JP6951189B2 - 引き戸の制動装置 - Google Patents
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Description
まず、図1を用いて引き戸1の全体構成を説明する。なお、図1では、説明の便宜上、戸板11の内部構成が見えるように描いている。引き戸1は、戸枠10と、戸板11と、によって開口部90を塞ぐように構成されている。戸枠10は、四角形の枠体であり、その内部に左右にスライド移動できるように戸板11が設置されている。
本実施例の引き戸の制動装置2は、図2〜図3、図4〜図6に示すように、戸枠10側の構成として、戸板11に向かって突出するように所定位置に配置されるトリガ3を備えており;戸板11側の構成として、トリガ3と係脱可能に構成され、トリガ3と係合した状態で戸板11に相対的に移動可能となり、トリガ3と係合しない状態で戸板11に相対的に移動不可能となるスライド部材4と、第1の端部がスライド部材4に当接されるとともに第2の端部が戸板11に当接されて、スライド部材4がトリガ3と係合した状態で戸板11を開方向又は閉方向に付勢して移動させる付勢手段5と、付勢手段5の付勢する方向の戸板11の移動を減衰するダンパー6と、スライド部材4とともに戸板11に相対的に移動する第1のラックギヤ71と、第1のラックギヤ71に対向して戸板11に固定される第2のラックギヤ72と、ダンパー6の端部に回転自在に支承されて、第1のラックギヤ71と第2のラックギヤ72の間で噛み合って回転するピニオンギヤ65と、を備えている。
トリガ3は、戸枠10に固定されるベース部材31と、ベース部材31に嵌合するトリガ部材32と、から構成されている。ベース部材31は、タッピング等によって戸枠10に固定するための固定孔を有するベース板31aと、ベース板31aから突出する突出部31bと、を備えている。ベース部材31の突出部31bは、先端に球状部分31cを有しており、この球状部分31cがトリガ部材32の嵌合孔32a(後述)に内接して嵌合するようにされている。
スライド部材4は、後述する付勢手段5の第1部材51(第1のラックギヤ71と一体になっている)の一端に回転軸41を介して揺動(回動)自在に支持されており、トリガ3に係合する係合切欠42と、回転軸41について係合切欠42の反対側に配置される摺動軸43とを備えている。回転軸41は、スライド部材4の側方から突出しており、ケース80の摺動溝80a内を摺動する。
付勢手段5は、スライド部材4に対して戸板11を付勢する方向の前方側(図3では右側)に縮められた状態で設置されたバネ54、55と、このバネ54、55を案内するためのガイドである入れ子状(テレスコープ状)に構成された筒状の第1部材51、第2部材52、及び第3部材53と、によって構成されている。この第1のバネ54は、第1部材51と第2部材52の間で作用し、第2のバネ55は、第2部材52と第3部材53の間で作用する。なお、バネは単体であってもよいし、ガイドも入れ子状になっていなくてもよい。
ダンパー6は、主にシリンダ61とロッド62によって構成される、オイルダンパー又はエアダンパーであり、ケース80の上部に篏合して固定されている。そして、本実施例のダンパー6には、ロッド62の先端に保持部材63が取り付けられている。保持部材63には、回転軸64を介してピニオンギヤ65が回転自在に支持されている。さらに、この回転軸64は、保持部材63の側方から突出しており、第1のラックギヤ71と一体の第1部材51の摺動軸51aが摺動するのと同一の摺動溝80c内を摺動するようになっている。
ケース80は、合成樹脂などによって、下部が開いたコ字状に形成されるものであり、側面には、開閉方向に沿って3つの摺動溝80a、80c、80dと、1つの固定溝80bと、が形成されている。このうち最上部の摺動溝80cは、ピニオンギヤ65(の回転軸64)及び第1部材51の摺動軸51aを開閉方向に案内するものである。また、固定溝80bとつながっている摺動溝80aは、スライド部材4(の摺動軸43)及び第1のラックギヤ71(と一体の第1部材51の摺動軸51a)を開閉方向に案内するものである。さらに、最下部の摺動溝80dは、付勢手段5(の第2部材52の突起52a)を開閉方向に案内するものである。
レール81は、全体として下部が開いたコ字状に形成されるものであり、内面下部の左右に内向きに開いたコ字状のレール部材81a、81aが形成されている。そして、この左右のレール部材81a、81aの上に、ケース80が篏合される。さらに、左右のレール部材81a、81aには、トリガ3の左右の摺動片32c、32cがそれぞれ篏合しており、トリガ3がレール部材81a、81a内を摺動できるようになっている。すなわち、戸板11の下端には、戸板11の移動方向に沿って延びるレール部材81a、81aが設置されており、トリガ3のトリガ部材32の摺動片32c、32cがレール部材81a、81a内を摺動するようにされている。
次に、図4〜図6、及び、図7〜図8を用いて、本実施例の引き戸の制動装置2の作用について説明する。まず、図7、図8を用いて、スライド部材4の搖動(回動、回転)作用について説明する。
次に、図9〜図11を用いて、本実施例のトリガ3の誤動作復帰作用について説明する。まず、図9を用いて、誤動作によってスライド部材4が移動姿勢となっている状態について説明する。この誤動作は、例えば、スライド部材4とトリガ3とが不完全に係合した状態で移動姿勢となり、その後に係合が解除された場合などに生じる可能性がある。この場合、トリガ3のトリガ部材32の係合片32bと、スライド部材4の係合切欠42とは同じ高さ位置に存在するため、再び両者を係合させることは困難である。すなわち、戸板11を移動させて係合片32bと係合切欠42を近づけても、係合切欠42の前側の側壁が存在するため両者は係合することができない。
次に、本実施例の引き戸の制動装置2の奏する効果を列挙して説明する。
10 戸枠
11 戸板
2 引き戸の制動装置
3 トリガ
31 ベース部材
31a ベース部
31b 突出部
31c 球状部分
32 トリガ部材
32a 篏合孔
32b 係合片
32c 摺動片
32d ラッチ部材
32e バネ(弾性部材)
4 スライド部材
41 回転軸
42 係合切欠
43 摺動軸
5 付勢手段
51 第1部材
52 第2部材
53 第3部材
54 第1バネ
55 第2バネ
6 ダンパー
65 ピニオンギヤ
71 第1のラックギヤ
72 第2のラックギヤ
80 ケース
80a 摺動溝
80b 固定溝
81 レール
90 開口部
Claims (3)
- 戸枠に対する戸板の移動を減衰する引き戸の制動装置であって;
前記戸枠は、
前記戸板に向かって突出する係合片を有して所定位置に配置されるトリガを備え;
前記戸板は、
前記トリガと係脱可能に構成され、前記トリガの前記係合片と係合した状態で前記戸板に相対的に移動可能な移動姿勢となり、前記トリガの前記係合片と係合しない状態で前記戸板に相対的に移動不可能な待機姿勢となるスライド部材と、
第1の端部が前記スライド部材に取り付けられるとともに第2の端部が前記戸板に取り付けられて、前記スライド部材が前記トリガと係合した状態で前記戸板を開方向又は閉方向に付勢して移動させる付勢手段と、
前記付勢手段の付勢する方向の前記戸板の移動を減衰するダンパーと、を備え、
前記トリガは、誤動作によって前記トリガと係合しない状態で移動姿勢となって移動範囲の終端まで移動した前記スライド部材を、掛止して待機姿勢に復帰させるラッチ部材を有し、
前記ラッチ部材は、くさび形状に形成されて前記トリガから出没自在に設置されることで、前記スライド部材の移動範囲の終端方向には前記スライド部材を通過し、かつ、前記スライド部材の移動範囲の終端方向と反対方向には前記スライド部材を掛止するようにされている、引き戸の制動装置。 - 前記ラッチ部材は、前記トリガにおいて、前記トリガの前記係合片の位置よりも、前記スライド部材の移動範囲の終端に近い側に配置されている、請求項1に記載された引き戸の制動装置。
- 前記ラッチ部材は、前記スライド部材が待機姿勢となっている状態で前記スライド部材と接触しない高さ、かつ、前記スライド部材が移動姿勢となっている状態で前記スライド部材と接触する高さにされている、請求項1又は請求項2に記載された引き戸の制動装置。
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