JP6960965B2 - 車両用リアトレーリングアーム支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用リアトレーリングアーム支持構造に関する。
特許文献1には、リアトレーリングアームを、リヤサイドフレームの外側面に固定された支持ブラケットと当該支持ブラケットに対向するサイドシルの後端部の内側面との間で、ボルトによって回転可能に支持した車両用リアトレーリングアーム支持構造が開示されている。支持ブラケットは、クロスメンバとの間にリヤサイドフレームが位置するように配されている。このため、特許文献1の構成では、車両の走行中においてリアトレーリングアームに作用する車両の左右方向(車幅方向)及び前後方向の荷重が、サイドシルの後端部およびクロスメンバによって支持される。
特開2018−203055号公報
ところで、車両のフレームに対するリアトレーリングアームの取付位置を変更すると、サイドシルの後端部やクロスメンバをリアトレーリングアームに作用する荷重の支持に利用できなくなる場合がある。例えば、リアトレーリングアームの取付位置をサイドシルの後端部やクロスメンバよりも車両の後方の位置(例えばリヤサイドフレームの真下の位置)に変更すると、サイドシルの後端部やクロスメンバをリアトレーリングアームに作用する荷重の支持に利用できない。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、サイドシルやクロスメンバがリアトレーリングアームの近く配されなくてもリアトレーリングアームに作用する左右方向及び前後方向の荷重を支持できる車両用リアトレーリングアーム支持構造を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る車両用リアトレーリングアーム支持構造は、サイドシルインナ(例えば実施形態におけるサイドシルインナ11)と、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部(例えば実施形態における傾斜部21)を有するリヤサイドフレーム(例えば実施形態におけるリヤサイドフレーム2)と、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材(例えば実施形態における補強部材3)と、備え、前記リヤサイドフレームは、底壁(例えば実施形態における底壁2A)と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁(例えば実施形態における外側壁2B及び内側壁2C)とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁(例えば実施形態における外支持壁7)と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁(例えば実施形態における内支持壁8)と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアーム(例えば実施形態におけるリアトレーリングアーム4)を回転可能に支持するボルト(例えば実施形態におけるボルト41)と、をさらに備え、前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部(例えば実施形態における延長部71)を含み、前記延長部は、前記補強部材の本体部(例えば実施形態における本体部31)から離れるように屈曲する。
(2)本発明の一態様において、前記サイドシルインナは、内側壁部(例えば実施形態における内側壁部11A)と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁(例えば実施形態における上壁11B及び下壁11C)とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、前記補強部材は、前記上壁及び前記下壁に結合されたジャッキアップスチフナー(例えば実施形態におけるジャッキアップスチフナー3)であってもよい。
(3)本発明の一態様において、前記ジャッキアップスチフナーは、前記リヤサイドフレームの開口を閉じる閉鎖プレート(例えば実施形態における閉鎖プレート5)に結合されてもよい。
(4)本発明の一態様において、前記サイドシルインナは、内側壁部(例えば実施形態における内側壁部11A)と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁(例えば実施形態における上壁11B及び下壁11C)とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、前記サイドシルインナは、前記下壁の後部を構成すると共に前記外支持壁に重ねて固定されて当該外支持壁を補強する補強部(例えば実施形態における補強部13)と、前記サイドシルインナの後部を構成すると共に前記内側壁部を車幅方向に拡大して前記リヤサイドフレームの前端を保持する保持部(例えば実施形態における保持部14)と、をさらに有し、前記保持部における前記内側壁部が、前記内支持壁に結合されてもよい。
(5)本発明の一態様において、前記外支持壁は、前記ボルトが通るボルト挿入孔(例えば実施形態におけるボルト挿入孔72)を有し、前記内支持壁には、前記ボルトを締結するナット(例えば実施形態におけるナット81)が設けられ、前記内支持壁の上端部が、前記保持部における前記内側壁部に結合され、前記内支持壁に重ねて固定され前記ボルトが通るボルト挿入孔(例えば実施形態におけるボルト挿入孔84)を有する補強板(例えば実施形態における補強板83)が、前記保持部における前記下壁に結合されてもよい。
(6)本発明の一態様において、前記外支持壁には、当該外支持壁の下端を車幅方向の外側に折り返した補強フランジ(例えば実施形態における補強フランジ73)が形成され、前記補強フランジは、前記補強部に重ねて結合されてもよい。
(7)本発明の一態様においては、前記補強部、前記保持部における前記下壁及び前記内支持壁に結合される結合補強部材(例えば実施形態における結合補強部材9)をさらに備えてもよい。
(8)本発明の一態様において、前記外支持壁は、リアホイールハウスインナーを形成してもよい。
(9)本発明の一態様において、前記補強部材は、リアホイールハウスアウター(例えば実施形態におけるリアホイールハウスアウター6)に結合されてもよい。
(10)上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る車両用リアトレーリングアーム支持構造は、サイドシルインナ(例えば実施形態におけるサイドシルインナ11)と、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部(例えば実施形態における傾斜部21)を有するリヤサイドフレーム(例えば実施形態におけるリヤサイドフレーム2)と、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材(例えば実施形態における補強部材3)と、備え、前記リヤサイドフレームは、底壁(例えば実施形態における底壁2A)と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁(例えば実施形態における外側壁2B及び内側壁2C)とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁(例えば実施形態における外支持壁7)と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁(例えば実施形態における内支持壁8)と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアーム(例えば実施形態におけるリアトレーリングアーム4)を回転可能に支持するボルト(例えば実施形態におけるボルト41)と、をさらに備え、前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部(例えば実施形態における延長部71)を含み、前記サイドシルインナは、内側壁部(例えば実施形態における内側壁部11A)と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁(例えば実施形態における上壁11B及び下壁11C)とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、前記補強部材は、前記上壁及び前記下壁に結合されたジャッキアップスチフナー(例えば実施形態におけるジャッキアップスチフナー3)であり、前記ジャッキアップスチフナーは、前記リヤサイドフレームの開口を閉じる閉鎖プレート(例えば実施形態における閉鎖プレート5)に結合される。
(11)上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る車両用リアトレーリングアーム支持構造は、サイドシルインナ(例えば実施形態におけるサイドシルインナ11)と、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部(例えば実施形態における傾斜部21)を有するリヤサイドフレーム(例えば実施形態におけるリヤサイドフレーム2)と、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材(例えば実施形態における補強部材3)と、備え、前記リヤサイドフレームは、底壁(例えば実施形態における底壁2A)と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁(例えば実施形態における外側壁2B及び内側壁2C)とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁(例えば実施形態における外支持壁7)と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁(例えば実施形態における内支持壁8)と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアーム(例えば実施形態におけるリアトレーリングアーム4)を回転可能に支持するボルト(例えば実施形態におけるボルト41)と、をさらに備え、前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部(例えば実施形態における延長部71)を含み、前記サイドシルインナは、内側壁部(例えば実施形態における内側壁部11A)と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁(例えば実施形態における上壁11B及び下壁11C)とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、前記サイドシルインナは、前記下壁の後部を構成すると共に前記外支持壁に重ねて固定されて当該外支持壁を補強する補強部(例えば実施形態における補強部13)と、前記サイドシルインナの後部を構成すると共に前記内側壁部を車幅方向に拡大して前記リヤサイドフレームの前端を保持する保持部(例えば実施形態における保持部14)と、をさらに有し、前記保持部における前記内側壁部が、前記内支持壁に結合される。
上記(1)の態様によれば、リアトレーリングアームを支持するボルトが、リヤサイド
フレームから下方に垂下する外支持壁及び内支持壁に取り付けられる。これにより、リア
トレーリングアームがサイドシルやクロスメンバの近くに配されなくても、リアトレーリ
ングアームをリヤサイドフレームの真下において回転可能に支持できる。
また、上記(1)の態様によれば、外支持壁の延長部がサイドシルインナ用の補強部材
に結合される。これにより、車両の走行中においてリアトレーリングアームに作用する車
幅方向(車両の左右方向)及び前後方向の荷重を、外支持壁の延長部からサイドシルイン
ナ用の補強部材に伝達することができる。
また、上記(1)の態様によれば、内支持壁がサイドシルインナに固定される。これに
より、車両の走行中においてリアトレーリングアームに作用する車幅方向及び前後方向の
荷重を、内支持壁からサイドシルインナに伝達することができる。
以上のことから、サイドシルやクロスメンバがリアトレーリングアームの近く配されな
くても、リアトレーリングアームに作用する車幅方向及び前後方向の荷重を支持すること
ができる。
また、外支持壁の延長部と補強部材とを挟み込みスポット溶接で接合ことができるため、車両の生産性を向上できる。
上記(2)の態様によれば、リアトレーリングアームに作用する前後方向の荷重を、ジャッキアップスチフナーから上下に分散してサイドシルインナに伝達することができる。すなわち、リアトレーリングアームに作用する車幅方向及び前後方向の荷重を、サイドシルインナによって支持することができる。
上記(3)の態様によれば、リアトレーリングアームに作用する前後方向の荷重を、ジャッキアップスチフナーからリヤサイドフレームの開口を閉じる閉鎖プレートにも伝達できる。
上記(4)の態様によれば、外支持壁に作用する前後方向の荷重を、補強部から当該補強部の前方に位置するサイドシルインナの下壁に伝達することができる。また、内支持壁に作用する荷重を、保持部から当該保持部の前方に位置するサイドシルインナの内側壁部に伝達することができる。
上記(5)の態様によれば、内支持壁に作用する前後方向の荷重を、保持部から当該保持部よりも前方に位置するサイドシルインナの下壁及び内側壁部に伝達することができる。また、ボルトを車幅方向の外側から外支持壁及び補強板のボルト挿入孔に順番に挿入して内支持壁のナットに締結できるため、ボルトを取り付ける作業性が良好となる。
上記(6)の態様によれば、外支持壁に作用する前後方向の荷重を、補強フランジを介して補強部から当該補強部の前方に位置するサイドシルインナの下壁に伝達することができる。
上記(7)の態様によれば、外支持壁及び内支持壁が、結合補強部材によって補強部及び保持部を含むサイドシルインナと強固に結合される。これにより、車幅方向及び前後方向の荷重をサイドシルインナ全体に分散、伝達することができる。
上記(8)の態様によれば、外支持壁がリアホイールハウスインナーを兼用することで、リアホイールハウスインナーを構成する部品点数を減らすことができる。したがって、泥水など車体への侵入を抑制できる。
上記(9)の態様によれば、補強部材に作用する荷重をリアホイールハウスアウターから上部車体に分散することができる。
本発明の一実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造を車幅方向の外側から見た側面図である。 図1の車両用リアトレーリングアーム支持構造を構成するサイドシルインナ及びリヤサイドフレームを概略的に示す側面図である。 図1のIII方向から見た車両用リアトレーリングアーム支持構造を示す斜視図である。 図1のIV−IV線で破断した図である。 図1,4のV−V線で破断した図である。 図1のVI−VI線で破断した図である。
以下、図1〜6を参照して本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る車両用リアトレーリングアーム支持構造は、図3に示すように、リアトレーリングアーム4をリヤサイドフレーム2の真下で回転可能に支持するものである。図1,3に示すように、車両用リアトレーリングアーム支持構造は、車両のフレームを構成するサイドシル1及びリヤサイドフレーム2と、サイドシル1を補強する補強部材3と、を備える。リアトレーリングアーム4、サイドシル1及びリヤサイドフレーム2などを含む車両用リアトレーリングアーム支持構造は、車両の左右方向(車幅方向)の両端に一対設けられるが、図1〜6においては車両の左側に配される構造のみが記載されている。
図2,6に示すように、サイドシル1は、車両の前後方向に延びる。図6に示すように、サイドシル1は、サイドシルインナ11、及び、サイドシルインナ11に対して車幅方向の外側に配されたサイドシルアウタ12を有する。サイドシルインナ11とサイドシルアウタ12とは、溶接などによって互いに接合されることで中空の筒状に形成される。図1〜5では、サイドシルアウタ12の記載が省略されている。
図5,6に示すように、サイドシルインナ11は、車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成されている。サイドシルインナ11は、内側壁部11Aと、車両の上下方向における内側壁部11Aの両端から車幅方向の外側に延びる上壁11B及び下壁11Cと、を有する。内側壁部11Aは、車幅方向を板厚方向とした板状に形成されている。上壁11B及び下壁11Cは、それぞれ上下方向を板厚方向とした板状に形成されている。
図1〜4に示すように、サイドシルインナ11は、その後部を構成する補強部13及び保持部14を有する。
図3,6に示すように、補強部13は、主に後部においてサイドシルインナ11の下壁11Cを構成する。補強部13は、当該補強部13の前方に位置するサイドシルインナ11の本体部分と別個に形成された上で、当該本体部分に溶接などで結合される。補強部13は、後述する外支持壁7に重ねて固定されて外支持壁7を補強する。
図2,4に示すように、保持部14は、サイドシルインナ11の本体部分に対して上方かつ車幅方向の内側に傾斜する。これにより、保持部14における内側壁部11Aは車幅方向の内側に拡大するように形成される。保持部14は、サイドシルインナ11の本体部分に一体に形成されている。保持部14は、後述するリヤサイドフレーム2の前端を保持する。
図2に示すように、リヤサイドフレーム2は、サイドシル1よりも車幅方向の内側で前後方向に延びる。リヤサイドフレーム2は、その前部で下方かつ外側に傾斜し、前述したサイドシルインナ11(特に前述した保持部14)に溶接などで結合される傾斜部21を有する。
図5に示すように、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)は、上方に開口する断面U字状に形成されている。リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)は、底壁2Aと、底壁2Aのうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁2B及び内側壁2Cと、を有する。底壁2Aは、概ね上下方向を板厚方向とし、車幅方向及び前後方向に延びる板状に形成されている。外側壁2B及び内側壁2Cは、それぞれ概ね車幅方向を板厚方向とした板状に形成されている。底壁2A、外側壁2B及び内側壁2Cは、一体に形成されている。
傾斜部21であるリヤサイドフレーム2の前端は、前述したサイドシルインナ11の後部に固定される。具体的には、リヤサイドフレーム2の内側壁2Cが、保持部14におけるサイドシルインナ11の内側壁部11Aに対して車幅方向の外側に重ねられ、溶接などによって結合される。また、リヤサイドフレーム2の前端では、保持部14におけるサイドシルインナ11の下壁11Cがリヤサイドフレーム2の底壁2Aの下側に位置する。
図1,6に示すように、補強部材3は、サイドシルインナ11の後部に固定されてサイドシルインナ11を補強する。本実施形態において、補強部材3は、サイドシルインナ11に対して車幅方向の外側に配され、サイドシルインナ11の上壁11B及び下壁11Cに溶接などで結合されている。本実施形態において、補強部材3に結合されるサイドシルインナ11の下壁11Cは補強部13である。
補強部材3は、車幅方向を板厚方向とし、上下方向及び前後方向に延びる板状に形成されている。具体的に、本実施形態の補強部材3は、図1,3,4に示すように、車幅方向を板厚方向とし、上下方向及び前後方向に延びてサイドシルインナ11に結合される本体部31と、本体部31の後部で屈曲されてサイドシルインナ11から離れるように車幅方向の外側に延びる屈曲部32と、を有する。
本実施形態の補強部材3は、ジャッキアップスチフナーである。以下の説明では、補強部材3をジャッキアップスチフナー3と呼ぶことがある。
図5,6に示すように、補強部材3(ジャッキアップスチフナー3)は、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の開口の少なくとも一部を閉じる閉鎖プレート5に溶接などで結合される。閉鎖プレート5は、例えばフロアパネル(不図示)の一部であってよい。閉鎖プレート5は、例えば図5に示すように後述する外支持壁7にも溶接などで結合されてもよい。
また、補強部材3は、図1に示すように、リアホイールハウスを構成するリアホイールハウスアウター6に溶接などで結合される。具体的には、補強部材3の屈曲部32がリアホイールハウスアウター6に結合される。
図3〜5に示すように、車両用リアトレーリングアーム支持構造は、外支持壁7と、内支持壁8と、ボルト41と、をさらに備える。
外支持壁7は、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の外側壁2Bに重ねて溶接などで固定される。外支持壁7は、外側壁2Bの下方に垂下し、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の底壁2Aや保持部14におけるサイドシルインナ11の下壁11Cよりも下方に突出する。外支持壁7は、外側壁2Bと同様に主に車幅方向を板厚方向とする板状に形成されている。
外支持壁7は、外側壁2Bに固定される外側壁2Bとの固定部分から前方に延びて前述した補強部材3に溶接などで結合される延長部71を含む。
図4に示すように、本実施形態の延長部71は、サイドシルインナ11に結合された補強部材3の本体部31から離れるように外側壁2Bとの固定部分に対して屈曲する。具体的に、延長部71は補強部材3の本体部31から離れるように車幅方向の外側に延びる。そして、延長部71は車幅方向の外側に延びる補強部材3の屈曲部32に重ねて固定される。
外支持壁7の延長部71は、外支持壁7の固定部分に対して鋭角に折り返さないように屈曲している、すなわち、外支持壁7の固定部分に対して鈍角(90度以上)に傾斜している。同様に、補強部材3の屈曲部32は、補強部材3の本体部31に対して鋭角に折り返さないように屈曲している、すなわち、補強部材3の本体部31に対して鈍角(90度以上)に傾斜している。
図4,5に示すように、外支持壁7には、前述したサイドシルインナ11の補強部13が重ねて固定される。本実施形態では、補強部13が外支持壁7のうち内支持壁8に対向する面に重なっている。これにより、外支持壁7が補強されている。
外支持壁7は、ボルト41が通るボルト挿入孔72を有する。ボルト挿入孔72は、外側壁2Bの下方に離れて位置する。本実施形態では、前述の補強部13もボルト41が通るボルト挿入孔15を有し、外支持壁7及び補強部13のボルト挿入孔72,15が互いに重なる。
図3〜5に示すように、外支持壁7には、外支持壁7の下端を車幅方向の外側に折り返した補強フランジ73が形成されている。補強フランジ73は、前述の補強部13に重ねて溶接などで結合されている。
本実施形態の外支持壁7は、上下方向に配列されて溶接などで互いに結合された上側外支持壁7A及び下側外支持壁7Bを有する。
リヤサイドフレーム2の外側壁2Bには、上側に位置する上側外支持壁7Aが固定される。外支持壁7のボルト挿入孔72及び補強フランジ73は、上側外支持壁7Aの下側に位置する下側外支持壁7Bに形成されている。外支持壁7の延長部71は、例えば上側外支持壁7A及び下側外支持壁7Bの一方のみによって構成されてよいが、本実施形態では上側外支持壁7A及び下側外支持壁7Bの両方によって構成されている。
サイドシルインナ11の補強部13は、上側外支持壁7A及び下側外支持壁7Bの両方に固定されている。すなわち、補強部13は、上側外支持壁7Aと下側外支持壁7Bとの結合を補強する。
以上のように構成される本実施形態の外支持壁7は、リアホイールハウスの一部をなすリアホイールハウスインナーを形成している。
図5に示すように、内支持壁8は、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の内側壁2Cに重ねて溶接などで固定される。内支持壁8は、内側壁2Cの下方に垂下し、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の底壁2Aや保持部14におけるサイドシルインナ11の下壁11Cよりも下方に突出する。これにより、内支持壁8は車幅方向において外支持壁7に対向する。内支持壁8は、内側壁2Cと同様に主に車幅方向を板厚方向とする板状に形成されている。
内支持壁8には、外支持壁7のボルト挿入孔72に通されたボルト41を締結するナット81が設けられている。ナット81は、例えば外支持壁7に対向する内支持壁8の対向面8aに設けられてよい。本実施形態において、ナット81は対向面8aと反対側に向く内支持壁8の反対面8bに設けられる。このため、内支持壁8は、ナット81に対応する位置に形成されてボルト41が通るボルト挿入孔82を有する。内支持壁8のナット81やボルト挿入孔82は、内側壁2Cの下方に離れて位置する。
内支持壁8には、内支持壁8を補強する補強板83が重ねられ、溶接などによって固定される。補強板83は、例えば内支持壁8の反対面8bに重ねて固定されてよい。本実施形態において、補強板83は内支持壁8の対向面8aのうち底壁2Aや下壁11Cよりも下方に位置する領域に重ねて固定される。
また、補強板83は車幅方向において内支持壁8のナット81やボルト挿入孔82を覆う。このため、補強板83は内支持壁8のナット81やボルト挿入孔82に対応する位置に形成されてボルト41が通るボルト挿入孔84を有する。図3に示すように、補強板83は、保持部14におけるサイドシルインナ11の下壁11Cに溶接などで結合される。
図5に示すように、内支持壁8は、保持部14におけるサイドシルインナ11の内側壁部11Aにも結合される。具体的には、リヤサイドフレーム2の内側壁2Cに結合される内支持壁8の上端部が、保持部14における内側壁部11Aにも溶接などで結合される。また、内支持壁8の上端部は、リヤサイドフレーム2の内側壁2Cとの間に保持部14における内側壁部11Aを挟むように配される。
図3〜5に示すように、ボルト41は、外支持壁7と内支持壁8との間でリアトレーリングアーム4を回転可能に支持する。本実施形態において、ボルト41は、外支持壁7、補強部13、補強板83及び内支持壁8の各ボルト挿入孔72,15,84,82に順番に通した上で、内支持壁8に設けられたナット81に噛み合い、締結される。これにより、ボルト41及びボルト41に支持されるリアトレーリングアーム4は、リヤサイドフレーム2(特に傾斜部21)の真下に配される。具体的に、ボルト41及びリアトレーリングアーム4は、クロスメンバ(不図示)よりも後方でリヤサイドフレーム2の真下に配される。
図3,5に示すように、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造は、結合補強部材9をさらに備える。結合補強部材9は、補強部13、保持部14における下壁11C及び内支持壁8に溶接などで結合される。これにより、補強部13、補強部13に固定された外支持壁7、及び、内支持壁8が、結合補強部材9によって保持部14における下壁11Cに強固に結合される。
以上説明したように、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、リアトレーリングアーム4を支持するボルト41が、リヤサイドフレーム2から下方に垂下する外支持壁7及び内支持壁8に取り付けられる。このため、リアトレーリングアーム4がサイドシル1やクロスメンバの近くに配されなくても、リアトレーリングアーム4をリヤサイドフレーム2の真下において回転可能に支持できる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、外支持壁7の延長部71がサイドシルインナ11用の補強部材3に結合される。これにより、車両の走行中においてリアトレーリングアーム4に作用する車幅方向及び前後方向の荷重(特に前後方向の荷重)を、外支持壁7の延長部71からサイドシルインナ11用の補強部材3に伝達することができる。
また、内支持壁8はサイドシルインナ11に固定される。これにより、車両の走行中においてリアトレーリングアーム4に作用する車幅方向及び前後方向の荷重を、内支持壁8からサイドシルインナ11に伝達することができる。
以上のことから、サイドシル1やクロスメンバがリアトレーリングアーム4の近く配されなくても、リアトレーリングアーム4に作用する車幅方向及び前後方向の荷重を支持することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、補強部材3が、サイドシルインナ11の上壁11B及び下壁11Cに結合されたジャッキアップスチフナー3である。これにより、リアトレーリングアーム4に作用する前後方向の荷重を、ジャッキアップスチフナー3から上下に分散してサイドシルインナ11に伝達することができる。すなわち、リアトレーリングアーム4に作用する車幅方向及び前後方向の荷重を、サイドシルインナ11によって支持することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、ジャッキアップスチフナー3が、リヤサイドフレーム2の上方への開口を閉じる閉鎖プレート5に結合される。これにより、リアトレーリングアーム4に作用する前後方向の荷重を、ジャッキアップスチフナー3から閉鎖プレート5にも伝達できる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、外支持壁7がサイドシルインナ11の下壁11Cの後部を構成する補強部13に固定されている。これにより、外支持壁7に作用する前後方向の荷重を、補強部13から当該補強部13の前方に位置するサイドシルインナ11の下壁11Cに伝達することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、内支持壁8が保持部14におけるサイドシルインナ11の内側壁部11Aに結合されている。これにより、内支持壁8に作用する荷重(特に前後方向の荷重)を、保持部14から当該保持部14の前方に位置するサイドシルインナ11の内側壁部11Aに伝達することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、内支持壁8に固定された補強板83が、保持部14におけるサイドシルインナ11の下壁11Cに結合されている。これにより、内支持壁8に作用する前後方向の荷重を、保持部14から当該保持部14よりも前方に位置するサイドシルインナ11の下壁11Cにも伝達することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、外支持壁7及び補強板83はそれぞれボルト41が通るボルト挿入孔72,82を有し、内支持壁8にはボルト41を締結するナット81が設けられている。このため、ボルト41を車幅方向の外側から外支持壁7及び補強板83のボルト挿入孔72,82に順番に挿入して内支持壁8のナット81に締結することができる。したがって、ボルト41を取り付ける作業性が良好となる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、外支持壁7の下端に形成された補強フランジ73が、サイドシルインナ11の下壁11Cの後部を構成する補強部13に重ねて結合される。これにより、外支持壁7に作用する前後方向の荷重を、補強フランジ73を介して補強部13から当該補強部13の前方に位置するサイドシルインナ11の下壁11Cに伝達することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、外支持壁7及び内支持壁8が、結合補強部材9によって補強部13及び保持部14を含むサイドシルインナ11と強固に結合される。これにより、車幅方向及び前後方向の荷重をサイドシルインナ11全体に分散、伝達することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、外支持壁7がリアホイールハウスインナーを兼用する。これにより、リアホイールハウスインナーを構成する部品点数を減らすことができる。したがって、泥水など車体への侵入を抑制できる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造によれば、補強部材3(ジャッキアップスチフナー3)が、リアホイールハウスアウター6に結合されている。これにより、補強部材3に作用する荷重をリアホイールハウスアウター6から上部車体に分散することができる。
また、本実施形態の車両用リアトレーリングアーム支持構造では、外支持壁7の延長部71が、補強部材3の本体部31から離れるように屈曲している。具体的には、外支持壁7の延長部71が、外側壁2Bに対する外支持壁7の固定部分に対して折り返さずに鈍角に傾斜するように屈曲している。また、延長部71に重ねて固定される補強部材3の屈曲部32が、補強部材3の本体部31に対して折り返さずに鈍角に傾斜するように屈曲している。これにより、外支持壁7の延長部71と補強部材3とを挟み込みスポット溶接で接合ことができるため、車両の生産性を向上することができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
1 サイドシル
2 リヤサイドフレーム
2A 底壁
2B 外側壁
2C 内側壁
3 補強部材(ジャッキアップスチフナー)
4 リアトレーリングアーム
5 閉鎖プレート
6 リアホイールハウスアウター
7 外支持壁
8 内支持壁
9 結合補強部材
11 サイドシルインナ
11A 内側壁部
11B 上壁
11C 下壁
13 補強部
14 保持部
15 ボルト挿入孔
21 傾斜部
31 本体部
32 屈曲部
41 ボルト
71 延長部
72 ボルト挿入孔
73 補強フランジ
81 ナット
82 ボルト挿入孔
83 補強板
84 ボルト挿入孔

Claims (11)

  1. サイドシルインナと、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部を有するリヤサイドフレームと、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材と、備え、
    前記リヤサイドフレームは、底壁と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、
    前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、
    前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアームを回転可能に支持するボルトと、をさらに備え、
    前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部を含み、
    前記延長部は、前記補強部材の本体部から離れるように屈曲する車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  2. 前記サイドシルインナは、内側壁部と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、
    前記補強部材は、前記上壁及び前記下壁に結合されたジャッキアップスチフナーである請求項1に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  3. 前記ジャッキアップスチフナーは、前記リヤサイドフレームの開口を閉じる閉鎖プレートに結合される請求項2に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  4. 前記サイドシルインナは、内側壁部と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、
    前記サイドシルインナは、前記下壁の後部を構成すると共に前記外支持壁に重ねて固定されて当該外支持壁を補強する補強部と、前記サイドシルインナの後部を構成すると共に前記内側壁部を車幅方向に拡大して前記リヤサイドフレームの前端を保持する保持部と、
    をさらに有し、
    前記保持部における前記内側壁部が、前記内支持壁に結合される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  5. 前記外支持壁は、前記ボルトが通るボルト挿入孔を有し、
    前記内支持壁には、前記ボルトを締結するナットが設けられ、
    前記内支持壁の上端部が、前記保持部における前記内側壁部に結合され、
    前記内支持壁に重ねて固定され前記ボルトが通るボルト挿入孔を有する補強板が、前記保持部における前記下壁に結合される請求項4に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  6. 前記外支持壁には、当該外支持壁の下端を車幅方向の外側に折り返した補強フランジが形成され、
    前記補強フランジは、前記補強部に重ねて結合される請求項4又は請求項5に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  7. 前記補強部、前記保持部における前記下壁及び前記内支持壁に結合される結合補強部材をさらに備える請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  8. 前記外支持壁は、リアホイールハウスインナーを形成する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  9. 前記補強部材は、リアホイールハウスアウターに結合される請求項1から請求項8のいずれか一項の車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  10. サイドシルインナと、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部を有するリヤサイドフレームと、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材と、備え、
    前記リヤサイドフレームは、底壁と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、
    前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、
    前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアームを回転可能に支持するボルトと、をさらに備え、
    前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部を含み、
    前記サイドシルインナは、内側壁部と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、
    前記補強部材は、前記上壁及び前記下壁に結合されたジャッキアップスチフナーであり、
    前記ジャッキアップスチフナーは、前記リヤサイドフレームの開口を閉じる閉鎖プレートに結合される車両用リアトレーリングアーム支持構造。
  11. サイドシルインナと、前部で下方かつ外側に傾斜し、前記サイドシルインナの後部に結合される傾斜部を有するリヤサイドフレームと、前記サイドシルインナに固定されて前記サイドシルインナを補強する補強部材と、備え、
    前記リヤサイドフレームは、底壁と、前記底壁のうち車幅方向の両端から上方に延びる外側壁及び内側壁とを有して上方に開口する断面U字状に形成され、
    前記内側壁は、前記サイドシルインナに固定され、
    前記外側壁に重ねて固定され前記外側壁の下方に垂下する外支持壁と、前記内側壁に重ねて固定され前記内側壁の下方に垂下して前記外支持壁に対向する内支持壁と、前記外支持壁と前記内支持壁との間でリアトレーリングアームを回転可能に支持するボルトと、をさらに備え、
    前記外支持壁は、前記外側壁との固定部分から車両の前方に延びて前記補強部材に結合される延長部を含み、
    前記サイドシルインナは、内側壁部と、前記内側壁部のうち車両の上下方向の両端から車幅方向の外側に延びる上壁及び下壁とを有して車幅方向の外側に開口する断面U字状に形成され、
    前記サイドシルインナは、前記下壁の後部を構成すると共に前記外支持壁に重ねて固定されて当該外支持壁を補強する補強部と、前記サイドシルインナの後部を構成すると共に前記内側壁部を車幅方向に拡大して前記リヤサイドフレームの前端を保持する保持部と、
    をさらに有し、
    前記保持部における前記内側壁部が、前記内支持壁に結合される車両用リアトレーリングアーム支持構造。
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