JP2001015090A

JP2001015090A - 蓄電池収納装置

Info

Publication number: JP2001015090A
Application number: JP11183256A
Authority: JP
Inventors: Yasuki Oide; 康樹大出
Original assignee: Furukawa Battery Co Ltd
Current assignee: Furukawa Battery Co Ltd
Priority date: 1999-06-29
Filing date: 1999-06-29
Publication date: 2001-01-19

Abstract

(57)【要約】【課題】蓄電池を使用可能な状態で収納できるととも
に、その交換作業などを行い易く、かつ、単純な構造で
軽量に作られている蓄電池収納装置を提供する。【解決手段】蓄電池収納装置１は、蓄電池２を複数収納
可能な蓄電池収納箱３と、蓄電池収納箱３を複数収納可
能なＬ字形の鋼材で骨組された収納箱格納体４とから構
成される。格納体４を設置場所に直接固定して据え付け
る。複数個の蓄電池２を、その接続端子２ａを有してい
る端子取り付け面２ｂを正面に配置して、収納箱３にそ
の正面側の箱開口部５から挿入して収納する。取り付け
面２ｂを、その正面側から蓄電池固定用のプレート７で
押さえ付けて、蓄電池２を収納箱３に固定する。その収
納箱３を、収納箱格納体４が有する棚１９上にその正面
側の正面開口部１５から挿入して載置する。収納箱３の
第２フランジ部９を正面側から格納体４の正面開口部１
５の開口縁部に固定して、この装置１を組立てる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数の蓄
電池を使用可能な状態でまとめて収納して設置する蓄電
池収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数の蓄電池を使用可能な状態でまとめ
て収納して設置する蓄電池収納装置として、例えば、実
開平７−８９４９号公報の考案が提案されている。この
蓄電池収納装置においては、複数の蓄電池を、それぞれ
の端子取り付け面を上向きにして、上部が開口された底
浅の複数の蓄電池収納箱に載せている。箱状に組まれた
箱本体の内部には、この箱本体の左右両側壁にわたる棚
が複数段設置されている。これらの棚の上には前後方向
に延びる２本一組のレール状の支持具が３対ずつ敷かれ
ている。これら各組の支持具のそれぞれには、複数の蓄
電池収納箱がそれぞれを固定用のねじを用いて固定さ
れ、この収納箱内には複数の蓄電池が前述のように上向
きに収納されている。

【０００３】この実開平７−８９４９号公報の考案の蓄
電池収納装置においては、蓄電池収納箱内の蓄電池を保
守、点検、あるいは交換などのメンテナンス作業の度
に、蓄電池収納箱を固定しているねじを外して、他の蓄
電池ごと蓄電池収納箱を引出さなければならない。ま
た、蓄電池収納箱は支持具にねじ止めされているが、蓄
電池は蓄電池収納箱に載せられているだけで固定されて
いないとともに、蓄電池収納箱は底の浅いトレー状であ
るため、地震などによって、蓄電池収納装置に外力や振
動が加わった場合に、蓄電池が倒れたり、蓄電池収納箱
から蓄電池が飛び出すおそれがある。さらに、前述のよ
うに、トレー状の蓄電池収納箱の強度不足を補うため
に、箱本体の内部に棚を設けて、その上に支持具を溶接
などにより固定して、この支持具に複数個の蓄電池を載
せる蓄電池収納箱を取り付けているため、蓄電池収納装
置の構造が複雑である。

【０００４】前述したような問題を解決する蓄電池収納
装置として、例えば、図６〜図８に示す蓄電池収納装置
１０１が提案されている。この蓄電池収納装置１０１
は、前面が開口されている鋼板製の箱部１０２、この箱
部１０２の前面開口部分を囲むように取り付けられてい
る複数の鋼材製縁部材１０３ａ，１０３ｂとから構成さ
れる蓄電池収納箱１０４、およびこの蓄電池収納箱１０
４を床などに固定して据え付けるためのＨ形鋼からなる
１対のベース用部材１０５から構成されている。

【０００５】蓄電池１０６は以下のように蓄電池収納箱
１０４に収納される。蓄電池１０６の端子１０７が設け
られている端子取り付け面１０８を正面側に向けて、蓄
電池収納箱１０４の前面開口部分から、所定数の蓄電池
１０６を挿入して収納する。縁部材１０３ａにその正面
側から複数枚のプレート１０９を固定することにより、
これらのプレート１０９で蓄電池１０６の端子取り付け
面１０８の二隅、ないしは四隅を押さえて、各蓄電池１
０６を前方へ抜けないように蓄電池収納箱１０４に固定
する。以後、所望する数に達するまで、前述と同様の作
業を繰り返して、各蓄電池収納箱１０４に蓄電池１０６
をそれぞれ収納する。

【０００６】前述の作業により、組立てられた蓄電池収
納箱１０４と蓄電池１０６とからなる１つの蓄電池ユニ
ット１１０だけでは電力が足りないときは、図７に示す
ように、複数の蓄電池ユニット１１０を厚み方向に積み
上げて設置する。このとき、蓄電池ユニット１１０同士
は、箱部１０２から左右方向に突出している縁部材１０
３ａの端部同士を、図示しないボルトおよびナットなど
を用いて連結する。また、１つないしは複数の蓄電池ユ
ニット１１０は、一対のベース用部材１０５上に載置さ
れるとともに、このベース用部材１０５を縁部材１０３
ａの端部に図示しないボルトおよびナットを用いて連結
することによって、据え付けられる。ベース用部材１０
５は、設置箇所の床と接触する部分の四隅に設けられて
いるアンカーボルト打ち込み部１１３に、図示しないア
ンカーボルトを打ち込んで床に固定される。このように
して、図７に示される組電池１１１が組立てられる。

【０００７】そして、１つの組電池１１１だけでは電力
が足りないときは、図８に示すように、組電池１１１同
士を、左右に並べるとともに、さらに電力不足に対応す
るには互いの組電池１１１同士を、それらの背面（後
面）側が互いに対向するように並べて据え付ける。

【０００８】以上説明した蓄電池収納装置１０１によれ
ば、収納された蓄電池１０６の端子取り付け面１０８が
前面に向けて露出しているため、蓄電池収納箱１０４か
ら蓄電池１０６を引き出すことなく蓄電池１０６の保守
および点検などの作業ができる。また、蓄電池１０６は
蓄電池収納箱１０４に固定されているため、地震などに
伴ない大きな外力が加わっても、蓄電池収納箱１０４か
ら蓄電池１０６が飛び出すおそれが少ない。さらに、蓄
電池収納箱１０４は、鋼板により、奥行きの深い箱形に
形成されており、また、縁部材１０３ａ，１０３ｂ自体
が、実開平７−８９４９号公報に提案されている考案の
蓄電池収納装置が有している箱本体、棚、および支持具
の３つを兼ねているため、蓄電池収納装置１０１を構成
する部品の数が少なく、蓄電池収納装置１０１の構造が
簡単である。

【０００９】しかし、この蓄電池収納装置１０１では、
組電池１１１に組立てた場合において、その最下段に位
置する蓄電池ユニット１１０の蓄電池収納箱１０４が、
その上段に設置されたすべての蓄電池ユニット１１０の
重量を足し合わせた重量によって押し潰されないだけの
強度を有している必要がある。そのためには、蓄電池収
納箱１０４の箱部１０２の厚みを大きくし、かつ、縁部
材１０３ａ，１０３ｂに用いる鋼材もその骨格が太く高
強度のものを用いなければならない。したがって、蓄電
池収納箱１０４の重量が重くなるので、蓄電池収納装置
１０１の据付工事を行なう際の蓄電池収納箱１０４の運
搬や、積み上げなどの作業を、人手で行なうには負担が
大きい。

【００１０】しかも、組電池１１１は、これを高さ方向
に貫通して固定する部材を有していないため、組電池１
１１として地震などに対する十分な強度を備えるために
は、複数の蓄電池収納箱１０４の縁部１０３ａ同士を、
強度の高いボルトおよびナットを用いて、高いトルクで
締め付けて連結する必要がある。同様に、この組電池１
１１の最下部においては、蓄電池収納箱１０４の縁部材
１０３ａとベース用部材１０５もまた、強度の高いボル
トおよびナットを用いて、高いトルクで締め付けて連結
する必要がある。しかし、このような高トルクの締め付
け作業は、大型のトルクレンチを用いて行なうため、広
い作業空間を必要とする。ちなみに、図８に示すよう
に、組電池１１１を左右に並べたり、前後方向に並べた
りして据え付ける場合、隣接する組電池１１１同士の間
隔は、６００ｍｍ以上の作業空間を設ける必要があり、
この間隔よりも狭い空間とした場合には、例えば、壁面
に組電池１１１の背面を密着させる配置での据え付けに
おいても、蓄電池収納箱１０４同士の連結作業が行ない
難くなり、連結不可能、ひいては据え付け不可能となる
おそれがある。よって、組電池１１１を据え付ける場所
の付近の空間を、効率よく利用し難い。

【００１１】さらに、この組電池１１１は、ベース用部
材１０５によって、その幅方向の両側部分において、そ
の奥行き方向に沿って支持されているだけで、それ以外
の部分は支持されていないので、床などへの据え付け強
度はベース用部材１０５にのみ依存しており、組電池１
１１の耐震性などを向上するための据え付け強度を十分
に確保し難かった。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第１の課題は、複数の蓄電池のメンテナンス作業が
容易で、しかも、組立てが容易で、省スペースで設置可
能であるとともに、設置上の取り扱いが簡単な蓄電池収
納装置を得ることにある。

【００１３】また、本発明が解決しようとする第２の課
題は、前記第1の課題を解決できるとともに、耐震性に
優れる蓄電池収納装置を得ることにある。

【００１４】

【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項１の発明に係る蓄電池収納装置は、正
面の蓄電池収納用の箱開口部から外向きに張り出す上下
左右の固定用フランジ部を有し、かつ、前記箱開口部を
通して内部に複数の蓄電池を収納する蓄電池収納箱と、
正面側に収納箱格納用の正面開口部を有して形成されて
いるとともに、複数の棚を上下方向に間隔的に複数有
し、これらの棚上に前記蓄電池収納箱をそれぞれ独立に
収納する収納箱格納体とを具備し、前記複数の蓄電池
を、それらの接続端子が取り付けられている端子取り付
け面を正面側に配置して前記蓄電池収納箱に挿入すると
ともに、前記上下の固定用フランジ部を介して前記端子
取り付け面を正面側から押さえて固定し、かつ、前記複
数の蓄電池収納箱を、それらの前記箱開口部を正面側に
配置して前記正面開口部に通して前記収納箱格納体に挿
入し、前記棚上に収納するとともに、前記左右の固定用
フランジ部をその正面側から前記収納箱格納体の開口縁
部に固定することを特徴とするものである。

【００１５】この発明の蓄電池収納装置によれば、複数
の蓄電池を、それらの端子取り付け面のそれぞれを正面
側に配置した状態で、蓄電池収納用の箱開口部から蓄電
池収納箱の内部に挿入して収納し、複数の蓄電池をそれ
らの端子取り付け面のそれぞれを正面側から押さえて蓄
電池収納箱の固定用フランジ部に固定できる。また、複
数の蓄電池を前述のような配置で収納し固定した状態の
複数の蓄電池収納箱を、収納箱格納用の正面開口部から
収納箱格納体の内部に挿入して収納し、これら複数の蓄
電池収納箱を下方から支持しつつ、それらの固定用フラ
ンジ部を正面側から収納箱格納体の開口縁部に固定でき
る。このように、この蓄電池収納装置によれば、その組
立て作業のすべてを正面側から容易に行なうことがで
き、そのため、収納された蓄電池のメンテナンス作業も
蓄電池収納装置の正面側から容易に行なうことができ
る。

【００１６】また、蓄電池と蓄電池収納箱、およびこの
蓄電池収納箱と収納箱格納体とは、互いに支持し合うと
ともに、蓄電池収納箱はその内部に複数の蓄電池を保持
できる強度を有し、かつ、収納箱格納体はその内部に、
複数の蓄電池を保持した蓄電池収納箱を複数保持できる
強度を有しているので、複数の蓄電池を、使用可能な状
態において安定した状態で保持できる。しかも、前述の
ように、蓄電池収納箱と収納箱格納体とが互いに支持し
合うことに加えて、蓄電池収納箱にはそれより上位置の
蓄電池収納箱の荷重が作用しないので、蓄電池収納箱の
それぞれを薄肉に形成できるとともに、他の補強部材を
必要としないので、軽量化できる。それによって、この
蓄電池収納装置の人手による設置作業などの取り扱いを
容易に行なうことができる。さらに、収納箱格納体はそ
の外部に突出する縁部材を有していないので、この蓄電
池収納装置は省スペースで設置できる。

【００１７】また、前記請求項１の発明を実施するにあ
たり、この発明に従属する請求項２の発明のように、前
記収納箱格納体は、フレーム構造である構成とするとよ
い。

【００１８】この発明の蓄電池収納装置によれば、複数
の蓄電池を収納し、保持するのに十分な強度を有する蓄
電池格納体をフレーム構造としたので、箱構造に比較し
て骨組による単純な構造とできるので、さらに軽量にで
きる。

【００１９】また、前記請求項１または２の発明を実施
するにあたり、これらの発明に従属する請求項３の発明
のように、前記収納箱格納体は、その奥部に、前記複数
の蓄電池収納箱をそれぞれの上方から押え込む複数の押
さえ部材を有している構成とするとよい。

【００２０】この発明の蓄電池収納装置によれば、複数
の収納箱固定補助部材によって、複数の蓄電池収納箱の
それぞれの奥部をそれぞれの上方から押え込むことがで
きる。したがって、この蓄電池収納装置はそれに収納さ
れた状態の蓄電池を、前後左右および上下から保持でき
るので、地震などによって大きな外力や振動が加わって
も、複数の蓄電池を安定した状態に保持できる。すなわ
ち、耐震性を向上できる。

【００２１】また、前記第２の課題を解決するために、
前記請求項１〜３の発明に従属する請求項４の発明のよ
うに、前記収納箱格納体は、その底面を所定の設置場所
の床面に接する床接触フレーム部材を前後左右に有し、
これらのフレーム部材のそれぞれに前記床面への固定孔
を設けた構成とするとよい。

【００２２】この発明の蓄電池収納装置によれば、収納
箱格納体の前後左右の床接触フレーム部材を、その固定
孔を通るボルトによって所定の設置場所に直接固定して
設置できる。よって、省スペースで設置可能であって、
耐震性にもさらに優れる。

【００２３】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図５に基づいて、本
発明の一実施形態に係る蓄電池収納装置１を説明する。

【００２４】蓄電池収納装置１は、複数の蓄電池２を収
納して保持する蓄電池収納箱３と、複数の蓄電池２を収
納して保持している複数の蓄電池収納箱３を収納して保
持する収納箱格納体４とを備えている。

【００２５】蓄電池収納箱３は、図１に示すように、中
空の略直方体状に形成されており、その正面には、蓄電
池収納用の箱開口部５が設けられている。本実施形態に
おいては、蓄電池収納箱３は、その内部に、図２（ｃ）
に示すように、蓄電池２をその幅方向に沿って６個並べ
て収納できるとともに、その状態において、６個の蓄電
池２のすべてを、厚み方向、幅方向、および高さ方向に
沿って保持できる大きさに形成されている。

【００２６】すなわち、蓄電池収納箱３の内部の厚み方
向に沿った長さは、蓄電池２の厚み方向に沿った長さよ
りも僅かに長く形成されている。同様に、蓄電池収納箱
３の内部の幅方向に沿った長さは、蓄電池２の幅方向に
沿った長さを６倍した長さよりも僅かに長く形成されて
いる。同様に、蓄電池収納箱３の内部の奥行き方向に沿
った長さは、蓄電池２の奥行き方向に沿った長さよりも
僅かに長く形成されている。よって、図２（ａ）〜
（ｃ）に示すように６個の蓄電池２は、箱開口部５から
蓄電池収納箱３の内部に、その奥行き方向に沿って、正
面側から奥側に向けて挿脱自在に挿入して収納される。
この蓄電池収納箱３は、前述のように収納する６個の蓄
電池２を保持できる所定の強度を有しているとともに、
軽量化のために薄肉な鋼板により作られている。

【００２７】６個の蓄電池２はすべて、図２（ｃ）に示
すように、それらを図示しない外部電気回路などに接続
するための接続端子２ａが設けられている端子取り付け
面２ｂを正面側に向けた状態で蓄電池収納箱３に収納さ
れる。蓄電池２と、これを収納した蓄電池収納箱３と
は、蓄電池ユニット１６を形成する。

【００２８】箱開口部５の外周には、この箱開口部５の
幅方向に沿うとともにこの箱開口部５の厚み方向におい
て対向するように、固定用フランジ部としての上下一対
の蓄電池固定用の第１フランジ部６が、この箱開口部５
から一体に外向きに張り出されている。これら一対の第
１フランジ部６のそれぞれには、図２（ａ）〜（ｃ）に
示すように、蓄電池収納箱３に収納する複数の蓄電池２
をそれらの正面側から固定する蓄電池固定用のプレート
７を取り付けるための２つ１組のプレート固定孔８が、
蓄電池収納箱３の幅方向に沿って等間隔に設けられてい
る。上下両第１フランジ部６にそれぞれ設けられた２つ
１組のプレート固定孔８は、蓄電池収納箱３の厚み方向
において対向するような位置に設けられている。

【００２９】また、２枚１組のプレート７のそれぞれ
は、６個の蓄電池２のそれぞれの端子取り付け面２ｂ
を、それらが有する４つの角部のうち、２つないしは４
つを正面側から押さえ付けることによって、６個の蓄電
池２のそれぞれを蓄電池収納箱３に固定して保持する。
このため、上下一対の第１フランジ部６のそれぞれに
は、２つ１組のプレート固定孔８が、蓄電池２の幅方向
に沿った長さと等しい間隔で、５箇所ずつ配置されて設
けられている。

【００３０】また、箱開口部５の外周には、固定用フラ
ンジ部としての左右一対の収納箱固定用の第２フランジ
部９が、この箱開口部５から一体に外向きに張り出され
ている。これら一対の第２フランジ部９のそれぞれに
は、ボルト１３および図示しないナットなどを用いて、
蓄電池収納箱３を収納箱格納体４の後述する開口縁部に
固定するための収納箱固定用の第１箱固定孔１０が、２
つずつ所定の箇所に設けられている。これら４つの第１
箱固定孔１０と、後述する収納箱格納体４側の４つの収
納箱固定用の第２箱固定孔１２とを対向させて、ボルト
１３および図示しないナットなどを用いて第２フランジ
部９は開口縁部に固定される。なお、この蓄電池収納箱
３の箱開口部５を除く側面、および奥側の背面などに
は、使用中の蓄電池２から発生する熱を放熱させるため
の、図示しない放熱用スリットなどを設けても構わな
い。

【００３１】後に詳しく説明する収納箱格納体４は、図
１に示すように、複数の枠部材を略直方体状の骨組構造
に組立てることによって形成されたフレーム構造をして
おり、その正面には、正面開口部１５が設けられてい
る。これら複数の枠部材には、例えば、それぞれ断面Ｌ
字形の鋼材が用いられている。このような鋼材を枠部材
として用いることにより、各枠部材、ひいては収納箱格
納体４全体を軽量にできるとともに、所定の強度を得る
ことができる。

【００３２】図４（ｂ）に示すように本実施形態の収納
箱格納体４は、その内部に、蓄電池２を６個収納した蓄
電池収納箱３を６個高さ方向に並べて収納できる大きさ
に形成されている。この収納状態において、収納箱格納
体４は、高さ方向、幅方向、および奥行き方向に沿っ
て、６個の蓄電池収納箱３のすべてと接触し合ってこれ
らを保持できる大きさに形成されている。

【００３３】すなわち、この収納箱格納体４の高さ方向
の内寸は、蓄電池収納箱３が有する上下一対の第１フラ
ンジ部６を含めた蓄電池収納箱３の厚み方向の長さを６
倍した長さよりも長く形成されている。また、この収納
箱格納体４の幅方向の長さは、蓄電池収納箱３が有する
左右一対の第２フランジ部９を含めた蓄電池収納箱３の
幅方向の長さと略等しい長さに形成されている。それと
ともに、この収納箱格納体４の幅方向の内寸は、蓄電池
収納箱３の幅方向の長さと略等しく形成されている。さ
らに、この収納箱格納体４の奥行き方向の長さは、蓄電
池収納箱３の奥行き方向の長さと略等しく形成されてい
る。

【００３４】以下、収納箱格納体４の構造について図１
〜図４（ａ）および（ｂ）に基づいて、詳しく説明す
る。

【００３５】収納箱格納体４の幅方向において対向する
両側部は、図１に示すように、前後および上下の枠部材
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄを高さ方向に長い四角
枠形に組立てた一対の側部フレーム１１により形成され
ている。これら一対の側部フレーム１１の上側の角部同
士は、収納箱格納体４の幅方向に沿って配置された前後
２本の上部接続フレーム部材１７ａ，１７ｂにより一体
に接続されているとともに、両側部フレーム１１の下側
の角部同士は、収納箱格納体４の幅方向に沿って配置さ
れた前後２本の床接触フレーム部材１８ａ，１８ｂによ
り一体に接続されている。

【００３６】収納箱格納体４の正面側に設けられている
収納箱格納用の正面開口部１５は、一対の側部フレーム
１１の各前側枠部材１１ａと、正面側の上部接続フレー
ム部材１７ａと、正面側の床接触フレーム部材１８ａと
で縁取られている。すなわち、一対の側部フレーム１１
の各前側枠部材１１ａと、正面側の上部接続フレーム部
材１７ａと、正面側の床接触フレーム部材１８ａとは、
正面開口部１５の開口縁部を形成している。そして、前
側枠部材１１ａのそれぞれの正面には、各蓄電池収納箱
３をボルト１３および図示しないナットなどを用いて固
定するための２つ１組の第２箱固定孔１２が設けられて
いる。これら２つ１組の第２箱固定孔１２は、蓄電池収
納箱３の２つ１組の第１箱固定孔１０と一致する大きさ
および間隔で設けられている。さらに、これら２つ１組
の第２箱固定孔１２同士は、収納箱格納体４の高さ方向
に等間隔で設けられている。

【００３７】図４（ｂ）に示すように、収納箱格納体４
は、その内部に、蓄電池収納箱３を高さ方向に沿って６
個収納できるように形成されている。上下に隣接する６
個の蓄電池収納箱３は、それぞれが有する上下一対の第
１フランジ部６が、上下に互いに接するように収納され
る。

【００３８】一対の側部フレーム１１のそれぞれには、
その前側枠部材１１ａと後側枠部材１１ｂとにわたっ
て、フレーム補強部材を兼ねるレール状の棚１９が、収
納される蓄電池収納箱３と同様に複数本取り付けられて
いる。これらの棚１９は、収納箱格納体４の奥行き方向
に沿って、６個の蓄電池収納箱３を互いに独立にそれら
の幅方向両側部の下方から支持する。本実施形態におい
ては、これらの棚１９は、断面がＬ字形状の鋼材からな
るとともに、前述の２つ１組の第２箱固定孔１２のそれ
ぞれよりも僅かに下方に位置して収納箱格納体４の高さ
方向に沿って等間隔に、かつ、互いに平行に並べられて
それぞれ６本ずつ取り付けられている。これら１２本の
棚１９のうち、収納箱格納体４の幅方向に互いに同じ高
さで対向しているもの同士は対をなしている。

【００３９】また、収納箱格納体４の奥部には、一対の
側部フレーム１１の後側枠部材１１ｂ同士を連結して、
収納箱格納体４の幅方向に延びる、押さえ部材としての
押さえ桟２０が複数本取り付けられている。これらの押
さえ桟２０も断面がＬ字形状の鋼材からなる。各押さえ
桟２０は、収納箱格納体４に収納する蓄電池収納箱３の
奥部３ａを上方からから押さえ付けるとともに、収納箱
格納体４を補強するために設けられている。本実施形態
においては、これらの押さえ桟２０は、前述の２つ１組
の第２箱固定孔１２のそれぞれよりも僅かに上方に位置
するように、収納箱格納体４の高さ方向に沿って等間隔
に、かつ、互いに平行に並べられて６本取り付けられて
いる。

【００４０】また、２本１組の棚１９の受け片１９ａ
と、１本の押さえ桟２０の押さえ片２０ａとは、収納箱
格納体４の高さ方向において蓄電池収納箱３の厚みより
も僅かに大きい間隔をもって取り付けられている。

【００４１】以上説明した収納箱格納体４には、図３
（ａ）、（ｂ）および図４（ａ）、（ｂ）に示すよう
に、６個の蓄電池収納箱３を、収納箱格納体４の正面側
から奥側に向けて挿入することにより、これら複数の蓄
電池収納箱３を挿脱可能に収納できる。このとき、複数
の蓄電池収納箱３のそれぞれの奥部３ａの上面は、それ
らに被さる押さえ桟２０で押さえられるようになる。こ
のようにして蓄電池収納箱３を収納した後、収納箱固定
用の第２フランジ部９と側部フレーム１１の前側枠部材
１１ａとは、それらの第１箱固定孔１０と第２箱固定孔
１２との位置を合わせて、それらに通されるボルト１３
および図示しないナットにより正面側から締め付けるこ
とにより固定される。これにより、蓄電池収納箱３が収
納箱格納体４に固定される。この収納状態において６個
の蓄電池収納箱３は、それぞれ棚１９および押さえ桟２
０により上下方向に互いに離間する。

【００４２】また、左右の側部フレーム１１の下側枠部
材１１ｄおよび前後の床接触フレーム部材１８ａ，１８
ｂは、収納箱格納体４の設置面に当接し、これらには、
収納箱格納体４を設置面（床面）に図示しないアンカー
ボルトなどを打ち付けるための固定孔１４が複数等間隔
に設けられている。これら複数の固定孔１４のそれぞれ
にアンカーボルトを打ち付けることによって、収納箱格
納体４を床などに直接据え付けて固定できる。それによ
り、耐震性も向上させることができる。また、この蓄電
池収納装置１を壁などに密着させて設置する場合、一対
の側部フレーム１１、後側の上部接続フレーム部材１７
ｂ、および後側の床接触フレーム部材１８ｂにも、収納
箱格納体４を所定の据え付け場所の壁に直接固定するた
めの図示しないボルトなどを打ち付けるための固定孔１
４を複数、互いに等間隔に設けても構わない。これらの
固定孔１４を介して、壁に直接にボルトなどを打ち付け
ることによって、さらに耐震性を向上させることができ
る。

【００４３】また、前記構成の蓄電池収納装置１は、収
納箱格納体４の外側に突出する部材を有していないとと
もに、これ以外に据え付け用の補助部材を必要としな
い。よって、図示しない壁などに、蓄電池収納装置１を
密着させて設置することができるので、蓄電池収納装置
１を設置する空間を有効に利用できるとともに、蓄電池
収納装置１を据え付ける空間が制限されるおそれも低
い。

【００４４】以上説明した構成の蓄電池収納装置１によ
れば、蓄電池２を、使用可能な状態において、安定した
状態に保持できる。すなわち、蓄電池２は蓄電池固定用
のプレート７によって蓄電池収納箱３に固定され、この
蓄電池収納箱３からみだりに飛び出さないように保持さ
れる。その上、蓄電池収納箱３は、収納箱格納体４に正
面側から固定され、この固定部および押さえ桟２０によ
り前後方向に動かないように保持されるとともに、左右
の棚１９によって左右方向に動かないように保持され、
左右の棚１９および押さえ桟２０並びに前記固定部によ
って上下方向に動かないように保持される。このような
保持構造によって、地震などの大きい外力や振動が蓄電
池収納装置１に加わっても、蓄電池２が蓄電池収納箱３
から飛び出したり、蓄電池収納箱３が収納箱格納体４か
ら飛び出したりするおそれはない。

【００４５】また、複数の蓄電池２はすべて、蓄電池収
納箱３にその正面の箱開口部５から挿入し、正面側から
蓄電池固定用のプレート７を用いて固定することによっ
て、蓄電池収納箱３に収納して保持することができる。
それとともに、蓄電池２の端子取り付け面２ｂはすべて
蓄電池収納装置１の正面側に向けられている。よって、
蓄電池２のメンテナンス作業はすべて蓄電池収納装置１
の正面側から容易に行なうことができる。

【００４６】また、この蓄電池収納装置１の組立て状態
では、蓄電池２と、蓄電池収納箱３と、収納箱格納体４
とは、互いに接触して支持し合っている。よって、蓄電
池収納装置１の組立て強度は大きく、その内部に複数の
蓄電池２を収納しても、それらを十分支えることができ
る。

【００４７】そして、以上のように収納された６個の蓄
電池収納箱３はそれぞれ棚１９で下側から支持されてい
て非接触であるので、上位置の蓄電池収納箱３およびそ
こに収納した複数の蓄電池２の重さが、下側の蓄電池収
納箱３に加わることがない。そのため、各蓄電池収納箱
３の肉厚を薄くでき、その軽量化を図ることができると
ともに、既述の支持し合う構造によって収納箱格納体４
を作る各部材も薄肉にできて、その軽量化を図ることが
できる。しかも、収納箱格納体４は、図１に示すような
骨組構造であるので、材料使用量が少なく、加えて棚１
９は収納箱格納体４の幅方向にわたる広い板ではなく、
断面がＬ字形状の鋼材であって前後方向に延びるレール
状であるので、より一層のこと収納箱格納体４を軽量化
できる。このような軽量化により蓄電池収納箱３および
収納箱格納体４の取り扱いを容易にできるものであり、
よって、この蓄電池収納装置１の組立てや移動並びに設
置などの作業を行なう作業員の負担を少なくできる。

【００４８】さらに、この蓄電池収納装置１は、床など
に、アンカーボルトなどによって、直接据え付けて固定
することができ、これ以外に据え付け用の部材を必要と
しないとともに、特殊なボルトおよびナットなどを用い
る必要もない。よって、この蓄電池収納装置１を設置す
る設置空間も少なくて済む。

【００４９】なお、蓄電池２を蓄電池収納箱３へ収納お
よび保持する作業と、蓄電池２を収納および保持した蓄
電池収納箱３を、収納箱格納体４へ収納および保持する
作業とは、その順序を逆に入れ替えても構わない。どち
らの順序で蓄電池２および蓄電池収納箱３の収納作業を
行なっても、蓄電池２を充電する以前であれば、充電時
の熱膨張によって、蓄電池２を蓄電池収納箱３、ひいて
は収納箱格納体４に収納および保持できなくなるおそれ
を防ぐことができる。

【００５０】また、収納箱格納体４に収納および保持す
る蓄電池ユニット１６の数が1個では電力が足りない場
合には、蓄電池２の総数の電力が所望する電力に達する
まで、蓄電池ユニット１６を収納箱格納体４に収納およ
び保持すればよい。例えば、蓄電池２の数が、この蓄電
池収納装置１に収納できる最大数の３６個に達するま
で、すなわち、6個の蓄電池２を収納および保持してい
る蓄電池ユニット１６を６個、収納箱格納体４に収納し
て、保持すればよい。このとき、図３（ａ）、（ｂ）お
よび図４（ａ）、（ｂ）に示すように、蓄電池収納箱３
は、最下段の棚１３から、順次上方に向けて収納箱格納
体４に収納していくとよい。このような順序により蓄電
池収納箱３を収納箱格納体４に取り付けることにより、
この取り付け作業中の蓄電池収納装置１全体の安定性を
損なうおそれが少ない。

【００５１】また、１組の蓄電池収納装置１に、蓄電池
２を満載した6個の蓄電池ユニット１６を収納および保
持するだけではまだ総電力が足りない場合には、図５に
示すように、例えば、蓄電池収納装置１を４個組合わせ
て設置すればよい。このとき、４組の蓄電池収納装置１
に収納されているすべての蓄電池２の端子取り付け面２
ｂが、取り扱いにおいて正面を向くように、４組の蓄電
池収納装置１を密接させて設置する。このように設置す
ることにより、複数の蓄電池２のそれぞれの保守、点
検、および交換などのメンテナンス作業のし易さを損な
うおそれを少なくできる。また、このように設置するこ
とにより、４個の蓄電池収納装置１が互いに支持し合う
ので、これらの蓄電池収納装置１全体の安定性が増す。
さらに、これら４組の蓄電池収納装置１の上部を、図示
しない金属製の留め具などで互いに繋ぎ留めることによ
り、耐震性をさらに向上できる。

【００５２】さらに、この蓄電池収納装置１は、図１に
示すようにフレーム構造からなるので通気性がよく、そ
の内部に収納した使用中の蓄電池２が発生する熱を効率
よく放熱できる。

【００５３】なお、本発明の蓄電池収納装置１は、前記
一実施形態には制約されない。例えば、蓄電池収納箱３
に収納される蓄電池２の最大数、あるいは、収納箱格納
体４が有する棚１９、押さえ桟２０などの数は、この蓄
電池収納装置１が使われる目的や、設置空間などの環境
に応じて、適当に定めることができる。また、蓄電池２
の蓄電池収納箱３への固定方法、および、この蓄電池収
納箱３の収納箱格納体４への固定方法は、ボルト１３お
よび図示しないナットではなく、固定が確実に行なわれ
れば、リベットでもよく、また、ワンタッチ式で着脱可
能な留め具でも構わないものであって、前記留め具を用
いる場合は、蓄電池２の交換作業をより円滑に行なうこ
とができる。また、収納箱格納体４を形成している複数
のフレーム部材のそれぞれは、複数の蓄電池２を支持で
きるだけの強度、および耐久性を有していれば、その接
続は溶接または接着剤による接着、あるいはボルトおよ
びナットなどの固定具を用いて接続しても構わない。ま
た、蓄電池収納箱３、および収納箱格納体４の材料は、
金属製でなくても、例えば、カーボンなどの炭素繊維素
材を用いたものなどでも構わない。さらに、収納箱格納
体４は、フレーム構造ではなく、収納箱格納用の正面開
口部１５を除くすべての側面、底面、および上面を板状
の部材で覆ってなるものでもよく、この場合、収納箱格
納体４には、その正面開口部１５を開閉するドアを取り
付けてもよい。このようにすれば、蓄電池収納装置１を
屋外にする場合でも、風雨による蓄電池２の劣化を抑制
することができる。

【００５４】

【発明の効果】請求項１〜３に記載の発明に係る蓄電池
収納装置によれば、蓄電池収納箱を介して、複数の蓄電
池を、それらの端子取り付け面を正面側に配置した状態
で、収納箱格納体に正面側から挿入して収納および固定
できるので、複数の蓄電池のメンテナンス作業を、蓄電
池収納装置の正面側から容易に行なうことができる。ま
た、各蓄電池収納箱を薄肉の部材で形成できるので、軽
量で取り扱いを容易にできる。しかも、蓄電池収納箱へ
の蓄電池の組込みおよび収納箱格納体への蓄電池収納箱
の組込みをすべて正面側からできるので、簡単に組立て
ることができる。さらに、収納箱格納体は外側に突出す
る部分を有していないので、省スペースで設置できる。

【００５５】また、請求項４に記載の発明に係る蓄電池
収納装置によれば、収納箱格納体はその底面を所定の設
置場所に直接固定して設置できるので、省スペースで設
置可能であり、耐震性に優れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る蓄電池収納装置の分
解斜視図。

【図２】（ａ）は図１の蓄電池収納装置が備える蓄電池
ユニットを分解して示す斜視図。（ｂ）は蓄電池収納箱
に１つの蓄電池が収納された蓄電池ユニットを示す斜視
図。（ｃ）は蓄電池収納箱に蓄電池を最大に収納してな
る蓄電池ユニットを示す斜視図。

【図３】（ａ）は図１の蓄電池収納装置が備える収納箱
格納体と、蓄電池ユニットとを分解した状態で示す斜視
図。（ｂ）は図３（ａ）の収納箱格納体に蓄電池ユニッ
トを収納して示す斜視図。

【図４】（ａ）は図１の蓄電池収納装置が備える収納箱
格納体に蓄電池ユニットを複数収納する手順を示す斜視
図。（ｂ）は図１の蓄電池収納装置が備える収納箱格納
体に蓄電池ユニットを最大に収納した状態を示す斜視
図。

【図５】図４（ｂ）の蓄電池収納装置を４個組合わせた
状態を示す斜視図。

【図６】従来の蓄電池収納装置の蓄電池ユニットと一対
のベース用部材とを分離した状態で示す斜視図。

【図７】従来の蓄電池収納装置を示す斜視図。

【図８】図７の蓄電池収納装置を４個組合わせた状態を
示す斜視図。

【符号の説明】

１…蓄電池収納装置２…蓄電池２ａ…接続端子２ｂ…接続端子取り付け面３…蓄電池収納箱４…収納箱格納体５…箱開口部６…第１フランジ部（固定用フランジ部）９…第２フランジ部（固定用フランジ部）１１ａ…前側枠部材（正面開口部の開口縁部）１４…固定孔１５…正面開口部１８ａ，１８ｂ…床接触フレーム部材１９…棚２０…押さえ桟（押さえ部材）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】正面の蓄電池収納用の箱開口部から外向
きに張り出す上下左右の固定用フランジ部を有し、か
つ、前記箱開口部を通して内部に複数の蓄電池を収納す
る蓄電池収納箱と、正面側に収納箱格納用の正面開口部を有して形成されて
いるとともに、複数の棚を上下方向に間隔的に複数有
し、これらの棚上に前記蓄電池収納箱をそれぞれ独立に
収納する収納箱格納体とを具備し、前記複数の蓄電池を、それらの接続端子が取り付けられ
ている端子取り付け面を正面側に配置して前記蓄電池収
納箱に挿入するとともに、前記上下の固定用フランジ部
を介して前記端子取り付け面を正面側から押さえて固定
し、かつ、前記複数の蓄電池収納箱を、それらの前記箱
開口部を正面側に配置して前記正面開口部に通して前記
収納箱格納体に挿入し、前記棚上に収納するとともに、
前記左右の固定用フランジ部をその正面側から前記収納
箱格納体の開口縁部に固定することを特徴とする蓄電池
収納装置。
【請求項２】前記収納箱格納体は、フレーム構造であ
ることを特徴とする前記請求項１に記載の蓄電池収納装
置。
【請求項３】前記収納箱格納体は、その奥部に、前記
複数の蓄電池収納箱をそれぞれの上方から押え込む複数
の押さえ部材を有していることを特徴とする前記請求項
１または２に記載の蓄電池収納装置。
【請求項４】前記収納箱格納体は、その底面を所定の
設置場所の床面に接する床接触フレーム部材を前後左右
に有し、これらのフレーム部材のそれぞれに前記床面へ
の固定孔を設けたことを特徴とする前記請求項１〜３の
うちのいずれか１項に記載の蓄電池収納装置。