JP2001281493A - 波長分波合波モジュール - Google Patents

波長分波合波モジュール

Info

Publication number
JP2001281493A
JP2001281493A JP2000089362A JP2000089362A JP2001281493A JP 2001281493 A JP2001281493 A JP 2001281493A JP 2000089362 A JP2000089362 A JP 2000089362A JP 2000089362 A JP2000089362 A JP 2000089362A JP 2001281493 A JP2001281493 A JP 2001281493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
wavelength
filter
pass
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000089362A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Masuda
昭宏 増田
Tomokazu Imura
智和 井村
Takeshi Matsuno
武 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2000089362A priority Critical patent/JP2001281493A/ja
Publication of JP2001281493A publication Critical patent/JP2001281493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポート間隔を狭くして製品サイズを小さくす
る。また、全てのポートを伝送路に対して平行に配設
し、光ファイバの引き回しも容易にする。 【解決手段】 相対向する2つの主表面11a,11b
が互いに平行で伝送路16に対して傾いて設けられるフ
ィルタホルダ10に、選択通過波長の異なる複数の帯域
通過フィルタ12a,…,12dを設け、非選択通過波
長光が反射を繰り返し、特定波長光が帯域通過フィルタ
を通過する分波合波器本体14を用いる。入出力ポート
として複数のファイバコリメータを配置する。隣接する
ポートは、2本の光ファイバを同じフェルールに収容
し、それらに共通のレンズを組み込んだ2芯ファイバコ
リメータ28a,28bからなり、ファイバコリメータ
と分波合波器本体との間に光路補正プリズム30a,3
0bを挿入して、帯域通過フィルタと光ファイバとの間
を光路補正プリズム及びレンズを介して結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信などの分野
で波長分波あるいは波長合波を行うための光回路モジュ
ールに関し、更に詳しく述べると、平行な主表面をもつ
フィルタホルダの両主表面に選択通過波長の異なる帯域
通過フィルタを取り付け、入出力ポートとなるファイバ
コリメータを配設した多重反射型の波長分波合波モジュ
ールに関するものである。この波長分波合波モジュール
は、例えば波長分割多重方式の光通信システムにおい
て、多重化された複数波長の信号光を波長毎に切り分け
るのに有用な光回路モジュールであり、波長合波にも利
用可能な光回路モジュールである。
【0002】
【従来の技術】波長分割多重方式の光通信システムにお
いては、多重化された複数波長の信号光を各波長毎に切
り分けたり、複数の異なる波長光を波長多重化された信
号光に合波する光回路が必要となる。波長分割多重数
は、現在では4波、8波、あるいは16波などの場合が
多いが、通信容量の増大に伴って32波以上へとますま
す増加する傾向にある。
【0003】波長を分波あるいは合波する光回路にはい
くつかの方式があるが、波長多重数が多い場合(4波長
以上の場合)には、複数の帯域通過フィルタを組み合わ
せた多重反射型の波長分波合波光回路が用いられてい
る。
【0004】この種の波長分波合波光回路は、選択通過
波長の異なる複数の帯域通過フィルタを配設し、特定の
選択通過波長光のみが対応する帯域通過フィルタを通過
し、非選択通過波長光は順次反射を繰り返すように構成
する。そして、入出力ポートとなるファイバコリメータ
を各帯域通過フィルタに対向するように両側に振り分け
配置する。ここで各ファイバコリメータは、すべて1本
の光ファイバをフェルールに収容し、それとレンズを組
み合わせた単芯構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来開発されあるいは
検討されている波長多重光通信用の分波合波装置では、
上記のように各入出力ポートとして単芯ファイバコリメ
ータを使用しているために、波長多重数が多くなると装
置は著しく大型化する。ファイバコリメータに組み込ま
れる球レンズやフェルールの直径(通常、2mm程度以
上)を考慮すると、隣接するファイバコリメータの配列
ピッチ(ポート間隔)を3mm程度よりも狭めることは極
めて困難だからである。そのため、波長多重数が多くな
ればなるほど装置が大型化する欠点がある。
【0006】また、複数の帯域通過フィルタによる繰り
返し反射を利用する構成は、そのままでは幾つかのポー
トは伝送路に対して斜め方向に配設しなければならず、
そのことも大型化の要因の一つとなる。
【0007】本発明の目的は、ポート間隔を狭くして製
品サイズを小さくできるようにした波長分波合波モジュ
ールを提供することである。また本発明の他の目的は、
全てのポートを伝送路に対して平行に配設でき、そのた
めより一層製品サイズを小さくでき、光ファイバの引き
回しも容易となり取り扱いやすい構造の波長分波合波モ
ジュールを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対向する2
つの主表面が互いに平行で且つ該主表面が伝送路に対し
て傾いた状態で設けられるフィルタホルダと、該フィル
タホルダの両方の主表面に取り付けられた選択通過波長
の異なる複数の帯域通過フィルタとを具備し、特定の選
択通過波長光のみが対応する帯域通過フィルタを通過可
能で、非選択通過波長光は、前記フィルタホルダの内部
で順次反射を繰り返す構造の分波合波器本体を用い、入
出力ポートとして複数のファイバコリメータが前記分波
合波器本体に対向して両側に振り分け配置されている波
長分波合波モジュールである。本発明では、それら入出
力ポートのうちの隣接するポートは、2本の光ファイバ
を同一フェルールに収容し、それら2本の光ファイバに
対して共通のレンズを組み合わせた2芯ファイバコリメ
ータで構成し、各2芯ファイバコリメータと帯域通過フ
ィルタとの間に光路を曲げる光路補正プリズムを挿入し
て、各帯域通過フィルタとそれに対応する光ファイバと
の間を前記光路補正プリズム及びレンズを介して結合さ
せるようになっている。
【0009】また本発明では、フィルタホルダの一方の
主表面に取り付ける帯域通過フィルタを平行平板状と
し、フィルタホルダの他方の主表面に取り付ける帯域通
過フィルタを楔形として、全てのファイバコリメータを
伝送路に対して平行に配設する構成が好ましい。
【0010】なお本明細書において「伝送路」とは、波
長分波モジュールの場合には分波される波長多重光がフ
ィルタホルダに入射する光路、波長合波モジュールの場
合には合波された波長多重光がフィルタホルダから出射
する光路を意味している。
【0011】
【発明の実施の形態】フィルタホルダとしては、例えば
ガラス製の平行四辺形状のブロックが好適である。ガラ
ス中を光が透過するように構成してもよいし、光路部に
孔を形成した構成でもよい。光路部に孔を形成する構成
の場合には、平行四辺形状のブロックは金属製などでも
よい。帯域通過フィルタとしては、例えばガラス基板の
表面に誘電体多層膜を形成した干渉膜フィルタを用い
る。これは、屈折率の異なる誘電体材料を1/4波長あ
るいは1/2波長の整数倍で交互に積層し、多層膜間の
干渉を利用したフィルタである。所定の波長光のみの通
過を許容する特性を呈する各帯域通過フィルタを、フィ
ルタホルダに貼着する。フィルタホルダとフィルタ基板
は同じ材質を用いることが好ましい。同材質であれば、
熱膨張率も同じになり、モジュールの信頼性は一層向上
する。帯域通過フィルタが平行平板型の場合には、フィ
ルタホルダへの接着面でもその反対面でもどちらの面に
誘電体多層膜が形成されていてもよいが、帯域通過フィ
ルタが楔形の場合には、フィルタホルダへの接着面に誘
電体多層膜を形成しておく必要がある。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る4波の波長分波モジュー
ルの一実施例を示している。同じモジュールでも、光を
逆向きに入れることにより波長合波モジュールとしても
使用できるが、以下の実施例では説明を簡略化するため
に、波長分波モジュールとして説明する。
【0013】この波長分波モジュールでは、少なくとも
相対向する2つの主表面が互いに平行なフィルタホルダ
10を用いる。この実施例では、フィルタホルダ10は
ガラス製であって、平行四辺形状(正確には対向面が図
1に示すような平行四辺形で紙面に垂直な方向に奥行き
がある柱体状)をなし、光路部には孔が形成されてい
る。勿論、直方体でもよいが、光路として使用しない不
要な部分を切除した形状とする方が、小型化でき軽量化
できるために好ましいからである。フィルタホルダ10
の両方の主表面11a,11bに、選択通過波長の異な
る複数(ここでは片側2枚ずつ合計4枚)の帯域通過フ
ィルタを取り付ける。
【0014】各帯域通過フィルタは、ガラス基板上に誘
電体多層膜を積層形成したものであり、一方の主表面1
1aに貼着される第1の帯域通過フィルタ12a及び第
3の帯域通過フィルタ12cのガラス基板は平行平板状
であるのに対して、他方の主表面11bに貼着される第
2の帯域通過フィルタ12b及び第4の帯域通過フィル
タ12dのガラス基板は楔形である。ここでは、フィル
タホルダ及びフィルタ基板は同じ材質からなり、接着剤
により接着することで分波器本体14を構成している。
平行平板状をなしている第1及び第3の帯域通過フィル
タ12a,12cは、どちらの面でフィルタホルダ10
に接着してもよいが、楔形をなしている第2及び第4の
帯域通過フィルタ12b,12dは、誘電体多層膜を形
成した面でフィルタホルダ10に接着する。
【0015】フィルタホルダ10は、両方の主表面11
a,11bが伝送路16に対して一定角度傾くように設
ける。言い換えると、ここではフィルタホルダ10は、
傾斜している主表面11a,11bに隣接する2面11
c,11dが伝送路16に対して平行となるような平行
四辺形となっている。フィルタホルダ10内に入射した
波長多重光は、フィルタホルダ10の内部で非選択通過
波長光が順次反射を繰り返し、特定の選択通過波長光の
みが対応する帯域通過フィルタを通過することで分波が
行われる。第1及び第3の帯域通過フィルタ12a,1
2cは、平行平板状であることによって、偶数回の反射
光を通過させる際にその出射光路をそのまま伝送路16
に平行に保ち、第2及び第4の帯域通過フィルタ12
b,12dは、楔形であることによって、奇数回の反射
光を通過させる際にその出射光路を伝送路16に平行と
なるように屈折させる機能を果たす。言い換えると、第
2及び第4の帯域通過フィルタ12b,12dは、その
楔形の角度及び取り付けの向きを上記のように出射光路
が伝送路に平行になるように設計し取り付ける。
【0016】入出力ポートとして複数(この実施例では
3個)のファイバコリメータを前記分波器本体14に対
向して振り分け配置する。入力ポートPは、1本の光フ
ァイバをフェルールに収容し、それにレンズを組み合わ
せた単芯ファイバコリメータ20からなり、フィルタホ
ルダ10の主表面11bに直接対向している。4個の出
力ポートP1 ,…,P4 のうちの隣接するポートP1
3 、及びポートP2とP4 は、図2に示すように、2
本の光ファイバ22を同じフェルール24に収容し、そ
れら2本の光ファイバ22に共通のレンズ26を組み込
んだ2芯ファイバコリメータ28からなり、光路補正プ
リズム30を介して帯域通過フィルタに対向する。
【0017】即ち、第1のポートP1 と第3のポートP
3 は、それぞれの光ファイバを同じフェルールに収容
し、それら2本の光ファイバに共通のレンズを組み込ん
だ2芯ファイバコリメータ28aからなる。この2芯フ
ァイバコリメータ28aと分波器本体14との間に、光
路を曲げる光路補正プリズム30aを挿入して、帯域通
過フィルタと光ファイバとの間を光路補正プリズム及び
レンズを介して結合させるようにする。同様に、第2の
ポートP2 と第4のポートP4 は、それぞれの光ファイ
バを同じフェルールに収容し、それら2本の光ファイバ
に共通のレンズを組み込んだ2芯ファイバコリメータ2
8bからなる。この2芯ファイバコリメータ28bと分
波器本体14との間に、光路を曲げる光路補正プリズム
30bを挿入して、帯域通過フィルタと光ファイバとの
間を光路補正プリズム及びレンズを介して結合させるよ
うにする。光路補正プリズム30a,30bは、ここで
は2個のガラス製の楔形プリズムを対称的に組み合わせ
貼り合わせて5角形状とした構造であり、その楔形の角
度に基づく屈折を利用して平行光を交差光に変換してレ
ンズに導くようにしている。
【0018】ここでは、第1の帯域通過フィルタ12a
は選択通過波長λ1 、第2の帯域通過フィルタ12bは
選択通過波長λ2 、第3の帯域通過フィルタ12cは選
択通過波長λ3 、第4の帯域通過フィルタ12dは選択
通過波長λ4 であるように設計されている。入力ポート
Pから4波の波長多重光(波長:λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ
4 )が伝送されてきたとする。この多重波長光は、単芯
ファイバコリメータ20からフィルタホルダ10に直接
入射する。
【0019】フィルタホルダ10を透過した波長多重光
は、第1の帯域通過フィルタ12aに至り、選択通過波
長光λ1 はそのまま通過し、非選択通過波長光λ2 ,λ
3 ,λ4 は反射する。第1の帯域通過フィルタ12aを
通過した選択通過波長光λ1は、光路補正プリズム30
aで屈折し、2芯ファイバコリメータ28aのレンズで
集光されて第1の出力ポートP1 となっている光ファイ
バに結合する。第1の帯域通過フィルタ12aで反射し
フィルタホルダ10を通過した非選択通過波長光λ2
λ3 ,λ4 は第2の帯域通過フィルタ12bに至り、そ
こで選択通過波長光λ2 は通過し、非選択通過波長光λ
3 ,λ4 は反射する。第2の帯域通過フィルタ12bを
通過した選択通過波長光λ2 は、外側面で屈折し平行光
となり、更に光路補正プリズム30bで屈折し、2芯フ
ァイバコリメータ28bのレンズで集光されて第2の出
力ポートP2 となっている光ファイバに結合する。第2
の帯域通過フィルタ12bで反射しフィルタホルダ10
を通過した非選択通過波長光λ3 ,λ4 は第3の帯域通
過フィルタ12cに至り、選択通過波長光λ3 は通過
し、非選択通過波長光λ4 は反射する。第3の帯域通過
フィルタ12cを通過した選択通過波長光λ3 は、光路
補正プリズム30aで屈折して2芯ファイバコリメータ
28aのレンズで集光されて第3の出力ポートP3 とな
っている光ファイバに結合する。第3の帯域通過フィル
タ12cで反射しフィルタホルダ10を通過した非選択
通過波長光λ4 は第4の帯域通過フィルタ12dに至
り、選択通過波長光λ4 は通過し、それ以外の非選択通
過波長光(雑音成分など)は反射する。第4の帯域通過
フィルタ12dを通過した選択通過波長光λ4 は、外側
面で屈折して平行光となり、更に光路補正プリズム30
bで屈折し、2芯ファイバコリメータ28bのレンズで
集光されて第4の出力ポートP4 となっている光ファイ
バに結合する。
【0020】なお、第4の帯域通過フィルタは、フィル
タ機能を持っていない単なる楔形のガラス板で置き換え
てもよい。
【0021】このように2芯フェルールと両方の光ファ
イバに共通のレンズを組み合わせた2芯ファイバコリメ
ータを用いると、隣り合う選択通過波長光の出射光路間
隔をdを0.5mm程度まで接近させることができ(図2
参照)、伝送路16に対して直交方向(図1で図面上の
上下方向)のフィルタホルダ長さを短縮できる。またフ
ィルタホルダ11a,11bの傾斜をできるだけ立てる
ことができる。誘電体多層膜を用いる帯域通過フィルタ
では、光が誘電体多層膜に対して出来るだけ直交に近い
状態で入射する方が波長選択特性が良好となる。出射光
路間隔が広い場合には、特性を優先させるならば伝送路
16に沿った方向(図1で図面上の左右方向)の寸法が
長くなるし、小形化を優先させれば特性の劣化がもたら
される。しかし、本発明の構造では、良好な波長選択特
性を維持しつつ伝送路16に沿った方向(図1で図面上
の左右方向)の寸法短縮が可能となる。このように、本
発明ではフィルタホルダを含めて装置を著しく小形化、
軽量化でき、良好な特性を発現させることができる。
【0022】上記のように、入力ポートPから入力され
た波長多重光は、分波器本体14内で反射を繰り返し、
各帯域通過フィルタ12a,…,12dから選択通過波
長光が順次取り出されて、対応する各出力ポートP1
…,P4 から出力される。このようにして波長分波、波
長の切り分けが行われる。
【0023】このような波長分波モジュールは、光の向
きを逆にすることで、そのままで波長合波モジュールと
して使用できる。各ポートP1 ,…,P4 からそれぞれ
波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の光を入力すると、ポート
Pから波長多重化された光が出力する。
【0024】図3は本発明に係る波長分波モジュールの
他の実施例を示している。これは8波の分波モジュール
であるが、ポート数が増えているだけの違いで、基本的
には図1に示すものと同様の構造である。平行四辺形状
のフィルタホルダ40と、該フィルタホルダ40の両方
の主表面に取り付けられた選択通過波長の異なる8個
(片側4個)の帯域通過フィルタ42,43からなる分
波器本体44を用いる。ここでも、一方の主表面に貼着
される帯域通過フィルタ42は平行平板状であり、他方
の主表面に貼着される帯域通過フィルタ43は楔形であ
る。
【0025】入出力ポートとして複数(この実施例では
5個)のファイバコリメータがフィルタホルダの2つの
主表面に対向して分散配置されている。入力ポートPは
単芯ファイバコリメータ46からなる。8個の出力ポー
トP1 ,…,P8 のうちの隣接するポートは2芯ファイ
バコリメータ48からなる。各2芯ファイバコリメータ
48と分波器本体44との間には光路を曲げる光路補正
プリズム50を挿入して、帯域通過フィルタと光ファイ
バとの間を光路補正プリズム及びレンズを介して結合さ
せるように構成する。
【0026】各帯域通過フィルタ42,43の選択通過
波長を順次λ1 ,…,λ8 とし、入力ポートPから波長
多重光(波長:λ1 ,…,λ8 )を入力する。フィルタ
ホルダ40で反射を繰り返す過程で、各選択通過波長光
は対応する帯域通過フィルタを通過し、対応する出力ポ
ートから出力する。なお、この例でも最後の波長λ8
選択する帯域通過フィルタとしては、フィルタ機能を持
たない単なるガラス板でも使用可能である。
【0027】出力ポート数を増やすだけで、同様の構成
によって16波の波長分波モジュール、32波の波長分
波モジュールなどにも対応できることは言うまでもな
い。ポート間隔を狭くできることによる小形化の効果
は、波長多重の数が多くなりポート数が多くなるほど顕
著となる。
【0028】図4は本発明に係る波長分波モジュールの
更に他の実施例を示している。これも4波の波長分波モ
ジュールの場合であり、基本的には図1に示すものと同
様の構造である。そのため、対応する部材には同一符号
を付し、それらについての説明は省略する。
【0029】図1の構成と異なる点は、両方の主表面に
貼着する全ての帯域通過フィルタ12a,…,12dを
平行平板状としている点である。この構成は、各帯域通
過フィルタのガラス基板の加工が容易となる利点があ
る。反面、選択通過波長光の一部が伝送路に対して斜め
方向に出射されるために、伝送路に対して直交方向の長
さ(図4で図面上の上下方向)が多少長くなり、出力ポ
ート位置が斜めになる。
【0030】なお本発明において、帯域通過フィルタと
して誘電体多層膜干渉フィルタを用いると、波長分波の
温度特性は約1pm/℃程度と低く抑えることができ、
良好且つ安定した特性を実現できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記のように、2芯フェルール
とそれらの光ファイバに共通のレンズを組み合わせた構
造の2芯ファイバコリメータと、光路補正プリズムを用
いるために、ポート間隔を狭くでき、製品サイズを小形
化できる効果がある。この小形化の効果は、波長多重数
が多くなるほど顕著となるため、今後の波長分割多重方
式の光通信システムにおいてますます有効となる。
【0032】特に、フィルタホルダの一方の主表面に貼
着する帯域通過フィルタを平行平板状とし、他方の主表
面に貼着する帯域通過フィルタを楔形に整形すると、例
えば波長分波モジュールの場合、全ての帯域通過フィル
タからの出射光の光路を伝送路に対して平行にでき、そ
のため製品をより一層小形化できるし、外部への光ファ
イバの引き回しも容易となり、取り扱いやすくなる効果
が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波長分波モジュールの一実施例を
示す説明図。
【図2】2芯ファイバコリメータと光路補正プリズムの
説明図。
【図3】本発明に係る波長分波モジュールの他の実施例
を示す説明図。
【図4】本発明に係る波長分波モジュールの更に他の実
施例を示す説明図。
【符号の説明】
10 フィルタホルダ 11a,11b 主表面 12a,12b,12c,12d 帯域通過フィルタ 14 分波器本体 16 伝送路 20 単芯ファイバコリメータ 22 光ファイバ 24 2芯フェルール 26 レンズ 28,28a,28b 2芯ファイバコリメータ 30,30a,30b 光路補正プリズム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する2つの主表面が互いに平行で
    且つ該主表面が伝送路に対して傾いた状態で設けられる
    フィルタホルダと、該フィルタホルダの両方の主表面に
    取り付けられた選択通過波長の異なる複数の帯域通過フ
    ィルタとを具備し、特定の選択通過波長光のみが対応す
    る帯域通過フィルタを通過可能で、非選択通過波長光
    は、前記フィルタホルダの内部で順次反射を繰り返す構
    造の分波合波器本体を用い、入出力ポートとして複数の
    ファイバコリメータが前記分波合波器本体に対向して両
    側に振り分け配置されている波長分波合波モジュールで
    あって、入出力ポートのうちの隣接するポートは、2本
    の光ファイバを同一フェルールに収容し、それら2本の
    光ファイバに対して共通のレンズを組み合わせた2芯フ
    ァイバコリメータで構成され、2芯ファイバコリメータ
    と帯域通過フィルタとの間に光路を曲げる光路補正プリ
    ズムを挿入して、各帯域通過フィルタとそれに対応する
    光ファイバとの間を前記光路補正プリズム及びレンズを
    介して結合させるようにしたことを特徴とする波長分波
    合波モジュール。
  2. 【請求項2】 フィルタホルダの一方の主表面に取り付
    ける帯域通過フィルタは平行平板状であり、他方の主表
    面に取り付ける帯域通過フィルタは楔形であって、全て
    のファイバコリメータが伝送路に平行に配設されている
    請求項1記載の波長分波合波モジュール。
JP2000089362A 2000-03-28 2000-03-28 波長分波合波モジュール Pending JP2001281493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089362A JP2001281493A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 波長分波合波モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089362A JP2001281493A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 波長分波合波モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001281493A true JP2001281493A (ja) 2001-10-10

Family

ID=18605131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000089362A Pending JP2001281493A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 波長分波合波モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001281493A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004094242A (ja) * 2002-08-15 2004-03-25 Hoya Corp 光モジュール
EP1457796A1 (en) * 2003-03-11 2004-09-15 Fujitsu Limited Wavelength dispersion compensator and optical transmission apparatus
WO2006006197A1 (ja) * 2004-05-26 2006-01-19 Hoya Corporation 光モジュール及び光波長合分波装置
JP2011209367A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Mitsubishi Electric Corp 光合分波器、及びその製造方法
CN102684794A (zh) * 2012-06-06 2012-09-19 苏州旭创科技有限公司 应用于高速并行长距离传输的新型波分复用解复用光组件
CN104076450A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 福州高意通讯有限公司 一种用于高速收发系统的bosa光学结构
CN106556893A (zh) * 2015-09-25 2017-04-05 深圳市锦特尔技术有限公司 一种膜片连续反射型密集波分复用器
CN107045160A (zh) * 2016-12-30 2017-08-15 北极光电(深圳)有限公司 一种微型带尾纤的波分复用模块
CN109669250A (zh) * 2019-03-07 2019-04-23 上海葛西光学科技有限公司 紧凑型一体化单纤三向传输用光收发光学组件
CN111123436A (zh) * 2020-02-24 2020-05-08 福建天蕊光电有限公司 一种5g应用的彩光波分复用模块及其组装方法
CN114859475A (zh) * 2022-05-25 2022-08-05 珠海光焱科技有限公司 一种高功率带宽滤波器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004094242A (ja) * 2002-08-15 2004-03-25 Hoya Corp 光モジュール
JP4632227B2 (ja) * 2002-08-15 2011-02-16 Hoya株式会社 光モジュール
EP1457796A1 (en) * 2003-03-11 2004-09-15 Fujitsu Limited Wavelength dispersion compensator and optical transmission apparatus
WO2006006197A1 (ja) * 2004-05-26 2006-01-19 Hoya Corporation 光モジュール及び光波長合分波装置
JP2011209367A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Mitsubishi Electric Corp 光合分波器、及びその製造方法
CN102684794A (zh) * 2012-06-06 2012-09-19 苏州旭创科技有限公司 应用于高速并行长距离传输的新型波分复用解复用光组件
CN104076450A (zh) * 2013-03-28 2014-10-01 福州高意通讯有限公司 一种用于高速收发系统的bosa光学结构
CN104076450B (zh) * 2013-03-28 2016-01-27 福州高意通讯有限公司 一种用于高速收发系统的bosa光学结构
CN106556893A (zh) * 2015-09-25 2017-04-05 深圳市锦特尔技术有限公司 一种膜片连续反射型密集波分复用器
CN107045160A (zh) * 2016-12-30 2017-08-15 北极光电(深圳)有限公司 一种微型带尾纤的波分复用模块
CN109669250A (zh) * 2019-03-07 2019-04-23 上海葛西光学科技有限公司 紧凑型一体化单纤三向传输用光收发光学组件
CN111123436A (zh) * 2020-02-24 2020-05-08 福建天蕊光电有限公司 一种5g应用的彩光波分复用模块及其组装方法
CN114859475A (zh) * 2022-05-25 2022-08-05 珠海光焱科技有限公司 一种高功率带宽滤波器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4244045A (en) Optical multiplexer and demultiplexer
JPH10339825A (ja) 高精度の光ブロックを有する多重化装置
JP4311579B2 (ja) 光モジュール及び光波長合分波装置
US6941072B2 (en) Compact optical multiplexer/demultiplexer
JP2003156640A (ja) 光回路部材および光トランシーバ
EP0947865A1 (en) Multi-port optical coupler with lens
US6860644B2 (en) Dual fiber collimator assembly pointing control
JP2001281493A (ja) 波長分波合波モジュール
US6400508B1 (en) Compact wavelength interleaver
KR20040016406A (ko) 광 모듈
CN115542466A (zh) 波长合分波器
US7039271B2 (en) Reduced element optical add-drop multiplexer
US20030002787A1 (en) Diffraction-compensated integrated WDM
US6839485B2 (en) Optical device for compensation of multiple wavelengths and working distances in dual-fiber collimators
JP4505313B2 (ja) 光装置および光制御方法
JPS60181710A (ja) 光信号の合・分波器
JPS59200210A (ja) 光分波器
WO2021005641A1 (ja) 光信号処理装置
US20020171931A1 (en) Integrated optical device with polarization based signal routing
US6952506B2 (en) Device for adding and dropping optical signals
JPS5814112A (ja) 光分波器
JP4632227B2 (ja) 光モジュール
EP1008877A2 (en) Optical multiplexor or demultiplexor
US11131804B1 (en) Demultiplexer/multiplexer module using submodules having wavelength-division-multiplexing filter
JP2010122439A (ja) 光合分波モジュールおよびこれに用いるプリズム