JP6960721B2 - 洗浄用のフィラメント、及び3dプリンタのクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる3Dプリンタのような3次元オブジェクト(立体物)を構築するモデリング装置において、ノズルのクリーニングに使用されるクリーニング用線材に関するものであり、さらには、それを用いた3Dプリンタのクリーニング方法に関する。
3次元オブジェクトの形成方法として、いわゆる3Dプリンタが注目されており、これまで実現することが難しかった複雑な形状の3次元オブジェクトも簡単に作製可能になってきている。3Dプリンタを用いれば、樹脂や金属等、任意の材料を積み重ねていくことにより、通常の方法では実現不可能な形状であっても加工することが可能である。
3Dプリンタには、いくつかの方式のものが知られており、その中で樹脂ストランド(線状体)を押出して積層堆積させる方式(熱溶融積層方式)のものは、コスト面で有利であること等から、各方面で開発が進められている(例えば、特許文献1や特許文献2等を参照)。
例えば、特許文献1の積層造形システムでは、造形材料であるフィラメントを押し出しヘッドに供給し、押し出しヘッドに搭載される液化機にてフィラメントを溶融し、ノズルを通して、溶融したフィラメントをベース上に押し出す。押し出しヘッド及びベースは、3Dモデルを形成するために相対的に移動し、多数の線状及び層状の材料を積層していき、3Dモデルを製造する。
特許文献2には、押出による積層堆積システムの押出ヘッドへ改質ABS材料を送出することと、押出ヘッドの応答時間を向上させる条件下で、送出された改質ABS材料を押出ヘッドにおいて溶融することと、3Dオブジェクトを形成するために、溶融された熱可塑性プラスチック材料を一層毎に堆積させることとを含む3Dオブジェクトを構築する方法が開示されている。
この種の方法では、樹脂材料を溶融堆積するというのが基本的な考えであり、原料素材として樹脂のストランド(線条体)が用いられる。特許文献3や特許文献4には、原料素材として用いる樹脂ストランドや、その供給方法等についての開示がある。
特許文献3には、3次元物体を作成するための組成物が開示されているが、造形物を作製する押出機では、押出ヘッドに可撓性フィラメントとして供給している。フィラメントは、押出ヘッドが携帯する液化機内で溶融される。液化機は凝固点よりもわずかに高い温度にフィラメントを加熱して、これを溶融状態にする。溶融材料は液化機のオリフィスを通じて台座上に押し出される。
特許文献4には、3次元堆積モデリング機械内でフィラメントを供給するフィラメントカセットおよびフィラメントカセット受器が開示されている。特許文献3では、フィラメントを簡便な様態でモデリング機械に係合および分離する方法を提供し、環境における湿気からフィラメントを保護する様態で実現され得るようにしている。
特表2009−500194号公報 特表2010−521339号公報 特許5039549号公報 特許4107960号公報
ところで、熱溶融積層方式の3Dプリンタでは、線条樹脂成形体(特許文献1に開示されるフィラメント)を溶融しながらノズルに供給し、これを積層堆積させることで3次元オブジェクトの成形を行うが、熱溶融積層方式の3Dプリンタに使用される従来の線条樹脂成形体(特許文献1に開示されるフィラメント)を用いた造形において、1つの3Dプリンターで複数のフィラメントを使用する際に、それまで造形で使用していたフィラメントが充填されているノズルに、次に造形に使用したいフィラメントを送り込み、新たにノズルに充填するが、それまで使用していたフィラメントと新たに使用するフィラメントで樹脂の種類が異なる場合に、融点や溶融開始温度の違いやノズル内面の金属に対する親和性からノズル内のフィラメントが置換されにくいという問題がある。例えば色彩の異なる線条樹脂成形体により3次元オブジェクトを成形する場合、ノズル内のフィラメントが速やかに置換されないと、フィラメントの交換後に、先に使用したフィラメントに起因する混色や汚れ等の問題が生ずるおそれがある。
成形される3次元オブジェクトにおいて、先に使用したフィラメント(線条樹脂成形体)等に起因する混色や汚れ等は、製品品質を大きく低下する要因になるが、熱溶融積層方式の3Dプリンタでは、これまで積極的な汚れ対策は採られていない。
本発明は、係る従来の実情に鑑みて提案されたものであり、熱溶融積層方式の3Dプリンタにおけるノズルの汚れを効果的に解消し得るクリーニング用線材を提供することを目的とし、さらには、混色等のおそれのない3次元オブジェクトの造形方法を可能とする3Dプリンタのクリーニング方法を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の洗浄用のフィラメントは、熱溶融積層方式の3Dプリンタに用いられ、造形用のフィラメントと置換して3Dプリンタのヘッドに供給されノズルから押し出しされることでノズルを洗浄する洗浄用のフィラメントであって、表面の少なくとも一部が充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物により形成されており、前記充填剤は、無機フィラー、炭素繊維、ガラス繊維から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。また、本発明の3Dプリンタのクリーニング方法は、ノズルに造形用のフィラメントを供給して3次元オブジェクトを造形する熱溶融積層方式の3Dプリンタのクリーニング方法であって、表面の少なくとも一部が無機フィラー、炭素繊維、ガラス繊維から選ばれる少なくとも1種である充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物により形成されている洗浄用のフィラメントを前記造形用のフィラメントと置換して3Dプリンタのヘッドに供給し、ノズルから押し出しすることで、ノズルをクリーニングすることを特徴とする。
充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物は、熱溶融積層方式の3Dプリンタに造形材料として用いられる線条樹脂成形体の残存物に対してクリーニング効果を有し、表面が前記樹脂組成物で形成されたクリーニング用線材を3Dプリンタのノズルに供給することで、ノズルに残存する付着物が絡め取られ、ノズルが洗浄される。また、それまで造形で使用していたフィラメント(線条樹脂成形体)が充填されているノズルに、次に造形に使用したいフィラメントを送り込む前に、洗浄用のフィラメント(クリーニング用線材)と速やかに置換が可能であり、且つ、次に造形に使用したいフィラメントによって速やかに置換する事ができるフィラメント(クリーニング用線材)をノズルへ充填する事で、それまで使用していたフィラメントから新たに使用するフィラメントへと円滑に置換され、ノズル内の充填時間が短縮される。
本発明のクリーニング用線材によれば、熱溶融積層方式の3Dプリンタにおけるノズルの汚れを効果的に解消することが可能である。また、本発明の3Dプリンタのクリーニング方法を適用することで、3Dプリンタによる3次元オブジェクトの造形において、混色等のない高品質な3次元オブジェクトを成形することが可能である。
3Dプリンタに使用される線条樹脂成形体の一例を示す概略斜視図である。 図1に示される線条樹脂成形体の断面図である。 2層構成の線条樹脂成形体の一例を示す概略斜視図である。 図3に示される線条樹脂成形体の断面図である。 線条樹脂成形体を製造する装置の側面図である。 2層構成の線条樹脂成形体を製造する装置の平面図である。 2層構成の線条樹脂成形体を製造する際に使用される金型の構成例を示す分解斜視図である。 図3に示される装置のサイジング装置の分解斜視図である。 図3に示される装置のサイジング装置の平面図であり、上部材を部分的に破断して示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。
先ず、3Dプリンタの概要について説明する。その基本的な仕組みは、コンピュータで作成した3Dデータを設計図として、断面形状を積層していくことで立体物すなわち3D(三次元)オブジェクトを作成するものである。その方法としては、例えば、液状の樹脂に紫外線などを照射し少しずつ硬化させていくインクジェット方式、粉末の樹脂に接着剤を吹きつけていく粉末固着方式、熱で融解した樹脂を少しずつ積み重ねていく熱溶融積層方式などの方法がある。本発明が適用されるのは、熱溶融積層方式のものであり、成形のための線条樹脂成形体は、例えばリールに巻回された状態で3Dプリンタに供給される。
熱溶融積層方式の3Dプリンタに使用される線条樹脂成形体としては、ABS樹脂等の単独の樹脂で構成されるものが一般的である。図1及び図2は、単独の樹脂で構成される、いわゆる単層の線条樹脂成形体10を示すものである。単層の線条樹脂成形体10は、単独の樹脂を線条に加工したものであり、極めてシンプルな構成である。
勿論、これに限らず、例えば多層構成の線条樹脂成形体等についても、本発明の製造方法は適用可能である。3Dプリンタにおいて、造形中に折れ曲がったり、折れたり、開封後に吸湿して品質劣化したり、熱溶融積層方式ではその造形方式から流動性の高い材料での造形が困難であるという問題がある。この問題を解消するために、熱可塑性樹脂を含む第1層と、前記第1層を被覆し、前記第1層とは異なる材質を含む第2層とを備え、前記第2層が前記第1層を被覆した状態で押し出され造形される2層構成の線条樹脂成形体の採用が好ましい。
2層構成の線条樹脂成形体の構成を図3、図4に基づいて説明すると、図3に示すように、線条樹脂成形体10は、熱溶融積層方式の3Dプリンタに用いられる造形材料であって、第1層21と、第1層21を被覆し、第1層21とは異なる材質を含む第2層22とを備える。
第1層21は、円柱状に形成され、熱可塑性樹脂を含む。熱可塑性樹脂には、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)を好適に用いることができる。
第2層22は、第1層21を被覆するように円筒状に形成され、線条樹脂成形体は第2層22が第1層21を被覆した状態で溶融軟化し、3Dプリンタの押し出しヘッドから被覆された状態を維持して溶融押し出され、第2層同士が融着して積層堆積することで3Dモデルを造形する。線条樹脂成形体の第1層及び第2層を構成する熱可塑性樹脂は押し出し可能な材質であれば良く、線条樹脂成形体に付与する機能に応じて適宜選択することができる。例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)の他、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテルなどの非晶性樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコールなどの結晶性樹脂、オレフィン系、スチレン系、ポリエステル系の熱可塑性エラストマー、及びそれらの混合物が好適に用いられる。さらに、カーボンブラック、炭素繊維、ガラス繊維、タルク、マイカ、ナノクレイ、マグネシウムなどの無機系の添加剤、酸化防止剤、滑剤、着色剤などを適宜混合することができる。
なお、第1層21及び第2層22は、酸化防止剤や滑剤などの各種の添加剤を含む材料で構成することもできる。
2層構成からなる線条樹脂成形体を用いて3次元オブジェクトを造形する場合、線条樹脂成形体の外層比率が5%未満であると造形後に外層となる第2層が切れてしまい、第1層が露出するおそれがある。この場合、第2層によって得られる機能を得ることができないものとなる。一方で、外層比率が35%以上であると内層側となる第1層の機能が発現されなくなるとともに、多層にすることによる機能が得ることができなくなる。
ここで、外層比率は、線条樹脂成形体の任意の位置での垂直断面における最大径と最小径の平均直径に対して、外層となる第2層の厚みの4点平均値の比率により求めることができる。外層の4点平均の厚みは、線条樹脂成形体の最大径における線分の両端に位置する第2層と重なる線分のそれぞれの長さ2点と、最大径における線分と直行する線分の両端に位置する第2層と重なる線分のそれぞれの長さ2点の合計4点の平均値にて算出する。外層比率は、外層となる第2層の4点平均厚みの値を線条樹脂成形体の平均直径で除した値を百分率で表した値とする。
第1層21及び第2層22の外径寸法は、求められる仕様に応じて適宜設定可能であるが、外径寸法を例示すると、第1層21の外径d(図4参照)が1.35mm±0.2mmであり、第2層22の外径D(図4参照)が1.75mm±0.1mmである。
熱溶融積層方式の3Dプリンタによる3次元オブジェクトの造形方法では、前述の線条樹脂成形体を造形材料として用い、これをノズルから溶融押し出しすることで立体物の形成が行われる。本発明のクリーニング用線材は、前述の熱溶融積層方式の3Dプリンタにおいて、プリンタヘッドであるノズルの洗浄に用いるものである。以下、本発明のクリーニング用線材について説明する。
本発明のクリーニング用線材は、表面の少なくとも一部が充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物(クリーニング組成物)により形成されていることを特徴とするものであり、充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物によるクリーニング効果により、ノズルに残存する付着物を除去(クリーニング)する。
前記樹脂組成物において、樹脂材料としては任意のものを使用することができるが、例えばABS樹脂、PLA樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド等が例示される。当該樹脂組成物自体の付着性等を考慮すると、ポリオレフィン系の樹脂材料を使用することが好適である。特に、ポリエチレンは、クリーニング用線材を構成する樹脂組成物の樹脂材料として好ましい。樹脂材料の含有量としては、10質量%〜40質量%であり、望ましくは20質量%〜30質量%である。
前記樹脂組成物は、所定の割合で充填剤を含有している必要がある。充填剤は、ノズルに残存する付着物を物理的に剥がし取る機能を有し、樹脂組成物が所定量含有することで、クリーニング効果が高いものとなる。
充填剤としては、無機フィラー等が使用でき、例えばタルク、炭酸カルシウム、マイカ、モンモリロナイト、水酸化アルミニウム、カオリン、ワラストナイト、シリカ、ウィスカ等を例示することができる。その他、炭素繊維(カーボンファイバ)、ガラス繊維(ガラスファイバやガラスウール等)等も使用可能である。
樹脂組成物における充填剤の含有量としては、30質量%〜80質量%とすることが好ましく、40質量%〜60質量%とすることがより好ましく、50質量%〜60質量%とすることがさらに好ましい。充填剤の含有量が30質量%未満であると、十分なクリーニング効果を得ることができなくなるおそれがある。充填剤の含有量が80質量%を越えると、相対的に樹脂材料の割合が減り、クリーニング用線材の形態を維持することが難しくなるおそれがある。
潤滑剤としては、公知の潤滑剤をいずれも使用することができ、例えば低分子ポリエチレン、パラフィン、ステアリン酸、べへニン酸、ヒドロキシステアリン酸、エルカ酸、オレイン酸などの脂肪酸および誘導体化物等が例示される。表面の清浄化効果等を考慮すると、脂肪酸金属塩系の潤滑剤(いわゆる金属石鹸)を用いることが好ましい。具体的には、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸バリウム、ラウリン酸カルシウム等である。
樹脂組成物における潤滑剤の含有量としては、20質量%以下とすることが好ましく、10質量%以下とすることがより好ましい。潤滑剤の含有量が20質量%を越えると、潤滑性が高くなりすぎ、充填剤によるクリーニング効果を十分に発揮できなくなるおそれがある。
樹脂組成物には、必要に応じて各種添加剤を加えてもよい。加える添加剤の種類も任意である。添加剤の添加量も任意であるが、あまり多すぎると充填剤や潤滑剤の割合が相対的に減少し、十分なクリーニング効果が得られなくなるおそれがあることから、1質量%〜10質量%とすることが好ましい。
クリーニング用線材の形態としては、例えば図1,2に示す線条樹脂成形体のように単層構成としてもよいし、図3,4に示す線条樹脂成形体のように2層(多層)構成としてもよい。前者の場合、充填剤と潤滑剤を含有する樹脂組成物(クリーニング組成物)で線材を形成すればよい。後者の場合、比較的強度の高い樹脂材料により芯材(第1層)を形成し、その表面を覆って充填剤と潤滑剤を含有する樹脂組成物(クリーニング組成物)からなる第2層を形成すればよい。なお、この時、芯材(第1層)は、樹脂組成物(クリーニング組成物)が含有する樹脂材料と同じ樹脂材料によって構成することができる。
クリーニング用線材を2層構成とする場合、外層比率は20%以上とすることが好ましい。外層比率が20%未満であると、十分なクリーニング効果が得られなくなるおそれがある。なお、前記外層比率の上限は、特に規定されるものではないが、2層とすることの意義を考えると、80%以下とすることが好ましい。
あるいは、クリーニング組成物を、当該クリーニング組成物を構成する樹脂材料と相溶性の悪い樹脂と混ぜ、いわゆる海島構造のクリーニング用線材とすることも好適な実施形態である。海島構造のクリーニング線材においては、クリーニング組成物が表面に点在する形になり、クリーニング組成物が間欠的に繰り返し摺接することで、良好なクリーニング効果が発揮される。
クリーニング用線材は、ある程度の強度を有することが好ましい。具体的には、クリーニング用線材のJIS K 7113:1995に準拠して測定される降伏点強度が7MPa以上であることが好ましい。降伏点強度は、ノズルへの押し込みやすさの指標になり、クリーニング用線材の降伏点強度が7未満であると、円滑な押し込みが難しくなるおそれがある。前記降伏点強度の上限は、特に規定されるものではないが、120MPa以下とすることが好ましい。
以上のような構成を有するクリーニング用線材は、造形材料である線条樹脂成形体と同様、リールから繰り出しながら3Dプリンタのノズルに供給することで、ノズルの内面に摺接し、クリーニングが行われる。また、それまで造形で使用していたフィラメント(線条樹脂成形体)が充填されているノズルに、次に造形に使用したいフィラメントを送り込む前に、洗浄用のフィラメント(クリーニング用線材)と速やかに置換が可能であり、且つ、次に造形に使用したいフィラメントによって速やかに置換する事ができるフィラメント(クリーニング用線材)をノズルへ充填する事で、それまで使用していたフィラメントから新たに使用するフィラメントへと円滑に置換される。
例えば、3Dプリンタにおいて、造形物の色や材質を変更する際に、色や材質の異なる線条樹脂成形体に切り替える前に、前記クリーニング用線材をノズルに供給し、クリーニングを行う。その後、色や材質の異なる線条樹脂成形体に切り替えれば、先の線条樹脂成形体が残存することによる混色や汚れを解消することができ、品質の高い造形物の成形が可能になる。多色の成形物を造形する場合等においても、同様の操作により混色や汚れ等を解消することができ、高品質の造形物を成形することが可能である。
次に、前述の線条樹脂成形体やクリーニング用線材の製造方法(製造ライン)について説明する。なお、本発明のクリーニング用線材は、造形材料である線条樹脂成形体と同様の工程で作製することができるので、以下においては、線条樹脂成形体の製造方法を例にして説明する。
図5に示すように、線条樹脂成形体1の製造ライン30は、押出機31、金型32、サイジング装置33、水槽37、固定ローラ41、外径寸法測定装置42及び巻き取り装置43を含む。
押出機31は、原料樹脂組成物を溶融混練し、これを連続的に金型32へと供給するもので、例えばスクリューが内蔵されるシリンダ、原料投入用のホッパ31a、射出ノズル等を備えて構成されている。原料投入用のホッパから投入された原料樹脂組成物は、シリンダ内でスクリューにより溶融混練され、射出ノズルから金型32へ射出される。
金型32は、押出機31からの溶融樹脂を水平方向に押し出すものであり、ここから押し出された溶融樹脂が冷却されて線条樹脂成形体10となる。原料樹脂組成物は、用途等に応じて原料樹脂や各種添加材等を配合したものであり、任意の材料が選択可能である。
なお、例えば2層構成の線条樹脂成形体10を製造する場合には、材料の異なる2種類の樹脂を同心円状に押し出せばよい。より具体的には、金型32では、同心円状に配置される2つの出口から第1層21の材料及び第2層22の材料を押し出すことにより、多層化構造(2層化構造)の線条樹脂成形体10の連続体を形成する。
図6は、2層構成の線条樹脂成形体10を製造する場合に使用される装置の一例を示すものである。2層構成の線条樹脂成形体10を成形する場合には、2台の押出機31A,31Bを直交するように配置する。そして、例えば押出機31Aのホッパ31aから第1層を形成するための原料樹脂組成物を投入し、金型32へと溶融押し出しするとともに、押出機31Bのホッパ31bから第2層を形成するための原料樹脂組成物を投入し、金型32へと溶融押し出しする。それぞれの押出機31A,31Bから押し出された原料樹脂組成物は、金型32で合流し、芯となる第1層の周囲が第2層で被覆される。
2層構成の線条樹脂成形体10を製造する場合に使用される金型32としては、例えば図7に示すような多層金型を使用すればよい。本例の多層金型は、3つの金型部材32A,32B,32Cを組み合わせたものであり、各金型部材32A,32B,32Cは、それぞれ中央流路N1,N2,N3を有している。原料樹脂組成物は、これら中央流路N1,N2,N3で線条とされる。
また、金型部材32Bは、前記中央流路N2を囲んで内部に円形金型部CBを有するとともに、この円形金型部CBの周囲に4つの貫通流路R1,R2,R3,R4を有する。貫通流路R1,R2,R3,R4は、それぞれ金型部材32Bを厚さ方向で貫通する形で形成されている。円形金型部CBは、その中央に中央流路N2が形成されるとともに、円形面が金型部材32Bの金型面から後退する形で形成されている。
金型部材32Cは、前記中央流路N3を囲んで円環状流路CRを有するとともに、円環状流路CRの外側に半円形状の中間通路HRを有する。この半円形状の中間通路HRは、180°対称位置で円環条流路CRと接続されている。さらに、金型部材32Cは、この中間通路HRの1箇所に接続される材料供給通路Xを有する。円環状流路CRは、前記金型部材32Bの貫通流路R1,R2,R3,R4と対向する。
前記3つの金型部材32A,32B,32Cを組み合わせた金型32では、第1層21を形成するための原料樹脂組成物は、押出機31Aから押し出され、金型部材32Cの中央流路N3へと供給され、金型部材32Bの中央流路N2、金型部材32Aの中央流路N1を経て、金型32から引き出される。一方、第2層22を形成するための原料樹脂組成物は、押出機31Bから押し出され、金型部材32Cの材料供給通路Xへと供給される。ここから供給された原料樹脂組成物は、半円形状の中間通路HRを通って円環状流路CRへ流れ込み、円環状流路CRに対向して設けられた金型部材32Bの各貫通流路R1,R2,R3,R4へと供給される。貫通流路R1,R2,R3,R4へと供給された原料樹脂材料は、金型部材32Aの金型面とこれから後退する形で形成される円形金型部CBとの間の空間へと流れ込み、円形金型部CBに設けられた中央流路N2から引き出される第1層21の周面を被覆する。前記空間へ円環状に連なる貫通流路R1,R2,R3,R4から原料樹脂材料を供給することで、ウエルドラインの発生が最小限に抑えられる。
水槽37は、押出機31から押し出された線条樹脂成形体10の搬送方向に沿って長い箱状に形成される。線条樹脂成形体10は、水槽37の一端の壁から水槽37内に導入され、水槽37の他端の壁から導出される。水槽37には、線条樹脂成形体10を浸漬させ、線条樹脂成形体10を冷却する水37aが貯留される。
サイジング装置33は、水槽37の一端の壁の内側に配置されており、押出機31から水槽37内に送られた線条樹脂成形体10の断面を真円にし、かつ、線条樹脂成形体10の外径寸法を所定の寸法に均一化させる機能を有する。断面円形の空間を有するサイジング装置33を通過させることで、線条樹脂成形体10の線形や線径がある程度整えられるが、それだけでは不十分であるため、ここでは、真空吸引によりこれを促進することとする。
図8及び図9に示すように、サイジング装置33は、上下一対の下部材33D及び上部材33Uを備え、下部材33D及び下部材33Dのそれぞれの合わせ面には、線条樹脂成形体10の連続体の搬送方向に沿って形成され、線条樹脂成形体10を通す半円筒面状の第1の溝33aと、この第1の溝33aに対して直交するように交差する複数(この例では、互いに平行に並ぶ7本)の真空吸引用の第2の溝33bとが設けられる。真空吸引用の第2の溝33bの数は任意であり、サイジング装置33を通過後の線条樹脂成形体10の整形精度が十分良好なものとなるように適宜設定すればよい。また、真空吸引用の第2の溝33bは、水平方向ばかりでなく、垂直方向、斜め方向等、任意の方向に設けることも可能であり、やはり整形精度が十分良好なものとなるように適宜設定すればよい。
サイジング装置33において、真空吸引を行うことで、線条樹脂成形体10に対して真空吸引力が働く。その結果、線条樹脂成形体10の外周面が下部材33D及び上部材33Uに設けられた溝33aの断面円形の空間に臨む壁面に引き付けられ、溝33aにより形成される空間の形状、直径に整形される。これにより、サイジング装置33を通過した線条樹脂成形体10は、断面が概ね真円形状となり、その径は設定値(空間の直径)と概ね一致して一定となる。
固定ローラ41は、サイジング装置33を経て水槽37内において線条樹脂成形体10の姿勢を安定させ、かつ、巻き取り装置43側に向けて線条樹脂成形体10を搬送する。
外径寸法測定装置42は、水槽37で冷却された線条樹脂成形体10の外径寸法を測定する。巻き取り装置43は、外径寸法測定装置42を経た線条樹脂成形体10を挟んで下流側に搬送する上下一対の巻き取りローラ43aと、巻き取りローラ43aの下流側に配置され、線条樹脂成形体10を巻き取る巻き取り軸43cを有するボビン巻き取り機43bとを備える。
次に、この製造ライン30を用いて線条樹脂成形体10を製造する方法について説明する。線条樹脂成形体10を製造する方法は、押出工程、サイジング工程、冷却工程、寸法測定工程及び巻き取り工程を含む。
図5に示すように、押出工程では、押出機31においてホッパ31aから投入された樹脂ペレットを溶融し、溶融した樹脂を金型32から押し出す。この際、第1層21を押し出すとともに第1層21を被覆するように第2層22を押し出して多層化構造の線条樹脂成形体10を押し出す。この例では、金型32から、外径(符号D1で示す)が2.2mmの線条樹脂成形体10が押し出される。
サイジング工程では、図8及び図9に示すように、サイジング装置33において、線条樹脂成形体10が、上下の第1の溝33aで形成される搬送通路35に沿って走行し、同時に、複数の上下の第2の溝33bで形成される吸引通路36によって真空吸引されることにより、搬送通路35の内径に合わせた均一な外径に形成される。この例では、外径D1が2.2mmの線条樹脂成形体10が、サイジング装置33を通過することにより、その外径(符号D2で示す)が搬送方向において1.80mmに均一化される。
冷却工程では、外径(符号D2で示す)が1.80mmの線条樹脂成形体10が、水槽37を通過することにより冷却され、線条樹脂成形体10の外径(符号Dで示す)が1.75mmに縮径される。
寸法測定工程では、線条樹脂成形体10の外径を測定し、測定値が適正な大きさであるか否かを判定する。この例では、線条樹脂成形体10の外径が1.75mmを中心とした所定の規格幅の範囲内であるか否かを判定する。線条樹脂成形体10の外径が規格幅の範囲外である場合、外径が規格幅の範囲内になるように、各製造条件を見直す。
巻き取り工程では、線条樹脂成形体10の外径が規格の範囲内である場合、巻き取り装置43の巻き取りローラ43aでボビン巻き取り機43bに送り、巻き取り軸43cに線条樹脂成形体10の連続体を巻き取っていく。所定長さの線条樹脂成形体10が巻き取り軸43cに巻き取られたら、新しい巻き取り軸43cに線条樹脂成形体10を巻き取るようにする。
以上の製造ラインにより製造される線条樹脂成形体10は、サイジング装置33において真空吸引しているので、線径が一定で真円に近い断面形状を有しており、これを例えば3次元オブジェクトの原料素材として用いることで、精度の高いモデリングの実現が可能である。
本発明のクリーニング用線材についても、同様の製造装置、製造工程を適用して成形が可能であるが、クリーニング用線材においては、造形材料である線条樹脂成形体ほど線径について精度が要求されないことから、例えばサイジング工程を省略することもできる。
以上、本発明を適用した実施形態についてを説明してきたが、本発明が前述の実施形態に限られるものでないことは言うまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
市販のクリーニング組成物(トーヨーカラー社製、商品名リオクリン−Z)を用いてクリーニング用線材(JIS K 7113:1995に準拠して測定した降伏点強度が7.3MPa)を作製した。前記組成物は、熱可塑性樹脂としてポリエチレンを30質量%、無機充填材を60質量%、滑材としてステアリン酸亜鉛を10質量%含むものである。
(比較例1)
熱可塑性樹脂であるポリエチレンのみで構成したクリーニング用線材を作製した。
(効果の確認)
実施例1および比較例1で作製したクリーニング用線材に対し、各種評価を以下の通り実施して効果を確認した。すなわち、実施例1において、3Dプリンタでのノズル充填物の置換が容易であり、その後速やかに造形用のフィラメントで充填する事が出来、速やかに造形物を得ることができた。比較例1においては、3Dプリンタでのノズル充填物の置換が困難であり、その後速やかに造形用のフィラメントで充填することが出来なかった。
これら評価結果から明らかなように、本発明を適用したクリーニング用線材を使用することで、速やかにフィラメントの置換が可能であり。造形用のフィラメントのノズル内の充填時間を短縮することが可能である。したがって、これを例えば異なるフィラメントを用いた3次元オブジェクトを造形する際に用いることで、効率よく多数の造形物を得ることが可能である。
10 線条樹脂成形体
21 第1層
22 第2層
30 製造ライン
31 押出機
32 金型
33 サイジング装置
37 水槽
42 外径寸法測定装置
43 巻き取り装置
d 第1層の外径
D 第2層の外径

Claims (5)

  1. 熱溶融積層方式の3Dプリンタに用いられ、造形用のフィラメントと置換して3Dプリンタのヘッドに供給されノズルから押し出しされることでノズルを洗浄する洗浄用のフィラメントであって、
    表面の少なくとも一部が充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物により形成されており、
    前記充填剤は、無機フィラー、炭素繊維、ガラス繊維から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする洗浄用のフィラメント。
  2. 芯材となる第1層と、第1層を被覆する第2層とを有してなり、前記第2層が充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物により形成されていることを特徴とする請求項1記載の洗浄用のフィラメント。
  3. 前記樹脂組成物は、ポリエチレン樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2記載の洗浄用のフィラメント。
  4. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の洗浄用のフィラメント。
  5. ノズルに造形用のフィラメントを供給して3次元オブジェクトを造形する熱溶融積層方式の3Dプリンタのクリーニング方法であって、
    表面の少なくとも一部が無機フィラー、炭素繊維、ガラス繊維から選ばれる少なくとも1種である充填剤と潤滑剤を含む樹脂組成物により形成されている洗浄用のフィラメントを前記造形用のフィラメントと置換して3Dプリンタのヘッドに供給し、ノズルから押し出しすることで、ノズルをクリーニングすることを特徴とする3Dプリンタのクリーニング方法。
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