JP6958275B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両用ドア構造に関する。
従来、自動車用ドアのウエザストリップとドアガラスとの間から自動車用ドアの内部に浸入してきた雨水は、ドアインナパネルのサービスホールを介してドアインナパネルとサービスホールカバーの間に浸入することがあった。サービスホールカバーは、ドアインナパネルにおいてサービスホールの周囲に配置されたブチルテープによってドアインナパネルに接着され、サービスホールを閉塞している。
このドアインナパネルとサービスホールカバーとブチルテープで形成された空間に雨水が溜って錆や異音が発生することを防止するため、ドアインナパネルの下端部には水抜き孔が形成されている。この水抜き孔に水を案内するために、ブチルテープの端部が水抜き孔に臨むように配置されていると共に、サービスホールカバーの下端部が水抜き孔に挿入されたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−172177号公報
上記従来技術の場合、ドアインナパネルにおいてサービスホールの周囲に接着されているブチルテープが、水抜き孔の周囲で切断されている。したがって、ドアインナパネルの車幅方向外側と内側が、サービスホール、ブチルテープの切断部分を介して連通することになり、遮音性の点で改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、サービスホールからドアインナパネルの車両内側に浸入した水の水抜き性に優れると共に、遮音性を高めた車両用ドア構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係る車両用ドア構造は、サービスホールが形成されると共に、前記サービスホールの車両上下方向下端よりも車両下方側に水抜き孔が形成されたドアインナパネルと、前記ドアインナパネルの車室側面に接着され、前記水抜き孔が最も車両下方側に位置するように前記サービスホールと前記水抜き孔を囲んで周回するブチルテープと、前記ブチルテープに貼着され、前記サービスホールと前記水抜き孔の車室側を閉塞するサービスホールカバーと、を備え、前記ブチルテープは、水抜き孔の車両下方側に接するように設置されていると共に、その車両下方側の車両前方側部分と車両後方側部分がそれぞれ水抜き穴に向かって車両下方側に傾斜して配置されている。
このように形成された車両用ドア構造では、例えば、ドアの内部に浸入した水がドアインナパネルのサービスホールから車室側に浸入してドアインナパネルとサービスホールカバーの間に進入すると、サービスホールと水抜き孔の周囲に周回すると共に水抜き孔が最も車両下方側となるようにドアインナパネルの車室側面に接着されたブチルテープに案内されて、水抜き孔に導かれる。
したがって、サービスホールからドアの内部に浸入した水が、水抜き孔からドアインナパネルの車両外側に排出される。
また、ドアインナパネルの車室側面は、サービスホールと水抜き孔を囲んで周回するブチルテープによってサービスホールカバーが接着されているので、サービスホールや水抜き孔の車室側は、サービスホールカバーで完全に閉塞されている。すなわち、遮音性に優れる。なお、サービスホールは、単数であっても複数であっても良い。
請求項2記載の発明に係る車両用ドア構造は、請求項1記載の発明に係る車両用ドア構造において、前記水抜き孔は車両前後方向の中央で車両下方側に突出した凸部を含む略T字型であり、前記水抜き孔の車両下方側に接するように前記ブチルテープが配設されている。
請求項1記載の発明に係る車両用ドア構造は、上記構成としたので、水抜き性に優れると共に、遮音性に優れる。
図2のA−A線断面図である。 一実施形態に係る車両用ドアのドアインナパネルを車両内側から視た側面図である。 図2の要部拡大図である。 図2のB−B線断面図である。
本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造について図1〜図4を参照して説明する。以下の説明においては、各図面において、車両前方を矢印FR、車両上方を矢印UP、車幅方向外側を矢印OUTで示す。
[構成]
先ず、車両用ドア構造が適用されたフロントドア10について説明する。
フロントドア10は、図1に示すように、車幅方向外側に位置するドアアウタパネル12と、ドアアウタパネル12の車幅方向内側に位置するドアインナパネル14と、を備えている。ドアアウタパネル12とドアインナパネル14との下端部は、ヘミング加工によって結合されている。また、ドアアウタパネル12及びドアインナパネル14の上端部には、それぞれウエザストリップ16、18が嵌着されている。このウエザストリップ16、18間をドアガラス20が昇降可能に配設されている。
このように、フロントドア10は、ドアアウタパネル12、ドアインナパネル14で閉断面構造とされている。また、このドアインナパネル14の車幅方向内側には、図示しないドアトリムが取り付けられている。
ドアインナパネル14には、図2に示すように、2つのサービスホール22、24が形成されている。車両前方側に位置するサービスホール22が車両後方側に位置するサービスホール24よりも面積が大きく、かつ車両下方側に位置する。すなわち、サービスホール22の下端26がサービスホール24の下端28よりも車両下方側に位置している。
また、サービスホール22、24の車両上下方向の(最)下端(以下、単に「(最)下端」という場合がある)、すなわち、サービスホール22の下端26よりも車両下方側に水抜き孔30が形成されている。水抜き孔30は、図3に示すように、車両前後方向の中央で車両下方側に突出した凸部30Aを含む略T字型に形成されている。
ドアインナパネル14の車幅方向内側面(車室側面)には、サービスホール22、24及び水抜き孔30を囲むように、車幅方向外側に凹んだ凹部32(図1参照)が周回して形成されている。この凹部32の車幅方向内側には、図1及び図2に示すように、ブチルテープ34が接着されている。このブチルテープ34にサービスホールカバー36が貼着されている。このサービスホールカバー36は、この周回するブチルテープ34が囲む領域よりも大きい形状である(図2、二点鎖線部参照)ため、サービスホール22、24と水抜き孔30の車幅方向内側(車室側)がサービスホールカバー36で閉塞されている。
また、ドアインナパネル14においてブチルテープ34で囲んだ領域の最も車両下方側に水抜き孔30が位置するように、ブチルテープ34が設置されている。
さらに、サービスホール22、24と水抜き孔30を囲んで配置されたブチルテープ34の車両下方側の前方側部分34Aと後方側部分34Bは、それぞれ水抜き孔30の下端(凸部30Aの下端)に向って車両下方側に傾斜して配置されている。
また、ブチルテープ34は、図4に示すように、ドアインナパネル14において水抜き孔30の車両下方側、少なくとも凸部30Aの車両下方側に接するように設置されている。
[作用]
次に、車両用ドア構造の作用について説明する。
降雨時や洗車時にウエザストリップ16とドアガラス20の間から水が浸入し、サービスホール22、24を介してドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に水が浸入することがある(図1、矢印F1、F2参照)。あるいは、外部雰囲気温度の変動等によりドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に結露することがある。
この水は、ブチルテープ34によってサービスホール22、24の(最)下端である下端26よりも車両下方側に形成された水抜き孔30に案内され、水抜き孔30を介してドアインナパネル14の車幅方向外側に排出される(図1、矢印F3参照)。ドアアウタパネル12とドアインナパネル14の間に排出された水は、ドアインナパネル14の最下部に形成された水抜き孔38によってフロントドア10の外部に排出される(図1、矢印F4参照)。
このように、ドアインナパネル14では、サービスホール22、24の車両上下方向の(最)下端よりも車両下方側に水抜き孔30が形成されると共に、サービスホール22、24と水抜き孔30を囲むように周回するブチルテープ34を介してサービスホールカバー36が貼着されている。
したがって、ドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に浸入又は溜まった水が、ブチルテープ34の上縁に案内されて、サービスホール22、24の(最)下端よりも車両下方側に位置する水抜き孔30に案内され、ドアインナパネル14の車幅方向外側に良好に排出される。
また、ドアインナパネル14においてブチルテープ34に囲まれた領域の最も車両下方側に水抜き孔30が位置しているため、ドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に水が残族することが防止又は抑制される。
さらに、ブチルテープ34の車両下方側の前方側部分34Aと後方側部分34Bは、それぞれ水抜き孔30に向って車両下方側に傾斜して配置されているため、ブチルテープ34の上縁に水が溜まることを防止又は抑制して、水抜き孔30から効率的に水を車幅方向外側に排出できる。
さらにまた、ブチルテープ34は、図4に示すように、ドアインナパネル14において水抜き孔30の車両下方側、少なくとも凸部30Aの車両下方側に接するように設置されているため、水抜き孔30の周囲に到った水が確実に水抜き孔30からドアインナパネル14の車幅方向外側に排出される。すなわち、ブチルテープ34(前方側部分34A、後方側部分34B)に沿って水抜き孔30の周囲に到った水は、ブチルテープ34の車両上下方向の下端部が水抜き孔30(凸部30A)に接しているため、確実に水抜き孔30から車幅方向外側に排出される。換言すれば、ブチルテープ34で車両下方側に案内された水が水抜き孔30から排出されず、ドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に残留することが防止又は抑制される。
このように、フロントドア10では、ドアインナパネル14とサービスホールカバー36との間に水が残留することが効果的に防止又は抑制される。したがって、車両の加減速やフロントドア10に設けられたスピーカーの駆動により残留した水が移動して異音が発生することが防止又は抑制される。また、この残留した水によりドアインナパネル14及びサービスホールカバー36に錆が発生することを防止又は抑制できる。
さらに、サービスホール22、24、及び水抜き孔30を囲むように周回しているブチルテープ34によってドアインナパネル14にサービスホールカバー36が貼着されているため、サービスホール22、24及び水抜き孔30の車幅方向内側を完全に閉塞することができる。これにより、車両外部の騒音がドアインナパネル14のサービスホール22、24及び水抜き孔30を介して車室内に伝達されることが抑制される。すなわち、フロントドア10は、遮音性に優れる。
また、ドアインナパネル14において、サービスホール22、24と水抜き孔30を囲むようにブチルテープ34を設定している、すなわち、2個のサービスホール22、24に対して1つの水抜き孔30で対応しているので、個別に水抜き孔を設定した場合と比較して水抜き孔の個数を減らして設定することができる。
[その他]
本実施形態では、車両用ドア構造をフロントドア10に適用した例について説明したが、自動車用ドアであれば、任意の位置のドアに適用することができる。
また、本実施形態では、ドアインナパネル14に形成された2個のサービスホール22、24に対して1個の水抜き孔30が形成されており、その全てを囲むようにブチルテープ34が設定されていたが、1個又は3個以上のサービスホールに対して同様の構成とすることが可能である。
さらに、本実施形態では、水抜き孔30の車両下方側の全域にブチルテープ34が当接するように配置されていたが、少なくとも水抜き孔30の凸部30Aの車両下方側の全域にブチルテープ34が接触していれば良い。この場合には、水抜き孔30において凸部30A以外の部分の車両下方側と、ブチルテープ34とが離間することになり、当該部分に水が溜まるおそれがあるが、ブチルテープ34の前方側部分34Aと後方側部分34Bが水抜き孔30の下端に向って傾斜する構成なので、当該部分の水も前方側部分34A又は後方側部分34Bによって水抜き孔30の凸部30Aに案内され、ドアインナパネル14の車幅方向外側に排出される。
14 ドアインナパネル
22、24 サービスホール
30 水抜き孔
34 ブチルテープ
36 サービスホールカバー

Claims (2)

  1. サービスホールが形成されると共に、前記サービスホールの車両上下方向下端よりも車両下方側に水抜き孔が形成されたドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルの車室側面に接着され、前記水抜き孔が最も車両下方側に位置するように前記サービスホールと前記水抜き孔を囲んで周回するブチルテープと、
    前記ブチルテープに貼着され、前記サービスホールと前記水抜き孔の車室側を閉塞するサービスホールカバーと、
    を備え
    前記ブチルテープは、水抜き孔の車両下方側に接するように設置されていると共に、その車両下方側の車両前方側部分と車両後方側部分がそれぞれ水抜き穴に向かって車両下方側に傾斜して配置されている車両用ドア構造。
  2. 前記水抜き孔は車両前後方向の中央で車両下方側に突出した凸部を含む略T字型であり、前記水抜き孔の車両下方側に接するように前記ブチルテープが配設されている請求項1記載の車両用ドア構造。
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