JP6953269B2 - 狩猟行動共有装置および狩猟行動共有システム - Google Patents

狩猟行動共有装置および狩猟行動共有システム Download PDF

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Description

本発明は、狩猟行動共有装置および狩猟行動共有システムに関するものである。
特許文献1には、捕獲通知方法に関し、「狩猟行動共有装置10は、捕獲器の振動を検出するセンサ装置により検出され、該センサ装置から定期的に送信された該捕獲器の振動情報を受信する。さらに、狩猟行動共有装置10は、定期的に受信した振動情報に基づき、センサ装置が所定値よりも大きい振動を所定時間以上検出していると判定した場合に、センサ装置が振動を検出する捕獲器を特定可能な情報を出力する。」と記載されている。
特開2015−159747号公報
近年、猪や鹿などによる鳥獣被害が増加傾向にあり、自然生態系、農林水産業および生活環境に深刻な影響を及ぼしている。鳥獣が増加した要因の一つとして、猟師の減少が考えられる。猟師による狩猟活動は、鳥獣の増加を抑制すると共に、捕獲した鳥獣は食肉や加工品などの資源として活用されるため、重要な役割を果たしている。
猟師の減少要因には、ノウハウの伝承不足、狩猟活動の認知不足による後継者の減少および熟練者の高齢化などが挙げられる。このような要因を解消するため、狩猟行動の情報共有、可視化が望まれている。
特許文献1には、振動センサを用いて動物を捕獲器で捕獲したことを検知し、位置情報と共にユーザに知らせる技術が開示されている。このように、狩猟形態の一つである罠や防御設備においては、鳥獣を感知した場合、ネットワークを介して情報共有および可視化する仕組みが実現されている。しかしながら、特許文献1の技術では、狩猟行動の情報共有および可視化については考慮されていない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、狩猟行動情報共有および可視化できる狩猟行動共有装置の提供を目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記の課題を解決する本発明の一態様に係る狩猟行動共有装置は、猟師の狩猟行動に関する情報と、所定設備における鳥獣の侵入検知に関する情報と、鳥獣行動に関する情報とを用いて、これらの情報を反映した所定の地図情報を生成する可視化情報生成部と、前記地図情報を送信する通信部と、を備える。
また、前記可視化情報生成部は、鳥獣の出現位置を示した地図情報と、鳥獣の出現予測位置を示した地図情報と、猟師の移動経路、鳥獣の捕獲位置および捕獲数を示した地図情報と、鳥獣の移動経路を示した地図情報とを生成しても良い。
また、狩猟行動共有装置は、前記通信部を介して狩猟行動を撮像した動画情報を配信する動画配信部をさらに備えていても良い。
また、前記可視化情報生成部は、前記地図情報および前記動画情報を含む可視化情報を生成しても良い。
また、狩猟行動共有装置は、ユーザの音声指示を中継する指示中継部をさらに備え、前記動画配信部は、前記通信部を介して狩猟行動を撮像した前記動画情報をリアルタイムで配信し、前記指示中継部は、前記通信部を介して、ユーザによる音声指示を前記狩猟行動の主体である猟師に送信しても良い。
また、前記通信部は、猟師名を取得し、前記可視化情報生成部は、前記猟師名により特定される前記猟師の狩猟行動に関する情報を反映した前記所定の地図情報を生成しても良い。
また、本発明の他の形態は、狩猟行動共有装置と、猟銃に取り付けられた装置と、罠および防御設備に設置されている装置と、鳥獣に取り付けられた鳥獣行動記録装置とを有する狩猟行動共有システムであって、前記猟銃に取り付けられた装置は、狩猟行動に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、前記罠および防御設備に設置されている装置は、鳥獣の侵入に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、前記鳥獣行動記録装置は、鳥獣行動に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、前記狩猟行動共有装置は、取得した前記情報を用いて、これらの情報を反映した所定の地図情報を生成する。
また、前記狩猟行動共有装置は、鳥獣の出現位置を示した地図情報と、鳥獣の出現予測位置を示した地図情報と、猟師の移動経路、鳥獣の捕獲位置および捕獲数を示した地図情報と、鳥獣の移動経路を示した地図情報とを生成しても良い。
また、前記狩猟行動共有システムは、前記狩猟行動を撮像する撮像装置をさらに備え、前記撮像装置は、狩猟行動を撮像した動画情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、前記狩猟行動共有装置は、取得した前記動画情報を配信しても良い。
また、前記狩猟行動共有装置は、前記地図情報および前記動画情報を含む可視化情報を生成しても良い。
また、前記狩猟行動共有装置は、狩猟行動を撮像した前記動画情報をリアルタイムで配信すると共に、ユーザによる音声指示を前記狩猟行動の主体である猟師の猟銃に取り付けられた所定装置に送信しても良い。
また、前記狩猟行動共有装置は、猟師名を取得すると、前記猟師名により特定される前記猟師の狩猟行動に関する情報を反映した前記所定の地図情報を生成しても良い。
本発明に係る狩猟行動共有装置によれば、狩猟行動の情報共有および可視化を実現することができる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る狩猟行動共有システムの一例を示した概念図である。 本発明の一実施形態に係る狩猟行動共有装置の機能ブロックの一例とその他デバイスの構成例とを示した図である。 本発明の一実施形態に係る猟師行動情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る侵入検知情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る鳥獣行動情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る動画情報DBに格納された動画情報の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る鳥獣出現マップが表示された画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る鳥獣出現予測マップが表示された画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る狩猟行動マップが表示された画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る鳥獣行動記録マップが表示された画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る鳥獣出現予測マップと動画情報とを組み合わせた可視化情報が表示された画面例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る狩猟行動共有装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る狩猟行動共有処理の一例を示したシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔指示中継処理の一例を示したシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本実施形態に係る狩猟行動共有システムの一例を示した概念図である。狩猟行動共有システムは、狩猟行動共有装置100と、狩猟に関する種々の情報を記録し、それらを狩猟行動共有装置100に送信する各種デバイスとから構成される。
具体的には、狩猟行動共有システムは、狩猟行動共有装置100と、猟銃200に取り付けた発砲検知センサ、位置検出装置、捕獲数カウンタおよび通信装置と、無人飛行体や猟師に取り付けた撮像装置210、位置検出装置および通信装置と、罠および防御設備220に設置された侵入検知センサおよび通信装置と、鳥獣に取り付けた鳥獣行動記録装置330の位置検出装置および通信装置と、を有している。
狩猟行動共有装置100は、狩猟行動共有システムの様々な処理を実行する中心的な装置である。狩猟行動共有装置100は、例えば猟銃200や無人飛行体などに取り付けたセンサおよび装置から様々な情報を取得し、取得した情報を用いて鳥獣行動の予測、狩猟動画の配信、狩猟行動の指示および狩猟活動のポータルサイト運営といったサービスを提供する。
図2は、狩猟行動共有装置100の機能ブロックの一例とその他デバイスの構成例とを示した図である。図示するように、猟銃200、撮像装置210、罠および防御設備220、鳥獣行動記録装置230の各々に取り付けあるいは搭載されている各種デバイスは、狩猟行動や鳥獣行動に関する情報を記録し、それらをインターネットなどの所定のネットワーク網Nを介して狩猟行動共有装置100に送信する。
猟銃200に取り付けられている発砲検知センサ201と、位置検出装置202と、捕獲数カウンタ203と、通信装置204とについて説明する。
発砲検知センサ201は、猟銃200の発砲を検知するセンサである。発砲検知センサ201は、例えば猟銃200の発砲音あるいは発砲時の衝撃(振動)を検知することで猟銃200が発砲されたことを検知し、その日時を発砲検知日時情報として記録する。
位置検出装置202は、猟銃200の位置(猟銃200を携帯している猟師の位置)を検出する装置であって、例えばGPS(Global Positioning System)装置である。位置検出装置202は、定期的(例えば、毎秒、毎分あるいは5分毎など)に猟師のいる位置を検出し、検出日時を対応付けた位置情報として記録する。
捕獲数カウンタ203は、猟師が捕獲した鳥獣の捕獲数を記録する装置である。捕獲数カウンタ203は、猟師の手動操作により、鳥獣の捕獲数と、捕獲数が更新された日時とを対応付けた捕獲数情報を記録する。
通信装置204は、狩猟行動共有装置100との間で情報を送受信する装置である。通信装置204は、定期的(例えば、1時間毎など)に、発砲検知日時情報と、位置情報と、捕獲数情報と、通信装置204の識別情報である通信装置IDとを対応付けて、狩猟行動共有装置100に送信する。
撮像装置210および撮像装置210に搭載されている位置検出装置211および通信装置212について説明する。撮像装置210は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの撮像素子を用いて被写体を撮像する装置である。撮像装置210は、例えばリモートコントローラで操作する無人飛行体や猟師に直接取り付けられて、上空からの視点や猟師視点の映像を撮像する。また、撮像装置210は、撮像した映像に撮像日時を対応付けて動画情報として記録する。
位置検出装置211は、撮像装置210の位置を検出する装置であって、例えばGPS装置である。位置検出装置211は、定期的(例えば、毎秒、毎分あるいは5分毎など)に撮像装置210の位置を検出し、検出日時を対応付けた位置情報として記録する。
通信装置212は、狩猟行動共有装置100との間で情報を送受信する装置である。通信装置212は、定期的(例えば、1時間毎など)に、動画情報と、位置情報と、通信装置212の識別情報である通信装置IDとを対応付けて、狩猟行動共有装置100に送信する。
次に、罠および防御設備220に設置されている侵入検知センサ221および通信装置222について説明する。罠や侵入防止のためのフェンスといった防御設備は、山中の鳥獣が通ると考えられる場所や鳥獣の侵入を防ぎたい場所の周囲に設けられており、侵入検知センサ221は、かかる罠や防御設備220に設置されている。
侵入検知センサ221は、罠の作動や防御設備の衝撃(振動)を検知することで、罠および防御設備220に対する鳥獣の侵入を検知し、その日時を侵入検知日時情報として記録する。
通信装置222は、狩猟行動共有装置100との間で情報を送受信する装置である。通信装置222は、定期的(例えば、1時間毎など)に、侵入検知日時情報と、通信装置222の識別情報である通信装置IDとを対応付けて、狩猟行動共有装置100に送信する。
次に、鳥獣行動記録装置230に搭載されている位置検出装置231および通信装置232について説明する。鳥獣行動記録装置230は、鳥獣の行動パターン(例えば、移動経路など)を記録するために鳥獣に取り付けられる装置である。
位置検出装置231は、鳥獣の位置を検出する装置であって、例えばGPS装置である。位置検出装置231は、定期的(例えば、毎秒、毎分あるいは5分毎など)に鳥獣のいる位置を検出し、検出日時を対応付けた位置情報として記録する。
通信装置232は、狩猟行動共有装置100との間で情報を送受信する装置である。通信装置232は、定期的(例えば、1時間毎など)に、位置情報と、通信装置232の識別情報である通信装置IDとを対応付けて、狩猟行動共有装置100に送信する。
次に、狩猟行動共有装置100の機能ブロックの一例について説明する。狩猟行動共有装置100は、記憶部101と、演算部102と、通信部103とを有している。
記憶部101は、様々な情報を記憶する装置である。具体的には、記憶部101は、猟師行動情報110と、侵入検知情報111と、鳥獣行動記録情報112と、狩猟情報DB113と、動画情報DB114とを有している。
図3は、猟師行動情報110の一例を示した図である。猟師行動情報110は、猟師の移動経路や猟銃200の発砲といった狩猟行動に関する情報である。具体的には、猟師行動情報110は、猟師ID110aと、猟銃ID110bと、日時110cと、位置座標110dと、発砲有無110eと、捕獲数110fとが対応付けられたレコードを有している。
猟師ID110aは、猟師個人を識別する識別情報である。猟銃ID110bは、各猟師が保有する猟銃200を識別する識別情報である。日時110cは、対応付けられた位置座標110dの検出日時を示す情報である。位置座標110dは、対応付けられた日時110cに猟師がいた座標を示す情報である。発砲有無110dは、対応付けられた位置座標110dにおける猟銃200の発砲の有無を示す情報である。捕獲数110fは、対応付けられた位置座標110dにおける鳥獣の捕獲数を示す情報である。
図4は、侵入検知情報111の一例を示した図である。侵入検知情報111は、罠および防御設備220における鳥獣の侵入検知に関する情報である。具体的には、侵入検知情報111は、罠および防御設備ID111aと、日時111bと、位置座標111cとが対応付けられたレコードを有している。
罠および防御設備ID111aは、罠および防御設備220を識別する識別情報である。日時111bは、侵入が検知された日時を示す情報である。位置座標111cは、侵入が検知された罠あるいは防御設備が設けられている位置座標を示す情報である。
図5は、鳥獣行動記録情報112の一例を示した図である。鳥獣行動記録情報112は、鳥獣の移動経路に関する情報である。具体的には、鳥獣行動記録情報112は、個体ID112aと、鳥獣種別ID112bと、日時112cと、位置座標112dとが対応付けられたレコードを有している。
個体ID112aは、鳥獣行動記録装置230を取り付けた鳥獣を識別する識別情報である。鳥獣種別ID112bは、鳥獣行動記録装置230を取り付けた鳥獣の種別(例えば、猪、鹿など)を識別する識別情報である。日時112cは、対応付けられた位置座標112dの検出日時を示す情報である。位置座標112dは、対応付けられた日時112cに鳥獣がいた座標を示す情報である。
狩猟情報DB113は、狩猟に関する各種情報を時系列に整理したデータベースである。具体的には、狩猟情報DB113には、時系列順に整理された猟師行動情報110と、侵入検知情報111と、鳥獣行動記録情報112とが格納されている。
図6は、動画情報DB114に格納された動画情報の一例を示した図である。動画情報DB114は、動画情報を格納したデータベースであって、かかるデータベースに格納されている各動画情報は、狩猟行動を撮像した映像情報である。図示するように、動画情報は、無人飛行体や猟師に取り付けた撮像装置210によって撮像された狩猟行動の一場面が記録されている。
なお、猟師行動情報110、侵入検知情報111、鳥獣行動記録情報、狩猟情報DB113および動画情報DB114は、後述する演算部102の取得情報格納部により生成および更新され、記憶部101に格納される。取得情報格納部による各種情報の生成については後述する。
図2に戻って狩猟行動共有装置100の演算部102について説明する。演算部102は、取得情報格納部121と、可視化情報生成部122と、動画配信部123と、ポータルサイト作成部124と、出力処理部125とを有している。
取得情報格納部121は、外部のデバイスから取得した情報を記憶部101に格納する機能部である。具体的には、取得情報格納部121は、猟銃200の通信装置204から取得した情報を用いて猟師行動情報110を生成する。
より具体的には、取得情報格納部121は、猟銃200の通信装置204から取得した情報に対応付けられている通信装置IDを特定する。また、取得情報格納部121は、特定した通信装置IDに対応する猟師IDおよび猟銃IDを記憶部101に格納されている図示しない変換情報から特定する。また、取得情報格納部121は、猟師IDおよび猟銃IDと、日時順に発砲検知日時情報、位置情報および捕獲数情報を対応付けた猟師行動情報110を生成する。
なお、取得情報格納部121は、発砲検知日時情報の日時に最も近い位置情報の日時を特定し、特定した日時に発砲の有無を示す情報を対応付ける。同様に、取得情報格納部121は、捕獲数情報の日時に最も近い位置情報の日時を特定し、特定した日時に捕獲数を示す情報を対応付ける。これにより、猟師の移動経路上の位置座標に発砲位置と捕獲位置とを対応付けることができる。また、取得情報格納部121は、生成した猟師行動情報110を記憶部101に格納する。
また、取得情報格納部121は、罠および防御設備220の通信装置222から取得した情報を用いて侵入検知情報111を生成し、記憶部101に格納する。具体的には、取得情報格納部121は、罠および防御設備220の通信装置222から取得した情報に対応付けられている通信装置IDを特定する。また、取得情報格納部121は、特定した通信装置IDに対応する罠および防御設備IDと位置情報とを記憶部101に格納されている図示しない変換情報から特定する。また、取得情報格納部121は、侵入検知日時情報の日時順に罠および防御設備IDと位置情報とを対応付けた侵入検知情報111を生成し、記憶部101に格納する。
また、取得情報格納部121は、鳥獣行動記録装置230の通信装置232から取得した情報を用いて鳥獣行動記録情報112を生成し、記憶部101に格納する。具体的には、取得情報格納部121は、鳥獣行動記録装置230の通信装置232から取得した情報に対応付けられている通信装置IDを特定する。また、取得情報格納部121は、特定した通信IDに対応する個体IDおよび鳥獣種別IDを記憶部101に格納されている図示しない変換情報から特定する。また、取得情報格納部121は、位置情報の日時順に個体IDおよび鳥獣種別IDと位置座標とを対応付けた鳥獣行動記録情報112を生成し、記憶部101に格納する。
また、取得情報格納部121は、猟師行動情報110、侵入検知情報111および鳥獣行動記録情報112を記憶部101の狩猟情報DB113に格納する。具体的には、取得情報格納部121は、猟師行動情報110、侵入検知情報111および鳥獣行動記録情報112の各々について時系列順に整理し、それらを記憶部101の狩猟情報DB113に格納する。
また、取得情報格納部121は、撮像装置210の通信装置212から取得した動画情報を記憶部101の動画情報DB114に格納する。具体的には、取得情報格納部121は、撮像装置210の通信装置212から取得した情報に対応付けられている通信装置IDを特定する。また、取得情報格納部121は、特定した通信装置IDに対応する猟師IDおよび猟銃IDを記憶部101に格納されている図示しない変換情報から特定する。また、取得情報格納部121は、位置情報の日時順に猟師IDおよび猟銃IDと、動画情報と、位置座標とを対応付けて記憶部101の動画情報DB114に格納する。
可視化情報生成部122は、動画情報以外の可視化情報を生成する機能部である。具体的には、可視化情報生成部122は、鳥獣出現マップ、鳥獣出現予測マップ、狩猟行動マップおよび鳥獣行動記録マップ(以下、各々を「マップ情報」という場合がある)を生成する。
より具体的には、可視化情報生成部122は、狩猟情報DB113に格納されている各情報を用いて、過去の所定期間内に出現した鳥獣の出現位置を地図上に示した鳥獣出現マップを生成する。
図7は、鳥獣出現マップが表示された画面例300を示した図である。図示するように、鳥獣出現マップには、過去に鳥獣が出現した場所301およびその日付302が地図(例えば、山岳地図など)上に示されている。星印は、過去に鳥獣が出現した場所301を示している。なお、地図情報は、予め記憶部101に格納されているものとする。
また、可視化情報生成部122は、狩猟情報DB113に格納されている各情報を用いて時系列解析を行い、鳥獣の発生場所や捕獲し易い場所を予測分析する。例えば、可視化情報生成部122は、猟師行動情報110と、侵入検知情報111と、鳥獣行動記録情報112とを用いて、過去に猟銃200を発砲した場所、侵入を検知した罠や防御設備220が設けられている場所、鳥獣の移動経路となる場所などから鳥獣の出現し易い場所を予測する。また、予測した鳥獣の出現し易い場所およびその場所周辺における過去の捕獲数に基づき、鳥獣を捕獲し易い場所を予測する。
図8は、鳥獣出現予測マップが表示された画面例310を示した図である。図示するように、鳥獣出現予測マップには、過去に鳥獣が出現した場所やその日時などから時系列解析により予測される鳥獣の出現予測位置311と、過去の鳥獣捕獲数から予測される鳥獣の捕獲し易い場所312とが地図上に示されている。なお、星印は鳥獣の出現予測位置311を示しており、丸印で囲われた星印は鳥獣の出現予測位置311の中でも鳥獣を捕獲し易い場所312を示している。
また、可視化情報生成部122は、狩猟情報DB113に格納されている各情報を用いて、所定日における猟師の移動経路および所定地点における鳥獣の捕獲数を示した狩猟行動マップを生成する。
図9は、狩猟行動マップが表示された画面例320を示した図である。図示するように、狩猟行動マップには、猟師の移動経路321、鳥獣の捕獲位置322および捕獲数323が地図上に示されている。なお、破線は猟師の移動経路321を示している。星印は鳥獣の捕獲位置322を示している。「1頭」、「2頭」といった数は、その場所における鳥獣の捕獲数323を示している。
また、可視化情報生成部122は、狩猟情報DB113に格納されている各情報を用いて、所定日における鳥獣の移動経路を示した鳥獣行動記録マップを生成する。
図10は、鳥獣行動記録マップが表示された画面例330を示した図である。図示するように、鳥獣行動記録マップには、日付331と鳥獣の移動経路332が地図上に破線で示されている。
また、可視化情報生成部122は、鳥獣出現マップ、鳥獣出現予測マップ、狩猟行動マップ、鳥獣行動記録マップおよび動画情報のうち、少なくともいずれか2つ以上を含む可視化情報を生成する。例えば、通信部103を介して複数のマップ情報を含む可視化情報の表示要求および組み合わせに係るマップ情報の指定をユーザから取得すると、可視化情報生成部122は、組み合わせに係るマップ情報を生成する。また、可視化情報生成部122は、生成したマップ情報の表示領域を設定し、かかる表示領域の各々に生成したマップ情報を対応付けた可視化情報を生成する。また、可視化情報生成部122は、出力処理部125を介して、生成した可視化情報の表示情報を生成し、通信部103を介して可視化情報をユーザ端末に送信する。
また、動画情報とマップ情報との組み合わせに係る可視化情報の表示要求を受け付けた場合、可視化情報生成部122は、通信部103を介してユーザから動画情報の撮像日時、撮像場所あるいは猟師名の入力情報を受け付ける。また、可視化情報生成部122は、動画配信部123を介して、ユーザから取得した日時、場所および猟師名に関する動画情報を動画情報DB114から取得する。また、可視化情報生成部122は、組み合わせに係るマップ情報を生成する。また、可視化情報生成部122は、動画情報およびマップ情報の表示領域を設定する。また、可視化情報生成部122は、設定した表示領域の各々に動画情報の再生ファイルおよびマップ情報を対応付けた可視化情報を生成し、出力処理部125を介して可視化情報の表示情報を生成する。また、可視化情報生成部122は、通信部103を介して、可視化情報の表示情報をユーザ端末に送信する。
図11は、鳥獣出現予測マップと動画情報とを組み合わせた可視化情報が表示された画面例340を示した図である。図示する可視化情報は、左側に鳥獣出現予測マップが配置され、右側に動画情報が配置された構成となっている。なお、可視化情報に含まれる動画情報には、動画表示領域と、再生や停止といった所定操作を受け付けるボタン群を含むボタン表示領域340とが含まれる。ボタン表示領域341は、例えば可視化情報の表示情報が生成される際に出力処理部125によって動画情報に対応付けられる。
また、可視化情報生成部122は、狩猟活動情報を生成する。具体的には、可視化情報生成部122は、狩猟情報DB113に格納されている各情報を用いて、時期、時間帯およびエリア別に捕獲された鳥獣の数および種類の統計値や、どの猟師がどの場所においてどういった種類の鳥獣を捕獲したかを示す情報を含む狩猟活動情報を生成する。
図2に戻って説明する。動画配信部123は、動画を配信する機能部である。具体的には、動画配信部123は、通信部103を介してユーザから受け付けた撮像日時、撮像場所あるいは猟師名に関する動画情報を動画情報DB114から抽出する。また、動画配信部123は、出力処理部125を介して、動画情報の表示情報(動画表示領域とボタン表示領域とを含む)を生成し、通信部103を介してユーザに送信する。
ポータルサイト作成部124は、ポータルサイトを作成する機能部である。具体的には、ポータルサイト作成部124は、動画情報、鳥獣出現マップ、鳥獣出現予測マップ、狩猟行動マップ、鳥獣行動記録マップおよび猟師活動情報の表示要求を受け付けるためのリクエストボタンを所定位置に配置したポータルサイトを作成する。
出力処理部125は、表示画面を構成する画面情報(表示情報)を生成する機能部である。具体的には、出力処理部125は、動画情報や可視化情報の表示情報を生成し、通信部103を介してユーザ端末に送信する。
通信部103は、外部装置(猟銃200、撮像装置210、罠および防御設備220、鳥獣行動記録装置230の各デバイス)との間で情報を送受信する装置である。
以上、狩猟行動共有装置100の機能ブロックの一例とその他デバイスの構成例について説明した。
次に、狩猟行動共有装置100のハードウェア構成について説明する。図12は、狩猟行動共有装置100のハードウェア構成の一例を示した図である。狩猟行動共有装置100は、例えば汎用コンピュータやワークステーションあるいはパーソナルコンピュータなどの情報処理装置により実現される。
図示するように、狩猟行動共有装置100は、入力装置401と、出力装置402と、外部記憶装置403と、演算装置404と、主記憶装置405と、通信装置406と、これらを電気的に相互接続するバス407とを有している。
入力装置401は、キーボードやマウス、タッチパネルなどのポインティングデバイスあるいは音声入力装置であるマイクなどである。出力装置402は、ディスプレイやプリンタあるいは音声出力装置であるスピーカなどである。外部記憶装置403は、デジタル情報を記憶可能ないわゆるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
演算装置404は、CPU(Central Processing Unit)である。主記憶装置405は、RAMやROMなどのメモリ装置である。通信装置406は、外部装置との間で情報通信を行うための通信モジュールである。
以上、狩猟行動共有装置100のハードウェア構成の一例について説明した。
なお、演算部102は、演算装置404のCPUに処理を行わせるプログラムによって実現される。これらのプログラムは、主記憶装置405のROMあるいは外部記憶装置403に格納されており、実行にあたってRAM上にロードされ、CPUにより実行される。また、記憶部101は、RAM、ROMまたは外部記憶装置403によって実現されても良く、これらの組み合わせによって実現されても良い。また、通信部103は、通信装置406によって実現される。
[動作の説明]
次に、狩猟行動共有処理について説明する。図13は、狩猟行動共有処理の一例を示したシーケンス図である。狩猟行動共有処理では、猟銃200の通信装置204は、発砲検知日時情報等を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS001)。また、撮像装置210の通信装置212は、動画情報等を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS002)。また、罠および防御設備220の通信装置222は、侵入検知日時情報等を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS003)。また、鳥獣行動記録装置230の通信装置232は、位置情報等を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS004)。
次に、取得情報格納部121は、猟銃200、撮像装置210、罠および防御設備220、鳥獣行動記録装置230から取得した情報を用いて猟師行動情報110などの所定情報を生成し、狩猟情報DB113および動画情報DB114を更新する(ステップS005)。
次に、猟師活動のポータルサイト利用者であるユーザは、所定の可視化情報の表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS006)。なお、ユーザには、ポータルサイトを利用する一般の人や猟師も含まれる。また、ユーザ端末は、パーソナルコンピュータやスマートフォンなど可視化情報を表示可能な情報処理装置である。
例えば、鳥獣出現マップを閲覧したい場合、ユーザは、ポータルサイトの所定画面から場所周辺の住所、日付および特定の猟師名などの所定情報を入力して鳥獣出現マップの表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する。
また、例えば、鳥獣出現予測マップを閲覧したい場合、ユーザは、ポータルサイトの所定画面から表示させたい場所周辺の住所などの所定情報を入力して鳥獣出現予測マップの表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する。
また、例えば、狩猟行動マップを閲覧したい場合、ユーザは、ポータルサイトの所定画面から表示させたい狩猟行動の主体である猟師名、場所周辺の住所および日付などの所定情報を入力して狩猟行動マップの表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する。
また、例えば、鳥獣行動記録マップを閲覧したい場合、ユーザは、ポータルサイトの所定画面から表示させたい場所周辺の住所や鳥獣種類および日付などの所定情報を入力して鳥獣行動記録マップの表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する。
また、例えば、動画情報を閲覧したい場合、ユーザは、ポータルサイトの所定画面から表示させたい動画情報の撮像日時、撮像場所周辺の住所および撮像された狩猟行動の主体である猟師名などの所定情報を入力して動画情報の表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する。
次に、可視化情報生成部122は、表示要求に応じた可視化情報を生成する(ステップS007)。具体的には、表示要求が鳥獣出現マップの表示要求である場合、可視化情報生成部122は、取得した住所、日付および猟師名に関する鳥獣出現マップを生成する。より具体的には、可視化情報生成部122は、記憶部101に格納されている図示しない変換情報を用いて、取得した住所に対応する位置座標と、取得した猟師名に対応付けられている猟師IDを特定する。また、可視化情報生成部122は、特定した位置座標および猟師IDと、取得した日付と、狩猟行動DB113に格納されている各情報とを用いて鳥獣出現マップを生成する。
また、表示要求が鳥獣出現予測マップの表示要求である場合、可視化情報生成部122は、取得した住所周辺の鳥獣出現予測マップを生成する。具体的には、可視化情報生成部122は、取得した住所に対応する位置座標を記憶部101内の変換情報を用いて特定する。また、可視化情報生成部122は、特定した位置座標と、狩猟行動DB113に格納されている各情報を用いた時系列解析の結果とを用いて、鳥獣出現予測マップを生成する。
また、表示要求が狩猟行動マップの表示要求である場合、可視化情報生成部122は、取得した猟師名、住所および日付に関する狩猟行動マップを生成する。具体的には、可視化情報生成部122は、記憶部101に格納されている図示しない変換情報を用いて、取得した住所に対応する位置座標と、取得した猟師名に対応付けられている猟師IDを特定する。また、可視化情報生成部122は、特定した位置座標および猟師IDと、取得した日付と、狩猟行動DB113に格納されている各情報とを用いて狩猟行動マップを生成する。
また、表示要求が鳥獣行動記録マップの表示要求である場合、可視化情報生成部122は、取得した住所および鳥獣種類に関する狩猟行動マップを生成する。具体的には、可視化情報生成部122は、記憶部101に格納されている図示しない変換情報を用いて、取得した住所に対応する位置座標と、取得した鳥獣種類に対応付けられている鳥獣種別IDを特定する。また、可視化情報生成部122は、特定した位置座標および鳥獣種別IDと、取得した日付と、狩猟行動DB113に格納されている各情報とを用いて鳥獣行動記録マップを生成する。
また、表示要求が動画情報の表示要求である場合、可視化情報生成部122は、取得した撮像日時、住所および猟師名に関する動画情報を特定する。具体的には、可視化情報生成部122は、記憶部101に格納されている図示しない変換情報を用いて、取得した住所に対応する位置座標と、取得した猟師名に対応する猟師IDとを特定する。また、可視化情報生成部122は、特定した位置座標および猟師IDと、取得した撮像日時とを動画配信部123に受け渡す。動画配信部123は、可視化情報生成部122から取得した情報を用いて動画情報DB114からユーザ所望の動画情報を特定および抽出する。
また、表示要求が可視化情報を組み合わせた画面情報の表示要求である場合、可視化情報生成部122は、組み合わせに応じた可視化情報を生成する。
また、出力処理部125は、可視化情報生成部122により生成された可視化情報あるいは動画配信部123により抽出された動画情報の表示情報を生成し、通信部103を介してユーザ端末に送信する(ステップS008)。
以上、狩猟行動共有処理について説明した。
このような狩猟行動共有システムによれば、狩猟行動の情報共有および可視化を実現することができる。このような狩猟行動共有システムによれば、鳥獣の出現位置や出現予測位置などを可視化できるため、狩猟の効率化を図ることができる。また、狩猟現場の様子を撮像した動画情報を視聴することができるため、狩猟活動の認識不足を解消し、猟師のノウハウ伝授にも貢献することができる。また、これらの可視化情報および動画情報により、猟師間のコミュニケーションの活性化を図ることができ、その結果、猟師の減少や狩猟活動の認知不足といった問題の要因解消に貢献することができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る狩猟行動共有システムについて説明する。狩猟行動共有システムは、狩猟行動をリアルタイムに視聴しているユーザが、狩猟現場の猟師に遠隔指示を行うことができるシステムである。なお、ユーザは、ポータルサイトを介して本システムによるサービスを利用することができる。
狩猟行動共有システムは、第一実施形態の狩猟行動共有システムの構成に加え、猟銃200の通信装置204に接続されたイヤホンおよびマイクロフォンを有している。また、狩猟行動共有装置100の演算部102は、ユーザおよび猟師の音声情報を中継する指示中継部をさらに有している。なお、イヤホンおよびマイクロフォンは、必ずしも猟銃200の通信装置204に接続されている必要はなく、例えば撮像装置210の通信装置212あるいは猟師が携帯するスマートフォンなどに接続されていても良い。
なお、本システムの利用が開始されると、撮像装置210の通信装置212は、撮像された動画情報を即時に狩猟行動共有装置100に送信する。また、狩猟行動共有装置100の動画配信部123は、通信部103を介して、撮像装置210から取得した動画情報を即時にユーザ端末に送信する。これにより、ユーザは、狩猟現場の様子を撮像したリアルタイムの動画情報を視聴することができる。
図14は、遠隔指示中継処理の一例を示したシーケンス図である。かかる処理では、ユーザは、ポータルサイトを介して動画情報等の表示要求を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS021)。例えば、ユーザは、動画情報あるいは鳥獣出現予測マップなどのマップ情報および動画情報を組み合わせた可視化情報の表示要求を行う。
表示要求を取得すると、狩猟行動共有装置100は、動画情報あるいは動画情報を含む可視化情報をユーザ端末に送信する(ステップS022)。例えば、表示要求が動画情報の表示要求である場合、動画配信部123は、通信部103を介して撮像装置210から動画情報を取得する。また、動画配信部123は、出力処理部125を介して動画情報の表示情報を生成し、通信部103を介してユーザ端末に送信する。
また、表示要求が所定のマップ情報を含む動画情報である場合、動画配信部123は、可視化情報生成部122を介して表示要求に係るマップ情報を生成する。また、動画配信部123は、出力処理部125を介して、撮像装置210から取得した動画情報にマップ情報を対応付けた表示情報を生成し、通信部103を介してユーザ端末に送信する。
次に、ユーザは、ユーザ端末に接続されているマイクロフォンを介して、猟師に音声指示を送信する(ステップS023)。例えば、ユーザは、「右の道を進んでください」や「発砲してください」といった音声指示を発話すると、ユーザ端末は音声指示を狩猟行動共有装置100に送信する。
ユーザ端末から音声指示を取得すると、狩猟行動共有装置100の指示中継部は、通信部103を介して、動画情報の送信元である猟師にユーザの音声指示を送信する(ステップS024)。具体的には、指示中継部は、動画情報に対応付けられている通信装置IDに基づき動画情報の配信元の猟師IDおよび猟銃IDを記憶部101の変換情報から特定する。また、指示中継部は、特定した猟銃IDに対応付けられている通信装置204にユーザの音声指示を送信する。
音声指示を取得した猟銃200の通信装置204は、かかる音声指示をイヤホンに出力し、ユーザによる遠隔指示を猟師に伝える。音声指示を取得した猟師は、ユーザの指示に応じて狩猟を行う(ステップS025)。
なお、猟師は、マイクロフォンを介してユーザに応答を行っても良い。この場合、猟銃200の通信装置204は、猟師の応答音声を狩猟行動共有装置100に送信する(ステップS026)。狩猟行動共有装置100の指示中継部は、通信部103を介して、取得した猟師の応答音声をユーザ端末に送信する(ステップS027)。
このような本実施形態に係る狩猟行動共有システムによれば、狩猟現場を撮像した動画情報をリアルタイムに視聴しながら猟師に指示を行うことができる。そのため、例えば熟練した猟師が狩猟現場の動画情報を視聴しながら、猟師現場の猟師に対してノウハウやアドバイスを伝えることができる。また、例えば一般の人が狩猟現場の動画情報を視聴しながら狩猟現場の猟師に指示を行うことで、ゲーム感覚で狩猟行動を擬似体験することもできる。
なお、前述の実施形態に係る狩猟行動共有装置100は、ネットワークを介して猟銃200、撮像装置210、罠および防御設備220、鳥獣行動記録装置230から所定情報を取得したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。例えば、猟銃200、撮像装置210、罠および防御設備220、鳥獣行動記録装置230の各々が取り外し可能なメモリースティックなどの記憶媒体を有し、かかる記憶媒体に所定情報を記録するようにしても良い。この場合、定期的(例えば、毎日、一週間毎など)に猟師などが記憶媒体を回収し、記録されている情報を猟師行動共有装置に移すようにすれば良い。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であり、また、各実施の形態を組み合わせることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100・・・狩猟行動共有装置、200・・・猟銃、210・・・撮像装置、
220・・・罠および防御設備、230・・・鳥獣行動記録装置、
101・・・記憶部、102・・・演算部、103・・・通信部、
110・・・狩猟行動情報、111・・・侵入検知情報、112・・・鳥獣行動記録情報、
113・・・狩猟情報DB、114・・・動画情報DB、121・・・取得情報格納部、
122・・・可視化情報生成部、123・・・動画配信部、
124・・・ポータルサイト作成部、201・・・発砲検知センサ、
202、211、230・・・位置検出装置、203・・・捕獲数カウンタ、
204、212、222、232・・・通信装置、221・・・侵入検知センサ

Claims (12)

  1. 猟師の狩猟行動に関する情報と、所定設備における鳥獣の侵入検知に関する情報と、鳥獣行動に関する情報とを用いて、これらの情報を反映した所定の地図情報を生成する可視化情報生成部と、
    前記地図情報を送信する通信部と、を備える
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  2. 請求項1に記載の狩猟行動共有装置であって、
    前記可視化情報生成部は、
    鳥獣の出現位置を示した地図情報と、鳥獣の出現予測位置を示した地図情報と、猟師の移動経路、鳥獣の捕獲位置および捕獲数を示した地図情報と、鳥獣の移動経路を示した地図情報とを生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  3. 請求項1に記載の狩猟行動共有装置であって、
    前記通信部を介して狩猟行動を撮像した動画情報を配信する動画配信部をさらに備える
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  4. 請求項3に記載の狩猟行動共有装置であって、
    前記可視化情報生成部は、
    前記地図情報および前記動画情報を含む可視化情報を生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  5. 請求項3に記載の狩猟行動共有装置であって、
    ユーザの音声指示を中継する指示中継部をさらに備え、
    前記動画配信部は、
    前記通信部を介して狩猟行動を撮像した前記動画情報をリアルタイムで配信し、
    前記指示中継部は、
    前記通信部を介して、ユーザによる音声指示を前記狩猟行動の主体である猟師に送信する
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  6. 請求項1に記載の狩猟行動共有装置であって、
    前記通信部は、猟師名を取得し、
    前記可視化情報生成部は、
    前記猟師名により特定される前記猟師の狩猟行動に関する情報を反映した前記所定の地図情報を生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有装置。
  7. 狩猟行動共有装置と、猟銃に取り付けられた装置と、罠および防御設備に設置されている装置と、鳥獣に取り付けられた鳥獣行動記録装置とを有する狩猟行動共有システムであって、
    前記猟銃に取り付けられた装置は、猟師の狩猟行動に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、
    前記罠および防御設備に設置されている装置は、鳥獣の侵入に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、
    前記鳥獣行動記録装置は、鳥獣行動に関する情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、
    前記狩猟行動共有装置は、
    取得した前記情報を用いて、これらの情報を反映した所定の地図情報を生成し、
    生成した前記地図情報を送信する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
  8. 請求項7に記載の狩猟行動共有システムであって、
    前記狩猟行動共有装置は、
    鳥獣の出現位置を示した地図情報と、鳥獣の出現予測位置を示した地図情報と、猟師の移動経路、鳥獣の捕獲位置および捕獲数を示した地図情報と、鳥獣の移動経路を示した地図情報とを生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
  9. 請求項7に記載の狩猟行動共有システムであって、
    前記狩猟行動を撮像する撮像装置をさらに備え、
    前記撮像装置は、狩猟行動を撮像した動画情報を前記狩猟行動共有装置に送信し、
    前記狩猟行動共有装置は、取得した前記動画情報を配信する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
  10. 請求項9に記載の狩猟行動共有システムであって、
    前記狩猟行動共有装置は、
    前記地図情報および前記動画情報を含む可視化情報を生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
  11. 請求項9に記載の狩猟行動共有システムであって、
    前記狩猟行動共有装置は、狩猟行動を撮像した前記動画情報をリアルタイムで配信すると共に、ユーザによる音声指示を前記狩猟行動の主体である猟師の猟銃に取り付けられた所定装置に送信する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
  12. 請求項7に記載の狩猟行動共有システムであって、
    前記狩猟行動共有装置は、猟師名を取得すると、前記猟師名により特定される前記猟師の狩猟行動に関する情報を反映した前記所定の地図情報を生成する
    ことを特徴とする狩猟行動共有システム。
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