JP6949174B1 - バッテリケース - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供する。【解決手段】バッテリケースは、内部空洞の箱形形状をなして、上下に開口部を備える筐体と、前記筐体の上部開口部を閉鎖する天板と、前記筐体の下部開口部を閉鎖する底板とを備える。前記筐体は、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを付き合わせて固定したものであり、上下に開口部を有し、隣接する面のなす角が略直角の四角柱筒型である。【選択図】図3

Description

本発明はバッテリケースに関し、防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースに関する。
バッテリモジュール等を内部に格納するバッテリケースは、10年以上もの長期間、屋外設置されるため、高性能の防水防塵性、錆等に対する耐久性が必要とされる。また、バッテリモジュールの1個あたりの重さは20〜30kgであり、これを複数個収納する場合には、バッテリケース自体も、大型でかつ重量が重いものになってしまう。
国際公開WO2018/079019号公報
このため、バッテリケースの設置場所への運搬が困難となることから、現地でバッテリモジュールをバッテリケース内に収納する現地施工も要望されている。しかし、現地で施工する場合には、防水保証、組立保証等の確保が困難となる。このため、防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースが必要となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することである。
本発明によるバッテリケースは、内部空洞の箱形形状をなし、上下に開口部を備える筐体と、筐体の上部開口部を閉鎖する天板と、筐体の下部開口部を閉鎖する底板と、を備える。筐体は、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを付き合わせて固定したものであり、上下に開口部を有し、隣接する面のなす角が略直角の四角柱筒型である。
この構成によれば、筐体の突き合わせ部以外は面で繋がっているため、防水性は確保されている。従って、突き合わせ部のみに防水構造を設ければ良い。また、筐体を一枚板の金属板を折り曲げて作成することができるため、部品点数を少なくすることができる。更に、矩形筒型の各コーナー部で、直角に折れ曲がった面形状ができるため、薄い材料でも機械的強度を向上させることができ、フレーム等を使わなくても、強度アップが図れる。以上より、防水性及び機械的強度に優れ、軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することができる。
本発明によるバッテリケースは、筐体を構成する四面の上部端部のそれぞれを、上部開口部の内側に折曲げて、それぞれが筐体を構成する四面に対して直角をなすように設けられた上部平面部と、筐体を構成する四面の下部端部のそれぞれを、下部開口部の内側に折曲げてそれぞれが筐体の四角柱筒型を構成する四面に対して直角をなすように設けられた底部平面部を備えるようにした構成を採用できる。更に、上部平面部、及び、底部平面部にパッキン、又は接着テープを設けて、上部平面部及び底部平面部と天板及び底板とを、ねじ、導通リベット等の接続手段で接続固定する構成を採用することができる。また、天板は有蓋無底の矩形箱形状を有し、天板の側面部は、筐体の側面部の一部にオーバーラップするように配置される。
この構成によれば、四角柱筒型の筐体の上下端部に形成した平面部に、パッキン又は接着テープ用いて天板及び底板を固定することにより、容易に防水構造を形成することができる。また、天板部は有蓋矩形枠形状の蓋形状にして筐体の上部を覆うようにして被せることにより防水構造を実現でき、雨水等を防ぐことができる。従って、筐体の側面部に穴などを設ける必要が無く、防水性に優れ、軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することができる。
本発明によるバッテリケースが備える筐体は、先塗装材により構成されている。筐体の内部に格納されバッテリモジュールは、L字形状に折り曲げられた固定具と、筐体内面に永久接着テープにより固定された筐体側取付具とを固定させることにより固定される構成を採用することができる。また、筐体と天板及び底板が、ねじ、導通リベット等の接続手段により接続固定され、接続手段を固定するための孔部にバーリング加工がなされている構成を採用することができる。
この構成によれば、筐体に先塗装材を使用することで、大幅なコストダウンが図ることができる。また、先塗装材にねじ穴を開けたり、溶接を行ったりすると、その部分で溶接、塗装、防水等が改めて必要になるため大幅コストアップになるが、実施形態では、筐体内面に永久接着テープにより固定された筐体側取付具と、L字形状に折り曲げられた固定具とが接続されるため、コストアップを回避することが可能となる。また、孔部にバーリング加工を施したため先塗装材であっても電気的接続を可能にすることができる。
本発明によるバッテリケースは、筐体に隣接して電線管等を覆う電線管カバーを配置し、天板は筐体と電線管カバーとを含めてこれらの上部を覆う構成を採用することができる。
この構成によれば、四角柱筒型の側面部に穴を開けてもその上に被せられる電線管カバーにより容易に防水構造を形成すことができることから、防水性に優れ、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することが可能となる。
本発明によるバッテリケースは、筐体の側面に、バッテリモジュールを挿抜可能な開口部が設けられた構成を採用することができる。また、筐体は、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを付き合わせて左右方向に開口部を有するように固定し、隣接する面のなす角が略直角の横置き四角柱筒型とした筐体であり、開口部は、バッテリモジュールを挿抜可能な開口部である構成を採用することができる、
この構成によれば、後に故障などによりバッテリモジュールを交換する要求が生じた際に、天板などを取り外すことなくバッテリモジュールを容易に挿抜可能となるため、繁雑な作業を回避することができる。
このように、本発明によれば、防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるバッテリケース1Aの外観を示す概略斜視図である。 図1bは、本発明の一実施形態にかかる他のバッテリケース1Abの外観を示す概略斜視図である。 図2は、天板4を外した状態のバッテリケース1Aaの異なる角度からの外観を示す概略斜視図である。 図3は、バッテリケース1Aaの上部外観を拡大した概略斜視図である、天板4及びパッキン20を外した状態を示す図である。 図4は、バッテリケース1Aの上部外観を拡大した概略斜視図であり、天板4を外した状態を示す図である。 図5aは、バッテリモジュール14の外観を示す概略斜視図である。 図5bは、他の態様によるバッテリモジュール14の外観を示す概略斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態にかかるバッテリケース1Bの外観を示す概略斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかるバッテリケース1Bの異なる角度からの外観を示す概略斜視図である。 図8は、バッテリケース1Bの外観を示す概略斜視図であり、側面パネル34を外した状態を示す図である。 図9は、バッテリケース1Abの外観透明斜視図であり、各部の防水構造を示すための図である。 図10は、図9の領域Bを拡大して示す概略斜視図であり、天板4の一部の外観を示す図である。 図11は、図9の領域Bの構成を拡大して示す概略平面図である。 図12は、図9の領域Bの構成を拡大して示す概略平面図である。 図12Aは、突起部30の概略構成を示す平面図である。 図12Bは、突起部30の概略構成を示す正面図である。 図13Aは、図9の領域Cの外観を一部透視して拡大して示す概略斜視図である。 図13Bは、図9の領域Dの外観を一部透視して拡大して示す概略斜視図である。 図13Cは、図9の領域Eの外観を拡大して示す概略斜視図である。 図14は、図9の領域Bの他の構成を拡大して示す概略分解斜視図である。 図15は、本発明の一実施形態にかかるバッテリケース1Cの外観を示す概略斜視図である。 図16は、側面パネル44を外した状態のバッテリケース1Cの外観を異なる角度から示す概略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明において、Z方向は上下方向と、X方向は左右方向と、Y方向は前後方向と称する場合がある。また、同一の要素には同一の符号又は名称を付し、重複する説明は省略する。
以下に、バッテリケース1Aa,1Ab、1B、及び、1Cに例示される実施形態について説明する。
図1、図2から図5bは、一実施形態によるバッテリケース1Aaの構成を示す図である。図1から図4に示すように、本実施形態によるバッテリケース1Aaは、筐体2、筐体2に隣接して配置される電線管カバー6、及び、筐体2と電線管カバー6との両方の上方を覆う天板4を備えている。筐体2の下方には、バッテリケース1Aaを設置するための接続部10が設けられている。接続部10のさらに下方には、接地のための簡易土台として用いることができる接地部8が設けられている。筐体2内部には図示しないバッテリモジュールが格納されており、このバッテリモジュールに接続される合成樹脂製可とう電線管7(以下、電線管7という)が接続されている。電線管カバー6は、電線管7を、雨水や粉塵等から保護するために、これを覆っている。
筐体2は、例えば一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを突き合わせ部2aにおいて付き合わせて防水固定し、縦方向に折り目2cを付与することにより、全体として上下に開口部を有し内部空洞で四面を有した四角柱筒型としたものである。この四角柱筒型形状の筐体2においては、隣接する面のなす角が略直角である。バッテリケース1Aにおいて、筐体2は先塗装材により構成されている。筐体2は内部空間が上下に開放された開口部を有しており、この開口部を閉鎖するようにして天板4及び底板が設置されている。後述するように、筐体2の開口部は、天板4及び底板による防水構造が設けられており、これにより筐体2の内部に格納されるバッテリモジュール14を雨水、粉塵等から保護している。なお、底板については後述するように、バッテリケース1Abを例示して説明する。
筐体2を構成する四角柱筒型の上部端部の四面のそれぞれを、上部開口部の内側方向に折曲げて、それぞれが筐体2を構成する四面に対して直角をなすようにした上部平面部22aが設けられている。電線管カバー6は上下に開口部を有し内部空洞で四面を有した箱形形状を有している。図3及び図4に示すように、電線管カバー6においても、筐体2と同様に、上端部に平面部22bを備えている。
天板4は有蓋無底の矩形箱形状を有している。図1、図4に示すように、筐体2と天板4は、上部平面部22aにパッキン20を介して当接され、ねじ又は導通リベット等の接続手段により接続固定されている。パッキン20に代えて、防水機能を備えた接着テープを用いても良い。電線管カバー6は、平面部22bの上部に積載される。電線管カバー6と平面部22bとは、両面防水テープ24で固定されていても良い。
天板4は、筐体2及び電線管カバー6を含めてこれらの上部を覆うようにして設置される。天板4の設置時には、天板4の側面部4bは、筐体2上部及び側面部2b、及び電線管カバー6の上部及び側面部に覆い被さり、これら側面の一部が互いにオーバーラップするように配置されている。
図3から図5に示されるように、筐体2の内部に格納されるバッテリモジュール14は、上部端にL字形状に折り曲げられた固定具18を備えている。筐体2内面には永久接着テープ等により固定された筐体側取付具16が設けられている。固定具18は筐体側取付具16の上面16aと当接可能に構成された平面部18aを備えている。固定具18の平面部18aと、筐体側取付具16の上面16aを当接させるようにして固定させることにより、バッテリモジュール14を筐体2内に固定している。筐体側取付具16と固定具18は例えば接着テープにより固定されている。この場合、筐体2の側面などに取り付け用の孔などは設けられていない。
図5aに示すように、バッテリモジュール14は例えば上下2段積みに構成されており、上段のバッテリモジュール14と下段のバッテリモジュール14は、接続具19により接続されている。また、図5bに示すように、バッテリモジュール14を、L字金具15により筐体2に固定するように構成しても良い。図1b、図9等に示すバッテリケース1Abは、電線管カバー6を備えていない態様について示したものである。他の構成については、上述したバッテリケース1Aaと同様である。
図6から図14は、一実施形態によるバッテリケース1Bの構成を示す図である。図7は、図6とは異なる角度からの外観を示している。図6から図8に示されるように、バッテリケース1Bは筐体2、天板4、電線管7、接地部8、及び接続部10を備えている。筐体2はバッテリケース1Aaと同様に、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを突き合わせ部2aにおいて付き合わせて防水固定し、全体として上下に開口部を有し内部空洞で四面を有した四角柱筒型としたものである。バッテリケース1Bにおいて、筐体2は、先塗装材により構成されている。バッテリケース1Bは、筐体2の側面に側面パネル34を備えており、側面パネル34で覆われた筐体2には、バッテリモジュール14を挿抜可能とする開口部36が設けられている。側面パネル34と開口部36との間には、その縁部に沿ってパッキン20等による防水構造が設けられている。側面パネル34と開口部36は、例えばねじ等により脱着可能に固定されている。側面パネル34を筐体2から取り外すことにより開口部36を通じて、筐体2内に対してバッテリモジュール14を挿抜可能となる。
図9から図14はバッテリケース1Abにおける防水構造を説明するための図である。図10から図12Bは、図9の領域Bにおける防水構造を示す図である。図9及び図10に示すように、天板4は天井部4a及び天井部4aに対して直角をなす側面部4bを備えており、これにより有蓋無底の矩形箱形状を構成している。天井部4aの角部には孔部4cが設けられている。天井部4aの突き合わせ部2a上部付近には、孔部4dが設けられている。図11に示すように、筐体2の上端部に設けられた複数の上部平面部22aは実質的に一つの平面を形成している。筐体2の角部において、隣接する上部平面部22aのつなぎ部を覆うようにして両面防水テープ24が接着配置されている。また、上部平面部22aには導通リベット留め用の孔部22dが設けられている。また、上部平面部22a上には、上部平面部22aに沿うようにして一続きに連続して配置されるパッキン20が設けられている。パッキン20が上部平面部22aと天板4との間に挟まれて接着されることにより防水性を発現している。
また、図12、図12A及び図12Bに示すように、上部平面部22aのつなぎ部に位置して、突起部30を備えるつなぎ金具29が設けられている。天板4が筐体2上に配置される際に、突起部30は天板4の孔部4cに挿入されることにより天板4が固定される。つなぎ金具29は孔部29aを備えている。つなぎ金具29と上部平面部22aは導通リベット31により固定される。つなぎ金具29の孔部29aと上部平面部22aの孔部22dはつなぎ金具29を導通リベット31により固定する際に導通リベット31が挿入される孔である。
図13Aは、図9の領域C、すなわち、筐体2の突き合わせ部2a上端における防水構造を示す図である。筐体2の突き合わせ部2aの上端において、突き合わせ部2aにおける上部平面部22aのつなぎ部を跨ぐようにして両面防水テープ24が接着されて設けられている。両面防水テープ24の上部、及び筐体2の前面部に当接するようにL字形状に形成されたつなぎ金具38が配置される。つなぎ金具38は、上部平面部22aとの間に両面防水テープ24を挟んだ状態で、導通リベット31により固定される。上部平面部22aとつなぎ金具38には、導通リベット31が挿入される孔部が設けられている。つなぎ金具38には、突起部39が設けられている。天板4が筐体2上に配置される際に、突起部39は天板4の孔部4dに挿入されることにより天板4が固定される。なお、防水のための導通リベット31を打つ際に、導通リベット31が引っ張られることにより上部平面部22aとつなぎ金具38に設けられた孔部に対して導通リベット31の径が拡大し、、その拡大した部分が孔部に接触する構造となることにより導通が実現される。このように、導通リベット31により電気伝導性の付与と部材の固定がなされる。
図13Bは、図9の領域D、すなわち、筐体2下部における防水構造を示す図である。筐体2を構成する四面の下部端部のそれぞれにも、下部開口部の内側に折曲げてそれぞれが筐体2を構成する四面それぞれに対して直角をなすように底部平面部22cが設けられている。これは、バッテリケース1Aaで説明した筐体2上部に設けられた上部平面部22aと同様である。領域Dにおいては、底部平面部22cの下側から底板5が当接している。底部平面部22cと底板5とは、間に両面防水テープ24を介在させることにより接着固定されている。両面防水テープ24は切れ目なく連続して底板5の角部形状に沿って配置されている。なお、防水のための導通リベット(図示せず)を打つ際に、導通リベットが引っ張られることにより底部平面部22cと底板5に設けられた孔部に対して導通リベットの径が拡大し、その拡大した部分が孔部(図示せず)に接触する構造となることにより導通が実現される。このように、導通リベットにより電気伝導性の付与と部材の固定がなされる。
図13Cは、図9の領域E、すなわち筐体2の突き合わせ部2a下部における防水構造を示す図である。筐体2の突き合わせ部2aにおいて、底部平面部22cと底板5とは、間に両面防水テープ24を介在させて接着固定されている。
図14は、図9の領域Bにおける防水構造の他の例を示す図である。図14に示すように、上部平面部22aのつなぎ部において、隣接する上部平面部22a間に跨がるようにして両面防水テープ24が貼り付けられる。両面防水テープ24上に重ねるようにつなぎ金具28が設けられる。つなぎ金具28には、両側に隣接する上部平面部22a方向に2つの切欠部28aが設けられている。上部平面部22aに沿うようにしてパッキン20が配置される。パッキン20の端部は、切欠部28aに嵌め込まれて固定される。
更につなぎ金具28上に重ねるようにしてつなぎパッキン26が配置される。つなぎパッキン26は、つなぎ金具28と同様に切欠部26aを備えている。パッキン20が切欠部28a及び切欠部26aに嵌め込まれるように配置されることで、防水効果を向上させることができる。つなぎ金具28は上方向に突出する突起部28bを備えている。つなぎ金具28上を覆うようにしてつなぎパッキン26が配置される。つなぎパッキン26は上方向に突出する突起部28bを備えている。この上から覆い被さるようにして天板4が配置される。この時、突起部28bは天板4に設けられた孔部4cに挿入されることで、天板4の位置決めがなされる。
上記のように構成された突き合わせ部2a、突き合わせ部2a上部及び下部において、別のつなぎ板金を裏側、又は、表面から両面テープで貼り付ける、パッキンで貼り付ける、又は、コーキングで埋める等の加工が必要になる。また、孔部22d、孔部29aにバーリング加工を施す。
次に、図15及び図16を参照してバッテリケース1Cの構成について説明する。バッテリケース1Cは、筐体42、側面パネル44、接地部8、及び接続部10を備えている。筐体42は、その下部において、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを付き合わせ固定して突き合わせ部42bとし、更に突き合わせ部42bに防水加工を施すことにより構成されている。筐体42には横方向に折り目42aが付与され、全体として左右に開口部50を有し内部空洞で四面を有した横置き四角柱筒型となっている。筐体42は、先塗装材により構成されている。
筐体42を構成する四角柱筒型の四面それぞれの左右端部には、筐体42の端部を開口部50の内側方向に折曲げて、それぞれが筐体42を構成する四面に対して直角をなすようにした平面部48が設けられている。平面部48には、ここでは図示しない両面防水テープ、パッキン、コーキング等を用いて防水構造が施される。筐体42は内部空間が左右に開放された開口部50を有しており、この開口部50を閉鎖するようにして側面パネル44が配置されている。側面パネル44はねじなどの接続手段を用いて脱着可能に筐体42に固定されている。図8に示すのと同様に、側面パネル44を筐体42から取り外すことにより、開口部50を通じて筐体42内に対してここでは図示しないバッテリモジュールを挿抜可能となる。
上記に説明したように、実施形態にかかるバッテリケース1Aa、1Ab、1B、及び1Cによれば、以下の効果を奏する。
実施形態によるバッテリケース1Aa、1Ab、及び1Bは、内部空洞の箱形形状をなし、上下に開口部を備える筐体2と、筐体の上部開口部を閉鎖する天板4と、筐体2の下部開口部を閉鎖する底板5と、を備える。筐体は、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを突き合わせ部2aで付き合わせて固定し、全体として上下に開口部を有する四角柱筒型である。
この構成によれば、突き合わせ部2aのみに防水構造を設ければ良く、筐体を一枚板の金属板を折り曲げて作成することができるため、部品点数を少なくすることができ、軽量なバッテリケース1Aa、1Ab、及び、1Bを提供できる。更に、矩形筒型の各コーナー部で、直角に折れ曲がった形状である折り目2cができるため、薄い材料でも機械的強度を向上させることができる。またバッテリケース1Cにおいては、同様にして横方向に折り目42aが形成されるため、同様の効果を得る。
実施形態によるバッテリケースは、筐体2を構成する四面の上下部端部のそれぞれを、上部開口部の内側に折曲げてそれぞれが筐体2を構成する四面に対して直角をなすように設けられた平面部22a、22cを備える。平面部22a、22cに、別のつなぎ板金を裏側、又は、表面から両面テープで貼り付ける、パッキンで貼り付ける、又は、コーキングで埋める等の加工が実施される。パッキン20、又は両面防水テープ24を設けて、平面部22a、22cと、天板及び底板とは、ねじ、導通リベット等の接続手段で接続固定される。天板4の側面部4bは、筐体2の側面部の一部にオーバーラップするように配置される。
この構成によれば、角柱筒型の筐体2の上下端部を内側に折り曲げて実質的に連続した平面部22a、22cを形成できるので、この平面部22a、22cにパッキン20、又は両面防水テープ24を設けることができる。従って、容易に防水構造を構成することができる。また、天板4は有蓋無底の矩形箱形状の蓋形状にして筐体の上部に被せることにより防水構造を実現でき、雨水等を防ぐことができる。従って、筐体の側面部に穴などを設ける必要が無く、防水性に優れ、軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することができる。
実施形態によるバッテリケース1Aa、1Ab、1B、及び1Cにおいて、筐体2、42は、先塗装材により構成されている。筐体2の内部に格納されバッテリモジュール14は、L字形状に折り曲げられた固定具18と、永久接着テープにより筐体2内面に固定された筐体側取付具16とを接続させることにより固定される。筐体2と天板4及び底板5が、固定具18と筐体側取付具16により、ねじ、導通リベット等の接続手段により接続固定されている。接続手段を固定するための孔部4c、22dにバーリング加工がなされている。
この構成によれば、先塗装材を使用することで、大幅なコストダウンが図ることができる。また、先塗装材にねじ穴を開けたり、溶接を行ったりすると、その部分で溶接、塗装、防水等が改めて必要になるため大幅コストアップになるが、筐体側取付具16を永久接着テープにより筐体2内面に固定しているため、これを回避することが可能となる。また、バーリング加工により先塗装材であっても電気的接続を可能にする。
実施形態によるバッテリケース1Aaは、筐体2に隣接して電線管等を覆う電線管カバー6を配置し、天板4は筐体2と電線管カバー6とを含めてこれらの上部を覆っている。この構成によれば、筒の側面部に穴を開けてもその上にかぶせる電線管カバー6の面で、防水構造を作ることができることから、防水性に優れ、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することが可能となる。
実施形態によるバッテリケース1B、1Cは、筐体2、42の側面に、バッテリモジュール14を挿入可能な開口部36、50が設けられている。この構成によれば、修理などの際にバッテリモジュール14を交換する場合、天板4等を取り外すことなくバッテリモジュール14を容易に挿抜可能となるため、繁雑な作業を回避することができる。
このように、本発明によれば、防水性に優れ、かつ、より軽量で、製造コストが低減されたバッテリケースを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1Aa、1Ab、1B、1C バッテリケース
2、42 筐体
2a、42b 突き合わせ部
2b、4b 側面部
2c、42a 折り目
4 天板
4a 天井部
4c、4d、22d、29a 孔部
5 底板
6 電線管カバー
7 電線管
8 接地部
10 接続部
14 バッテリモジュール
16 筐体側取付具
18 固定具
19 接続具
20 パッキン
18a、22a、22b、22c、48 平面部
24 両面防水テープ
26 つなぎパッキン
26a、28a 切欠部
28、29、38 つなぎ金具
28b、30、39 突起部
31 導通リベット
32 中間金具
34、44 側面パネル
36、50 開口部

Claims (8)

  1. 内部空洞の箱形形状をなして、上部に上部開口部を有し、下部に下部開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記上部開口部を閉鎖する天板と、
    前記筐体の前記下部開口部を閉鎖する底板と、を備え、
    前記筐体は、一枚の長方形板状部材の平行する一方の辺と他方の辺とを付き合わせて固定し、隣接する面のなす角が略直角の四角柱筒型であり、
    前記筐体は、
    前記筐体を構成する四面の上部端部のそれぞれを、前記上部開口部の内側に折曲げて、それぞれが前記筐体を構成する四面に対して直角をなすように設けられた上部平面部と、
    前記筐体を構成する四面の下部端部のそれぞれを、前記下部開口部の内側に折曲げて、それぞれが前記筐体を構成する四面に対して直角をなすように設けられた底部平面部と、を備えるバッテリケース。
  2. 前記天板は有蓋無底の矩形箱形状を有し、
    前記筐体と前記天板は、前記上部平面部にパッキン、又は接着テープを介して当接し、第1の接続手段により固定されており、
    前記筐体と前記底板は、前記底部平面部にパッキン、又は接着テープを介して当接し、第2の接続手段により固定されており、
    前記天板の側面部は、前記筐体の側面部の一部がオーバーラップするように配置されている請求項に記載のバッテリケース。
  3. 前記筐体は、金属板により構成されている請求項1又は2に記載のバッテリケース。
  4. 前記筐体の内部に格納されるバッテリモジュールは、L字形状に折り曲げられた固定具と、前記筐体内面に永久接着テープにより固定された筐体側取付具とを固定させることにより設置される請求項1からのいずれか一項に記載のバッテリケース。
  5. 前記筐体と前記天板が、前記上部平面部において、前記第1の接続手段により固定され、前記第1の接続手段を固定するための孔部にバーリング加工がなされており、
    前記筐体と前記底板が、前記底部平面部において、前記第2の接続手段により固定され、前記第2の接続手段を固定するための孔部にバーリング加工がなされている請求項に記載のバッテリケース。
  6. 前記筐体と前記天板が、前記上部平面部において、前記第1の接続手段により固定され、
    前記筐体と前記底板が、前記底部平面部において、前記第2の接続手段により固定され、
    前記第1及び第2の接続手段の少なくともいずれかが導通リベットである請求項に記載のバッテリケース。
  7. 前記筐体に隣接して電線管等を覆う電線管カバーを配置し、前記天板は前記筐体と前記電線管カバーとを含めてこれらの上部を覆う請求項1からのいずれか一項に記載のバッテリケース。
  8. 前記筐体の側面に、前記上部開口部及び前記下部開口部とは異なる、バッテリモジュールを挿抜可能な別の開口部が設けられた請求項1からのいずれか一項に記載のバッテリケース。
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