JP6950717B2 - 金属めっき鋼管の製造方法および鋼管の溶融金属めっき装置 - Google Patents

金属めっき鋼管の製造方法および鋼管の溶融金属めっき装置 Download PDF

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本発明は、水、ガス、油等の配管用途に適用される金属めっき鋼管の製造方法および装置に係り、より詳しくは鋼管を溶融金属めっき浴中に浸漬し引揚げて鋼管の内外面に金属めっきを施す方法および装置に関する。
金属めっき鋼管、例えば亜鉛めっき鋼管は、前処理(脱脂、酸洗および化成処理)を施された鋼管を溶融亜鉛めっき浴に一定時間浸漬して製造する。その後、該めっき浴から引揚げた鋼管の内外面に空気または蒸気を吹き付けて、鋼管に過剰に付着した溶融亜鉛を吹き飛ばし、溶融亜鉛のたれを切った後、該鋼管は水冷槽に浸漬され冷却処理が施される。従来から溶融亜鉛めっき浴内から引揚げられた鋼管の内外面の余剰亜鉛を除去する方法については品質を確保しつつ効率的な方法が数多く提案されている。
例えば、特許文献1には、引揚げ中の鋼管が外面ブロー装置内を通過する間に、該鋼管内にマンドレル棒を貫通させ、噴射ノズルから圧縮ガスを噴射して鋼管内面の余剰亜鉛を鋼管外に吹き出す方法で、めっき厚さを均一にすることができる技術が開示されている。
また、特許文献2に開示の技術では、製造コスト低減の観点から、鋼管を溶融亜鉛浴中に浸漬した後、溶融亜鉛浴中から鋼管を長手方向に引揚げる過程で圧縮ガスにより鋼管外面の余剰亜鉛を除去し、続いて圧縮ガスにより鋼管内面の余剰亜鉛を除去する方法において、溶融亜鉛浴を低温に設定し、該溶融亜鉛浴中から鋼管を長手方向に引揚げる過程で圧縮ガスにより鋼管外面の余剰亜鉛を除去した後、当該鋼管を前記溶融亜鉛浴温度より高温に加熱し、圧縮ガスにより鋼管内面余剰亜鉛を除去する方法が提案されている。
更に、生産性向上の観点から特許文献3には、鋼管を100〜600℃に予熱した後、430〜480℃の溶融金属めっき浴中に20〜100秒浸漬してめっきを施し、次いで、溶融亜鉛めっき浴中のめっき鋼管を引揚げ、めっき鋼管の外面めっき付着量を制御する方法が開示されている。鋼管を予熱することでめっき槽内の浴温維持に必要な熱量を低減できるとしている。
特開2011− 63844号公報 特開平 5−140722号公報 特開平11−246959号公報
しかしながら、上記従来の技術には、未だ解決すべき以下のような問題があった。上記従来技術には、亜鉛めっき鋼管の製造方法として、品質面、生産性に関する様々な技術が開示されているが、鋼管を金属めっき浴に浸漬する際の生産性に関して重要な課題となる操業安定性の詳細については開示されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鋼管を金属めっき浴に浸漬する際に金属めっき鋼管を安定して製造する方法を提案し、その方法に適した鋼管の溶融金属めっき装置を提供することにある。
発明者らは、上記に記した課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、金属めっき鋼管の操業安定方法およびその方法に適した装置を見出した。上記課題を解決し、上記の目的を実現するため開発した本発明は、下記の要旨構成に示すとおりである。即ち、本発明は、第一に、鋼管を溶融金属めっき浴に一定時間浸漬し、その後該めっき浴から引揚げて、金属めっき鋼管を製造する方法において、回転軸に螺旋面を有するスクリューを用いて上記鋼管を溶融金属めっき浴内に下降搬送し浸漬させる際に、上記鋼管の一端が他端より先にめっき浴に浸漬するように上記鋼管を傾けることを特徴とする金属めっき鋼管の製造方法を提案する。
なお、本発明に係る金属めっき鋼管の製造方法については、
a.上記鋼管と水平面のなす角度が2〜5°の範囲にあること、
b.上記鋼管を引揚げる際に、90〜130°の開度角を有するV字形の溝部に上記鋼管を支持して引揚げること、
c.上記溶融金属めっき浴が、溶融亜鉛、溶融アルミニウム、溶融亜鉛系合金、溶融アルミニウム系合金および溶融亜鉛−アルミニウム系合金から選ばれる1種からなること、
がより好ましい解決手段になり得るものと考えられる。
また、本発明は、第二に、溶融金属めっき浴を構成するめっき槽と、該溶融金属めっき浴中に鋼管を下降搬送し、浸漬させる、回転軸に螺旋面を有するスクリューと、該スクリューの螺旋面終端部を通過した前記鋼管を一旦受け止めるためのクレードルと、上記回転軸の螺旋面終端部に設けられた上記鋼管の払出し装置と、該払出し装置によって払い出された上記クレードル上の上記鋼管を引揚げるための引揚げ装置とからなり、上記スクリューが鋼管長手方向に複数設置され、該スクリューの螺旋面に載架された上記鋼管が傾斜するように上記スクリューの高さが順次設定されていることを特徴とする鋼管の溶融金属めっき装置を提供する。
なお、本発明に係る鋼管の溶融金属めっき装置については、
d.上記鋼管と水平面のなす角度が2〜5°の範囲になるように前記スクリューの螺旋面が配置されていること、
e.上記引揚げ装置の前記鋼管を支持する部位が、90〜130°の開度角を有するV字形の溝部からなること、
がより好ましい解決手段になり得るものと考えられる。
以上説明したように、本発明によれば、溶融亜鉛などの金属めっき浴内に鋼管を浸漬させる際に鋼管を傾斜させることで鋼管内部の空気抜きが十分に行われ、鋼管の払い出しや引揚げがスムーズに行われることで不良率を低減することができる。
また、引揚げ装置の支持部を所定の開度のV字形とすることで、引揚げ操作がスムーズに行え、不良率を低減することができる。
本発明の一実施形態を示す製造フロー図である。 本発明の一実施形態を示す鋼管の溶融金属めっき装置の上面図である。 本発明の一実施形態を示す鋼管の溶融金属めっき装置のA−A’視側面図である。 本発明の一実施形態を示す鋼管を浸漬する際の鋼管の傾斜状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態を示す鋼管の引揚げ装置の支持部を示す模式図である。 鋼管の浸漬角度θ(°)と鋼管の引揚げ不良率η(%)の関係を示すグラフである。 鋼管の引揚げ装置の支持部のV字形開度角φ(°)と引揚げ不良率の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら詳細に説明する。本発明はこれに限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本発明における処理工程の概要として、一実施形態の溶融亜鉛めっき鋼管の製造フローを図1に示す。鋼管は、前処理工程にて脱脂、酸洗、化成処理を施されたのち、乾燥して溶融亜鉛めっき装置のめっき槽内亜鉛めっき浴に一定時間浸漬される。次いで、鋼管は該めっき浴から引揚げられるが、引揚げた際に鋼管の内外面に空気または蒸気が吹き付けられ、過剰に付着した溶融亜鉛を除去してめっき付着量の調整が行われる。その後、鋼管は冷却槽にて冷却処理が施される。最後に亜鉛めっき鋼管は出荷前検査されることになる。ここでは、一例として、亜鉛めっき鋼管を示したが、溶融金属めっきとして、溶融亜鉛や溶融アルミニウム、溶融亜鉛系合金として5%アルミ−亜鉛めっきなど、溶融アルミニウム系合金として55%アルミ−亜鉛めっきなど、溶融亜鉛−アルミニウム系合金が例示される、なお、溶融金属中にマグネシウムやシリコン、鉄などのほか不可避不純物を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態を示す鋼管の溶融金属めっき装置の上面図およびA−A’視側面図をそれぞれ図2および3に示す。図2および3に基づいて、本発明の方法を説明する。前処理後の鋼管2は、めっき槽1のボトム側からトップ側に搬送され、回転軸31に螺旋面32を有するスクリュー3の螺旋面32に載架される。鋼管2はセンターガイド6とサイドガイド9によりスクリュー3の螺旋面32から外れないように支持されている。鋼管2は同期して回転している複数のスクリュー3の回転によって、めっき槽1下部に下降搬送され、溶融金属めっき浴Zに浸漬されて溶融金属めっき処理が施される。鋼管2はスクリュー3の回転によって下降するだけでなく、払出し位置を固定するために、スキッドプレート8により、めっき槽内での浸漬位置を固定されている。スクリュー3の回転によりめっき槽1内の下部にまで下降搬送された鋼管2は、螺旋面終端部に到達後、クレードル4に着地する。その後、鋼管2は、スクリュー3の回転軸31に設置してある払出し装置10により、引揚げ装置5が設置してある方向(図2では外側)に順次払い出される。
図2の例では、払出し装置10が回転することで鋼管2を外側に押し出している。その後、鋼管2は、図5に示す引揚げ装置5の支持部12に載った後、支持部12が上昇することでめっき浴Zから引揚げられる。図3に示すように、鋼管2はトップ側を低く、ボトム側を高く傾斜させてスクリュー3に保持されており、鋼管2がめっき浴Zに浸漬された際、鋼管内の空気を排気することができるようになっている。また、鋼管2の引揚げの際にも複数の引揚げ装置5の支持部12に載荷されて、鋼管2は傾斜しており、鋼管内の溶融金属の排出が容易になっている。図3では鋼管2のトップ側が先にめっき浴に浸漬する例を示しているが、ボトム側が先にめっき浴に浸漬しても差し支えない。なお、下降および上昇する際の鋼管2の傾斜角度は、同じが好ましいが、異なっていてもよい。
本発明では、スクリュー3の回転軸31の螺旋面終端部に、鋼管2を引揚げ装置5へ払い出す払出し装置10が設置されている。払出し装置10をスクリュー3の回転軸31に設置することで鋼管2のめっき浴Z内への浸漬と払出しを1つの装置で行うことが可能となりメンテナンス性の面でも優位であり、好ましい。
図2の例では、溶融金属めっき装置は鋼管2を同時に2本ずつめっき槽1内に搬送できる装置を示している。また、図2に示すめっき装置において、スクリュー3の本数は鋼管1本に対して、搬送方向(鋼管の長手方向)に3本ずつ設置されている。鋼管2の姿勢の安定のために、鋼管1本あたり少なくとも2本のスクリューを必要とする。めっき処理を施す鋼管の長さによるが、2本の場合、めっき浴Z投入直後の搬送方向の鋼管2の姿勢が不安定となる可能性が高いこと、および、鋼管2が撓んで十分な空気抜きができないおそれがあるため、鋼管1本に対しスクリューを3本以上設置するのが望ましい。
図4に鋼管2をめっき浴Zに浸漬する際の水平面との関係を模式的示す。図4示すように傾斜した鋼管2が水平面11となす角度を浸漬角度θ(°)とする。図5に引揚げ装置5の支持部12を拡大して模式的に示す。支持部12には鋼管2を載荷・支持し引揚げ搬送するためのV字形溝部を設けている。V字形溝部は垂線に対して開いており、その開度角をφ(°)とする。
発明者らは、鋼管を金属めっき浴に浸漬する際の傾斜角度が引揚げ不良に与える影響を調査した。調査結果を図6に鋼管の浸漬角度θ(°)と引揚げ不良発生率η(%)のグラフで示す。溶融亜鉛めっき浴を用い、鋼管径D=80Aおよび引揚げ装置5の支持部12の開度角φ=100°で操業を行った。引揚げ不良発生率η(%)は、鋼管の金属めっき処理を施した際に金属めっき装置から引揚げられた鋼管について、めっき槽内で発生した曲がりやキズ、引揚げトラブルなどの発生本数についてカウントし、総処理本数に対する割合の百分率で算出した。図6から明らかなように、浸漬角度θが2°未満の場合、引揚げ不良率が高い。浸漬角度θが2°未満の場合には、鋼管を浸漬する際に鋼管内部の空気が充分抜け切れなくなり、めっき浴内部で鋼管に浮力が働き浮遊するため、鋼管の払い出しが正常にはできなくなり、払出し不良に基づく、鋼管の曲がりやキズが多発した。浸漬角度θを2°以上とすることで払出し不良が大幅に改善され、引揚げ不良率が低減した。浸漬角度θが5°を超えた場合には、鋼管内部の空気の残存はなくなるが、浸漬の際、鋼管内部の空気抜きが急激となり、めっき浴Zからの溶融金属の吹き出しが顕著となって、周辺装置に溶融金属が付着するなどの悪影響が出てしまう。したがって、浸漬角度θとしては2〜5°の範囲とすることが好ましい。なお、鋼管内空気残留によるトラブルは、鋼と溶融金属の比重差の小さい、亜鉛リッチの溶融金属で顕著であった。
次に、発明者らは、引揚げ装置5の支持部12の形状について検討した。支持部12に形成したV字形の溝部の開度角φ(°)と引揚げ不良発生率η(%)の関係を図7に示す。溶融亜鉛めっき浴を用い、鋼管径D=80Aおよび浸漬角度θ=2°で操業を行った。図7から明らかなように、開度角φが130°を超えると、引揚げ中の姿勢が不安定となり、引揚げ不良が多くなる傾向にあった。一方、開度角φが90°未満の場合、曲がりや引揚げトラブルなどの引揚げ不良はほぼ発生しなかったが、パイプ表面に引揚げ装置起因の擦り傷が発生した。以上の結果から、本発明では、引揚げ装置のV字形状の開度角φは90〜130°の範囲が好ましい。
本発明の好適な実施形態にかかる装置の構成は、溶融金属めっき浴Zを構成するめっき槽1と、該溶融金属めっき浴Z中に鋼管2を下降搬送し、浸漬させるために、回転軸31に螺旋面32を有するスクリュー3と、該スクリュー3の螺旋面終端部を通過した前記鋼管2を一旦受け止めるためのクレードル4と、前記回転軸31の螺旋面終端部に設けられた前記鋼管2の払出し装置10と、該払出し装置10によって払い出された前記クレードル4上の前記鋼管2を引揚げるための引揚げ装置5とからなり、前記スクリュー3が鋼管2長手方向で複数設置され、スクリュー3の螺旋面32に載架された前記鋼管2が傾斜するように前記スクリュー2の高さが順次設定されている溶融金属めっき装置である。
鋼管2と水平面11のなす角度、つまり、浸漬角度θが2〜5°の範囲になるように前記スクリュー3の螺旋面32が配置されていること好ましい。また、引揚げ装置5の前記鋼管2を支持する支持部12が、90〜130°の開度角φを有するV字形の溝部からなることが好ましい。理由は前述のとおりである。
図2や3では、一例として金属めっき装置内に設置したスクリューの配置を2列の場合について記載しているが、鋼管のサイズによっては1列の場合や2列以上設置することも可能であり、スクリューの配置列数については特に限定しない。
なお、本発明の方法は、素管として、鍛接鋼管や溶接鋼管に好適に適用できる。鍛接鋼管とは、鋼帯素材、例えば熱延鋼帯全体を加熱後、熱間で成形し、シーム部は鍛接によって接合してパイプに成形した鋼管をいう。溶接鋼管とは、いわゆる、電縫鋼管であり、鋼帯素材、例えば熱延鋼帯を成形機で管状に成形し,高周波溶接機でシームの高速溶接を行う。
図1に示す製造フローにて鋼管の亜鉛めっきを行った。めっき槽内の各装置配置については、図2および図3に示す配置で設置した。ここで、めっき槽は、内法で長さ7m×幅2m×深さ5mのものを用い、鋼管の長さは5mであった。鋼管径50Aの場合のスクリュー回転速度は、約9rpmであり、鋼管のめっき浴への浸漬時間は2〜3分であった。
鋼管の浸漬角度θおよび引揚げ装置の支持部のV字形の開度角φを変更して、各種径および管種の鋼管の溶融亜鉛めっきを施した。試験条件および引揚げ不良発生率η(%)の結果を表1に示す。引揚げ不良発生率η(%)は、鋼管の亜鉛めっき処理を施した際に亜鉛めっき装置から引揚げられた鋼管について、めっき槽内で発生した曲がり、キズ、引揚げトラブルなどの発生本数についてカウントし、総処理本数に対する割合の百分率で算出した。
Figure 0006950717
表1に示すように操業条件1〜10の発明例は、浸漬時の鋼管の傾斜が適切であり、引揚げ不良率が、操業条件12〜16の比較例とくらべて、低位であった。引揚げ装置のV字形の溝部の開度角が140°である操業条件4および7は、同一管径で比較して、好適条件範囲にある操業条件3および6より、引揚げ不良率が高くなった。本発明を適用した処理を行うことにより、鋼管の溶融亜鉛めっき処理における引揚げ不良の発生を大幅に軽減することが明らかとなり、生産性が向上した。
本発明は、鋼管だけでなく、他の金属管などにも適用可能である。また、溶融亜鉛めっきに限らず、各種溶融金属めっきに適用して好適である。
1 めっき槽
2 鋼管
3 スクリュー
31 回転軸
32 螺旋面
4 クレードル
5 引揚げ装置
6 センターガイド
7 ストッパー
8 スキッドプレート
9 サイドガイド
10 払出し装置
11 水平面
12 支持部
Z 溶融金属めっき浴

Claims (6)

  1. 鋼管を溶融金属めっき浴に一定時間浸漬し、その後該めっき浴から引揚げて、金属めっき鋼管を製造する方法において、回転軸に螺旋面を有するスクリューを用いて前記鋼管を溶融金属めっき浴内に下降搬送し浸漬させる際に、前記鋼管の一端が他端より先にめっき浴に浸漬するように前記鋼管を傾け、前記鋼管を引揚げる際に、90〜130°の開度角を有するV字形の溝部に前記鋼管を支持して引揚げることを特徴とする金属めっき鋼管の製造方法。
  2. 前記鋼管と水平面のなす角度が2〜5°の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の金属めっき鋼管の製造方法。
  3. 前記溶融金属めっき浴が、溶融亜鉛、溶融アルミニウム、溶融亜鉛系合金、溶融アルミニウム系合金および溶融亜鉛−アルミニウム系合金から選ばれる1種からなることを特徴とする請求項1または2に記載の金属めっき鋼管の製造方法。
  4. 溶融金属めっき浴を構成するめっき槽と、
    該溶融金属めっき浴中に鋼管を下降搬送し浸漬させる、回転軸に螺旋面を有するスクリューと、
    該スクリューの螺旋面終端部を通過した前記鋼管を一旦受け止めるためのクレードルと、
    前記回転軸の螺旋面終端部に設けられた前記鋼管の払出し装置と、
    該払出し装置によって払い出された前記クレードル上の前記鋼管を引揚げるための引揚げ装置とからなり、
    前記スクリューが鋼管長手方向に複数設置され、該スクリューの螺旋面に載架された前記鋼管が傾斜するように前記スクリューの高さが順次設定されていることを特徴とする鋼管の溶融金属めっき装置。
  5. 前記スクリューの螺旋面に載架された前記鋼管と水平面とのなす角度が2〜5°の範囲になるように前記スクリューの螺旋面が配置されていることを特徴とする請求項に記載の鋼管の溶融金属めっき装置。
  6. 前記引揚げ装置の前記鋼管を支持する部位が、90〜130°の開度角を有するV字形の溝部からなることを特徴とする請求項4または5に記載の鋼管の溶融金属めっき装置。
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