JP6686957B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、原稿を読み取って印刷を行う画像形成装置に関する。
従来、テンプレート文書の所定領域(たとえば、名前欄や住所欄など)に予め登録されたテキストを埋め込んだ文書データを生成し、印刷する技術が知られている。このような技術は特許文献1に開示されている。
特許文献1のデータ作成システムは、互いに通信可能に接続されたパーソナルコンピューター(PC)および画像形成装置を備える。PCは、テンプレート文書の文書データを生成し、文書データを画像形成装置に送信する。画像形成装置は、PCから受信した文書データに基づき、テンプレート文書を配した文書シートを印刷出力する。
特開2011−248421号公報
たとえば、テンプレート文書が配された文書シートの印刷出力後、文書シートに印刷されたテンプレート文書を編集したい場合がある。この場合、特許文献1では、PC上でテンプレート文書を編集し、編集後のテンプレート文書の文書データを画像形成装置に送信する必要がある。すなわち、PCの使用が可能な状態でなければ、テンプレート文書の編集を行うことができない。
ここで、場合によっては、PCが故障していたり、画像形成装置にPCが接続されていなかったりすることがある。この場合、特許文献1では、テンプレート文書を編集したくても、テンプレート文書の編集を行うことができない(PCの使用が可能になるまで待たなくてはならない)。したがって、ユーザーにとっては利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、PCなどの情報機器を使用しなくても、文書を編集することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートを読み取ってシートの画像データを生成する画像読取部と、印刷を行う印刷部と、文書シートに記載された文書を編集するための処理を行う制御部と、を備える。制御部は、画像読取部により文書シートの読み取りが行われることによって文書シートの画像データが生成されると、文書シートの画像データからそれぞれがテキストを含む複数の領域を抽出し、当該抽出した領域であるテキスト領域ごとにテキスト領域に存在するテキストのテキストファイルを生成するテキスト抽出処理を行うとともに、テキスト領域に対応する各領域に枠内が空白の枠を配した編集受付シートの第2画像データを生成する編集受付シート生成処理を行い、編集受付シートの印刷を印刷部に行わせる。また、制御部は、画像読取部により編集受付シートの読み取りが行われることによって編集受付シートの第2画像データが生成されると、編集受付シートの第2画像データのうち枠に対応する枠領域に存在するテキストを認識する処理を行い、テキストが存在する枠領域である編集テキスト領域に対応するテキスト領域のテキストファイルに含まれるテキストを編集対象テキストに設定し、編集対象テキストを編集テキスト領域に存在するテキストに置き換えるテキスト置換処理を行うとともに、文書シートの画像データのうち編集テキスト領域に対応するテキスト領域を編集対象領域に設定し、編集対象領域に存在するテキストを編集対象領域のテキストファイルに含まれるテキスト置換処理後のテキストに変更した編集済シートの画像データを生成する編集済シート生成処理を行う。
本発明の構成では、テンプレート文書などの文書が記載された文書シートを画像形成装置に読み取らせると、編集受付シートが印刷される。その後、編集内容(編集後のテキスト)を記載した編集受付シートを画像形成装置に読み取らせることによって、編集受付シートに記載の編集内容を反映した編集済シートの画像データが生成される。これにより、パーソナルコンピューターのような情報機器を使用しなくても(編集受付シートに編集内容を記載するだけで)、文書シートに記載の文書を編集することができる(編集済シートを取得することができる)。
本発明の構成では、PCなどの情報機器を使用しなくても、文書を編集することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の全体構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が記載文書を編集する文書シートを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う文書編集機能に関する処理(第1処理)の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト抽出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト抽出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト抽出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト抽出処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が生成する文書シートの画像データを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が生成するテキストファイルを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が印刷する編集受付シートを示す図 図11に示した編集受付シートに編集内容が記載された状態の図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う文書編集機能に関する処理(第2処理)の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置が生成する編集受付シートの画像データを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト置換処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が文書シートの画像データから編集済シートの画像データを生成するときの図 本発明の一実施形態による画像形成装置が印刷する編集済シートを示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う配置領域調整処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う配置領域調整処理について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が印刷する編集済シートの一部(補助画像が印刷された部分)を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が印刷する編集済シートの一部(補助画像が印刷された部分)を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト置換処理の変形例(部分置換処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行うテキスト置換処理の変形例(部分置換処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う編集受付シート生成処理の変形例について説明するための図 本発明の一実施形態による画像形成装置が行う編集受付シート生成処理の変形例について説明するための図
<装置構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1を備える。画像読取部1は、原稿D(後述する文書シート300および後述する編集受付シート400を含む)を読み取って原稿Dの画像データを生成する。画像読取部1は、ランプ11やイメージセンサー12など原稿Dを光学的に読み取るための光学系部材を含む。ランプ11やイメージセンサー12などは、画像読取部1の筐体(読取筐体)の内部に収容される。読取筐体の上面にはコンタクトガラスCGが設けられる。そして、画像読取部1は、コンタクトガラスCGにセットされた原稿Dを読み取る。
たとえば、読取筐体の上面には、コンタクトガラスCGにセットした原稿Dを押え付けるための原稿押え13が設けられる。図1では、原稿押え13によって原稿Dが押え付けられた状態を図示する。
また、画像形成装置100は、印刷部2を備える。印刷部2は、給紙部21、画像形成部22および定着部23を含む。印刷部2は、用紙に画像を印刷する(たとえば、後述する編集受付シート400の印刷が行われる)。
給紙部21は、カセットに収容された用紙を用紙搬送路(図1では破線で示す)に給紙する。用紙搬送路に給紙された用紙は用紙搬送路に沿って搬送される。
画像形成部22は、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の各色にそれぞれ対応する機構部22Bk、22Y、22Cおよび22Mを含む。機構部22Bk、22Y、22Cおよび22Mは、それぞれ、対応する色のトナー像を形成し、中間ベルトに1次転写する。中間ベルトに転写されたトナー像は、搬送中の用紙に2次転写される。
定着部23は、トナー像が転写された用紙を加圧および加熱する。これにより、用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された印刷済み用紙は、用紙搬送路に沿ってそのまま搬送され、排出される。
なお、画像形成装置100には、操作パネル3が設けられる。操作パネル3は、タッチパネルディスプレイ31を含む。タッチパネルディスプレイ31は、ソフトウェアキーやメッセージなどを配した画面を表示し、表示画面(ソフトウェアキー)に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。また、操作パネル3は、複数のハードウェアキー32を含む。ハードウェアキー32としては、ジョブ実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーなどがある。
また、図2に示すように、画像形成装置100は、制御部4を備える。制御部4は、画像読取部1に接続され、画像読取部1の読取動作を制御する。また、制御部4は、印刷部2に接続され、印刷部2の印刷動作を制御する。さらに、制御部4は、操作パネル3に接続される。そして、制御部4は、タッチパネルディスプレイ31の表示動作を制御するとともに、タッチパネルディスプレイ31(ソフトウェアキー)に対するタッチ操作やハードウェアキー32に対する押下操作を検知する。
制御部4は、CPU41およびメモリー42を含む。CPU41は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、各部を制御するための処理を行う。メモリー42は、CPU41を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶する。
ここで、制御部4は、画像読取部1による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データに存在するテキスト(原稿Dに記載されたテキスト)を認識する文字認識処理を行う。なお、制御部4による文字認識処理では、たとえば、OCR(Optical Character Reader)技術が用いられる。
また、画像形成装置100は、記憶部5を備える。記憶部5は、ROM(たとえば、EEPROM)やHDDなどの不揮発性の記憶デバイスを含む。制御部4は、記憶部5に接続され、記憶部5からのデータの読み出しや記憶部5へのデータの書き込みを行う。たとえば、記憶部5には、後述するテキストファイル320が記憶される。
また、画像形成装置100は、通信部6を備える。通信部6は、通信回路やメモリー、通信用コネクターなどを含む。制御部4は、通信部6に接続され、通信部6を介して、画像形成装置100のユーザーにより使用されるユーザー端末200と通信する。ユーザー端末200は、パーソナルコンピューターや携帯情報端末(スマートフォンやタブレット端末)である。
<文書編集機能>
画像形成装置100には、原稿Dの記載文書を編集する機能である文書編集機能が搭載される。以下、図3に示す文書シート300に記載されたテンプレート文書(テキスト)を編集対象とする場合について説明する。なお、図3では、テンプレート文書をアルファベットの羅列で示す。
たとえば、制御部4は、文書編集機能のオンオフ設定の受け付けを操作パネル3に行わせる。制御部4は、文書編集機能がオンに設定され、その状態で、ジョブ実行指示を操作パネル3が受け付けると、文書編集機能に関する処理を行う。このとき、画像読取部1のコンタクトガラスCGに文書シート300をセットしておくことにより、文書シート300に記載のテンプレート文書を編集対象とすることができる。
文書シート300を画像形成装置100に読み取らせると、画像形成装置100において文書編集機能に関する処理(第1処理)が開始される。以下に、図4に示すフローチャートを参照し、文書編集機能に関する処理である第1処理(文書シート300を読み取ったときに行われる処理)の流れを説明する。図4に示すフローチャートは、スキャンジョブの実行指示を操作パネル3が受け付けたときにスタートする。なお、この時点では、文書シート300(図3参照)が画像読取部1のコンタクトガラスCGにセットされているとする。
ステップS1において、制御部4は、スキャン開始指示を画像読取部1に与える。画像読取部1は、スキャン開始指示を受けると、文書シート300(図3参照)を読み取る。そして、画像読取部1は、文書シート300の画像データを生成する。
ステップS2において、制御部4は、文書シート300の画像データに対して文字認識処理を行い、文書シート300の画像データに存在するテキスト(文書シート300に記載されたテキスト)を認識する。このとき、制御部4は、文書シート300の画像データからそれぞれがテキストを含む複数の領域を抽出するテキスト抽出処理を行う。以下の説明では、制御部4によるテキスト抽出処理によって抽出された領域に符号310を付しテキスト領域310と称する。
制御部4は、テキスト抽出処理を行うとき、文書シート300に記載のテンプレート文書(テキスト)の行方向(書字方向)を第1方向に設定し、第1方向と直交する方向を第2方向に設定する。たとえば、制御部4は、テンプレート文書の行方向の設定受付を操作パネル3に行わせ、操作パネル3が受け付けた設定内容に基づき第1方向および第2方向を設定する。その後、制御部4は、テキストの文字間隔(第1方向の間隔)やテキストの行間隔(第2方向の間隔)などに基づき、テキスト抽出処理(第1抽出処理〜第5抽出処理)を行う。
第1抽出処理について、図5を用いて説明する。図5では、テキスト内の文字を「○」で示す。
第1抽出処理では、制御部4は、1行分のテキストごとに、1行分のテキスト内に予め定められた閾値サイズ以上の空白部分BP(文字間隔が閾値サイズ以上の部分)が挿入されているか否かを判断する。たとえば、制御部4は、1文字分の文字サイズ(たとえば、文字サイズはユーザーにより設定される)を2倍した値を閾値サイズに設定して第1抽出処理を行う。
そして、制御部4は、1行分のテキスト内に空白部分BPが挿入されていれば、空白部分BPの前に存在する第1テキストを含む領域および空白部分BPの後に存在する第2テキストを含む領域をそれぞれ別のテキスト領域310として抽出する。一方で、制御部4は、1行分のテキスト内に空白部分BPが挿入されていなければ、1行分のテキストを含む領域を単一のテキスト領域310として抽出する。
図5に示す例では、第1テキストと第2テキストとの間に2文字以上の空白部分BPが挿入されているので、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域がそれぞれ別のテキスト領域310として抽出される。図示しないが、第1テキストと第2テキストとの間に空白部分BPが挿入されていなければ、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域が単一のテキスト領域310として抽出される。
第2抽出処理について、図6を用いて説明する。ここでは一例として、第1テキストおよび第2テキストが第2方向に並列しているとする(第1テキストの第2方向の一方側に第2テキストが存在する)。図6では、テキスト内の文字を「○」で示す。
第2抽出処理では、制御部4は、第1テキストと第2テキストとの第2方向の間隔Spを判別する。また、制御部4は、間隔Spが予め定められた閾値間隔STh以上であるか否かを判断する。たとえば、制御部4は、1文字分の文字サイズ(たとえば、文字サイズはユーザーによって設定される)を閾値間隔SThに設定して第2抽出処理を行う。
そして、制御部4は、間隔Spが閾値間隔STh以上であれば、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域をそれぞれ別のテキスト領域310として抽出する。一方で、制御部4は、間隔Spが閾値間隔STh未満であれば、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域を単一のテキスト領域310として抽出する。
図6に示す例では、間隔Spが閾値間隔STh以上であるので、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域がそれぞれ別のテキスト領域310として抽出される。図示しないが、間隔Spが閾値間隔STh未満であれば、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域が単一のテキスト領域310として抽出される。
第3抽出処理について、図7を用いて説明する。ここでは一例として、第1テキスト、第2テキストおよび第3テキストが第2方向に並列しているとする(第1テキストの第2方向の一方側に第2テキストが存在するとともに第2テキストの第2方向の一方側に第3テキストが存在する)。図7では、テキスト内の文字を「○」で示す。
第3抽出処理では、制御部4は、第1テキストと第2テキストとの第2方向の間隔である第1間隔Sp1を判別するとともに、第2テキストと第3テキストとの第2方向の間隔である第2間隔Sp2を判別する。また、制御部4は、第1間隔Sp1と第2間隔Sp2とが異なっているか否かを判断する。
そして、制御部4は、第1間隔Sp1と第2間隔Sp2とが異なっていれば、第2テキストを含む領域および第3テキストを含む領域をそれぞれ別のテキスト領域310として抽出する。一方で、制御部4は、第1間隔Sp1と第2間隔Sp2とが同じであれば、第2テキストおよび第3テキストの両方を含む領域を単一のテキスト領域310として抽出する。
図7に示す例では、第1間隔Sp1と第2間隔Sp2とが異なるので、第2テキストを含む領域および第3テキストを含む領域がそれぞれ別のテキスト領域310として抽出される。なお、この例では、第1間隔Sp1が閾値間隔STh未満であるので、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域が単一のテキスト領域310として抽出される。図示しないが、第1間隔Sp1と第2間隔Sp2とが同じである場合(たとえば、第1間隔Sp1および第2間隔Sp2が閾値間隔STh未満である場合)には、第1テキスト、第2テキストおよび第3テキストの全てを含む領域が単一のテキスト領域310として抽出される。
第4抽出処理について、図8を用いて説明する。ここでは一例として、第1テキストおよび第2テキストが第2方向に並列しているとする(第1テキストの第2方向の一方側に第2テキストが存在する)。図8では、テキスト内の文字を「○」で示す。
第4抽出処理では、制御部4は、第1テキストの第1方向の一方端の位置である第1位置P1を判別するとともに、第2テキストの第1方向の一方端の位置である第2位置P2を判別する。また、制御部4は、第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが予め定められた閾値ずれ量GTh以上であるか否かを判断する。たとえば、制御部4は、1文字分の文字サイズ(たとえば、文字サイズはユーザーによって設定される)を2倍した値を閾値ずれ量GThに設定して第4抽出処理を行う。
そして、制御部4は、第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが閾値ずれ量GTh以上であれば、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域をそれぞれ別のテキスト領域310として抽出する。一方で、制御部4は、第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが閾値ずれ量GTh未満であれば、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域を単一のテキスト領域310として抽出する。ただし、第1テキストと第2テキストとの間隔Spが閾値間隔STh以上であれば、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域はそれぞれ別のテキスト領域310として抽出される。
図8に示す例では、第1位置P1と第2位置P2とが第1方向に閾値ずれ量GTh以上ずれているので、第1テキストを含む領域および第2テキストを含む領域がそれぞれ別のテキスト領域310として抽出される。図示しないが、第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが閾値ずれ量GTh未満であり、第1テキストと第2テキストとの間隔Spが閾値間隔STh未満であれば、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域が単一のテキスト領域310として抽出される。
なお、第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが閾値ずれ量GTh以上であっても、第1テキストおよび第2テキストのそれぞれの第1方向の他方端の位置が第1方向にずれていなければ、第1テキストおよび第2テキストの両方を含む領域が単一のテキスト領域310として抽出されてもよい。これにより、第1テキストおよび第2テキストがそれぞれ他方端側に意図的に寄せられていることによって第1位置P1と第2位置P2との第1方向のずれ量Gが閾値ずれ量GTh以上になっていても、第1テキストおよび第2テキストを含む領域が単一のテキスト領域310として抽出されることになる。
第5抽出処理では、制御部4は、テキスト内の文字の文字サイズを認識する。そして、制御部4は、第1文字サイズの文字からなるテキストを含む領域および第1文字サイズとは異なる第2文字サイズの文字からなるテキストを含む領域をそれぞれ別のテキスト領域310として抽出する。
なお、制御部4は、1行分のテキストだけを含む領域をテキスト領域310として抽出する場合、当該テキストの第1方向のサイズをテキスト領域310のサイズ(抽出する領域のサイズ)とする。また、制御部4は、複数行分のテキストを含む領域を単一のテキスト領域310として抽出する場合、複数行分のテキストのうち第1方向のサイズが最も大きいテキストを判別し、当該判別したテキストの第1方向のサイズをテキスト領域310の第1方向のサイズ(抽出する領域のサイズ)とする。
制御部4は、第1〜第5抽出処理をテキスト抽出処理として行うことにより、図3に示した文書シート300の画像データからそれぞれがテキストを含む複数の領域(テキスト領域310)を抽出する。たとえば、文書シート300の画像データに対するテキスト抽出処理を制御部4が行うと、図9に示すように、複数の領域311〜315がテキスト領域310として抽出される。
また、制御部4は、テキスト抽出処理の一処理として、テキスト領域310(311〜315)ごとにテキスト領域310に存在するテキストのテキストファイル320(321〜325)を生成するテキストファイル生成処理を行う。そして、テキスト領域310ごとのテキストファイル320を記憶部5に記憶させる。テキスト領域311〜315にそれぞれ対応するテキストファイル321〜325の概念図を図10に示す。
図4に戻り、ステップS3において、制御部4は、編集受付シート400(図11参照)の印刷に必要な第1画像データを生成する処理である編集受付シート生成処理を行う。編集受付シート400は編集を受け付けるためのシート(編集内容を記載するためのシート)である。編集受付シート400のテキスト領域310(図9参照)に対応する各領域には枠410(枠410の枠内は空白である)が配される。なお、枠410の枠線は実線である。また、各枠内410には対応するテキスト領域310のサイズを示す破線枠420が配される。そして、編集内容は枠410の枠内に記載される。
制御部4は、編集受付シート生成処理の一処理として、枠410のサイズを設定する枠サイズ設定処理を行う。制御部4は、枠サイズ設定処理を行うとき、複数のテキスト領域310(図9参照)のそれぞれについて、テキスト領域310の第1方向(テキストの行方向)の一方側および他方側の各余白サイズに基づき、テキスト領域310に存在するテキストの配置形式を判別する(左寄せ、右寄せ、および中央寄せのいずれであるかを判別する)。図9に示す例では、テキスト領域311のテキストは左寄せである(第1方向の一方側に寄せられている)。テキスト領域312および315の各テキストは右寄せである(第1方向の他方側に寄せられている)。テキスト領域313および314の各テキストは中央寄せである(第1方向の中央に寄せられている)。
そして、制御部4は、左寄せのテキストを含むテキスト領域310に対応する領域に配する枠410については当該枠410の第1方向のサイズを右方向(第1方向の他方側)に拡大し、右寄せのテキストを含むテキスト領域310に対応する領域に配する枠410については当該枠410の第1方向のサイズを左方向(第1方向の一方側)に拡大する。また、制御部4は、中央寄せのテキストを含むテキスト領域310に対応する領域に配する枠については、当該枠410の第1方向のサイズを左右方向(第1方向の一方側および他方側)に拡大する。すなわち、制御部4は、枠410のサイズを対応するテキスト領域310のサイズ以上に設定する。ただし、制御部4は、編集受付シート400の第1方向の両側に所定サイズの余白が残るように、枠410のサイズを第1方向に拡大する。
なお、枠410の第1方向と直交する第2方向のサイズを下方向(第2方向の一方側)に拡大してもよい。たとえば、制御部4は、或る枠410(ここでは第1枠410と称する)の第2方向のサイズを拡大するとき、第1枠410の第2方向の一方側に配すべき枠410(ここでは第2枠410と称する)の枠線位置を認識する。そして、制御部4は、第1枠410および第2枠410の互いに隣接する各枠線の間に一定の隙間が設けられるようにする。言い換えると、制御部4は、第1枠410の枠線と第2枠410の枠線とが重ならないようにする。
枠サイズ設定処理を行った後、制御部4は、枠410のサイズが枠サイズ設定処理で設定したサイズとなるよう編集受付シート400(図11参照)の画像データを生成する。図11に示す例では、枠411〜415がそれぞれテキスト領域311〜315(図9参照)に対応するとともに、破線枠421〜425がそれぞれテキスト領域311〜315に対応する。
図4に戻り、ステップS4において、制御部4は、編集受付シート400の画像データに基づく印刷を印刷部2に行わせる。これにより、図11に示すような編集受付シート400が印刷出力される(ユーザーに提供される)。
編集受付シート400をユーザーが取得すると、当該ユーザーによって編集シート400に編集内容が記載される。編集内容が記載された編集受付シート400の一例を図12に示す。以下、図12に示す編集受付シート400に記載された編集内容に基づき文書シート300(図3参照)に記載のテンプレート文書を編集する場合について説明する。なお、図12では、編集受付シート400に記載の編集内容(テキスト)をアルファベットの羅列で示す。
編集受付シート400に編集内容を記載し、編集内容を記載した編集受付シート400を画像形成装置100に読み取らせると、画像形成装置100において文書編集機能に関する処理(第2処理)が開始される。以下に、図13に示すフローチャートを参照し、文書編集機能に関する処理である第2処理(編集受付シート400を読み取ったときに行われる処理)の流れを説明する。図13に示すフローチャートは、スキャンジョブの実行指示を操作パネル3が受け付けたときにスタートする。なお、この時点では、編集内容が記載された編集受付シート400(図12参照)が画像読取部1のコンタクトガラスCGにセットされているとする。
ステップS11において、制御部4は、スキャン開始指示を画像読取部1に与える。画像読取部1は、スキャン開始指示を受けると、編集受付シート400(図12参照)を読み取る。そして、画像読取部1は、編集受付シート400の第2画像データを生成する。
ステップS12において、制御部4は、編集受付シート400の第2画像データに対して文字認識処理を行い、編集受付シート400の第2画像データのうち枠410に対応する枠領域430(図14参照)に存在するテキストを認識する。このときに制御部4によって認識されるテキストは編集内容を示すテキストである。そして、ステップS13において、制御部4は、テキスト置換処理を行う。
制御部4は、テキスト置換処理を行うとき、編集受付シート400の第2画像データ(図14参照)のうち領域内にテキストが存在する枠領域430である編集テキスト領域を認識する。図12に示した編集受付シート400の読み取りが行われた場合には、図14に示すように、枠412、413および414に対応する各枠領域430が編集テキスト領域となる。以下の説明では、領域内にテキストが存在する枠領域430に符号430Tを付して編集テキスト領域430Tと称する場合がる。
また、制御部4は、編集テキスト領域430Tに対応するテキスト領域310(図9参照)を判別し、当該判別したテキスト領域310のテキストファイル320(図10参照)のテキストを編集対象テキストに設定する。このとき、図15の上図に示すように、テキストファイル320のうち、テキストファイル322、323および324の各テキストが編集対象テキストに設定される(編集対象テキストを含むテキストファイル320を二重線で囲む)。
その後、図15の下図に示すように、制御部4は、編集対象テキストを編集テキスト領域430T(図14参照)の領域内に存在するテキストに置換する。ここでは、テキストファイル322のテキストが枠412に対応する編集テキスト領域430Tに存在するテキストに置換され、テキストファイル323のテキストが枠413に対応する編集テキスト領域430Tに存在するテキストに置換され、テキストファイル324のテキストが枠414に対応する編集テキスト領域430Tに存在するテキストに置換される。
図13に戻り、ステップS14において、制御部4は、編集済シート500(図17参照)の画像データを生成する処理である編集済シート生成処理を行う。制御部4は、編集済シート生成処理を行うとき、図16の上図に示すように、編集テキスト領域430T(図14参照)に対応するテキスト領域310(当該領域を二重に囲む)を編集対象領域に設定する。以下の説明では、編集テキスト領域430Tに対応するテキスト領域310に符号310Eを付して編集対象領域310Eと称する場合がある。
そして、制御部4は、文書シート300の画像データのうち編集対象領域310Eに存在するテキストを編集対象領域310Eのテキストファイル320のテキスト置換処理後のテキストに変更した画像データを編集済シート500の画像データとして生成する。このように生成された編集済シート500の画像データを図16の下図に示す。
なお、制御部4は、編集シート生成処理を行うとき、テキスト置換処理後のテキストを配すべきテキスト配置領域を認識し、テキスト配置領域の領域内にテキスト置換処理後のテキストを収めることができるか否かを判断する。その結果、テキスト配置領域の領域内にテキスト置換処理後のテキストを収めることができなければ、制御部4は、テキストの配置領域を調整する配置領域調整処理を行う。
配置領域調整処理について、図18および図19を用いて説明する。以下の説明では、テキストの行方向を第1方向と称するとともに、第1方向と直交する方向を第2方向と称する。また、テキスト置換処理後のテキストを配すべきテキスト配置領域に符号TA1を付し第1領域TA1と称する。さらに、第1領域TA1の第2方向の一方側に存在する別のテキスト配置領域に符号TA2を付し第2領域TA2と称する。
テキスト置換処理後のテキストを第1領域TA1に収めることができない場合、図18に示すように、制御部4は、第1領域TA1の領域内にテキストが収まるまで、第1領域TA1を第2方向の一方側(下方向)に向けて拡大する。図18では、第1領域TA1の拡大部分にハッチングを施す(以下の説明で参照する図面についても同様である)。
また、図19に示すように、第1領域TA1を第2方向の一方側(下方向)に向けて拡大すると第1領域TA1と第2領域TA2との間隔が閾値間隔(たとえば、図6に示した第2抽出処理で用いる閾値間隔SThと同じ間隔)よりも小さくなる場合、制御部4は、第2領域TA2を第2方向の一方側(下方向)に移動させる。すなわち、制御部4は、第1領域TA1と第2領域TA2との間に少なくとも閾値間隔以上の間隔を設ける。
なお、場合によっては、第2領域TA2を第2方向の一方側(下方向)に移動させることができないことがある(たとえば、第2領域TA2を移動させると余白が無くなる場合など)。この場合、制御部4は、第1領域TA1に配すべきテキストが第1領域TA1の領域内に収まるまで第1領域TA1に配すべきテキストの文字サイズを縮小する。
このようにして生成された編集済シート500の画像データはユーザーに提供される。たとえば、制御部4は、編集済シート500の印刷を印刷部2に行わせる。あるいは、制御部4は、通信部6を介してユーザー端末200と通信し、編集済シート500の画像データをユーザー端末200に送信する。
本実施形態では、上記のように、テンプレート文書が記載された文書シート300を画像形成装置100に読み取らせると、編集受付シート400が印刷される。その後、編集内容(編集後のテキスト)を記載した編集受付シート400を画像形成装置100に読み取らせることにより、編集受付シート400に記載の編集内容を反映した編集済シート500の画像データが生成される。これにより、パーソナルコンピューターのような情報機器を使用しなくても(編集受付シート400に編集内容を記載するだけで)、文書シート300に記載のテンプレート文書を編集することができる(編集済シート500を取得することができる)。
また、本実施形態では、テキスト抽出処理として第1〜第5抽出処理を行うので、文書シート300に記載のテンプレート文書の構成に応じた枠410を配した編集受付シート400を作成することができる。具体的には、文書シート300のテンプレート文書は5つの領域(テキスト「aaaa」、テキスト「bbbb」、テキスト「ABCD」、テキスト「ccc・・・」およびテキスト「dddd」の5つ)に分類されるが、テキスト抽出処理として第1〜第5抽出処理が行われると、テンプレート文書の5つの領域にそれぞれ対応する5つの枠410(411〜415)を含む編集受付シート400が得られる。これにより、ユーザーからすると、テンプレート文書を構成する領域ごとに文書編集を行うことができる(テンプレート文書のうち編集したい領域の文書に関する編集内容だけを対応する枠410に記載すればよい)ので、利便性が良い。
また、本実施形態では、枠410のサイズが枠410に対応するテキスト領域310のサイズ以上に設定されるので、枠内に編集内容を記載し易くなる。
ここで、文書編集機能に関する処理の変形例について説明する。
まず、テキスト置換処理の変形例(部分置換処理)について説明する。なお、テキスト置換処理として通常の置換処理を行うか部分置換処理を行うかについてはユーザーが選択できてもよい。
テキスト置換処理として部分置換処理を行う構成では、図20に示すような補助画像付きの編集受付シート400が用いられる。すなわち、制御部4は、編集受付シート生成処理を行うとき、補助画像付きの編集受付シート400の画像データを生成する。
具体的には、制御部4は、各テキスト領域310(図9参照)について、テキスト領域310に存在する文字の文字数および文字位置を認識する。そして、制御部4は、補助画像付きの編集受付シート400の画像データを生成するとき、テキスト領域310に存在するテキスト内の各文字の文字位置(その直下位置)をそれぞれ付加位置として判別し、編集受付シート400の画像データの各付加位置に補助画像としての破線画像DL(図20参照)を配する。すなわち、図20に示すように、編集受付シート400の各枠410には、対応するテキスト領域310に存在するテキスト内の文字数と同数の破線画像DLが配される。
たとえば、テキスト領域313(図9参照)に対応する枠413を例にとると、テキスト領域313に存在する文字数は4つであるので、枠413には4つの破線画像DLが配される。なお、各破線画像DLの直上に対応する文字の文字画像CIを補助画像として配してもよい。さらに、図21に示すように、句読点(図21ではピリオド)の後に補助画像としてのガイドライン画像GLを配してもよい。補助画像(破線画像DL、文字画像CIおよびガイドライン画像GL)の濃度は、文字認識処理によって認識されない濃度に設定される。
そして、制御部4は、テキスト置換処理を行うとき、編集テキスト領域430T(図22および図23参照)の領域内に編集情報が存在するか否かを判断する。編集情報は編集対象テキスト内のいずれの文字を編集するかを示す情報である。たとえば、図22および図23の各上図に示すように、編集テキスト領域430Tの領域内に実線画像SLが存在していれば、制御部4は、編集テキスト領域430Tの領域内に編集情報が存在すると判断する。なお、破線画像DLに沿って引いた実線画像SLが編集情報として認識され、破線画像DLから外れた位置に引いた実線画像SLは編集情報として認識されない。図22および図23では、便宜上、補助画像としての文字画像CIは省略する。
編集テキスト領域430Tの領域内に編集情報(実線画像SL)が存在する場合、制御部4は、実線画像SLの位置に基づき、編集対象テキスト内のいずれの文字を編集すべきかを判別する。すなわち、制御部4は、編集情報で示される文字を判別する。
図22に示す例では、文字「C」に対応する下線画像DLに沿って実線画像SLが引かれている。この場合、制御部4は、文字「C」を編集すべき文字として認識し、文字「C」の順番を1番目に設定する。また、制御部4は、編集テキスト領域430Tに存在する複数の文字からなる文字列「XY」の順番を1番目に設定する。
そして、制御部4は、編集対象テキスト内の文字「C」を当該文字「C」と順番が同じ文字列「XY」に置き換える。これにより、テキスト置換処理後のテキストは「ABXYD」となる。
一方で、図23に示す例では、文字「A」および文字「B」に対応する各下線画像DLを繋ぐように実線画像SLが引かれ、文字「D」に対応する下線画像DLに沿って実線画像SLが引かれている。この場合、制御部4は、複数の文字からなる文字列「AB」および文字「D」を編集すべき文字として認識する。そして、制御部4は、文字列「AB」の順番を1番目に設定し、文字「D」の順番を2番目に設定する。
また、図23に示す例では、複数の文字からなる文字列「EFG」および文字列「YZ」がこの順番で編集テキスト領域430Tに存在する。この場合、制御部4は、文字列「EFG」の順番を1番目に設定し、文字列「YZ」の順番を2番目に設定する。
そして、制御部4は、文字列「AB」を当該文字列「AB」と順番が同じ文字列「EFG」に置き換える。また、制御部4は、文字「D」を当該文字「D」と順番が同じ文字列「YZ」に置き換える。これにより、テキスト置換処理後のテキストは「EFGCYZ」となる。
上記の構成では、テンプレート文書を1文字単位で編集することができるので、ユーザーの利便性が向上する。すなわち、編集内容の記載量を減らすことができる。たとえば、「ABCD」から「ABXYD」に変更したい場合には、編集受付シート400に「XY」と記載するだけでよい。
次に、編集受付シート生成処理の変形例について説明する。
図24に示すように、制御部4は、文書シート300の画像データが画像読取部1によって生成されると、文書シート300の一部が所定色(たとえば、蛍光色)でマーキングされている場合に文書シート300の画像データに出現するマーキング領域を検出するマーキング検出処理を行う。図24では、文書シート300のうちマーキングされている箇所にハッチングを施す。そして、制御部4は、テキスト抽出処理を行うとき、マーキング領域に存在するテキストを含む領域をテキスト領域310として抽出する。図24に示す例では、テキスト領域313および315が抽出される。
その後、編集受付シート生成処理を行うとき、制御部4は、テキスト領域313および315に対応する各領域にだけ枠410が配された編集受付シート400(図25参照)の画像データを生成し、当該生成した画像データに基づく印刷を印刷部2に行わせる。図25に示す例では、枠413がテキスト領域313に対応し、枠415がテキスト領域315に対応する。
ここで、図25に示す編集受付シート400には、図11に示した編集受付シート400と異なり、枠411、412および414が配されない。したがって、この構成では、編集受付シート400に配する枠410(ここの例では枠413)のサイズを大きくとることができる(記載し易くなる)ので、ユーザーの利便性が向上する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部
2 印刷部
4 制御部
100 画像形成装置
300 文書シート
310 テキスト領域
310E 編集対象領域
320 テキストファイル
400 編集受付シート
410 枠
430 枠領域
430T 編集テキスト領域
500 編集済シート

Claims (7)

  1. シートを読み取って前記シートの画像データを生成する画像読取部と、
    印刷を行う印刷部と、
    文書シートに記載された文書を編集するための処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像読取部により前記文書シートの読み取りが行われることによって前記文書シートの画像データが生成されると、前記文書シートの画像データからそれぞれがテキストを含む複数の領域を抽出し、当該抽出した領域であるテキスト領域ごとに前記テキスト領域に存在するテキストのテキストファイルを生成するテキスト抽出処理を行うとともに、前記テキスト領域に対応する各領域に枠内が空白の枠を配した編集受付シートの第1画像データを生成する編集受付シート生成処理を行い、前記編集受付シートの印刷を前記印刷部に行わせ、
    前記制御部は、前記画像読取部により前記編集受付シートの読み取りが行われることによって前記編集受付シートの第2画像データが生成されると、前記編集受付シートの第2画像データのうち前記枠に対応する枠領域に存在するテキストを認識する処理を行い、テキストが存在する前記枠領域である編集テキスト領域に対応する前記テキスト領域の前記テキストファイルに含まれるテキストを編集対象テキストに設定し、前記編集対象テキストを前記編集テキスト領域に存在するテキストに置き換えるテキスト置換処理を行うとともに、前記文書シートの画像データのうち前記編集テキスト領域に対応する前記テキスト領域を編集対象領域に設定し、前記編集対象領域に存在するテキストを前記編集対象領域の前記テキストファイルに含まれる前記テキスト置換処理後のテキストに変更した編集済シートの画像データを生成する編集済シート生成処理を行い、
    前記制御部は、前記編集受付シート生成処理を行うときに前記枠ごとに前記枠のサイズを設定する枠サイズ設定処理を行い、
    前記制御部は、前記枠サイズ設定処理を行うとき、前記テキスト領域ごとに、前記テキスト領域のテキストの行方向である第1方向の一方側および他方側の各余白サイズに基づき、前記テキスト領域のテキストが、前記第1方向の一方側、前記第1方向の他方側、および、前記第1方向の中央、のいずれに寄せられているかを判別し、前記第1方向の一方側に寄せられたテキストを含む前記テキスト領域に対応する領域に配する前記枠については前記枠の前記第1方向のサイズを前記第1方向の他方側に拡大し、前記第1方向の他方側に寄せられたテキストを含む前記テキスト領域に対応する領域に配する前記枠については前記枠の前記第1方向のサイズを前記第1方向の一方側に拡大し、前記第1方向の中央に寄せられたテキストを含む前記テキスト領域に対応する領域に配する前記枠については前記枠の前記第1方向のサイズを前記第1方向の一方側および他方側に拡大し、
    前記制御部は、前記枠の前記第1方向と直交する第2方向のサイズを前記第2方向の一方側に拡大する処理を前記枠サイズ設定処理としてさらに行い、
    前記制御部は、いずれかの前記枠の前記第2方向のサイズを拡大するとき、前記第2方向のサイズを拡大する前記枠である第1枠および前記第1枠の前記第2方向の一方側に配すべき前記枠である第2枠の各枠線が互いに重ならないように、前記第1枠の前記第2方向のサイズを前記第2方向の一方側に拡大し、
    前記制御部は、前記編集受付シートの前記枠内に、対応する前記テキスト領域のサイズを示すサイズ対応枠が配されるように、前記第1画像データを生成し、
    前記制御部は、前記編集済シート生成処理を行うとき、前記テキスト置換処理後のテキストを配すべき領域である第1領域を認識し、前記テキスト置換処理後のテキストを前記第1領域の領域内に収めることができなければ、前記第1領域を前記第2方向の一方側に向けて拡大し、
    前記制御部は、前記第1領域の前記第2方向の一方側に別のテキストが配置される第2領域が存在する場合において、前記第1領域を前記第2方向の一方側に向けて拡大すると前記第1領域と前記第2領域との間隔が予め定められた閾値間隔未満になるとき、前記第2領域を前記第2方向の一方側に移動させ、
    前記制御部は、前記第2領域を前記第2方向の一方側に移動させることができない場合、前記第1領域を拡大せず、前記第1領域に配すべきテキストが前記第1領域の領域内に収まるまで前記第1領域に配すべきテキストの文字サイズを縮小することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記テキスト抽出処理を行うとき、1行分のテキスト内に予め定められた閾値サイズ以上の空白部分が挿入されているか否かを判断し、前記1行分のテキスト内に前記空白部分が挿入されていれば、前記空白部分の前に存在するテキストを含む領域および前記空白部分の後に存在するテキストを含む領域をそれぞれ別の前記テキスト領域として抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記テキスト抽出処理を行うとき、第1テキストと前記第1テキストの前記第2方向側に存在する第2テキストとの前記第2方向の間隔が予め定められた閾値間隔以上であれば、前記第1テキストを含む領域および前記第2テキストを含む領域をそれぞれ別の前記テキスト領域として抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記テキスト抽出処理を行うとき、第1テキストと前記第1テキストの前記第2方向の一方側に存在する第2テキストとの前記第2方向の間隔である第1間隔を判別するとともに、前記第2テキストと前記第2テキストの前記一方側に存在する第3テキストとの前記第2方向の間隔である第2間隔を判別し、前記第1間隔と前記第2間隔とが異なっていれば、前記第2テキストを含む領域および前記第3テキストを含む領域をそれぞれ別の前記テキスト領域として抽出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記テキスト抽出処理を行うとき、第1テキストの前記第1方向の一方端の位置である第1位置を判別するとともに、前記第1テキストの前記第2方向側に存在する第2テキストの前記第1方向の一方端の位置である第2位置を判別し、前記第1位置と前記第2位置との前記第1方向のずれ量が予め定められた閾値ずれ量以上であれば、前記第1テキストを含む領域および前記第2テキストを含む領域をそれぞれ別の前記テキスト領域として抽出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記テキスト置換処理として部分置換処理を行う場合、補助画像付きの前記編集受付シートの画像データを生成し、
    前記制御部は、補助画像付きの前記編集受付シートの画像データを生成するとき、前記テキスト領域に存在するテキスト内の各文字の文字位置をそれぞれ付加位置として判別し、補助画像付きの前記編集受付シートの画像データの各前記付加位置に破線画像を配し、
    前記制御部は、前記テキスト置換処理を行うとき、前記編集対象テキスト内のいずれの文字を編集するかを示す編集情報が前記編集テキスト領域に存在するか否かを判断し、前記編集テキスト領域に前記編集情報が存在すれば、前記編集対象テキスト内の文字のうち前記編集情報で示される文字だけを前記編集テキスト領域に存在する文字に置き換え
    前記制御部は、前記破線画像に沿って引かれた実線画像を前記編集情報として認識することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記文書シートの画像データが生成されると、前記文書シートの一部が所定色でマーキングされている場合に前記文書シートの画像データに出現するマーキング領域を検出し、前記テキスト抽出処理を行うとき、前記マーキング領域に存在するテキストを含む領域だけを前記テキスト領域として抽出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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