JP6948218B2 - 排気バルブ - Google Patents

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本発明は、排気バルブに関し、特に熱機関の排気系に用いられるバタフライ型の排気バルブに関する。
特許文献1には、自動車のエンジンの排気通路に用いられる排気バルブとしてバタフライバルブが開示されている。この排気バルブは、排気通路を形成する筒状のバルブボディ、排気通路を開閉する円盤状のディスク、排気通路を横断するようにしてバルブボディに貫通して挿入され、バルブボディに対しディスクを回転可能に支持するシャフトを備えている。
バルブボディは、シャフトが挿通されるシャフト挿通孔、シャフト挿通孔に位置するシャフトの一端軸部を回転可能に支持する軸受部、及び、シャフトの他端軸部を回転可能に支持するスラスト受部を備え、シャフトの他端軸部は、スプリングによってスラスト受部に向けてスラスト方向に弾性的に付勢されている。
上記軸受部は、一端軸部の外周面に取り付けられる軸受、この軸受が収容されると共に一端軸部が軸受を介して回転可能に挿入されるスリーブ、及び、スリーブの外側開口を塞ぐカバー等を備えている。一方、スラスト受部は、他端軸部の外周面に取り付けられる軸受、この軸受が収容されると共に他端軸部が軸受を介して回転可能に挿入されるスリーブ、スリーブの外側開口を塞ぐカバー、及び、スリーブとカバーとの間にてスプリングによって付勢された他端軸部のスラスト荷重を受けるスラスト受部材等を備えている。
特表2015−523486号公報
上述した排気バルブにおいては、軸受部及びスラスト受部を構成する部品点数が多く、これらの多数の部品を溶接により接合しているため、排気バルブの生産性が低く改善が望まれている。
また、シャフト挿通孔、軸受部、及びスラスト受部に対するシャフトの芯出しには、各部品の高い寸法精度が要求され、また、各部品の溶接を伴う高い組み付け精度が要求される。そのため、排気バルブの生産性の問題に加え、これらの寸法精度及び組み付け精度が低下すると排気バルブの品質も低下するという問題もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生産性を向上しつつ高品質の排気バルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の排気バルブは、熱機関の排気系に用いられるバタフライ型の排気バルブであって、排気系の排気通路を形成する筒状のバルブボディと、排気通路を開閉する円盤状のディスクと、排気通路を横断するようにしてバルブボディに形成されたシャフト挿通穴に挿入され、バルブボディに対しディスクを回転可能に支持するシャフトと、前記シャフト挿通孔に位置する前記シャフトの一端軸部を回転可能に支持すると共に、シャフト挿通孔に挿入することにより固定される軸受機構とを有し、軸受機構は、一端軸部の外周面に取り付けられる第1軸受と、第1軸受が収容されると共に一端軸部が第1軸受を介して回転可能に挿入され、シャフト挿通孔に挿入することにより固定されるプラグとのみから構成され、シャフト挿通孔は、バルブボディから一体に突出したボスに開口され、プラグをシャフト挿通孔に挿入した状態でボスの外周壁をカシメることにより、シャフト挿通孔に対してプラグ及び軸受機構が固定されて形成される。
好ましくは、軸受機構は、一端軸部の外周面に取り付けられる第1軸受と、第1軸受が収容されると共に一端軸部が第1軸受を介して回転可能に挿入され、シャフト挿通孔に挿入して固定されるプラグとからなる。
好ましくは、プラグは、一端軸部が挿入され、シャフトの回転に伴い一端軸部の外周面が全周に亘って摺動可能な孔径を有する挿入孔と、一端軸部が当接可能な底壁と、シャフト挿通孔に挿入してカシメにより圧入固定される外周壁とを有して一体成形されてなる。
好ましくは、シャフトの他端軸部の外周面に取り付けられる第2軸受と、バルブボディと一体に形成されると共にバルブボディの外側に向けて袋状に突出され、第2軸受が収容されると共に他端軸部が第2軸受を介して回転可能に挿入されるスラスト受部と、他端軸部をスラスト受部に向けてシャフトのスラスト方向に弾性的に付勢するスプリングとを備え、他端軸部は一端軸部よりも小径であり、シャフトは、他端軸部と一端軸部との間に、スプリングの付勢により第2軸受に当接される連続面を有する
好ましくは、連続面は、第2軸受の角部と線接触されるテーパ面である。
好ましくは、スラスト受部は、第2軸受を収容可能に排気通路側に開口された収容室と、収容室の開口から第2軸受を介してバルブボディの外側に他端軸部を突出させる貫通孔とを有し、収容室の開口はシャフト挿通孔よりも小径であり、貫通孔は収容室の開口よりも小径である。
好ましくは、バルブボディは、鋳造及び切削加工により成形される。
好ましくは、バルブボディは、ステンレス材からなる。
本発明によれば、生産性を向上しつつ高品質の排気バルブを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る排気バルブの斜視図である。 図1に示す排気バルブの縦断面図である。 図2に示す軸受機構の拡大図である。 図2に示すスラスト受部の拡大図である。 図2に示すバルブボディの縦断面図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態に係る排気バルブについて説明する。なお、各図の説明に際し記載する方向は、各図に示した排気バルブの一例となる姿勢を基準として記載したものあり、排気バルブの実施形態における方向性を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気バルブ1の斜視図を示す。排気バルブ1は、例えば、図示しない自動車のエンジン(熱機関)の排気系に用いられるバタフライバルブであり、EGRシステム(排気還流システム)に用いられ、750℃程度の高温の排気に曝される。
排気バルブ1は、バルブボディ2、ディスク4、シャフト6を備え、これらの排気に曝される部品はステンレス材から鋳造及び切削加工によって成形されている。
バルブボディ2は、筒状の外形をなし、その内側にはディスク4の作動空間であるボアがEGRシステムの排気通路8として形成されている。ディスク4は、円盤状の弁体であって、シャフト6を中心として回動することにより排気通路8を開閉する。
シャフト6は、排気通路8を横断するようにしてバルブボディ2を貫通して挿入され、バルブボディ2に対しディスク4を回転可能に支持する。ディスク4の径方向中央には、ディスク4をその径方向に沿って交互に膨出した3つの支持部4aが形成されている。各支持部4aにシャフト6を挿入して固定することにより、ディスク4はシャフト6と一体に回動可能である。
バルブボディ2は、シャフト挿通孔10、軸受機構12、スラスト受部14、及び、スプリング16を備えている。シャフト挿通孔10は、バルブボディ2の下面2aから突出した円筒状のボス18に開口され、シャフト6はシャフト挿通孔10から排気通路8に挿通され、各支持部4aにおいてディスク4に固定される。
図2は、ディスク4を図1の状態から90°回動した状態の排気バルブ1の縦断面図を示す。なお、説明のため図示されたディスク4及びシャフト6は断面とはしていない。シャフト6は、図2で見たとき、下端側に形成された大径軸部(一端軸部)6aと、上端側に形成されて大径軸部6aよりも小径となる小径軸部(他端軸部)6bを有する。軸受機構12は、シャフト挿通孔10に位置する大径軸部6aを回転可能に支持している。一方、スラスト受部14は、小径軸部6bを回転可能に支持している。
スプリング16は、コイルスプリングであって、小径軸部6bをスラスト受部14に向けてシャフト6のスラスト方向Dtに弾性的に付勢すると共に、小径軸部6bに回転トルクを付与している。小径軸部6bは平板状のレバー20に嵌合され、スプリング16はレバー20とバルブボディ2の上面2bとの間に圧縮状態で配置されている。これにより、シャフト6がバルブボディ2と共にスラスト方向Dtにスプリング16の弾性力に基づくスラスト荷重で引き上げられ、小径軸部6bがスラスト受部14に向けて付勢される。また、シャフト6がスプリング16の回転トルクに基づいて回転し、ディスク4が初期の回動位置、例えば図1に示した閉弁位置に回動される。
上述したスラスト荷重及び回転トルクの発生により、排気通路8を流れる排気の圧力によって意図せずにディスク4が回動することを規制可能である。そして、レバー20の突片20aに連結された図示しないアクチュエータが作動することによりレバー20が回動し、シャフト6と共にディスク4が回動することにより排気通路8が開閉される。
ここで、軸受機構12は、バルブボディ2とは別体として形成され、シャフト挿通孔10に挿入されて固定されている。
詳しくは、図3に示す軸受機構12の拡大図を参照すると、軸受機構12は、大径軸部6aの外周面6a1に取り付けられる第1軸受22と、第1軸受22が収容されるプラグ24とから構成されている。第1軸受22は環状の軸受であり、シャフト6を大径軸部6aにて回転可能に支持する。プラグ24には、大径軸部6aが第1軸受22を介して回転可能に挿入されている。
プラグ24は、上壁24a、底壁24b、及び外周壁24cを有する有底筒状をなし、例えば膨張黒鉛材等の金属材料から一体成形されている。上壁24aには、大径軸部6aが挿入される挿入孔24dが形成されている。挿入孔24dは、シャフト6の回転に伴い大径軸部6aの外周面6a1が全周に亘って摺動可能な孔径d1を有している。
底壁24bには大径軸部6aが当接されている。プラグ24は外周壁24cにおいてシャフト挿通孔10に挿入されて固定され、シャフト挿通孔10を塞ぐ排気通路8の封止栓として機能している。例えば、プラグ24をシャフト挿通孔10に挿入した状態でボス18の外周壁18aを工具等でカシメることによりシャフト挿通孔10に対しプラグ24が固定される。なお、大径軸部6aは底壁24bに当接可能であれば良く、離間していても良い。
図4のスラスト受部14の拡大図を参照すると、小径軸部6bの外周面6b1には第2軸受26が取り付けられている。スラスト受部14は、バルブボディ2と一体に形成されると共に、バルブボディ2の上面2bからバルブボディ2の外側に向けて袋状に突出された収容室14aを備えている。収容室14aには、第2軸受26が収容されると共に小径軸部6bが第2軸受26を介して回転可能に挿入されている。
収容室14aには、第2軸受26が収容可能に排気通路8側に開口された開口14と、開口14から第2軸受26を介してバルブボディ2の外側に小径軸部6bを突出させる貫通孔14cとが形成されている。開口14はシャフト挿通孔10よりも小径であり、貫通孔14cは開口14よりも小径である。シャフト6には、小径軸部6bの外周面6b1と大径軸部6aの外周面6a1との間に、スプリング16の付勢により第2軸受26に当接される環状の連続面28が形成されている。
連続面28は、小径軸部6bの外周面6b1から徐々に拡径されて大径軸部6aの外周面6a1に至るまで連続して形成されたテーパ面28aであって、テーパ面28aは、スプリング16の付勢により、第2軸受26の小径軸部6b側の下端に形成された環状の角部26aと線接触される。
以下、図5のバルブボディ2の縦断面図を参照して、バルブボディ2の形成手順について説明する。先ず、ステンレス材から鋳造によりバルブボディ2の本体30を成形し、次に、図示しない旋盤を用いた穴開け切削加工により本体30にシャフト挿入孔10、開口14b、貫通孔14cを順に形成する。
詳しくは、本体30をワークとして旋盤に固定し、旋盤のチャックにドリルやバイト等の治具32を把持させ、治具32をシャフト挿入孔10の中心線Lに沿ってシャフト挿入孔10の形成予定位置となるボス18に対して突き当て、バルブボディ2の下面2a側から進行させていくことでシャフト挿入孔10が切削加工される。
上述したように、収容室14aの開口14bはシャフト挿通孔10よりも小径であり、貫通孔14cは開口14bよりも小径であるため、シャフト挿通孔10、開口14b、貫通孔14cのそれぞれの孔径d1、d2、d3には、d1>d2>d3の関係が成立している。従って、旋盤によって固定された本体30を回転又は移動させ、バルブボディ2の下面2a側から上面2b側に向けた、中心線Lに沿う矢印で示す一方向に治具32を進行させるだけで、バルブボディ2に孔径の大きな順に、シャフト挿入孔10、開口14b、貫通孔14cが順に形成される。
このように、本実施形態では、治具32の交換及び進行方向の変更を伴わない、いわゆるワンチャックの作業工程により、バルブボディ2にシャフト挿入孔10、開口14b、貫通孔14cが形成される。
また、ステンレス材から形成されたバルブボディ2の切削加工時に治具32の交換や進行方向の変更を行うと、加工面にバリを顕著に生じる。しかし、本実施形態では、バルブボディ2の切削加工をワンチャックの作業工程で行うことにより、バルブボディ2におけるバリの発生が極力抑制される。
以上のように、本実施形態の排気バルブ1は、シャフト挿通孔10に軸受機構12を挿入し、ボス18の外周壁18aをカシメて固定することにより組み付ける。また、シャフト6の芯出しも、軸受機構12に相当する軸受部をバルブボディ2に多数の部品を溶接して形成する従来の場合に比して、各部品の高い寸法精度及び各部品の溶接を伴う高い組み付け精度が要求されない。しかも、溶接しないことにより、溶接歪みの排除も可能である。従って、排気バルブ1の生産性及び品質を向上させることができる。
詳しくは、軸受機構12は、第1軸受22及びプラグ24という2つの部材のみから構成されている。更に、プラグ24は、挿入孔24dが形成された上壁24a、大径軸部6aが当接可能な底壁24b、及び、シャフト挿通孔10に固定される外周壁24cを含む簡素な形状であるため、高精度の軸受機構12を容易に形成可能である。従って、排気バルブ1の生産性及び品質を容易に向上させることができる。
また、プラグ24の外周壁24cがシャフト挿通孔10に圧入固定されると共に、挿入孔24dに大径軸部6aの外周面6a1がシャフト6の回転に伴い全周に亘って摺動する。これにより、挿入孔24dと大径軸部6aの外周面6a1との隙間を極力低減可能となるため、プラグ24内への排ガスの浸入を抑制することができる。従って、軸受装置12における隙間を低減可能となり、排気通路8におけるシール性が向上し、排気バルブ1の全閉時における排気のリーク量低減を図ることができる。従って、信頼性の高い高品質の排気バルブ1を実現することができる。
一方、スラスト受部14では、スプリング16の付勢によりシャフト6の連続面28と第2軸受26が当接することにより、収容室14a内への排ガスの浸入を抑制することができる。従って、スラスト受部14における隙間を低減可能となり、排気通路8におけるシール性が更に向上し、排気バルブ1の全閉時における排気のリーク量の更なる低減を図ることができ、より一層信頼性の高い高品質の排気バルブを実現することができる。
特に、連続面28をテーパ面28aから形成したことにより、テーパ面28aを第2軸受26の角部26aに線接触させることができるため、より一層確実に、排気バルブ1のシール性向上及び排気のリーク量低減を図ることが可能である。なお、連続面28は、テーパ面28aから形成しなくとも良く、スプリング16の付勢により第2軸受26に当接されるだけでも、上述したシール性向上及びリーク量低減を図ることが可能である。
また、収容室14aの開口14bはシャフト挿通孔10よりも小径であり、貫通孔14cは収容室14aの開口14bよりも小径である。これにより、治具32の交換及び進行方向の変更を伴わないワンチャックの作業工程により、バルブボディ2にシャフト挿入孔10、開口14b、貫通孔14cを順に形成することができる。従って、排気バルブ1の生産性を向上させることができる。
また、軸受機構12をプラグ24に集約して形成し、バルブボディ2の切削加工をワンチャックの作業工程で行うことにより、バルブボディ2におけるバリの発生を極力抑制することができるため、高品質のバルブボディ2及び排気バルブ1を製造することができる。
また、排気バルブ1のバルブボディ2は、車両の種類に応じてエンジンの排気系に要求されるボア径やボア数が異なり、形状は多岐に亘る。しかし、バルブボディ2の切削加工を治具32の交換及び進行方向の変更を伴わないワンチャックの作業工程で行うことにより、少なくとも1種類のバルブボディ2を効率的に大量生産可能となるため、全体として排気バルブ1の生産性を向上することができる。
また、バルブボディ2を鋳造と切削加工によって成形することにより、各部品の高い寸法精度及び各部品の溶接を伴う高い組み付け精度が要求されない。また、溶接しないことにより溶接歪みが生じない。加えて、EGRシステムに排気バルブ1を使用する場合、高温の排気がクーラーで冷却され、排気の硫黄成分等が凝縮した水滴がバルブボディ2、ディスク4、シャフト6等の排気に接触する部品に付着し、これら部品の腐食を促進する。しかし、これらの部品、特にバルブボディ2を溶接の不要な鋳造によって、しかも、耐食性の高いステンレス材から形成することにより、排気バルブ1の耐食性及び品質を確保することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態の排気バルブ1は、自動車のEGRシステムに用いられるが、これに限らず、車両全般のエンジンの排気系、或いは車両以外の熱機関の排気系に広く適用可能である。
また、バルブボディ2を含む上述した排気に接触する部品はステンレス材以外から形成しても良い。また、バルブボディ2の切削加工をワンチャックの作業工程で行わなくとも良い。これらの場合であっても、上述したように、シャフト挿通孔10に軸受機構12を挿入して固定し、軸受機構12及びスラスト受部14のシール性を向上させることができるため少なくとも排気バルブ1の生産性及び品質を向上させることは可能である。
また、ゴムや金属ワッシャ等の付勢手段を有する弾性体をプラグ24との間に配置してボス18の外周壁18aをカシメても良い。この場合には、シャフト挿通孔10からの軸受機構12の抜け止めを行いながら、軸受機構12におけるシール性を更に高めることができる。また、軸受機構12がシャフト挿通孔10に対してシールされた状態で固定されるのであれば、カシメ以外の固定手段を用いても良い。また、シャフト挿通孔10に対する軸受機構12の固定のみを溶接により行っても良い。
1 排気バルブ
2 バルブボディ
4 ディスク
6 シャフト
6a 大径軸部(一端軸部)
6a1 外周面
6b 小径軸部(他端軸部)
6b1 外周面
8 排気通路
10 シャフト挿通孔
12 軸受機構
14 スラスト受部
14a 収容室
14b 開口
14c 貫通孔
16 スプリング
22 第1軸受
24 プラグ
24b 底壁
24c 外周壁
24d 挿入孔
26 第2軸受
28 連続面
28a テーパ面

Claims (7)

  1. 熱機関の排気系に用いられるバタフライ型の排気バルブであって、
    前記排気系の排気通路を形成する筒状のバルブボディと、
    前記排気通路を開閉する円盤状のディスクと、
    前記排気通路を横断するようにして前記バルブボディに形成されたシャフト挿通孔に挿入され、前記バルブボディに対し前記ディスクを回転可能に支持するシャフトと、
    前記シャフト挿通孔に位置する前記シャフトの一端軸部を回転可能に支持すると共に、前記シャフト挿通孔に挿入することにより固定される軸受機構と
    を有し、
    前記軸受機構は、
    前記一端軸部の外周面に取り付けられる第1軸受と、
    前記第1軸受が収容されると共に前記一端軸部が前記第1軸受を介して回転可能に挿入され、前記シャフト挿通孔に挿入することにより固定されるプラグと
    のみから構成され、
    前記シャフト挿通孔は、前記バルブボディから一体に突出したボスに開口され、
    前記プラグを前記シャフト挿通孔に挿入した状態で前記ボスの外周壁をカシメることにより、前記シャフト挿通孔に対して前記プラグ及び前記軸受機構が固定されて形成される、排気バルブ。
  2. 前記プラグは、
    前記一端軸部が挿入され、前記シャフトの回転に伴い前記一端軸部の外周面が全周に亘って摺動可能な孔径を有する挿入孔と、
    前記一端軸部が当接可能な底壁と、
    前記シャフト挿通孔に挿入して前記ボスのカシメにより圧入固定される外周壁と
    を有して一体成形されてなる、請求項に記載の排気バルブ。
  3. 前記シャフトの他端軸部の外周面に取り付けられる第2軸受と、
    前記バルブボディと一体に形成されると共に前記バルブボディの外側に向けて袋状に突出され、前記第2軸受が収容されると共に前記他端軸部が前記第2軸受を介して回転可能に挿入されるスラスト受部と、
    前記他端軸部を前記スラスト受部に向けて前記シャフトのスラスト方向に弾性的に付勢するスプリングと
    を備え、
    前記他端軸部は前記一端軸部よりも小径であり、
    前記シャフトは、前記他端軸部と前記一端軸部との間に、前記スプリングの付勢により前記第2軸受に当接される連続面を有する、請求項に記載の排気バルブ。
  4. 前記連続面は、前記第2軸受の角部と線接触されるテーパ面である、請求項に記載の排気バルブ。
  5. 前記スラスト受部は、
    前記第2軸受が収容可能に前記排気通路側に開口された収容室と、
    前記収容室の開口から前記第2軸受を介して前記バルブボディの外側に前記他端軸部を突出させる貫通孔と
    を有し、
    前記収容室の開口は前記シャフト挿通孔よりも小径であり、前記貫通孔は前記収容室の開口よりも小径である、請求項又はに記載の排気バルブ。
  6. 前記バルブボディは、鋳造及び切削加工により成形される、請求項1からの何れか一項に記載の排気バルブ。
  7. 前記バルブボディは、ステンレス材からなる、請求項1からの何れか一項に記載の排気バルブ。
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