JP6958346B2 - コイル装着装置 - Google Patents

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Description

本開示は、平角線を矩形状かつ複数段に巻回して形成されたコイルを電動機のステータコアの複数のティースに組み付けるコイル装着装置に関する。
従来、この種のコイル装着装置として、コイルの複数の巻回部のうち、ステータコアの径方向における最内周側に位置する最内周巻回部を支持する内周側支持部と、複数の巻回部のうちの当該径方向における最外周側に位置する最外周巻回部を支持する外周側支持部と、内周側支持部と外周側支持部とをステータコアの周方向において互いに逆になる方向に相対的に移動させるコイル変形機構とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコイル装着装置において、内周側支持部は、略四角形状の最内周巻回部における4つの角部をステータコアの周方向および軸方向に拘束するよう構成されている。また、外周側支持部は、略四角形状の最外周巻回部における少なくとも2つの角部を周方向および軸方向に拘束するよう構成されている。
特開2015−33146号公報
上記コイル装着装置によれば、既にコイルが組み付けられている2つのティースの間に位置するティース(最後のティース)に対しても、コイルを斜めに変形させながら円滑に組み付けることができる。しかしながら、矩形状に巻回されるコイルの短辺長は、当該コイルを含む電動機の諸元によって異なり、上記コイル装着装置では、組付対象となるコイルの短辺長が変わると、内周側支持部等の部品あるいは装置全体を交換することが必要となる。
そこで、本開示は、互いに異なる短辺長を有する複数種類のコイルをステータコアの複数のティースに組み付けることができるコイル装着装置の提供を主目的とする。
本開示のコイル装着装置は、平角線を矩形状かつ複数段に巻回して形成されたコイルを電動機のステータコアの複数のティースに組み付けるコイル装着装置において、前記コイルの前記ステータコアの径方向における最外周側の一方の長辺部に連なる一方のコーナー部を形成する前記平角線の外側面および前記一方のコーナー部に連なる短辺部を形成する前記平角線の外側面を支持する第1コイル支持部材と、前記コイルの前記径方向における最外周側の前記一方の長辺部に連なる他方のコーナー部を形成する前記平角線の外側面および前記他方のコーナー部に連なる短辺部を形成する前記平角線の外側面を支持する第2コイル支持部材と、前記コイルの前記径方向における最内周側の前記一方の長辺部を形成する前記平角線の内側面を支持する第3コイル支持部材と、第1および第2コイル支持部材と前記第3コイル支持部材とを前記短辺部の延在方向に相対移動させる移動機構とを含むものである。
本開示のコイル装着装置によりコイルをステータコアの複数のティースに組み付ける際には、第1コイル支持部にコイルのステータコアの径方向における最外周側の一方の長辺部に連なる一方のコーナー部を形成する平角線の外側面および当該一方のコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線の外側面を支持させる。また、第2コイル支持部材にコイルの最外周側の上記一方の長辺部に連なる他方のコーナー部を形成する平角線の外側面および当該他方のコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線の外側面を支持させる。更に、第3コイル支持部材にコイルの最内周側の上記一方の長辺部を形成する平角線の内側面を支持させる。これにより、第1から第3コイル支持部材によりコイルをしっかりと保持してステータコアのティースに組み付けていくことが可能となる。また、コイルの一方の長辺部側でのみ最内周側の長辺部および最外周側のコーナー部を保持するように第1から第3コイル支持部材を構成することで、これらの第1から第3コイル支持部材によって互いに異なる短辺長を有する複数種類のコイルを保持することができる。そして、移動機構により第1および第2コイル支持部材と第3コイル支持部材とを短辺部の延在方向に相対移動させることで、短辺部の長さに拘わらずコイルを斜めに変形させることが可能となる。これにより、既にステータコアに組み付けられたコイルとの干渉を抑制しながらティースにコイルを組み付けたり、既にコイルが組み付けられている2つのティースの間に位置するティース(最後のティース)に対してコイルを組み付けたりすることができる。従って、本開示のコイル装着装置によれば、互いに異なる短辺長を有する複数種類のコイルをステータコアの複数のティースに円滑に組み付けることが可能となる。
本開示のコイル装着装置を示す概略構成図である。 本開示のコイル装着装置の組付対象となるコイルを例示する斜視図である。 本開示のコイル装着装置の組付ハンドを示す概略構成図である。 本開示のコイル装着装置の要部を示す説明図である。 本開示のコイル装着装置の要部を示す部分断面図である。 本開示のコイル装着装置の動作を説明するための概略構成図である。 本開示のコイル装着装置の動作を説明するための概略構成図である。 本開示のコイル装着装置の動作を説明するための部分断面図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示のコイル装着装置1を示す概略構成図であり、図2は、コイル装着装置1の組付対象となるコイルC1(第1のコイル)を例示する斜視図である。コイルC1は、図2に示すように、1本の平角線Wを2列かつ複数段(第1の段数、例えば10段)にエッジワイズ方向に曲げながら巻回して形成された集中巻式の矩形コイル(カセットコイル)である。また、コイルC1の一端からは、短尺のリード線部(端子部)Lが延出されており、その他端からは、長尺のバスバー部(渡り線)Bが延出されている。
コイルC1は、例えば電気自動車やハイブリッド車両等に搭載される三相交流電動機を構成するものであり、当該電動機のステータコアScの複数のティースTに例えば樹脂製のインシュレータIと共に組み付けられる。更に、コイルC1のバスバー部Bは、対応する他のコイルC1のリード線部Lに電気的に接続(溶接)され、それによりU相、V相およびW相のステータコイルが構成される。本実施形態において、コイルC1は、長辺部(第1辺部)を正面視した際に矩形状を呈し、短辺部(第2辺部)を正面視した際に等脚台形状を呈するように巻回されている。すなわち、コイルCの短辺長は、ステータコアScの径方向における内周側から外周側に向かうにつれて長くなる。
コイル装着装置1は、図1に示すように、組付ハンド10と、当該組付ハンド10を移動させる移動機構50と、これらを制御する制御装置100とを含む。組付ハンド10は、移動機構50により図示しないコイルC1の保管箇所とステータコアScが設置される組付箇所との間で移動させられ、コイルC1を保持して当該組付箇所に設置されたステータコアScのティースTに組み付け可能なものである。移動機構50は、それぞれ複数のボールねじおよびスライダや、ボールねじを回転させる複数のモータ等を含み、図1におけるx軸、y軸およびz軸に沿って組付ハンド10を移動させることができる。また、移動機構50は、組付ハンド10をz軸周りに回転させる図示しない回転駆動機構を含む。
図3に示すように、組付ハンド10は、互いに協働してコイルC1を保持する第1コイル支持部材11、第2コイル支持部材12および第3コイル支持部材13と、これら第1から第3コイル支持部材11−13を支持するベース部材15とを含む。
第1コイル支持部材11は、ベース部材15によりz軸方向に沿って移動自在に支持されており、その先端部には、図4に示すように、コーナー支持面11aと、短辺支持面11bと、表面支持部11cとが形成されている。コーナー支持面11aは、コイルC1のステータコアScの径方向における最外周側に位置することになる一方(図4における左側)の長辺部に連なる一方(図4における上側)のコーナー部を形成する平角線Wの外側面Aco1に当接するように形成されている。また、短辺支持面11bは、当該外側面Aco1を含むコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線Wの外側面Bo1に当接するように形成されている。更に、表面支持部11cは、外側面Bo1に沿ったコイルC1の端面(平角線Wの表面)に当接するように形成されている。すなわち、コーナー支持面11a、短辺支持面11bおよび表面支持部11cは、短辺支持面11bがコイルC1の外側面Bo1に当接した際に、コーナー支持面11aが外側面Aco1に当接し、かつ表面支持部11cの内面が外側面Bo1に沿ったコイルC1の端面に当接するように第1コイル支持部材11の先端部に形成されている。
第2コイル支持部材12は、ベース部材15によりz軸方向に沿って移動自在に支持されており、その先端部には、図4に示すように、コーナー支持面12aと、短辺支持面12bと、表面支持部12cとが形成されている。コーナー支持面12aは、コイルC1のステータコアScの径方向における最外周側に位置することになる一方(図4における左側)の長辺部に連なる他方(図4における下側)のコーナー部を形成する平角線Wの外側面Aco2に当接するように形成されている。また、短辺支持面12bは、当該外側面Aco2を含むコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線Wの外側面Bo2に当接するように形成されている。更に、表面支持部12cは、外側面Bo2に沿ったコイルC1の端面(平角線Wの表面)に当接するように形成されている。すなわち、コーナー支持面12a、短辺支持面12bおよび表面支持部12cは、短辺支持面12bがコイルC1の外側面Bo2に当接した際に、コーナー支持面12aが外側面Aco2に当接し、かつ表面支持部12cの内面が外側面Bo2に沿ったコイルC1の端面に当接するように第2コイル支持部材12の先端部に形成されている。
図3に示すように、第1および第2コイル支持部材11,12は、連動機構16を介して互いに連結されている。連動機構16は、第2コイル支持部材12に向けて延在するように第1コイル支持部材11に固定された第1ラックR1と、第1コイル支持部材11に向けて延在するように第2コイル支持部材12に固定された第2ラックR2と、ベース部材15により回転自在に支持されると共に第1および第2ラックR2の双方に噛合する平歯車G0とを含む。更に、第1コイル支持部材11には、制御装置100により制御されるエアシリンダ17が連結されている。エアシリンダ17は、ベース部材15に対して固定されており、第1コイル支持部材11をz軸方向に進退移動させる。
エアシリンダ17により第1コイル支持部材11が第2コイル支持部材12側(図3中下方)に移動させられると、第1ラックR1が図中下方に移動し、それに伴って平歯車G0が一方向に回転すると共に、第2ラックR2が図中上方に移動する。これにより、第1および第2コイル支持部材11,12は、エアシリンダ17および連動機構16によりz軸方向に沿って互いに接近するように移動させられる。また、エアシリンダ17により第1コイル支持部材11が第2コイル支持部材12とは反対側(図3中上方)に移動させられると、第1ラックR1が図中上方に移動し、それに伴って平歯車G0が他方向に回転すると共に、第2ラックR2が図中下方に移動する。これにより、第1および第2コイル支持部材11,12は、エアシリンダ17および連動機構16によりz軸方向に沿って互いに離間するように移動させられる。すなわち、第1および第2コイル支持部材11,12は、エアシリンダ17および連動機構16(接近離間機構)によりz軸方向に沿って互いに接近離間させられる。
第3コイル支持部材13は、LMガイド等を介してベース部材15によりz軸と直交するxy平面に沿って移動自在に支持されている。図5に示すように、第3コイル支持部材13は、コイルC1のステータコアScの径方向における最内周側に位置することになる一方(図5における右側)の長辺部に沿った端面を受ける第1コイル受け部131と、コイルC1のステータコアScの径方向における最内周側に位置することになる他方(図5における左側)の長辺部に沿った端面を受ける第2コイル受け部132とを含む。
第1コイル受け部131は、コイルC1の上記径方向における最内周側の上記一方(図5における右側)の長辺部や当該長辺部に連なるコーナー部を形成する平角線Wの表面と当接するように形成されている。第2コイル受け部132は、コイルC1の上記径方向における最内周側の他方(図5における左側)の長辺部や当該長辺部に連なるコーナー部を形成する平角線Wの表面と当接するように形成されており、第1コイル受け部131と間隔をおいて配置される。また、第2コイル受け部132は、第2コイル受け部131よりも幅広に形成されており、上記コイルC1よりも長い短辺長(コイル幅)を有するコイルC2(第2のコイル、図中、破線参照)の長辺部に沿った端面を受けることができる。すなわち、第2コイル受け部132は、コイルC2の上記径方向における最内周側の他方(図5における左側)の長辺部や当該長辺部に連なるコーナー部を形成する平角線Wの表面と当接するように形成されている。更に、第1コイル受け部131と第2コイル受け部132との間には、中子13aが配置されている。中子13aは、図4および図5に示すように、コイルC1およびC2の上記径方向における最内周側の一方(図4における左側、図5における右側)の長辺部を形成する平角線の内側面Ai1に当接するように第1コイル受け部131に近接して設置されている。
加えて、組付ハンド10は、図5に示すように、第3コイル支持部材13をベース部材15に対して移動させてコイルC1,C2を変形させるコイル変形機構18を含む。コイル変形機構(移動機構)18は、xy平面に沿って延在するように第3コイル支持部材13に固定されたラックR3や、ラックR3に噛合する平歯車G3、ベース部材15に固定されると共に制御装置100により制御されて平歯車G3を回転駆動するモータM等を含む。コイル変形機構18のモータMにより平歯車G3を回転駆動することで、ラックR3と共に第3コイル支持部材13をベース部材15に対してxy平面に沿って往復移動させることができる。ここで、組付ハンド10の第1および第2コイル支持部材11,12は、ベース部材15に対してz軸方向以外の方向には移動不能である。従って、コイル変形機構18を作動させることにより、図5からわかるように、第1および第2コイル支持部材11,12と第3コイル支持部材13とをコイルC1,C2の短辺部の延在方向に相対移動させることが可能となる。
次に、コイル装着装置1の動作について説明する。
組付ハンド10によりコイルC1またはC2をステータコアScの複数のティースTに組み付ける際、コイル装着装置1の制御装置100は、図5に示すように、保管箇所のコイルC1またはC2の最内周側の端面に、第3コイル支持部材13の第1および第2コイル受け部131、132の表面を当接させるように移動機構50を制御する。この際、第1コイル受け部131は、コイルC1またはC2のステータコアScの径方向における最内周側に位置することになる一方(図5における右側)の長辺部等を形成する平角線Wの表面に当接する。また、第2コイル受け部132は、コイルC1またはC2の最内周側の他方(図5における左側)の長辺部等を形成する平角線Wのの表面に当接する。更に、第3コイル支持部材13の中子13aは、コイルC1またはC2の最内周側の一方(図5における右側)の長辺部を形成する平角線の内側面Ai1に当接する。
次いで、制御装置100は、第1コイル支持部材11を第2コイル支持部材12側(図3中下方)に移動させるようにエアシリンダ17を制御し、第1および第2コイル支持部材11,12をz軸方向に沿って互いに接近させる。第2コイル支持部材12に対して接近した第1コイル支持部材11(コーナー支持面11aおよび短辺支持面11b)は、図6および図7に示すように、コイルC1またはC2のステータコアScの径方向における最外周側に位置することになる一方(図6および図7における左側)の長辺部に連なる一方(図6および図7における上側)のコーナー部を形成する平角線Wの外側面Aco1と、外側面Aco1を含むコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線Wの外側面Bo1とを支持する。また、第1コイル支持部材11に対して接近した第2コイル支持部材12(コーナー支持面12aおよび短辺支持面12b)は、コイルC1またはC2のステータコアScの径方向における最外周側に位置することになる一方(図6および図7における左側)の長辺部に連なる他方(図6および図7おける下側)のコーナー部を形成する平角線Wの外側面Aco2と、外側面Aco2を含むコーナー部に連なる短辺部を形成する平角線Wの外側面Bo2とを支持する。
これにより、第1から第3コイル支持部材11−13によりコイルC1またはC2をしっかりと保持してステータコアScのティースTに組み付けていくことが可能となる。すなわち、コイルC1またはC2の一方の長辺部側でのみ最内周側の長辺部および最外周側のコーナー部を保持するように第1から第3コイル支持部材11−13を構成することで、これらの第1から第3コイル支持部材11−13によって互いに異なる短辺長を有するコイルC1,C2を保持してステータコアScのティースTに組み付けていくことができる。
ティースTに対するコイルC1またはC2の組み付けに際し、コイル装着装置1の制御装置100は、組付ハンド10が対象となるティースTに接近するように移動機構50を制御すると共に、第1および第2コイル支持部材11,12と第3コイル支持部材13とをコイルC1,C2の短辺部の延在方向に相対移動させるようにコイル変形機構18のモータMを制御する。コイル変形機構18により第1および第2コイル支持部材11,12に対して第3コイル支持部材13が移動させられると、図8に示すように、コイルC1またはC2の最内周側の一方(図8における右側)の長辺部を形成する平角線Wが中子13aにより押圧されて第3コイル支持部材13と共にxy平面に沿って移動する。これに対して、コイルC1またはC2の最外周側の一方(図8における右側)の長辺部を形成する平角線Wのxy平面に沿った方向の移動は、第1および第2コイル支持部材11,1により規制される。
これにより、図8に示すように、第1から第3コイル支持部材11−13により保持されている一方(図8における右側)の長辺部の各段の平角線Wが短辺部の延在方向に集合すると共に、第1から第3コイル支持部材11−13により保持されていない他方の長辺部側の各段の平角線Wが短辺の延在方向に拡がるように、コイルC1,C2を斜めに変形させることができる。この際、コイルC1,C2の復元力は、内周側と外周側とで逆向きとなるので(図8における点線参照)、コイルC1,C2が第1から第3コイル支持部材11−13により保持されていない他方の長辺部側に移動することはない。これにより、既にステータコアScに組み付けられたコイルC1等や当該コイルC1等のバスバー部Bとの干渉を抑制しながらティースTにコイルC1またはC2を組み付けたり、既にコイルC1等が組み付けられている2つのティースTの間に位置するティースT(最後のティース)に対してコイルC1等を円滑に組み付けたりすることができる。
以上説明したように、本開示のコイル装着装置1によれば、第1から第3コイル支持部材11−13によって互いに異なる短辺長を有するコイルC1,C2を保持することが可能となる。また、コイル変形機構18により第1および第2コイル支持部材11,12と第3コイル支持部材13とをコイルC1等の短辺部の延在方向に相対移動させることで、当該短辺部の長さに拘わらずコイルC1,C2を斜めに変形させることができる。この結果、互いに異なる短辺長を有するコイルC1,C2をステータコアScの複数のティースTに円滑に組み付けることが可能となる。
なお、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、コイルの製造分野において利用可能である。
1 コイル装着装置、10 組付ハンド、11 第1コイル支持部材、11a,12a コーナー支持面、11b,12b 短辺支持面、11c,12c 表面支持部、12 第2コイル支持部材、13 第3コイル支持部材、13a 中子、131 第1コイル受け部、132 第2コイル受け部、15 ベース部材、16 連動機構、17 エアシリンダ、18 コイル変形機構(移動機構)、50 移動機構、100 制御装置、Aco1,Aco2 外側面、Ai1 内側面、Bo1,Bo2 外側面、C1,C2 コイル、G0,G3 平歯車、R1 第1ラック、R2 第2ラック、R3 ラック、W 平角線。

Claims (1)

  1. 平角線を矩形状かつ複数段に巻回して形成されたコイルを電動機のステータコアの複数のティースに組み付けるコイル装着装置において、
    前記コイルの前記ステータコアの径方向における最外周側の一方の長辺部に連なる一方のコーナー部を形成する前記平角線の外側面および前記一方のコーナー部に連なる短辺部を形成する前記平角線の外側面を支持する第1コイル支持部材と、
    前記コイルの前記径方向における最外周側の前記一方の長辺部に連なる他方のコーナー部を形成する前記平角線の外側面および前記他方のコーナー部に連なる短辺部を形成する前記平角線の外側面を支持する第2コイル支持部材と、
    前記コイルの前記径方向における最内周側の前記一方の長辺部を形成する前記平角線の内側面のみを支持する第3コイル支持部材と、
    第1および第2コイル支持部材と前記第3コイル支持部材とを前記短辺部の延在方向に相対移動させる移動機構と、
    を備えるコイル装着装置。
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