JP4733480B2 - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、制御プログラム、及び画像読取システム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法、制御プログラム、及び画像読取システム Download PDF

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Description

本発明は、画像読取装置、画像読取装置の制御方法、制御プログラム、及び画像読取システムに関し、特に、画像読取済みの原稿に画像を印字する印字機能を有する画像読取装置、画像読取装置の制御方法、制御プログラム、及び画像読取システムに関する。
従来より、複数枚の原稿を1枚ずつ搬送し、搬送された原稿から画像を読み取った後、当該原稿に画像を印字する画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像読取装置は、原稿搬送経路中に、画像を印字するための印字ヘッドと、印字ヘッドを任意の位置に移動する印字ヘッド駆動機構とを備える。このような画像読取装置では、例えば、固定の文字列、日時、通し番号、又はロゴパターン等の画像を原稿に印字することにより、画像を印字された原稿が画像読取済みの原稿であることを保証する。
また、上記画像読取装置は、画像読み取り中は印字ヘッドの位置を固定し、原稿の全面ではなく一部にのみ画像を印字することで、原稿に画像を印字することに起因する作業効率の低下を防止する。また、このような画像読取装置において、ユーザにより画像を印字する印字位置を指定することができるものも知られている。
特開2001−180095号公報
しかしながら、上記画像読取装置では、画像読み取り中は印字ヘッドの位置が固定されており、かつ印字ヘッドの幅は限られているため、印字する画像が複数あり、それぞれの画像の指定された印字位置が印字ヘッドの幅の範囲外であるときは、原稿にすべての画像を同時に印字することができない。この場合、原稿にすべての画像を印字するためには、ユーザにより画像の印字位置を印字可能な位置に再設定し、原稿の画像読み取りのためのスキャン操作をやり直さなければならない。
本発明の目的は、原稿のスキャン操作のやり直しを防止すると共に画像読取済みの原稿に複数のデータを確実に印字することができる画像読取装置、画像読取装置の制御方法、制御プログラム、及び画像読取システムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて前記搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドと、前記印字ヘッドにより原稿に複数のデータを付加するデータ付加手段と、前記データ付加手段により付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力手段と、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別手段と、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更手段とを備え、前記データ付加手段は、前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像読取装置の制御方法は、決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置の制御方法であって、原稿を搬送する原稿搬送ステップと、前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取ステップと、前記印字ヘッドを用いて前記搬送された原稿に複数のデータを付加するデータ付加ステップと、前記データ付加ステップにおいて付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力ステップと、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別ステップと、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更ステップとを備え、前記データ付加ステップは、前記変更ステップで変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御プログラムは、決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記画像読取装置の制御方法は、原稿を搬送する原稿搬送ステップと、前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取ステップと、前記印字ヘッドを用いて前記搬送された原稿に複数のデータを付加するデータ付加ステップと、前記データ付加ステップにおいて付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力ステップと、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別ステップと、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更ステップとを備え、前記データ付加ステップは、前記変更ステップで変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加するものであることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像読取システムは、決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置と、当該画像読取装置に接続される情報処理装置とを備える画像読取システムにおいて、前記情報処理装置は、前記画像読取装置で読み取られる原稿に付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力手段と、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができると判別する判別手段と、前記判別手段により前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないと判別されたときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更手段と、前記入力された複数のデータ及び前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置を前記画像読取装置に送信する送信手段とを備え、前記画像読取装置は、前記原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、前記送信手段から送信された、前記入力された複数のデータ及び前記変更された複数の位置を受信する受信手段と、前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータを前記印字ヘッドによりそれぞれ付加するデータ付加手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、入力された複数の位置に入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、入力された複数の位置の少なくとも1つを変更し、当該変更された位置を反映した前記入力された複数の位置に入力された複数のデータをそれぞれ付加するので、原稿のスキャン操作のやり直しを防止すると共に画像読取済みの原稿に複数のデータを確実に印字することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置を含む画像読取システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像読取システムは、画像読取装置としてのスキャナ1、及びホストコンピュータ2を備え、これらはSCSI(Small Computer System Interface)ケーブル3を介して互いに接続されている。スキャナ1とホストコンピュータ2の間を接続するケーブルは、SCSIケーブル3に限らず、USBケーブル等であってもよい。
スキャナ1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像をSCSIケーブル3を介してホストコンピュータ2に転送する。また、スキャナ1は、画像読み取り時に、画像読取済みの原稿に画像や文字列を印字することができる。
ホストコンピュータ2は、スキャナ1により読み取った画像を保存する。また、ホストコンピュータ2は、スキャナ1が画像読取済みの原稿に印字する画像、文字列、及び印字位置等を設定することができる。
図2(A)は、図1におけるスキャナ1の内部構成を示す断面図である。
図2(A)において、スキャナ1は、原稿210を積載する原稿台201、ローラ202〜206、画像読取センサ207、スキャナ基板208、原稿検知センサ209、印字ヘッド211、及び操作表示部230を備える。
原稿検知センサ209は、原稿台201上に原稿210があるか否かを検知する。搬送ローラ202〜206は、原稿210を搬送する。画像読取センサ207は、原稿210から画像を読み取る。
印字ヘッド211は、原稿の搬送方向と直交する方向の幅が25mmであり、原稿210上の所定の印字位置に画像、日付データ、又はカウント数等の文字列を単色インクにより印字する。印字ヘッド211の幅は25mmに限らず、インクは単色インクに限らない。操作表示部230は、スキャナ1の設定を入力する操作ボタンと、スキャナ1の設定内容を表示する表示部とを備えている。
図2(B)は、スキャナ1に組み込まれているスキャナ基板208の概略構成を示すブロック図である。
図2(B)において、スキャナ基板208は、スキャナ1全体の動作を制御するCPU251と、CPU251に実行される制御プログラム、各種のデータや情報、スキャナ1において画像や文字列を印字することができる位置を示す印字可能位置情報、及びスキャナ1において印字することができる画像や文字列の大きさを示す印字可能サイズ情報を格納するROM252と、ワークメモリとして機能するRAM253と、SCSIケーブル3を接続するためのSCSIインターフェース(I/F)254とを備えている。これらは、システムバス255を介して互いに接続されている。ROM252は、データの読み書きが可能な不揮発性のROMで構成されている。
システムバス255には、操作表示部230、画像読取センサ207及び印字ヘッド駆動機構240が接続されている。
画像読取センサ207で読み取られた画像データはRAM253に格納され、所定のタイミングでSCSIケーブル3を介してホストコンピュータ3に転送される。CPU251はシステムバス255を介して印字ヘッド211を移動させる印字ヘッド駆動機構240の動作を制御する。
図3は、図1におけるホストコンピュータ2の内部構成を示すブロック図である。
図3において、ホストコンピュータ2は、CPU301、メモリ303、及びハードディスク305を内蔵している。また、ホストコンピュータ2は、キーボード302、及びディスプレイ304を外部に備える。
CPU301は、SCSIケーブル3を介してスキャナ1とデータの送受信を行う。メモリ303は、制御プログラムや画像データを記憶する。ハードディスク305には、スキャナ1により読み取った画像が保存される。キーボード302は、ユーザにより入力操作を行うために用いられる。ディスプレイ304には、後述する図4の印字設定画面400が表示される。ユーザは、キーボード302を用いて、印字設定画面400において、スキャナ1が画像読取済みの原稿210に印字する画像のファイル名、文字列、及び印字位置等を設定する。
図4は、図3におけるディスプレイ304に表示される印字設定画面400の一例を示す図である。
図4において、印字設定画面400は、印字画像入力フィールド401、印字文字列入力フィールド404、水平方向印字位置入力フィールド402,405、及び垂直方向印字位置入力フィールド403,406を備える。また、印字設定画面400は、OKボタン407、及び印字位置確認用画像表示フィールド408を備える。
印字画像入力フィールド401は、スキャナ1が画像読取済みの原稿210に印字する画像のファイル名を入力するためのフィールドである。水平方向印字位置入力フィールド402は、画像を印字する水平方向の印字位置を入力するためのフィールドである。垂直方向印字位置入力フィールド403は、画像を印字する垂直方向の印字位置を入力するためのフィールドである。
印字文字列入力フィールド404は、スキャナ1が画像読取済みの原稿210に印字する文字列を入力するためのフィールドである。水平方向印字位置入力フィールド405は、文字列を印字する水平方向の印字位置を入力するためのフィールドである。垂直方向印字位置入力フィールド406は、文字列を印字する垂直方向の印字位置を入力するためのフィールドである。
OKボタン407は、印字設定完了を指示するために用いられる。印字位置確認用画像表示フィールド408は、入力された画像及び文字列を入力された位置に配置した確認用画像を表示するためのフィールドである。スキャナ1が画像読取済みの原稿210に印字するデータは、画像及び文字列に限られず、印字するデータの数は、2つに限られない。本実施の形態では、画像及び文字列を1つずつ印字するものとして説明する。
図5は、ホストコンピュータ2のCPU301によって実行される印字設定処理のフローチャートである。
図5において、CPU301は、ディスプレイ304に印字設定画面400を表示する(ステップS501)。ユーザにより、キーボード302を用いて印字設定画面400に入力操作が行われると、CPU301は、このユーザによる入力操作を受け付ける(ステップS502)。次に、CPU301は、受け付けた入力操作の対象が水平方向印字位置入力フィールド402,405であるか否かを判別する(ステップS503)。
この判別の結果、受け付けた入力操作の対象が水平方向印字位置入力フィールド402,405でないときは、CPU301は、受け付けた入力操作の対象がOKボタン407であるか否かを判別する(ステップS504)。
この判別の結果、受け付けた入力操作の対象がOKボタン407でないときは、ステップS502に戻る。一方、受け付けた入力操作の対象がOKボタン407であるときは、ステップS505に進む。
ステップS505では、印字設定画面400でユーザが入力した設定値をメモリ303に記憶すると共に、設定値をスキャナ1に送信し(ステップS505)、ディスプレイ304への印字設定画面400の表示を終了し(ステップS506)、本処理を終了する。この設定値には、印字設定画面400でユーザが入力した画像のファイル名、印字文字列、及び位置情報等の情報が含まれる。
ステップS503の判別の結果、受け付けた入力操作の対象が水平方向印字位置入力フィールド402,405であるときは、ステップS507に進む。
ステップS507では、CPU301は、ユーザが水平方向印字位置入力フィールド402,405に入力した水平方向印字位置に印字する印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まるか否かを判別する。ここでは、印字対象である画像及び文字列の水平方向印字位置のうち、小さい方の水平方向印字位置を左端位置として決定し、他方の印字対象の右端位置が、左端位置から印字ヘッド211の幅25mmより離れているか否かを判別する。
ステップS507の判別の結果、ユーザが水平方向印字位置入力フィールド402,405に入力した水平方向印字位置に印字する印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まり、同時に印字できるときは、ステップS502に戻る。
ステップS507の判別の結果、ユーザが水平方向印字位置入力フィールド402,405に入力した水平方向印字位置に印字する印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まらず、同時に印字できないときは、ステップS508に進む。
ステップS508では、CPU301は、印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まりユーザが入力した水平方向印字位置に最も近い水平方向印字位置を検索する。次に、検索結果を水平方向印字位置入力フィールド402,405にフィードバック表示し(ステップS509)、ステップS502に戻る。
例えば、図6(a)では、右側の文字列の右端位置が、左側の画像の左端位置から印字ヘッド211の幅25mmより離れている。この場合、図6(b)に示すように、右側の文字列の右端位置が印字ヘッド211の幅の範囲内に含まれるように修正される。
図7、スキャナ基板208のCPU251によって実行される画像読み取り処理のフローチャートである。
図7において、まず、ホストコンピュータ2から印字設定画面400でユーザが入力した設定値を受信する(ステップS600)。
ステップS600で受信された設定値に含まれる印字位置の情報に基づき、印字ヘッド駆動機構240により印字ヘッド211を水平方向印字位置に移動させる(ステップS601)。次に、原稿検知センサ209により、原稿台201上に原稿210があるか否かを検知する(ステップS602)。
この判別の結果、原稿台201上に原稿210があるときは、搬送ローラ202,203により原稿210を搬送してスキャナ1内に給紙し(ステップS603)、画像読取センサ207により原稿210から画像を読み取る(ステップS604)。
次に、CPU251は、読み取った画像をSCSIケーブル3を介してホストコンピュータ2のCPU301に転送し(ステップS605)、CPU301は、転送された画像をハードディスク305に保存する(ステップS606)。
次に、ステップS600で受信された設定値に含まれる画像のファイル名及び文字列の情報に基づいて、ステップS601において水平方向印字位置に移動した印字ヘッド211により、画像及び文字列を原稿210に印字する(ステップS607)。搬送ローラ205,206により画像読取済みの原稿210を搬送してスキャナ1の外部へ排紙し(ステップS608)、ステップS602に戻る。
ステップS602の判別の結果、原稿台201上に原稿210がなくなったときは、印字ヘッド駆動機構240により印字ヘッド211をホームポジションに移動し(ステップS609)、本処理を終了する。
本実施の形態によれば、CPU301は、印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まりユーザが入力した水平方向印字位置に最も近い水平方向印字位置を検索し、検索結果を水平方向印字位置入力フィールド402,405にフィードバック表示する。その結果、原稿のスキャン操作のやり直しを防止すると共に画像読取済みの原稿に複数の画像及び文字列を確実に印字することができる。
また、印字ヘッド211の幅の範囲内のユーザが入力した水平方向印字位置に最も近い水平方向印字位置を検索するので、ユーザは数値を入れなおしてスキャン作業を繰り返す必要がなくなる。
なお、図4の印字位置確認用画像表示フィールド408に、スキャナ1により読み取った画像を背景として表示するようにしてもよい。これにより、定形フォームの原稿の決まった欄に画像や文字列を印字する場合等に、表示された画像を確認しながら簡便に位置合わせをすることができる。
また、本実施の形態は、ホストコンピュータ2が印字される画像のファイル名、文字列、及び印字位置等の設定機能を有しているものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。スキャナ2が印字する画像のファイル名、文字列、及び印字位置等の設定機能を有していてもよい。この場合、ホストコンピュータ2のCPU301、メモリ303、ディスプレイ304及びキーボード302の機能は、スキャナ1のCPU251、RAM253、操作表示部230がそれぞれ有する。
また、本実施の形態では、ユーザが入力した水平方向印字位置に印字する印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まらないときは、CPU301が水平方向印字位置を修正するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。ユーザが入力した水平方向印字位置に印字する印字対象が印字ヘッド211の幅の範囲内に収まらないときは、CPU301又はCPU251がその旨の警告をディスプレイ304又は操作表示部230を介して行うように構成してもよい。これにより、ユーザに水平方向印字位置を変更するように促し、ユーザが水平方向印字位置を同時に印字できる範囲内に変更することにより、原稿に複数の画像や文字列を印字することができる。
また、本実施の形態は、スキャナ1が印字機能を有するものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。印字機能を有するプリンタユニットをスキャナ1に合体させるように構成してもよい。
また、本発明の目的は、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。 (A)は図1におけるスキャナの内部構成を示す断面図であり、(B)はスキャナに組み込まれているスキャナ基板の概略構成を示すブロック図である。 図1におけるホストコンピュータの内部構成を示すブロック図である。 図4は、図3におけるディスプレイに表示される印字設定画面の一例を示す図である。 ホストコンピュータのCPUによって実行される印字設定処理のフローチャートである。 図5の印字設定処理を説明するのに用いられる図であり、(a)は水平方向印字位置の修正前、(b)は水平方向印字位置の修正後を示す。 スキャナ基板のCPUによって実行される画像読み取り処理のフローチャートである。
符号の説明
1 スキャナ
2 ホストコンピュータ
207 画像読取センサ
208 スキャナ基板
211 印字ヘッド
230 操作表示部
240 印字ヘッド駆動機構
251 CPU
252 ROM
253 RAM
301 CPU
303 メモリ
304 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
    決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて前記搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドにより原稿に複数のデータを付加するデータ付加手段と、
    前記データ付加手段により付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力手段と、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別手段と、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更手段とを備え、
    前記データ付加手段は、前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記変更手段は、前記入力された複数のデータが前記印字幅に収まり同時に付加可能となるように、前記入力された複数の位置のうち少なくとも1つを変更した変更位置を検索する検索手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記複数の位置に前記複数のデータを同時に付加することが可能でない旨の警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記入力手段は、前記画像読取手段により読み取った画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置の制御方法であって、
    原稿を搬送する原稿搬送ステップと、
    前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取ステップと、
    前記印字ヘッドを用いて前記搬送された原稿に複数のデータを付加するデータ付加ステップと、
    前記データ付加ステップにおいて付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力ステップと、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別ステップと、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更ステップとを備え、
    前記データ付加ステップは、前記変更ステップで変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加することを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  6. 決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置の制御方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記画像読取装置の制御方法は、
    原稿を搬送する原稿搬送ステップと、
    前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取ステップと、
    前記印字ヘッドを用いて前記搬送された原稿に複数のデータを付加するデータ付加ステップと、
    前記データ付加ステップにおいて付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力ステップと、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数のデータを同時に付加することができると判別する判別ステップと、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更ステップとを備え、
    前記データ付加ステップは、前記変更ステップで変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータをそれぞれ付加するものであることを特徴とする制御プログラム。
  7. 決められた印字幅を有し、位置が固定された状態にて搬送された原稿にデータを印刷する印字ヘッドを備える画像読取装置と、当該画像読取装置に接続される情報処理装置とを備える画像読取システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記画像読取装置で読み取られる原稿に付加する複数のデータ及び該複数のデータを付加する複数の位置を入力する入力手段と、
    前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加すると前記印字幅に収まらない場合は、前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないと判別し、それ以外の場合は、前記入力された複数の位置に前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができると判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記入力された複数のデータを同時にそれぞれ付加することができないと判別されたときに、前記印字幅に収まるように前記入力された複数の位置の少なくとも1つを変更可能とする変更手段と、
    前記入力された複数のデータ及び前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置を前記画像読取装置に送信する送信手段とを備え、
    前記画像読取装置は、
    前記原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送された原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
    前記送信手段から送信された、前記入力された複数のデータ及び前記変更された複数の位置を受信する受信手段と、
    前記変更手段を用いて変更された前記複数の位置に前記入力された複数のデータを前記印字ヘッドによりそれぞれ付加するデータ付加手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取システム。
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