JP6961357B2 - 洗車装置およびタイヤ検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗車機本体の洗車エリアに洗車利用者が自ら自動車を乗り入れ、所定の停車位置に停車させた後、自動車に乗ったまま洗車機本体による洗車サービスを受けるセルフサービス式の洗車装置に関するものである。
この種の洗車装置は、所定の停車位置に停車させた自動車を跨いで走行する門型状の洗車機本体を備え、洗車機本体に装備される洗浄ブラシや乾燥ノズルによって自動車車体を洗浄・乾燥する装置であって、この洗車装置を利用するにあたり、洗車利用者が自ら洗車エリアに自動車を乗り入れ、停車位置へ自動車を停車させた後、自動車に乗ったまま洗車を受け、洗車が終了したら洗車エリアから自動車を退出させるセルフサービスで用いられる。
このような洗車装置では、洗車利用者が自動車に乗ったまま洗車サービスを受けるため、洗車中に自動車を移動(自走)させてしまうことに起因した洗車事故が報告されている。そのため、特許文献1に示すように、停車位置にタイヤ(前輪)が乗り込んだことを検出する踏み込みスイッチ付きの停止板を備え、洗車中の自走を検知して洗車を異常停止させている。
洗車中の自走の原因として、例えば接近する洗車ブラシに自動車を近づけなければいけないという錯覚から自動車を前進させるケース(1)、接近する洗車ブラシに対する恐怖心から自動車を後進させるケース(2)、乾燥ノズルが自動車の後方に至ったときに洗車終了と勘違いして自動車を前進させるケース(3)等がある。特許文献1のタイヤ停止板では、踏み込みスイッチがONからOFFに転じることで自動車の移動を検出することはできるものの、自動車が前進移動したのか、後進移動したのかを判別することができないので、洗車中に自走が発生し、踏み込みスイッチがONからOFFに転じた時点で洗車を異常停止させている。
洗車が異常停止すると、洗車管理者が自動車とブラシの状態を確認しながら手動操作にてエラー解除措置を行わなければならない。上記ケース(1)〜(3)のうち、ケース(1)は、接近する洗車ブラシに自動車を衝突させる危険性が高いため、エラー解除措置が必要となるが、ケース(2)・(3)は、洗車ブラシや乾燥ノズルに自動車を衝突させる危険性は比較的低いため、エラー解除措置が不要なことも多い。にもかかわらず、異常停止が発生する毎に洗車の状態を確認しなければならないため、洗車管理者にかなりの負担が掛かるとともに、洗車機の稼働効率が低下する不都合も生じていた。
特許第2876933号公報
そこで本発明は、洗車中に自走が発生しても、不要な異常停止をさせずに、洗車管理者の負担を軽減し、洗車機の稼働率が低下を防ぐ洗車装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、洗車エリアの停車位置に停車した自動車に対し、門型に形成される洗車機本体を走行させて該洗車機本体に装備される洗車処理装置により自動車の車体を洗浄/乾燥する洗車装置において、停車位置において自動車のタイヤを検出し、自動車の入車方向に対して進入側に設けられる第1スイッチと、自動車の入車方向に対して退出側に設けられる第2スイッチとを備えたタイヤ検出手段と、該タイヤ検出手段の第1及び第2スイッチでタイヤを検出している状態で洗車機本体による洗車を許可し、洗車実行中にタイヤ検出手段の第1及び第2スイッチがタイヤ非検出に転じるとその順番から自動車の移動及び移動方向を検知し、自動車の移動方向及び洗車機本体の洗車状況に応じて異常停止とするか否かを判断し、異常停止が不要と判断すると洗車機本体及び洗車処理装置に対処動作を与える洗車制御手段を備えた。
タイヤ検出手段は、第1スイッチがタイヤ非検出に転じた後、第2スイッチがタイヤ非検出に転じると自動車が停車位置から前方に移動したことを検知し、第2スイッチがタイヤ非検出に転じた後、第1スイッチがタイヤ非検出に転じると自動車が停車位置から後方に移動したことを検知する。
洗車制御手段は、洗車機本体が移動しながら洗車処理装置を自動車の車体上面に作用させる段階で、自動車が洗車機本体の移動方向と逆方向に移動したことを検知すると、異常停止が不要と判断して対処動作として洗車機本体と洗車処理装置を洗車開始位置に戻し、自動車に対して停車位置に案内する報知を行う。
また、洗車制御手段は、洗車機本体が移動しながら洗車処理装置が自動車の最も高い位置に達した後の段階で、自動車が洗車機本体の移動方向と逆方向に移動したことを検知すると、異常停止が不要と判断して対処動作として洗車処理装置の下降を禁止した状態で洗車機本体の移動を継続させる。
本発明によれば、洗車中に自走が発生しても、不要な異常停止をさせずに、洗車管理者の負担を軽減し、洗車機の稼働率が低下を防ぐことができる。
本発明の洗車装置を示す平面図である。 本発明のタイヤ検出装置を示す平面図である。 本発明の下部洗浄装置を示す説明図である。 本発明の制御系を示すブロック図である。 本発明の下部洗浄装置における洗浄動作を示す説明図である。 本発明の門型洗車機の復行における洗浄動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施態様について、図面を用いて説明する。
図1は実施態様の洗車装置を示す平面図である。
1は洗車機本体で、門型に形成されレール2・2上を往復走行して、レール2・2間に形成される洗車エリアAへ進入した自動車を洗車機本体1内に設ける洗車処理装置により洗浄・乾燥するものである。洗車エリアAの入場口付近には、洗車料金を投入して希望の洗車コースを選択する等の洗車受付を行う洗車受付装置3と、洗車エリアAの入場を制限するゲート装置4が設けられ、自動車に乗ったまま洗車受付装置3を操作し、洗車を受け付けるとゲート装置4のゲートが開いて自動車の洗車エリアAへの進入が可能となる。
5はタイヤ検出装置で、自動車のタイヤを検出して洗車エリアAにおける自動車の停車位置を与える。タイヤ検出装置5は、待機位置にある洗車機本体1の所定距離前方にあたる洗車エリアAの床面に敷設され、図2に示すように、洗車する自動車を車幅方向に挟むように配置される左右一対のセンサユニット6・7と、該センサユニット6・7の進入方向奥側にセンサユニット6・7間を横断して設けられるタイヤ止め8とから構成される。
センサユニット6は、自動車の進入方向の前後に2つの発光部6a・6bを配列し、カバー6cによって保護されている。センサユニット7は、センサユニット6の発光部6a・6bと対向する受光部7a・7bを配列し、カバー7cによって保護されている。このセンサユニット6・7により、自動車の進入方向に対して前方に発光部6a−受光部7aの光軸B1が形成され、後方に発光部6b−受光部7bの光軸B2が形成され、各光軸の検出状況により自動車の停車を検出するものである。
このタイヤ検出装置5は、自動車が洗車エリアAに入場してくる際には、自動車の停車位置を与える停車検知として機能し、洗車が開始された後には、自動車が停車位置にあることを監視する自走検知として機能する。このため、光軸B1・B2の間隔Sは、各タイヤサイズ毎の接地長さに対応し、停車検知機能及び自走検知機能の各機能における検知精度を考慮して決定される。
例えば、停車検知機能においては、図3(a)に示すように、光軸B1・B2が両方ともタイヤで遮光される範囲を自動車の適正な停車位置とするため、いかなるサイズのタイヤでも確実に両光軸の遮光状態が得られることを条件に、検知精度を左右する停車許容範囲R1を考慮して光軸B1・B2の間隔Sが決定される。
また、自走検知機能においては、図3(b)に示すように、光軸B1・B2が両方とも遮光から透光に転じた状態を自動車の移動とするため、光軸B1遮光−光軸B2透光の状態から光軸B1透光−光軸B2遮光のまでの自走許容範囲R2を考慮して光軸B1・B2の間隔Sが決定される。尚、ここでは、これらの条件を考慮してS=50〜100mmの範囲で設定している。
9はガイド表示器で、洗車エリアAの退場口後方に設置され、洗車受付時には自動車の入場を案内し、洗車中には洗車動作の進行状況や異常発生等を表示し、洗車終了時には自動車の退場を案内する。入場案内は、洗車エリアAに進入する自動車に対して、タイヤ検出装置5で与える自動車の状況に応じて「前進」「停止」「後進」といった指示表示を行う。洗車中案内は、実行している洗車工程の表示と自走を禁止する注意表示を行う。退車案内は、洗車が終了したことを案内し、自動車を移動させる指示表示を行う。尚、自動車入場時及び洗車中には自動車の運転席から視認しやすい位置にし、自動車退出時には自動車退出路から退避させる揺動式にしてもよい。
洗車機本体1に装備される洗車処理装置は、洗浄ブラシ10・11・11、乾燥ノズル12・13・13をはじめ散水ノズル(図示しない)等が備えられ、洗車機本体1の走行に伴って水,洗剤,ワックス等を散布してブラッシングする洗浄作業やブロワノズルより空気を吹き付ける乾燥作業を行う。洗浄ブラシは、車体上面に沿って昇降し同上面をブラッシングするトップブラシ10と、車体に幅方向に対して接離(開閉)動作し車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対のサイドブラシ11・11とからなる。乾燥ノズルは、車体上面に沿って昇降し同上面に高圧空気を吹き付けるトップノズル12と、車体側面に高圧空気を吹き付ける左右一対のサイドノズル13・13とからなる。
その他の装備として、洗車機本体1の走行位置を検出する走行検出装置14と、自動車の上面位置を検出する車形検出装置15が設けられる。走行検出装置14は、洗車機本体1の車輪を駆動する走行モータと、走行モータの出力軸に連係される走行エンコーダとからなり、走行モータを駆動して洗車機本体1が単位距離走行する毎に走行エンコーダが出力するパルス信号をカウントすることで洗車機本体1の走行位置を検知する。車形検出装置15は、洗車機本体1の前位置に設けられ、複数の発光素子を上下に配列させた発光部と、これに対応して複数の受光素子を上下に配列した受光部とを対向させてあり、走行エンコーダからのパルス信号をトリガにして両者間で光信号(赤外光)の授受を行い、洗車する車体の上面位置を検出するとともに、走行検出装置14で得られる洗車機本体1の走行位置と合わせて車体の上面輪郭を抽出し、抽出した上面輪郭からボンネット、ウィンドウ、ルーフ、トランクといった自動車の各部位、自動車の車種、突起物の位置と種別等を検出して洗車処理装置の制御データを作成する。
また、洗車機本体1には、前部に自動車の入車を検出する入車センサ16、後部に自動車が退車したことを検出する退車センサ17、後面に物体を検出するエリアセンサ18を備えている。入車センサ16及び退車センサ17は、発光部と受光部を車幅方向に対向させて光軸を形成し、その光軸の透光/遮光によって車体の有無を検出するもので、入車センサ16は、本体1の前面から取付アームにより前方に突出させた状態で取り付けられ、車形検出装置15と合わせて自動車の前端位置を検出し、タイヤ検出装置5が使用できないときに自動車の停車位置を出力する。エリアセンサ18は、照射した赤外光の反射波を検知して物体の有無を検出するもので、本体1が後退する際にその進行方向に退出中の自動車や人等の存在を出力する。
このように構成する洗車装置は、洗車受付装置3で洗車受付を行い、開いたゲート装置4からガイド表示器9の案内に沿って自動車を洗車エリアA内に入場させていき、タイヤ検出装置5で与える停車位置に自動車を停車させて洗車機本体1による洗車サービスを受けた後、洗車機本体1の後方へ退出するドライブスルー方式で運用される。なお、セルフサービスの洗車装置としては、ドライブスルー方式に限らず、洗車後に自動車を後退させて退出させる方式もあるし、洗車後に洗車機本体を後退させ自動車が洗車機手前から側方へ退出する方式もある。
図4は洗車装置の制御系を示すブロック図である。
20は洗車機本体1に内蔵される洗車制御ボード、21は洗車受付装置3に内蔵される受付制御ボードで、いずれもマイクロコンピュータを備えており、両ボードはシリアル伝送用のケーブル22で接続されている。
洗車制御ボード20は、走行検出装置14・車形検出装置15・入車センサ16・退車センサ17・エリアセンサ18が接続されるとともに、洗車駆動部23を介して洗車処理装置(洗浄系10・11、乾燥系12・13)が接続されており、伝送ケーブル22を介して受付制御ボード21より伝送される洗車要求信号に基づき、接続される各要素の動作を制御する。
受付制御ボード21は、ゲート装置4・タイヤ停止装置5・ガイド表示器9・受付操作パネル24が接続され、受付操作パネル24からの洗車料金やメニュー選択を受付可能とし、受け付けた内容に基づいて洗車制御ボード20へ洗車要求信号を出力する。受付操作パネル24は、現金やプリペイドカードにより洗車料金を受け付ける料金受付部をはじめ、洗車メニューキー・洗車スタートキー・取消キー等のキー入力部と、操作案内や洗車スペースへの入場案内等を音声で行う音声ガイド部とを備えている。
次に、このように構成する本発明の洗車装置の動作について説明する。
自動車で洗車受付装置3の前に乗り入れ、ドライバーが自動車に乗ったまま洗車受付装置3で洗車受付を開始すると、受付制御ボード21では、タイヤ停止装置5の光軸チェックを行い、各光軸B1・B2が正常に動作するかの確認を行う。光軸チェックでは、発光部6a・6bを発光させる前の受光部7a・7bでの受光レベルと、発光部6a・6bを発光させた後の受光部7a・7bでの受光レベルとの差分レベルが基準値よりも高ければ各光軸B1・B2が正常である(すなわち発光不良、受光不良がない)と判断し、タイヤ停止装置5に基づく入車案内を行う。
光軸チェックで光軸B1・B2の異常が認められると、タイヤ停止装置5に基づく停車案内は行わず、車形検出装置15及び入車センサ16による停車案内を行う。尚、車形検出装置15及び入車センサ16による停車案内については、洗車機本体1の前側に位置する入車センサ16で車体検出し、且つ洗車機本体1内に位置する車形検出装置15が車体検出していない位置で、自動車の停車位置が設定される従来方式と同様であるため説明は省略する。
続いて、自動車が洗車エリアAへ進入する際の入車案内について、図5を用いて説明する。
洗車受付が完了しゲート装置4が開くと、タイヤ検出装置5の両光軸B1・B2が透光している状態で、ガイド表示器9に「前進」の案内表示を行い(a)、タイヤ停止装置5の透光/遮光状況を監視していく。ユーザは、このガイド表示に従い自動車を洗車エリアAへ乗り入れていき、タイヤ停止装置5のタイヤ止め8を目安に進入させる。
自動車の進入に伴い、タイヤ(前輪)が光軸B1を遮光し(b)、続いて光軸B2も遮光して両光軸が両方とも遮光されると(c)、自動車が停車位置に達したと判断してガイド表示器9で「停止」の案内表示を行い、ユーザに停車を促す。ユーザは、この案内に従って自動車の走行を停止させれば良く、停車位置に停車された状態が所定時間以上継続されると、停車が確定し洗車動作へ移行する。
タイヤ(前輪)が停車位置を通り抜け、光軸B1が遮光から透光に転じると(d)、自動車が停車位置から行き過ぎたと判断してガイド表示器9で「後進」の案内表示を行い、ユーザに後進を促す。ユーザは、この案内に従って自動車をバックさせることで、自動車を所定の停止位置に停車させることができる。
ユーザがガイド表示器9で「後進」の案内表示が出されているにも関わらず自動車を前進させ続け、両光軸B1・B2が透光に転じると(e)、タイヤ(前輪)がタイヤ検出装置5を突き抜けたと判断して、次に遮光される光軸によって案内表示を切り替える。すなわち、光軸B1・光軸B2が透光から遮光に転じる順番からタイヤ検出装置5で検出されるタイヤが前輪か後輪かを判別している。
ここで、光軸B2が先に遮光されると(d)、自動車の後進によりタイヤ検出装置5が自動車の前輪を検出したと判断してガイド表示器9で「後進」の案内表示を継続させ、続いて光軸B1も遮光して両光軸が遮光されると、自動車が停車位置に達したと判断してガイド表示器9で「停止」の案内表示を行う。
一方、光軸B1が先に遮光されると(f)、自動車が前進を続けタイヤ検出装置5が自動車の後輪を検出したと判断してガイド表示器9で「後進」の案内表示を継続させ、続いて光軸B2も遮光して両光軸が両方とも遮光されると(g)、ガイド表示器9で「警告」の案内表示を行う。尚、タイヤ検出装置5で自動車の後輪を検出することは明らかな異常状態であるため、ガイド表示の他に音声出力して正しい位置へ戻るよう警告することが望ましい。
上記手順で停車位置が確定すると、洗車機本体1を往行(第1往行)させて、走行検出装置14と車形検出装置15で自動車の形状を検出しながら検出した車形に沿って洗浄ブラシ10・11・11を車体面に作用させる洗浄工程を実行する。続いて、洗車機本体1を復行(第1復行)させて、同様に洗浄ブラシ10・11・11を車体面に作用させる洗浄工程を実行する。最後に、再び洗車機本体1を往行(第2往行)させて、乾燥ノズル12・13・13を車形に沿って車体面に作用させる乾燥工程を実行し、洗車機本体1が洗車エリアAの入場口側に停止した状態で洗車が終了となる。洗車が終了すると、ガイド表示器9で退車を案内して自動車がこの退車案内に従って退場したことをタイヤ検出装置5及び退車センサ17で確認すると、洗車機本体1を待機位置に戻して終了となる。尚、洗車コースは、このような洗車機本体1の1.5往復洗車以外も実行できる。
このように実行される洗車中は、タイヤ検出装置5で自動車の移動(自走)を監視している。ここで、洗車実行中に自動車の移動(自走)が検出されると、洗浄ブラシや乾燥ノズルに自動車が接触し破損する事故が懸念されるとともに、検出した車形にズレが生じるため、洗車機本体1を緊急停止させ、洗車を中止するようにしている。しかしながら、自動車の移動方向が洗浄ブラシや乾燥ノズルから遠ざかる移動であれば、接触事故の危険性は低くなるため、洗車を一旦中断させて洗車機本体1を洗車開始位置に戻して再洗車を行ったり、洗車ブラシや乾燥ノズルの作動に制限を与えて洗車を継続させることができる場合もある。そこで、本発明では、自動車の移動方向と洗車状況に応じて、洗車中止・洗車継続・洗車中断を判別し、洗車の途中で異常停止する機会を減らすことで洗車管理者が手動でエラー解除する手間の軽減を図っている。
自動車の移動方向は、タイヤ検出装置5の両光軸B1・B2が遮光から透光に転じたときに、どちらの光軸B1・B2が先に透光に転じたかによって判断される。すなわち、タイヤ検出装置5の両光軸B1・B2が遮光している停車状態から両光軸B1・B2が透光に転じた時点で自走を検出し、光軸B1が透光に転じてから光軸B2が透光に転じたときは、自動車が前進移動したと判断し、光軸B2が透光に転じてから光軸B1が透光に転じたときは、自動車は後進移動したと判断する。
次に、自動車の移動方向を検出すると、図6に示すように、実行中の洗車工程や、洗車機本体1の走行位置に基づく洗浄ブラシ及び乾燥ノズルの自動車との相対位置に応じて自動車の移動に対処する。
洗車機本体1の第1往行(洗浄工程)において、トップブラシ10が待機位置から自動車の車体面に作用するまでの範囲(イ)にあるとき、タイヤ検出装置5で自動車の後進移動を検出した場合は、トップブラシ10と自動車が接触する危険性は低いため、一旦洗車機本体1の走行とトップブラシ10の昇降及び回転を停止して洗車動作を中断し、ガイド表示器9で「車両移動禁止」の警告表示を行った後、「前進させて下さい」の案内表示を行う。ここで再びタイヤ検出装置5で停車位置を確認すると、洗車機本体1とトップブラシ10を待機位置に戻して洗車を再開させることができる。
また、洗車機本体1の第2往行(乾燥工程)において、トップノズル12が待機位置から自動車の車体面に作用するまでの範囲(イ)にあるとき、タイヤ検出装置5で自動車の後進移動を検出した場合は、トップノズル12と自動車が接触する危険性は低いため、一旦洗車機本体1の走行とトップノズル12の昇降を停止して洗車動作を中断し、ガイド表示器9で「車両移動禁止」の警告表示を行った後、「前進させて下さい」の案内表示を行う。ここで再びタイヤ検出装置5で停車位置を確認すると、洗車機本体1とトップノズル12を待機位置に戻して洗車を再開させることができる。
更に、洗車機本体1の第2往行(乾燥工程)において、トップノズル12が自動車の最も高い位置を越えた後の範囲(ハ)にあるとき、タイヤ検出装置5で自動車の前進移動を検出すると、自動車と乾燥ノズルが接触する可能性が低いので、異常停止にせず、トップノズル12の下降を禁止して洗車を継続させることができる。
尚、洗車中に自動車が移動する原因としては、ドライバーが自ら自動車を走行させてしまうケースと、洗車ブラシを自動車に押し付けたときの衝撃で移動してしまうケースとが考えられるが、後者の場合、タイヤ検出装置5の両光軸B1・B2が遮光に転ずることはほぼないので、両光軸B1・B2の状況で自走を判別することができる。
この発明は、以上のように実施できるものであるが、上記実施例に限定されるものではない。実施例ではドライブスルー方式の洗車装置について説明したが、それ以外のセルフサービス洗車装置にも適用できる。また、車体検出装置として反射式および透過式の光電スイッチを利用するが、光電スイッチに限らず所定エリアに車体が存在することを検知できるものであれば、いずれも適用が可能である。
1 洗車機本体
3 洗車受付装置
4 ゲート装置
5 タイヤ検出装置
6 第1スイッチ
7 第2スイッチ
9 ガイド表示器
20 洗車制御ボード

Claims (5)

  1. 洗車エリアの停車位置に停車した自動車に対し、門型に形成される洗車機本体を走行させて該洗車機本体に装備される洗車処理装置により前記自動車の車体を洗浄/乾燥する洗車装置において、
    停車位置において自動車のタイヤを検出し、自動車の入車方向に対して進入側に設けられる第1スイッチと、自動車の入車方向に対して退出側に設けられる第2スイッチとを備えたタイヤ検出手段と、
    該タイヤ検出手段の第1及び第2スイッチでタイヤを検出している状態で洗車機本体による洗車を許可し、洗車実行中に前記タイヤ検出手段の第1及び第2スイッチがタイヤ非検出に転じるとその順番から自動車の移動及び移動方向を検知し、自動車の移動方向及び洗車機本体の洗車状況に応じて異常停止とするか否かを判断し、異常停止が不要と判断すると洗車機本体及び洗車処理装置に対処動作を与える洗車制御手段
    を備え、
    前記第1および第2スイッチは、それぞれ光軸を形成する一対の発光部および受光部を備え、
    自動車の車幅方向において自動車を挟むように前記一対の発光部および受光部が配置され、
    前記第1スイッチの光軸と前記第2スイッチの光軸とが同時に遮光状態が得られるように、自動車の入車方向におけるタイヤサイズよりも前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間隔が短く、
    前記第1スイッチの光軸と第2スイッチの光軸とが床面と接地するタイヤを検知するよう、前記第1スイッチと第2スイッチは床面に敷設され
    前記第1スイッチの受光部と第2スイッチの受光部は、同じ高さで配列されて前記車幅方向の一方側ユニットとして第1保護カバーで覆われ、
    前記第1スイッチの発光部と第2スイッチの発光部は、同じ高さで配列されて前記車幅方向の他方側ユニットとして第2保護カバーで覆われている、
    ことを特徴とする洗車装置。
  2. 前記タイヤ検出手段は、前記第1スイッチがタイヤ非検出に転じた後、第2スイッチがタイヤ非検出に転じると自動車が停車位置から前方に移動したことを検知し、第2スイッチがタイヤ非検出に転じた後、第1スイッチがタイヤ非検出に転じると自動車が停車位置から後方に移動したことを検知する
    ことを特徴とする上記請求項1記載の洗車装置。
  3. 前記洗車制御手段は、前記洗車機本体が移動しながら前記洗車処理装置を自動車の車体上面に作用させる段階で、自動車が洗車機本体の移動方向と同方向に移動したことを検知すると、異常停止が不要と判断して対処動作として洗車機本体と前記洗車処理装置を洗車開始位置に戻し、自動車に対して停車位置に案内する報知を行う
    ことを特徴とする上記請求項1又は2記載の洗車装置。
  4. 前記洗車制御手段は、前記洗車機本体が移動しながら前記洗車処理装置が自動車の最も高い位置に達した後の段階で、自動車が洗車機本体の移動方向と逆方向に移動したことを検知すると、異常停止が不要と判断して対処動作として前記洗車処理装置の下降を禁止した状態で洗車機本体の移動を継続させる
    ことを特徴とする上記請求項1乃至3記載の洗車装置。
  5. 停車位置において自動車のタイヤを検出し、自動車の入車方向に対して進入側に設けられる第1スイッチと、自動車の入車方向に対して退出側に設けられる第2スイッチとを備えたタイヤ検出装置であって、
    前記第1および第2スイッチは、それぞれ光軸を形成する一対の発光部および受光部を備え、
    自動車の車幅方向において自動車を挟むように前記一対の発光部および受光部が配置され、
    前記第1スイッチの光軸と前記第2スイッチの光軸とが同時に遮光状態が得られるように、自動車の入車方向におけるタイヤサイズよりも前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間隔が短く、
    前記第1スイッチの光軸と第2スイッチの光軸とが床面と接地するタイヤを検知するよう、前記第1スイッチと第2スイッチは床面に敷設され
    前記第1スイッチの受光部と第2スイッチの受光部は、同じ高さで配列されて前記車幅方向の一方側ユニットとして第1保護カバーで覆われ、
    前記第1スイッチの発光部と第2スイッチの発光部は、同じ高さで配列されて前記車幅方向の他方側ユニットとして第2保護カバーで覆われている、
    ことを特徴とするタイヤ検出装置。
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