JP2017191735A - 電池パック及び電池パックの重量調整方法 - Google Patents

電池パック及び電池パックの重量調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池パック全体のサイズを増大させることなく重量を調整することができる電池パック及び電池パックの重量調整方法を提供する。【解決手段】電池モジュール20が固定される本体ベース部15と、当該本体ベース部の縁部から立設される本体側壁部14と、本体側壁部の立設する方向において縁部とは反対側の端部から対向する本体側壁部側に立設するフランジ16と、フランジにより画成される開口部Aとを有する本体部12と、電池モジュールが固定されると共に開口部を覆う蓋部17と、本体部のフランジに蓋部が固定されてなる筐体に収容される電池モジュールと、電力を供給しない物体であり電池モジュールに代えて配置されたウエイト部とを備え、ウエイト部は、本体部を開口部側から見たときに、フランジの背後となる領域S1,S2に重なるように配置されている車両に搭載される電池パック10。【選択図】図4

Description

本発明は、電池パック及び電池パックの重量調整方法に関する。
電池セルの配列体を含んで構成された電池モジュールを筐体内に収容してなる電池パックが知られている。このような電池パックは、電気自動車及びフォークリフト等の車両のバッテリとして使用される。電池パックの筐体内に配置される電池モジュールの最大数は、筐体のサイズによって決まっており、搭載される車両の仕様に合わせて変更される。筐体内に配置される電池モジュールの数を上記最大数から減らした場合、電池パックとしてのウエイトバランスが悪くなるという問題がある。そこで、筐体の外部にウエイトを取り付けることによる重量調整が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−54353号公報
しかしながら、上記従来の重量調整方法では、電池パック全体のサイズが大きくなってしまい、電池パックを車両に搭載できなくなる場合がある。
そこで、本発明の目的は、電池パック全体のサイズを増大させることなく電池パックの重量を調整することができる電池パック及び重量調整方法を提供することにある。
本発明の電池パックは、車両に搭載される電池パックであって、電池モジュールが固定される本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部から立設される本体側壁部と、本体側壁部の立設する方向において縁部とは反対側の端部から対向する本体側壁部側に立設するフランジと、フランジにより画成される開口部と、を有する本体部と、電池モジュールが固定されると共に開口部を覆う蓋部と、電力を供給しない物体であり、電池モジュールに代えて配置されたウエイト部と、を備え、電池モジュール及びウエイト部は、本体部のフランジに蓋部が固定されてなる筐体に収容され、ウエイト部は、本体部を開口部側から見たときに、フランジの背後となる領域に重なるように配置されている。
本発明の電池パックにおける重量調整方法は、電池モジュールが固定される本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部から立設される本体側壁部と、本体側壁部の立設する方向において縁部とは反対側の端部から対向する本体側壁部側に立設するフランジと、フランジにより画成される開口部と、を有する本体部と、電池モジュールが固定されると共に開口部を覆う蓋部と、を備え、電池モジュールが、本体部のフランジに蓋部が固定されてなる筐体に収容される電池パックにおける重量調整方法であって、電池モジュールに代えて電力を供給しない物体であるウエイト部を配置する場合、本体部を開口部側から見たときに、フランジの背後となる領域に重なるようにウエイト部を配置する。
この構成の電池パック及び電池パックにおける重量調整方法では、本体部を開口部側から見た平面視において、フランジの背後となる領域と重なるように、ウエイト部が配置される。このような筐体において、本体部を開口部側から見たときにフランジの背後となる領域は、通常、デッドスペースとなっており、電池モジュール等が配置されることはない。本発明では、電池モジュールに代えて配置されるウエイト部が、このようなデッドスペースの一部に配置されるので、電池パック全体のサイズを増大させることなく電池パックの重量を調整することができる。
ウエイト部は、本体部を開口部側から見たときに、フランジの背後となる領域内に配置されていてもよい。この構成の電池パックでは、上記のようなデッドスペースに配置されるので、電池パック全体のサイズを増大させることなく電池パックの重量を調整することができる。
ウエイト部は、筐体が車両に搭載された際に、当該筐体において鉛直方向に延在する部分に溶接されていてもよい。この構成の電池パックでは、ブラケット等の固定部材を介して筐体に取り付ける必要がない。これにより、重量を調整する際の作業性が向上する。
ウエイト部は、筐体が車両に搭載された際に、当該筐体の底部となる部分に載置されていてもよい。この構成の電池パックでは、電池パックが車両に搭載された際に重心の位置を下げることができるので、安定性を向上させることができる。
ウエイト部は、電池モジュールと同等以上の質量を有していてもよい。この構成の電池パックでは、電池モジュールに代えてウエイト部を配置する場合であっても、電池パック全体の重量の変化を小さくすることができる。これにより、電池パックの安定性が大きく損なわれることがなくなる。
筐体が車両に配置された際に下方となる領域から優先的にウエイト部を配置してもよい。この重量調整方法では、車両に搭載された際に重心の位置を下げることができるので、安定性を向上させることができる。
筐体を上方から見た平面的な重心位置が変化しないようにウエイト部を配置してもよい。この重量調整方法では、電池モジュールに代えてウエイト部を配置する場合であっても、重心位置の変化を小さくすることができるので、安定性が大きく損なわれることがなくなる。
電池モジュールの数に応じた重量及び/又は形状のウエイト部を予め用意しておき、筐体から取り除く電池モジュールの数に合わせてウエイト部を選択してもよい。この重量調整方法では、電池モジュールの数に応じたウエイト部を固定する手間が省けるので、作業性を向上させることができる。
本発明によれば、電池パック全体のサイズを増大させることなく電池パックの重量を調整することができる。
一実施形態に係る電池パックを搭載するフォークリフトを示す概略側面図である。 図1の電池パックに収容される電池モジュールを示す側面図である。 図2の電池モジュールを示す斜視図である。 図1の電池パックを示す断面図である。 図1の電池パックの本体部を開口部側から見た正面図である。 図1の電池パックの蓋部を収容空間側から見た正面図である。 図1の電池パックを上方から見た断面図である。 図4の電池パックを分解して示した断面図である。 (a)及び(b)は、変形例に係るウエイト部の斜視図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る電池パック10が搭載されたフォークリフト(車両)1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。また、説明中、「上」、「下」などの方向を示す語は、図面に示された状態に基づいた便宜的な語である。
図1に示されるように、フォークリフト1の車体2の前下部には駆動輪3が設けられている。フォークリフト1の車体2の後下部には操舵輪4が設けられている。フォークリフト1の車体2の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト5は、車体2の前部に立設されている。マスト5には、リフトブラケット6を介して左右一対のフォーク7が設けられている。フォーク7には、積荷Wが搭載される。車体2には、駆動輪3の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク7の駆動源となる荷役用モータM2とが搭載されている。フォークリフト1の車体2の下部には、電池パック10が搭載されている。以下、フォークリフト1に搭載される電池パック10について詳細に説明を行う。
電池パック10は、図4に示されるように、筐体11と、複数の電池セル22と、ウエイト部51A,51Bと、ジャンクションボックス60と、を有している。ここでは、電池モジュール20について説明する。図2及び図3に示されるように、電池モジュール20は、本体部21と、第一ブラケット31と、第二ブラケット32と、弾性部材24と、を備えている。
本体部21は、一方向(以下、「並設方向D」とも称す。)に並設された複数の電池セル22を含んでいる。本実施形態では、本体部21は7つの電池セル22を含んでいる。電池セル22は、例えば、リチウムイオン電池又はニッケル水素蓄電池などの二次電池である。複数の電池セル22のそれぞれは、セルホルダ23に保持されている。
セルホルダ23は、並設方向Dから見てU字状の枠体であり、当該U字の一端側を成す第一側部23aと、当該U字の他端側を成す第二側部23bと、第一側部23aと第二側部23bとを接続する底部(不図示)と、を有している。複数の第一側部23aは、全体で本体部21の第一側部21aを構成している。複数の第二側部23bは、全体で本体部21の第二側部21bを構成している。
本体部21は、複数のセルホルダ23の上端開口を塞ぐように、複数のセルホルダ23に保持されるカバー29を含んでいる。カバー29は、複数の電池モジュール20が積層される場合において、下側に位置する電池モジュール20と、上側に位置する電池モジュール20との電気的絶縁を図る役割、及び異常時に電池セル22から吐出されるガスが上方に吹き出すことを阻止する機能を有している。電池モジュール20に関する各種制御を行う制御部(図示せず)は、例えば、カバー29に載置されていてもよい。
第一ブラケット31及び第二ブラケット32は、剛性の高い材料で構成され、例えば、鉄などの金属で構成されている。第一ブラケット31及び第二ブラケット32のそれぞれは、把持部33と、取付部37と、を有している。
把持部33は、略矩形の平板である。把持部33には、並設方向Dに沿って延びる複数のボルト34が挿通されている。複数のボルト34のそれぞれは、第一ブラケット31の把持部33から、本体部21を経由して第二ブラケット32の把持部33まで延びている。複数のボルト34のそれぞれは、第二ブラケット32の把持部33側でナット35に螺合されて固定されている。
取付部37は、矩形状の把持部33の一辺に立設する平板である。取付部37は、ボルト38によって筐体11(本体ベース部15及び蓋ベース部18)に取り付けられることにより、電池モジュール20が筐体11に固定される。本実施形態では、取付部37のそれぞれは、4つのボルト38により、筐体11に取り付けられている。
弾性部材24は、本体部21と第一ブラケット31との間に設けられている。弾性部材24は、ゴム及び樹脂系のスポンジなどの弾性変形可能な材料からなる。弾性部材24は、厚さ方向が並設方向Dと同一方向となるように設けられている。弾性部材24と本体部21との間には、固定プレート25が設けられている。弾性部材24は、電池モジュール20において電池セル22の膨張を吸収する。
図4に示されるように、筐体11は、箱型形状に形成され、複数の電池モジュール20、ジャンクションボックス(図6参照)、ウエイト部51A,51Bを収容するための収容空間Sを有している。筐体11は、七つの電池モジュール20を収容可能なサイズであって、電気容量等を調整するために電池モジュール20の数が減らされる場合には、減らされる電池モジュール20の数と同数のウエイト部51A,51Bが配置される。本実施形態では、二つの電池モジュール20に代えて二つのウエイト部51A,51Bが配置されている。
筐体11は、後段にて詳述するフランジ16により画成される開口部Aを有する本体部12と、開口部Aを塞ぐ蓋部17と、を有している。図4に示されるように、本体部12は、電池モジュール20が固定される本体ベース部15と、当該本体ベース部15の縁部から立設される四つの本体側壁部14と、本体側壁部14の立設する方向において縁部とは反対側の端部から対向する本体側壁部14側に立設するフランジ16と、有している。四つの本体側壁部14は、底板14Aと、天板14Bと、第一側板14Cと、第二側板14Dと、を有している。
図4に示されるように、蓋部17は、電池モジュール20が固定されると共にフランジ16に固定される蓋ベース部18を有している。蓋部17には、本体部12に蓋部17を固定するためのボルトB1を挿通可能な挿通孔17aが形成されている。挿通孔17aに挿通されたボルトB1が本体部12のフランジ16に形成された挿通孔16aにねじ込まれることにより、蓋部17が本体部12に固定される。蓋部17と本体部12との間には、シール部材Gが配置されてもよい。シール部材Gは、例えば、矩形環状のガスケットである。シール部材Gは、蓋ベース部18及びフランジ16により挟持され、収容空間Sを気密に保っている。なお、シール部材Gは、開口部Aを囲むように連続的に配置されてもよいし、断続的に配置されてもよい。
筐体11は、フォークリフト1に搭載された際に、底板14Aが鉛直方向下方に位置し、底板14Aに対向する天板14Bが鉛直方向上方に位置するように配置される。以下、説明の便宜のために、筐体11において、天板14Bが設けられる方向を「上」、底板14Aが設けられる方向を「下」、底板11aが設けられる方向を「下」、蓋部17が設けられる方向を「前」、本体ベース部15が設けられる方向を「後」、第一側板14Cが設けられる方向を「左」、第二側板14Dが設けられる方向を「右」と設定し、図4〜9においては、互いに直交する左右方向、前後方向、及び上下方向をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向として示す。
図4及び図5に示されるように、本体部12には、三つの電池モジュール20が固定されている。本実施形態では、本体部12を開口部A側から見たときに右下に設けられる配置スペースに配置されていた電池モジュール20(図5において破線で示される電池モジュール20)に代えて、ウエイト部51Aが配置されている。
図4及び図6に示されるように、蓋部17には、二つの電池モジュール20と、ジャンクションボックス60と、が固定されている。ジャンクションボックス60は、蓋部17を収容空間S側から見たときに左上となる位置に、図示しないブラケットを介して取り付けられている。ジャンクションボックス60は、筐体11に収容される電池モジュール20に接続されるケーブルを集約する集合端子、及び電池パック10の制御装置等を有している。集合端子に集約された電力は、コネクタを介してフォークリフト1における各種装置に出力される。制御装置に集約された信号は、図示しないコネクタを介してフォークリフト1における各種装置に出力される。
本実施形態では、蓋部17を収容空間S側から見たときに右上に設けられる配置スペースに配置されていた電池モジュール20(図6において破線で示される電池モジュール20)に代えて、ウエイト部51Bが配置されている。
ウエイト部51A,51Bのそれぞれは、電池モジュール20と同等以上の質量を有し、電力を供給しない物体である。ウエイト部51A,51Bは、電池パック10の電気容量(定格電力)を調整するために二つの電池モジュール20に代えて配置されている。ウエイト部51A,51Bは、所定の熱容量を有する鉄、鋳鉄、又は銅の金属材料などにより形成されている。
図4及び図5に示されるように、ウエイト部51A,51Bは、本体部12を開口部A側から見たとき、フランジ16の背後となる領域S1内に配置されている。言い換えれば、本体部12を開口部12A側から見た平面視において、フランジ16が存在する領域に包含される位置に配置されている。ウエイト部51A,51Bは、フォークリフト1に搭載された際に筐体11の底部となる底板14Aに載置されている。
本実施形態では、底板14Aから立設するフランジ16及び天板14Bから立設するフランジ16の幅(立設方向の長さ)は、第一側板14Cから立設するフランジ16及び第二側板14Dから立設するフランジ16の幅よりも大きい。言い換えれば、本体部12を開口部A側から見たときに、筐体11の上下にそれぞれ形成されるフランジ16の背後となる領域S1,S2は、筐体11の左右にそれぞれ形成されるフランジ16の背後となる領域S3,S4に比べて大きい。
なお、底板14Aから立設するフランジ16及び天板14Bから立設するフランジ16の幅と、第一側板14Cから立設するフランジ16及び第二側板14Dから立設するフランジ16の幅とは、互いに同じ大きさであってもよいし、上記実施形態とは異なり、第一側板14Cから立設するフランジ16及び第二側板14Dから立設するフランジ16の幅の方が大きくてもよい。
ウエイト部51Aは、フォークリフト1に搭載された際に鉛直方向に延在する筐体11の一部(本体ベース部15及び第二側板14D)に溶接されている。ウエイト部51Bは、フォークリフト1に搭載された際に鉛直方向に延在する筐体11の一部(第一側板14C及びフランジ16)に溶接されている。このとき、筐体11を上方から見た際に、電池モジュール20と重ならない位置W1(図7参照)を溶接することで、重量調整時の作業性をより一層向上させることができる。
上記実施形態の電池パック10では、本体部12を開口部A側から見たとき、フランジ16の背後となる領域S1と重なるように、ウエイト部51A,51Bが配置されている。このような筐体11においては、本体部12を開口部A側から見たときにフランジ16の背後となる領域S1は、通常、デッドスペースとなっており、電池モジュール20及び/又はジャンクションボックス60等が配置されることはない。上記実施形態の構成では、電池モジュール20に代えて配置されたウエイト部51A,51Bが、このようなデッドスペースの一部に配置されるので、電池パック10全体のサイズを増大させることなく電池パック10の重量を調整することができる。
上記実施形態では、ウエイト部51Aが、フォークリフト1に搭載された際に鉛直方向に延在する筐体11の一部(本体ベース部15及び第二側板14D)に溶接され、ウエイト部51Bが、フォークリフト1に搭載された際に鉛直方向に延在する筐体11の一部(第一側板14C及びフランジ16)に溶接されている。これにより、ウエイト部51A,51Bをブラケット等の固定部材を介して筐体11に取り付ける場合と比べ、重量を調整する際の作業性が向上する。
上記実施形態のウエイト部51A,51Bは、フォークリフト1に搭載された際に筐体11の底部となる部分(底板14A)に載置されている。これにより、フォークリフト1に電池パック10が搭載された際に、電池パック10の重心位置を下げることができるので、安定性を向上させることができる。
上記実施形態のウエイト部51A,51Bは、電池モジュール20と同等以上の質量を有している。これにより、電池モジュール20に代えてウエイト部51A,51Bを配置する場合であっても、電池パック10全体の重量の変化を小さくすることができる。この結果、電池パック10の安定性が大きく損なわれることがなくなる。
次に、上記電池パック10の重量調整方法について説明する。上記の構成の電池パック10において、電池モジュール20に代えてウエイト部51A,51Bを配置する場合には、本体部12を開口部A側から見たときに、フランジ16の背後の領域S1,S2,S3,S4(図4及び図7参照)と重なるようにウエイト部51A,51Bを配置する。また、このとき、本体部12を開口部A側から見たときに、フランジ16の背後の領域S1,S2,S3,S4内に配置してもよい。
また、筐体11がフォークリフト1に配置された際に下方となる領域から優先的にウエイト部51A,51Bを配置してもよい。具体的には、フランジ16の背後の領域となる四つの領域S1,S2,S3,S4のうち、領域S1にフランジ16を優先的に配置してもよい。また、筐体11を上方から見た平面的な重心位置が変化しないようにウエイト部51A,51Bを配置してもよい。
上記の電池パック10の重量調整方法では、本体部12を開口部A側から見たとき、フランジ16の背後となる領域S1と重なるように、ウエイト部51A,51Bが配置される。このような筐体11においては、本体部12を開口部A側から見たときにフランジ16の背後となる領域S1,S2,S3,S4は、通常、デッドスペースとなっており、電池モジュール20及び/又はジャンクションボックス60等が配置されることはない。上記実施形態の重量調整方法では、電池モジュール20に代えて配置されたウエイト部51A,51Bが、このようなデッドスペースの一部に配置されるので、電池パック10全体のサイズを増大させることなく電池パック10の重量を調整することができる。
上記実施形態では、ウエイト部51A,51Bは、フォークリフト1に筐体11が配置された際に、筐体11内の下方となる位置から優先的に配置されるので、重心の位置を下げることができる。この結果、安定性を向上させることができる。
上記実施形態では、ウエイト部51A,51Bは、フォークリフト1の配置面における重心位置が変化しないように配置され。これにより、電池モジュール20に代えてウエイト部51A,51Bを配置する場合であっても、重心位置の変化を小さくすることができるので、安定性が大きく損なわれることがなくなる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の電池パック10では、二つの電池モジュール20に代えて同数のウエイト部51A,51Bが配置される例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一つの電池モジュール20に代えて同数のウエイト部が配置されていてもよいし、三つ以上六つ以下の電池モジュール20に代えて同数のウエイト部が配置されてもよい。
三つ以上六つ以下の電池モジュール20に代えて同数のウエイト部を配置する場合、ウエイト部は、底板14Aにおいてウエイト部51A,51Bが配置されていない部分(図7における底板14Aの右上部分又は左下部分)に載置されてもよいし、ウエイト部51A,51Bの上面に重ねて配置されてもよい。この場合も、筐体11を上方から見た平面的な重心位置が変化しないようにウエイト部51A,51Bを配置することで、安定性が大きく損なわれることがなくなる。
筐体11内にウエイト部を複数配置する場合には、全てのウエイト部の質量を同一としてもよいし、例えば、筐体11内において下方に配置されるウエイト部ほど大きな質量としてもよい。この場合には、フォークリフト1への搭載時に、電池パック10の安定感を更に高めることができる。
上記実施形態又は変形例では、電池モジュール20に代えて同数のウエイト部を配置する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9に示されるように、電池モジュール20の数に応じた重量及び/又は形状のウエイト部151,251を予め用意しておき、筐体11から取り除く電池モジュール20の数に合わせてウエイト部151,251を選択するようにしてもよい。上記ウエイト部151,251は、ベース部152,252の上に電池モジュール20の数に対応する重量を有する本体部153,253が配置されており、一つのユニットとして構成されている。
なお、図9では、二つの電池モジュール20を取り除いた場合に配置するウエイト部151、及び三つの電池モジュール20を取り除いた場合に配置するウエイト部251を例に挙げて説明したが、例えば、四つの電池モジュール20を取り除いた場合に配置するウエイト部等、更に多くのパターンのウエイト部を準備してもよい。
また、ベース部152,252の上に配置される本体部153,253の数が同じであっても、本体部153,253の位置を互いに変えたウエイト部を準備してもよい。これにより、筐体11を上方から見た平面的な重心位置が変化しないようにウエイト部を配置することが可能になる。
上記実施形態又は変形例では、ウエイト部51A,51Bが領域S1に配置される例を挙げて説明したが、領域S1以外の領域S2,S3,S4の少なくとも一つ領域にウエイト部が配置されてもよいし、領域S1,S2,S3,S4の少なくとも二つの領域に分散されてウエイト部が配置されてもよい。
上記実施形態又は変形例では、ウエイト部51A,51Bが領域S1内に配置される例、すなわち、ウエイト部51A,51B全体が領域S1に完全に包含されている例を挙げて説明したが、ウエイト部51A,51Bの一部が突出するような状態で配置されてもよい。この場合であっても、上述したようなデッドスペースを利用してウエイト部51A,51Bを配置することができるので、電池パック10全体のサイズを大きく増大させることなく電池パック10の重量を調整することができる。
上記実施形態の電池パック10では、七つの電池モジュール20を収容できる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、一つ以上六つ以下の電池モジュール20又は八つ以上の電池モジュール20を収容できる構成であってもよい。
上記実施形態の電池パック10では、フォークリフトを機台の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、自動車などに、本発明の電池パックを適用してもよい。
1…フォークリフト(車両)、10…電池パック、11…筐体、12…本体部、12A…開口部、14…本体側壁部、14A…底板、14B…天板、14C…第一側板、14D…第二側板、15…本体ベース部、16…フランジ、17…蓋部、18…蓋ベース部、20…電池モジュール、51A,51B,151,251…ウエイト部、A…開口部、S…収容空間、S1,S2,S3,S4…フランジの背後となる領域。

Claims (9)

  1. 車両に搭載される電池パックであって、
    電池モジュールが固定される本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部から立設される本体側壁部と、前記本体側壁部の立設する方向において前記縁部とは反対側の端部から対向する前記本体側壁部側に立設するフランジと、前記フランジにより画成される開口部と、を有する本体部と、
    前記電池モジュールが固定されると共に前記開口部を覆う蓋部と、
    電力を供給しない物体であり、前記電池モジュールに代えて配置されたウエイト部と、
    を備え、
    前記電池モジュール及び前記ウエイト部は、前記本体部のフランジに前記蓋部が固定されてなる筐体に収容され、
    前記ウエイト部は、前記本体部を前記開口部側から見たときに、前記フランジの背後となる領域に重なるように配置されている、電池パック。
  2. 前記ウエイト部は、前記本体部を前記開口部側から見たときに、前記フランジの背後となる領域内に配置されている、請求項1記載の電池パック。
  3. 前記ウエイト部は、前記筐体が前記車両に搭載された際に、鉛直方向に延在する部分に溶接されている、請求項1又は2記載の電池パック。
  4. 前記ウエイト部は、前記筐体が前記車両に搭載された際に、当該筐体の底部となる部分に載置されている、請求項1〜3の何れか一項記載の電池パック。
  5. 前記ウエイト部は、前記電池モジュールと同等以上の質量を有している、請求項1〜4の何れか一項記載の電池パック。
  6. 電池モジュールが固定される本体ベース部と、当該本体ベース部の縁部から立設される本体側壁部と、前記本体側壁部の立設する方向において前記縁部とは反対側の端部から対向する前記本体側壁部側に立設するフランジと、前記フランジにより画成される開口部と、を有する本体部と、
    前記電池モジュールが固定されると共に前記開口部を覆う蓋部と、を備え、
    前記電池モジュールが、前記本体部のフランジに前記蓋部が固定されてなる筐体に収容される電池パックにおける重量調整方法であって、
    前記電池モジュールに代えて電力を供給しない物体であるウエイト部を配置する場合、前記本体部を前記開口部側から見たときに、前記フランジの背後となる領域に重なるように前記ウエイト部を配置する、電池パックにおける重量調整方法。
  7. 前記筐体が車両に配置された際に下方となる前記領域から優先的に前記ウエイト部を配置する、請求項6記載の重量調整方法。
  8. 前記筐体を上方から見た平面的な重心位置が変化しないように前記ウエイト部を配置する、請求項6又は7記載の重量調整方法。
  9. 前記電池モジュールの数に応じた重量及び/又は形状の前記ウエイト部を予め用意しておき、前記筐体から取り除く前記電池モジュールの数に合わせて前記ウエイト部を選択する、請求項6〜8の何れか一項記載の重量調整方法。
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