JP6962401B2 - 回転機及び巻上機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機及び巻上機に関し、特に、回転子が回転することで発生する風によりコイルエンドを冷却する自力通風式の回転機、及び自力通風式の回転機を用いたエレベータの巻上機に関する。
巻上機は、エレベータにおいて、かごとつり合い重りとを繋ぐロープの巻き上げを行う。巻上機においてロープを巻き上げるシーブは、回転機の一例であるモータによって回転駆動される。モータは駆動により発熱して効率低下等を生じる虞があるため、冷却するのが望ましい。モータを冷却するために別途送風設備を設けることが考えられるが、その分、装置が大型化してしまうという問題があった。
そこで従来、モータのロータによって回転する送風翼を設け、装置の大型化を避けようとした発明が提案されている(特許文献1参照)。
特開2016−105668号公報
特許文献1では、通風路が設けられているにすぎず、風を効率よく通風路に通すことについての検討はされておらず、冷却性能について改善の余地があった。
本発明は、冷却性能を改善した回転機及び巻上機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る回転機は、ステータとロータとを有する回転機であって、前記ステータ及び前記ロータを周方向全周に亘って径方向外側から覆う外枠部材と、前記外枠部材の軸方向他方側を覆うカバー部材と、前記ロータの回転に伴って回転する送風翼と、前記送風翼の回転によって通風入口から吸気した風を通風出口に案内する風案内部材と、を備え、前記通風入口は、前記カバー部材を軸方向に貫通する貫通孔であり、前記通風出口は、前記カバー部材を軸方向に貫通する貫通孔であり、前記風案内部材は、前記通風入口と前記通風出口との間で前記カバー部材の軸方向一方側の面から前記送風翼に向かって拡がり、前記風案内部材の軸方向一方側端部の径方向位置は、前記送風翼の径方向位置のうち前記送風翼で生じる風により受ける圧力が高圧と低圧の中間の圧力の位置である
上記の一態様の回転機において、前記風案内部材の軸方向一方側端部の径方向位置は、前記送風翼の径方向外側端部と径方向内側端部との間の径方向の距離に対する、前記送風翼の径方向内側端部からの径方向の距離の比率が55〜65%の位置であってもよい。
上記の一態様の回転機において、前記送風翼の径方向外側端部と径方向内側端部との間の径方向の距離に対する、前記風案内部材と前記ステータとの最近接距離の比率は、20〜30%であってもよい。
上記の一態様の回転機において、中心軸を通り軸方向と平行な断面における、前記風案内部材と前記カバー部材とが成す角度は35〜45°であってもよい。
上記の一態様の回転機において、前記送風翼は、前記ロータの径方向外側と径方向内側とを繋ぐスポーク部から軸方向他方側に拡がり、前記ロータを補強するリブ部を兼ねてもよい。
エレベータの巻上機であって、かごとつり合い重りとを繋ぐロープを巻き付けるシーブと、前記シーブを回転させる、上記の一態様の回転機と、を備えてもよい。
本発明の一態様によれば、冷却性能を改善した回転機及び巻上機を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る巻上機の斜視図である。 図1の巻上機1を+X側から見た側面図である。 図2の巻上機1を、X軸と直交し中心軸Jを通る面で切断して示す側断面図である。 図1の巻上機1のモータ10について一部を切り欠いて示す斜視図である。 リブ部12dの回転によって生じる下図の流れを説明する断面図である。 風案内部材16を配置する位置の一例について説明する図である。 風案内部材16を配置する位置の一例について説明する図である。 風案内角度を異ならせて通風量を求めた結果を示す図である。 ロータ12の軸方向と直交する面が受ける風圧を数値解析で求めた結果を示す図である。 図6に示した例において数値解析した結果であって風の流れを示す図である。 図4に示したカバー部材15とは別のカバー部材の例を示す斜視図である。 図4に示したロータ12とは別のロータの例を示す斜視図である。 図12のロータ112の側断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態では説明を分かり易くするため、本発明の主要部以外の構造や要素については、簡略化または省略して説明する。また、図面において、同じ要素には同じ符号を付す。なお、図面に示す各要素の形状、寸法などは模式的に示したもので、実際の形状、寸法などを示すものではない。
なお、以下の説明において、図3に示す中心軸Jが延びる方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。また、軸方向において、図3での右側を一方側と呼び、図3での左側を他方側と呼ぶ。また、径方向において、中心軸Jに近い側を内側と呼び、中心軸Jから遠い側を外側と呼ぶ。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Y軸方向は、中心軸Jと平行な方向であって、図2に示す側面図の左右方向とする。Z軸方向は、Y軸方向と直交する方向であって、図2に示す側面図の上下方向とする。X軸方向は、Y軸方向及びZ軸方向と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の何れにおいても、図中に示される矢印の向く側を+側、反対側を−側とする。
また、以下の説明において、軸方向に延びる又は拡がる、とは、厳密に軸方向(Y軸方向)に延びる又は拡がる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる又は拡がる場合も含む。また、以下の説明において、径方向に延びる又は拡がる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Y軸方向)に対して垂直な方向に延びる又は拡がる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる又は拡がる場合も含む。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る巻上機の斜視図である。本実施形態は、本発明を、エレベータのかごとつり合い重りとを繋ぐロープを巻き上げる巻上機に適用した場合の例である。本発明は、エレベータの巻上機以外に適用することも可能である。図1の巻上機1は、巻き上げ対象のロープを巻き付けるシーブ20を有する。図2は、図1の巻上機1を+X側から見た側面図である。図3は、図2の巻上機1を、X軸と直交し中心軸Jを通る面で切断して示す側断面図である。
巻上機1は、シーブ20の他に、中心軸Jを回転軸としてシーブ20を回転させるための駆動力を発生するモータ10と、モータ10が発生した駆動力をシーブ20に伝達するシャフト22と、シーブ20よりも軸方向他方側でシャフト22を回転可能に軸支する第2軸受51を有する第2軸受部50と、シーブ20よりも軸方向一方側でシャフト22を回転可能に軸支する第1軸受41を有する第1軸受部40と、シーブ20の回転を制動する制動装置30と、を備える。第1軸受41及び第2軸受51としては、例えば自動調心ころ軸受を用いることが出来る。図3では、第1軸受41及び第2軸受51の内部構成の詳細の図示を省略している。第1軸受41及び第2軸受51としては、既知の他の種類の軸受を用いてもよい。なお、第2軸受51は、モータ10よりも軸方向他方側に配置してもよい。モータ10は、回転機の一例である。
モータ10は、ステータ11と、ロータ12と、ケーシング13と、カバー部材14と、カバー部材15と、風案内部材16と、を備える。モータ10は、シーブ20よりも軸方向他方側に配置される。ケーシング13は、外枠部材の一例である。ケーシング13は、ステータ11及びロータ12を周方向全周に亘って径方向外側から覆う。カバー部材14は、ケーシング13の軸方向一方側を覆う。カバー部材15は、ケーシング13の軸方向他方側を覆う。風案内部材16は、カバー部材15の軸方向一方側に配置される。
ステータ11は、コイルエンド11a及び11bを有する。ロータ12は、径方向内側に配置された円環状のハブ部12aと、径方向外側に配置された円環状のリム部12cと、ハブ部12aから放射状に延びてハブ部12aとリム部12cとをつなぐスポーク部12bと、スポーク部12bから軸方向他方側に拡がってロータ12を補強するリブ部12dと、を備える。リム部12cは、ステータ11と対向する位置に磁石を有する。
ケーシング13は、脚部102を有する。脚部102は、例えばボルトによって土台部材200に固定される。ステータ11は、ケーシング13に固定される。ロータ12は、ステータ11との間に空隙を設けて配置される。シャフト22の軸方向他方側の端部は、例えば圧入によってロータ12のハブ部12aに固定される。モータ10は、通電によって、中心軸Jを回転軸としてロータ12を回転させる。シャフト22は、ロータ12の回転に伴って中心軸Jを回転軸として回転する。
第2軸受部50は、第2軸受51を備える。第2軸受部50は、脚部101を有する。脚部101は、例えばボルトによって土台部材200に固定される。
第1軸受部40は、第1軸受41を備える。第1軸受部40は、脚部100を有する。脚部100は、例えばボルトによって土台部材200に固定される。
土台部材200は、巻上機1の外部の部材である。土台部材200は、例えば、エレベータ機械室の床、側壁又は天井に固定される。
シーブ20は、例えば圧入によって、シャフト22に固定される。シーブ20は、軸方向に貫通する貫通孔を有する円筒形状のロープ巻取部21を有する。ロープ巻取部21は、その外周面にロープ巻取面21aを有する。巻上機1は、ロープとロープ巻取面21aとの摩擦によりロープの巻上を行う。
制動装置30は、ブレーキディスク31と、ブレーキディスク31の制動面にブレーキパッドを押しつけて摩擦により制動を行うブレーキクランパ32と、を有する。ブレーキディスク31は、軸方向と直交する方向に拡がる制動面を有する円板状部材である。ブレーキディスク31は、シーブ20に固定される。ブレーキディスク31は、シーブ20の回転に伴って中心軸Jの軸回りに回転する。ブレーキクランパ32は、第1軸受部40を介して土台部材200に固定される。ブレーキクランパ32により、ブレーキディスク31の制動面にブレーキパッドを押しつけることで、シーブ20の回転を制動する。
図4は、図1の巻上機1のモータ10について一部を切り欠いて示す斜視図である。図4では、ロータ12以外について、X軸と直交し中心軸Jを通る面で切断して示している。図4に示すように、本実施形態では、ロータ12は、周方向に等間隔で配置した6個のスポーク部12bを有する。ロータ12は、6個のスポーク部12bのそれぞれに対して、ハブ部12aからリム部12cに亘り、スポーク部12bから軸方向他方側に拡がるリブ部12dを有する。このため、本実施形態では、ロータ12は、6個のリブ部12dを有する。スポーク部12b及びリブ部12dの数は、6個以外であってもよい。スポーク部12bの数とリブ部12dの数は、同じでなくてもよい。ロータ12は、あるスポーク部12bと隣接するスポーク部12bとの間に、軸方向に貫通する貫通孔を有する。
本実施形態では、6個のリブ部12dのそれぞれは、径方向と平行な面を、回転方向の前側及び回転方向の後側に有する。リブ部12dの径方向と平行な面の形状は、ほぼ四角形である。リブ部12dは、径方向及び軸方向に拡がる平板形状である。ロータ12が中心軸Jの軸回りに回転すると、6個のリブ部12dも中心軸Jの軸回りに回転する。リブ部12dは、回転することで送風を行う。リブ部12dは、送風翼の一例である。本実施形態では、リブ部12dの軸方向他方側の端部は、コイルエンド11aの軸方向他方側の端部よりも軸方向一方側に位置する。コイルエンド11aは、ステータ11のコイルエンドのうち軸方向他方側のコイルエンドである。
カバー部材15は、リブ部12dよりも軸方向他方側に位置する。カバー部材15は、周方向に等間隔で配置した8個の貫通孔15aを有する。貫通孔15aは、カバー部材15を軸方向に貫通する。風案内部材16は、円筒状部材であり、軸方向他方側から軸方向一方側に行くにつれて徐々に径が縮小していく。風案内部材16は、カバー部材15と一体であっても良いし、別部材であってもよい。本実施形態では、風案内部材16の軸方向他方側の端部が、カバー部材15の軸方向一方側の面に、例えばボルトによって固定される。貫通孔15aは、風案内部材16の軸方向他方側の端部よりも径方向外側の位置から径方向内側の位置まで達する。本実施形態では、貫通孔15aのうち風案内部材16の軸方向他方側の端部よりも径方向内側の貫通孔は、通風入口15aa(図5参照)である。また本実施形態では、貫通孔15aのうち風案内部材16の軸方向他方側の端部よりも径方向外側の貫通孔は、通風出口15ab(図5参照)である。風案内部材16は、通風入口15aaと通風出口15abとの間でカバー部材15の軸方向一方側の面からリブ部12dに向かって拡がる。
図5は、リブ部12dの回転によって生じる下図の流れを説明する断面図である。カバー部材14は、コイルエンド11bと軸方向に対向する位置に貫通孔14bを有する。貫通孔14bは、カバー部材14を軸方向に貫通する。コイルエンド11bは、ステータ11のコイルエンドのうち軸方向一方側のコイルエンドである。図5に示すように、モータ10内においては、カバー部材15の通風入口15aaから貫通孔14bへと流れる風の流れと、カバー部材15の通風入口15aaからカバー部材15の通風出口15abへと流れる風の流れがある。風案内部材16を設けない場合には、カバー部材15の通風入口15aaと通風出口15abとの間で空気が滞留してステータ11の冷却性能が低下してしまう。本実施形態によれば、風案内部材16により、カバー部材15の通風入口15aaから通風出口15abへと風を案内することが出来、通風量を向上し、ステータ11の冷却性能を改善することが出来る。
図6は、風案内部材16を配置する位置の一例について説明する図である。発明者らは、モータ10内を通ってステータ11を冷却する風の通風量について数値解析を行い、通風量を多くする風案内部材16の配置位置について求めた。数値解析の結果、図6に示すように風案内部材16を配置することにより通風量を多くすることが出来ることが分かった。
図6に示すように、風案内部材16の軸方向一方側端部の径方向位置は、リブ部12dの径方向外側端部(位置B)と径方向内側端部(位置A)との間の径方向の距離に対する、リブ部12dの径方向内側端部(位置A)からの径方向の距離の比率が55〜65%の位置であるのがよい。さらに、中心軸Jを通り軸方向と平行な断面における、風案内部材16とカバー部材15とが成す角度(以下「風案内角度」という)は35〜45°であるのがよい。風案内角度を異ならせて通風量を求めた結果を図8のグラフに示す。図8を参照してわかるように、風案内角度は35〜45°であるのがよい。風案内角度が45°よりも大きな角度の場合は、通風出口15abから流入する風によって排気が阻害されるため、通風量が低下してしまう。また風案内角度が35°よりも小さな角度の場合は、風案内部材16とコイルエンド11a最近接距離が短くなり、流路の断面積が縮小され、通風量が低下してしまう。
図7は、風案内部材16を配置する位置の一例について説明する図である。図7は、図6と同様に数値解析によって求めたものである。図7に示すように、風案内部材16の軸方向一方側端部の径方向位置は、リブ部12dの径方向外側端部(位置B)と径方向内側端部(位置A)との間の径方向の距離に対する、リブ部12dの径方向内側端部(位置A)からの径方向の距離の比率が55〜65%の位置であるのがよい。さらに、リブ部12dの径方向外側端部(位置A)と径方向内側端部(位置B)との間の径方向の距離に対する、風案内部材16とステータ11との最近接距離(図7では風案内部材16とコイルエンド11aとの最近接距離)の比率は、20〜30%であるのがよい。ロータ12とステータ11との間のエアギャップの半径(中心軸Jからエアギャップまでの距離)が変更された場合であっても、図7に示すように風案内部材16とコイルエンド11aとの最近接距離の比率を定めて風案内部材16を配置することで、冷却性能を改善することが出来る。
図9は、ロータ12の軸方向と直交する面が受ける風圧を数値解析で求めた結果を示す図である。図9では、シャフト22の図示を省略している。図9では、色が濃いほど低圧であることを示している。風案内部材16の軸方向一方側端部の径方向位置が、リブ部12dの径方向位置のうちリブ部12dで生じる風により受ける圧力が高圧と低圧の中間の圧力の位置であることが、風案内部材16によって通風入口15aaと通風出口15abを仕切るのに適している。これは、高圧と低圧との間で仕切ることで吸気と排気とを分けることが出来るためである。従って、風案内部材16の軸方向一方側端部の径方向位置は、リブ部12dの径方向位置のうちリブ部12dで生じる風により受ける圧力が高圧と低圧の中間の圧力の位置であるのがよい。高圧と低圧の中間の圧力の位置は、リブ部12dの径方向外側端部(位置B)と径方向内側端部(位置A)との間の径方向の距離に対する、リブ部12dの径方向内側端部(位置A)からの径方向の距離の比率が55〜65%の位置に相当する。
図10は、図6に示した例において数値解析した結果であって風の流れを示す図である。風案内部材16を設けることで、通風入口15aa及び通風出口15abのどちらにおいても風案内部材16を境にして吸気と排気とが分断されており、スムーズな通風が成される。
図11は、図4に示したカバー部材15とは別のカバー部材の例を示す斜視図である。図11に示すカバー部材115は、ケーシング13の軸方向他方側を覆う。風案内部材16は、カバー部材115の軸方向一方側に配置される。カバー部材115は、風案内部材16との接触部分に帯部155aを有する。本発明は、カバー部材115を用いる場合にも適用可能である。ただし、帯部155aがある分だけ、通風入口及び通風出口が小さくなり、吸気と排気がスムーズさを欠く場合がある。
図12は、図4に示したロータ12とは別のロータの例を示す斜視図である。図12に示すロータ112は、径方向内側に配置された円環状のハブ部112aと、径方向外側に配置された円環状のリム部112cと、ハブ部112aから放射状に延びてハブ部112aとリム部112cとをつなぐスポーク部112bと、スポーク部112bから軸方向他方側に拡がってロータ112を補強するリブ部112dと、を備える。図13は、図12のロータ112の側断面図である。
図12のロータ112のリブ部112dは、図4のロータ12のリブ部12dと形状が異なる。ロータ112のほかの点は、ロータ12と同じである。リブ部112dは、径方向と平行な面の形状は、ほぼ三角形である。リブ部112dは、径方向及び軸方向に拡がる平板形状である。ロータ112が中心軸Jの軸回りに回転すると、リブ部112dも中心軸Jの軸回りに回転する。リブ部112dは、回転することで送風を行う。リブ部112dは、送風翼の一例である。
上記実施形態では、本発明を、エレベータの巻上機に適用した場合の構成例について説明した。しかしながら本発明はこれに限られるものではない。本発明は、ロープを巻き上げる巻上機であれば、如何なる用途の巻上機にも適用可能である。また本発明は、ロータの回転に伴い送風翼を回転させるモータであれば如何なるモータにも適用可能である。本発明はインナーロータ型モータにも、アウターロータ型モータにも適用可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…巻上機、10…モータ、16…風案内部材、20…シーブ、30…制動装置、40…第1軸受部、50…第2軸受部、22…シャフト

Claims (6)

  1. ステータとロータとを有する回転機であって、
    前記ステータ及び前記ロータを周方向全周に亘って径方向外側から覆う外枠部材と、
    前記外枠部材の軸方向他方側を覆うカバー部材と、
    前記ロータの回転に伴って回転する送風翼と、
    前記送風翼の回転によって通風入口から吸気した風を通風出口に案内する風案内部材と、
    を備え、
    前記通風入口は、前記カバー部材を軸方向に貫通する貫通孔であり、
    前記通風出口は、前記カバー部材を軸方向に貫通する貫通孔であり、
    前記風案内部材は、前記通風入口と前記通風出口との間で前記カバー部材の軸方向一方側の面から前記送風翼に向かって拡がり、
    前記風案内部材の軸方向一方側端部の径方向位置は、前記送風翼の径方向位置のうち前記送風翼で生じる風により受ける圧力が高圧と低圧の中間の圧力の位置である、
    回転機。
  2. 前記風案内部材の軸方向一方側端部の径方向位置は、前記送風翼の径方向外側端部と径方向内側端部との間の径方向の距離に対する、前記送風翼の径方向内側端部からの径方向の距離の比率が55〜65%の位置である、
    請求項1に記載の回転機。
  3. 前記送風翼の径方向外側端部と径方向内側端部との間の径方向の距離に対する、前記風案内部材と前記ステータとの最近接距離の比率は、20〜30%である、
    請求項1又は2に記載の回転機。
  4. 中心軸を通り軸方向と平行な断面における、前記風案内部材と前記カバー部材とが成す角度は35〜45°である、
    請求項1又は2に記載の回転機。
  5. 前記送風翼は、前記ロータの径方向外側と径方向内側とを繋ぐスポーク部から軸方向他方側に拡がり、前記ロータを補強するリブ部を兼ねる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の回転機。
  6. エレベータの巻上機であって、
    かごとつり合い重りとを繋ぐロープを巻き付けるシーブと、
    前記シーブを回転させる、請求項1から5のいずれか1項に記載の前記回転機と、
    を備える、
    巻上機。
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