JP6951043B2 - 油圧装置 - Google Patents

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本発明は、電動機により回転駆動する油圧ポンプで油タンクの貯蔵作動油を吸入して吐出し、油圧ポンプより吐出する作動油を制御する制御素子を有する油圧装置に関するものである。
この種の油圧装置は、作動油を貯蔵する油タンクの内部に油圧ポンプを作動油に浸漬して配置し、油タンクをマニホールドの一端面に配設し、油圧ポンプを回転駆動する電動機をマニホールドの他端面に配設し、マニホールドの他端面に制御素子としてのパイロット操作逆止め弁、減圧弁、電磁方向切換弁を積層配設し、油圧ポンプより吐出してアクチュエータに供給する作動油および/またはアクチュエータから油タンクに還流する作動油を制御している。
特開2013−15205号公報
ところが、かかる従来の油圧装置では、油圧ポンプを回転駆動する電動機は、日本工業規格C4034−1:1991に規定された短時間定格で使用形式S2のものを用いているため、発熱による温度上昇で運転できる時間が制限されて、油圧装置の使用できる用途が限られてしまう問題点があった。
本発明の課題は、電動機を冷却して連続運転できる時間を長くし、用途の拡大を図り得る油圧装置を提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
内部に作動油を貯蔵して一端面を開口する油タンクと、油タンク内部に配置して油タンクの貯蔵作動油を吸入して吐出する油圧ポンプと、油圧ポンプを回転駆動し自身を冷却するファンを有しない電動機と、油圧ポンプより吐出してアクチュエータに供給する作動油および/またはアクチュエータから油タンクに還流する作動油を制御する制御素子とを具備し、油タンクの開口を閉塞するよう一端面に油タンクを配設すると共に、一端面と対向する他端面に電動機および制御素子を配設するマニホールドを設け、マニホールドの内部で電動機と油圧ポンプとを駆動連結し、電動機の上方には羽根の回転により発生する風で電動機を冷却するファンを配置し、ファンは羽根を回転自在に支承する本体と、電動機の側方を囲繞して電動機を冷却する風が流れる通路を形成するカバー部材とを備え、本体をカバー部材に取付け、マニホールドには、被取付部に取付ける取付部材を備え、この取付部材にファンのカバー部材を取付けたことを特徴とする油圧装置がそれである。
この場合、前記カバー部材は、上板と4つの側板から構成して下方を開口した略箱形状に設け、上板には周囲に縁部を残存して開口を貫通形成し、上板の裏面に前記本体を取付け、各側板の下端を前記電動機の側方に位置し、各側板と前記電動機の側面との間に間隙を形成し、この間隙で前記風が流れる前記通路を形成しても良い。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、電動機の上方には羽根の回転により発生する風で電動機を冷却するファンを配置し、ファンは羽根を回転自在に支承する本体と、電動機の側方を囲繞して電動機を冷却する風が流れる通路を形成するカバー部材とを備える。このため、ファンの羽根の回転により発生する風が、カバー部材で囲繞した電動機の側方に沿って通路を流れるから、電動機を冷却できて連続運転する時間を長くでき、油圧装置の用途の拡大を図ることができる。また、ファンは本体をカバー部材に取付けているため、カバー部材は、風を流す通路を形成する機能に加え、本体を取付ける機能を併せ持つことができ、構成を簡素化することができる。
また、請求項1に記載の発明は、マニホールドには、被取付部に取付ける取付部材を備え、この取付部材にカバー部材を取付けた。このため、風を流す通路を形成する機能に加え、本体を取付ける機能を併せ持つカバー部材は、さらにファンを取付ける機能を持つことができ、構成をより一層簡素化することができる。
また、請求項2に記載の発明は、カバー部材は、上板と4つの側板から構成して下方を開口した略箱形状に設け、上板には周囲に縁部を残存して開口を貫通形成し、上板の裏面に本体を取付け、各側板の下端を電動機の側方に位置し、各側板と電動機の側面との間に間隙を形成し、この間隙で風が流れる通路を形成した。このため、カバー部材の内部に本体を収装できるから、カバー部材と本体とをコンパクトにまとめることができる。
本発明の一実施形態を示した油圧装置の斜視図である。 図1の油圧回路図である。 図1の矢視Aから見たカバー部材を断面にした左側面図である。 図1の矢視Bから見た背面図である。 図1の要部を分解した斜視図である。 図4の線C−Cに沿った拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1ないし図3において、1は内部に作動油を貯蔵する油タンクで、上部の一端面を開口した略直方体形状に形成する。2は略直方体形状のマニホールドで、油タンク1の開口を閉塞するよう一端面2Aに油タンク1を複数のボルト部材3により着脱自在に取付け配設する。4は油タンク1の貯蔵作動油を吸入して吐出する油圧ポンプで、油タンク1内部に配置して貯蔵作動油に浸漬し、マニホールド1の一端面2Aに着脱自在に取付ける。5は油圧ポンプ4を回転駆動する略円筒形状の電動機で、マニホールド2の一端面2Aと対向する他端面2Bに着脱自在に取付け配設し、マニホールド2の内部で、自身の出力軸と油圧ポンプ4の入力軸とを回転駆動自在に連結する。電動機5は自身を冷却するファンを有しない日本工業規格C4034−1:1991に規定された短時間定格で使用形式S2のもので、外周面より側方に突出して端子箱5Aを有する。6は油タンク1内部に作動油を注油する注油口兼エアーブリーザで、マニホールド2の他端面2Bに設ける。7は油圧ポンプ4の吸入配管で、油圧ポンプ4から垂下して先端にストレーナ8を有する。1Gは油面計で、油タンク1の側面に取付け、油タンク1の貯蔵作動油量を表示し、貯蔵作動油量を外部から視認可能に設けている。
マニホールド2は、電動機5を配設する他端面2Bに3つの取付部2E、2F、2Jを電動機5の配設位置と並列に形成する。マニホールド2の内部には、供給流路P、第1供給流路P1、第2供給流路P2、第3供給流路P3、負荷流路A1、B1、A2、B2、A3、B3、分岐負荷流路A11、B11、A21、B21、A31、B31、戻り流路R、第1戻り流路R1、第2戻り流路R2、第3戻り流路R3を穿設する。供給流路Pは油圧ポンプ4に接続して油圧ポンプ4から吐出する作動油を流通する。第1供給流路P1、第2供給流路P2、第3供給流路P3は供給流路Pに分岐接続し、第1供給流路P1は取付部2Eに、第2供給流路P2は取付部2Fに、第3供給流路P3は取付部2Jにそれぞれ開口する。また、供給流路Pにはリリーフ弁9を分岐接続し、リリーフ弁9はマニホールド2に備えて油圧ポンプ4から吐出する作動油の吐出圧力を設定する。戻り流路Rは油タンク1に接続してアクチュエータからの作動油を油タンク1に還流する。第1戻り流路R1、第2戻り流路R2、第3戻り流路R3は戻り流路Rに分岐接続し、第1戻り流路R1は取付部2Eに、第2戻り流路R2は取付部2Fに、第3戻り流路R3は取付部2Jにそれぞれ開口する。10は作動油の吐出圧力を表示する圧力計で、マニホールド2に備えている。
負荷流路A1、B1はそれぞれ一端を取付部2Eに開口すると共に、他端を一端面2Aに開口する。負荷流路A1はアクチュエータとしての第1油圧シリンダ10のキャップ側室10Aに接続し、負荷流路B1は第1油圧シリンダ10のロッド側室10Bに接続する。分岐負荷流路A11は一端を負荷流路A1に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の一端面2Aと他端面2Bとにそれぞれ直交する一側面2Gに開口する。一側面2Gに開口した分岐負荷流路A11の他端には圧力センサ11を取付け、圧力センサ11は負荷流路A1の圧力を検知する。分岐負荷流路B11は一端を負荷流路B1に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の一端面2Aと他端面2Bとにそれぞれ直交して一側面2Gと対向する他側面2Hに開口する。他側面2Hに開口した分岐負荷流路B11の他端は詰栓12で閉塞する。
負荷流路A2、B2はそれぞれ一端を取付部2Fに開口すると共に、他端を一端面2Aに開口する。負荷流路A2はアクチュエータとしての第2油圧シリンダ13のキャップ側室13Aに接続し、負荷流路B2は第2油圧シリンダ13のロッド側室13Bに接続する。分岐負荷流路A21は一端を負荷流路A2に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の一側面2Gに開口する。一側面2Gに開口した分岐負荷流路A21の他端には圧力センサ14を取付け、圧力センサ14は負荷流路A2の圧力を検知する。分岐負荷流路B21は一端を負荷流路B2に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の他側面2Hに開口する。他側面2Hに開口した分岐負荷流路A21の他端は詰栓15で閉塞する。
負荷流路A3、B3はそれぞれ一端を取付部2Jに開口すると共に、他端を一端面2Aに開口する。負荷流路A3はアクチュエータとしての第3油圧シリンダ16のキャップ側室16Aに接続し、負荷流路B3は第3油圧シリンダ16のロッド側室16Bに接続する。分岐負荷流路A31は一端を負荷流路A3に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の一側面2Gに開口する。一側面2Gに開口した分岐負荷流路A31の他端には圧力センサ17を取付け、圧力センサ17は負荷流路A3の圧力を検知する。分岐負荷流路B31は一端を負荷流路B3に分岐接続すると共に、他端をマニホールド2の他側面2Hに開口する。他側面2Hに開口した分岐負荷流路A31の他端は詰栓18で閉塞する。
取付部2Eには第1供給流路P1、負荷流路A1、B1、第1戻り流路R1に接続して制御素子としてのパイロット操作逆止め弁19と、電磁方向切換弁20とを電磁方向切換弁20を最上層にして積層配設して取付ける。パイロット操作逆止め弁19は作動油の第1油圧シリンダ10側へ向けての流れを自由流れとし、パイロット圧力の作用で開作動して第1油圧シリンダ10側からの作動油の流れを許容する。電磁方向切換弁20は電磁操作の3位置4ポート弁で、中立位置20Xで第1供給流路P1を遮断し、第1位置20Yで負荷流路A1を第1供給流路P1に負荷流路B1を第1戻り流路R1に切換連通し、第2位置20Zで負荷流路A1を第1戻り流路R1に負荷流路B1を第1供給流路P1に切換連通し、第1油圧シリンダ10の作動方向を図2の左右方向に切換制御する。
取付部2Fには第2供給流路P2、負荷流路A2、B2、第2戻り流路R2に接続して制御素子としてのパイロット操作逆止め弁21と、減圧弁22と、電磁方向切換弁23とを電磁方向切換弁23を最上層にして積層配設して取付ける。パイロット操作逆止め弁21は作動油の第2油圧シリンダ13側へ向けての流れを自由流れとし、パイロット圧力の作用で開作動して油圧シリンダ13側からの作動油の流れを許容する。減圧弁22は第2供給流路P2から第2油圧シリンダ13に供給する作動油を設定圧に減圧制御する。電磁方向切換弁23は電磁操作の3位置4ポート弁で、中立位置23Xで第2供給流路P2を遮断し、第1位置23Yで負荷流路A2を第2供給流路P2に負荷流路B2を第2戻り流路R2に切換連通し、第2位置23Zで負荷流路A2を第2戻り流路R2に負荷流路B2を第2供給流路P2に切換連通し、第2油圧シリンダ13の作動方向を図2の左右方向に切換制御する。
取付部2Jには第3供給流路P3、負荷流路A3、B3、第3戻り流路R3に接続して制御素子としてのパイロット操作逆止め弁24と、減圧弁25と、電磁方向切換弁26とを電磁方向切換弁26を最上層にして積層配設して取付ける。パイロット操作逆止め弁24は作動油の第3油圧シリンダ16側へ向けての流れを自由流れとし、パイロット圧力の作用で開作動して油圧シリンダ16側からの作動油の流れを許容する。減圧弁25は第3供給流路P3から第3油圧シリンダ16に供給する作動油を設定圧に減圧制御する。電磁方向切換弁26は電磁操作の3位置4ポート弁で、中立位置26Xで第3供給流路P3を遮断し、第1位置26Yで負荷流路A3を第3供給流路P3に負荷流路B3を第3戻り流路R3に切換連通し、第2位置26Zで負荷流路A3を第3戻り流路R3に負荷流路B3を第3供給流路P3に切換連通し、第3油圧シリンダ16の作動方向を図2の左右方向に切換制御する。
27は略直方体形状の第2マニホールドで、マニホールド2の各面2A、2B、2G、2Hと直交する先端面2Iに複数のボルト部材28により着脱自在に取付ける。29はアキュムレータで、マニホールド2の他端面2Bに連なる第2マニホールド27の他端面27Bに着脱自在に取付け、第2マニホールド27に穿設の第4供給流路P4を介して供給流路Pに接続する。30は電磁開閉弁で、第4供給流路P4に配設し、マニホールド2の他側面2Hに連なる第2マニホールド27の他側面27Hに取付ける。電磁開閉弁30は、非通電状態で供給流路Pからアキュムレータ29への流れを自由流れとしてアキュムレータ29から供給流路Pへの流れを阻止し、通電状態で開作動して供給流路Pとアキュムレータ29との間を連通する。R4は第2マニホールド27に穿設の第4戻り流路で、アキュムレータ29と戻り流路Rとの間を接続する。31は手動操作の開閉弁で、第4戻り流路R4に配設し、マニホールド2の一側面2Gに連なる第2マニホールド27の一側面27Gに取付ける。開閉弁31は常時閉でアキュムレータ29と戻り流路Rとの間を遮断し、アキュムレータ29の保守点検時等に、外部からの回動操作で開作動してアキュムレータ29と戻り流路Rとの間を連通し、アキュムレータ29の充填圧力を開放する。
32は図示しない工作機械等の被取付部に取付ける取付部材である。図4に示す如く、取付部材32は長方形の板状部材の両側方部を屈曲形成して取付部32A、32Bを形成する。取付部32A、32Bには上方にボルト部材等を挿通する取付孔33A、33Bを貫通形成すると共に、下方にボルト部材等を挿通する取付溝34A、34Bを窪み形成する。取付部材32はマニホールド2の先端面2Iと対向する後端面2Kに複数のボルト部材35で着脱自在に取付ける。
36は風で電動機5を冷却するファンで、電動機5の上方に配置している。図5に示す如く、ファン36は通電により回転して風を発生する羽根37を回転自在に支承する本体38と、電動機5の側方を囲繞して電動機5を冷却する風が流れる通路39(図3図示)を形成するカバー部材40を備えている。本体38は略四方形で、内部に中心部から7枚の羽根素子37Aを放射状に備える羽根37を回転自在に支承する。カバー部材40は上板40Aと4つの側板40B、40C・・・40Eから構成して下方を開口した立方体の略箱形状に設けている。上板40Aには周囲に縁部を残存して風を流通する開口40Fを貫通形成する。41は開口40Fを覆うガード部材で、上板40Aに載置し、径の異なる円環状の線材を複数設け、各線材間に風を流通する隙間を有する。側板40Bには電動機5の端子箱5Aが干渉するのを回避する切欠き40Gを形成する。側板40Cには取付部2Eの最上層に取付けた電磁方向切換弁20が干渉するのを回避する切欠き40Hを形成する。
本体38はカバー部材40の上板40A裏面に当接する。この状態で、4つのボルト部材42を、上方よりガード部材41、カバー部材40の上板40A、本体38を挿通し、本体38の下方で4つのナット部材43に螺合する。これにより、本体38をカバー部材40に取付け、本体38とカバー部材40とガード部材41とを一体的に設ける。
本体38を取付けたカバー部材40は、電動機5の上方で取付部材32に取付ける。詳述するに、図4ないし図6に示す如く、取付部材32には水平方向に間隙を有して2つの長孔44を貫通形成する。カバー部材40の側板40Eは表面を取付部材32に当接し、側板40Eには裏面に取付部材32の長孔44間の間隙と略同一の間隙を有して2つのナット部材45を溶接固着する。取付部材32の裏側より長孔44を挿通してナット部材45に2つのボルト部材46を螺合してカバー部材40を取付部材32に取付ける。カバー部材40を取付部材32に取付けると、各側板40B、40C・・・40Eの下端を電動機5の側方に位置し、各側板40B、40C・・・40Eと電動機5の外周面との間に間隙を形成し、この間隙で風が流れる通路39(図3図示)を形成する。
次に、かかる構成の作動を説明する。
図2に示す状態は、油圧ポンプ4は停止し、各電磁切換弁20、23、26は中立位置20X、23X、26Xに位置し、各油圧シリンダ10、13、16は左方端に停止している。
この状態で、電動機5で油圧ポンプ4を回転駆動すると、油圧ポンプ4は吸入配管7より油タンク1に貯蔵した作動油を吸入して供給流路Pに吐出し、この吐出した作動油は第4供給流路P4を流れてアキュムレータ29に充填する。電磁開閉弁30は通電して開作動する。また、ファン36を通電し、羽根37の回転により発生する風が電動機5の頭部にあたり、さらにその風が、電動機5の外周面に沿って通路39を流れ、電動機5を冷却する。
この状態で、電磁方向切換弁20を通電して第1位置20Yに切換えると、油圧ポンプ4およびアキュムレータ29からの作動油は、第1供給流路P1より第1位置20Yに位置する電磁方向切換弁20、パイロット操作逆止め弁19を自由流れで流通して負荷流路A1を流れ、第1油圧シリンダ10のキャップ側室10Aに供給され、第1油圧シリンダ10は図2の右方向に作動し、ロッド側室10Bの作動油が負荷流路B1より開作動したパイロット操作逆止め弁19、第1位置20Yに位置する電磁方向切換弁20を流れて第1戻り流路R1、戻り流路Rより油タンク1に還流する。
そして、第1油圧シリンダ10が図2の右方向へ作動して図示しない治具をクランプし、負荷流路A1の圧力が圧力センサ11の設定圧力に達すると、電動機5を非通電にして油圧ポンプ4を停止する。また、電磁方向切換弁20を非通電にして中立位置20Xに復帰する。この油圧ポンプ4の停止状態では、第1油圧シリンダ10のキャップ側室10Aの圧力はパイロット操作逆止め弁19により保圧する。
この状態で、電動機5を通電して油圧ポンプ4を回転駆動し、電磁方向切換弁20を通電して第2位置20Zに切換操作すると、第1供給流路P1の作動油は、第2位置20Zに位置する電磁方向切換弁20より、パイロット操作逆止め弁19を自由流れで流通し、負荷流路B1を流れて第1油圧シリンダ10のロッド側室10Bに供給され、第1油圧シリンダ10は図2の左方向に作動し、キャップ側室10Aの作動油が負荷流路A1より開作動したパイロット操作逆止め弁19、第2位置20Zに位置する電磁方向切換弁20を流れて第1戻り流路R1、戻り流路Rより油タンク1に還流する。そして、第1油圧シリンダ10が図2の原位置に復帰すると、電磁方向切換弁20を非通電にして中立位置20Xに復帰する。
次に、電磁方向切換弁23を通電して第1位置23Yに切換えると、油圧ポンプ4およびアキュムレータ29からの作動油は、第2供給流路P2を流れ、減圧弁22で減圧制御され、第1位置23Yに位置する電磁方向切換弁23、パイロット操作逆止め弁21を自由流れで流通して負荷流路A2を流れ、第2油圧シリンダ13のキャップ側室13Aに供給され、第1油圧シリンダ13は図2の右方向に作動し、ロッド側室13Bの作動油が負荷流路B2より開作動したパイロット操作逆止め弁21、第1位置23Yに位置する電磁方向切換弁23を流れて第2戻り流路R2、戻り流路Rより油タンク1に還流する。
そして、第2油圧シリンダ13が図2の右方向へ作動して図示しない治具をクランプし、負荷流路A2の圧力が圧力センサ14の設定圧力に達すると、電動機5への通電を遮断して油圧ポンプ4を停止する。また、電磁方向切換弁23を非通電にして中立位置23Xに復帰する。第油圧シリンダ13のキャップ側室13Aの圧力はパイロット操作逆止め弁21により保圧する。
この状態で、電動機5を通電して油圧ポンプ4を回転駆動し、電磁方向切換弁23を通電して第2位置23Zに切換操作すると、第2供給流路P2の作動油は、第2位置23Zに位置する電磁方向切換弁23より、パイロット操作逆止め弁21を自由流れで流通し、負荷流路B2を流れて第2油圧シリンダ13のロッド側室13Bに供給され、第2油圧シリンダ10は図2の左方向に作動し、キャップ側室13Aの作動油が負荷流路A2より開作動したパイロット操作逆止め弁21、第2位置23Zに位置する電磁方向切換弁23を流れて第2戻り流路R2、戻り流路Rより油タンク1に還流する。そして、第2油圧シリンダ13が図2の原位置に復帰すると、電磁方向切換弁23を非通電にして中立位置23Xに復帰する。
次に、電磁方向切換弁26を通電して第1位置26Yに切換えると、油圧ポンプ4およびアキュムレータ29からの作動油は、第3供給流路P3を流れ、減圧弁25で減圧制御され、第1位置26Yに位置する電磁方向切換弁26、パイロット操作逆止め弁24を自由流れで流通して負荷流路A3を流れ、第3油圧シリンダ16のキャップ側室16Aに供給され、第3油圧シリンダ16は図2の右方向に作動し、ロッド側室16Bの作動油が負荷流路B3より開作動したパイロット操作逆止め弁24、第1位置26Yに位置する電磁方向切換弁26を流れて第3戻り流路R3、戻り流路Rより油タンク1に還流する。
そして、第3油圧シリンダ16が図2の右方向へ作動して図示しない治具をクランプし、負荷流路A3の圧力が圧力センサ17の設定圧力に達すると、電動機5への通電を遮断して油圧ポンプ4を停止する。また、電磁方向切換弁26を非通電にして中立位置26Xに復帰する。第3油圧シリンダ16のキャップ側室16Aの圧力はパイロット操作逆止め弁24により保圧する。
この状態で、電動機5を通電して油圧ポンプ4を回転駆動し、電磁方向切換弁26を通電して第2位置23Zに切換操作すると、第3供給流路P3の作動油は、第2位置26Zに位置する電磁方向切換弁26より、パイロット操作逆止め弁24を自由流れで流通し、負荷流路B3を流れて第3油圧シリンダ16のロッド側室16Bに供給され、第3油圧シリンダ16は図2の左方向に作動し、キャップ側室16Aの作動油が負荷流路A3より開作動したパイロット操作逆止め弁24、第2位置26Zに位置する電磁方向切換弁26を流れて第3戻り流路R3、戻り流路Rより油タンク1に還流する。そして、第3油圧シリンダ16が図2の原位置に復帰すると、電磁方向切換弁26を非通電にして中立位置26Xに復帰する。
また、各電磁方向切換弁20、23、26を同時に通電して第1位置20Y、23Y、26Yに切換えると、油圧ポンプ4およびアキュムレータ29からの作動油は、各供給流路P1、P2、P3より各負荷流路A1、A2、A3を流れ、各油圧シリンダ10、13、16のキャップ側室10A、13A、16Aに供給され、各油圧シリンダ10、13、16は同時に図2の右方向に作動し、各ロッド側室10B、13B、16Bの作動油が各負荷流路B1、B2、B3より各戻り流路R1、R2、R3を流れて戻り流路Rより油タンク1に還流する。
そして、各油圧シリンダ10、13、16が図2の右方向へ作動して図示しない治具をクランプする。各負荷流路A1、A2、A3の圧力が各圧力センサ11、14、17の設定圧力に達すると、電動機5への通電を遮断して油圧ポンプ4を停止する。また、各電磁方向切換弁20、23、26を非通電にして中立位置20X、23X、26Xに復帰する。各油圧シリンダ10、13、16のキャップ側室10A、13A、16Aの圧力はパイロット操作逆止め弁19、21、24により保圧する。
そして、電動機5を通電して油圧ポンプ4を回転駆動し、各電磁方向切換弁20、23、26を通電して第2位置20Z、23Z、26Zに切換操作すると、各供給流路P1、P2、P3の作動油は、負荷流路B1、B2、B3を流れて各油圧シリンダ10、13、16のロッド側室10B、13B、16Bに供給され、各油圧シリンダ10、13、16は図2の左方向に作動し、各キャップ側室10A、13A、16Aの作動油が各負荷流路A1、A2、A3より各戻り流路R1、R2、R3を流れて戻り流路Rより油タンク1に還流する。そして、各油圧シリンダ10、13、16が図2の原位置に復帰すると、各電磁方向切換弁20、23、26を非通電にして中立位置20X、23X、26Xに復帰する。そして、電動機5を非通電にして油圧ポンプ4を停止する。
かかる作動において、電動機5の上方には羽根37の回転により発生する風で電動機5を冷却するファン36を配置し、ファン36は羽根37を回転自在に支承する本体38と、電動機5の側方を囲繞して電動機5を冷却する風が流れる通路39を形成するカバー部材40とを備える。このため、ファン36の羽根37の回転により発生する風が、カバー部材40で囲繞した電動機5の側方に沿って通路39を流れるから、電動機5を冷却できて連続運転する時間を長くでき、油圧装置の用途の拡大を図ることができる。また、ファン36は本体38をカバー部材40に取付けているため、カバー部材40は、風を流す通路39を形成する機能に加え、本体38を取付ける機能を併せ持つことができ、構成を簡素化することができる。
また、マニホールド2には、図示しない工作機械等の被取付部に取付ける取付部材32を備え、この取付部材32にファン36のカバー部材40を取付けた。このため、風を流す通路39を形成する機能に加え、本体38を取付ける機能を併せ持つカバー部材40は、さらにファン36を取付ける機能を持つことができ、構成をより一層簡素化することができる。
また、カバー部材40は、上板40Aと4つの側板40B、40C・・・40Eから構成して下方を開口した略箱形状に設け、上板40Aには周囲に縁部を残存して開口40Fを貫通形成し、上板40Aの裏面に本体38を取付け、各側板40B、40C・・・40Eの下端を電動機5の側方に位置し、各側板40B、40C・・・40Eと電動機5の側面(外周面)との間に間隙を形成し、この間隙で風が流れる通路39を形成した。このため、カバー部材40の内部に本体38を収装できるから、カバー部材40と本体38とをコンパクトにまとめることができる。
なお、前述の一実施形態では、ファン36のカバー部材40を略箱形状に設けたが、円筒形状でもよい。また、電動機5は日本工業規格C4034−1:1991に規定された短時間定格で使用形式S2のものを用いたが、反復定格で使用形式S3のものを用いてもよい。また、マニホールド2の他端面2Bに3つの取付部2E、2F、2Jを形成したが、取付部は用途に応じて2つや1つでもよいことは勿論である。
1:油タンク
2:マニホールド
2A:一端面
2B:他端面
4:油圧ポンプ
5:電動機
10、13、16:油圧シリンダ(アクチュエータ)
19、21、24:パイロット操作逆止め弁(制御素子)
20、23、26:電磁方向切換弁(制御素子)
22、25:減圧弁(制御素子)
36:ファン
37:羽根
38:本体
39:通路
40:カバー部材

Claims (2)

  1. 内部に作動油を貯蔵して一端面を開口する油タンクと、油タンク内部に配置して油タンクの貯蔵作動油を吸入して吐出する油圧ポンプと、油圧ポンプを回転駆動し自身を冷却するファンを有しない電動機と、油圧ポンプより吐出してアクチュエータに供給する作動油および/またはアクチュエータから油タンクに還流する作動油を制御する制御素子とを具備し、油タンクの開口を閉塞するよう一端面に油タンクを配設すると共に、一端面と対向する他端面に電動機および制御素子を配設するマニホールドを設け、マニホールドの内部で電動機と油圧ポンプとを駆動連結し、電動機の上方には羽根の回転により発生する風で電動機を冷却するファンを配置し、ファンは羽根を回転自在に支承する本体と、電動機の側方を囲繞して電動機を冷却する風が流れる通路を形成するカバー部材とを備え、本体をカバー部材に取付け、マニホールドには、被取付部に取付ける取付部材を備え、この取付部材にファンのカバー部材を取付けたことを特徴とする油圧装置。
  2. 前記カバー部材は、上板と4つの側板から構成して下方を開口した略箱形状に設け、上板には周囲に縁部を残存して開口を貫通形成し、上板の裏面に前記本体を取付け、各側板の下端を前記電動機の側方に位置し、各側板と前記電動機の側面との間に間隙を形成し、この間隙で前記風が流れる前記通路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の油圧装置。
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