JP6948937B2 - 建物構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物構造に関する。
引用文献1には、建物内の放射線治療施設、RI取り扱い施設、放射性廃棄物保管室等の放射線遮蔽が必要な空間の周囲に設置する放射線遮蔽仕切壁に関する技術が開示されている。
放射線の遮蔽壁は厚く剛性が高いため、建物全体の偏心率や水平力の集中が過大となることがある。よって、これを避けるため遮蔽壁は、建物躯体と縁切ることが望ましいとされている。しかし、引用文献1では、 遮蔽壁の上側にスラブを支持するためにスラブ下に小梁を設けており、遮蔽壁を設置した階の階高が高くなる。
特開平11―131655号公報
本発明は、上記事実を鑑み、階高を抑えつつ、壁と上階のスラブとの縁を切ることが目的である。
第一態様は、下端部が建物躯体に支持された壁と、前記壁の上端部にアイソレーターを介して支持された上階のスラブと、を備えた建物構造である。
第一態様の建物構造では、壁の上端部で上階のスラブをアイソレーターで支持することで、壁とスラブとの縁を切ることができると共に、スラブ下に梁を設ける必要がなくなり、その分、壁を設置した階の階高を低くすることができる。つまり、階高を抑えつつ、壁と上階のスラブとの縁を切ることができる。
第二態様の発明は、前記壁は、放射線の透過を遮蔽する遮蔽壁である、第一態様に記載の建物構造である。
第二態様の建物構造では、遮蔽壁の上端部でアイソレーターを介してスラブを支持することで、遮蔽壁とスラブとの縁が切られている。よって、放射線の遮蔽壁を備えた建物の偏心を抑制することできる。
第三態様は、前記壁の上端部には天井材が接合され、前記天井材と前記スラブとの間には、板状の縁切部材が設けられている、第一態様又は第二態様に記載の建物構造である。
第三態様の建物構造では、階高を抑えつつ、天井材とスラブとの縁を切ることができる。
本発明によれば、階高を抑えつつ、壁と上階のスラブとの縁を切ることができる。
本発明の一実施形態の放射線治療室の縦断面図である。 図1の要部を拡大した拡大縦断面図である。 (A)は比較例の放射線治療室の縦断面図であり、(B)は図1の縦断面図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態の建物構造が適用された放射線治療室について説明する。
[構造]
先ず、本実施形態の放射線治療室の構造について説明する。
図1に示す本実施形態の建物構造11が適用された建物10は病院であり、この建物10内に放射線治療室20が設けられている。本実施形態の建物構造11は、遮蔽壁50と滑り支承100とスラブ30とを含んで構成されている。放射線治療室20は、放射線を遮蔽する鉄筋コンクリート造の遮蔽壁50で囲まれている。
本実施形態の遮蔽壁50の厚みは、1000mm以上である。放射線治療室20内には、図示していない放射線治療器が設置されている。また、遮蔽壁50の下端部52は、放射線治療室20が設けられた当階12の床を構成する鉄筋コンクリート造のスラブ14等の建物躯体に接合されている。
図1及び図2に示すように、遮蔽壁50の上端部54の上方には、放射線治療室20の上階16の床を構成する鉄筋コンクリート造のスラブ30が、隙間をあけて設けられている。また、遮蔽壁50の上端部54には、放射線治療室20の天井面を構成する天井材22が接合されている。また、この天井材22と上階16のスラブ30との間には、スタイロフォーム(登録商標)等の板状の縁切部材70が設けられている。
また、遮蔽壁50の上端部54と上階16のスラブ30との間には、アイソレーターの一例としての滑り支承100が設けられている。よって、スラブ30は遮蔽壁50の上端部54に滑り支承100を介して支持されている。
図2に示すように、本実施形態の滑り支承100は、第一部材110と第二部材120とを含んで構成されている。第一部材110は、PTFE等のフッ素系樹脂で形成された滑り板112と金属製の支持プレート114とが接合された構造である。第二部材120は、滑り板112の上を滑る金属製の摺動板122と支持プレート124とが接合された構造である。また、第一部材110の支持プレート114には略V字状の接合筋116が接合され、第二部材120の支持プレート124には略逆V字状の接合筋126が接合され、
そして、滑り支承100を構成する第一部材110は、遮蔽壁50の上端部54に埋設された接合筋116によって固定されている。また、滑り支承100を構成する第二部材120は、スラブ30の下面部32に埋設された接合筋126によって固定されている。
なお、平面視において、滑り支承100を構成する第二部材120の支持プレート124は、第一部材110の支持プレート114よりも小さい。よって、第二部材120の支持プレート124の端面と縁切部材70の端面との間に隙間ができる。そして、この隙間部分を埋めるように、コンクリート止めプレート72が、縁切部材70の端部上面に接合されている。
なお、滑り支承100を構成する第二部材120を遮蔽壁50の上端部54に接合し、第一部材110をスラブ30の下面部32に接合してもよい。また、本実施形態の滑り支承100の構造は一例であって、これに限定されるものではない。
(施工手順)
次に施工手順の一例を説明する。
遮蔽壁50の上端部54に滑り支承100が固定された状態で、天井材22の上に縁切部材70を敷く。更に、縁切部材70の端部上面にコンクリート止めプレート72を設ける。
そして、遮蔽壁50の上階16の床を構成する鉄筋コンクリート造のスラブ30を打設する。このとき、縁切部材70の端部上面に設けたコンクリート止めプレート72によって、滑り支承100の第二部材120の支持プレート124の端面と縁切部材70の端面との隙間から滑り支承100へのコンクリートの進入が防止される。
[作用及び効果]
次に、本発明の作用及び効果について説明する。
遮蔽壁50の上端部54で滑り支承100を介して上階16のスラブ30を支持することで、遮蔽壁50とスラブ30との縁が切られている。また、遮蔽壁50の上端部54に接合された天井材22とスラブ30との間には、板状の縁切部材70が設けられているので、天井材22とスラブ30との縁が切られている。よって、放射線を遮蔽する遮蔽壁50を備えた建物10全体の偏心が抑制されている。
ここで、本発明が適用されていない比較例の建物構造について説明する。
図3(A)に示す比較例の建物構造13では、遮蔽壁50と上階16のスラブ30とは、間隔をあけることで、縁が切られている。この場合、スラブ30はスラブ下に設けられた小梁80で支持されている。
これに対して、図1及び図3(B)に示すように、本実施形態の建物構造11では、前述したように、遮蔽壁50の上端部54で滑り支承100を介して上階16のスラブ30を支持することで、遮蔽壁50とスラブ30との縁が切られている。よって、比較例のようにスラブ30を支持するためにスラブ下に小梁80を設ける必要がなくなり、その分(図3のΔLを参照)、遮蔽壁50を設置した上階16のスラブ30を下げて上階16の階高を高くしている。
したがって、本実施形態の建物構造11は、階高を抑えつつ、遮蔽壁50と上階16のスラブ30との縁を切ることができる(図3(A)と図3(B)とを比較参照)。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、遮蔽壁50を設置した上階16のスラブ30を下げて上階16の階高を比較例よりもΔL高くしたが、これに限定されない。放射線治療室20の天井材22を上げて放射線治療室20の階高をΔL高くしてもよい。或いは、放射線治療室20と上階16との両方の階高を、例えば、1/2ΔLずつ高くしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、滑り支承100をアイソレーターとして用いたが、これに限定されない。滑り支承100以外のアイソレーター、例えばボールベアリング支承等の転がり支承を用いてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、放射線を遮蔽する遮蔽壁50に本発明を適用したが、これに限定されない。一般的な厚さの壁に本発明を適用してもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
11 建物構造
14 スラブ(建物躯体の一例)
30 上階のスラブ
50 遮蔽壁(壁の一例)
52 下端部
54 上端部
70 縁切部材
100 滑り支承(アイソレーターの一例)

Claims (4)

  1. 下端部が建物躯体に支持された壁と、
    前記壁の上端部に滑り支承又は転がり支承を介して支持された上階の鉄筋コンクリート造のスラブと、
    を備えた建物構造。
  2. 前記壁は、放射線の透過を遮蔽する遮蔽壁である、
    請求項1に記載の建物構造。
  3. 前記壁の上端部には天井材が接合され、
    前記天井材と前記スラブとの間には、両者に接触する板状の縁切部材として押出法ポリスチレンフォームが設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の建物構造。
  4. 下端部が建物躯体に支持された壁と、
    前記壁の上端部にアイソレーターを介して支持された上階のスラブと、
    を備え、
    前記壁は、放射線の透過を遮蔽する遮蔽壁である、
    建物構造。
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