JP6951839B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

車輪用軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6951839B2
JP6951839B2 JP2016183348A JP2016183348A JP6951839B2 JP 6951839 B2 JP6951839 B2 JP 6951839B2 JP 2016183348 A JP2016183348 A JP 2016183348A JP 2016183348 A JP2016183348 A JP 2016183348A JP 6951839 B2 JP6951839 B2 JP 6951839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
slinger
bearing device
plate
wheel bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016183348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018048676A (ja
Inventor
誠 関
誠 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2016183348A priority Critical patent/JP6951839B2/ja
Publication of JP2018048676A publication Critical patent/JP2018048676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6951839B2 publication Critical patent/JP6951839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/80Labyrinth sealings
    • F16C33/805Labyrinth sealings in addition to other sealings, e.g. dirt guards to protect sealings with sealing lips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7869Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
    • F16C33/7879Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
    • F16C33/7883Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring mounted to the inner race and of generally L-shape, the two sealing rings defining a sealing with box-shaped cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Description

本発明は車輪用軸受装置に関する。詳しくはラビリンスを形成するシール部材を備える車輪用軸受装置に関する。
従来、自動車等の懸架装置において車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置が知られている。車輪用軸受装置は、車輪に接続されるハブ輪(内方部材)が転動体を介して外方部材に回転自在に支持されている。車輪用軸受装置は、外方部材内部のグリースが減ったり雨水や粉塵が入り込んだりすることで転動体や内方部材の軌道面が損傷して軸受寿命が短くなる。このため、車輪用軸受装置には、内部に封入されているグリースの漏れを防止するとともに外部から雨水や粉塵等の入り込みを防止するために外方部材と内方部材との間にシール部材が設けられている。
このような車輪用軸受装置において、より長い軸受寿命を得るために、シール部材に複数のシール機構を設けてシール性を向上させているものがある。シール部材には、複数のシールリップによってラビリンス構造部が構成されている。このように構成することで、パックシールは、ラビリンスによりシールリップ先端への雨水や粉塵の入り込みが抑制され、シールリップ先端の損傷を防止し、シール性を向上させることができる。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置は、筒状の外方部材と、内方部材を構成する内輪と、内輪を回転自在に支持する転動体と、開口部を密封するシールとを具備する。シールは、外方部材に嵌合されるシール板と内輪に嵌合されるスリンガとが対向配置されているパックシールから構成されている。スリンガには、起立壁部から軸方向に筒状に屈曲した円筒部が形成されている。シールは、スリンガの円筒部がシール板と僅かな径方向隙間を介して対峙されることでラビリンスが構成されている。また、シールは、非接触のラビリンスを通りぬけた泥水等が軸受装置の内部に入り込まないために複数のシールリップが設けられている。
シールは、スリンガの立板部に接触しているアキシアルリップ、スリンガの嵌合部に接触している中間リップおよびラジアルリップに加え、スリンガの円筒部に接触している補助リップが設けられている。このように、車輪用軸受装置は、複数のリップによってシール性を向上させ、ラビリンスを通り抜けた泥水等が軸受装置の内部に入り込まないように構成されている。しかし、シールリップは、スリンガと接触することで摺動抵抗が生じるため、リップシールの数を増やすほどシールの回転トルクが増大する。このため、特許文献1に記載の技術では、補助リップがスリンガと接触するためにシールの回転トルクが増大する点で不利であった。
特開2009−197884号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる車輪用軸受装置の提供を目的とする。
即ち、車輪用軸受装置においては、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、シール板が前記外方部材の開口部に嵌合され、径方向外側に延びる立板部を有するスリンガが前記シール板に対向するようにして前記内方部材の外周部に嵌合され、前記シール板に弾性体からなるシールリップが少なくとも一つ設けられ、前記スリンガの立板部の外側面に磁気エンコーダが設けられ、前記シールリップが前記スリンガに接触することで前記外方部材と内方部材との間をシールするシール部材と、を備えた車輪用軸受装置において、前記立板部の端部に前記磁気エンコーダから離間して前記シール板に向かって延びる壁部が形成され、前記壁部と前記磁気エンコーダとによって前記シール板の径方向内側に円環溝が構成されるものである。
車輪用軸受装置においては、前記壁部と前記磁気エンコーダとを前記シール板に近接させてラビリンスが構成されるものである。
車輪用軸受装置においては、前記シールリップが、前記スリンガのうち前記内方部材が嵌合されている嵌合部に接触しているラジアルリップと前記立板部に接触しているアキシアルリップとから構成されるものである。
車輪用軸受装置においては、前記アキシアルリップよりも径方向外側に前記シール板から前記スリンガに向かって延びるラビリンスリップが形成され、前記スリンガに前記ラビリンスリップを近接させてラビリンスが構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、シール部材の内部に入り込んだ泥水等がリップシールに到達するまでに円環溝によって留められ、かつ外部に排出される。これにより、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
本発明によれば、複数個所に設けられた非接触のラビリンスによって泥水等の入り込みが抑制されるとともに、ラビリンスを通り抜けた泥水等が円環溝によって外部に排出される。これにより、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
本発明によれば、ラビリンスを通り抜けた泥水等が円環溝によって外部に排出されるのでアキシアルリップのみで泥水等の入り込みが防止される。これにより、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
本発明によれば、スリンガの形状を利用してシールリップの近傍にラビリンスを更に設けることで泥水等がリップシールに到達し難くなる。これにより、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第一実施形態における全体構成を示す斜視図。 本発明に係る車輪用軸受装置の第一実施形態における全体構成を示す断面図。 本発明に係る車輪用軸受装置の第一実施形態におけるシール部材の構成を示す拡大端面図。 本発明に係る車輪用軸受装置の第一実施形態におけるシール部材に泥水等が入り込んだ場合の状態を示す拡大端面図。 本発明に係る車輪用軸受装置の第二実施形態におけるシール部材示す拡大端面図。 本発明に係る車輪用軸受装置の第三実施形態におけるシール部材示す拡大端面図。
以下に、図1から図3を用いて、本発明に係る車輪用軸受装置の第一実施形態である車輪用軸受装置1について説明する。
図1と図2とに示すように、車輪用軸受装置1は、自動車等の車両の懸架装置において車輪を回転自在に支持するものである。車輪用軸受装置1は、外方部材である外輪2、内方部材であるハブ輪3、内輪4、転動列である二列のインナー側ボール列5a(図2参照)、アウター側ボール列5b(図2参照)、インナー側シール部材6、アウター側シール部材9(図2参照)を具備する。ここで、インナー側とは、車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車体側を表し、アウター側とは、車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車輪側を表す。
図2に示すように、外方部材である外輪2は、ハブ輪3(ハブ輪3と内輪4)を支持するものである。外輪2は、略円筒状に形成されたS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で構成されている。外輪2において、車載時に車体側に配置される外輪2のインナー側端部には、インナー側シール部材6が嵌合可能なインナー側開口部2aが形成されている。外輪2において、車載時に車輪側に配置されるアウター側端部には、アウター側シール部材9が嵌合可能なアウター側開口部2bが形成されている。
外輪2の内周面には、環状に形成されているインナー側の外側転走面2cとアウター側の外側転走面2dとが周方向に互いに平行になるように形成されている。アウター側の外側転走面2dは、インナー側の外側転走面2cとピッチ円直径とが同等もしくは大きくなるように形成されている。インナー側の外側転走面2cとアウター側の外側転走面2dとには、高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲とする硬化層が形成されている。外輪2の外周面には、図示しない懸架装置のナックルに取り付けるための車体取り付けフランジ2eがインナー側開口部2aの近傍に一体に形成されている。
内方部材を構成するハブ輪3は、図示しない車両の車輪を回転自在に支持するものである。ハブ輪3は、有底円筒状に形成されたS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で構成されている。ハブ輪3において、車載時に車体側に配置されるインナー側端部には、外周面に縮径された小径段部3aが形成されている。ハブ輪3において、車載時に車輪側に配置されるアウター側端部には、車輪を取り付けるための車輪取り付けフランジ3bが一体的に形成されている。車輪取り付けフランジ3bには、円周等配位置にハブボルト3dが設けられている。また、ハブ輪3は、アウター側に形成されている内側転走面3cが外輪2のアウター側の外側転走面2dに対向するように配置されている。
ハブ輪3は、インナー側の小径段部3aからアウター側の内側転走面3cまでを高周波焼入れにより表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。これにより、ハブ輪3は、車輪取り付けフランジ3bに付加される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪3の耐久性が向上する。ハブ輪3には、小径段部3aに内輪4が設けられる。ハブ輪3は、インナー側端部の内輪4に形成されている内側転走面4aが外輪2のインナー側の外側転走面2cに対向し、アウター側に形成されている内側転走面3cが外輪2のアウター側の外側転走面2dに対向するように配置されている。
内輪4は、転動列であって車載時に車体側に配置されるインナー側ボール列5aと車載時に車輪側に配置されるアウター側ボール列5bとに予圧を与えるものである。内輪4は、円筒状に形成されている。内輪4は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。内輪4の外周面には、周方向に環状の内側転走面4aが形成されている。内輪4は、圧入により所定の予圧が付与された状態でハブ輪3のインナー側端部にかしめ加工により一体的に固定されている。つまり、ハブ輪3のインナー側には、内輪4によって内側転走面4aが構成されている。ハブ輪3は、インナー側端部の内輪4に形成されている内側転走面4aが外輪2のインナー側の外側転走面2cに対向し、アウター側に形成されている内側転走面3cが外輪2の、アウター側の外側転走面2dに対向するように配置されている。
転動列であるインナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとは、ハブ輪3を回転自在に支持するものである。インナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとは、転動体である複数のボールが保持器によって環状に保持されている。インナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとは、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。インナー側ボール列5aは、内輪4に形成されている内側転走面4aと、それに対向している外輪2のインナー側の外側転走面2cとの間に転動自在に挟まれている。アウター側ボール列5bは、ハブ輪3に形成されている内側転走面3cと、それに対向している外輪2のアウター側の外側転走面2dとの間に転動自在に挟まれている。つまり、インナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとは、外輪2に対してハブ輪3と内輪4とを回転自在に支持している。
車輪用軸受装置1は、外輪2とハブ輪3と内輪4とインナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとから複列アンギュラ玉軸受が構成されている。なお、本実施形態において、車輪用軸受装置1には、複列アンギュラ玉軸受が構成されているがこれに限定されるものではなく、複列円錐ころ軸受等で構成されていても良い。
図2と図3とに示すように、インナー側シール部材6は、外輪2のインナー側開口部2aとハブ輪3との隙間を塞ぐものである。インナー側シール部材6は、略円筒状のシール板7と略円筒状のスリンガ8とを具備する。
図3に示すように、シール板7は、芯金とシールリップとから構成されている。芯金は、フェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)から構成されている。芯金は、円環状の鋼板の外縁部がプレス加工によって屈曲され、軸方向断面視で略L字状に形成されている。これにより、芯金は、円筒状のシール板嵌合部7aと、その端部から軸心に向かって延びる円環状のリップ支持部7bとが構成されている。シール板嵌合部7aの嵌合面には、シール材が加硫接着されている。リップ支持部7bの一側面には、ラジアルリップ7c、ダストリップ7dおよびアキシアルリップ7eが一体に加硫接着されている。ラジアルリップ7c、ダストリップ7dおよびアキシアルリップ7eは、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等の合成ゴムから構成されている。シール板7は、シール板嵌合部7aが外輪2のインナー側開口部2aに嵌合されて外輪2と一体的に構成されている。
スリンガ8は、シール板7と同等の鋼板から構成されている。スリンガ8は、円環状の鋼板の外縁部と内縁部とがプレス加工によって屈曲され、軸方向断面視で略L字状に形成されている。これにより、スリンガ8は、円筒状のスリンガ嵌合部8aと、スリンガ嵌合部8aの端部から径方向外側に向かって延びる円環状の立板部8bとが構成されている。スリンガ8は、スリンガ嵌合部8aが内輪4に嵌合されて固定されている。この際、スリンガ8は、立板部8bの内側面がシール板7のリップ支持部7bに対向するように配置されている。スリンガ8の立板部8bの外側面には、磁気エンコーダ8cが設けられている。
このように、インナー側シール部材6は、外輪2のインナー側開口部2aに嵌合されたシール板7と内輪4に嵌合されたスリンガ8とが対向するように配置され、パックシールを構成している。シール板7のラジアルリップ7cは、油膜を介してスリンガ8のスリンガ嵌合部8aに接触し、車輪用軸受装置1の内部のグリースの外部への漏れを防止している。シール板7のダストリップ7dは、スリンガ嵌合部8aのうちラジアルリップ7cの接触位置よりも外側(インナー側)に油膜を介して接触し、車輪用軸受装置1の外部から粉塵等の内部への入り込みを防止している。また、シール板7のアキシアルリップ7eは、スリンガ8の立板部8bに油膜を介して接触し、車輪用軸受装置1の外部から泥水等の内部への入り込みを防止している。インナー側シール部材6は、シール板7のラジアルリップ7c、ダストリップ7dおよびアキシアルリップ7eが油膜を介してスリンガ8に接触することでスリンガ8に対して摺動可能に構成されている。これにより、インナー側シール部材6は、外輪2のインナー側開口部2aからの潤滑グリースの漏れおよび外部からの雨水や粉塵等の入り込みを防止する。
図2に示すように、アウター側シール部材9は、外輪2のアウター側開口部2bとハブ輪3との隙間を塞ぐものである。アウター側シール部材9は、略円筒状の芯金にシールリップが加硫接着された一体型のシールとして構成されている。
アウター側シール部材9の芯金は、フェライト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)やオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)から構成されている。芯金は、円環状の鋼板の外縁部がプレス加工によって屈曲され、軸方向断面視で略L字状に形成されている。シールリップは、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等の合成ゴムから構成されている。
アウター側シール部材9は、芯金が外輪2のアウター側開口部2bに嵌合されている。この際、アウター側シール部材9は、シールリップがハブ輪3のシール摺動面に接触するように配置されている。アウター側シール部材9は、シールリップが油膜を介してハブ輪3のシール摺動面と接触することでシール摺動面に対して摺動可能に構成されている。これにより、アウター側シール部材9のシールリップは、外輪2のアウター側開口部2bからの潤滑グリースの漏れおよび外部からの雨水や粉塵等の入り込みを防止する。
このように構成される車輪用軸受装置1は、外輪2とハブ輪3と内輪4とインナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとから複列アンギュラ玉軸受が構成され、ハブ輪3と内輪4とがインナー側ボール列5aとアウター側ボール列5bとを介して外輪2に回転自在に支持されている。また、車輪用軸受装置1は、外輪2のインナー側開口部2aと内輪4との隙間をインナー側シール部材6で塞がれ、外輪2のアウター側開口部2bとハブ輪3との隙間をアウター側シール部材9で塞がれている。これにより、車輪用軸受装置1は、内部からの潤滑グリースの漏れおよび外部からの雨水や粉塵等の入り込みを防止しつつ外輪2に支持されているハブ輪3と内輪4とが回転する。
次に、図3を用いて、インナー側シール部材6を構成するスリンガ8について詳細に説明する。スリンガ8は、円筒状のスリンガ嵌合部8aと、スリンガ嵌合部8aの端部から径方向外側に向かって延びる円環状の立板部8bとから構成されている。スリンガ8は、立板部8bがシール板7のリップ支持部7bに対向するように配置されている。
図3に示すように、スリンガ8の立板部8bの径方向端部には、壁部8dが形成されている。壁部8dは、立板部8bの径方向端部から車輪用軸受装置1の内部に向かって軸方向に所定量Wだけ延びる円筒部分と、円筒部分の先端から径方向外側に向かって延びる円環板部分とから形成されている。つまり、立板部8bの径方向端部には、全周に渡って所定量Wだけ車輪用軸受装置1の内部に向かって凹んでいる円環状の段差である壁部8dが形成されている。壁部8dの円環板部分は、立板部8bの径方向端部から軸方向に所定量Wだけずれた位置に径方向外側に延びる仕切板として設けられている。また、壁部8dの円環板部分は、僅かな隙間をあけてシール板7のシール板嵌合部7aに近接するように形成されている。これにより、インナー側シール部材6には、円環溝10の側壁である壁部8dと磁気エンコーダ8cの各端部と径方向で対向するシール板7のシール板嵌合部7aとの間にラビリンス11が構成されている。本実施形態において、壁部8dは、立板部8bの径方向端部が車輪用軸受装置1の内部に向かって円筒状に屈曲されるとともに、所定量Wの位置で径方向外側に向かって屈曲されることで立板部8bと一体に形成されている。
スリンガ8の立板部8bの外側面には、磁気エンコーダ8cが設けられている(薄い薄墨部分)。磁気エンコーダ8cは、立板部8bの外側面のみに固定されている。さらに、磁気エンコーダ8cには、立板部8bの端部から径方向外側に向かって延びる円環板部分が形成されている。磁気エンコーダ8cの円環板部分は、立板部8bの径方向端部から径方向外側に延びる仕切板として構成されている。また、磁気エンコーダ8cの円環板部分は、僅かな隙間をあけてシール板7のシール板嵌合部7aに近接するように形成されている。これにより、インナー側シール部材6には、円環溝10の側壁である磁気エンコーダ8cの円環板部分とシール板7のシール板嵌合部7aとの間にラビリンス11が構成されている。
スリンガ8は、立板部8bに固定されている磁気エンコーダ8cの円環板部分と、立板部8bに一体に形成されている壁部8dの円環部分とが所定量Wだけ離間した状態で対向するように配置されている。これにより、スリンガ8の径方向端部には、磁気エンコーダ8cの円環板部分と壁部8dの円環板部分とを側壁とし、壁部8dの円筒部分を底面とする円環溝10がシール板7の径方向内側に構成されている。また、スリンガ8は、円環溝10の側壁を構成する磁気エンコーダ8cの円環板部分と壁部8dの円環板部分とが側壁シール板7のシール板嵌合部7aに近接するように形成されている。つまり、磁気エンコーダ8cの円環板部分は、立板部8bの径方向端部から径方向外側に延びる仕切板として構成されている。これにより、インナー側シール部材6には、円環溝10の各側壁とシール板7のシール板嵌合部7aとの間にラビリンス11が構成されている。
このように構成することで、車輪用軸受装置1のインナー側シール部材6には、スリンガ8の立板部8bの径方向端部を所定量Wだけ磁気エンコーダ8cから離間させた壁部8dと磁気エンコーダ8cとから溝幅が所定量Wの円環溝10が形成されている。さらに、インナー側シール部材6には、シール板7のシール板嵌合部7aと円環溝10の各側壁との間にラビリンス11がそれぞれ構成されている。
従って、図4に示すように、車輪用軸受装置1は、ラビリンス11によって泥水等の入り込みが抑制されるとともに、シール部材の内部に入り込んだ泥水等(黒塗矢印参照)がリップシールに到達するまでに円環溝10によって留められ、インナー側シール部材6の外部に排出される。これにより、車輪用軸受装置1は、回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
なお、本実施形態において、円環溝10は、立板部8bの径方向端部を全周に渡って所定量Wだけ車輪用軸受装置1の内部に向かって凹ませた円環状の段差である壁部8dから構成されているがこれに限定するものではなく、磁気エンコーダ8cと立板部8bの径方向端部とが離間するように形成されていればよい。
次に、図5を用いて、本発明に係る車輪用軸受装置の第二実施形態である車輪用軸受装置12について説明する。なお、以下の実施形態に係る車輪用軸受装置12・13は、図1から図4に示す車輪用軸受装置1において、車輪用軸受装置1に替えて適用されるものとして、その説明で用いた名称、図番、記号を用いることで、同じものを指すこととし、以下の実施形態において、既に説明した実施形態と同様の点に関してはその具体的説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
図5に示すように、シール板7のリップ支持部7bの一側面には、ラジアルリップ7cおよびアキシアルリップ7eが一体に加硫接着されている。シール板7は、シール板嵌合部7aが外輪2のインナー側開口部2aに嵌合されて外輪2と一体的に構成されている。ラジアルリップ7cは、油膜を介してスリンガ8のスリンガ嵌合部8aに接触し、車輪用軸受装置12の内部のグリースの外部への漏れを防止している。シール板7のアキシアルリップ7eは、スリンガ8の立板部8bに油膜を介して接触し、車輪用軸受装置12の外部から泥水等の内部への入り込みを防止している。インナー側シール部材6は、ラジアルリップ7c、およびアキシアルリップ7eが油膜を介してスリンガ8に接触することでスリンガ8に対して摺動可能に構成されている。これにより、インナー側シール部材6は、外輪2のインナー側開口部2aからの潤滑グリースの漏れおよび外部からの雨水や粉塵等の入り込みを防止する。
このように構成することで、車輪用軸受装置12のインナー側シール部材6には、円環溝10と円環溝10の各側壁との間にラビリンス11がそれぞれ構成されている。従って、車輪用軸受装置12は、複数のラビリンス11によって泥水等の入り込みが抑制されるとともに、シール部材の内部に入り込んだ泥水等がリップシールに到達するまでに円環溝10によって留められ、インナー側シール部材6の外部に排出されるのでアキシアルリップ7eのみで泥水等の入り込みが防止される。これにより、車輪用軸受装置12は、ダストリップを設ける必要がないので回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
次に、図6を用いて、本発明に係る車輪用軸受装置の第三実施形態である車輪用軸受装置13について説明する。
図6に示すように、シール板7のリップ支持部7bの一側面には、ラジアルリップ7c、アキシアルリップ7eおよびラビリンスリップ7fが一体に加硫接着されている。シール板7は、シール板嵌合部7aが外輪2のインナー側開口部2aに嵌合されて外輪2と一体的に構成されている。ラジアルリップ7cは、油膜を介してスリンガ8のスリンガ嵌合部8aに接触し、車輪用軸受装置13の内部のグリースの外部への漏れを防止している。シール板7のアキシアルリップ7eは、スリンガ8の立板部8bに油膜を介して接触し、車輪用軸受装置13の外部から泥水等の内部への入り込みを防止している。シール板7のラビリンスリップ7fは、スリンガ8に接触することなく、ラビリンスを構成して車輪用軸受装置13の外部から泥水等の内部への入り込みを防止している。ラビリンスリップ7fは、アキシアルリップ7eよりも径方向外側に配置され、シール板7からスリンガ8に向かって近接するように形成されている。ラビリンスリップ7fは、スリンガ8との間に僅かな隙間をあけてスリンガ8の立板部8bまたは壁部8dに近接するように形成されている。つまり、ラビリンスリップ7fは、スリンガ8の立板部8bまたは壁部8dに近接することでラビリンス14を構成している。
このように構成することで、車輪用軸受装置13のインナー側シール部材6には、円環溝10と円環溝10の各側壁との間にラビリンス11がそれぞれ構成されている。さらに、インナー側シール部材6には、円環溝10のラビリンス11とアキシアルリップ7eとの間に配置されているラビリンスリップ7fによってラビリンス14が構成されている。従って、車輪用軸受装置13は、複数のラビリンス11とラビリンス14とによって泥水等の車輪用軸受装置13の内部への入り込みが抑制される。また、インナー側シール部材6は、ラビリンスリップ7fが径方向視で壁部8dに重複するように配置されている。つまり、ラビリンスリップ7fは、アキシアルリップ7eを覆うように配置されている。これにより、車輪用軸受装置13は、泥水等が円環溝10から溢れたりしてもラビリンスリップ7fによって排除される。これにより、車輪用軸受装置13は、ダストリップを設ける必要がないので回転トルクを増大させることなくシール性を向上することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。また、本実施形態において、車輪用軸受装置1・12・13は、ハブ輪3の外周にアウター側ボール列5bの内側転走面3cが直接形成されている第3世代構造の車輪用軸受装置13として構成されているがこれに限定するものではなく、ハブ輪3に一対の内輪が圧入固定された第2世代構造であっても良い。
1 車輪用軸受装置
2 外輪
2a インナー側開口部
3 ハブ輪
4 内輪
5a インナー側ボール列
5b アウター側ボール列
6 シール部材
7 シール板
8 スリンガ
8b 立板部
8c 磁気エンコーダ
8d 壁部
10 円環溝

Claims (3)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    シール板が前記外方部材の開口部に嵌合され、径方向外側に延びる立板部を有するスリンガが前記シール板に対向するようにして前記内方部材の外周部に嵌合され、前記シール板に弾性体からなるシールリップが少なくとも一つ設けられ、前記スリンガの立板部の外側面に磁気エンコーダが設けられ、前記シールリップが前記スリンガに接触することで前記外方部材と内方部材との間をシールするシール部材と、を備えた車輪用軸受装置において、
    前記磁気エンコーダには、前記立板部の端部から径方向外側に延びる円環板部分が形成され、
    前記スリンガには、前記立板部の端部から前記車輪用軸受装置の内部に向かって円筒状に屈曲するとともに所定量の位置で径方向外側に向かって屈曲することで、前記円環板部分から離間して前記シール板に向かって延びる壁部が形成され、
    前記壁部の端部を前記シール板に近接させてラビリンスが構成され、前記円環板部分の端部を前記シール板に近接させてラビリンスが構成され、
    前記壁部と前記円環板部分とによって前記シール板の径方向内側に円環溝が構成される車輪用軸受装置。
  2. 前記シールリップが、前記スリンガのうち前記内方部材が嵌合されている嵌合部に接触しているラジアルリップと前記立板部に接触しているアキシアルリップとから構成される請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記アキシアルリップよりも径方向外側に前記シール板から前記スリンガに向かって延びるラビリンスリップが形成され、前記スリンガに前記ラビリンスリップを近接させてラビリンスが構成される請求項2に記載の車輪用軸受装置。
JP2016183348A 2016-09-20 2016-09-20 車輪用軸受装置 Active JP6951839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183348A JP6951839B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 車輪用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016183348A JP6951839B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 車輪用軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018048676A JP2018048676A (ja) 2018-03-29
JP6951839B2 true JP6951839B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=61766078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016183348A Active JP6951839B2 (ja) 2016-09-20 2016-09-20 車輪用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6951839B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3120668B1 (fr) 2021-03-09 2023-05-05 Ntn Snr Roulements Dispositif d’étanchéité pour palier comprenant un passage amont équipé d’une gouttière

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051879B2 (ja) * 2007-03-02 2012-10-17 内山工業株式会社 ベアリングシール
JP2013053672A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Nsk Ltd 軸受用密封装置
JP6036215B2 (ja) * 2011-11-29 2016-11-30 日本精工株式会社 組み合わせシールリング付転がり軸受ユニット
DE102012204620B4 (de) * 2012-03-22 2020-08-13 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Kassettendichtung, insbesondere für eine Radlageranordnung eines Kraftfahrzeuges, und eine Radlageranordnung mit einer solchen Kassettendichtung
JP6275465B2 (ja) * 2013-12-06 2018-02-07 Ntn株式会社 密封装置およびこれを備えた車輪用軸受装置
JP6336768B2 (ja) * 2014-02-10 2018-06-06 Ntn株式会社 密封装置およびこれを備えた車輪用軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018048676A (ja) 2018-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108026974B (zh) 车轮用轴承装置
WO2018074543A1 (ja) 車輪用軸受装置
US10900524B2 (en) Sealing member, and bearing device for vehicle wheel comprising same
CN109690102B (zh) 车轮用轴承装置
US10975913B2 (en) Bearing device for vehicle wheel
JP2017067101A (ja) 車輪用軸受装置
JP6951839B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2017166548A (ja) 車輪用軸受装置
JP2018100684A (ja) 車輪用軸受装置
JP2017067103A (ja) 車輪用軸受装置
JP2019128018A (ja) 車輪用軸受装置
JP6876583B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2018155348A (ja) 車輪用軸受装置
JP2019173878A (ja) 車輪用軸受装置
JP7431495B2 (ja) 車輪用軸受装置のシール部材およびそれを備える車輪用軸受装置
JP7388062B2 (ja) ハブユニット軸受
JP7080015B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6895283B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP7141199B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2017187081A (ja) 車輪用軸受装置
JP2017067102A (ja) 車輪用軸受装置
JP2018115753A (ja) シール部材およびそれを備える車輪用軸受装置
JP2019120335A (ja) 車輪用軸受装置
JP2023046533A (ja) 車輪用軸受装置
JP2020029885A (ja) 車輪用軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6951839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150