JP3497974B2 - テキスト文書データ高次元化表示システム及び方法及びその方法を記録した記録媒体 - Google Patents

テキスト文書データ高次元化表示システム及び方法及びその方法を記録した記録媒体

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JP3497974B2
JP3497974B2 JP23089797A JP23089797A JP3497974B2 JP 3497974 B2 JP3497974 B2 JP 3497974B2 JP 23089797 A JP23089797 A JP 23089797A JP 23089797 A JP23089797 A JP 23089797A JP 3497974 B2 JP3497974 B2 JP 3497974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト情報を格
納、検索を目的とするシステムにおいて、情報を表示、
処理する装置の能力や目的に応じて、利用者に対してテ
キストの情報を提示する際の構造の表示を変化させるた
めにテキスト文書データの変換を行うシステム及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テキストによる構造の記述を付与
されたマルチメディア文書データの変換を行うシステム
としては、例えば構造をテキスト情報として記述した文
書データを紙と言う単一平面の表示媒体上に印刷すると
いうデータ変換を行うtexや、同じように構造をテキ
スト情報として記述した文書データをコンピュータディ
スプレイにおいて、ハイパーテキスト的に表示するシス
テム、例えばWWW(World Wide Web)
のサーバ等や、構造をテキスト情報として記述した文書
データをコンピュータ上で構造を幾つかのインデックス
として変換し、インデックス化によって関連付された情
報として提供するといったシステム(特開平2−249
023号)、更には構造化記述されたマルチメディア文
書データを本型の構造に変換してディスプレイ上で閲覧
するシステム(特願平8−26338号)が存在する。
【0003】これらのシステムでは、テキストによる構
造の記述により、印刷、画面に表示する際には紙上での
章や節のタイトルを大きくするなどの平面的な情報の表
現の要素を制御するために用いられたり、または画面上
に表示される際に、同一の章内の次の節といった関係の
作成、本形式の表現への変換を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】テキストによる構造の
記述がなされたマルチメディア文書も利用されている
が、多くの電子化文書は、構造の記述を全く有しない、
情報を伝達するためのテキストのみから構成される文書
である。
【0005】構造記述を有しないテキスト文書は、デー
タとしては単純にテキストコードが記述されているだけ
であるので、例えば作成されたワードプロセッサ、対象
とする表示システム以外の他の表現形式に変換した場
合、例えば横幅の大きさの違いにより文書の体裁が崩れ
てしまうという問題点があった。
【0006】本発明では、このようなテキストのみで記
述された文書に対して、テキストによる文書中に含まれ
る構造から、他の情報の表現形式の構造に、元のレイア
ウトを保持しつつ変換を行うシステム及び方法を提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、以下の(1)〜()の発明を手段とす
る。
【0008】(1)の発明は、テキスト文書が作成され
た際に想定した横幅や縦方向の表示領域の大きさと異な
る表示装置上に該テキスト文書を表示する事を目的とし
た表示システムであって、テキスト文書の1行の文字数
を求め文字数バッファに格納する手段と、文字数バッフ
ァから空行を識別し、空行によって挟まれたテキスト文
書の領域をブロックとして認識する手段と、前記ブロッ
クに対して、列ごとの文字数を算出し、列文字数バッフ
ァに格納する手段と、列文字数バッファに格納された
ごとの文字数から元の字下げ文字数を求める手段と、ブ
ロック単位に、各行に対し行頭から元の字下げ文字数分
の文字を削除する手段と、前記1行の文字数と前記元の
字下げ文字数の比率を維持するように、新しく表示する
ときの1行の文字数から、新しい字下げ文字数を求める
手段と、ブロック単位に、改行コードを除去し、文書デ
ータとする手段と、文書データに対して、各行頭に新し
い字下げ文字数分の空白を挿入し、かつ、新しく表示す
るときの1行の文字数に応じて、改行コードを挿入して
表示用情報を作成する手段と、表示用情報に基づいて表
示する手段と、を有する事を特徴とするテキスト文書デ
ータ高次元化表示システムである。
【0009】あるいは、テキスト文書が作成された際に
想定した横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示
装置上に該テキスト文書を表示する事を目的とした表示
システムにおける表示方法であって、表示システムが、
テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
納する手順と、文字数バッファから空行を識別し、空行
によって挟まれたテキスト文書の領域をブロックとして
認識する手順と、前記ブロックに対して、列ごとの文字
数を算出し、列文字数バッファに格納する手順と、列文
字数バッファに格納された列ごとの文字数から元の字下
げ文字数を求める手順と、ブロック単位に、各行に対し
行頭から元の字下げ文字数分の文字を削除する手順と、
前記1行の文字数と前記元の字下げ文字数の比率を維持
するように、新しく表示するときの1行の文字数から、
新しい字下げ文字数を求める手順と、ブロック単位に、
改行コードを除去し、文書データとする手順と、文書デ
ータに対して、各行頭に新しい字下げ文字数分の空白を
挿入し、かつ、新しく表示するときの1行の文字数に応
じて、改行コードを挿入して表示用情報を作成する手順
と、表示用情報に基づいて表示する手順と、を有する事
を特徴とするテキスト文書データ高次元化表示方法であ
る。
【0010】
【0011】
【0012】(2)の発明は、テキスト文書が作成され
た際に想定した横幅や縦方向の表示領域の大きさと異な
る表示装置上に該テキスト文書を表示する事を目的とし
た表示システムであって、テキスト文書の1行の文字数
を求め文字数バッファに格納する手段と、文字数バッフ
ァから空行を識別し、空行によって挟まれたテキスト文
書の領域をブロックとして認識する手段と、前記ブロッ
クに対して、列ごとの文字数を算出し、列文字数バッフ
ァに格納する手段と、列文字数バッファから利用者に表
示される列と表示されない列の区別を判断する手段と、
利用者に表示される列が連続する領域の数を要素数とし
て求める手段と、該要素数が一定値以下であれば、表ブ
ロックではないと認識し、請求項1記載のテキスト文書
データ高次元化表示システムにおける、元の字下げ文字
数を求める手段、文字を削除する手段、新しい字下げ文
字数を求める手段、文書データとする手段、表示用情報
を作成する手段、および表示する手段による処理を行
い、該要素数が一定値以上であれば、表ブロックである
と認識する手段と、該表ブロックであると認識された場
合、利用者に表示される列の合計数と、要素数、および
新しく表示するときの1行の文字数から、元のテキスト
文書の1行を表示するのに必要な、新しく表示するとき
の行数を求める手段と、該新しく表示するときの1行の
文字数と、元のテキスト文書の1行当たりの新しく表示
するときの行数と、各要素の文字数から、新しく表示す
るときの各行頭の空白数と、要素間の空白数を求める手
段と、該元のテキスト文書の1行単位に、求めた空白数
分の空白を埋めながら要素の文字を補填し、必要に応じ
て改行コードを挿入し、表示用情報を作成する手段と、
該表示用情報に基づいて表示する手段と、を有する事を
特徴とするテキスト文書データ高次元化表示システム
ある
【0013】あるいは、テキスト文書が作成された際に
想定した横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示
装置上に該テキスト文書を表示する事を目的とした表示
システムにおける表示方法であって、表示システムが、
テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
納する手順と、文字数バッファから空行を識別し、空行
によって挟まれたテキスト文書の領域をブロックとして
認識する手順と、前記ブロックに対して、列ごとの文字
数を算出し、列文字数バッファに格納する手順と、列文
字数バッファから利用者に表示される列と表示されない
列の区別を判断する手順と、利用者に表示される列が連
続する領域の数を要素数として求める手順と、該要素数
が一定値以下であれば、表ブロックではないと認識し、
請求項4記載のテキスト文書データ高次元化表示方法に
おける、元の字下げ文字数を求める手順、文字を削除す
る手順、新しい字下げ文字数を求める手順、文書データ
とする手順、表示用情報を作成する手順、および表示す
る手順を行い、該要素数が一定値以上であれば、表ブロ
ックであると認識する手順と、該表ブロックであると認
識された場合、利用者に表示される列の合計数と、要素
数、および新しく表示するときの1行の文字数から、元
のテキスト文書の1行を表示するのに必要な、新しく表
示するときの行数を求める手順と、該新しく表示すると
きの1行の文字数と、元のテキスト文書の1行当たりの
新しく表示するときの行数と、各要素の文字数から、新
しく表示するときの各行頭の空白数と、要素間の空白数
を求める手順と、該元のテキスト文書の1行単位に、求
めた空白数分の空白を埋めながら要素の文字を補填し、
必要に応じて改行コードを挿入し、表示用情報を作成す
る手順と、該表示用情報に基づいて表示する手順と、を
する事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表示
方法である。
【0014】(3)の発明は、上記各システムの発明に
おける、表示用情報に基づいて表示する手段において、
多次元的に表示するために、現在の参照ぺージと書籍全
体のページとの割合を求め、書籍の画像の周囲に配置す
る厚みを計算する手段と、背景画を画面上に配置し、そ
の周囲に、上記計算する手段で得られた厚みに応じた絵
を表示する手段と、書籍の画像上に、参照ページの表示
用情報を表示する手段と、を有する事を特徴とするテキ
スト文書データ高次元化表示システムである
【0015】あるいは、上記各方法の発明における、表
示用情報に基づいて表示する手段において、多次元的に
表示するために、現在の参照ぺージと書籍全体のページ
との割合を求め、書籍の画像の周囲に配置する厚みを計
算する手順と、背景画を画面上に配置し、その周囲に、
上記計算する手順で得られた厚みに応じた絵を表示する
手順と、書籍の画像上に、参照ページの表示用情報を表
示する手順と、を有する事を特徴とするテキスト文書デ
ータ高次元化表示方法である。
【0016】
【0017】
【0018】(1)の発明では、テキストによる文書デ
ータ中に個条書きの様な段落全体を字下げして表現する
ような領域が含まれているときに、字下げしている領域
に含まれる利用者には表示されない文字の領域が大きい
と、無駄な領域が発生したり、レイアウトを崩す場合が
存在するので、空行を識別してテキストのみによる文書
の段落を識別し、段落の各列の文字数から字下げされて
いる文字数を計測し、作成された際に想定する表示装置
の横幅や、縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置
での字下げする文字数を、元の1行の文字数と元の字下
げ文字数の比率を維持するように求めて、ブロック単位
に改行コードを除去し、各行頭に前記で求めた新しい字
下げ文字数分の空白を挿入して表示することで、個条書
きのような字下げを行っている段落を含むテキストのみ
による文書において、作成された際に想定する表示装置
の横幅や、縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置
上で、文書を作成したときのレイアウトを保存して表示
することができるようにする。
【0019】(2)の発明では、テキストによる文書デ
ータ中に空白などの利用者に表示されない文字を用い
て、表のような情報を表現するような領域が含まれてい
るときに、表中に含まれて利用者には表示されない、表
中の情報を分離する文字の為に、レイアウトの崩れが生
じる場合が存在するので、空行を識別してテキストのみ
による文書の段落を識別し、段落の各列の文字数から要
素数を求めてこれが一定値以上である表ブロックを認識
し、利用者に表示される列の合計数と、要素数、および
新しく表示するときの1行の文字数から、元のテキスト
文書の1行を表示するのに必要な、新しく表示するとき
の行数を求めるとともに、該新しく表示するときの1行
の文字数と、元のテキスト文書の1行当たりの新しく表
示するときの行数と、各要素の文字数から、新しく表示
するときの各行頭の空白数と、要素間の空白数を求めて
表ブロックの表示を行うことにより、表のような表示さ
れない文字を使用してレイアウトを制御する段落を含む
テキストのみによる文書において、作成された際に想定
する表示装置の横幅や、縦方向の表示領域の大きさと異
なる表示装置上で、文書を作成したときのレイアウトを
保存して表示することができるようにする。
【0020】(3)の発明では、文書データをコンピュ
ータディスプレイ上に単に羅列し、例えばスクロールバ
ーによって、部分的に文書データをずらしながら閲覧す
る場合に、文書の全体の量の把握や、スクロールバーの
移動量によって文書のデータの移動が異なるために、利
用者に対して閲覧しがたい環境を提供する場合があるた
め、作成された際に想定する表示装置の横幅や、縦方向
の表示領域の大きさと異なる表示装置として、コンピュ
ータディスプレイのような平面的でかつ表示領域の限定
された装置上において、現在の参照ぺージと書籍全体の
ページとの割合を求め、書籍の画像の周囲に配置する厚
みを計算し、背景画を画面上に配置し、その周囲に、上
記計算で得られた厚みに応じた絵を表示し、書籍の画像
上に、参照ページの表示用情報を表示して、本の様な3
次元的な表現を行うことで、テキストのみの文書データ
を利用者が閲覧する場合の情報全体の一覧性を向上させ
ことができるようにする。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0023】[実施形態例1]本発明における第1の実
施形態例を図を用いて詳細に説明する。
【0024】図1は、本実施形態例における、テキスト
を現実世界での本を用いた情報構造の表現に変換して、
コンピュータディスプレイ上に表現した例である。以下
の実施形態例の説明では、この本の構造を表現した場合
を例として記述するが、本に限らず、バインダや、シー
ト等の現実の世界において情報を構造化した表現で提供
するシステムをコンピュータディスプレイ上で表現した
場合においても、同様の効果がある。
【0025】図1の例では、コンピュータディスプレイ
上における現実世界の本の表現法の例として、1の本枠
を表示することにより、本の内容が表示される領域と、
付せん紙や爪見出しなどの内容を検索するための構造が
表示される領域とを分離している。内容を検索するため
の構造が表示される領域においては、例えば2の爪見出
しとして1の本枠の左右に縦方向に、著者が付与する大
きな項目や、重要な項目に対するマークを表示する。逆
に3の付せん紙の様に利用者が必要するマークを1の本
枠の上方に横方向に表示することで、著者が作成するマ
ークの構造と利用者が作成するマークの構造を分離す
る。さらに、1の本枠の左右と底辺に表示される4の本
の厚みの情報により、一冊の本として表現される情報に
おける現在の位置情報や、2の爪見出しを該当する厚み
の位置に貼りつけることにより、2の爪見出しによって
分類される各情報の量を外部から一覧できる表示を行う
ことができる。
【0026】このように情報を表示する領域の分離と、
情報の構造の表現を行う表示とを組み合わせることによ
り、平面的なディスプレイ上に現実世界の本の持つ構造
を表現することができる。
【0027】次に、本発明において対象とするテキスト
文書データについて説明する。図2はその一例を示す図
である。本発明において対象とするテキスト文書データ
は、図2に示すように、一行の基本的な文字数があらか
じめ定められた文書データである。当該テキスト文書
は、人間が当該文書を読み易くするために、図2の様
に、段落の始めに空白が存在したり、段落間に空行が挿
入されたりしていても良い。
【0028】このようなテキスト文書データを、例えば
横幅の異なる表現上に表示した場合について説明する。
図3は、図2のようなテキストによる文書データを、そ
の対象とする表示領域よりも小さい範囲に表示を行った
際の表現を示す例である。上記のテキスト文書データ
を、その対象とする表示領域より小さい範囲に表示する
と、テキスト文書データは図3の様に、小さい範囲での
行端と元の行端で折り返されてしまい、元の文書の表現
が崩れてしまう。
【0029】図4は、本実施形態例の方法により、作成
された時と異なる表示領域に、テキストによる文書デー
タを表現した例を示す図である。本実施形態例では、図
2のようなテキスト文書データを、図4の様にテキスト
文書が対象としない本形式のような表現を行った場合で
も、変換する表現の構造に適した表示を行う事ができ
る。
【0030】図5は、本実施形態例におけるテキスト文
書データ高次元化表示システムのシステム構成図であ
る。本実施形態例におけるシステム構成としては、テキ
ストによる情報がシステムに入力される11のテキスト
データ入力部と、テキストデータ中の各文字が、対象と
なる表現上で配置されている位置を認識するため、各文
字の座標位置を記録する12のテキスト配列生成部と、
12のテキスト配列生成部で作成された各文字が入力文
書上で表現される座標位置から、一行の文字数や、改行
の発生した位置を認識する13のテキスト構造解析部
と、改行の発生した位置などの情報から、あらかじめ1
8のレイアウト情報格納部に格納されているテキスト文
書の構造を認識するための情報を用いて、後に本形式の
表現の情報により本形式の情報の表現に変換する際に必
要な情報として、前の行に続けて改行後の行を表示する
か、改行を入れるかを判定し、構造の制御情報を付与す
る14の行マージ判定部と、一冊の本として情報を表現
するために14の行マージ判定部の改行等の制御情報
と、19の本表現情報格納部に格納された本形式に表現
するためのレイアウトの情報から、ページの分割などを
行い本形式で表現した際の構造を決定する15の情報構
造決定部と、一冊の本として表現された情報を格納する
16の情報格納部と、16の情報格納部と接続し、利用
者に本の形状をコンピュータディスプレイ上に表示し
て、情報を利用させる17の書籍情報インタフェース部
と、入力されたテキスト文書の構造を認識するための情
報を格納する18のレイアウト情報格納部と、本実施形
態例の場合では書籍情報として表現できるようにするた
めのレイアウトの情報を格納する19の本表現情報格納
部から構成される。
【0031】17の書籍情報インタフェース部は、図1
に示す様な、平面的なコンピュータディスプレイ上に本
の構造を表示して、本の操作法をシミュレートする事を
目的としたシステムであり、例えば特開平6−2743
96号「書籍情報の検索・表示方法」や特開平7−78
168号「情報検索処理装置及び方法」の中に示される
書籍情報の表示を目的にしたシステムを用いてもよい。
【0032】図6は、本実施形態例におけるテキスト文
書データ高次元化表示システムでのデータの登録の処理
を行う過程を示したフローチャートである。本実施形態
例における本発明の処理の過程を図6を用いて詳細に説
明する。本実施形態例においては、テキストによる文書
は、横書き、上から下へとレイアウトされる文書を対象
としているが、縦書き、右から左へとレイアウトされる
様な各種のテキスト文書についても、同様である。
【0033】本実施形態例における処理の過程として
は、ステップ21としてテキストで記述された文書デー
タが11の構造テキストデータ入力部から入力される。
12のテキスト配列生成部においてステップ22とし
て、2次元配列上にテキストデータを配置する。図7
は、そのテキスト配列生成部におけるテキストデータの
配列結果の例を示す図である。13のテキスト構造解析
部において、各文字データの配置された配列の各行に対
して、文字が格納されている最右端の座標位置を調べ、
ステップ23として計測する。本実施形態例において
は、例えば人間が文字として読めるテキストデータの長
さを計測する場合には、最右端の文字が改行であった場
合には、その文字を無視し、図7の配列結果の例のよう
に文字として読めるテキストの最右端を、当該最右端の
位置とする。この配列中の各行の最右端の位置と最左端
の位置との差から、ステップ24各行の文字数を計算
し、13のテキスト構造解析部内の文字数バッファに格
納する。図8は、テキスト配列の各行の文字数などの情
報を格納する文字数バッファの例を示す図である。本実
施形態例における文字数バッファは、各行の文字数を格
納する一次元の配列である。文字数バッファに格納され
た、各行の文字数により、テキストによる文書の形が、
表現されている。
【0034】次に、14の行マージ判定部において、文
字数バッファの各行の文字数の変化から、18のレイア
ウト情報格納部にあらかじめ格納されているレイアウト
規則を用いて、テキスト文書のブロック化をステップ2
5として行い、ブロック化されたデータは、15の情報
構造決定部へ送られる。本実施形態例におけるテキスト
文書のブロック化の規則としては、テキスト文書を記述
するときに、段落を認識しやすくするために空行を用い
て段落の分離を行うようなテキスト文書の場合、文字数
バッファの各行の文字数を調べ、文字数0の行により段
落が分離していると判定でき、空行と空行の間のテキス
ト文書を一つのブロックとし、15の構造情報決定部へ
ブロック単位のテキスト文書データを送る。
【0035】次に、15の構造情報決定部において、テ
キスト文書中のブロック化されたテキストを内容表示領
域中に配置するためにステップ26として、19の本表
現情報格納部に格納された、テキストを表示するための
規則を取り出し、ブロック化された文字列のデータを表
示するのに必要となる領域の大きさを計算する。領域の
大きさの計算の一例としては、テキスト情報を表示する
場合には、内容情報とともに与えられたフォントの情報
につけられている文字の横幅と、19の本表現情報格納
部に格納されている表示できる本のページの横幅の大き
さにより、ページの横幅を文字の横幅で除することによ
り画面の本上で一行に表示できる文字数を決定し、送ら
れてきたテキストの文字数を一行に表示可能な文字数で
除する事により、該テキストに必要な行数を計算する。
この必要な行数と文字の高さを乗することで、画面上で
必要となる領域を計算することが可能である。
【0036】この結果、本上での表示領域の大きさ付の
テキストデータと、情報構造への識別子のデータが得ら
れる。15の情報構造決定部において、図1に示すよう
な本の形状を表示する場合においては、物理的な本と同
じく、本の厚みの影響により開くページによって情報を
表示できる領域が変化するので、一冊の本の形状として
テキストや画像データが配置するために、19の本表現
情報格納部から、表示を行う最初のページの内容情報の
表示可能領域の値を獲得し、左上の座標点を次配置位置
として記憶する。
【0037】図9は、本実施形態例における本型の表現
を行うための、レイアウトに関する規則について説明す
るための、レイアウト図である。19の本表現情報格納
部には、本実施形態例として図9のに示すような本形式
で情報を表現する際の、各ページの情報の表示領域の大
きさや、本形式として情報を表示するための背景画像の
作成の為のデータが格納されている。
【0038】次に、上記で得られた領域付のデータに対
し、ステップ27として表示可能領域の左上から領域を
確保し、データを配置するために、領域の大きさと次配
置位置から表示領域の縦方向の下端とを比較して、該デ
ータがページ中に収まるか否かを判定する。ステップ2
8として、表示領域に収まる場合には該データを該当ペ
ージのデータとし、次配置位置の値を該データの下端の
値もしくは、あらかじめ定められた値分だけ下端に加え
た値とする。例えばデータを配置する際の次配置位置の
座標が横方向に40ドット、縦方向に100ドットであ
り、データが必要とする領域の縦方向の大きさが200
ドット、ページ中の表示可能領域の値は、縦方向が68
0ドットであるとすれば、該データを配置した際の次配
置位置の値は、横方向に40ドット、縦方向に300ド
ットとなる。このとき例えば画像のデータ領域と、テキ
ストの領域がきわめて近接していると、利用者にとって
見にくくなるので、例えばページの表示領域の縦の大き
さが、680ドットであれば、1%の6もしくは7ドッ
トの空間をあけ、次配置位置を307ドットにすると、
データの分離が表現されるため、見やすくなる。
【0039】該当ページの表示領域に収まらない場合テ
キストデータは、領域を分割して複数ページに配置する
ことが可能であるので、ステップ29として次配置位置
から下端までの縦方向の長さを求める。ステップ30と
して、該表示領域に表示可能なテキストの行数を求める
ために、ステップ29で求めた縦方向の長さをステップ
26で求めた表示に必要な領域の縦方向の大きさで除し
て表示できる行数を求め、一行に表示できる文字数で乗
じて、該表示領域中に表示可能なテキストの範囲を決定
する。ステップ31としてテキストデータを、ステップ
30で求めた範囲で分割し、2つのテキストデータとす
る。分割を行った際の先のデータが、ステップ28にお
いて、該領域に表示されるデータとして表示されるデー
タとなり、後ろのデータは、次の領域に配置されるデー
タとなる。次にステップ32として、各ページに配置さ
れた内容の情報と、ページ番号を対にして、16の情報
格納部に格納する。ステップ31で分割された後半のテ
キストデータは、ステップ34としてページを一ページ
送るために、情報格納部中のページカウンタを1増加さ
せ、表示されるデータは、次ページの先頭から情報を表
示するために、ステップ24に戻される。
【0040】この結果、テキストで記述された本上に表
現すべき情報は、各ページ単位の情報に自動的に分割さ
れる。例えば図1に示すように、ディスプレイ上に本の
形状を表示する際に、本の厚みが与えられているなら
ば、16の情報格納部中のページカウンタの値を、本の
厚みに対応させ、閲覧する際の各ページのページカウン
タに対する割合により、本の厚みの絵を変化させること
で、平面的なディスプレイ上において、情報を表示する
際の表現の次元を一次元高くすることが可能である。
【0041】図10は、本実施形態例におけるテキスト
文書データ高次元化表示システムでの利用者が情報を閲
覧する際に、情報を高次元表示する際の処理の過程を示
したフローチャートである。本形式のデータを閲覧する
利用者は、17の書籍情報インタフェース部より図1に
示すような本形式の情報として、16の情報格納部に格
納されている情報をページ単位に閲覧する。本実施形態
例における基本的な閲覧の方法としては、図10に示す
ようにステップ41として利用者から得た参照するペー
ジ番号をにより、16の情報格納部を検索し、該当する
ページの情報を獲得し、ステップ42として、該当する
本に対して現在の参照ページに対応する本の厚みを、現
在ページと本全体のページとの割合と、本全体のページ
数から全体のページの厚みを計算する。ステップ43と
して17の書籍情報インタフェース部に格納された本を
画面上に表現する絵を表示し、ステップ42で計算され
た厚みの絵を、本を表現した絵の周囲に表示する。
【0042】ステップ44として、本の画像上に、16
の情報格納部から検索した当該ページのテキスト情報を
表示する。ステップ45として17の書籍情報インタフ
ェース部において、当該本データに対して、付せん紙が
付与されているという情報を保持していたならば、当該
付せん紙を本の画像の上端に横方向に配置する。このと
き参照しているページの場合には、付せん紙を本文の画
像の上に一部を重ねて図1の様に表示する事で、該当ペ
ージ上に付せん紙が貼られていることをより分かりやす
くする事も可能である。
【0043】この結果、紙に印刷された本が3次元的な
形状をしているために達成されていた、本に記述された
情報の構造の一覧性を、平面的なディスプレイ上におい
ても再現できる。
【0044】図11は、本実施形態例における、16の
情報格納部と19の本表現情報格納部中のデータ構造の
例を示す図である。16の情報格納部における、各ペー
ジ単位に分割されたデータの格納形式の本実施形態例と
しては、図11(a)に示すように、各ページ毎にペー
ジ番号などのページ単位のデータと、各ページ中に配置
される、テキストデータが共に格納される。
【0045】19の本表現情報格納部における、レイア
ウト情報の例としては図11(b)に示すように、少な
くとも表示する情報の構造の型が例えば見開き型の本で
あるか、片開き型の本であるかといった表示の構造を示
すデータと、表示を行う際のレイアウトの種類を示すレ
イアウトタイプと、各レイアウトタイプに対して必要と
なる領域の大きさを表現するデータから構成される。
【0046】[実施形態例2]本発明の第2の実施形態
例を、図を用いて詳細に説明する。
【0047】図12は、本実施形態例で対象とする個条
書きのような段落全体が字下げされた領域を含むテキス
トによる文書データの一例を示す図である。図13は、
対象とする個条書きのような段落全体が字下げされた領
域を含むテキストによる文書データを第1の実施形態例
の方法により、対象とする表示領域よりも小さい範囲に
表示を行った際の表現を示す図である。
【0048】テキストにより作成された文書が、例えば
個条書きのような様な情報を図12に示すように、行の
左端端側で一文字以上の字下げを行って作成しているよ
うな場合、テキスト文書が対象としていた表示領域より
も横幅が狭い場合には、第1の実施形態例のようなテキ
ストのブロック化を行っても、図13に示すように表示
できるテキストの幅に比べて、最初の行は字下げによる
空白が大きな領域を占めて、表示領域の使用効率が下が
り、また個条書きの段落全体を字下げしているレイアウ
トが崩れてしまう。そこで、本実施形態例としては、個
条書きの様な、本文中で段落が字下げされているような
領域を抽出し、行頭の空白を減じた領域を作成すること
で、テキスト文書のレイアウトは保持しつつ、情報の表
示領域の使用効率を向上させる事ができる。
【0049】図14は、本発明の第2の本実施形態例に
おけるテキスト文書データ高次元化表示システムのシス
テム構成図である。本実施形態例におけるシステムの構
成としては、図14に示す様に13のテキスト構造解析
部の次に51の浮きブロック解析部と、14の行マージ
判定部中に行頭の空白を除去する52の行頭空白除去部
と、個条書きのような段落を、本形式に表現する際に表
示領域の幅に対応した空白を追加するために15の情報
構造決定部中の53の行頭空白補填部から構成される。
他の各部の構成は、第1の実施形態例と同様である。
【0050】図15は、本実施形態例におけるテキスト
文書データ高次元化表示システムでのデータの登録の処
理を行う過程を示したフローチャートである。本実施形
態例における処理の流れを、図15を用いて詳細に説明
する。
【0051】本実施形態例の処理は、第1の実施形態例
の図6においてステップ21からステップ24は同一で
あり、容易に類推できるので省略する。ステップ55と
して、文字数バッファの最初の行から順に各行の文字数
を数えて、文字数が0になった行の番号を順次記録し、
浮きブロック境界候補とする。
【0052】各浮きブロック侯補の行間に対して、ステ
ップ56として先頭の列から順次各列の文字数を計測
し、列文字数バッファに格納する。図16は、本実施形
態例における浮きブロックの各列の文字数などの情報を
格納する、列文字数バッファの例を示す図である。ステ
ップ57として列文字数バッファの各列の文字数と、隣
の列の文字数との差の絶対値を計測する。図16に示す
ように個条書きの様なブロックは、行の先頭の列は字下
げのため、文字数が0であり、個条書きの始まりの所
で、当該ブロックの行数と同じ程度の文字数になる。通
常の文字ブロックは行の先頭より文字が配置されている
ために各列間の文字数の差は、0に極めて近い値にな
る。図16の場合では、段落全体が3文字字下げされて
いる。
【0053】ステップ58として行頭からの列の文字数
の値があらかじめ定められた数以下であり、列の文字数
の値があらかじめ定められた数を越える列において、各
列間の文字列の差の値があらかじめ定められた閾値以上
であるかを判定する。ステップ58の処理の結果、閾値
を越える場合には浮きブロックとして、52の行頭空白
除去部において、ステップ59として各列間の文字数の
差が閾値以上になる列までの空白文字を除去する。この
結果浮きブロックにおいては、他の文字によるブロック
に比べて、一行あたりの文字数が減少する。ディスプレ
イ上に情報をレイアウトする場合においても、個条書き
などの浮きブロック全体を、文書のレイアウト中で字下
げするために、文書の平均的な一行の文字数と、浮きブ
ロックの一行の文字数との比から、ステップ60として
ディスプレイ上に表示する際の行頭の空白文字数を計算
する。空白の数の決定法としては、例えば浮きブロック
の行頭の空白の数と、文書の各行の文字数の値から、行
頭空白率として、以下の式により 行頭空白率=1−(行頭空白の数÷(文書の各行の文字
数×文書の各行の文字数)) が計算できる。
【0054】次に、ステップ25と同様に18のレイア
ウト情報格納部中にあらかじめ定められた文書のレイア
ウト規則を使用して、ステップ61として浮きブロック
及び、通常のテキストのブロックに対して、各ブロック
中のテキストの行の末尾に付けられている改行コードの
除去を行い、一まとまりのテキストを生成する。
【0055】行末の改行コードが除去されブロック化さ
れているテキストデータに対し、15の情報構造決定部
中の53の行頭空白補填部において、当該テキストデー
タのブロックに付与された構造指示データにより、当該
テキストデータのブロックが浮きブロックであるのか否
かを、ステップ62として判定する。
【0056】浮きブロックである場合には、ステップ6
3として、19の本表現情報格納部中に格納されている
ディスプレイ上で表現する際の各行の文字数と、行頭空
白率の値を乗する事により、ディスプレイ上にレイアウ
トした際の一行あたりのテキストデータの表示される領
域の幅を計算する。ステップ62において、浮きブロッ
クでない通常のテキストの段落として判定された場合に
は、図6のステップ26の処理を行い、ディスプレイ上
で表示する際の領域の大きさを計算する。通常の段落及
び、浮きブロックの段落の表示領域が計算された後、図
6のステップ27から33の処理を行い、テキスト文書
データをレイアウトする。全てのテキストによる文書デ
ータのレイアウト作業が終了すると、本実施形態例にお
けるデータの登録処理は終了する。この処理は第1の実
施形態例と同様であり、容易に類推できるので省略す
る。
【0057】図17は、本実施形態例の方法により、作
成された時と異なる表示領域に、個条書きのような段落
全体が字下げされた領域を含むテキストによる文書デー
タを表現した例を示す図である。本発明によれば、図1
7の様にテキストによる文書が作成された時に対象とす
る表示環境と異なる例えば本形式の表示の環境において
も、作成されたときのレイアウトを保持しつつ、表示す
る際の環境に適応したテキスト情報の表示が可能とな
る。
【0058】[実施形態例3]本発明の第3の実施形態
例を、図を用いて詳細に説明する。
【0059】図18は、本実施形態例で対象とする空白
などの利用者には表示されない文字を利用して作成され
た表のような領域を含む、テキストによる文書データの
一例を示す図である。図19は、対象とする空白などの
利用者には表示されない文字を利用して作成された表の
ような領域を含むテキストによる文書データを、第1の
実施形態例の方法により、対象とする表示領域よりも小
さい範囲に表示を行った際の表現を示す図である。図2
0は、対象とする空白などの利用者には表示されない文
字を利用して作成された表のような領域を含むテキスト
による文書データを、第2の実施形態例の方法により、
対象とする表示領域よりも小さい範囲に表示を行った際
の表現を示す図である。
【0060】テキストにより作成された文書が、例えば
表の様な情報を含む図18に示すような形状をしていた
場合には、第1の実施形態例のようなテキストのブロッ
ク化を行った場合において、図19に示すようにレイア
ウトが崩れてしまう場合が存在する。また、第2の実施
形態例の様な行頭の空白を除去しても、表を構成する最
初の行の空白が除去されるだけであり、表としてレイア
ウトされている場合には、文書を作成された時の行、列
の関係を維持した処理を行わないと、図20に示すよう
なレイアウトの崩れを生じる。本発明における第3の実
施形態例としては、表の様な、本文中で空白によりあら
かじめ定められたレイアウトの領域を抽出し、表中の各
要素として表示されるテキストデータを区切る空白領域
を減ずることで、テキスト文書のレイアウトは保持しつ
つ、表の様な情報のレイアウトを崩さずに、異なる行幅
のレイアウトにおいても表示する事ができる。
【0061】図21は、本実施形態例におけるテキスト
文書データ高次元化表示システムのシステム構成図であ
る。本実施形態例におけるシステムの構成としては、図
21に示す様に13のテキスト構造解析部の次に65の
表領域解析部と、ディスプレイ上に15の情報構造決定
部中の66の表空白調整部から構成される。他の各部の
構成は、第1の実施形態例と同様であり、容易に類推で
きるので省略する。
【0062】図22、図23は、本実施形態例における
テキスト文書データ高次元化表示システムでのデータの
登録の処理を行う過程を示したフローチャートである。
本実施形態例における処理の流れを、図22、図23を
用いて詳細に説明する。
【0063】本実施形態例の処理は、第1の実施形態例
の図6においてステップ21からステップ24は同一で
あり、容易に類推できるので省略する。ステップ70と
して、文字数バッファの最初の行から順に各行の文字数
を数えて、文字数が0になった行の番号を順次記録し、
表領域境界候補とする。
【0064】各表領域候補の行間に対して、ステップ7
1として先頭の列から順次各列の文字数を計測し、列文
字数バッファに格納する。図24は、本実施形態例にお
ける表領域の各列の文字数などの情報を格納する、列文
字数バッファの例を示す図である。次に、ステップ72
として列文字数バッファの各列の文字数と、隣の列の文
字数との差の絶対値を計測する。図17に示すように表
の様なブロックは、表の要素に対応した幾つかのブロッ
クになっているために、列方向に文字数を計測すると、
行頭及び行末以外に少なくとも一カ所以上の文字数が0
もしくは、極めて小さい領域が存在し、かつ行頭及び行
末以外に少なくとも一カ所以上の文字数の変化が大きい
個所が存在する。通常の文字ブロックは、文字が羅列し
ているために、列方向に文字数を計測した場合に、文字
数は、ほぼブロックの段の数と一致する。
【0065】ステップ73として、各列内の文字数が0
の列を計測し、あらかじめ定められた閾値と比較して、
閾値(閾値1)以上の場合でかつ、一列目から最初に文
字が存在した列と、改行コードの入っている列から一列
目へと列方向の文字数を計測した際に、初めて文字が存
在する列の間で、あらかじめ定められた閾値(閾値2)
以上の文字数の変化をする箇所が、あらかじめ定められ
た閾値(閾値3)以上存在する場合に表領域と判定す
る。閾値1の値は、本実施形態例においては、1であ
る。閾値2の値は、本実施形態例においては、表領域の
行数÷2である。閾値3の値は、本実施形態例において
は、2である。
【0066】表領域に対して、ステップ74として表中
で列毎に各要素を分離する空白について、開始位置と終
了位置を記録し、図25に一例として示したようなデー
タ構造により、文字列データと、各要素を分離する空白
の開始位置と終了位置のリストを合わせて14の行マー
ジ判定部へとデータを送る。次に、ステップ25と同様
に18のレイアウト情報格納部中にあらかじめ定められ
た文書のレイアウト規則を使用して、通常のテキストの
ブロックに対して、各ブロック中のテキストの行の末尾
に付けられている改行コードの除去を行い、一まとまり
のテキストを生成する。表領域については、行末の改行
コードを除去せずに、15の情報構造決定部へ、テキス
トデータを送る。
【0067】行末の改行コードが除去されブロック化さ
れているテキストデータと、表領域のテキストデータに
対し、15の情報構造決定部において、対象とするディ
スプレイ上でのレイアウトを決定する。15の情報構造
決定部中の66の表空白調整部において、当該表領域テ
キストデータのブロックに付与された空白による表の要
素の区切りの開始位置と終了位置により、表領域を表示
対象の幅に適した形で表示するための、空白の数の調整
を行う。
【0068】空白の数の調整法としては、図23におい
て、ステップ75として、66の表空白調整部におい
て、19の本表現情報格納部に格納された、テキストを
表示するための規則を取り出し、ブロック化された文字
列のデータを表示するのに必要となる領域の大きさを計
算する。領域の大きさの計算の一例としては、テキスト
情報を表示する場合には、内容情報とともに与えられた
フォントの情報につけられている文字の横幅と、19の
レイアウト情報格納部に格納されている表示できる本の
ページの横幅の大きさにより、ページの横幅を文字の横
幅で除することにより画面の本上で一行に表示できる文
字数を計算する。
【0069】ステップ76として、表領域の各行の要素
を分離する空白のような文字を含まないテキストの文字
数の最大値を計測し、ディスプレイ上で表示する際の一
行に表示できる文字数と比較する。ステップ77として
表中の各要素を分離する空白の開始位置と終了位置の差
から、各要素間に使用されている空白の量の一行分の総
和を求める。ステップ78として、ディスプレイ上に表
示する領域の一行あたりの文字数と一行分の空白の総和
から、空白補填率を計算する。
【0070】空白補填率は、 空白補填率=空白の総和÷(表示領域の一行の文字数−
表の行の文字数の最大値) で表す。
【0071】次に、ステップ79として66の表空白調
整部において、表領域中の各要素を分離する空白の開始
位置まで、図26に一例として示した表レイアウトバッ
ファに、テキストデータをコピーし、空白の開始位置
と、終了位置の差に対して空白補填率を乗した値分、空
白を表レイアウトバッファにコピーする。
【0072】ステップ79は、表領域の各行のテキスト
データが、全て表レイアウトバッファにコピーされるま
で繰り返す。表領域の一行分のテキストデータが、表レ
イアウトバッファにコピーされたら、当該一行分のテキ
ストデータを一ブロックとして、15の情報構造決定部
で、対象とする表現法へのレイアウトを行う。この処理
を、表領域中の全ての行が処理されるまで、繰り返す。
【0073】ステップ76で、表領域中の表示する文字
の数の最大値が、ディスプレイ上の一行の文字領域を越
えていた場合には、ステップ80として表領域中の表示
する文字の数の最大値を2以上の整数で除し、除した結
果の値が、対象とする表示領域中の一行の値よりも小さ
くなる最小値を求める。ステップ81として、66の表
空白調整部において、表領域中の各要素を分離する空白
の開始位置までの文字数をステップ80で求めた値で除
した個数分テキストデータを、表レイアウトバッファに
コピーし、更に表レイアウトバッファに表領域中の各要
素の区切りとして、空白を一つ表レイアウトバッファに
コピーする。ステップ81は、表領域の各行のテキスト
データに対して、分離する空白の終わりの位置から順次
表領域中の各要素を分離する空白の開始位置までの文字
数をステップ80で求めた値で除した個数分テキストデ
ータを、全て表レイアウトバッファにコピーされるまで
繰り返す。ディスプレイ上で一行として表示可能な表領
域の一行分のテキストデータが、表レイアウトバッファ
にコピーされたら、当該一行分のテキストデータを一ブ
ロックとして、15の情報構造決定部で、対象とする表
現法へのレイアウトを行う。各行について分割された残
りの部分に対し、ステップ81の処理を行い、一行分の
表のテキストデータを、複数の行のテキストデータとし
てレイアウトすることで、作成された際のレイアウトを
維持しつつ、表データを表示することが可能である。こ
の処理を、表領域中の全ての行が処理されるまで、繰り
返す。
【0074】次に、テキスト文書中のブロック化された
テキストを内容表示領域中に配置するためにステップ2
6として、19の本表現情報格納部に格納された、テキ
ストを表示するための規則を取り出し、ブロック化され
た文字列のデータを表示するのに必要となる領域の大き
さを計算する。領域の大きさの計算の一例としては、テ
キスト情報を表示する場合には、内容情報とともに与え
られたフォントの情報につけられている文字の横幅と、
19のレイアウト情報格納部に格納されている表示でき
る本のページの横幅の大きさにより、ページの横幅を文
字の横幅で除することにより画面の本上で一行に表示で
きる文字数を決定し、送られてきたテキストの文字数を
一行に表示可能な文字数で除する事により、該テキスト
に必要な行数を計算する。この必要な行数と文字の高さ
を乗することで、画面上で必要となる領域を計算するこ
とが可能である。ディスプレイ上での表示領域の計算が
終わったテキストによる文書データに対し、図6の27
のから33のまでの処理を行うことで、利用者に表示さ
れない文字によってレイアウトされた表領域を含むテキ
ストによる文書データのレイアウトを行い、17の情報
格納部に格納する。この処理は実施形態例1と同様であ
り、容易に類推できるので省略する。
【0075】図27は、本実施形態例の方法により、作
成された時と異なる表示領域に、個条書きのような段落
全体が字下げされた領域を含むテキストによる文書デー
タを表現した例を示す図である。本実施形態例により、
図18に示す様なテキストにより構成された表を含む、
文書データに対して、作成された表示環境や目的とする
表示環境と異なる、例えばディスプレイ上に表示された
本の様な形式の表示法に対しても、作成された際のレイ
アウトは崩さずに、図27の様に表示することが可能と
なる。
【0076】なお、本発明は、データを保存し、それら
を自由に読み出し可能なハードディスクやそれに準ずる
装置と、データを処理する際に必要なバッファやそれに
準ずる装置と、所望の情報を表示、出力するディスプレ
イなどの装置を備え、それらハードディスク、バッファ
及びディスプレイなどをあらかじめ定められた手順に基
いて制御する中央演算装置などを備えたコンピュータや
それに準ずる装置を基に、上述した実施形態例の処理、
ないしは、図6、図10、図22、図23の一連のフロ
ーチャートに示した手順ないしアルゴリズムを記述した
処理プログラムやそれに準ずる物を、該コンピュータに
対して与え、制御、実行させることで実現することが可
能である。ここで、該処理プログラムやそれに準ずる物
を、コンピュータが実行する際に読み出しを実行できる
CD−ROM、フロッピーディスク(FD)、光磁気デ
ィスク(MO)あるいはそれらに準ずる記憶媒体に記録
して、配布することが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明にしたように本発明によれば、
情報がテキストによって記述された情報を、情報を作成
された環境と異なる表現媒体上に表示する際に、作成さ
れた環境に対して行われたレイアウトを維持しつつ、異
なる表示環境においても利用者が情報を閲覧することが
可能になる。
【0078】特に、本発明の()の発明によれば、テ
キスト文書データの記述中に、個条書きの場合のように
字下げにより特定のテキスト領域が、行の先頭よりずら
して配置されている場合においても、文書を作成した環
境と異なる表示環境において、個条書きのようなレイア
ウトを崩さずに、表示環境に適応して利用者が情報を閲
覧することが可能になる。
【0079】また、本発明の()の発明によれば、テ
キスト文書データの記述中に、空白等の文字により情報
が区切られた表のような情報が記述されている場合にお
いても、文書を作成した環境と異なる表示環境におい
て、のようなレイアウトを崩さずに、表示環境に適応
して利用者が情報を閲覧することが可能になる。
【0080】さらに、本発明の()の発明によれば、
テキストによる文書データを、ディスプレイ上で本の構
造の情報に自動的に変換するので、平面的なディスプレ
イ上に、本の持つ厚みなどの3次元的な構造を表示する
ことが可能となり、情報を閲覧する利用者に対してテキ
ストによる文書全体の構造の一覧性の向上を達成するこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例における平面的なデ
ィスプレイ上に、3次元的に情報を表示した例を示す図
である。
【図2】上記第1の実施形態例で対象とするテキストに
よる文書データの一例を示す図である。
【図3】上記対象とするテキストによる文書データを対
象とする表示領域よりも小さい範囲に表示を行った際の
表現を示す図である。
【図4】上記第1の実施形態例での方法により、作成さ
れた時と異なる表示領域に、テキストによる文書データ
を表現した例を示す図である。
【図5】上記第1の実施形態例におけるテキスト文書デ
ータ高次元化表示システムのシステム構成図である。
【図6】上記第1の実施形態例におけるテキスト文書デ
ータ高次元化表示システムでのデータの登録の処理を行
う過程を示したフローチャートである。
【図7】上記第1の実施形態例での、テキスト配列生成
部におけるテキストデータの配列結果の例を示す図であ
る。
【図8】上記第1の実施形態例におけるテキスト配列の
各行の文字数などの情報を格納する、文字数バッファの
例を示す図である。
【図9】上記第1の実施形態例における本型の表現を行
うための、レイアウトに関する規則について説明するた
めの、レイアウト図である。
【図10】上記第1の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムでの利用者が情報を閲覧す
る際に、情報を高次元表示する際の処理の過程を示した
フローチャートである。
【図11】(a),(b)は、上記第1の実施形態例に
おける、レイアウト情報格納部と本表現情報格納部中の
データ構造の例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態例で対象とする個条
書きのような段落全体が字下げされた領域を含むテキス
トによる文書データの一例を示す図である。
【図13】上記対象とする個条書きのような段落全体が
字下げされた領域を含むテキストによる文書データを上
記第1の実施形態例の方法により、対象とする表示領域
よりも小さい範囲に表示を行った際の表現を示す図であ
る。
【図14】上記第2の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムのシステム構成図である。
【図15】上記第2の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムでのデータの登録の処理を
行う過程を示したフローチャートである。
【図16】上記第2の実施形態例における浮きブロック
の各列の文字数などの情報を格納する、列文字数バッフ
ァの例を示す図である。
【図17】上記第2の本実施形態例の方法により、作成
された時と異なる表示領域に、個条書きのような段落全
体が字下げされた領域を含むテキストによる文書データ
を表現した例を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施形態例で対象とする空白
などの利用者には表示されない文字を利用して作成され
た表のような領域を含む、テキストによる文書データの
一例を示す図である。
【図19】上記対象とする空白などの利用者には表示さ
れない文字を利用して作成された表のような領域を含む
テキストによる文書データを、上記第1の実施形態例の
方法により、対象とする表示領域よりも小さい範囲に表
示を行った際の表現を示す図である。
【図20】上記対象とする空白などの利用者には表示さ
れない文字を利用して作成された表のような領域を含む
テキストによる文書データを、上記第2の実施形態例の
方法により、対象とする表示領域よりも小さい範囲に表
示を行った際の表現を示す図である。
【図21】上記第3の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムのシステム構成図である。
【図22】上記第3の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムでのデータの登録の処理を
行う過程を示したフローチャート(その1)である。
【図23】上記第3の実施形態例におけるテキスト文書
データ高次元化表示システムでのデータの登録の処理を
行う過程を示したフローチャート(その2)である。
【図24】上記第3の実施形態例における表領域の各列
の文字数などの情報を格納する、列文字数バッファの例
を示す図である。
【図25】上記第3の実施形態例において、表領域の各
行のデータに対して付与される、情報を分離する領域付
きのデータ構造の一例を示す図である。
【図26】上記第3の実施形態例において、作成された
時と異なる表示領域に表領域のデータをレイアウトする
際に使用される、表レイアウトバッファの一例を示す図
である。
【図27】上記第3の実施形態例の方法により、作成さ
れた時と異なる表示領域に、個条書きのような段落全体
が字下げされた領域を含むテキストによる文書データを
表現した例を示す図である。
【符号の説明】
11…テキストデータ入力部 12…テキスト配列生成部 13…テキスト構造解析部 14…行マージ判定部 15…情報構造決定部 16…情報格納部 17…書籍情報インタフェース部 18…レイアウト情報格納部 19…本表現情報格納部 21〜33,55〜63,70〜75…データ登録処理
でのステップ 41〜45…電子本の閲覧処理でのステップ 51…浮きブロック解析部 52…行頭空白除去部 53…行頭空白補填部 65…表領域解析部 66…表空白調整部 75〜81…表領域における表示領域の大きさの計算処
理でのステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外村 佳伸 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−49851(JP,A) 特開 平9−218773(JP,A) 特開 平3−233670(JP,A) 特開 平6−203020(JP,A) 特開 平3−268059(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト文書が作成された際に想定した
    横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置上に
    該テキスト文書を表示する事を目的とした表示システム
    であって、 テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
    納する手段と、 文字数バッファから空行を識別し、空行によって挟まれ
    たテキスト文書の領域をブロックとして認識する手段
    と、 前記ブロックに対して、列ごとの文字数を算出し、列文
    字数バッファに格納する手段と、 列文字数バッファに格納された列ごとの文字数から元の
    字下げ文字数を求める手段と、 ブロック単位に、各行に対し行頭から元の字下げ文字数
    分の文字を削除する手段と、 前記1行の文字数と前記元の字下げ文字数の比率を維持
    するように、新しく表示するときの1行の文字数から、
    新しい字下げ文字数を求める手段と、 ブロック単位に、改行コードを除去し、文書データとす
    る手段と、 文書データに対して、各行頭に新しい字下げ文字数分の
    空白を挿入し、かつ、新しく表示するときの1行の文字
    数に応じて、改行コードを挿入して表示用情報を作成す
    る手段と、 表示用情報に基づいて表示する手段と、 を有する事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表
    示システム。
  2. 【請求項2】 テキスト文書が作成された際に想定した
    横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置上に
    該テキスト文書を表示する事を目的とした表示システム
    であって、 テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
    納する手段と、 文字数バッファから空行を識別し、空行によって挟まれ
    たテキスト文書の領域をブロックとして認識する手段
    と、 前記ブロックに対して、列ごとの文字数を算出し、列文
    字数バッファに格納する手段と、 列文字数バッファから利用者に表示される列と表示され
    ない列の区別を判断する手段と、 利用者に表示される列が連続する領域の数を要素数とし
    て求める手段と、 該要素数が一定値以下であれば、表ブロックではないと
    認識し、請求項1記載のテキスト文書データ高次元化表
    示システムにおける、元の字下げ文字数を求める手段、
    文字を削除する手段、新しい字下げ文字数を求める手
    段、文書データとする手段、表示用情報を作成する手
    段、および表示する手段による処理を行い、該要素数が
    一定値以上であれば、表ブロックであると認識する手段
    と、 該表ブロックであると認識された場合、利用者に表示さ
    れる列の合計数と、要素数、および新しく表示するとき
    の1行の文字数から、元のテキスト文書の1行を表示す
    るのに必要な、新しく表示するときの行数を求める手段
    と、 該新しく表示するときの1行の文字数と、元のテキスト
    文書の1行当たりの新しく表示するときの行数と、各要
    素の文字数から、新しく表示するときの各行頭の空白数
    と、要素間の空白数を求める手段と、 該元のテキスト文書の1行単位に、求めた空白数分の空
    白を埋めながら要素の文字を補填し、必要に応じて改行
    コードを挿入し、表示用情報を作成する手段と、 該表示用情報に基づいて表示する手段と、 を有する 事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表
    示システム。
  3. 【請求項3】 表示用情報に基づいて表示する手段にお
    いて、 多次元的に表示するために、現在の参照ぺージと書籍全
    体のページとの割合を求め、書籍の画像の周囲に配置す
    厚みを計算する手段と、背景画を画面上に配置し、その周囲に、上記計算する手
    段で得られた厚みに応じた絵を表示する手段と、 書籍の画像上に、参照ページの表示用情報を 表示する手
    段と、 を有する事を特徴とする請求項1または請求項2記載の
    テキスト文書データ高次元化表示システム。
  4. 【請求項4】 テキスト文書が作成された際に想定した
    横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置上に
    該テキスト文書を表示する事を目的とした表示システム
    における表示方法であって、 表示システムが、 テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
    納する手順と、 文字数バッファから空行を識別し、空行によって挟まれ
    たテキスト文書の領域をブロックとして認識する手順
    と、 前記ブロックに対して、列ごとの文字数を算出し、列文
    字数バッファに格納する手順と、 列文字数バッファに格納された列ごとの文字数から元の
    字下げ文字数を求める手順と、 ブロック単位に、各行に対し行頭から元の字下げ文字数
    分の文字を削除する手順と、 前記1行の文字数と前記元の字下げ文字数の比率を維持
    するように、新しく表示するときの1行の文字数から、
    新しい字下げ文字数を求める手順と、 ブロック単位に、改行コードを除去し、文書データとす
    る手順と、 文書データに対して、各行頭に新しい字下げ文字数分の
    空白を挿入し、かつ、新しく表示するときの1行の文字
    数に応じて、改行コードを挿入して表示用情報を作成す
    る手順と、 表示用情報に基づいて表示する手順と、 を有する事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表
    示方法。
  5. 【請求項5】 テキスト文書が作成された際に想定した
    横幅や縦方向の表示領域の大きさと異なる表示装置上に
    該テキスト文書を表示する事を目的とした表示システム
    における表示方法であって、 表示システムが、 テキスト文書の1行の文字数を求め文字数バッファに格
    納する手順と、 文字数バッファから空行を識別し、空行によって挟まれ
    たテキスト文書の領域をブロックとして認識する手順
    と、 前記ブロックに対して、列ごとの文字数を算出し、列文
    字数バッファに格納する手順と、 列文字数バッファから利用者に表示される列と表示され
    ない列の区別を判断す る手順と、 利用者に表示される列が連続する領域の数を要素数とし
    て求める手順と、 該要素数が一定値以下であれば、表ブロックではないと
    認識し、請求項4記載のテキスト文書データ高次元化表
    示方法における、元の字下げ文字数を求める手順、文字
    を削除する手順、新しい字下げ文字数を求める手順、文
    書データとする手順、表示用情報を作成する手順、およ
    び表示する手順を行い、該要素数が一定値以上であれ
    ば、表ブロックであると認識する手順と、 該表ブロックであると認識された場合、利用者に表示さ
    れる列の合計数と、要素数、および新しく表示するとき
    の1行の文字数から、元のテキスト文書の1行を表示す
    るのに必要な、新しく表示するときの行数を求める手順
    と、 該新しく表示するときの1行の文字数と、元のテキスト
    文書の1行当たりの新しく表示するときの行数と、各要
    素の文字数から、新しく表示するときの各行頭の空白数
    と、要素間の空白数を求める手順と、 該元のテキスト文書の1行単位に、求めた空白数分の空
    白を埋めながら要素の文字を補填し、必要に応じて改行
    コードを挿入し、表示用情報を作成する手順と、 該表示用情報に基づいて 表示する手順と、 を有する事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表
    方法
  6. 【請求項6】 表示用情報に基づいて表示する手段にお
    いて、 多次元的に表示するために、現在の参照ぺージと書籍全
    体のページとの割合を求め、書籍の画像の周囲に配置す
    る厚みを計算する手順と、 背景画を画面上に配置し、その周囲に、上記計算する手
    順で得られた厚みに応じた絵を表示する手順と、 書籍の画像上に、参照ページの表示用情報を 表示する手
    順と、 を有する事を特徴とする請求項4または請求項5記載の
    テキスト文書データ高次元化表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項から請求項までのいずれか1
    項に記載のテキスト文書データ高次元化表示方法におけ
    る手順をコンピュータに実行させるプログラムを、該コ
    ンピュータが読み取り可能な媒体に記録した、 事を特徴とするテキスト文書データ高次元化表示方法を
    記録した記録媒体。
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