JP6949552B2 - 弾性波フィルタおよびマルチプレクサ - Google Patents

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Description

本発明は、弾性波フィルタおよびマルチプレクサに関し、例えば複数の電極指を有する弾性波フィルタおよびマルチプレクサに関する。
携帯電話を代表とする通信システムにおいて、通信に使用する周波数帯域以外の不要な信号を除去するために弾性波フィルタが用いられている。弾性波フィルタとして、圧電基板上に複数の電極指を有するIDT(Interdigital Transducer)を設けた弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)共振器を用いたフィルタが知られている。
弾性表面波共振器の共振周波数等の周波数温度特性(TCF:Temperature Coefficient of Frequency)を小さくすることで、安定した弾性波フィルタを実現できる。このため、圧電基板と弾性率の温度係数が逆符号の誘電体膜を電極指上に設けることが知られている(例えば特許文献1から3)。
ラダー型フィルタの直列共振器と並列共振器とで誘電体膜の膜厚を異ならせることが記載されている(例えば特許文献1および2)。並列共振器および直列共振器のうち誘電体膜の膜厚が大きい方の共振器のデュティ比を他方のデュティ比より小さくすることが知られている。
国際公開2012/098816号 特開2012−175315号公報 特開2013−145930号公報
複数の電極指上に圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号の弾性率の温度係数を有する誘電体膜を設けても周波数温度特性の抑制は不十分である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、周波数温度特性を抑制することを目的とする。
本発明は、回転Yカット角が120°から140°のニオブ酸リチウム基板である圧電基板と、入力端子と出力端子との間に直列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第1デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第1電極指を備える1または複数の直列共振器と、前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第2デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第2電極指を備える1または複数の並列共振器と、弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指を覆うように設けられ、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指より膜厚が大きく、酸化シリコン膜である誘電体膜と、を具備し、前記1または複数の並列共振器の第デュティ比の全ては、前記1または複数の直列共振器の第デュティ比の全てより小さく、前記1または複数の直列共振器の全てにおける前記複数の第1電極指のピッチは前記1または複数の並列共振器の全てにおける前記複数の第2電極指のピッチより小さく、前記複数の第1電極指の厚さと前記複数の第2電極指の厚さは実質的に同じであり、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)との差の値(%)は1%以上かつ20%以下であり、前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)と、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と、は、40%以上かつ60%以下である弾性波フィルタである。
本発明は、回転Yカット角が120°から140°のニオブ酸リチウム基板である圧電基板と、入力端子と出力端子との間に直列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第1デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第1電極指を備える1または複数の直列共振器と、前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第2デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第2電極指を備える1または複数の並列共振器と、弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第1電極指を覆うように設けられ、前記複数の第1電極指の膜厚より大きい第1膜厚を有し、酸化シリコン膜である第1誘電体膜と、弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第2電極指を覆うように設けられ、前記複数の第2電極指の膜厚より大きく、前記第1膜厚と実質的に同じ第2膜厚を有し、酸化シリコン膜である第2誘電体膜と、を具備し、前記1または複数の並列共振器の第デュティ比の全ては、前記1または複数の直列共振器の第デュティ比の全てより小さく、前記1または複数の直列共振器の全てにおける前記複数の第1電極指のピッチは前記1または複数の並列共振器の全てにおける前記複数の第2電極指のピッチより小さく、前記複数の第1電極指の厚さと前記複数の第2電極指の厚さは実質的に同じであり、前記第1誘電体膜と前記第2誘電体膜とは実質的に同じ材料からなり、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)との差の値(%)は1%以上かつ20%以下であり、前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)と、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と、は、40%以上かつ60%以下である弾性波フィルタである。
上記構成において、前記1または複数の直列共振器は複数の直列共振器であり、
前記1または複数の並列共振器は複数の並列共振器である構成とすることができる。
本発明は、上記フィルタを含むマルチプレクサである。
本発明によれば、周波数温度特性を抑制することができる。
図1(a)は、実施例および比較例における弾性表面波共振器の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。 図2(a)は、実施例および比較例における弾性波フィルタの回路図、図2(b)は、ラダー型フィルタの通過特性を示す図である。 図3は、実施例および比較例における弾性波フィルタの平面図である。 図4は、実施例および比較例における電極指付近の断面図である。 図5は、比較例1における各共振器の条件を示す図である。 図6は、比較例1における弾性波フィルタの通過特性を示す図である。 図7は、比較例1における各共振器のピッチに対する共振周波数frのTCFを示す図である。 図8は、実験1において作製した共振器の条件を示す図である。 図9は、実験1における各共振器のピッチに対するTCF(fr)を示す図である。 図10は、実施例1における各共振器の条件を示す図である。 図11は、実施例1における弾性波フィルタの通過特性を示す図である。 図12は、実施例1と比較例1とのTCFを比較した図である。 図13(a)、図13(b)および図13(c)は、実験2においてシミュレーションしたデュティ比に対するそれぞれF(SHfr)/F(Rfr)、F(SHfr)/F(Rfa)およびk(SH)を示す図である。 図14は、実施例2に係るデュプレクサの回路図である。
図1(a)は、実施例および比較例における弾性表面波共振器の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。図1(a)および図1(b)に示すように、1ポート共振器25では、圧電基板10上にIDT20および反射器24が形成されている。IDT20および反射器24は、圧電基板10に形成された金属膜12により形成される。IDT20は、対向する一対の櫛型電極22を備える。櫛型電極22は、複数の電極指21と、複数の電極指21が接続されたバスバー23と、を備える。一対の櫛型電極22は、電極指21がほぼ互い違いとなるように、対向して設けられている。
一対の櫛型電極22の電極指21が励振する弾性波は、主に電極指21の配列方向に伝搬する。1つの櫛型電極22の電極指21のピッチλがほぼ弾性波の波長となる。反射器24は、弾性波を反射する。これにより弾性波のエネルギーがIDT20内に閉じ込められる。圧電基板10上に電極指21を覆うように誘電体膜14が設けられている。誘電体膜14の膜厚は金属膜12の膜厚より大きい。圧電基板10は、例えばタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。金属膜12は、例えばアルミニウム膜または銅膜である。誘電体膜14は、例えば酸化シリコン膜(弗素等の元素が添加されていてもよい)である。上記例示した材料の場合、圧電基板10の周波数温度係数(例えば共振周波数の温度係数)は負である。一方、誘電体膜14の周波数温度係数は正である。具体的には、圧電基板10の弾性率と誘電体膜14の弾性率の温度係数とが逆符号である。これにより、誘電体膜14を設けることで、周波数温度係数を0に近づけることができる。
図2(a)は、実施例および比較例における弾性波フィルタの回路図、図2(b)は、ラダー型フィルタの通過特性を示す図である。図2(a)に示すように、ラダー型フィルタでは、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に直列共振器S1からS5が直列に、並列共振器P1からP4が並列に接続さえている。並列共振器P1からP4の一端はグランド端子に接続されている。
図2(b)に示すように、ラダー型フィルタはバンドパスフィルタとして機能する。直列共振器S1からS5の共振周波数frsは通過帯域Pass内に位置し、反共振周波数fasは通過帯域Passの高周波数側の減衰域に位置する。並列共振器P1からP4の共振周波数frpは通過帯域Passの低周波数側の減衰域に位置し、共振周波数fapは通過帯域Pass内に位置する。
図3は、実施例および比較例における弾性波フィルタの平面図である。図3に示すように、圧電基板10上に弾性表面波共振器25、配線16およびパッド18が設けられている。弾性表面波共振器25は誘電体膜14を透過して実線で図示し、配線16およびパッド18は、誘電体膜14を透過して破線で図示している。弾性表面波共振器25は、直列共振器S1からS5および並列共振器P1からP4に対応する。パッド18は入力端子Tin、出力端子Toutおよびグランド端子Gndに対応する。配線16は弾性表面波共振器25間を電気的に接続する。配線16およびパッド18上には誘電体膜14の開口19が設けられている。これは、例えばパッド18上に配線抵抗を減らすための追加の金属膜を形成するため、および/または実装するためのバンプを付すためである。配線16およびパッド18は、アルミニウム膜、銅膜または金膜等を含む金属膜である。
図4は、実施例および比較例における電極指付近の断面図である。図4に示すように、金属膜12は、圧電基板10側から金属膜12a、12bおよび12cを含む。電極指21の側面および上面に保護膜13が設けられている。誘電体膜14上は平坦である。誘電体膜14上には周波数調整膜15が設けられている。周波数調整膜15は、弾性表面波共振器の共振周波数等を調整する膜である。電極指21の幅をWL、電極指21間のギャップの幅をWSとする。電極指21のデュティ比はWL/(WL+WS)である。圧電基板10の上面から誘電体膜14の上面までの膜厚をT1、電極指21上の保護膜13の上面から誘電体膜14の上面までの膜厚をT2とする。金属膜12を3層構造としたが、金属膜12は単一の膜でもよいし、複数の積層膜でもよい。保護膜13および/または周波数調整膜15は設けられてなくてもよい。
[比較例1]
比較例1に係る弾性波フィルタを作製した。
作製条件は以下である。
圧電基板10:膜厚が250μmの125°回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板
金属膜12a:膜厚が78nmのTi膜
金属膜12b:膜厚が215nmのCu膜
金属膜12c:膜厚が10nmのCr膜
保護膜13:膜厚が20nmの窒化シリコン膜
誘電体膜14:膜厚T1が1720nm、膜厚T2が1417nmのSiO
周波数調整膜15:膜厚が10nmから20nmの酸化ニオブ膜
作製した弾性表面波共振器の主モードはレイリー波である。
図5は、比較例1における各共振器の条件を示す図である。図5に示すように、直列共振器S1からS5および並列共振器P1からP4のデュティ比は50%である。反射器の対数は10対で共通である、ピッチ、IDT対数、開口長は共振器より異なる。
図6は、比較例1における弾性波フィルタの通過特性を示す図である。図6に示すように、温度が−30℃、+25℃および+85℃のときの通過特性を測定した。通過帯域の低周波数側端部50(減衰量が−15dBの領域)は温度が高くなると低周波側にシフトする(すなわちTCFが負)。通過帯域の高周波数側端部52(減衰量が−15dBの領域)は温度が高くなると高周波数側に移動する(すなわちTCFが正)。このように、周波数温度特性が大きい。
図7は、比較例1における各共振器のピッチに対する共振周波数frのTCFを示す図である。図7に示すように、直列共振器S1からS5のピッチは異なっており、並列共振器P1からP4のピッチは異なっている。直列共振器S1からS5のピッチは並列共振器P1からP4のピッチより小さい。直列共振器S1からS5のTCF(fr)(共振周波数のTCF)は並列共振器P1からP4のTCF(fr)より大きい。ピッチとTCF(fr)との関係はほぼ直線状である。
弾性表面波共振器の共振周波数のTCFは、IDT20の電極指のピッチλ、金属膜12の膜厚をHとすると、ピッチλに対する膜厚Hの比H/λに比例する。金属膜12の膜厚Hが同じであれば、図7のように、TCFはピッチλに反比例する。図2(b)のように、ラダー型フィルタでは、直列共振器の共振周波数は並列共振器の共振周波数より高い。このため、直列共振器のピッチは並列共振器のピッチより小さくなる。これにより、主に直列共振器により形成される高周波数側端部のTCFは正となり、主に並列共振器により形成される低周波数側端部のスカートは負になったものと考えられる。
高周波数側端部と低周波数側端部とでピッチの差に起因したTCFの差を保証する方法として、直列共振器S1からS5と並列共振器P1からP4とで誘電体膜14の膜厚を異ならせることが考えられる。しかしながら、誘電体膜14の膜厚を異ならせようとすると、製造工程が増加し、コストアップとなる。そこで、電極指21のデュティ比によりTFCを制御できないか以下の実験1で検討した。
[実験1]
図8は、実験1において作製した共振器の条件を示す図である。誘電体膜14の上面は比較例1と異なり平坦化されていない。その他の条件は比較例1と同じである。図8に示すように、IDT対数、反射器対数および開口長は各共振器で同じである。共振器A1からA3ではデュティ比が60%、共振器B1からB3ではデュティ比が50%、共振器C1からC3ではデュティ比が40%である。
図9は、実験1における各共振器のピッチに対するTCF(fr)を示す図である。図9に示すように、デュティ比を大きくすると、TCF(fr)は正の方にシフトする。デュティ比が変わっても、ピッチに対するTCF(fr)の傾きはほぼ同じである。このように、デュティ比を変えることで、TCFを調整することができる。
実験1の結果を踏まえた実施例について以下に説明する。
実施例1に係る弾性波フィルタを作製した。図10は、実施例1における各共振器の条件を示す図である。図10に示すように、直列共振器S1からS5のデュティ比を50%、並列共振器P1からP4のデュティ比を40%とした。その他の条件は比較例1と同じであり説明を省略する。
図11は、実施例1における弾性波フィルタの通過特性を示す図である。図11に示すように、温度が−30℃、+25℃および+85℃のときの通過特性を測定した。通過帯域の低周波数側端部50および高周波数側端部52は温度によらずほとんど同じである。
図6および図11において、低周波数側の減衰量が−15dBとなる周波数および高周波数側の減衰量が−15dBとなる周波数のTCF(−15dB)を算出した。図12は、実施例1と比較例1とのTCFを比較した図である。図12に示すように、通過帯域の高周波数側のTCF(−15dB)と低周波数側のTCF(−15dB)との差ΔTCF(−15dB)は、比較例1では9.1ppm/℃に対し、実施例1では2.4ppm/℃である。このように、実施例1では比較例1に対しΔTCF(−15dB)が約1/4となった。
比較例1では、圧電基板10上に直列共振器S1からS5および並列共振器P1からP4の電極指21を覆うように誘電体膜14を設ける。これにより、直列共振器S1からS5および並列共振器P1からP4のTCFを抑制できる。しかし、直列共振器S1からS5における電極指21(第1電極指)を覆う誘電体膜14(第1誘電体膜)の膜厚と並列共振器P1からP4における電極指21(第2電極指)を覆う誘電体膜14(第1誘電体膜)の膜厚は製造誤差程度に実質的に同じである。直列共振器S1からS5の電極指21のピッチが並列共振器P1からP4の電極指21のピッチより小さいことに起因し、直列共振器S1からS5の共振周波数のTCFは並列共振器P1からP4の共振周波数のTCFより大きくなる。よって、ラダー型フィルタの通過帯域の高周波数側端部のTCFは低周波数側端のTCFより大きくなる。
そこで、実施例1では、少なくとも1つの並列共振器P1からP4における電極指21のデュティ比(第2デュティ比)は少なくとも1つの直列共振器S1からS5における電極指21のデュティ比(第1デュティ比)より小さくする。これにより、ラダー型フィルタの並列共振器P1からP4の共振周波数のTCFが大きくなり、直列共振器S1からS4の共振周波数のTCFと同程度となるように調整できる。よって、ラダー型フィルタの通過帯域の高周波数側端部と低周波数側端部とのTCFを実質的に同じにできる。誘電体膜14の膜厚を適切に選択することで、高周波数側端部および低周波数側端部のTCFを実質的に0にできる。このようにラダー型フィルタの周波数温度特性を抑制することができる。
直列共振器および並列共振器が各々複数の場合、複数の並列共振器の全てのデュティ比は複数の直列共振器の全てのデュティ比より小さくてもよい。これにより、ラダー型フィルタの周波数温度係数をより抑制できる。
並列共振器と直接共振器のTCFをより調整する観点から、並列共振器のデュティ比は直列共振器のデュティ比の0.95倍以下が好ましく0.9倍以下がより好ましい。並列共振器のデュティ比と直列共振器のデュティ比との差は、1%以上が好ましく、5%以上がより好ましい。
並列共振器と直列共振器のデュティ比が大きく異なるとフィルタ特性に影響する。この観点から、並列共振器のデュティ比は直列共振器のデュティ比の0.6倍以上が好ましく0.7倍以上がより好ましい。並列共振器のデュティ比と直列共振器のデュティ比との差は、20%以下が好ましく10%以下がより好ましい。
1つの弾性表面波共振器内でデュティ比が異なる場合は、弾性表面波共振器内のデュティ比の平均値を用いることができる。ピッチについても同様である。
直列共振器S1からS5と並列共振器P1からP4との誘電体膜14とは製造誤差程度に実質的に同じ材料からなる。また、直列共振器S1からS5と並列共振器P1からP4との誘電体膜14は単一の膜である。これにより、誘電体膜14を同じ製造工程で形成することができる。よって、製造工程の簡略化が可能となる。
ニオブ酸リチウム基板およびタンタル酸リチウム基板は周波数温度係数が負に大きい。よって、実施例1を用いることが好ましい。ニオブ酸リチウム基板およびタンタル酸リチウム基板としては回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板または回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板を用いることができる。
圧電基板10がニオブ酸リチウム基板であり、誘電体膜14が酸化シリコン膜(弗素等の元素が添加されていてもよい)の場合、圧電基板10と誘電体膜14の弾性率の温度係数が逆符号となる。よって、TCFをより抑制できる。回転Yカット角が120°から140°のとき、レイリー波を主モードとして用いることができる。
ラダー型フィルタの直列共振器および並列共振器の個数は各々任意に設定できる。
[実験2]
実験2として、デュティ比とスプリアスとの関係についてシミュレーションした。シミュレーションした共振器は、IDT対数が55対、反射器対数が10対および開口長が35λである。その他の条件は、比較例1および実施例1と同じである。主モードの弾性波はレイリー波であり、SH(Share Horizontal)波はスプリアスとなる。
図13(a)、図13(b)および図13(c)は、実験2においてシミュレーションしたデュティ比に対するそれぞれF(SHfr)/F(Rfr)、F(SHfr)/F(Rfa)およびk(SH)を示す図である。F(Rfr)およびF(Rfa)はレイリー波の共振周波数および反共振周波数である、F(SHfr)はSH波の共振周波数である。k(SH)はSH波の電気機械結合係数である。
図13(a)および図13(b)において、F(SHfr)/F(Rfr)およびF(SHfr)/F(Rfa)が1から離れると、SH波の共振周波数F(SHfr)がレイリー波の共振周波数F(Rfr)および反共振周波数F(Rfa)から離れSH波によるスプリアスの影響が小さくなることを示している。図13(a)および図13(b)に示すように、デュティ比が小さくなるとF(SHfr)/F(Rfr)およびF(SHfr)/F(Rfa)が大きくなりスプリアスの影響が小さくなる。
図2(b)のように、ラダー型フィルタの直列共振器では共振周波数が通過帯域に内に位置し、並列共振器では反共振周波数が通過帯域内に位置する。よって、直列共振器ではF(SHfr)/F(Rfr)が1から離れることが好ましく、並列共振器ではF(SHfr)/F(Rfa)が1から離れることが好ましい。SH波によりスプリアスを通過帯域内に形成しないためには、F(SHfr)/F(Rfr)<0.991または1.009<F(SHfr)/F(Rfr)が好ましい。F(SHfr)/F(Rfa)<0.991または1.009<F(SHfr)/F(Rfa)が好ましい。
図13(a)および図13(b)よりデュティ比が30%から70%の範囲ではF(SHfr)/F(Rfr)>1.044、F(SHfr)/F(Rfa)>1.015であり、SH波によるスプリアスは通過帯域内に位置しない。F(SHfr)/F(Rfr)およびF(SHfr)/F(Rfa)をより1から離すため、デュティ比は65%以下が好ましく、60%以下がより好ましい。
図13(c)に示すように、デュティ比が小さくなるとk(SH)が小さくなる。SH波によるスプリアスを小さくするため、k(SH)は0.006%以下が好ましい。図13(c)よりデュティ比が30%から70%の範囲ではk(SH)は0.006%以下であり、SH波によるスプリアスは非常に小さい。k(SH)を小さくするため、デュティ比は40%以下が好ましく、50%以下がより好ましい。デュティ比は70%以下が好ましい。
図14は、実施例2に係るデュプレクサの回路図である。図14に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ40が接続され、共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ42が接続されている。送信フィルタ40は実施例1に係るラダー型フィルタである。受信フィルタ42は、1ポート共振器R1、二重モード弾性表面波フィルタDMS1およびDMS2が共通端子Antと受信端子Rxとの間に直接に接続されている。
送信フィルタ40は、送信端子Txに入力した高周波信号のうち送信帯域の信号を共通端子Antに通過させ、他の周波数帯域の信号を抑圧する。受信フィルタ42は、共通端子Antに入力した高周波信号のうち受信帯域の信号を受信端子Rxに通過させ、他の周波数帯域の信号を抑圧する。
送信フィルタ40を実施例1およびその変形例の弾性波フィルタとする例を説明したが、送信フィルタ40および受信フィルタ42の少なくとも1つが実施例1およびその変形例の弾性波フィルタであればよい。また、デュプレクサを例に説明したが、トライプレクサまたはクワッドプレクサ等のマルチプレクサの少なくとも1つのフィルタが実施例1およびその変形例の弾性波フィルタであればよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 圧電基板
12a、12b、12c 金属膜
13 保護膜
14 誘電体膜
15 周波数調整膜
20 IDT
21 電極指
22 櫛型電極
24 反射器
40 送信フィルタ
42 受信フィルタ

Claims (4)

  1. 回転Yカット角が120°から140°のニオブ酸リチウム基板である圧電基板と、
    入力端子と出力端子との間に直列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第1デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第1電極指を備える1または複数の直列共振器と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第2デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第2電極指を備える1または複数の並列共振器と、
    弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指を覆うように設けられ、前記複数の第1電極指および前記複数の第2電極指より膜厚が大きく、酸化シリコン膜である誘電体膜と、
    を具備し、
    前記1または複数の並列共振器の第デュティ比の全ては、前記1または複数の直列共振器の第デュティ比の全てより小さく、
    前記1または複数の直列共振器の全てにおける前記複数の第1電極指のピッチは前記1または複数の並列共振器の全てにおける前記複数の第2電極指のピッチより小さく、
    前記複数の第1電極指の厚さと前記複数の第2電極指の厚さは実質的に同じであり、
    前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)との差の値(%)は1%以上かつ20%以下であり、
    前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)と、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と、は、40%以上かつ60%以下である弾性波フィルタ。
  2. 回転Yカット角が120°から140°のニオブ酸リチウム基板である圧電基板と、
    入力端子と出力端子との間に直列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第1デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第1電極指を備える1または複数の直列共振器と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に並列に接続され、前記圧電基板上に設けられ、第2デュティ比を有して配列され主モードがレイリー波である弾性波を励振する複数の第2電極指を備える1または複数の並列共振器と、
    弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第1電極指を覆うように設けられ、前記複数の第1電極指の膜厚より大きい第1膜厚を有し、酸化シリコン膜である第1誘電体膜と、
    弾性率の温度係数が前記圧電基板の弾性率の温度係数と逆符号であり、前記圧電基板上に前記複数の第2電極指を覆うように設けられ、前記複数の第2電極指の膜厚より大きく、前記第1膜厚と実質的に同じ第2膜厚を有し、酸化シリコン膜である第2誘電体膜と、
    を具備し、
    前記1または複数の並列共振器の第デュティ比の全ては、前記1または複数の直列共振器の第デュティ比の全てより小さく、
    前記1または複数の直列共振器の全てにおける前記複数の第1電極指のピッチは前記1または複数の並列共振器の全てにおける前記複数の第2電極指のピッチより小さく、
    前記複数の第1電極指の厚さと前記複数の第2電極指の厚さは実質的に同じであり、
    前記第1誘電体膜と前記第2誘電体膜とは実質的に同じ材料からなり、
    前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)との差の値(%)は1%以上かつ20%以下であり、
    前記1または複数の直列共振器における第1デュティ比(%)と、前記1または複数の並列共振器における第2デュティ比(%)と、は、40%以上かつ60%以下である弾性波フィルタ。
  3. 前記1または複数の直列共振器は複数の直列共振器であり、
    前記1または複数の並列共振器は複数の並列共振器である請求項1または2に記載の弾性波フィルタ。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の弾性波フィルタを含むマルチプレクサ。
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