JP5967421B2 - 耐火工法及び耐火構造 - Google Patents

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Description

本発明は、所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法、及びその耐火構造に関する。
所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法としては、例えば、以下の特許文献1に記載の方法がある。この方法では、鉄骨梁と所定階の床スラブとの間に耐火壁を配置すると共に、鉄骨梁の一方側及び他方側に耐火被覆材を施している。
特開2002−81147号公報
建屋の施工では、火災の延焼を抑えつつも、その施工コストの低減が望まれている。仮に、建屋の仕切り部の全てに上記特許文献1に記載の方法に代表される耐火工法を採用すると、この方法は、前述したように、鉄骨梁の両側を耐火被覆材で覆うため、施工コストのみならず材料コストも嵩んでしまう。
そこで、本発明は、火災の延焼を抑えつつも、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる耐火工法及び耐火構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る耐火工法は、
所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法において、前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定される場合に、前記鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材を施し、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材を施さず、 前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁を配置し、前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填し、前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間であって、前記一方側に前記無機質弾性体を充填し、前記他方側に液状シール材を充填することを特徴とする。
当該耐火工法では、火災発生の確率が一方側に比べて高い他方側から火災が発生しても、鉄骨梁を耐火被覆材で覆っているので、鉄骨梁の変形を最小限に抑えることができると共に、一方側への火災の延焼を抑えることができる。しかも、当該耐火工法では、一方側に耐火被覆材を施さないので、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。
当該耐火工法では、所定階の床スラブと上階の床スラブとの間を耐火壁で仕切ることにより、他方側から火災が発生しても一方側への火災の延焼を抑えることができる。さらに、当該耐火工法では、耐火壁の上端面とこの上端面に対向する鉄骨梁又は上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填するので、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保できる。
しかも、熱により所定階の床スラブと上階の床スラブとの間隔が変化したり、鉄骨梁が熱変形により耐火壁との対向部が下方に下がっても、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保しつつも、この無機質弾性体が弾性変形して、この変形を吸収するので、耐火壁の損傷を防ぐことができる。
当該耐火方法では、耐火壁の上端面とこの上端面に対向する鉄骨梁又は上階の床スラブとの間に、無機質弾性体及び液状シール材を充填するので、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保しつつ、一方側と他方側との間の気密性及び遮音性を高めることができる。
また、前記耐火工法において、前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間に前記耐火壁を配置し、前記耐火被覆材の一方の面の一部を前記上階の床スラブの下面に接触させ、該一方の面の残りの部分を前記鉄骨梁の前記他方側及び前記耐火壁の該他方側の上部側面に沿わせてもよい。
当該耐火工法では、鉄骨梁の他方側の遮熱性等を確保できる上に、鉄骨梁と上階の床スラブとの境界部分、鉄骨梁と耐火壁の上端面との境界部分の遮熱性及び遮炎性を確保することができる。
また、上記目的を達成するための発明に係る耐火工法は、所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法において、前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定される場合に、前記鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材を施し、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材を施さず、前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁を配置し、前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填し、前記所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間であって、前記鉄骨梁の前記他方側に沿って前記耐火壁を前記耐火被覆材として配置することを特徴とする。
当該耐火工法では、所定階の床スラブと上階の床スラブとの間を耐火壁で仕切ることにより、他方側から火災が発生しても一方側への火災の延焼を抑えることができる。さらに、当該耐火工法では、耐火壁の上端面とこの上端面に対向する鉄骨梁又は上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填するので、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保できる。
しかも、熱により所定階の床スラブと上階の床スラブとの間隔が変化したり、鉄骨梁が熱変形により耐火壁との対向部が下方に下がっても、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保しつつも、この無機質弾性体が弾性変形して、この変形を吸収するので、耐火壁の損傷を防ぐことができる。
当該耐火工法では、耐火壁が鉄骨梁の耐火被覆材としての機能を兼ねているため、鉄骨梁の他方側を別途、耐火被覆材で覆う必要がなく、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。
また、前記耐火工法において、前記耐火壁の下端面と前記所定階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填してもよい。
また、前記耐火工法において、前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間であって、前記耐火壁の前記一方側から該耐火壁を支えるスタッドを配置すると共に、該鉄骨梁の下部と該スタッドとの上部とを接続するための溝型鋼で形成されているランナーを配置し、前記ランナーを、該ランナーの溝開口が下方を向いている状態で溝底を形成するウェブを前記鉄骨梁の下部と対向させ、前記スタッドの上端部を、前記ランナーの前記ウェブとの間に上下方向に所定の間隔をあけて、溝内に差し込んでもよい。
当該耐火工法では、ランナーのウェブとスタッドの上端部との上下方向の間に所定の間隔をあけているので、熱により所定階の床スラブと上階の床スラブとの間隔が変化したり、鉄骨梁が熱変形により下方に下がっても、スタッドの座屈を防ぐことができる。このため、当該耐火工法では、このスタッドで耐火壁を支え続けることができる。
上記目的を達成するための発明に係る耐火構造は、
所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火構造において、前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定されており、前記鉄骨梁には、該鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材が施され、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材が施されておらず、前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁が配置され、前記所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間であって、前記鉄骨梁の前記他方側に沿って前記耐火壁が前記耐火被覆材として配置されていることを特徴とする。
当該耐火構造では、火災発生の確率が一方側に比べて高い他方側から火災が発生しても、鉄骨梁を耐火被覆材で覆っているので、鉄骨梁の変形を最小限に抑えることができると共に、一方側への火災の延焼を抑えることができる。しかも、当該耐火構造では、一方側に耐火被覆材を施さないので、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。
当該耐火構造では、所定階の床スラブと上階の床スラブとの間を耐火壁で仕切られるため、他方側から火災が発生しても一方側への火災の延焼を抑えることができる。
本発明では、火災の延焼を抑えつつも、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。
本発明に係る第一実施形態における所定階の仕切り部での耐火構造の断面図である。 本発明に係る第一実施形態の変形例における所定階の仕切り部での耐火構造の断面図である。 本発明に係る第二実施形態における所定階の仕切り部での耐火構造の断面図である。 ISO834で示されている標準加熱曲線を示すグラフである。
以下、本発明に係る耐火工法及びこの方法で製造された耐火構造の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
「第一実施形態」
図1を参照して、耐火工法及びこの工法で製造された耐火構造の第一実施形態について説明する。
まず、本実施形態、その変形例、第二実施形態の耐火構造が適用される基本構造につい説明する。
耐火構造は、鉄筋コンクリート建屋における所定階の床スラブ1とその上階の床スラブ2との間の空間を仕切る仕切り部に設けられる。この仕切り部には、上階の床スラブ2を支えるために鉄骨梁5が設けられている。鉄骨梁5は、H型鋼である。H型鋼の鉄骨梁5は、ウェブ6の表面が鉛直方向を向き、上側のフランジ8の表面が上階の床スラブ2の下面に接している。
ここでは、鉄骨梁5が延びている梁延在方向に対して垂直なX方向で、この鉄骨梁5を基準にして一方側と他方側とのそれぞれに空間が形成されている。ここでは、一方側の空間は、他方側の空間に対して火災発生の確率が極端に低い空間、例えば、エレベータシャフト等の空間であり、以下ではこの一方側の空間を非火災室とする。また、他方側の空間は、火災発生の確率が比較的ある空間であり、以下ではこの他方側の空間を火災室とする。なお、総務省消防局は発表による1995〜2008年の14年間における統計では、例えば、事務室等の火災室(他方側の空間)での成長火災の出火率(火災発生の確率)は、0.22(件/m/年)で、エレベータシャフト等の非火災室(一方側の空間)での成長火災の出火率(火災発生の確率)は、0.0007(件/m/年)である。
火災室と非火災室とは、基本的に、前述の鉄骨梁5と、この鉄骨梁5に沿って設けられている耐火壁10とにより仕切られている。
本実施形態における耐火構造は、前述の耐火壁10と、この耐火壁10の上端面及び下端面に配置される無機質弾性体20と、この耐火壁10を非火災室側から支える金属製のスタッド30及び金属製のランナー40u,40dと、鉄骨梁5の火災室側を覆う耐火被覆材50と、を有している。
耐火壁10は、鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5のウェブ6を基準にして火災室側に配置されている。耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間、及び耐火壁10の下端面12dと所定階の床スラブ1との間には、前述の無機質弾性体20が充填されている。
耐火壁10には、ここでは、耐火仕様石膏板を用いている。なお、耐火壁10には、このほか、鉄筋コンクリート板、珪酸カルシウム板、ALC(Autoclaved Lightweight Aerated Concrete:オートクレーブ発泡コンクリート)板等を用いてもよい。また、無機質弾性体20には、ここでは、耐熱ロックウールで形成された無機繊維フェルトを用いている。なお、無機質弾性体20には、この他、セラミックファイバーブランケットで形成された無機繊維フェルト等を用いてもよい。
無機質弾性体20の厚さは、つまり、耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔、及び耐火壁10の下端面12dと所定階の床スラブ1との間の間隔は、いずれも10mm以上である。特に、耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔は、建屋の共用時でも10mm以上である。
鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5のウェブ6を基準にして非火災室側には、鉛直方向に延びる前述のスタッド30と、このスタッド30の上下に設けられる前述のランナー40u,40dが配置されている。スタッド30は、例えば、リップ付き溝型鋼で形成されている。ランナー40u,40dは、互いにほぼ平行な一対のフランジ41,41と一対のフランジ41,41相互を連結するウェブ42とを有する溝型鋼で形成されている。スタッド30の上側に配置されるランナー40uは、開口側が下を向くように鉄骨梁5の下フランジ7に固定されている。また、スタッド30の下側に配置されるランナー40dは、開口が上を向くように所定階の床スラブ1に固定されている。スタッド30は、その下端部が下側のランナー40dの溝内に挿入され、その上端部が上側のランナー40uの溝内に挿入されている。スタッド30の上端面32uと上側のランナー40uのウェブ42との間には、所定の間隔が確保されている。この間隔は、建屋の共用時でも10mm以上である。
耐火被覆材50は、鉄骨梁5の火災室側に沿って、上階の床スラブ2の下面から耐火壁10の火災室側の上部側面13に届くまで施されている。具体的に、この耐火被覆材50は、一方の面の一部が上階の床スラブ2の下面に接触し、一方の面の残りの部分が鉄骨梁5の火災室側及び耐火壁10の火災室側の上部側面13に沿っている。耐火被覆材50の下端面52dは、耐火壁10の上端面12uよりも50mm以上、好ましくは100mm以上下方に位置している。つまり、耐火被覆材50と耐火壁10とは、上下方向で、50mm以上、好ましくは100mm以上オーバーラップしている。この耐火被覆材50は、鉄骨梁5の上フランジ8における火災室側の端部に固定ピン55aにより固定され、耐火壁10の上部にスクリュービス55bで留められている。なお、固定ピン55の先端部は、鉄骨梁5の上フランジ8における火災室側の端部にスタッド溶接されている。また、スクリュービスの先端部は、耐火壁10の上部に捻じ込まれている。
耐火被覆材50には、耐熱ロックウールで形成された無機繊維フェルトを用いている。なお、無機質弾性体20には、この他、セラミックファイバーブランケットで形成された無機繊維フェルト、熱膨張性黒鉛を含む樹脂(例えば、ブチルゴムやエポキシ樹脂等)シート、ポリ燐酸アンモニウムを発泡剤とした樹脂(例えば、アクリル樹脂)シートを用いてもよい。
以上の耐火構造を施工する場合には、まず、鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5のウェブ6を基準にして非火災室側に、スタッド30及びランナー40u,40dを配置する。スタッド30及びランナー40u,40dの配置は、非火災室であるエレベータシャフト内に足場を組むことで、この非火災室側からでも可能であるが、ここでは、足場を組む必要のない火災室側から行う。スタッド30の上側に配置されるランナー40uのウェブ42とスタッド30の上端面32uとの間には、前述したように、建屋の共用時でも10mm以上の間隔が得られるように、この間の間隔を確保する。
次に、鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5のウェブ6を基準にして火災室側には、耐火壁10及び無機質弾性体20を配置する。この耐火壁10及び無機質弾性体20の配置も火災室側から行う。耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔、及び耐火壁10の下端面12dと所定階の床スラブ1との間の間隔は、前述したように、いずれも10mm以上、特に、耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔は、建屋の共用時でも10mm以上の間隔が得られるように、この間の間隔を確保する。無機質弾性体20は、耐火壁10の上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間、及び耐火壁10の下端面12dと所定階の床スラブ1との間に、弾性圧縮された状態で充填される。
なお、ここでは、スタッド30及びランナー40u,40dの配置後に、耐火壁10及び無機質弾性体20を配置するが、スタッド30、ランナー40u,40d及び耐火壁10が予め一体的になっているものを所定の位置に配置しつつ、無機質弾性体20を配置するようにしてもよい。
次に、鉄骨梁5及び耐火壁10の火災室側に沿って耐火被覆材50を施す。耐火被覆材50として、前述の無機質フェルトを用いる場合には、巻き付け工法で鉄骨梁5等の火災室側を覆うことが好ましい。また、耐火被覆材50として樹脂シートを用いる場合には、シート張り工法で鉄骨梁5等の火災室側を覆うことが好ましい。
以上で、仕切り部に耐火構造が完成する。
次に、本実施形態の耐火構造について耐火性能試験を行ったので、その結果について説明する。
[試験準備]
まず、耐火構造の施工前に、上階の床スラブ2にデッドロード(固定荷重)分の荷重をかける。次に、このデッドロードがかけられている状態で、本実施形態の耐火構造を施工する。なお、この試験では、鉄骨梁5として、250×125×6×9mmのSS400製のH型鋼を用いた。また、耐火壁10として、厚さ21mmの2時間耐火仕様石膏ボードを3層にして用いた。また、耐火被覆材50として、厚さ65mmの耐火ロックウールフェルトを用いた。次に、上階の床スラブ2にライブロード(共用時に別途加わる積足荷重)分の荷重をさらにかける。以上で、試験準備は完了する。
[試験内容]
この試験では、火災室側をISO834で示されている標準加熱曲線(図4)に準じた加熱を2時間行った。
この試験での評価項目は、以下の非損傷性、遮熱性、遮炎性の3項目である。
(1)非損傷性
鉄骨梁5の最大たわみ量:L/400d(292mm=5400/(400・250))以下
鉄骨梁5の最大たわみ速度:L/9000d以下
なお、L:鉄骨梁5の支持間隔mm(当該試験では5400mm)、d:鉄骨梁5の高さmm(当該試験では250mm)である。
以上の条件を満たすと非損傷性を満たすと評価する。
(2)遮熱性
試験体裏面(非火災室側の面)の平均温度上昇量:140K以下
試験体裏面の最高温度上昇量:180K以下
以上の条件を満たすと遮熱性を満たすと評価する。
(3)遮炎性
a.非加熱側へ10秒を超えて継続する火炎の噴出がない
b.非加熱面で10秒を超えて継続する発災がない
c.火炎が通る亀裂などの損傷が生じない
以上のa〜cの条件を満たすと遮炎性を満たすと評価する。
[試験結果]
本実施形態の耐火構造は、以上の評価項目である非損傷性、遮熱性、遮炎性を満たすことが確認できた。
特に、試験体の各部の裏面の最高温度上昇量は、加熱から2時間経過時点で以下のような結果を得た。
鉄骨梁5の非火災室側の面:115K (≦180K)
無機質弾性体20の非火災室側の面:95K (≦180K)
耐火壁10の非火災室側の面:65K (≦180K)
上下のランナー40u,40dの火災室側のフランジ41における非火災室側の面:65K (≦180K)
また、鉄骨梁5の最大たわみ量は、3.5mmで、評価の基準となる最大たわみ量より(292mm=5400/(400・250))小さかった。
以上のように、本実施形態の耐火構造では、火災室側で火災が発生しても、非損傷性、遮熱性及び遮炎性を確保することができる。
また、本実施形態では、上側のランナー40uのウェブ42とスタッド30との上下方向の間に所定の間隔を設けているので、熱により所定階の床スラブ1と上階の床スラブ2との間隔が変化したり、鉄骨梁5が熱変形によりランナー40uとの接続部が下方に下がっても、スタッド30の座屈を防ぐことができる。このため、本実施形態では、火災室側で火災が発生しても、このスタッド30で耐火壁10を支え続けることができる。
また、本実施形態では、鉄骨梁5と耐火壁10との上下方向の間、耐火壁10と所定階の床スラブ1との上下方向の間には、無機質繊維フェルトで形成された無機質弾性体20が充填されているため、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保できる。しかも、熱により所定階の床スラブ1と上階の床スラブ2との間隔が変化したり、鉄骨梁5が熱変形により耐火壁10との対向部が下方に下がっても、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保しつつも、この無機質弾性体20が弾性変形して、この変形を吸収するので、耐火壁10の損傷を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、耐火被覆材50は、前述したように、一方の面の一部が上階の床スラブ2の下面に接触し、一方の面の残りの部分が鉄骨梁5の火災室側及び耐火壁10の火災室側の上部側面13に沿っている。このため、本実施形態では、鉄骨梁5の火災室側の遮熱性等を確保できる上に、鉄骨梁5の上フランジ8と上階の床スラブ2との境界部分、鉄骨梁5の下フランジ7と耐火壁10の上端面12uとの境界部分の遮熱性及び遮炎性を確保することができる。
また、本実施形態では、非火災室側に耐火被覆材50等を設けないため、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。さらに、本実施形態では、耐火壁10を非火災室側から支えるスタッド30及びランナー40u,40dを火災室側から施工するので、非火災室であるエレベータシャフト内に足場を組む必要がなく、この点からも施工コストを抑えることができる。
「第一実施形態の変形例」
図2を参照して、耐火工法及びこの工法で製造された耐火構造の第一実施形態の変形例について説明する。
本変形例は、スタッド30の上側に配置されるランナー40uと鉄骨梁5との間にランナー受け45を設けている点、耐火壁10の上端面12u及び下端面12dに無機質繊維フェルトで形成された無機質弾性体20aを設けると共に液状シール材25を設けている点で、第一実施形態と異なり、その他は第一実施形態と基本的に同様である。
ランナー受け45は、例えば、リップ付き溝型鋼である。このランナー受け45は、溝開口が非火災室側を向き、一対のフランジのうちの一方のフランジが上側のランナー40uのウェブ42に接続され、他方のフランジが鉄骨梁5の下フランジ7に接続されている。
本変形例において、耐火壁10aは3枚の耐火板11を重ねたものでる。3枚の耐火板11は、いずれも、第一実施形態の耐火壁10と同様のもので形成されている。
各耐火板11の上端面と鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔、及び各耐火板11の下端面と所定階の床スラブ1との間の間隔は、第一実施形態と同様、いずれも10mm以上である。特に、各耐火板11の上端面と鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間の間隔は、建屋の共用時でも10mm以上である。3枚の耐火板11のうち、最も非火災室側の耐火板11aの上端面と鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間、及びこの耐火板11aの下端面と所定階の床スラブ1との間には、第一実施形態と同様に、無機質繊維フェルトで形成された無機質弾性体20aが圧縮状態で充填されている。また、残りの2枚の耐火板11b,11cの上端面と鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間、及びこれら耐火板11,11cの下端面と所定階の床スラブ1との間には、前述した液状シール材25が充填されている。
液状シール材25としては、例えば、シリコン又は変成シリコン系の耐火液状シール材25を用いる。
なお、本変形例において、耐火被覆材50は、鉄骨梁5の上フランジ8における火災室側の端部、及び鉄骨梁の下フランジにおける火災室側の端部に固定ピン55a,55aにより固定されている。
以上、本変形例は、基本的に第一実施形態と同様の構成であるため、基本的に第一実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本変形例では、スタッド30の上側に配置されるランナー40uと鉄骨梁5との間にランナー受け45を設けているので、鉄骨梁5が熱変形により大きく下方に下がった場合でも、ランナー受け45の断面形状の変形により、この変形を吸収できるので、スタッド30の座屈を防ぐことができる。また、耐火壁10aの上端面12uと鉄骨梁5の下フランジ7の下面との間、及びこの耐火壁10aの下端面12dと所定階の床スラブ1との間には、無機質弾性体20が圧縮状態で充填されていると共に、耐火液状シール材25が充填されているで、火災室と非火災室との間の気密性及び遮音性を高めることができる。
「第二実施形態」
図3を参照して、耐火工法及びこの工法で製造された耐火構造の第二実施形態について説明する。
本実施形態における耐火構造は、耐火壁10bと、この耐火壁10bの上端面12u及び下端面12dに配置される無機質弾性体20と、この耐火壁10bを非火災室側から支える金属製のスタッド30及び金属製のランナー40u,40dと、を有している。
耐火壁10bは、第一実施形態と異なり、上階の床スラブ2と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5の火災室側に沿った位置に配置されている。この耐火壁10bの上端面12uと上階の床スラブ2との間、及び耐火壁10bの下端面12dと所定階の床スラブ1との間には、第一実施形態と同様の無機質弾性体20が充填されている。
無機質弾性体20の厚さは、つまり、耐火壁10bの上端面12uと上階の床スラブ2との間の間隔、及び耐火壁10bの下端面12dと所定階の床スラブ1との間の間隔は、第一実施形態と同様、いずれも10mm以上である。特に、耐火壁10bの上端面12uと上階の床スラブ2との間の間隔は、建屋の共用時でも10mm以上である。
鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5のウェブ6を基準にして火災室側には、鉛直方向に延びる前述のスタッド30と、このスタッド30の上下に設けられる前述のランナー40u,40dが配置されている。本実施形態においても、スタッド30の上側に配置されるランナー40uは、開口側が下を向くように鉄骨梁5の下フランジ7に固定されている。また、スタッド30の下側に配置されるランナー40dは、開口が上を向くように所定階の床スラブ1に固定されている。スタッド30は、その下端部が下側のランナー40dの溝内に挿入され、その上端部が上側のランナー40uの溝内に挿入されている。スタッド30の上端と上側のランナー40uのウェブ42との間には、建屋の共用時でも10mm以上の間隔が確保されている。
以上の耐火構造を施工する場合も、第一実施形態と同様、まず、鉄骨梁5の下フランジ7の下面と所定階の床スラブ1との間に、スタッド30及びランナー40u,40dを配置する。これらスタッド30及びランナー40u,40dの配置も、第一実施形態と同様、足場を組む必要のない火災室側から行う。次に、上階の床スラブ2と所定階の床スラブ1との間であって、鉄骨梁5の火災室側に沿った位置に、耐火壁10b及び無機質弾性体20を配置する。この耐火壁10b及び無機質弾性体20の配置も、火災室側から行う。
以上で、仕切り部に耐火構造が完成する。
本実施形態の耐火構造では、第一実施形態の耐火被覆材50の機能を耐火壁10bが兼ねている。言い換えると、本実施形態では、耐火壁10bが第一実施形態の耐火被覆材50を構成している。このように、耐火壁10bで、火災室と非火災室とを耐火壁10bで仕切りつつ、鉄骨梁5の火災室側を覆っても、第一実施形態及びその変形例と同様、火災室側で火災が発生しても、非損傷性、遮熱性及び遮炎性を確保することができる。
また、本実施形態でも、上側のランナー40uのウェブ42とスタッド30との上下方向の間に所定の間隔を設けているので、熱により所定階の床スラブ1と上階の床スラブ2との間隔が変化したり、鉄骨梁5が熱変形によりランナー40uとの接続部が下方に下がっても、スタッド30の座屈を防ぐことができるので、このスタッド30で耐火壁10bを支え続けることができる。また、上階の床スラブ2と耐火壁10bとの上下方向の間、耐火壁10bと所定階の床スラブ1との上下方向の間には、無機質繊維フェルトで形成された無機質弾性体20が充填されているため、これらの間の遮熱性及び遮炎性を確保できる。しかも、熱により所定階の床スラブ1と上階の床スラブ2との間隔が変化しても、この無機質弾性体20が弾性変形して、この変形を吸収するので、耐火壁10bの損傷を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、耐火壁10bが第一実施形態の耐火被覆材50の機能を兼ねているため、鉄骨梁5の火災室側を別途、耐火被覆材50で覆う必要がなく、第一実施形態及びその変形例よりも、さらに、建屋の施工コスト及び材料コストを抑えることができる。
なお、本実施形態においても、第一実施形態の変形例と同様、スタッド30の上側に配置されるランナー40uと鉄骨梁5との間にランナー受け45を設けてもよいし、耐火壁10bの上端面12u及び下端面12dに無機質弾性体20aを設けると共に液状シール材25を設けてもよい。
また、以上の各実施形態及び変形例では、耐火壁10,10a,10bの下端面12dと所定階の床スラブ1との間に、無機質弾性体20,20aを配置しているが、耐火壁10,10a,10bの上端面12u側に無機質弾性体20,20aを配置するのであれば、下端面12d側に無機質弾性体20,20aを配置しなくてもよい。
また、以上の実施形態及び変形例では、非火災室がエレベータシャフトを例にしているが、本発明はこれに限定されず、非火災室は火災室に対して火災発生の極端に低い確率であればよく、例えば、非常用階段室等でもよい。なお、非常用階段室での成長火災の出火率(火災発生の確率)は、総務省消防局は発表による1995〜2008年の14年間における統計で、0.0060(件/m/年)である。
このように、非火災室の火災発生確率は、隣接する火災室の火災発生確率に対して、2桁以上小さい。このように、本発明では、一方側の空間が他方側の空間に対して火災発生確率が2桁以上小さい場合に、一方側の空間が他方側の空間に対して火災発生確率が極端に小さいとして扱う。また、一方側の空間の火災発生確率は、建屋中の各空間の平均的な火災発生確率よりも低くいことが好ましく、一方側の空間(非火災室)として例示したエレベータシャフト及び非常用階段室の火災発生確率は、いずれも、実際に建屋中の各空間の平均的な火災発生確率よりも低い。
1…所定階の床スラブ、2…上階の床スラブ、5…鉄骨梁、10,10a,10b…耐火壁、12u…上端面、12d…下端面、13…上部側面、20,20a…無機質弾性体、25…液状シール、30…スタッド、40u,40d…ランナー、50…耐火被覆材

Claims (6)

  1. 所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法において、
    前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定される場合に、前記鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材を施し、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材を施さず、
    前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁を配置し、
    前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填し、
    前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間であって、前記一方側に前記無機質弾性体を充填し、前記他方側に液状シール材を充填する、
    ことを特徴とする耐火工法。
  2. 請求項1に記載の耐火工法において、
    前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間に前記耐火壁を配置し、
    前記耐火被覆材の一方の面の一部を前記上階の床スラブの下面に接触させ、該一方の面の残りの部分を前記鉄骨梁の前記他方側及び前記耐火壁の該他方側の上部側面に沿わせる、
    ことを特徴とする耐火工法。
  3. 所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火工法において、
    前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定される場合に、前記鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材を施し、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材を施さず、
    前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁を配置し、
    前記耐火壁の上端面と該上端面に対向する前記鉄骨梁又は前記上階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填し、
    前記所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間であって、前記鉄骨梁の前記他方側に沿って前記耐火壁を前記耐火被覆材として配置する、
    ことを特徴とする耐火工法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の耐火工法において、
    前記耐火壁の下端面と前記所定階の床スラブとの間に、無機質弾性体を充填する、
    ことを特徴とする耐火工法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の耐火工法において、
    前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間であって、前記耐火壁の前記一方側から該耐火壁を支えるスタッドを配置すると共に、該鉄骨梁の下部と該スタッドとの上部とを接続するための溝型鋼で形成されているランナーを配置し、
    前記ランナーを、該ランナーの溝開口が下方を向いている状態で溝底を形成するウェブを前記鉄骨梁の下部と対向させ、
    前記スタッドの上端部を、前記ランナーの前記ウェブとの間に上下方向に所定の間隔をあけて、溝内に差し込む、
    ことを特徴とする耐火工法。
  6. 所定階に対する上階の床スラブの下面に沿って配置されている鉄骨梁を基準にして一方側と他方側とに仕切る仕切り部の耐火構造において、
    前記一方側と前記他方側とのうち、該一方側が該他方側に対して火災発生の確率が極端に低いと想定されており、前記鉄骨梁には、該鉄骨梁の該他方側を覆うよう耐火被覆材が施され、該鉄骨梁の該一方側には耐火被覆材が施されておらず、
    前記所定階の床スラブと前記鉄骨梁との間、又は該鉄骨梁の前記他方側であって該所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間に、前記鉄骨梁が延びている方向に広がる耐火壁が配置され、
    前記所定階の床スラブと前記上階の床スラブとの間であって、前記鉄骨梁の前記他方側に沿って前記耐火壁が前記耐火被覆材として配置されている、
    ことを特徴とする耐火構造。
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