JP7205826B2 - 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 - Google Patents
熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7205826B2 JP7205826B2 JP2019048442A JP2019048442A JP7205826B2 JP 7205826 B2 JP7205826 B2 JP 7205826B2 JP 2019048442 A JP2019048442 A JP 2019048442A JP 2019048442 A JP2019048442 A JP 2019048442A JP 7205826 B2 JP7205826 B2 JP 7205826B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strand
- temperature
- flow rate
- melt flow
- wire portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
好ましくは、前記記載の粒状体を、スクリュー式押出機内で溶融し、ノズルから押し出して形成されたストランドを走査する走査工程を備える、造形物の製造方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、10~200g/10分であり、前記造形温度は、前記ノズルから押し出された直後の前記ストランドの温度である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、60~140g/10分である、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記走査工程を行って形成される単層構造体を積層することによって積層構造体を形成し、前記単層構造体は、それぞれ、互いに間隔を開けて設けられた複数の平行線部を備え、前記積層構造体において上下方向に隣接する2つの前記単層構造体は、前記複数の平行線部が互いに交差するように設けられている、方法である。
好ましくは、前記記載の方法であって、前記平行線部の線幅に対する、前記平行線部のピッチで定義されるピッチ比は、1.5~6である、方法である。
図1に示す本発明の一実施形態の熱溶融式三次元プリンタ用粒状体1は、熱可塑性エラストマーで構成されている。この熱可塑性エラストマーは、ショアA硬度が0~10であり、メルトフローレイトが測定温度120~230℃のうちの少なくとも1点において10~200g/10分である。以下、詳細に説明する。
図2に示すように、本発明の一実施形態の造形物の製造方法は、上記記載の粒状体1を、スクリュー式押出機2内で溶融し、ノズル2cから押し出して形成されたストランド4を走査する走査工程を備える。ストランド4は、溶融状態で押し出され、そのまま走査される。
◎:造形の崩れが観察されなかった。
○:造形のわずかな崩れ(例えば、造形物の角部のめくれ)が観察された。
×:ストランドの千切れやストランドの造形ベッドへの未定着が発生したか、又は造形の著しい崩れが観察された。
CJ103: 株式会社クラレ製、アーネストン
JS20N: 株式会社クラレ製、アーネストン
AR-SC-0:アロン化成株式会社製
AR-SC-5:アロン化成株式会社製
AR-815C:アロン化成株式会社製
1a :外接円
2 :スクリュー式押出機
2a :ホッパー
2b :シリンダ
2c :ノズル
4 :ストランド
5 :積層構造体
6 :単層構造体
6a :外周線部
6b :内側線部
6b1 :平行線部
6b2 :連結線部
7 :単層構造体
7a :外周線部
7b :内側線部
7b1 :平行線部
7b2 :連結線部
8 :単層構造体
8a :外周線部
8b :内側線部
8b1 :平行線部
8b2 :連結線部
P :ピッチ
S :空隙
W :線幅
Claims (10)
- 粒状体を、スクリュー式押出機内で溶融し、ノズルから押し出して形成されたストランドを走査する走査工程を備える造形物の製造方法であって、
前記粒状体は、熱可塑性エラストマーで構成された熱溶融式三次元プリンタ用粒状体であり、
前記熱可塑性エラストマーは、ショアA硬度が0~10であり、
120~230℃の造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、60~140g/10分であり、
前記造形温度は、前記ノズルから押し出された直後の前記ストランドの温度である、造形物の製造方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記走査工程を行って形成される単層構造体を積層することによって積層構造体を形成し、
前記単層構造体は、それぞれ、互いに間隔を開けて設けられた複数の平行線部を備え、
前記積層構造体において上下方向に隣接する2つの前記単層構造体は、前記複数の平行線部が互いに交差するように設けられ、
前記平行線部の線幅に対する、前記平行線部のピッチで定義されるピッチ比は、1.5~6である、方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
前記造形温度は、200℃以上、220℃未満であり、
前記造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、70~90g/10分である、方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
前記造形温度は、140℃以上、155℃未満であり、
前記造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、110~140g/10分である、方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、
前記造形温度は、180℃以上、195℃未満であり、
前記造形温度での前記ストランドのメルトフローレイトは、120~140g/10分である、方法。 - 請求項2~請求項5の何れか1つに記載の方法であって、
前記単層構造体は、外周線部と、内側線部を備え、
前記内側線部は、前記外周線部によって囲まれた領域内に設けられ、
前記外周線部と前記内側線部は互いに溶着されている、方法。 - 請求項6に記載の方法であって、
前記外周線部と前記内側線部のそれぞれを、前記ストランドの押し出しを停止させることがない一筆書きによって形成する、方法。 - 請求項7に記載の方法であって、
前記単層構造体の全体を、前記ストランドの押し出しを停止させることがない一筆書きによって形成する、方法。 - 請求項1~請求項8の何れか1つに記載の方法であって、
前記ストランドの直径は、0.5~6.0mmである、方法。 - 請求項1~請求項9の何れか1つに記載の方法であって、
前記粒状体を構成する粒の最長部の長さをLとし、最長部に対して垂直な面での最大の外接円の直径をDとした場合に、L/Dは1~10である、方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019048442A JP7205826B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 |
PCT/JP2020/004044 WO2020162427A1 (ja) | 2019-02-07 | 2020-02-04 | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法、積層構造体及び積層構造体の製造方法 |
CN202080007609.5A CN115943046A (zh) | 2019-02-07 | 2020-02-04 | 热熔式三维打印机用粒状体、造型物的制造方法、层叠结构体以及层叠结构体的制造方法 |
US17/425,082 US12053922B2 (en) | 2019-02-07 | 2020-02-04 | Granular material for heat-fusion type three-dimensional printers, method for manufacturing molded object, layered structure, and method for manufacturing layered structure |
EP20751936.4A EP3922459A4 (en) | 2019-02-07 | 2020-02-04 | GRANULAR MATERIAL FOR FUSION ASSEMBLY TYPE THREE-DIMENSIONAL PRINTERS, METHOD FOR MAKING MOLDED OBJECT, LAYERED STRUCTURE AND METHOD FOR MAKING LAYERED STRUCTURE |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019048442A JP7205826B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020146988A JP2020146988A (ja) | 2020-09-17 |
JP7205826B2 true JP7205826B2 (ja) | 2023-01-17 |
Family
ID=72431567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019048442A Active JP7205826B2 (ja) | 2019-02-07 | 2019-03-15 | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7205826B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4393705A1 (en) | 2021-08-27 | 2024-07-03 | Kyoraku Co., Ltd. | Thermal melting three-dimensional printer and method for producing molded object |
WO2023162890A1 (ja) | 2022-02-22 | 2023-08-31 | キョーラク株式会社 | 造形物及びその製造方法、造形データの作成方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012017392A (ja) | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Bridgestone Corp | 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体 |
JP2016036433A (ja) | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 花王株式会社 | 清掃用具 |
WO2017154335A1 (ja) | 2016-03-07 | 2017-09-14 | 住友ゴム工業株式会社 | 三次元積層造形用ゴム組成物 |
JP2018051917A (ja) | 2016-09-28 | 2018-04-05 | キョーラク株式会社 | 3dプリンタ |
WO2018207242A1 (ja) | 2017-05-08 | 2018-11-15 | 武藤工業株式会社 | 三次元造形装置、及びその制御方法、並びにその造形物 |
-
2019
- 2019-03-15 JP JP2019048442A patent/JP7205826B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012017392A (ja) | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Bridgestone Corp | 熱可塑性エラストマー組成物及びその成形体 |
JP2016036433A (ja) | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 花王株式会社 | 清掃用具 |
WO2017154335A1 (ja) | 2016-03-07 | 2017-09-14 | 住友ゴム工業株式会社 | 三次元積層造形用ゴム組成物 |
JP2018051917A (ja) | 2016-09-28 | 2018-04-05 | キョーラク株式会社 | 3dプリンタ |
WO2018207242A1 (ja) | 2017-05-08 | 2018-11-15 | 武藤工業株式会社 | 三次元造形装置、及びその制御方法、並びにその造形物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020146988A (ja) | 2020-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7205826B2 (ja) | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 | |
WO2016159259A1 (ja) | 線条樹脂成形体、3次元オブジェクトの造形方法、及び線条樹脂成形体の製造方法 | |
JP6761567B2 (ja) | 線条樹脂成形体の製造方法 | |
JP6761568B2 (ja) | 線条樹脂成形体の製造方法及び3次元オブジェクトの造形方法 | |
JP7004941B2 (ja) | 線条樹脂成形体 | |
WO2018143175A1 (ja) | 線条樹脂成形体 | |
JP2017177497A (ja) | 線条樹脂成形体、3次元オブジェクトの造形方法、及び線条樹脂成形体の製造方法 | |
JP5838105B2 (ja) | ストランド切断方法ならびにペレット製造方法および製造装置 | |
WO2017057333A1 (ja) | 三次元造形物及びその造形方法 | |
JP7390679B2 (ja) | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法 | |
KR20070002495A (ko) | 합성수지시트 제조장치 및 그에 사용되는 롤러 | |
WO2020162427A1 (ja) | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法、積層構造体及び積層構造体の製造方法 | |
JP2021053941A5 (ja) | ||
WO2021060451A1 (ja) | 熱溶融式三次元プリンタ用粒状体、造形物の製造方法、フィラメント | |
JP2017196594A (ja) | クリーニング用線材、及び3dプリンタのクリーニング方法 | |
CN107855530B (zh) | 三维打印挤出装置、三维打印机及其制造方法 | |
JP2012040789A (ja) | 押出機用ストランドダイスおよび樹脂ペレットの製造方法 | |
WO2021153637A1 (ja) | 3次元造形用フィラメント | |
JP5386718B2 (ja) | 樹脂組成物の押出装置及び樹脂組成物の製造方法 | |
JP2011183750A (ja) | 押出装置及びそれに用いられる成形用金型 | |
US20230012165A1 (en) | Seamless printing in fused-filament fabrication of additive manufacturing | |
JP4438001B2 (ja) | 2層チューブの製造装置、及び2層チューブの製造方法 | |
JP2000094509A (ja) | 樹脂製線材の製造方法 | |
WO2023027061A1 (ja) | 熱溶融式三次元プリンタ、造形物の製造方法 | |
KR20160108445A (ko) | 연신 필름의 제조 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20210614 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210615 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20220205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221025 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7205826 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |