JP6344604B2 - 固定部材 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に固定部材、より詳細には電気装置の筐体を固定する固定部材に関する。
近年、太陽光発電システムの普及や非常時の電力確保を目的として、筐体内に蓄電池を収納する蓄電装置が普及している。この種の蓄電装置の筐体は、固定部材を用いて床に置かれた状態で壁に固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−196857号公報
しかし、従来の蓄電装置は、主に戸建住宅の1階に設置されることを想定している。そのため、固定部材による筐体固定の耐震性が、集合住宅、ビル等の中間階、上層階に設置するための耐震基準を満たしていなかった。
また、固定部材は、筐体を壁に固定する壁付けにのみ対応しており、筐体を壁ではなく床に固定する床付けには対応していなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、電気装置の筐体固定の耐震性を向上させ、さらに壁付けと床付けとの両方に対応することができる固定部材を提供することにある。
本発明の固定部材は、床と対向する底面を有し、電気装置の筐体が載せられ、前記床と固定可能に構成される底部と、前記底部に立てられる立部とを備え、前記立部は、前記底部に載せられた前記筐体の背面と対向し前記筐体が固定される筐体固定面が前面に設けられ、前記筐体固定面から前後方向に離れて形成され壁と固定可能に構成される壁固定面が後面に設けられ、前記筐体固定面と前記壁固定面とは連結していることを特徴とする。
本発明では、電気装置の筐体固定の耐震性を向上させ、さらに壁付けと床付けとの両方に対応することができるという効果がある。
Aは、実施形態における固定部材の正面図である。Bは、実施形態における固定部材の側面図である。Cは、実施形態における固定部材の上面図である。 Aは、実施形態における筐体が取り付けられた状態の固定部材の正面図である。Bは、実施形態における筐体が取り付けられた状態の固定部材の側面図である。Cは、実施形態における筐体が取り付けられた状態の固定部材の上面図である。 実施形態における固定部材の背面図である。 実施形態における固定部材の下面図である。 実施形態における固定部材の斜視図である。 実施形態における固定部材の斜視図である。 実施形態における筐体が取り付けられた状態の固定部材の斜視図である。 実施形態における支持部の分解斜視図である。 実施形態におけるカバーを外した筐体が取り付けられた状態の固定部材の正面図である。 実施形態におけるカバーを外した筐体が取り付けられた状態の固定部材の一部を拡大した斜視図である。 実施形態における固定部材を壁に固定した場合の側面図である。 実施形態における固定部材を床に固定した場合の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1A〜図1Cに、本実施形態の固定部材1の外観を示し、図2A〜図2Cに、電気装置の筐体20が取り付けられた状態の固定部材1の外観を示す。本実施形態は、電気装置の筐体20を壁または床に固定する固定部材1である。また、本実施形態では、電気装置は、直方体形状の筐体20に蓄電池を収納する蓄電装置2で構成されている場合を例として説明する。なお、電気装置は、蓄電装置2以外で構成されていてもよい。
まず、本実施形態の固定部材1の構成について、図1A〜図1C、図2A〜図2C、および図3〜図7を用いて説明する。なお、図1Aにおける上下左右を、本実施形態の説明で用いる上下左右の各方向と規定し、図1Bにおける左右を、本実施形態の説明で用いる前後の各方向と規定する。
本実施形態の固定部材1は、筐体20が載せられる底部3と、底部3に立てられ、筐体20が固定される立部4とを備える。
底部3は、金属製の板材で構成されており、板材の複数個所を略90度曲げ加工されることによって、底板31と一対の側板32とを形成している(図5参照)。
底板31は、上下方向を厚み方向とする矩形板状に形成されており、床と対向する底面311(下面)を有する(図4参照)。そして、底板31の上面には、左右方向を幅方向、上下方向を高さ方向、前後方向を奥行方向とする直方体形状に形成された筐体20が載せられる(図2A〜図2C、図7参照)。また、底板31の四隅それぞれには、固定部材1を床に固定するために用いる孔312が形成されている(図4参照)。例えばネジやアンカーボルトなどの固定具が、各孔312を通って床に固定されることで、固定部材1を床に固定することができる。
一対の側板32は、底板31の左端における後端側から上に向かって形成され、左右方向を厚み方向とする左側板33と、底板31の右端における後端側から上に向かって形成され、左右方向を厚み方向とする右側板34とで構成されている。左側板33および右側板34それぞれは、上下方向に沿って形成された後端部321と、下端と略平行に形成された上端部322と、上端部322の前端から前に向かうにつれて徐々に底板31に近づく傾斜部323とを有する台形形状に形成されている。
また、左側板33の上端部322から右に向かって、上下方向を厚み方向とする第1結合片331が形成され、右側板34の上端部322から左に向かって、上下方向を厚み方向とする第2結合片341が形成されている(図3参照)。この第1結合片331および第2結合片341は、後述する立部4との結合を高めるために用いられる。
また、一対の側板32(左側板33および右側板34)は、リブとしての機能も有しており、底部3の強度を向上させている。
そして、底部3の底板31の上面における後端側に、底板31に載せられた筐体20を固定する立部4が立てられている。
立部4は、金属製の板材で構成されており、板材の複数個所を略90度曲げ加工されることによって形成される板状の複数の片により、前後左右上下の各面を形成している。
立部4の左面を構成する左片41、および右面を構成する右片42それぞれは、上下方向を長手方向とし、左右方向を厚み方向とする矩形板状に形成されている。左片41と右片42とが左右方向に対向するように、左片41は、底板31の左端における後端側から上に向かって形成され、右片42は、底板31の右端における後端側から上に向かって形成されている。したがって、左片41の左面と、左側板33の右面とが左右方向に対向し、右片42の右面と、右側板34の左面とが左右方向に対向する。また、左片41は、後端から前に向かって切り欠かれた第1切欠き部411が形成されており、この第1切欠き部411に左側板33に形成された第1結合片331が通される。また、右片42は、後端から前に向かって開口した第2切欠き部421が形成されており、この第2切欠き部421に右側板34に形成された右結合片が通される。すなわち、第1切欠き部411に第1結合片331が嵌め込まれ、第2切欠き部421に第2結合片341が嵌め込まれることで、底部3と立部4とが結合される。
また、右片42における上端側には、蓄電装置2の配線を通すために用いられる円形の孔422が上下方向に並んで2つ形成されており、孔422には、配線を保護するグルメット423が設けられている。
次に、左片41の下端から右に向かって、上下方向を厚み方向とする矩形板状の第1下片431が形成され、右片42の下端から左に向かって、上下方向を厚み方向とする矩形板状の第2下片432が形成されている。この第1下片431および第2下片432それぞれは、立部4の下面を構成しており、底板31の上面と対向し、例えば溶接などによって底板31と固定される。また、第1下片431および第2下片432それぞれは、底板31に形成された孔312と対向する孔433が形成されている(図6参照)。固定部材1を床に固定する場合、孔312および孔433を通して、例えばネジやアンカーボルトなどの固定具が床に固定される。
次に、左片41の前端から右に向かって、前後方向を厚み方向とする矩形板状の第1前片441が形成され、右片42の前端から左に向かって、前後方向を厚み方向とする矩形板状の第2前片442が形成されている。第1前片441および第2前片442それぞれは、立部4の前面を構成しており、第1前片441と第2前片442とが左右方向に離れるように形成されている。すなわち、立部4の前面には、第1前片441と第2前片442との間に開口443が形成されている。
また、第1前片441における右上の隅、および第2前片442における左上の隅には、孔444が形成されている。この孔444は、筐体20と固定部材1との固定に用いられるネジが通される。そして、筐体20の背面が、第1前片441および第2前片442の前面と接触した状態で、筐体20が固定部材1に固定される。すなわち、第1前片441および第2前片442それぞれの前面は、筐体20の背面と対向し、筐体20が固定される筐体固定面440として機能する。なお、筐体20と固定部材1との固定については後述する。
ここで、上述した左片41と第1前片441と第1下片431とで、底部3の底板31に立てられる第1柱部451を構成し、上述した右片42と第2前片442と第2下片432とで、底部3の底板31に立てられる第2柱部452を構成している。すなわち、第1柱部451と第2柱部452とで構成される一対の柱部45は、底部3の底板31において左右方向に並んで立てられ、筐体20が固定される筐体固定面440を有する。
次、左片41の後端と右片42の後端とを接続するように、左右方向を長手方向とし、前後方向を厚み方向とする矩形板状の第1後片461および第2後片462が形成されている。この第1後片461および第2後片462それぞれは、立部4の後面を構成している。第1後片461は、左片41の後端における上端側と、右片42の後端における上端側とを連続するように形成されている。第2後片462は、左片41の後端における上下方向の中央部と、右片42の後端における上下方向の中央部とを連続するように形成されている。また、第1後片461と第2後片462とは、上下方向に離れている。したがって、立部4の後面には、第1後片461と第2後片462と左片41と右片42とで囲まれた矩形状の開口463と、第2後片462と底板31と左片41と右片42とで囲まれた矩形状の開口464とが形成されている。
また、第1後片461には、左右方向に並んだ2つの孔465が形成され、第2後片462には、左右方向に並んだ2つの孔466が形成されている。この孔465および孔466それぞれは、固定部材1を壁に固定するために用いられる。例えばネジやアンカーボルトなどの固定具が、孔465および孔466それぞれを通って壁に固定されることで、固定部材1を壁に固定することができる。したがって、第1後片461および第2後片462それぞれの後面は、壁と接触した状態で固定可能に構成される壁固定面460として機能する。また、第1後片461と第2後片462とで、一対の柱部45(第1柱部451および第2柱部452)同士を連結し、壁固定面460を有する連結部46を構成している。
また、第1後片461は、前面から前に突出した円柱状のボス467が形成されている(図10参照)。ボス467は、前端から後に向かってネジ孔(図示なし)が形成されており、ネジ468が取り付けられる。このボス467に、蓄電装置2のアース線がネジ468を用いて取り付けられることで、蓄電装置2を接地することができる。また、第2後片462は、上端および下端それぞれから前に向かって形成された一対の鍔片469を備えている。この一対の鍔片469により、第2後片462の強度が向上する。
次に、第1後片461の上端から前に向かって、左右方向を長手方向とし、上下方向を厚みとする矩形板状の上片47が形成されている。この上片47は、立部4の上面を構成しており、左端が左片41の上端と重なり、右端が右片42の上端と重なり、前端が第1前片441および第2前片442の上端と重なるように形成されている。
このように、立部4は、底部3に載せられた筐体20の背面と対向し筐体20が固定される筐体固定面440が前面に設けられ、壁と固定可能に構成される壁固定面460が後面に設けられている。そして、立部4は、筐体固定面440を構成する第1前片441および第2前片442と、壁固定面460を構成する第1後片461および第2後片462とが前後方向に離れて形成されており、さらに前面には開口443が形成されている。すなわち、立部4は、後側を底とする凹部40が前面に形成されており、第1前片441および第2前片442と、第1後片461および第2後片462との間に前後方向の隙間が形成されている。
また、底部3には、筐体20を立部4とで前後方向に挟む支持部5が設けられている。図8に、支持部5の分解斜視図を示す。支持部5は、底板31の上面に固定されるベース部材51と、このベース部材51に取り付けられ筐体20を前から支持する押さえ部材52とで構成されている。ベース部材51は、曲げ加工された金属板で構成されており、上下方向を厚み方向とする矩形板状の保持片511が底板31から上下方向に離れるように形成され、例えば溶接などによって底板31の前端側に固定されている。押さえ部材52は、L字状に形成された金属板で構成されている。押さえ部材52は、上下方向を厚み方向としベース部材51の保持片511と上下方向に対向する矩形板状の固定片521と、固定片521の後端から上に向かって形成され前後方向を厚み方向とする矩形板状の挟持片522とで構成されている。また、ベース部材51の保持片511には、左右方向に並んだ一対の孔512が形成され、押さえ部材52の固定片521には、孔512と対向するように左右方向に並んだ一対の孔523が形成されている。そして、ネジ53が、孔512および孔523それぞれを通って保持片511の下側に設けられたナット54(図1A参照)に取り付けられることで、ベース部材51と押さえ部材52とが固定される。また、押さえ部材52の固定片521に形成された孔523は、前後方向を長手方向する楕円形状に形成されており、前後方向におけるベース部材51に対する押さえ部材52の位置を、孔523の前後方向の寸法内で調整することができる。
次に、筐体20と固定部材1との固定について説明する。
筐体20は、壁または床に固定された状態の固定部材1に取り付けられる。図9に示すように、筐体20は、前面のカバー21が外された状態で、筐体20の背板22が立部4の前面(筐体固定面440)と接触するように底板31に載せられる。なお、筐体20には、蓄電池201、開閉器202などの複数の構成部材が収納されている。
筐体20内の上端側において背板22が前方に露出しており、ネジ23を用いて背板22を固定部材1の立部4に固定することで、筐体20と固定部材1とが固定される。なお、筐体20の背板22は、筐体20の背面を構成する部材であり、本実施形態では、複数部材が組み合わされることで背板22が構成されている。
図10に、筐体20と固定部材1との固定箇所の拡大図を示す。筐体20の背板22には、立部4の第1前片441および第2前片442に形成された孔444それぞれと前後方向に対向する位置に、孔24が形成されている。この孔24は、ネジ23および孔444よりも径が大きく形成されている。そこで、本実施形態では、矩形板状の座金25を用いて筐体20と固定部材1とをネジ止めする。なお、図10では、ネジ23と座金25とが外された状態を示している。座金25は、前後方向を厚み方向とする矩形板状の底片251と、底片251の側端(本実施形態では、上端および下端)から前に向かって矩形板状に形成され互いに対向する一対の側片252とで構成されており、底片251に孔253が形成されている。また、背板22には、上下方向に沿った溝221が形成されており、この溝221の底部に孔24が形成されている。座金25は、溝221に嵌め込まれることで、位置決めされる。そして、ネジ23が、座金25に形成された孔253と、筐体20の背板22に形成された孔24と、固定部材1に形成された孔444とを通って、第2前片442の後面に溶接されたナット(図示なし)に取り付けられる。これにより、筐体20と固定部材1とが固定される。また、座金25は、底片251の側端から前に向かって形成された側片252を備えているので、座金25が筐体20内の隙間等に入り込むことを防止することができる。なお、上記では、図10を用いて、立部4の第2前片442と筐体20との固定について説明したが、立部4の第1前片441と筐体20との固定についても同様である。
このように、筐体20の背面と、立部4の第1前片441および第2前片442の前面(筐体固定面440)とが面接触した状態で、筐体20が固定部材1に固定される。
また、筐体20の背板22には、矩形状の開口26が形成されている。この開口26は、左右方向において立部4の第1前片441と第2前片442との間に形成されており、蓄電装置2の配線を、開口26を介して立部4の凹部40内に引き回すことができる。さらに、立部4の右片42には、グルメット423が設けられており、このグルメット423を介して立部4の外側にも配線を引き回すこともできる。また、立部4の第1後片461の前面において、開口26と前後方向と対向する位置にボス467が設けられているので、蓄電装置2のアース線をボス467と容易に接続し接地することができる。
そして、筐体20と固定部材1とを一対のネジ23を用いて固定した後、筐体20のカバー21が筐体20の前面に取り付けられ、支持部5の挟持片522が筐体20の前面(カバー21)と接触するように、押さえ部材52が前後方向に位置調整される。
上述したように、壁または床に固定された固定部材1に筐体20が固定されることで、蓄電装置2を壁付けまたは床付けすることができる。なお、蓄電装置2を壁付けする場合、図11に示すように、固定部材1は、立部4の第1後片461および第2後片462の後面が壁71と面接触した状態で、ネジやアンカーボルトなどの固定具61が孔465および孔466を通って壁71に固定される。本実施形態では、孔465および孔466のサイズはΦ10に設定され、固定具61のサイズは、M8に設定されており、固定部材1と壁71との固定強度を十分確保することができる。また、蓄電装置2を床付けする場合、図12に示すように、固定部材1は、底部3の底板31が床72と面接触した状態で、ネジやアンカーボルトなどの固定具62が孔312および孔433を通って床72に固定される。本実施形態では、孔312および孔433のサイズはΦ10に設定され、固定具62のサイズはM8に設定されており、固定部材1と床72との固定強度を十分確保することができる。なお、上記サイズは一例であり、これに限定する趣旨ではない。
このように、本実施形態の固定部材1は、床72と対向する底面311を有し、蓄電装置2(電気装置)の筐体20が載せられ、床72と固定可能に構成される底部3と、底部3に立てられる立部4とを備える。立部4は、底部3に載せられた筐体20の背面と対向し筐体20が固定される筐体固定面440が前面に設けられ、筐体固定面440から前後方向に離れて形成され壁71と固定可能に構成される壁固定面460が後面に設けられる。
すなわち、本実施形態の固定部材1は、底部3に筐体20が載せられ、さらに立部4の前面に設けられた筐体固定面440が筐体20の背面と面接触した状態で筐体20が取り付けられる。固定部材1は、筐体20と面接触した状態で筐体20が固定されることにより、筐体20と固定部材1との固定強度、特に前後方向の固定強度を向上させることができる。
さらに、本実施形態の固定部材1は、床72と固定可能に構成される底部3と、壁71と固定可能に構成される立部4とを備えるので、筐体20の床付けと壁付けとの両方に対応することができる。また、固定部材1を壁71に固定する場合、固定部材1は、固定部材1の後面に設けられた壁固定面460が壁71と面接触した状態で壁71に固定されるので、固定部材1と壁71との固定強度、特に前後方向の固定強度を向上させることができる。また、固定部材1を床72に固定する場合、固定部材1は、固定部材1の下面に設けられた底面311が床72と面接触した状態で床72に固定されるので、固定部材1と床72との固定強度を向上させることができる。また、本実施形態の固定部材1を用いることによって、筐体20が背板22に固定用の孔24(孔253)が形成されている場合であっても、筐体20の床付けと壁付けとの両方に対応することができる。
さらにまた、筐体固定面440を構成する第1前片441および第2前片442と、壁固定面460を構成する第1後片461および第2後片462とが前後方向に離れて形成されている。したがって、筐体20を固定部材1に固定するネジ23が壁71と干渉することを防止することができ、壁固定面460を壁71と面接触させることができる。
そして、固定部材1を壁71に固定する場合、固定具61を用いて固定部材1と壁71とを4箇所で固定し、固定部材1を床72に固定する場合、固定具62を用いて固定部材1と床72とを4箇所で固定している。
上記構成により、本実施形態の固定部材1は、固定部材1と蓄電装置2の筐体20との固定強度、および固定部材1と壁71または床72との固定強度を確保することができる。すなわち、本実施形態の固定部材1は、蓄電装置2の筐体固定の耐震性を向上させ、蓄電装置2を集合住宅、ビル等の中間階、上層階に設置するための耐震基準を満たすことが可能となる。
また、本実施形態の固定部材1の立部4は、前面に形成された凹部40を備えるように構成される。これにより、立部4の前面を構成する第1前片441および第2前片442と、後面を構成する第1後片461および第2後片462との間に前後方向の隙間が形成される。この隙間を用いて立部4の内部に蓄電装置2の配線を引き回すことができ、配線が露出することを防止することができる。さらに、本実施形態の固定部材1は、立部4の右片42にグルメット423が設けられており、グルメット423を介して立部4の外側にも配線を引き回すことができる。
また、本実施形態の固定部材1の立部4は、底部3に並んで立てられ筐体固定面440を有する一対の柱部45と、一対の柱部45同士を連結し壁固定面460を有する連結部46とを有する。これにより、一対の柱部45それぞれが、筐体20の背面と面接触する筐体固定面440を有するので、筐体20と固定部材1との固定強度を確保することができる。さらに、一対の柱部45の間に空間が形成されるので、立部4を構成する材料を低減することができ、コスト削減と軽量化とを実現することができる。さらに、本実施形態では、立部4の後面に開口463および開口464が形成されており、固定部材1のさらなるコスト削減と軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の固定部材1の立部4は、曲げ加工された板材で形成される。これにより、立部4を、複数部材を組み合わせて構成する場合に比べて強度を向上させることができる。
また、本実施形態の固定部材1は、底部3に載せられた筐体20を、筐体固定面440とで前後方向に挟む支持部5が底部3に設けられる。この支持部5によって、筐体20の前側から支えることができるので、前後方向に対する筐体20と固定部材1との固定強度を向上させることができる。さらに、支持部5は、固定面との間隔が調整可能に構成される。本実施形態では、支持部5の押さえ部材52に、前後方向を長手方向とする楕円形状の孔523が形成されている。これにより、底板31に固定されたベース部材51に対する押さえ部材52の前後方向の位置を調整することができ、押さえ部材52の挟持片522と筐体20の前面とを確実に接触させることができる。したがって、前後方向に対する筐体20と固定部材1との固定強度をより向上させることができる。
また、本実施形態の固定部材1は、底部3に載せられた筐体20の両側面と対向する一対の側板32が底部3に設けられる。この一対の側板32により、左右方向における筐体20の位置決めを行うことができる。また、一対の側板32と筐体20の両側面とが接触する、または一対の側板32と筐体20との隙間がわずかとなるように固定部材1の寸法を設計することが望ましい。これにより、一対の側板32により、左右方向に対する筐体20と固定部材1との固定強度を向上させることができる。
さらに、一対の側板32は、底部3と立部4とを連結するように構成される。本実施形態では、立部4の左片41に形成された第1切欠き部411に、底部3の左側板33に形成された第1結合片331が嵌め込まれ、立部4の右片42に形成された第2切欠き部421に、底部3の右側板34に形成された第2結合片341が嵌め込まれる。これにより、底部3と立部4との固定強度が向上し、固定部材1をより強固に構成することができる。
また、電気装置は、蓄電装置2で構成されている。したがって、本実施形態の固定部材1を用いることによって、蓄電装置2を中間階、上層階に設置するための耐震基準を満たし設置することができる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
1 固定部材
2 蓄電装置
20 筐体
3 底部
4 立部
440 筐体固定面
460 壁固定面
71 壁
72 床

Claims (9)

  1. 床と対向する底面を有し、電気装置の筐体が載せられ、前記床と固定可能に構成される底部と、
    前記底部に立てられる立部とを備え、
    前記立部は、前記底部に載せられた前記筐体の背面と対向し前記筐体が固定される筐体固定面が前面に設けられ、前記筐体固定面から前後方向に離れて形成され壁と固定可能に構成される壁固定面が後面に設けられ
    前記筐体固定面と前記壁固定面とは連結している
    ことを特徴とする固定部材。
  2. 前記立部は、前記前面に形成された凹部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の固定部材。
  3. 前記立部は、前記底部に並んで立てられ前記筐体固定面を有する一対の柱部と、前記一対の柱部同士を連結し前記壁固定面を有する連結部とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の固定部材。
  4. 前記立部は、曲げ加工された板材で形成される
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の固定部材。
  5. 前記底部に載せられた前記筐体を、前記筐体固定面とで前後方向に挟む支持部が前記底部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固定部材。
  6. 前記支持部は、前記筐体固定面との間隔が調整可能に構成される
    ことを特徴とする請求項5記載の固定部材。
  7. 前記底部に載せられた前記筐体の両側面と対向する一対の側板が前記底部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の固定部材。
  8. 前記一対の側板は、前記底部と前記立部とを連結する
    ことを特徴とする請求項7記載の固定部材。
  9. 前記電気装置は、蓄電装置である
    ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項に記載の固定部材。
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