JP6960236B2 - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
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このため、フロントエアバッグなどで用いるインフレータでは、多くの高圧ガスを瞬時に発生させる必要がある。また、フロントエアバッグの展開を開始させてから、フロントエアバッグが荷重を吸収できる状態に展開するまでには、瞬時的にではあるにせよ時間がかかる。
このようにシートの周囲に配置された内装部材からシートに着座した乗員へ向かって展開させるエアバッグでは、展開容量と効果とのバランスが基本的に良くない。
しかも、多様な衝突による乗員の倒れに対応させるためにエアバッグの幅といったサイズを大きくしたり、即時性を高めるために展開速度を速めようとしたりした場合には、さらにバランスが悪化してゆくことになる。
よって、腰部は、シートに着座する位置に留まり易くなり、前へずれ難くなる。
特に、アームレストエアバッグは、シートの側のアームレストから展開するため、短い展開距離で直ちに腰部を押さえて、腰部の位置ずれを精度よく抑えることができる。すでに腰部が前へ移動し始めようとしている場合でも、その動きを前方から押さえて前への移動を抑制できる。
その結果、腰部を中心として前へ倒れる上体はシートの着座位置に留まる腰部の周りで前へ回転し易くなる。前へ倒れた上体は、所望の状態でフロントエアバッグに倒れ込み、乗員に作用する衝撃をフロントエアバッグにより吸収することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10を適用可能な自動車1の説明図である。
図1には、上から見た自動車1が図示されている。自動車1は、車両の一例である。
図1の自動車1は、車体2を有する。車体2の乗員室3内には、乗員が着座する複数のシート4が配置される。右前のシート4の前には、図示外のハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルが配置される。シート4に着座した乗員がハンドルなどを操作することにより、自動車1は前進、停止、後退、右折、左折をする。
これらの各種の衝突形態に対応するために、自動車1では、シートベルト装置14とともに、各種のエアバッグ装置が用いられる。
図2(A)では、シート4に着座した乗員の前には、シートベルト15が掛け渡されている。また、シート4の前では、フロントエアバッグ18が展開している。
この場合、シート4に着座した乗員は、シートベルト15により拘束され、シート4に着座したまま、上体が前へ倒れる。前へ倒れた上体は、展開したフロントエアバッグ18に倒れ込む。
これにより、衝突の際に乗員に作用する衝撃を、吸収することができる。
このため、フロントエアバッグ18などで用いるインフレータでは、多くの高圧ガスを瞬時に発生させる必要がある。また、フロントエアバッグ18の展開を開始させてから、フロントエアバッグ18が荷重を吸収できる状態に展開するまでには、瞬時的にではあるにせよ時間がかかる。
このようにシート4の周囲に配置された内装部材からシート4に着座した乗員へ向かって展開させるエアバッグでは、展開容量と効果とのバランスが基本的に良くない。
しかも、多様な衝突による乗員の倒れに対応させるためにエアバッグの幅といったサイズを大きくしたり、即時性を高めるために展開速度を速めようとしたりした場合には、さらにバランスが悪化してゆくことになる。
そして、下半身や腰部が前へずれてしまうと、図2(B)に示すように、上体はフロントエアバッグ18に近づいた状態で前へ傾れることになる。
シート4に着座した乗員の身体は、シートベルト15により拘束していたとしても、前へずれてしまう可能性がある。シートベルト15は通常時は緩めて掛け渡されているので、シートベルト15のみでは乗員の上体挙動が安定しない可能性がある。
図3において、乗員保護装置10は、撮像センサ11、衝突センサ12、タイマ13、シートベルト装置14、フロントエアバッグ装置16、アームレストエアバッグ装置20、およびこれらが接続される制御部19、を有する。
衝突センサ12は、たとえば車体2に取り付けられた加速度センサであり、車体2に作用する衝突の衝撃を検出する。
タイマ13は、時間を計測する。
シートベルト装置14は、シートベルト15、図示外のリトラクタなどを有する。シートベルト15は、シート4に着座した乗員の前に掛け渡される。リトラクタは、車体2のたとえばBピラーなどに設けられ、シートベルト15を巻き取る。
フロントエアバッグ装置16は、インフレータを内蔵するエアバッグ本体17、エアバッグ本体17から展開するフロントエアバッグ18を有する。フロントエアバッグ装置16は、たとえば乗員室3のダッシュボードに配置される。これにより、フロントエアバッグ装置16は、前側のシート4の前方に配置される。
図4は車体2の前側から見た正面図、図5は車体2の上側から見た平面図、図6は車体2の左側から見た側面図である。
図4から図6に示すように、シート4の背部の左右両側には、左右一対のアームレスト5が取り付けられる。なお、アームレスト5は、シート4の左右両側に設けられていればよく、シート4の左右両側に位置する内装部材であるドアパネルやセンターコンソールに形成されてもよい。
各アームレスト5は、シート4の座面より上側において、自動車1の前後方向に沿って延在する。
これにより、乗員は、左右の両腕部を、左右一対のアームレスト5の上に載せた姿勢で、シート4に着座できる。
助手席の乗員や後部座席の乗員だけでなく、運転席の乗員であってもたとえば自動運転中であれば、図4から図6に示す姿勢でシート4に着座できる。
アームレストエアバッグ装置20は、インフレータを内蔵するエアバッグ本体21、エアバッグ本体21から展開するアームレストエアバッグ22、リッド23、を有する。
エアバッグ本体21は、アームレスト5に内蔵される。
リッド23は、アームレスト5の下面においてエアバッグ本体21の下側の位置に設けられる。リッド23は、エアバッグの展開時に後端が下がり、所定の角度で後向きに半開きとなる。
アームレストエアバッグ22は、アームレスト5の下面と、半開きになるリッド23との間から、後内向きに展開する。
右側のアームレストエアバッグ22は、右側のアームレスト5より左右方向内側の左寄りに展開する。これにより、展開した右側のアームレストエアバッグ22の後端面が、右側のアームレスト5より左側の内側において、シートに着座する乗員の腰部の前面の右端部に当たる。右側のアームレストエアバッグ22は、右側のアームレスト5のリッド23と乗員の右腰端部との間に挟まれるように展開し、高い抗力を発揮できる状態で乗員の右腰端部を前側から押さえる。
左側のアームレストエアバッグ22は、左側のアームレスト5より左右方向内側の右寄りに展開する。これにより、展開した左側のアームレストエアバッグ22の後端面が、左側のアームレスト5より右側の内側において、シートに着座する乗員の腰部の前面の左端部に当たる。左側のアームレストエアバッグ22は、左側のアームレスト5のリッド23と乗員の左腰端部との間に挟まれるように展開し、高い抗力を発揮できる状態で乗員の左腰端部を前側から押さえる。
これにより、左右両側で展開するアームレストエアバッグ22は、シート4に着座した乗員の腰部の中央部分を除いた左右両腰部を前方から押さえることができる。
そして、制御部19は、自動車1の衝突を予測した場合に、タイマ13により計測されるタイミングにおいて、シートベルト装置14を作動させる。シートベルト装置14は、制御部19の制御により、衝突前にシートベルト15を巻き取るプリテンション動作を実施する。これにより、シート4に着座した乗員は、シート4の着座位置から大きくずれ難くなる。
そして、制御部19は、自動車1の衝突を検知した場合に、タイマ13により計測されるタイミングにおいて、一対のアームレストエアバッグ装置20およびフロントエアバッグ装置16を作動させる。
アームレストエアバッグ装置20では、まず、図7(A)に示す展開前の状態から、図7(B)に示すようにリッド23が後向きに開く。
次に、アームレストエアバッグ装置20は、インフレータを点火し、高圧ガスによりアームレストエアバッグ22の展開を開始する。
アームレストエアバッグ22は、図7(C)に示すように、アームレスト5の下面と、半開きになるリッド23との間から、後内向きに展開を開始する。
その後、アームレストエアバッグ22は、図7(D)に示すように、シート4に着座した乗員の腰部を前から押さえるように展開する。
右側のアームレストエアバッグ22と、左側のアームレストエアバッグ22とは、左右対称に展開して、シート4に着座した乗員の左右両腰部を前方から押さえる。
これにより、強い衝撃が乗員に作用する場合でも、乗員の腰部は高い抗力によりシート4の着座位置に維持され得る。
よって、乗員の上体は、腰部がシート4の着座位置に維持された状態のまま、前に倒れて、フロントエアバッグ18に倒れ込む。フロントエアバッグ18は、所望の状態で倒れ込んだ状態を支えて、衝撃を好適に吸収できる。
よって、腰部は、シート4に着座する位置に留まり易くなり、前へずれ難くなる。
特に、アームレストエアバッグ22は、シート4の側のアームレスト5から展開するため、短い展開距離で直ちに腰部を押さえることができ、腰部が大きくずれてしまう前に精度よく抑えることができる。すでに腰部が前へ移動し始めようとしている場合でも、その動きを前方から押さえて前への移動を抑制できる。
その結果、腰部を中心として前へ倒れる上体はシート4の着座位置に留まる腰部の周りで前へ回転し易くなる。前へ倒れた上体は、所望の状態でフロントエアバッグ18に倒れ込み、乗員に作用する衝撃をフロントエアバッグ18により吸収することができる。
よって、シート4に着座した乗員の腰部の中央部分の腹部を強く押さえることなく、腰部をしっかりと前方から押さえることができる。
よって、アームレスト5に設けられた半開きのリッド23により、アームレストエアバッグ22の展開方向を後向きに規制できる。
また、アームレスト5に設けられた半開きのリッド23により、展開したアームレストエアバッグ22を前から支えて、前へ移動しようとする腰部に対して高い反力を作用させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。
以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。また、主に第1実施形態との相違点について説明する。
テザー24は、アームレスト5についてのエアバッグ本体21より後側となる後部の位置と、アームレストエアバッグ22の先端部分とを連結する。
これにより、アームレストエアバッグ22は、図8(B)に示すように、アームレスト5の左右方向内側の面から、内向きに展開を開始する。
その後、アームレストエアバッグ22は、図8(C)に示すように、先端部分がテザー24によりアームレスト5から離れないように引かれながら膨張する。
その結果、アームレストエアバッグ22の先端部分は、後向きに展開し、シート4に着座した乗員の腰部を前から押さえるように展開する。
右側のアームレストエアバッグ22と、左側のアームレストエアバッグ22とは、左右対称に展開して、シート4に着座した乗員の左右両腰部を前方から押さえる。
これにより、強い衝撃が乗員に作用する場合でも、乗員の腰部は高い抗力によりシート4の着座位置に維持され得る。
よって、テザー24により、アームレストエアバッグ22の展開方向を後向きに変更できる。
また、テザー24により、展開したアームレストエアバッグ22を前後方向へ延在する状態に維持して、前へ移動しようとする腰部に対して前側から強い反力で押さえることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。
以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。また、主に第1実施形態との相違点について説明する。
アクチュエータ25は、エアバッグ本体21を内蔵するアームレスト5を後方へ可動させる。
これにより、アームレストエアバッグ22は、図9(B)に示すように、アームレスト5の左右方向内側の面から、内向きに展開する。
また、アームレストエアバッグ22をアームレスト5から展開させ始めた後、アームレストエアバッグ22は、図8(C)に示すように、アクチュエータ25を作動させ、アームレスト5を後方へ可動させる。
その結果、アームレストエアバッグ22は、シート4に着座した乗員の腰部を前から押さえることができる。
右側のアームレストエアバッグ22と、左側のアームレストエアバッグ22とは、左右対称に展開して、シート4に着座した乗員の左右両腰部を前方から押さえる。
これにより、強い衝撃が乗員に作用する場合でも、乗員の腰部は高い抗力によりシート4の着座位置に維持され得る。
よって、後へ下がったアームレスト5から内向きに展開したアームレストエアバッグ22は、シート4に着座している乗員の腰部を前方から押さえることができる。
また、後退したアームレストエアバッグ22により、前へ移動しようとする腰部を高い反力により押さえることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。
以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。また、主に第1実施形態との相違点について説明する。
図10において、シート4の左右両側には、略L字型のアームレスト5が設けられる。
略L字型のアームレスト5は、シート4の側で前後方向に延在する前後延在部6と、前後延在部6からシート4の上へ向けて内向きに延在する左右延在部7と、を有する。
エアバッグ本体21は、左右延在部7に内蔵される。
これにより、アームレストエアバッグ22は、図10(B)に示すように、左右延在部7の後面から、後向きに展開する。
その結果、アームレストエアバッグ22は、シート4に着座した乗員の腰部を前から押さえることができる。
右側のアームレストエアバッグ22と、左側のアームレストエアバッグ22とは、左右対称に展開して、シート4に着座した乗員の左右両腰部を前方から押さえる。
これにより、強い衝撃が乗員に作用する場合でも、乗員の腰部は高い抗力によりシート4の着座位置に維持され得る。
よって、展開したアームレストエアバッグ22は、腰部を前方から押さえることができる。
また、左右延在部7から後向きに展開したアームレストエアバッグ22により、前へ移動しようとする腰部を反力により押さえることができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。
以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。また、主に第1実施形態との相違点について説明する。
アームレストエアバッグ装置20は、インフレータを内蔵するエアバッグ本体21、エアバッグ本体21から展開するアームレストエアバッグ22、リッド23、を有する。
そして、アームレストエアバッグ22の展開先端部の上面には、上へ突出する上凸部26が形成される。
よって、アームレストエアバッグ22が腰部に当たっている状態において、上凸部26を上体の前に配置させることができる。上体が腰周りで前へ傾くことを上凸部26により抑制できる。
次に、本発明の第6実施形態に係る自動車1の乗員保護装置10について説明する。
以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を使用し、その説明を省略する。また、主に第1実施形態との相違点について説明する。
アームレストエアバッグ装置20は、インフレータを内蔵するエアバッグ本体21、エアバッグ本体21から展開するアームレストエアバッグ22、リッド23、を有する。
そして、アームレストエアバッグ22は、展開先端部から後向きに突出する腰凸部27を有する。
よって、アームレストエアバッグ22が腰部に当たる場合、この腰凸部27により腰部の前面に当たることになる。
また、図12に示すように、腰凸部27は、シート4に着座した乗員の腰部の中央部分を除いた左右両腰部に対応する部分において腰部の前面に当たる。
よって、シート4に着座した乗員の腰部の中央部分の腹部を強く押さえることになく、腰部をしっかりと前方から押さえることができる。
23…リッド、24…テザー、25…アクチュエータ、26…上凸部、27…腰凸部。
Claims (7)
- 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、
前記アームレストおよび前記アームレストエアバッグ装置は、前記シートの左右両側に一対で設けられ、
左右両側で展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部の中央部分を除いた左右両腰部を前方から押さえる、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、
前記アームレストには、後向きに半開きするリットを有し、
前記アームレストエアバッグは、前記リットから後向きに展開して、半開きの前記リットと前記シートに着座した乗員の腰部との間に展開する、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、
前記アームレストエアバッグ装置は、前記アームレストエアバッグと前記アームレストの後部とを連結するテザーを有し、
前記アームレストエアバッグは、前記アームレストから内向きに展開することにより前記テザーにより引かれて、前記シートに着座した乗員の腰部へ向かって後向きに展開する、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、
前記アームレストを後へ可動させるアクチュエータを有し、
前記制御部は、前記アームレストエアバッグを前記アームレストから展開させ始めた後に、前記アクチュエータにより前記アームレストを後へ可動させる、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、
前記アームレストは、前記シートの側で前後方向に延在する前後延在部と、前記前後延在部から前記シートの上へ向けて内向きに延在する左右延在部と、を有し、
前記アームレストエアバッグは、前記左右延在部から、前記シートに着座した乗員の腰部へ向けて後向きに展開する、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、展開先端部から上へ突出する上凸部を有する、
車両の乗員保護装置。 - 車両のシートの側に設けられ、前記シートに着座した乗員の腕部を載置可能なアームレストと、
前記アームレストに設けられ、前記アームレストからアームレストエアバッグを展開するアームレストエアバッグ装置と、
前記車両の衝突を検知または予測した場合に前記アームレストエアバッグを展開させる制御部と、
を有し、
前記アームレストから展開する前記アームレストエアバッグは、前記シートに着座した乗員の腰部を前方から押さえ、前記シートに着座した乗員の腰部の中央部分を除いた左右両腰部に対応する部分に腰凸部を有し、前記腰凸部により前記左右両腰部を前方から押さえる、
車両の乗員保護装置。
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