在する画素塊の数を求めることができる。なお、図3では、1マスが1画素に相当し、画素に割り振られたラベル番号をマス内に示す。また、各画素塊を太線で囲む。
図2に戻って、制御部110は、通信部120と接続される。通信部120は、外部機器200と通信可能に接続される。たとえば、通信部120には、ユーザーにより使用されるパーソナルコンピューター(PC)がLANを介して接続される。これにより、複合機100にて生成された画像データを外部機器200に送信することができる。また、外部機器200から複合機100へのデータ送信も可能となる。
<虫食い問題の作成>
本実施形態の複合機100は、文書の一部が空白の解答欄とされた虫食い問題を作成するための虫食い問題作成モードを搭載する。なお、虫食い問題作成モードを利用した虫食い問題の作成では、ユーザーによって、虫食い問題の基となる原稿が準備され、当該原稿の文書のうち空白の解答欄とする部分に蛍光ペンなどでマーキングが施される。そして、複合機100に対して、虫食い問題作成モードに関する各種設定が行われる。
たとえば、制御部110は、虫食い問題作成モードに移行するための予め定められた操作が操作パネル7に対して行われると、虫食い問題作成モードに移行する。そして、このとき、制御部110は、虫食い問題作成モードに関する各種設定を受け付けるための設定画面700(図4参照)を操作パネル7に表示させる。この設定画面700では、たとえば、虫食い問題の解答欄のサイズに関する設定(マージン数の設定および文字サイズの設定など)を行える。
設定画面700には、図4に示すように、入力欄701および702が配される。入力欄701は、ユーザーによって設定されたマージン数が表記される欄であり、入力欄702は、ユーザーによって設定された文字サイズが表記される欄である。たとえば、入力欄701をタッチすると設定対象がマージン数となり、その状態で、操作パネル7のテンキーを用いて数値を入力することにより、入力数値がマージン数として設定される(入力欄701に入力数値が表記される)。また、入力欄702をタッチすると設定対象が文字サイズとなり、その状態で、操作パネル7のテンキーを用いて数値を入力することにより、入力数値が文字サイズとして設定される(入力欄702に入力数値が表記される)。この構成では、操作パネル7が「受付部」に相当する。
なお、後で詳細に説明するが、マージン数の設定値を大きくするほど、解答欄の書字方向(文字を書き進める方向)のサイズを大きくすることができる。また、文字サイズの設定値を大きくするほど、解答欄の書字方向のサイズを大きくすることができ、かつ、解答欄の書字方向と直交する方向のサイズを大きくすることができる。
また、設定画面700には、決定キー703が配される。制御部110は、決定キー703に対するタッチ操作を検知すると、入力欄701に入力されている数値をマージン数として確定するとともに、入力欄702に入力されている数値を文字サイズとして確定する。そして、制御部110は、虫食い問題の基となる原稿(文書の一部にマーキングが施された原稿)の画像データを複合機100に入力するよう促す旨の報知を操作パネル7に行わせる。以下の説明では、虫食い問題の基となる原稿の画像データを対象画像データと称する場合がある。
対象画像データの複合機100への入力は、虫食い問題の基となる原稿を画像読取部1により読み取ることによって行える。この構成では、画像読取部1が「入力部」に相当する。あるいは、通信部120を介して、対象画像データを複合機100に入力することもできる。この構成では、通信部120が「入力部」に相当する。
制御部110は、対象画像データが複合機100に入力されると、対象画像データを画像処理部113の画像処理メモリー115に転送する。また、制御部110は、虫食い問題の画像データの作成命令を画像処理部113に与える。この命令を受けた画像処理部113は、画像処理メモリー115に記憶された対象画像データを用いて、虫食い問題の画像データを生成する。
以下、画像処理部113によって行われる虫食い問題の画像データの生成について、図5に示すような対象画像データD1が複合機100に入力された場合を例にとって説明する。なお、図5では、ユーザーによりマーキングされた領域に符号8を付す。そして、以下の説明では、マーキングされた領域をマーキング領域8と称する。また、文書の書字方向(行方向)を第1方向と称し、第1方向と直交する方向を第2方向と称する。ここで、文書が横書きの場合(図5参照)には、書字方向が左右方向となる。一方で、文書が縦書きの場合(図示せず)には、書字方向が上下方向となる。
画像処理部113は、虫食い問題の画像データを生成するとき、対象画像データD1に存在するマーキング領域8を判別する。なお、マーキング領域8の判別は、対象画像データD1の各画素の画素値(濃度値)に基づき行われる。特に限定されないが、背景画像の画素よりも濃度が濃い画素からなる画素列を検索し、当該画素列が列方向と直交する方向に連続して並ぶ領域をマーキング領域8として判別してもよい。
マーキング領域8を判別すると、画像処理部113は、マーキング領域8に対してラベリング処理を行う。これにより、画像処理部113は、マーキング領域8に存在する画素塊(画素値が予め定められた閾値以上の画素の塊)の数を求める。すなわち、画像処理部113は、マーキング領域8に対してラベリング処理を行うことによって得られるラベル数を取得する。そして、画像処理部113は、当該求めた画素塊の数(ラベル数)をマーキング領域8の文字数として認識する。
たとえば、図5に示す例において、「終わり」という文字列を含むマーキング領域8(以下、マーキング領域8aと称する)に対するラベリング処理が画像処理部113によって行われた場合には、図6に示すように、実線の丸枠で囲まれた複数の領域内に存在する各画素塊(各文字画像)にそれぞれラベル番号が割り振られる。すなわち、ラベル数は「3」となる。このため、画像処理部113は、マーキング領域8aの文字数が「3」であると認識する。
また、図5に示す例において、「上昇した」という文字列を含むマーキング領域8(以下、マーキング領域8bと称する)に対するラベリング処理が画像処理部113によって行われた場合には、図7に示すように、実線の丸枠で囲まれた複数の領域内に存在する各画素塊(文字画像)にそれぞれラベル番号が割り振られる。すなわち、ラベル数は「4」となる。このため、画像処理部113は、マーキング領域8bの文字数が「4」であると認識する。
なお、文字の種類や、対象画像データD1を2値化するときの閾値の設定によっては、1文字分の文字画像に対して複数のラベル番号が割り振られることがある。たとえば、マーキング領域8aの「り」という文字画像に着目すると、1文字分の文字画像が左側の画素塊と右側の画素塊とに分類され、各画素塊に別々のラベル番号が割り振られる場合がある。同様に、マーキング領域8aの「終」という文字画像や、マーキング領域8bの「た」という文字画像についても、1文字分の文字画像が複数の画素塊に分類される場合がある。その結果、マーキング領域8の実際の文字数に対して、画像処理部113により認識されるマーキング領域8の文字数が多くなる。以下の説明では、便宜上、1文字分の文字画像に対して単一のラベル番号が割り振られるものとする。
また、画像処理部113は、マーキング領域8の第2方向の両側の領域のうち一方側(上側)の領域であってマーキング領域8の近傍の領域であるマーキング近傍領域9に対して、マーキング領域8に対して行ったラベリング処理と同様のラベリング処理を行う(マーキング近傍領域9に存在する画素塊の数を求める)。たとえば、画像処理部113は、マーキング領域8の第2方向の端部位置から第2方向(上方向)に向かって予め定められた画素数分離れた位置までの範囲をマーキング近傍領域9として設定する。以下の説明では、マーキング領域8aに対応するマーキング近傍領域9に符号9aを付し、マーキング領域8bに対応するマーキング近傍領域9に符号9bを付す。
たとえば、図7に示すように、マーキング領域8bの「上昇」という文字列には、「じょうしょう」という文字列がルビとして付されている。言い換えると、マーキング近傍領域9bに画素塊が存在する。この場合、画像処理部113は、マーキング近傍領域9bに存在する画素塊(当該画素塊を破線の丸枠で囲む)の数を文字数として認識する。なお、画像処理部113により認識されるマーキング近傍領域9bの文字数は「6」となる。
一方で、図6に示すように、マーキング領域8aの文字列にはルビが付されていない(マーキング近傍領域9aに画素塊が存在しない)。したがって、画像処理部113は、マーキング近傍領域9aの文字数を「0」と認識する。
ラベリング処理を行った後(マーキング領域8およびマーキング近傍領域9の各文字数を認識した後)、画像処理部113は、図8に示すような虫食い問題の画像データD2を生成する。この虫食い問題の画像データD2は、図5に示した対象画像データD1のマーキング領域8を空白の解答欄10に変換した画像データである。具体的には、マーキング領域8の画像が消され、その代わりに、内側が空白とされた枠画像が挿入される。なお、このとき、マーキング近傍領域9の画像も消される。以下の説明では、マーキング領域8aに対応する解答欄10に符号10aを付し、マーキング領域8bに対応する解答欄10に符号10bを付す。
虫食い問題の画像データD2の生成に際し、画像処理部113は、解答欄10に記入され得る予測文字数にマージンを加えた解答欄文字数を求める。この解答欄文字数は、マーキング領域8の文字数とマーキング近傍領域9の文字数との合計にマージン数を加えた文字数である。
たとえば、設定画面700(図4参照)にて設定されたマージン数が「2」であったとする。この場合、マーキング領域8aの文字数が「3」であり、マーキング近傍領域9aの文字数が「0」であるので、解答欄10aの解答欄文字数は「5(=3+0+2)」となる。また、マーキング領域8bの文字数が「4」であり、マーキング近傍領域9bの文字数が「6」であるので、解答欄10bの解答欄文字数は「12(=4+6+2)」となる。
そして、図9に示すように、マーキング領域8を解答欄10に変換するとき、画像処理部113は、解答欄10の第1方向のサイズをマーキング領域8の第1方向のサイズよりも大きくする。さらに、画像処理部113は、解答欄10の第2方向のサイズをマーキング領域8の第2方向のサイズよりも大きくする。
まず、解答欄10の第1方向のサイズは、解答欄文字数に応じたサイズに変更される。たとえば、画像処理部113は、マーキング領域8の第1方向のサイズをマーキング領域8の文字数で除した第1の値(1文字あたりの第1方向のサイズ)を求め、第1の値に解答欄文字数を乗じた第2の値を解答欄10の第1方向のサイズとする。これにより、解答欄10の第1方向のサイズはマーキング領域8の第1方向のサイズよりも大きくなる。
あるいは、画像処理部113は、設定画面700(図4参照)にて設定された1文字あたりの幅方向のサイズが第1の値よりも大きい場合、設定画面700にて設定された1文字あたりの幅方向のサイズに解答欄文字数を乗じた値を解答欄10の第1方向のサイズとする。この場合には、設定画面700にて設定された1文字あたりの幅方向のサイズが大きいほど、解答欄10の第1方向のサイズが大きくなる。
ここで、虫食い問題用紙に記入される文字の種類は様々であり、ひらがな(カタカナ)だけで解答を記入する解答者もいれば、ひらがなと漢字とを併用して解答を記入する解答者もいる。たとえば、ひらがなだけで解答を記入する場合には、ひらがなと漢字とを併用して解答を記入する場合に比べて文字数が多くなる。したがって、解答欄10の第1方向のサイズは、対応するマーキング領域8の第1方向のサイズよりも大きいサイズに変更しておくことが好ましい。このため、仮に、マーキング領域8の実際の文字数に対して、画像処理部113により認識されるマーキング領域8の文字数が多くなっても(画像処理部113により求められる解答欄文字数が多くなっても)、特に問題はない。
次に、解答欄10の第2方向のサイズは、設定画面700(図4参照)にて設定された1文字あたりの高さ方向のサイズに応じたサイズに変更される。たとえば、画像処理部113は、設定画面700にて設定された1文字あたりの高さ方向のサイズを解答欄10の第2方向のサイズとする。これにより、設定画面700にて設定された1文字あたりの高さ方向のサイズが大きいほど、解答欄10の第2方向のサイズが大きくなる。なお、設定画面700にて設定された1文字あたりの高さ方向のサイズが小さ過ぎると、解答欄10の第2方向のサイズがマーキング領域8の第2方向のサイズよりも小さくなってしまう場合がある。この場合、設定画面700での設定を無効とし、解答欄10の第2方向のサイズをマーキング領域8の第2方向のサイズよりも大きくしてもよい。
また、図10に示すように、マーキング領域8を解答欄10に変換するとき、画像処理部113は、マーキング領域8の第1方向の前後に存在する第1画像80Aおよび第2画像80Bが解答欄10と重ならないように、第1画像80Aと第2画像80Bとの間の距離L1をより大きくする。たとえば、画像処理部113は、第2画像80Bをマーキング領域8から離れる方向D11に移動させる。
さらに、図11に示すように、画像処理部113は、マーキング領域8の第2方向の前後に存在する第3画像80Cおよび第4画像80Dが解答欄10と重ならないように、第3画像80Cと第4画像80Dとの間の距離L2をより大きくする。たとえば、画像処理部113は、第4画像80Dを含む行全体をマーキング領域8から離れる方向D12に移動させる。そして、画像処理部113は、第3画像80Cを含む行と第4画像80Dを含む行との間における第2方向の中間位置にマーキング領域8を含む行を配置する(マーキング領域8を含む行全体を第3画像80Cから離れる方向D12に移動させる)。
これにより、図8に示すような虫食い問題の画像データD2が生成される。また、虫食い問題の画像データD2は印刷部2に出力される。なお、印刷部2に出力される虫食い問題の画像データD2は、露光装置53を制御するための露光制御用データに変換される。そして、印刷部2は、虫食い問題の画像データD2(露光制御用データ)に基づき、虫食い問題を用紙に印刷する。
なお、図10および図11に示したように、マーキング領域8の第1方向の後側に存在する画像80Bは方向D11にずらされ、マーキング領域8を含む行および当該行の第2方向の後側に存在する行は方向D12にずらされる。このため、虫食い問題が印刷される用紙の用紙サイズは、虫食い問題の基となる原稿の原稿サイズよりも大きくなる。
以下、図12に示すフローチャートを参照し、虫食い問題の画像データD2を生成するときの処理の流れについて説明する。図12に示すフローチャートは、対象画像データD1(虫食い問題の基となる原稿の画像データ)が画像処理部113に転送され、制御部110が画像処理部113に対して虫食い問題の画像データD2の作成命令を与えたときにスタートする。
ステップS1において、画像処理部113は、対象画像データD1のうちからマーキング領域8を判別する。続いて、ステップS2において、画像処理部113は、マーキング領域8およびマーキング近傍領域9に対してラベリング処理を行う。これにより、画像処理部113は、マーキング領域8の画素塊の数(ラベル数)を求めるとともに、マーキング近傍領域9の画素塊の数(ラベル数)を求める。そして、ステップS3において、画像処理部113は、マーキング領域8のラベル数をマーキング領域8の文字数(マーキング領域8に存在する文字の数)と認識し、マーキング近傍領域9のラベル数をマーキング近傍領域9の文字数(マーキング近傍領域9に存在する文字の数)と認識する。
ステップS4において、画像処理部113は、マーキング領域8の文字数とマーキング近傍領域9の文字数とを合計し、その合計値にマージン数を加えた文字数を解答欄文字数として求める。その後、ステップS5において、画像処理部113は、解答欄文字数および設定画面700(図4参照)にて設定された文字サイズに基づき、解答欄10のサイズを決定する。
ステップS6において、画像処理部113は、対象画像データD1のマーキング領域8を解答欄10に変換する。これにより、虫食い問題の画像データD2が生成される。そして、ステップS7において、画像処理部113は、虫食い問題の画像データD2(露光制御用データ)を印刷部2に出力する。画像データD2を受けた印刷部2は、虫食い問題を用紙に印刷し、その用紙を出力する。
本実施形態の複合機100(画像処理装置)は、上記のように、対象画像データD1(文書を含む原稿の画像データ)を複合機100に入力するための画像読取部1(入力部)および通信部120(入力部)と、対象画像データD1のうちユーザーによりマーキングされたマーキング領域8を判別し、マーキング領域8を空白の解答欄10に変換した虫食い問題の画像データD2を生成する画像処理部113と、を備える。そして、画像処理部113は、虫食い問題の画像データD2を生成するとき、マーキング領域8に対してラベリング処理を行うことによって、画素値が予め定められた閾値以上の画素の塊である画素塊の数(ラベル数)を求めるとともに、当該求めた画素塊の数をマーキング領域8の文字数として認識し、マーキング領域8の文字数にマージン数を加えた文字数を解答欄文字数として求め、文字を書き進める方向である第1方向における解答欄10のサイズを解答欄文字数に応じたサイズに変更する。
本実施形態の構成では、解答欄10の第1方向のサイズが解答欄文字数に応じたサイズに変更される。ここで、解答欄文字数はマーキング領域8の文字数にマージン数を加えた文字数であるので、解答欄文字数はマーキング領域8の文字数よりも多くなる。したがって、解答欄10の第1方向のサイズを解答欄文字数に応じたサイズに変更すると、解答欄10の第1方向のサイズはマーキング領域8の第1方向のサイズよりも大きくなる。言い換えると、解答欄10の第1方向のサイズはマーキング領域8の第1方向のサイズ以下になることはない。これにより、虫食い問題の画像データD2に基づき印刷された虫食い問題用紙の解答欄10のサイズが小さ過ぎることに起因して解答欄10への文字の記入が行い難くなる、という不都合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、画像処理部113は、マーキング領域8の第1方向と直交する第2方向の両側の領域のうち一方側の領域であってマーキング領域8の近傍の領域であるマーキング近傍領域9に対してラベリング処理を行い、マーキング近傍領域9に画素塊が存在すれば、マーキング近傍領域9に存在する画素塊の数を文字数として認識し、マーキング領域8の文字数とマーキング近傍領域9の文字数との合計にマージン数を加えた文字数を解答欄文字数として求める。この構成によると、たとえば、ルビ付き漢字がマーキングされていれば、解答欄文字数にルビの文字数が加算されるので、解答欄10の第1方向のサイズがより大きくなる(ルビの文字数が多いほど、解答欄10の第1方向のサイズが大きくなる)。これにより、ルビ付き漢字に対応する文字をひらがなで記入する場合に、解答欄10の記入スペースが足りなくなるという不都合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル7(受付部)は、マージン数の設定をユーザーから受け付ける。そして、画像処理部113は、解答欄文字数を求めるとき、操作パネル7が受け付けたマージン数を用いる。この構成によると、解答欄10の第1方向のサイズ調整(マージン数の変更)を簡単に行うことができるので、問題作成者の利便性が向上する。たとえば、解答欄10の第1方向のサイズをより大きくしたい場合には、設定画面700の入力欄701に入力する値を大きくするだけでよい。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル7は、文字サイズの設定をユーザーから受け付ける。そして、画像処理部113は、操作パネル7が受け付けた文字サイズが大きいほど、解答欄10の第2方向のサイズを大きくする。この構成によると、解答欄10の第2方向のサイズ調整(文字サイズの変更)を簡単に行うことができるので、問題作成者の利便性が向上する。たとえば、解答欄10の第2方向のサイズをより大きくしたい場合には、設定画面700の入力欄702に入力する値を大きくするだけでよい。
また、本実施形態では、上記のように、画像処理部113は、マーキング領域8を解答欄10に変換するとき、マーキング領域8の第1方向の前後に存在する画像間の距離を現在の距離よりも大きくするとともに、マーキング領域8の第2方向に存在する画像間の距離を現在の距離よりも大きくする。これにより、解答欄10のサイズがマーキング領域8のサイズに対して拡大されても、解答欄10が他の画像に重なることはない。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部(入力部)
2 印刷部
7 操作パネル(受付部)
8 マーキング領域
9 マーキング近傍領域
10 解答欄
113 画像処理部
120 通信部(入力部)

Claims (6)

  1. 文書を含む原稿の画像データを画像処理装置に入力するための入力部と、
    前記原稿の画像データのうちユーザーによってマーキングされたマーキング領域を判別し、前記マーキング領域を空白の解答欄に変換した虫食い問題の画像データを生成する画像処理部と、を備え、
    前記画像処理部は、前記虫食い問題の画像データを生成するとき、前記マーキング領域に対してラベリング処理を行うことによって、画素値が予め定められた閾値以上の画素の塊である画素塊の数を求めるとともに、当該求めた前記画素塊の数を前記マーキング領域の文字数として認識し、前記マーキング領域の文字数にマージン数を加えた文字数を解答欄文字数として求め、文字を書き進める方向である第1方向における前記解答欄のサイズを前記解答欄文字数に応じたサイズに変更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理部は、前記マーキング領域の前記第1方向と直交する第2方向の両側の領域のうち一方側の領域であって前記マーキング領域の近傍の領域であるマーキング近傍領域に対して前記ラベリング処理を行い、前記マーキング近傍領域に前記画素塊が存在すれば、前記マーキング近傍領域に存在する前記画素塊の数を文字数として認識し、前記マーキング領域の文字数と前記マーキング近傍領域の文字数との合計に前記マージン数を加えた文字数を前記解答欄文字数として求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記マージン数の設定をユーザーから受け付けるための受付部を備え、
    前記画像処理部は、前記解答欄文字数を求めるとき、前記受付部が受け付けた前記マージン数を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 文字サイズの設定をユーザーから受け付ける受付部を備え、
    前記画像処理部は、前記受付部が受け付けた前記文字サイズが大きいほど、前記解答欄の前記第1方向と直交する第2方向のサイズを大きくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理部は、前記マーキング領域を前記解答欄に変換するとき、前記マーキング領域の前記第1方向の前後に存在する画像間の距離を現在の距離よりも大きくするとともに、前記マーキング領域の前記第1方向と直交する第2方向に存在する画像間の距離を現在の距離よりも大きくすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理部が生成した前記虫食い問題の画像データに基づき印刷を行う印刷部を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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