JP2001264646A - 干渉光フィルタモジュール装置 - Google Patents

干渉光フィルタモジュール装置

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JP2001264646A
JP2001264646A JP2000077953A JP2000077953A JP2001264646A JP 2001264646 A JP2001264646 A JP 2001264646A JP 2000077953 A JP2000077953 A JP 2000077953A JP 2000077953 A JP2000077953 A JP 2000077953A JP 2001264646 A JP2001264646 A JP 2001264646A
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optical
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JP2000077953A
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Masahiro Kawasugi
昌弘 川杉
Taizo Nosaka
泰三 野阪
Naoyuki Mekata
直之 女鹿田
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Suntech Co
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Suntech Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長分割多重光通信装置において用いられる
フィルタモジュールの特性を改善すること。 【解決手段】 フィルタモジュールのフレーム10の長
辺を含む二面の両側に、互いに対向させてコリメータ1
1,12及び13,14を取付ける。この間には三角柱
状のプリズム19,20を対称に配置する。又その間の
光軸に合わせて所定の波長透過特性を有するフィルタ2
3とミラー24を配置する。こうすれば多重光から特定
波長の光を抽出し、加えることができる。光軸の間隔を
短くすることができ、入射角度を小さくすることができ
る。又光伝搬距離を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長分割多重光通信
装置等において用いられ、特定の波長信号を取り出すた
めの干渉光フィルタモジュール装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】波長分割多重光通信装置においては、1
nm以下の波長間隔で多数の波長が多重された光信号が光
ファイバによって伝送され、このうちの特定の波長信号
を取り出すための光フィルタモジュール装置として、例
えば図7に示すものが知られている。図7は従来の波長
多重光通信において特定の波長を取り出すための光フィ
ルタモジュールの概略図である。本図において光ファイ
バ101,102はコリメータ103,104を介して
光フィルタモジュール装置のフレーム105の一端に連
結され、このフレーム105の他端側には夫々コリメー
タ106,107及び受光用光ファイバ108,109
が取付けられている。又コリメータ103,106間の
光軸110の垂直面から所定角度、例えば5〜10°傾
けて特定の波長成分を選択するための光フィルタ111
が配置される。光フィルタ111は特定の波長成分を取
り出すための光バンドパスフィルタ型の干渉光フィルタ
であり、又この光フィルタ111で反射される反射光の
光軸とコリメータ104,107の間の光軸112の交
差する位置には、同様の特性を有する干渉光フィルタ1
13を配置する。干渉光フィルタ111及び113は平
行に配置するものとする。
【0003】さて光ファイバ101より波長多重光を入
射すると、特定の波長の光のみが取り除かれて光ファイ
バ108に得られる。又その他の波長の光は光フィルタ
111及び113で反射され、光ファイバ109に入射
される。更にこの光フィルタで選択される波長と同一の
波長成分の光を光ファイバ102を介して入射すると、
この光は光フィルタ113を透過する。従って多重光に
この波長成分が再び重畳され、光ファイバ109には元
の入射光と同じ波長分割多重光が得られることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような光フィルタ
モジュール装置においては、コリメータ103,104
と106,107とが夫々フレーム105の短辺を含む
面に隣接して取付けられる。従ってこの間隔は例えば1
0mm以下とすることが難しい。又コリメータの間の光が
空間を伝送する間隔はできるだけ短く、例えば80mm以
内とすることが好ましい。そのため入射光の入射角をあ
まり小さくすると、光ファイバ間の間隔を確保すること
ができないため、この入射角は10°程度となる。しか
し入射角度が小さい方が透過スペクトルの波形がシャー
プであり、又偏波面依存損失が小さく、光フィルタにお
いてアイソレーションを大きくすることができる。入射
角度を小さくしようとするとコリメータの配置場所を確
保するため、光ビームが空間を伝搬する距離が長くな
り、ビーム径の大きなコリメータを使用しなければなら
ず、大きな面積の光フィルタが必要となるという欠点が
あった。又わずかなビーム出射角度のずれでも損失が大
きくなり、温度変化による筐体の歪みの影響を受け易い
という欠点があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、光フィルタへの光ビームの入
射角度を小さくすると共に、光ビームが空間を伝搬する
距離を小さくし、光フィルタモジュール装置全体を小型
化できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、直方体状のフレームの長辺を含む二面の一端部に夫
々互いに対向するように取付けられ光ファイバを連結す
る第1,第2のコリメータと、前記フレームの前記二面
の他端部に夫々互いに対向するように取付けられ光ファ
イバを連結する第3,第4のコリメータと、前記第1,
第2のコリメータの光軸の光を前記フレームの長手方向
に沿った第1,第2の光軸となるように反射する位置に
配置された第1の反射体と、前記第3,第4のコリメー
タの光軸の光を前記第1,第2の光軸となるように反射
する位置に配置された第2の反射体と、前記第1の反射
体の近傍に配置され、前記フレームの長手方向に沿った
第3の光軸からの入射光を第4の光軸に沿って反射する
第3の反射体と、前記第2の反射体の近傍に配置され、
前記第1の反射体からの第1の光軸に沿った入射光及び
前記第3の反射体からの第4の光軸に沿った入射光のう
ち、特定の波長の光を透過し、他を夫々第3,第2の光
軸に沿った反射光として反射すると共に、前記第2の反
射体からの第2の光軸に沿った反射光のうち特定の波長
の光を透過し他を反射する第1の光フィルタと、を具備
することを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項2の発明は、直方体状のフレ
ームの長辺を含む二面の一端部に夫々互いに対向するよ
うに取付けられ光ファイバを連結する第1,第2のコリ
メータと、前記フレームの前記二面の他端部に夫々互い
に対向するように取付けられ光ファイバを連結する第
3,第4のコリメータと、前記第1,第2のコリメータ
の光軸の光を前記フレームの長手方向に沿った第1,第
2の光軸となるように反射する位置に配置された第1の
反射体と、前記第3,第4のコリメータの光軸の光を前
記第1,第2の光軸となるように反射する位置に配置さ
れた第2の反射体と、前記第1の反射体の近傍に配置さ
れ、前記フレームの長手方向に沿った第3の光軸からの
入射光のうち特定の波長の光を透過し、他を第4の光軸
に沿って反射する第2の光フィルタと、前記第2の反射
体の近傍に配置され、前記第1の反射体からの第1の光
軸に沿った入射光及び前記第2の光フィルタからの第4
の光軸に沿った入射光のうち、前記特定の波長の光を透
過し他を夫々第3,第2の光軸に沿った反射光として反
射すると共に、前記第2の反射体からの第2の光軸に沿
った反射光のうち前記特定の波長の光を透過し他を反射
する第3の光フィルタと、を具備することを特徴とする
ものである。
【0008】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の干渉光フィルタモジュール装置において、前記第4の
コリメータから前記第2の反射体への入射光の入射位置
及び入射角度を、前記第2の光軸と一致させるようにし
たことを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項4の発明は、請求項1の干渉
光フィルタモジュール装置において、前記第1の光フィ
ルタは、透過波長λに対してλ/4の光学厚さを有する
低屈折率膜及び高屈折率膜を交互に多重に積層して構成
され、透過波長λが基板の所定方向に対して連続的に変
化するようにその光学厚さを連続的に変化させた波長可
変型の干渉光フィルタであり、光の入射位置をその基板
の所定方向に対して連続的に変化させる移動機構を有す
ることを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項5の発明は、請求項2の干渉
光フィルタモジュール装置において、前記第2,3の光
フィルタは、透過波長λに対してλ/4の光学厚さを有
する低屈折率膜及び高屈折率膜を交互に多重に積層して
構成され、透過波長λが基板の所定方向に対して連続的
に変化するようにその光学厚さを連続的に変化させた波
長可変型の干渉光フィルタであり、光の入射位置をその
基板の所定方向に対して連続的に変化させる移動機構を
有することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
による干渉光フィルタモジュール装置の構成を示す上面
図、図2はその斜視図である。本実施の形態において
は、直方体状のフレーム10の長辺を含む二面の端部に
夫々互いに対向するように第1,第2のコリメータ1
1,12が取付けられる。又他方の端部にも互いに対向
するように第3,第4のコリメータ13,14が取付け
られる。尚、図2ではこれらのコリメータは省略して示
している。コリメータ11〜14には夫々光ファイバ1
5〜18が接続されている。この光フィルタモジュール
装置の筐体内には図示のように直角三角柱形のプリズム
19が配置される。又コリメータ13,14の光軸の間
には、プリズム19と対称に直角三角柱形のプリズム2
0が配置される。プリズム19,20は夫々第1,第2
の反射体を構成している。プリズム19はコリメータ1
1,12の光軸に沿った光を、フレーム10の長辺とほ
ぼ平行の第1,第2の光軸21,22に沿って反射する
ように、反射面が光軸及びモジュールの短辺から傾けて
配置されている。プリズム20はこれらの第1,第2の
光軸21,22に沿った光をコリメータ13,14の光
軸に沿って反射するように、反射面が光軸及びモジュー
ルの短辺から傾けて配置されている。尚、光軸21,2
2はフレーム10の長辺を含む面に平行でなくわずかに
傾ける必要があるため、コリメータ11〜14をフレー
ム10の面に対し、垂直から例えば1°〜2°傾けて取
付ける。更にプリズム19とプリズム20との間の光軸
21,22上には、プリズム20に近接する位置にフレ
ームの短辺に平行にバンドパス型の干渉光フィルタ23
が配置されている。光フィルタ23は狭い波長選択特性
を有するものとし、波長多重された光信号の一部の波長
の光を透過し、他を反射するものである。又プリズム1
9の頂点近傍の光軸21,22と接しない位置には、第
3の反射体であるミラー24がフレームの短辺に平行に
配置される。光軸21はフレームの長辺からわずかに傾
き、光フィルタ23で反射した反射光が第3の光軸25
に沿ってミラー24に入射するように設定される。光軸
25に沿ってミラー24に入射した光がミラー24で反
射し、第4の光軸26に沿ってフィルタ23に入射し、
その反射光が光軸22に沿って再びプリズム19に反射
するように設定される。
【0012】ここで用いられる干渉光フィルタ23は、
ガラスやシリコン等のサブストレート上に光の透過率が
高い蒸着物質,誘電体,半導体等の多層膜を蒸着する。
この多層膜は例えばSiO2 ,TiO2 等の低屈折率膜
やSi等の高屈折率膜を交互に積層して蒸着する。そし
てこの膜厚dと透過波長λとは屈折率をnとすると、次
式が成り立つように選択する。λ=4ndそして低屈折
率膜と高屈折率膜とを交互に多層積層することによっ
て、透過率のピークの半値全幅を小さくしている。こう
すれば光学膜厚n・dを選択することによって任意の透
過波長を設定することができる。
【0013】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。この実施の形態では光ファイバ15から図3(a)
に示すように多数の波長の光が多重された波長多重光が
加わる。この多重光はプリズム19で反射されて第1の
光軸21に沿って光フィルタ23に加わる。ここで所定
の波長λ1のみがこの光フィルタ23を透過してプリズ
ム20によって反射され、この光がコリメータ13を介
して光ファイバ17に入射される。図3(b)に示す曲
線を光フィルタ23の透過特性とすると、光ファイバ1
7より光フィルタ23の特性に対応した波長λ1の出力
が波長多重光より抽出されることとなる。一方光フィル
タ23で反射されたピーク波長λ1以外の多重光は、第
3の光軸25に沿ってプリズム19側に反射される。プ
リズム19の頂点位置にミラー24が設けられているた
め、ミラー24で全ての光が反射され、第4の光軸26
に沿って再び光フィルタ23に加わる。この反射光は波
長λ1の波長成分を含んでいないため、光フィルタ23
で再び全てが反射され、第2の光軸22に通ってプリズ
ム19に加わる。そしてプリズム19で反射され、コリ
メータ12を介して光ファイバ16より出力される。図
3(c)は光フィルタ23の反射特性及び光ファイバ1
6より得られる波長多重光を示すグラフである。こうす
れば光ファイバ15より入射した光のうち特定の波長λ
1の光のみを光ファイバ17より抽出し、その他の多重
光を光ファイバ16から抽出できる。
【0014】更に光ファイバ18より図3(d)に示す
ように波長λ1と同一又はこの波長に近いλ1′の変調
光を入光すると、この光はプリズム20で反射されて光
フィルタ23を通過し、第2の光軸22に沿ってプリズ
ム19に加わる。従ってこの場合には図3(e)に示す
ように他の波長の光と共にプリズム19で反射されて、
コリメータ16を介して光ファイバ18より出力され
る。
【0015】従って波長多重光通信によって多重された
光から、一部の波長λ1の光を抜き出し、他の多重光を
光ファイバ16より得ることができる。又抜き出した光
と同一の波長を有する光を光ファイバ18を介して入射
することによって、これらを含めた波長の光が光ファイ
バ16から得られることとなる。この場合にはコリメー
タ11〜14はフレーム10の短辺側には取付けられて
おらず、長辺を含む二面に対向して配置させることがで
きるため、コリメータ11〜14の径を大きくしてもフ
レーム10の長辺を含む面に取付けることができる。従
って光フィルタへの入射角度を例えば1〜2°程度と従
来のものより大幅に小さくすることができる。このため
光伝搬距離についても従来例に比べて大幅に小さくする
ことができ、モジュール自体を小型軽量化することがで
きる。
【0016】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図4はこの実施の形態による干渉光フィルタモ
ジュール装置の構成を示す斜視図である。コリメータ1
1〜14、光ファイバ15〜18、プリズム19,20
及びミラー24については、前述した第1の実施の形態
と同様であり、同一部分は同一符号を付して詳細な説明
を省略する。この実施の形態では光フィルタとして上述
のような通常の干渉光フィルタに代えて、リニア可変型
の干渉光フィルタ31を用いたものである。この光フィ
ルタは例えば特開平6−281812号等に示されてい
るように、長方形状のサブストレート上にSiO2 ,T
iO等の低屈折率膜とSi等の高屈折率膜とを膜厚d=
λ/4nとして交互に積層し、その透過波長λがサブス
トレートの長手方向に連続的に変化するように光学厚さ
を選択したものである。
【0017】この実施の形態では波長可変型の干渉光フ
ィルタ31をフレーム10の側面に平行に配置する。そ
して光フィルタ31の下方の保持部の下端にめねじを設
け、ボールネジ32をモータ33によって回転させるこ
とによって干渉光フィルタ31を図中のX軸方向に移動
させ、これによって光フィルタを通過する波長を変化さ
せるようにしたものである。更に多重光から抽出する波
長を選択するための波長選択部34、及びモータ駆動部
35が設けられている。モータ駆動部35は選択された
波長に基づいて光軸21,22,25,26が所定の水
平位置にくるようにモータ33を回転させ、光フィルタ
31をX軸に駆動するものである。
【0018】このような構成によれば、波長選択部34
より所望の波長を選択して入力すると、モータ駆動部3
5を介して干渉光フィルタ31がX軸方向に移動する。
従って波長多重光から抽出する波長を任意に選択するこ
とができる。こうして選択した波長と同一波長の光を光
ファイバ18から加えることによって、任意の波長を重
畳させることができる。更に入光した波長多重光から抽
出する波長と光フィルタの透過のピーク波長とを正確に
一致させるように、入光位置を連続的に変化させること
も可能となる。
【0019】次に本発明の第3の実施の形態について図
5を用いて説明する。この実施の形態においてもフレー
ム10、コリメータ11〜14、光ファイバ15〜1
8、プリズム19,20、光フィルタ23については前
述した第1の実施の形態と同様である。この実施の形態
ではミラー24に代えて光フィルタ41を用いる。本実
施の形態では光フィルタ41,23を夫々第2,第3の
光フィルタとする。光フィルタ41は光フィルタ23と
同一の波長透過特性を有する干渉光フィルタである。こ
うすれば第1の実施の形態で述べたように、第3の光軸
25に沿って光フィルタ41に入射する光は波長λ1の
成分をほとんど含まないが、光フィルタ23と同一特性
の光フィルタ41を用いることによって更にλ1成分を
透過させ、光軸26に沿って反射する光の波長からλ1
成分を除くことができる。これにより波長λ1の成分は
光フィルタ23で2回、光フィルタ24で1回除かれる
ため、波長λ1成分を有しない多重光を光ファイバ18
に得ることができる。
【0020】次に本発明の第4の実施の形態について図
6を用いて説明する。この実施の形態ではコリメータ1
1〜14、光ファイバ15〜18、プリズム19,2
0、光フィルタ31、波長選択部34、モータ駆動部3
5については第2の実施の形態と同様であり、同一部分
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。この実施の
形態では、ミラー24に代えて光フィルタ31と同様の
波長可変型干渉光フィルタ42を用い、光フィルタ31
と連動させて上下方向に移動させることによって、波長
選択特性を改善すると共に、選択する波長を任意に変化
させることができるようにしたものである。本実施の形
態では光フィルタ42,31を夫々第2,第3の光フィ
ルタとする。光フィルタ42の下方には、めねじを有す
る保持部を設け、ボールネジ43をモータ44によって
回転させるようにしておく。この場合には波長選択部3
4より所望の波長を設定すると、モータ駆動部35によ
ってモータ32及びモータ43が同時に駆動される。こ
うすればモータ32,モータ43によって光フィルタ3
1,42のX軸方向に移動させることができ、これによ
って必要な波長を選択することができる。又2枚の光フ
ィルタを用いているため、波長選択特性を改善できる。
更に光ファイバ18より選択した波長を新たに入射する
ことによって、多重化することができる。
【0021】尚前述した各実施の形態では、第1,第2
の反射体として断面が直角三角形状の三角柱状プリズム
19,20を用いているが、これと同一方向に光を反射
することができるものであれば平面状のミラーを用い、
その2つの反射面がほぼ直角となるように組合せて反射
体とすることができることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜5の発明によれば、波長多重された入射光のうち、
一部の波長の光のみを抽出し分離することができる。又
抽出した波長と同一波長の光を他の多重光と共に重畳し
て出力することができる。更にこのようなモジュール装
置を第1,第2の反射体で反射させて構成することがで
きるため、コリメータを長軸の両側に固定することがで
き、光フィルタへの入射角度を小さくして且つ空間伝送
距離を短くすることができる。又モジュール全体のパッ
ケージを小型化することができる。
【0023】更に請求項4,5の発明によれば、光フィ
ルタの透過及び反射特性を連続的に変化させることがで
きるため、波長多重光の光源に合わせて抽出する波長を
選択したり、光源の特定の波長と一致するように透過の
ピークを合わせることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による干渉光フィル
タモジュール装置の構成を示す概略図である。
【図2】この実施の形態による干渉光フィルタモジュー
ル装置の構成を示す斜視図である。
【図3】この実施の形態の各部の光の波長スペクトルを
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による干渉光フィル
タモジュール装置の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による干渉光フィル
タモジュール装置の構成を示す上面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態による干渉光フィル
タモジュール装置の構成を示す斜視図である。
【図7】従来の干渉光フィルタモジュール装置の構成を
示す概略図である。
【符号の説明】
11〜14 コリメータ 15〜18 光ファイバ 19,20 プリズム 21,22,25,26 光軸 23,41 光フィルタ 24 ミラー 31,42 波長可変型干渉光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 女鹿田 直之 愛知県小牧市大字上末122番地 株式会社 サンテックフォトニクス研究所内 Fターム(参考) 2H041 AA21 AB10 AC01 AZ02 2H048 GA07 GA12 GA34 GA51 GA62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体状のフレームの長辺を含む二面の
    一端部に夫々互いに対向するように取付けられ光ファイ
    バを連結する第1,第2のコリメータと、 前記フレームの前記二面の他端部に夫々互いに対向する
    ように取付けられ光ファイバを連結する第3,第4のコ
    リメータと、 前記第1,第2のコリメータの光軸の光を前記フレーム
    の長手方向に沿った第1,第2の光軸となるように反射
    する位置に配置された第1の反射体と、 前記第3,第4のコリメータの光軸の光を前記第1,第
    2の光軸となるように反射する位置に配置された第2の
    反射体と、 前記第1の反射体の近傍に配置され、前記フレームの長
    手方向に沿った第3の光軸からの入射光を第4の光軸に
    沿って反射する第3の反射体と、 前記第2の反射体の近傍に配置され、前記第1の反射体
    からの第1の光軸に沿った入射光及び前記第3の反射体
    からの第4の光軸に沿った入射光のうち、特定の波長の
    光を透過し、他を夫々第3,第2の光軸に沿った反射光
    として反射すると共に、前記第2の反射体からの第2の
    光軸に沿った反射光のうち特定の波長の光を透過し他を
    反射する第1の光フィルタと、を具備することを特徴と
    する干渉光フィルタモジュール装置。
  2. 【請求項2】 直方体状のフレームの長辺を含む二面の
    一端部に夫々互いに対向するように取付けられ光ファイ
    バを連結する第1,第2のコリメータと、 前記フレームの前記二面の他端部に夫々互いに対向する
    ように取付けられ光ファイバを連結する第3,第4のコ
    リメータと、 前記第1,第2のコリメータの光軸の光を前記フレーム
    の長手方向に沿った第1,第2の光軸となるように反射
    する位置に配置された第1の反射体と、 前記第3,第4のコリメータの光軸の光を前記第1,第
    2の光軸となるように反射する位置に配置された第2の
    反射体と、 前記第1の反射体の近傍に配置され、前記フレームの長
    手方向に沿った第3の光軸からの入射光のうち特定の波
    長の光を透過し、他を第4の光軸に沿って反射する第2
    の光フィルタと、 前記第2の反射体の近傍に配置され、前記第1の反射体
    からの第1の光軸に沿った入射光及び前記第2の光フィ
    ルタからの第4の光軸に沿った入射光のうち、前記特定
    の波長の光を透過し他を夫々第3,第2の光軸に沿った
    反射光として反射すると共に、前記第2の反射体からの
    第2の光軸に沿った反射光のうち前記特定の波長の光を
    透過し他を反射する第3の光フィルタと、を具備するこ
    とを特徴とする干渉光フィルタモジュール装置。
  3. 【請求項3】 前記第4のコリメータから前記第2の反
    射体への入射光の入射位置及び入射角度を、前記第2の
    光軸と一致させるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の干渉光フィルタモジュール装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光フィルタは、透過波長λに
    対してλ/4の光学厚さを有する低屈折率膜及び高屈折
    率膜を交互に多重に積層して構成され、透過波長λが基
    板の所定方向に対して連続的に変化するようにその光学
    厚さを連続的に変化させた波長可変型の干渉光フィルタ
    であり、 光の入射位置をその基板の所定方向に対して連続的に変
    化させる移動機構を有することを特徴とする請求項1記
    載の干渉光フィルタモジュール装置。
  5. 【請求項5】 前記第2,3の光フィルタは、透過波長
    λに対してλ/4の光学厚さを有する低屈折率膜及び高
    屈折率膜を交互に多重に積層して構成され、透過波長λ
    が基板の所定方向に対して連続的に変化するようにその
    光学厚さを連続的に変化させた波長可変型の干渉光フィ
    ルタであり、 光の入射位置をその基板の所定方向に対して連続的に変
    化させる移動機構を有することを特徴とする請求項2項
    記載の干渉光フィルタモジュール装置。
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