JP6955193B2 - 光合分波器 - Google Patents

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本発明は、光合分波器に関する。
光合分波器は、波長の異なる複数の光信号を合波又は分波するための機器であり、例えば、波長分割多重(WDM)方式の光伝送システムに用いられる。光合分波器としては、特許文献1に開示されるように、光透過性のガラス基材と、ガラス基材の一方の端面に設けられ、所定の波長の光を透過し他の波長の光を反射する複数の誘電体多層膜を備えるフィルタ部と、ガラスブロックの他方の端面に設けられた反射部とを有するものが知られている。上記光合分波器は、フィルタ部において所定の波長の光を透過させつつ、フィルタ部の各誘電体多層膜と反射部との間で光信号を反射させる処理を繰り返すことにより、波長の異なる複数の光信号を合波又は分波する。
特開2014−95843号公報
ところで、上記光合分波器は、光信号を合波又は分波する際の光損失が少ないものであることが好ましい。この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光損失が抑制された光合分波器を提供することにある。
上記の目的を達成するための光合分波器は、ガラス基材と、前記ガラス基材に固定され、所定の波長の光を透過し、他の波長の光を反射する複数の誘電体多層膜を備えるフィルタ部と、前記フィルタ部に対向するように前記ガラス基材に固定された反射部とを備える光合分波器であって、前記フィルタ部と前記反射部との間の光路の少なくとも一部を、気相を通過する光路としている。
特許文献1に開示される光合分波器の場合、光合分波器に入射された光信号は、ガラス基材の内部を透過しながら、フィルタ部と反射部との間を反射する。すなわち、フィルタ部と反射部との間における光信号の光路の全てがガラス基材からなる固相を通過するように構成されている。
これに対して、上記構成の場合、フィルタ部と反射部との間の光路の少なくとも一部が気相を通過するように構成されている。上記光路における気相を通過する部分においては、ガラス基材を通過する際の内部吸収による光の減衰がないため、ガラス基材の内部吸収に基づく光損失が抑制される。したがって、上記光路の全てがガラス基材からなる固相を通過する構成と比較して、光信号を合波又は分波する際の光損失を低減することができる。
上記光合分波器において、前記ガラス基材は、間隔をあけて配置される第1ガラス基材と第2ガラス基材とを備え、前記フィルタ部と前記反射部との間の光路の少なくとも一部は、前記第1ガラス基材と前記第2ガラス基材との間の隙間を通過することが好ましい。
上記構成によれば、フィルタ部と反射部との間に気相を通過する光路を容易に設けることができる。特に、フィルタ部と反射部との間の光路の全てを、気相を通過する光路とすることが容易である。
上記光合分波器において、前記ガラス基材は、中空形状であり、前記フィルタ部及び前記反射部は、前記ガラス基材の中空部分を挟んで互いに対向する位置に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、フィルタ部と反射部との間に気相を通過する光路を容易に設けることができる。また、光合分波器の強度を確保することが容易である。
上記光合分波器において、中空形状の前記ガラス基材は、第1端面と前記第1端面の反対側に位置する第2端面とを有するとともに、前記第1端面側及び前記第2端面側に開口する筒状であり、前記フィルタ部は、前記ガラス基材の第1端面側に固定され、前記反射部は、前記ガラス基材の第2端面側に固定されていることが好ましい。
上記構成によれば、フィルタ部と反射部との間の光路の全てを、気相を通過する光路とすることができることから、光損失の抑制効果がより大きなものになる。
上記光合分波器において、中空形状の前記ガラス基材は、複数のガラス分割体を接合してなることが好ましい。この場合、前記ガラス分割体の少なくとも一つは、前記中空部分を構成する凹部を有することが好ましい。また、前記ガラス基材は、接着剤により接合されていることが好ましい。
上記構成によれば、中空形状のガラス基材を容易に形成することができる。
本発明の光合分波器によれば、光損失を抑制できる。
光合分波器の斜視図。 光合分波器の上面図。 ガラス基材の斜視図。 ガラス基材を構成するガラス分割体の斜視図。 光分波器として用いた場合における光信号の光路を示す説明図。 (a),(b)は変更例のガラス基材を用いた場合における光信号の光路を示す説明図。 変更例の光合分波器の斜視図。 変更例の光合分波器の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、光合分波器10は、フィルタ部11と、フィルタ部11に対向するように配置される反射部12と、フィルタ部11及び反射部12を支持するガラス基材13とを備えている。
フィルタ部11は、光透過性の板状のガラスブロック11aの一方の主面に、複数の誘電体多層膜11b〜11eが並列に設けられてなる光学フィルタである。誘電体多層膜11b〜11eは、所定の波長の光を透過し、他の波長の光を反射する。フィルタ部11の誘電体多層膜11b〜11eは、透過可能な光の波長がそれぞれ異なっている。また、反射部12は、一方側の主面に反射膜が設けられたガラス等からなる板状部材により構成されている。
図1及び図3に示すように、ガラス基材13は、光透過性の中空ブロックであり、互いに反対側に位置する側面である第1端面13a及び第2端面13b側に開口する四角筒状に形成されている。具体的には、ガラス基材13は、上下に間隔をあけて配置される長四角板状の上壁14及び下壁15と、上壁14及び下壁15の対向する二辺同士を接続する一対の側壁16とを有する。そして、ガラス基材13の内部には、上壁14、下壁15、側壁16に囲まれるとともに、第1端面13a及び第2端面13b側に開口する中空部分13cが設けられている。
また、ガラス基材13の上壁14には、ガラス基材13内への不要な光の侵入を抑制するための遮光処理が施されている。遮光処理としては、例えば、上壁14の上面に遮光膜を設けることや、上壁14の上面を、ブラスト処理やエッチング処理等により形成される凹凸構造に基づく光拡散面とすることが挙げられる。
図3及び図4に示すように、ガラス基材13は、二つのガラス分割体20を接合することにより形成されている。ガラス分割体20は、長方形状の底壁21と、底壁21の対向する両側縁から立設された一対の半側壁22とを備え、一方側(紙面上方側又は下方側)に開口する凹部23を有する断面U字状の部材である。二つのガラス分割体20を、互いの凹部23側を向い合せた状態として、半側壁22の先端面同士を接合することによって、中空部分13cを有する四角筒状のガラス基材13となる。なお、ガラス分割体20同士の接合態様としては、例えば、接着剤(例えば、紫外線等で硬化する感光性接着剤)による接合、低融点膜を介在させた接合、オプティカルコンタクト法による接合等が挙げられる。これらの接合形態の中でも、ガラス基材13を容易に形成できることから、接着剤を用いた接合が好ましい。
図1及び図2に示すように、ガラス基材13に対して、フィルタ部11及び反射部12は、ガラス基材13の中空部分13cを挟んで互いに対向する位置に配置されている。フィルタ部11は、誘電体多層膜11b〜11eが設けられている側の面をガラス基材13側に向けた状態として、ガラス基材13の第1端面13a側の開口を塞ぐように第1端面13aに固定されている。
反射部12は、反射膜が設けられている側の面をガラス基材13側に向けた状態として、ガラス基材13の第2端面13b側の開口を塞ぐように第2端面13bに固定されている。なお、ガラス基材13の第2端面13bにおける誘電体多層膜11bの反対側の部分には、ガラス基材13内に光を入射させる、又はガラス基材13内から光を出射させる出入射部17として、反射部12により開口が塞がれていない部分が設けられている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5は、光合分波器10を、光分波器として用いた場合において、光合分波器10の内部を伝搬する光信号の光路を概念的に示している。
まず、互いに異なる四つの波長λ1〜λ4を有する複数の光信号を含む波長多重化された光信号が光合分波器10の出入射部17に入射される。出入射部17に入射された光信号は、フィルタ部11の誘電体多層膜11bにて波長λ1の光信号が透過され、残りの波長λ2〜λ4の光信号を含む波長多重化された光信号が反射される。
続いて、波長λ2〜λ4の光信号を含む波長多重化された光信号は、反射部12にてフィルタ部11の誘電体多層膜11cへ反射される。そして、誘電体多層膜11cにて波長λ2の光信号が透過され、残りの波長λ3〜λ4の光信号を含む波長多重化された光信号が反射される。こうしたフィルタ部11における選択的な光信号の透過及び反射と、反射部12における光信号の反射を繰り返すことにより、波長λ1〜λ4の光信号を含む波長多重化された光信号は、それぞれの波長の光信号に分波される。
ここで、本実施形態の光合分波器10の場合、フィルタ部11と反射部12との間における光信号の光路は、その全てが、ガラス基材13の中空部分13cに基づく気相(空気相)を通過する光路となっており、ガラス基材13のガラス部分を通過しない。なお、図5では、ガラス基材13内におけるガラス部分をドットで示している。
光信号がガラス部分等の固相を通過する際には、内部吸収による光の減衰が生じるが、上記構成によれば、光信号が固相を通過しないため、固相の内部吸収による光の減衰を零にする、又は大きく低減することができる。その結果、光信号を分波する前後における光損失が抑制される。また、光信号がフィルタ部11から中空部分13cへ入射(或いは出射)する際、固相(ガラス相)と気相(空気相)の界面で屈折現象が生じる。この屈折効果により、複数の誘電体多層膜11b〜11eの配列寸法が同程度であって、内部に気相空間を有しない従来の合分波器に比べて、フィルタ部11から反射部12までの距離を短く構成することができる。すなわち、本発明の光合分波器10は従来の合分波器に比べてコンパクトに構成できる。
なお、光合分波器10を光合波器として用いた場合にも同様の作用及び効果が得られる。光合分波器10を光合波器として用いた場合、光信号の光路は上述した光分波器使用の場合と逆の光路となる。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)光合分波器10は、ガラス基材13と、ガラス基材13に固定され、所定の波長の光を透過し、他の波長の光を反射する複数の誘電体多層膜11b〜11eを備えるフィルタ部11と、フィルタ部11に対向するようにガラス基材13に固定された反射部12とを備える。フィルタ部11と反射部12との間の光路は、気相を通過する光路である。
上記構成によれば、光信号を合波又は分波する際の光損失を抑制できる。また、従来の合分波器に比べてコンパクトに構成できる。
(2)フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路の全てが気相を通過する光路である。
上記構成によれば、光信号を合波又は分波する際の光損失を効果的に抑制できる。また、ガラス基材13を選択する際に、光透過性を考慮する必要がないため、選択の自由度が大きくなる。例えば、光を透過しないガラス基材や、接着剤を用いた接合部分のように光の透過に影響を与える部分を有するガラス基材を用いることも可能になる。
(3)ガラス基材13は、中空形状であり、フィルタ部11及び反射部12は、ガラス基材13の中空部分を挟んで互いに対向する位置に配置されている。
上記構成によれば、フィルタ部11と反射部12との間に気相を通過する光信号の光路を容易に設けることができる。また、光合分波器の強度が確保されやすい。
(4)ガラス基材13は、第1端面13aと第1端面13aの反対側に位置する第2端面13bとを有するとともに、第1端面13a側及び第2端面13b側に開口する筒状である。フィルタ部11は、ガラス基材13の第1端面13a側に固定され、反射部12は、ガラス基材13の第2端面13b側に固定されている。
上記構成によれば、フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路の全てを、気相を通過する光路とすることが容易である。
(5)ガラス基材13は、複数のガラス分割体20を接合してなる部材である。
上記構成によれば、中空形状のガラス基材13を容易に形成することができる。特に、ガラス基材13の中空部分13cの形状を制御することが容易である。
(6)ガラス分割体20は、中空部分13cを構成する凹部23を有している。
上記構成によれば、中空形状のガラス基材13の形成に必要となるガラス分割体20の数を少なくすることができる。これにより、ガラス基材13におけるガラス分割体20同士の接合部分が少なくなり、ガラス基材13の強度が向上する。
(7)ガラス基材13の上壁14には、遮光処理が施されている。
上記構成によれば、上方からのガラス基材13内への不要な光の侵入を抑制することができる。これにより、光の合波及び分波の精度が向上する。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ガラス基材13における上壁14以外の壁に対して、遮光処理を施してもよい。なお、少なくとも上壁14に対して遮光処理を施すことが効果的である。また、ガラス基材13は、遮光処理が施されていないものであってもよい。
・ガラス基材13として、光を透過しないガラス基材を用いてもよい。この場合には、ガラス基材13に遮光処理が施されていなくても、ガラス基材13内への不要な光の侵入を抑制することができる。
・ガラス基材13の中空形状は、第1端面13a及び第2端面13b側に開口する四角筒状に限定されるものではなく、フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路となる部分に中空部分13cを有する形状であればよい。例えば、図6(b)に示すように、開口のない閉じた中空部分13cを有する中空形状であってもよい。
・フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路について、気相を通過する部分と、ガラス相を通過する部分とを有する光路となるように構成してもよい。例えば、図6(a)に示すように、フィルタ部11の誘電体多層膜11b〜11eのうちの特定の誘電体多層膜と反射部12との間の光路のみを、部分的に気相(中空部分13c)を通過する光路としてもよい。また、図6(b)に示すように、反射部12とフィルタ部11との間の各光路における中間部分のみを、部分的に気相(中空部分13c)を通過する光路としてもよい。これらの場合にも、固相(ガラス相)と気相(空気相)の界面で生じる屈折効果により、従来の合分波器に比べてコンパクトに構成できる。
なお、フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路について、気相及びガラス相を通過するように構成した場合には、ガラス基材13における当該光路が通過するガラス相部分については光透過性のものとする。また、当該光路上に位置する気相とガラス相との境界部分(ガラス基材13の表面)に対して、光信号の反射を抑制する反射防止膜を設けることが好ましい。
・中空形状のガラス基材13を形成するためのガラス分割体20の形状は特に限定されるものではなく、ガラス基材13の中空形状に応じて、適宜、変更することができる。例えば、凹部を有するガラス分割体20と、凹部を有さない平板状のガラス分割体20とを接合してなるガラス基材13であってもよい。具体的には、図4に示す二つのガラス分割体20のうち、一方のガラス分割体20の半側壁22を延長し、他方のガラス分割体20の半側壁22を省略した構成としてもよい。
すなわち、一方のガラス分割体20にのみ側壁16を構成する部位を予め形成しておき、他方の分割体20は底壁21のみからなる板状部材としてもよい。この場合にも、上記(6)の効果が得られる。また、3以上のガラス分割体20を接合してなるガラス基材13であってもよい。さらに、ガラス基材13は、複数のガラス分割体20を接合してなる構成に限定されるものではなく、例えば、ブロー成形品のような接合部分のない構成であってもよい。
・フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路が通過する気相は、中空形状のガラス基材13の中空部分13cに基づく気相に限定されるものではない。すなわち、ガラス基材13は、中空形状に限定されるものではなく、非中空形状のガラス基材13であってもよい。
例えば、図7に示す例では、一枚の板状のガラス基材13の上面に対して、フィルタ部11及び反射部12を互いに対向するように配置して固定している。すなわち、上記実施形態におけるガラス基材13の上壁14及び一対の側壁16を省略したような構成となっている。この場合にも、フィルタ部11と反射部12との間の光路は、気相を通過する光路となるため、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、ガラス基材13を中空形状とするための加工が不要であることから、中空形状のガラス基材13を用いる場合と比較して、フィルタ部11と反射部12との間に気相を通過する光路を容易に設けることができる。
また、図8に示す例では、所定の間隔をあけて上下に配置される板状の第1ガラス基材13d及び第2ガラス基材13eによりガラス基材13が構成されている。そして、第1ガラス基材13d及び第2ガラス基材13eの一方側の各端縁に対してフィルタ部11が固定されるとともに、同端縁の反対側に位置する他方側の各端縁に対して反射部12が固定されている。すなわち、上記実施形態におけるガラス基材13の一対の側壁16を省略したような構成となっている。
この場合、フィルタ部11と反射部12との間の光信号の光路は、第1ガラス基材13dと第2ガラス基材13eとの間の隙間に基づく気相を通過する光路となる。そのため、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、ガラス基材13を中空形状とするための加工が不要であることから、中空形状のガラス基材13を用いる場合と比較して、フィルタ部11と反射部12との間に気相を通過する光信号の光路を容易に設けることができる。なお、この場合には、上側に位置する第1ガラス基材13dを有しているため、第1ガラス基材13dに遮光処理を施すことや、光を透過しない又は光透過性の低い第1ガラス基材13dを用いることにより、不要な光の侵入を抑制することも可能である。
・上記実施形態では、光信号の光路が通過する気相を構成する気体の種類や圧力は特に限定されるものではなく、光合分波器10が設置される環境に応じた気相でよい。
・フィルタ部11及び反射部12の構成は特に限定されるものではなく、公知の光合分波器に用いられる構成を適用することができる。例えば、第2端面13bに開口を有さないガラス基材13(例えば、図6(b)に示すガラス基材13)を用いた場合には、ガラス基材13の第2端面13bに対して直接、反射膜を設け、これを反射部12としてもよい。
10…光合分波器、11…フィルタ部、11a…ガラスブロック、11b〜11e…誘電体多層膜、12…反射部、13…ガラス基材、13a…第1端面、13b…第2端面、13c…中空部分、13d…第1ガラス基材、13e…第2ガラス基材、20…ガラス分割体、23…凹部。

Claims (5)

  1. ガラス基材と、前記ガラス基材に固定され、所定の波長の光を透過し、他の波長の光を反射する複数の誘電体多層膜を備えるフィルタ部と、前記フィルタ部に対向するように前記ガラス基材に固定された反射部とを備える光合分波器であって、
    前記フィルタ部と前記反射部との間の光路の少なくとも一部を、気相を通過する光路とし
    前記ガラス基材は、中空形状であり、
    前記フィルタ部及び前記反射部は、前記ガラス基材の中空部分を挟んで互いに対向する位置に配置されていることを特徴とする光合分波器。
  2. 前記ガラス基材は、第1端面と前記第1端面の反対側に位置する第2端面とを有するとともに、前記第1端面側及び前記第2端面側に開口する筒状であり、
    前記フィルタ部は、前記ガラス基材の第1端面側に固定され、
    前記反射部は、前記ガラス基材の第2端面側に固定されていることを特徴とする請求項に記載の光合分波器。
  3. 前記ガラス基材は、複数のガラス分割体を接合してなることを特徴とする請求項又は請求項に記載の光合分波器。
  4. 前記ガラス分割体の少なくとも一つは、前記中空部分を構成する凹部を有することを特徴とする請求項に記載の光合分波器。
  5. 前記ガラス基材は、接着剤により接合されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の光合分波器。
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