JP5999671B1 - 狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】狩猟者が狩猟や有害鳥獣駆除を行う場合、狩猟者の通信端末機器3に様々な情報を表示して猟銃による事故を未然に防ぎ、情報管理局2は通信端末機器3から得られる情報で狩猟者や鳥獣等の管理等を可能にする。【解決手段】通信装置4、情報管理する情報管理手段5、表示器6、記憶装置9、地図データA、猟区データB、地図等を作成する地図作成手段7、ウェブサーバ装置8を備えた情報管理局2、通信装置C、GPS等の位置検出装置D、情報管理局2から情報の取得等を行う情報処理手段E、表示器G、情報管理局2への送信データを作成する送信情報作成手段Fを備えた複数の狩猟者が所持する個々の通信端末機器3によって構成することで、狩猟者が狩猟や有害鳥獣駆除を行う場合、狩猟者の通信端末機器3に様々な情報を表示して猟銃による事故を未然に防ぎ、情報管理局2は通信端末機器3から得られる情報で狩猟者や鳥獣等の管理等を可能にする。【選択図】図1
Description
この発明は、狩猟者が狩猟または有害鳥獣駆除を行う場合において、情報管理局から提供される情報により、複数の狩猟者が所持する個々の通信端末機器で現在地、他の狩猟者との位置関係、猟区範囲および弾丸到達範囲を確認することができ、前記情報管理局は前記通信端末機器を所持する狩猟者の狩猟者情報、位置情報および捕獲鳥獣に関する情報を管理することができる狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムである。
従来技術による狩猟者が狩猟または有害鳥獣駆除を行う場合を、図2および図9により説明する。従来、狩猟者が狩猟を行う場合は、電子機器等の装置を利用する方法ではなく、狩猟者は都道府県の農林事務所が発行する図9に示される鳥獣保護区等位置図等によって、猟区等を確認して狩猟を行うが、詳細な猟区等の境界については現地の看板や標識等によって目視で確認および判断しており、一方の管轄の都道府県の農林事務所は狩猟者がどこの猟区で狩猟を行っているかを把握ができないのが現状である。
また、最近ではスマートフォン、タブレット、携帯電話等の移動可能な通信端末機器を利用されることがあり、図2の(A)に示される通信端末機器21はGPS等の位置検出装置23が内蔵されており、位置検出装置23によって検出された現在地を計算機24が通信装置22を介して外部より取り込んだ地図データから得られる地図の上に重ねて表示器25に表示することで現在地を確認するためだけの方法である。この従来技術の進歩型として、図2の(B)に示される通信端末機器26は、図2の(A)に示されるスマートフォン、タブレット、携帯電話等の移動可能な通信端末機器21の内部に狩猟用地図データ2Bを装備しただけのものであり、計算機29が内蔵のGPS等の位置検出装置28によって検出された現在地を狩猟用地図データ2Bから得られる地図の上に重ねて表示器2Aに表示することで、現在地が猟区内であるかを判断する方法が提案されていた。
この様に従来技術による狩猟者の位置検出を利用したシステムでは、狩猟者が内部にGPS等の位置検出装置23を備える通信端末機器21を利用して現在地のみを確認するか、内部にGPS等の位置検出装置28と狩猟用地図データ2Bを備える通信端末機器26を利用して現在地が猟区内なのかを確認するだけの方法である。
静岡県鳥獣保護区等位置図
図2の(A)および図2の(B)に示される従来技術による狩猟者の位置検出を利用したシステムでは、通信端末機器21または通信端末機器26を所持する狩猟者が自身の現在地しか確認できず、他の狩猟者の位置は目視以外の情報の入手手段はないため、狩猟者が鳥獣として誤認により誤射される事故や、発砲した弾丸の到達距離が把握できないため弾丸が道路や居住区等まで到達する事故を未然に防ぐことができない。また、情報管理局2が捕獲鳥獣等の情報を入手する方法は、個々の狩猟者から提出される狩猟日報等の書類による報告のみであるため、鳥獣を捕獲した地区や捕獲鳥獣の種類や捕獲数等の正確な情報を得ることができなかった。
この発明は、狩猟また有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3の表示器Gに、現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、狩猟の場合は現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図が表示されるため、狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故の防止、狩猟の場合は猟区以外での狩猟行為の防止、道路や居住区等への弾丸の飛散事故の防止等の安全に関する信頼性を向上させることができ、情報管理局2は狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3により送信される位置情報、狩猟者の登録情報や個人情報、捕獲鳥獣等の情報の全てを管理していることから、情報管理局2では猟区内の正確な鳥獣の個体管理、猟区外の狩猟者の狩猟行為の監視による鳥獣保護、位置情報を送信している狩猟者の自覚を促すことによる不法行為や条例違反の抑制、狩猟登録手続きや捕獲鳥獣の報告集計等の事務手続きの簡素化および効率化ができることを目的とする。
この目的を達成するために、それぞれの狩猟者が所持する複数の通信端末機器および全ての前記通信端末機器を管理する情報管理局からなり、前記各通信端末機器それぞれは、当該通信端末機器を所持する狩猟者を表す狩猟者情報および当該通信端末機器の現在地を表す位置情報を前記情報管理局に送信するとともに、前記情報管理局から提供される情報に基づき、当該通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示するものであり、前記情報管理局は前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報および前記位置情報に基づき、前記各通信端末機器に対して全ての狩猟者の現在地を地図に表示した情報として提供し、前記各通信端末機器は、前記狩猟者情報として狩猟者の使用弾丸に関する情報を更に送信するものであり、前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記使用弾丸に関する情報に基づき、前記通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示した地図上に弾丸到達範囲を表示するための情報を前記各通信端末機器に提供することで、当該通信端末機器を所持する狩猟者は射撃前に他の狩猟者の位置や距離および使用弾丸の弾丸到達範囲を前記情報管理局より提供される全ての狩猟者の現在地を地図に表示した情報および前記通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示した地図上に弾丸到達範囲を表示するための情報から確認できることから、他の狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故および弾丸の飛散による事故を未然に防ぐことができる。
前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報および前記位置情報に基づき、狩猟者一覧および各狩猟者の名称、グループ名、狩猟種類、距離等の情報を当該通信端末機器に提供することで、当該通信端末機器を所持する狩猟者は射撃前に他の狩猟者との距離を確認できることから、他の狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故および弾丸の飛散による事故を未然に防ぐことができる。
前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記位置情報に基づき、前記通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示した地図上に当該通信端末機器の所持する狩猟者の狩猟を行っている現在地の猟区範囲を表示するための情報を前記各通信端末機器に提供することで、前記狩猟者自身が猟区内であることの確認および猟区範囲と現在地の位置関係を確認できることから、狩猟の場合は猟区以外での狩猟行為の防止および道路や居住区等への弾丸の飛散事故を未然に防いで安全に関する信頼性を向上させることができる。
前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記位置情報に基づき、全ての狩猟者の現在地を地図に表示した情報または狩猟者一覧の情報を前記各端末機器に提供することで、前記通信端末機器を所持する狩猟者は他の狩猟者に対してメッセージ送信や通話によって接触ができることで、当該通信端末機器を所持する狩猟者は射撃前に周辺の狩猟者に注意や警告または猟区内の危険情報をメッセージ送信や通話を介して伝達することで誤射事故や猟区内での事故を防止することができる。
前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される当該通信端末機器を所持する狩猟者を表す狩猟者情報、当該通信端末機器の現在地を表す位置情報および当該通信端末機器を所持する狩猟者による捕獲鳥獣に関する情報を管理および記録することで、前記情報管理局が管轄内の捕獲鳥獣を正確に把握していること、前記情報管理局が全ての狩猟者の前記狩猟者情報と前記位置情報を把握していること、および全ての狩猟者が前記情報管理局に前記狩猟者情報と前記位置情報を把握されていることを知っていることから、管轄内の正確な鳥獣の個体管理、猟区外の狩猟者の狩猟行為の監視による鳥獣保護、および位置情報を送信している狩猟者の自覚を促すことによる不法行為や条例違反の抑制ができる。
前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報、前記位置情報および前記捕獲鳥獣に関する情報に基づき、前記情報管理局の管轄内の全ての捕獲鳥獣に関する情報、猟区毎や地区毎の前記各通信端末機器を所持する狩猟者による捕獲鳥獣および狩猟者に関する情報を集計、統計、分析を行うことで、前記情報管理局が管轄内の捕獲鳥獣を正確に把握していること、および前記情報管理局が全ての狩猟者の前記狩猟者情報と前記位置情報を把握していることから、管轄内の正確な鳥獣の個体管理ができ、狩猟登録手続きや捕獲鳥獣の報告集計等の事務手続きの簡素化および効率化ができる。
この発明によれば、狩猟者が狩猟または有害鳥獣駆除を行う場合において、インターネットや無線等を介して外部との通信を行う通信装置4、狩猟者等の情報を管理する情報管理手段5、様々な情報の表示を行う表示器6、様々な情報を記憶する記憶装置9、地図のデータが格納されている地図データA、猟区の位置情報等が格納されている猟区データB、情報管理手段5から得られる狩猟者の位置情報等の情報と地図データAおよび猟区データBを利用して狩猟者の位置や猟区等を表示した地図や狩猟者の一覧等を作成してウェブサーバ装置8に伝送する地図作成手段7、通信装置4を介して情報を外部に公開するウェブサーバ装置8を備えた情報管理局2、およびインターネットや無線等を介して外部との通信を行う通信装置C、GPSや電波等によって現在地を検出可能である機能を有する位置検出装置D、通信装置Cを介して情報管理局2のウェブサーバ装置8にアクセスして地図や狩猟者一覧等の情報の取得や各種情報の処理や管理等を行う情報処理手段E、様々な情報の表示を行う表示器G、位置情報等の送信用のデータを作成して通信装置Cを介して情報管理局2に送信する送信情報作成手段Fを備えた複数の狩猟者が所持する個々のスマートフォン、タブレット、携帯電話などの移動可能な通信端末機器3によって構成することによって、狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3の表示器Gに、現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、狩猟の場合は現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図が表示されるため、他の狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故の防止、狩猟の場合は猟区以外での狩猟行為の防止、道路や居住区等への弾丸の飛散事故の防止等の安全に関する信頼性を向上させることができ、情報管理局2は狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3により送信される位置情報、狩猟者の登録情報や個人情報、捕獲鳥獣等の情報の全てを管理していることから、情報管理局2では猟区内の正確な鳥獣の個体管理、猟区外の狩猟者の狩猟行為の監視による鳥獣保護、位置情報を送信している狩猟者の自覚を促すことによる不法行為や条例違反の抑制、狩猟登録手続きや捕獲鳥獣の報告集計等の事務手続きの簡素化および効率化ができる。
この発明による狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムにおけるシステムの構成および動作手順を図1、図3、図4、図5により説明する。図1はこの発明による狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムにおけるシステムの構成図であり、図3は通信端末機器3が現在地の位置情報を取得して情報管理局2に送信した場合のシステムの動作手順を説明するフローチャートであり、図4は情報管理局2が通信端末機器3から受信した位置情報を利用して位置情報等の情報の記録および地図を作成および公開して通信端末機器3が現在地の地区の地図および狩猟者の一覧を参照する場合のシステムの動作手順を説明するフローチャートであり、図5は狩猟者の登録情報、個人情報や捕獲鳥獣の情報またはその他の情報管理局2が必要としている情報が通信端末機器3から情報管理局2に送信された場合のシステムの動作手順を説明するフローチャートである。
図3の34では、狩猟をする複数の狩猟者が所持する個々の通信端末機器3の位置検出装置Dが現在地を検出すると、35でその位置情報を送信情報作成手段Fが送信用のデータを作成して通信装置Cを介して情報管理局2に送信し、情報管理局2の通信装置4に受信され情報管理手段5に伝送される。30では情報管理局2の情報管理手段5が通信端末機器3より送信された狩猟者の位置情報および狩猟者情報等の情報を取得して、31では情報管理手段5は記憶装置9に記録してある狩猟者の登録情報と受信した狩猟者情報を照会して、情報が一致すれば32で狩猟者の現在地の情報を更新して終了し、不一致であれば33でエラー用の送信データを作成して通信装置4を介して通信端末機器3に送信して終了する。36では通信端末機器3が一定時間の待機をして一定時間が経過したら再び34に移行して通信端末機器3の位置検出装置Dが現在地の検出を行い同じ処理を繰り返す。
図4の40では、情報管理局2の情報管理手段5は狩猟または有害鳥獣駆除を行う複数の狩猟者が所持する個々の通信端末機器3から受信した全ての狩猟者の位置情報を処理して現時点での情報を編集し、41では情報管理手段5が編集した情報をファイル化して記憶装置9に記録する。42では情報管理手段5は編集した情報を地図作成手段7に伝送し、地図作成手段7は通信端末機器3を所持する全ての狩猟者の現在地と地図データAそして猟区データBから全ての狩猟者の現在地、猟区範囲等の情報を記載された地図を作成し、43で地図作成手段7からウェブサーバ装置8に伝送し、44ではウェブサーバ8では情報管理局2の外部に公開するウェブページを作成する。45では通信端末機器3の情報処理手段Eは通信装置Cを介して情報管理局2の通信装置4経由でウェブサーバ装置8の外部に公開されたウェブページにアクセスして、46では通信端末機器3の現在地、現在地の地区での通信端末機器3を所持する全ての狩猟者の現在地、狩猟の場合は猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図を表示器Gに表示する。47では通信端末機器3が一定時間の待機をして一定時間が経過したら再び45に移行して同じ処理を繰り返す。
図5の53では、狩猟者が所持する通信端末機器3において、情報管理局2の管理する情報の更新や鳥獣捕獲数やその他の情報を情報管理局2に送信する必要がある場合に、情報処理手段Eは送信する情報を送信情報作成手段Fに伝送し、送信情報作成手段Fは送信用のデータを作成し、通信装置Cを介して情報管理局2に送信する。50では通信端末機器3から送信されたデータを情報管理局2が通信装置4で受信して情報管理手段5に伝送する。51では情報管理手段5が受信した情報を解析して、各情報の内容に適した処理を行い、52では情報管理手段5は処理の終わった情報を記録するためのファイル化を行い記憶装置9に記録する。
これによって、この発明による狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムにおけるシステムでは、狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3の表示器Gに、現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、狩猟の場合は現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図が表示されるため、他の狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故の防止、狩猟の場合は猟区以外での狩猟行為の防止、道路や居住区等への弾丸の飛散事故の防止等の安全に関する信頼性を向上させることができ、情報管理局2は狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持している通信端末機器3により送信される位置情報、狩猟者の登録情報や個人情報、捕獲鳥獣等の情報の全てを管理していることから、情報管理局2では猟区内の正確な鳥獣の個体管理、猟区外の狩猟者の狩猟行為の監視による鳥獣保護、位置情報を送信している狩猟者の自覚を促すことによる不法行為や条例違反の抑制、狩猟登録手続きや捕獲鳥獣の報告集計等の事務手続きの簡素化および効率化ができることは明らかである。
この発明による狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムを実現した場合の一例を図6、図7、図8により説明する。図6はこの発明による狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムを実現した場合の一例で、スマートフォン68は位置検出のできるGPS機能や通信機能および表示器を有する通信端末機器、狩猟者用アプリケーションソフト69はスマートフォン68を制御して位置情報等の情報を情報管理局61に送信して地図や一覧表等の画面表示等を行うスマートフォン68のアプリケーションソフトである。コンピュータ63はインターネットに接続してデータの送受信を行う通信機能や記憶装置および表示器等を有した電子計算機、狩猟総合管理プログラム65は狩猟者に関する情報や鳥獣に関する情報等を管理およびスマートフォン68を所持する狩猟者が参照する様々な情報を記載した地図の作成等を行うコンピュータプログラム、ウェブサーバ64はインターネットに接続してデータの送受信を行う通信機能やインターネットを介して外部に公開するウェブページを管理する電子計算機、地図データ66は汎用の地図のディジタルデータ、猟区データ67は猟区のデータを記載したオリジナルの地図データである。
図7は図6のスマートフォン68の表示器に狩猟者用アプリケーションソフト69によって表示される画面の内容の一例で、70はメニュー画面、71は情報管理局61に送信する必要のある狩猟者の登録情報を入力する入力画面、72はスマートフォン68の現在地の地区の狩猟者一覧および各狩猟者の名称、グループ名、狩猟種類、距離等の情報を表示した画面表示、73はスマートフォン68の現在地の地区で全ての狩猟者の現在地、現在地の猟区の範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載した地図の表示画面、74は狩猟を終了する場合に情報管理局61に報告するために捕獲鳥獣等の情報を入力する入力画面、75は狩猟免状を所持している狩猟者が情報管理局61に対して狩猟者登録申請を行う場合に必要な情報を入力する入力画面である。図8はコンピュータ63の表示器に狩猟総合管理プログラム65によって表示される画面の内容の一例で、80は狩猟者情報の表示画面、81は狩猟者のいる地区一覧の表示画面、82は表示を選択された地区の狩猟者情報の表示画面、83は表示を選択された地区の狩猟者の現在地および名称が記載された地図の表示画面、84は捕獲鳥獣を集計表示するための選択画面、85は表示を選択された地区の捕獲鳥獣に関する情報の表示画面、86は記録されている狩猟者免状や狩猟者登録のデータを検索または修正等を行うための情報入力画面である。
スマートフォン68を所持する狩猟者が狩猟者用アプリケーションソフト69を起動すると、70の様なトップメニュー画面の表示がされ、「1.狩猟の開始」を選択するとスマートフォン68のGPS機能によって現在地が検出され、71で入力されている狩猟者の登録情報と共に情報管理局61にスマートフォン68の通信機能を介して送信される。インターネット経由でコンピュータ63の通信機能を介して受信した位置情報は同じ地区の全ての狩猟者の位置情報と地図データAそして猟区データBから現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図を作成し、ウェブサーバ64に伝送してインターネットを経由して外部に公開するウェブページを作成する。スマートフォン68はウェブサーバ64に通信機能を介してアクセスして72の様な現在地の地区で狩猟中の狩猟者一覧および各狩猟者の名称、グループ名、狩猟種類、距離等の情報を表示した画面表示や73の様な現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図画面表示を行う。
71の狩猟者の登録情報を入力する入力画面、74の狩猟終了後に捕獲鳥獣等の情報を入力する入力画面、75の狩猟免状を所持している狩猟者が狩猟者登録申請を行うために必要な情報を入力する入力画面の場合は、狩猟者用アプリケーションソフト69がスマートフォン68上でのみ実行するが、これらの入力した情報を情報管理局61に送信する場合は、スマートフォン68は送信する情報をスマートフォン68の通信機能を介してインターネットを経由して情報管理局61に送信し、コンピュータ63の通信機能で受信された情報はコンピュータ63上で実行されている狩猟総合管理プログラム65によって内部の記憶装置に記録され、集計や分析等の処理または管理される。
また、情報管理局61のコンピュータ63では狩猟または有害鳥獣駆除を行う複数の狩猟者の所持する個々のスマートフォン68から位置情報や登録情報等の情報が送信されるため、全ての狩猟者の現在地、登録情報、個人情報、捕獲鳥獣等の情報を全て把握して管理していることから、80の狩猟者情報の表示、81の狩猟者のいる地区一覧の表示、82の地区毎の狩猟者情報の表示、83の地区毎の狩猟者の現在地および名称が記載された地図の表示、85の捕獲鳥獣に関する情報表示は容易に行うことができる。
この様に狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システムを実現した場合の一例である図6のシステムでは、狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持しているスマートフォン68の表示器には73の様に現在地、同じ地区内の全ての狩猟者の現在地、狩猟の場合は現在の猟区範囲、使用弾丸の到達範囲等の情報を記載された地図が表示されるため、他の狩猟者を鳥獣との誤認による誤射事故の防止、狩猟の場合は猟区以外での狩猟行為の防止、道路や居住区等への弾丸の飛散事故の防止等の安全に関する信頼性を向上させることができ、情報管理局61は狩猟または有害鳥獣駆除を行う狩猟者が所持しているスマートフォン68により送信される位置情報、狩猟者の登録情報や個人情報、捕獲鳥獣等の情報の全てを管理していることから、情報管理局61では猟区内の正確な鳥獣の個体管理、猟区外の狩猟者の狩猟行為の監視による鳥獣保護、位置情報を送信している狩猟者の自覚を促すことによる不法行為や条例違反の抑制、狩猟登録手続きや捕獲鳥獣の報告集計等の事務手続きの簡素化および効率化ができる。
1 狩猟総合管理システム
2 情報管理局
3 通信端末機器
4 通信装置
5 情報管理手段
6 表示器
7 地図作成手段
8 ウェブサーバ装置
9 記憶装置
A 地図データ
B 猟区データ
C 通信装置
D 位置検出装置
E 情報処理手段
F 送信情報作成手段
G 表示器
2 情報管理局
3 通信端末機器
4 通信装置
5 情報管理手段
6 表示器
7 地図作成手段
8 ウェブサーバ装置
9 記憶装置
A 地図データ
B 猟区データ
C 通信装置
D 位置検出装置
E 情報処理手段
F 送信情報作成手段
G 表示器
Claims (6)
- それぞれの狩猟者が所持する複数の通信端末機器および全ての前記通信端末機器を管理する情報管理局からなり、前記各通信端末機器それぞれは、当該通信端末機器を所持する狩猟者を表す狩猟者情報および当該通信端末機器の現在地を表す位置情報を前記情報管理局に送信するとともに、前記情報管理局から提供される情報に基づき、当該通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示するものであり、前記情報管理局は前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報および前記位置情報に基づき、前記各通信端末機器に対して全ての狩猟者の現在地を地図に表示した情報として提供し、前記各通信端末機器は、前記狩猟者情報として狩猟者の使用弾丸に関する情報を更に送信するものであり、前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記使用弾丸に関する情報に基づき、前記通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示した地図上に弾丸到達範囲を表示するための情報を前記各通信端末機器に提供することを特徴とする狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
- 前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報および前記位置情報に基づき、狩猟者一覧および各狩猟者の名称、グループ名、狩猟種類、距離等の情報を当該通信端末機器に提供することを特徴とする請求項1記載の狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
- 前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記位置情報に基づき、前記通信端末機器を所持する狩猟者と他の狩猟者との位置関係を表示した地図上に当該通信端末機器の所持する狩猟者の狩猟を行っている現在地の猟区範囲を表示するための情報を前記各通信端末機器に提供することを特徴とする請求項1記載の狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
- 前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記位置情報に基づき、全ての狩猟者の現在地を地図に表示した情報または狩猟者一覧の情報を前記各端末機器に提供することで、前記通信端末機器を所持する狩猟者は他の狩猟者に対してメッセージ送信や通話によって接触ができることを特徴とする請求項1記載の狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
- 前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される当該通信端末機器を所持する狩猟者を表す狩猟者情報、当該通信端末機器の現在地を表す位置情報および当該通信端末機器を所持する狩猟者による捕獲鳥獣に関する情報を管理および記録することを特徴とする請求項1記載の狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
- 前記情報管理局は、前記各通信端末機器から送信される前記狩猟者情報、前記位置情報および前記捕獲鳥獣に関する情報に基づき、前記情報管理局の管轄内の全ての捕獲鳥獣に関する情報、猟区毎や地区毎の前記各通信端末機器を所持する狩猟者による捕獲鳥獣および狩猟者に関する情報を集計、統計、分析を行うことを特徴とする請求項1記載の狩猟者の位置検出を利用した狩猟総合管理システム。
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