JP6946704B2 - コンベヤベルトの管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンベヤベルトの管理システムに関し、さらに詳しくは、コンベヤベルトのより適切な交換時期できるだけ早く把握して、コンベヤベルトのランニングコストを低減できるコンベヤベルトの管理システムに関するものである。
鉄鉱石や石灰石等の鉱物資源をはじめとして様々な搬送物がコンベヤベルトによって搬送される。コンベヤベルトの上カバーゴムには搬送物が投入されるため経時的に摩耗する。上カバーゴムの摩耗が過大になるとコンベヤベルトが使用不可能になる。
コンベヤベルトが使用不可能になれば、ベルトラインが停止して搬送物の搬送には大きな影響が生じる。コンベヤベルトの交換時期が不明であると、交換用のコンベヤベルトを必要以上に在庫する必要があり、その在庫管理も必要になるため、ランニングコストが大幅に増大する。さらには、コンベヤベルトによる搬送物の種類が変わった場合、在庫していた交換用のコンベヤベルトが使用できなくなるリスクもある。コンベヤベルトが使用不可能になる時期(交換時期)が事前に判明していれば、ベルトラインの停止期間を最小限に抑えることができ、コンベヤベルトの余分な在庫をする必要もない。
従来、コンベヤベルトの交換時期を判定する管理システムが提案されている(特許文献1参照)。この提案されている管理システムでは、コンベヤベルトの摩耗量を把握してその残存寿命を算出している。そのため、コンベヤベルトをある程度使用して、ゴムが摩耗しなければ残存寿命を把握することができない。また、ゴムの摩耗量が少ない段階では、残存寿命の予測精度が低くなる。
コンベヤベルトのより適切な交換時期をできるだけ早く把握できれば、交換するコンベヤベルトの余分な在庫をする必要がなくなり、或いは、交換用のコンベヤベルトの在庫期間を短縮できる。それ故、コンベヤベルトのより適切な交換時期をできるだけ早く把握して、コンベヤベルトのランニングコストを低減するには改善の余地がある。
国際公開公報WO2013/179903A
本発明の目的は、コンベヤベルトのより適切な交換時期をできるだけ早く把握して、コンベヤベルトのランニングコストを低減できるコンベヤベルトの管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のコンベヤベルトの管理システムは、使用現場に設置されているコンベヤベルトの少なくとも上カバーゴムを含むゴムの摩耗量を入力項目とする入力部と、前記入力項目のデータが入力されるサーバーとを備えたコンベヤベルトの管理システムであって、前記サーバーは、演算部と記憶部とを有し、前記記憶部には、前記コンベヤベルトの仕様が予め入力されているベルト仕様データベースと、コンベヤベルトの仕様毎に前記サーバーに入力された前記入力項目についての許容範囲が予め入力されている許容範囲データベースとが記憶されていて、前記サーバーに入力された前記入力項目のデータと、前記ベルト仕様データベースに入力されている前記コンベヤベルトの仕様と、前記許容範囲データベースに入力されている前記許容範囲とに基づいて、前記コンベヤベルトの残存寿命が前記演算部により算出され、かつ、前記使用現場の前記ベルトコンベヤ装置での使用条件と、前記ベルト仕様データベースに入力されている前記コンベヤベルトの仕様と、コンベヤベルトの使用条件およびコンベヤベルトの仕様とコンベヤベルトの実際の寿命との予め把握されている相関関係とに基づいて、前記コンベヤベルトの予定寿命が、前記コンベヤベルトが前記ベルトコンベヤ装置に装着される前に前記演算部により算出され、前記使用条件には前記コンベヤベルトによる搬送物の搬送速度、単位時間当たりの搬送重量、前記搬送物の仕様、前記コンベヤベルトが架け渡されるプーリの外径、前記コンベヤベルトの使用環境温度が含まれていて、前記コンベヤベルトの後に使用されるコンベヤベルトの予定寿命を算出する際には、前記コンベヤベルトを使用した際の使用条件、前記コンベヤベルトの仕様、前記コンベヤベルトの実際の寿命のそれぞれのデータが入力されて更新された前記相関関係が用いられる構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、使用中のコンベヤベルトの少なくとも上カバーゴムの摩耗量を用いてコンベヤベルトの残存寿命を算出する。さらに、今までに使用されたコンベヤベルトの使用条件およびそのベルト仕様と実際の寿命との相関関係と、このコンベヤベルトの使用条件と、ベルト仕様とに基づいて、このコンベヤベルトの予定寿命が使用前に算出される。そして、予定寿命を算出する際には、直前に使用されたコンベヤベルトの使用条件、ベルト仕様、実際の寿命のそれぞれのデータが入力されて更新された相関関係が用いられる。そのため、直近の使用条件のシビリアティが反映されてより精度よく予定寿命が算出される。
この予定寿命と残存寿命と2つの寿命が把握できるので、一方の寿命だけに依存することなく、コンベヤベルトのより適切な交換時期を把握し易くなる。しかも、コンベヤベルトを使用する前に予定寿命を把握できるので、交換用のコンベヤベルトを準備するための時間的、資金的な余裕が確保し易くなる。これに伴い、コンベヤベルトの余分な在庫を減らす、または在庫期間を短縮することが容易になり、コンベヤベルトのランニングコストを低減するには有利になる。
本発明のコンベヤベルトの管理システムの全体概要を例示する説明図である。 ベルト仕様データベースを例示する説明図である。 許容範囲データベースを例示する説明図である。 使用条件データベースを例示する説明図である。 在庫データベースを例示する説明図である。 コンベヤベルトが装着されたベルトコンベヤ装置を側面視で簡略化して例示する説明図である。 図6のA−A断面図である。 図6のコンベヤベルトのエンドレス部の構造を平面視で例示する説明図である。
以下、本発明のコンベヤベルトの管理システムを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示する本発明のコンベヤベルトの管理システム1(以下、管理システム1という)は、図6、7に例示する使用現場のベルトコンベヤ装置9に装着されているコンベヤベルト12の使用期間中にその残存寿命Jaを算出する。また、この管理システム1は、コンベヤベルト12を使用する前にその予定寿命Jfを算出する。
このベルトコンベヤ装置9では、コンベヤベルト12は、駆動プーリ10aと従動プーリ10bとの間に架け渡されていて所定のテンションで張設されている。駆動プーリ10aと従動プーリ10bとの間ではコンベヤベルト12は、ベルト長手方向に適宜の間隔で配置された支持ローラ10cによって支持される。
コンベヤベルト12は、スチールコードまたは帆布からなる心体15で構成される心体層14と、心体層14を挟む上カバーゴム13aと下カバーゴム13bとにより構成されている。心体層14は、コンベヤベルト12を張設するためのテンションを負担する部材である。コンベヤベルト12はその他、幅方向端部ゴム13cや補強層などの適宜、必要な部材を付加して構成される。
コンベヤベルト12のキャリア側では下カバーゴム13bが支持ローラ10cにより支持され、リターン側では上カバーゴム13aが支持ローラ10cにより支持されている。コンベヤベルト12のキャリア側では、3つの支持ローラ10cがベルト幅方向に並列して配置されていて、これらの支持ローラ10cによってコンベヤベルト12は所定のトラフ角度で凹状に支持されている。
駆動プーリ10aは駆動モータにより回転駆動される。テークアップ機構11は従動プーリ10bを移動させて、駆動プーリ10aと従動プーリ10bとの間隔を変化させてコンベヤベルト12(心体層14)に所望の張力を作用させる。
コンベヤベルト12は適宜の長さの複数本を、それぞれの心体層14の長手方向端部どうしを継ぎ合わせて環状に形成されている。コンベヤベルト12の周長が短い場合は、1本のコンベヤベルト1の長手方向両端部の心体層14どうしを継ぎ合わせて環状に形成される。したがって、図8に例示するようにコンベヤベルト12には、長手方向に心体層14を継ぎ合せている部分(エンドレス部16B)と、非エンドレス部16Aとが長手方向に隣り合って存在している。このコンベヤベルト12では、心体層14がベルト幅方向に並列された複数のスチールコード15により形成されている。エンドレス部16Bでは、ベルト長手方向に対向するそれぞれの非エンドレス部16Aから延在するスチールコード15が、互いにベルト幅方向に1本おきに相手側のスチールコード15の間に入り込んでいる。
心体層14が帆布により形成されている場合、エンドレス部16Bでは、ベルト長手方向に対向するそれぞれの非エンドレス部16Aから延在する帆布が、ステップ状に接合される等の公知の構造になる。非エンドレス部16Aでは心体層14は継ぎ目無く連続しているが、エンドレス部16Bではこのように心体層14は継ぎ目になっている。それ故、エンドレス部16Bと非エンドレス部16Aとでは、伸び、作用する張力、屈曲性(曲げ剛性)に相違が生じる。
このコンベヤベルト12の上カバーゴム13aには、別のコンベヤベルトによって搬送された搬送物Cが投入され、投入された搬送物Cはコンベヤベルト12によって搬送先に搬送される。コンベヤベルト12にはホッパ等を通じて搬送物Cが投入されることもある。
上カバーゴム13aは投入された搬送物Cによって衝撃を受ける。また、上カバーゴム13aでは、投入されて載置された直後の搬送物Cが所定の面圧で上カバーゴム13aを押圧しつつ、コンベヤベルト12に対してその走行方向と反対方向に移動する。その際に、上カバーゴム13aには摩擦力が作用する。上カバーゴム13aは、主に搬送物Cのこの挙動によって摩耗する。幅方向端部ゴム13cがベルトコンベヤ装置9のガイド等に対して摺動して摩耗することもある。下カバーゴム13bは、回転不能、或いは円滑な回転が不能になった支持ローラ10cに対して摺動して摩耗することもある。コンベヤベルト12に作用する張力不足等によってプーリ10a、10bとの間でスリップが生じて下カバーゴム13bが摩耗することもある。下カバーゴム13bの上に落下した搬送物Cを除去するために設けられたスクレーパに対して下カバーゴム13bが摺動して摩耗することもある。
この管理システム1は、入力部5(5a〜5g)と、入力部5によりデータが入力されるサーバー2とを備えている。サーバー2は、演算部3(マイクロプロセッサ)と記憶部4(メモリー)とを有している。
入力部5とサーバー2とは通信可能に接続されている。この実施形態では、管理システム1は7種類の入力部5a〜5gを備えていて、これら入力部5は送信部6に接続されている。入力部5により入力されたデータは、送信部6からサーバー2に送信される。さらに、サーバー2は発注者端末機器7および製造者端末機器8と通信可能に接続されている。発注者端末機器7および製造者端末機器8には例えば、パーソナルコンピュータなどを用いる。サーバー2、入力部5、発注者端末機器7および製造者端末機器8はそれぞれ、例えばインターネット網を通じて接続可能になっている。
サーバー2は例えば、コンベヤベルト12を販売する販売業者の会社に設置される。入力部5は例えば、コンベヤベルト12の使用現場に配置される。発注者端末機器6は例えば、コンベヤベルト12の使用業者の会社に設置される。製造者端末機器7は例えば、コンベヤベルト12を製造する製造業者の会社(工場)に設置される。コンベヤベルト12の販売業者と製造業者が同じ場合(コンベヤベルト12の製造販売業者の場合)は例えば、その製造販売業者の会社にサーバー2および製造者端末機器7が配置される。
それぞれの入力部5によりデータがサーバー2に入力される頻度は、1週間や1月間に適宜の回数などの不定期にすることもできるが、できるだけ定期的な一定期間毎にするとよい。この入力頻度は例えば、1回/日、1回/週、1回/月などにする。
摩耗量入力部5aは、コンベヤベルト12の少なくとも上カバーゴム13aを含むゴムの摩耗量P1を入力項目にしている。摩耗量入力部5aは、上カバーゴム13aの摩耗量だけを入力項目にすることもできるが、例えば、下カバーゴム13bと幅方向端部ゴム13cのいずれか一方または両方の摩耗量を入力項目に加えることもできる。摩耗量入力部5aには例えば、上カバーゴム13aの摩耗量を検知する様々なタイプの摩耗量センサを用いることができる。或いは、摩耗量P1のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を摩耗量入力部5aとして用いることもできる。
衝撃力入力部5bはコンベヤベルト12に作用する衝撃力P2、張力入力部5cはコンベヤベルト12に作用する張力P3、心体状態入力部5dは心体15の状態を示す指標P4、エンドレス部状態入力部5eはエンドレス部16Bの状態を示す指標P5、装置状態入力部5fはベルトコンベヤ装置9の状態を示す指標P6、使用環境入力部5gはコンベヤベルト12の使用環境を示す指標P7を入力項目にしている。
一般的には、上カバーゴム13aの摩耗量P1はコンベヤベルト12の残存寿命Jaに最も影響を及ぼすので、本発明では、入力部5は少なくともこの摩耗量P1を入力項目としていればよい。即ち、コンベヤベルト12の使用期間中に上述の6つの入力項目(P2〜P7)をサーバー2に入力することは任意である。したがって、摩耗量P1に加えて、6つの入力項目(P2〜P7)から選択された1つの入力項目、2つの入力項目、3つの入力項目、4つの入力項目、5つの入力項目または6つの入力項目を入力する入力部5を備えた構成にすることもできる。
衝撃力入力部5bには例えば、コンベヤベルト12(上カバーゴム13a)に作用する衝撃力P2を検知する様々なタイプの衝撃力センサを用いることができる。或いは、衝撃力P2のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を衝撃力入力部5bとして用いることもできる。
張力入力部5cには例えば、コンベヤベルト12(心体層14)に作用する張力P3を検知する様々なタイプの張力センサを用いることができる。或いは、張力P3のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を張力入力部5cとして用いることもできる。
心体15の状態を示す指標P4としては例えば、並列された心体15どうしのベルト幅方向すき間を挙げることができる。心体状態入力部5dには例えば、この幅方向すき間をX線照射して検知するX線装置等を用いることができる。或いは、指標P4のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を心体状態入力部5dとして用いることもできる。
エンドレス部16Bの状態を示す指標P5としては例えば、エンドレス部16Bの接合長さを挙げることができる。エンドレス部状態入力部5eには例えば、エンドレス部16Bの長手方向両端位置に埋設されたマーク(色ゴムや刻印など)どうしの間隔を検知する長さセンサ等を用いることができる。或いは、指標P5のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)をエンドレス部状態入力部5eとして用いることもできる。
ベルトコンベヤ装置9の状態を示す指標P6としては例えば、搬送物Cの搬送速度や単位時間当たりの搬送重量、プーリ10a、10b、支持ローラ10cの外径等を挙げることができる。装置状態入力部5fには例えば、搬送物Cの搬送速度を検知する速度センサ、単位時間当たりの搬送重量を検知する重量センサ等を用いることができる。或いは、指標P6のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を装置状態入力部5fとして用いることもできる。
コンベヤベルト12の使用環境を示す指標P7としては例えば、使用環境温度や湿度、搬送物Cの仕様(材質(硬さ、含油分)、形状、温度など)を特定する数値を挙げることができる。使用環境入力部5gには例えば、温度センサ、湿度センサ、硬度センサ、搬送物Cの形状を認識するデジタルカメラ等を用いることができる。或いは、指標P7のデータを作業者がサーバー2に入力するための入力端末機器(パーソナルコンピュータなど)を使用環境入力部5gとして用いることもできる。
記憶部4には、コンベヤベルト12の仕様が予め入力されているベルト仕様データベース4aと、コンベヤベルト12の仕様毎にそれぞれの入力項目(P1〜P7)についての許容範囲が予め入力されている許容範囲データベース4bと、使用条件データベース4cと、相関関係データベース4dとが記憶されている。
この実施形態では、さらに、在庫データベース4eが記憶部4に記憶されている。在庫データベース4eには、コンベヤベルト12の使用現場またはその周辺のストックヤードでのコンベヤベルト12の交換用コンベヤベルト12aの在庫量(在庫長さ)が入力されている。尚、現在使用しているコンベヤベルト12と交換用コンベヤベルト12aとは同一仕様にすることもあるが、異なる仕様にすることもある。例えば、現在使用しているコンベヤベルト12と交換用コンベヤベルト12aとは、上カバーゴム13aの材質を異ならせることもある。
図2に例示するようにベルト仕様データベース4aには、コンベヤベルトの仕様(仕様A、B、C、・・・)毎に、構成部材の材質や大きさ等が入力されている。例えば、上カバーゴム13aおよび下カバーゴム13bのゴム種(ゴム物性)や層厚、心体15の材質(物性)や外径、心体層14を構成する心体15の数、並列する心体15どうしの幅方向すき間、エンドレス部16Bの接合長さなどが入力されている。
図3に例示するように許容範囲データベース4bには、コンベヤベルト12の仕様(仕様A、B、C、・・・)毎に、それぞれの入力項目(P1〜P7)についての許容範囲が入力されている。この実施形態では7つの入力項目(P1〜P7)がサーバー2に入力されるので7つの入力項目の許容範囲が入力されているが、サーバー2に入力される入力項目が上カバーゴム13aの摩耗量P1だけであれば、摩耗量P1の許容範囲のみが許容範囲データベース4bに入力されていればよく、サーバー2に入力される入力項目が3つであれば、その3つの入力項目の許容範囲のみが許容範囲データベース4bに入力されていればよい。
上カバーゴム13aの摩耗量P1が経時的に過大になると故障が発生し易くなる。そこで例えば、摩耗量P1には所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。
衝撃力P2が過大になると故障が発生し易くなる。そこで例えば、衝撃力P2には所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。
張力P3が過大になると故障が発生し易く、過小になると蛇行が生じて故障が発生し易くなる。そこで例えば、張力P3には所定の上限値および下限値が定められた許容範囲が設定される。
指標P4の心体15どうしの幅方向すき間が経時的に過大になっても過小になっても故障が生じ易くなる。そこで例えば、この幅方向すき間P4には所定の上限値および下限値が定められた許容範囲が設定される。
指標P5のエンドレス部16Bの接合長さが経時的に増大すると、接合の剥がれが生じ易くなる。そこで例えば、この接合長さP5には所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。
指標P6の搬送速度が過大になると上カバーゴム13aの摩耗量P1が増大し、過小になると単位面積当たりの搬送物Cの積載重量が増大してコンベヤベルト12に対する負荷が大きくなる。そこで例えば、この搬送速度P61には所定の上限値および下限値が定められた許容範囲が設定される。指標P6の単位時間当たりの搬送重量が過大になると、コンベヤベルト12に対する負荷が大きくなる。そこで例えば、この単位時間当たりの搬送重量P62には所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。
指標P7の使用環境温度や湿度が過大でも過小でもコンベヤベルト12の故障が生じ易くなる。そこで例えば、この温度P71や湿度P72には所定の上限値および下限値が定められた許容範囲が設定される。指標P7の搬送物Cの硬さが過大であると上カバーゴム13aに傷が生じ易くなる。そこで例えば、この硬さP73には所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。指標P7の搬送物Cの形状が外表面に鋭角な部分を有していると上カバーゴム13aに傷が生じ易くなる。そこで例えば、この搬送物Cの形状P74には投入される搬送物Cのうち、表面に鋭角な部分を有する搬送物Cの数の割合の所定の上限値が定められた許容範囲が設定される。
図4に例示するように使用条件データベース4cには、この使用現場のベルトコンベヤ装置9での使用条件が入力されている。この使用条件は例えば、搬送物Cの搬送速度や単位時間当たりの搬送重量、プーリ10a、10b、支持ローラ10cの外径等である。また、コンベヤベルト12の使用環境温度や湿度、搬送物Cの仕様(材質(硬さ、含油分)、形状、温度など)も使用条件となる。
即ち、この使用条件は、上述した入力項目P6、P7と重複している。そのため、装置状態入力部5fおよび使用環境入力部5gを用いて、使用条件のデータをサーバー2に入力することも可能である。この使用条件は、搬送物Cの種類が変わる等、使用条件が変化する度に新たに更新される。
相関関係データベース4dには、今までに使用された多数のコンベヤベルトについての使用条件およびコンベヤベルトの仕様と、コンベヤベルトの実際の寿命Jrとの相関関係を示すデータが入力されている。即ち、今までに蓄積された使用条件(上述した入力項目P6、P7)、ベルト仕様、コンベヤベルト12の実際の寿命Jrのそれぞれのデータを解析することで、使用条件およびベルト仕様と実際の寿命Jrとの相関関係が予め把握されている。
例えば、搬送速度P61が早くなるに連れて実際の寿命Jrが短くなる、単位時間当たりの搬送重量P62が大きくなるに連れて際の寿命Jrが短くなるという定量的な相関関係が相関関係データベース4dに入力されている。また、使用環境温度P71や湿度P72が高くなるに連れて実際の寿命Jrが短くなる、搬送物Cの硬度P73が大きくなるに連れて実際の寿命Jrが短くなる、搬送物Cの形状P74については、外表面に鋭角な部分を有する搬送物Cの割合が多くなるに連れて実際の寿命Jrが短くなるという定量的な相関関係が相関関係データベース4dに入力されている。
図5に例示するように在庫データベース4eには、コンベヤベルトの仕様(仕様A、B、C、・・・)毎に在庫量(在庫長さ)が入力されている。在庫データベース4eは、交換用コンベヤベルト12aの入庫および出庫の度に更新される。したがって、直近の在庫量が入力された状態になっている。
演算部3は、それぞれの入力部5により入力された入力項目(P1〜P7)のデータと、ベルト仕様データベース4aに入力されているコンベヤベルト12の仕様と、許容範囲データベース4bに入力されているそれぞれの入力項目(P1〜P7)の許容範囲とに基づいて、コンベヤベルト12の残存寿命Jaを算出する構成になっている。
詳述すると、サーバー2に入力されたそれぞれの入力項目のデータと、対応する許容範囲とを経時的に比較する。ここで、摩耗量P1の変化は、他の入力項目に比して、残存寿命Jaに対する影響度が最も大きい。そこで例えば、摩耗量P1のデータの許容範囲に対する変動具合(変動率)を算出する。算出した変動具合に基づいて、入力される摩耗量P1のデータが許容範囲外になるまでに要する時間を算出し、この算出した時間を残存寿命Jaとする。
エンドレス部16Bの接合長さP5の変化も、他の入力項目に比して、残存寿命Jaに対する影響度が比較的大きいので、接合長さP5のデータの許容範囲に対する変動具合(変動率)に基づいて、入力される接合長さP5のデータが許容範囲外になるまでに要する時間を算出し、この算出した時間を仮残存寿命Jb2とする。そして、上述した摩耗量P1のデータが許容範囲外になるまでに要する時間を仮残存寿命Jb1として、それぞれの仮残存寿命Jb1、Jb2のうち、最も短いものを残存寿命Jaとすることもできる。
その他の入力項目(P2〜P4、P6、P7)については、例えば、サーバー2に入力されるデータが許容範囲内であれば、これらのデータを考慮せずに残存寿命Jaを算出する。一方、これらのデータが許容範囲外であれば、これらのデータを考慮して以下に例示するように残存寿命Jaを算出する。
これら入力項目(P2〜P4、P6、P7)のデータが許容範囲外である場合は許容範囲内の場合に比して、コンベヤベルト12に対する負荷が大きいと考えられる。そこで、これらそれぞれの入力項目に対して、残存寿命Jaを短く算出させる係数K(0<K<1)を設定する。この係数Kの大きさは一律ではなく、今までに蓄積された実績データに基づいて、それぞれの入力項目の重要度によって重み付けをして、入力項目によって異ならせるとよい。
そしてまず、入力項目(P2〜P4、P6、P7)のデータを考慮することなく、上述したように仮残存寿命Jbを算出する。次いで、これらデータが許容範囲外である場合には、それぞれの入力項目に設定されている係数K(K1、K2、K3・・・)を、算出した仮残存寿命Jbに乗じて残存寿命Jaを算出する(Ja=Jb×K1×K2・・・)。
本発明では、算出された残存寿命Jaに基づいて、コンベヤベルト12の実際の寿命Jrが特定される。即ち、コンベヤベルト12の使用開始時点および残存寿命Jaを算出した時点は既知なので、使用開始時点から残存寿命Jaを算出した時点までの期間が判明する。この判明した期間に、算出した残存寿命Jaを加えた期間を実際の寿命Jrとして特定できる。本発明における実際の寿命Jrとは原則として、算出された残存寿命Jaに基づいてこのように特定された寿命を意味する。
演算部3は、所定の周期(例えば、2週間或いは1ケ月)で残存寿命Jaを算出する。この実施形態では、算出した残存寿命Jaを知らせる電子メールが、サーバー2から発注者端末機器7に対して送信される。
この管理システム1ではさらに、コンベヤベルト12の予定寿命Jfが、コンベヤベルト12がベルトコンベヤ装置9に装着される前に演算部3により算出される。上述したとおり、相関関係データベース4dが記憶部4に入力されているので、このコンベヤベルト12の使用条件(上述した入力項目P6、P7)のデータおよびこのコンベヤベルトの仕様のデータと、相関関係データベース4dを用いて、コンベヤベルト12を使用する前に予定寿命Jfが算出できる構成になっている。
ここで、直前に使用されていたコンベヤベルト12の使用条件、ベルト仕様、実際の寿命Jrのそれぞれのデータは、相関関係データベース4eに入力、記憶されて更新されている。このコンベヤベルト12の予定寿命Jfを算出する際には、更新された相関関係データベース4eが使用される構成になっている。
したがって、今後使用されるそれぞれの交換用コンベヤベルト12aの予定寿命Jfは、コンベヤベルト12(12a)が交換される度に更新される相関関係データベース4eを用いて、その交換用コンベヤベルト12aの使用条件とベルト仕様とに基づいて、ベルトコンベヤ装置9に装着される前に演算部3により算出される。このように相関関係データベース4eを更新することで、直近の使用条件のシビリアティの程度が反映されることになる。そのため、コンベヤベルト12(12a)の予定寿命Jfの予測精度が向上する。算出された予定寿命Jfは、サーバー2から発注者端末機器7に対して発信されている。
算出された予定寿命Jfは、多少の誤差を有している。そこで、上述したように残存寿命Jaを算出することで、コンベヤベルト12のより適切な交換時期を判定し易くなる。
即ち、本発明では、上述した残存寿命Jaに加えて、コンベヤベルト12の使用前に予定寿命Jfが算出される。この予定寿命Jfと残存寿命Jaと2つの寿命が把握できるので、一方の寿命だけに依存することなく、コンベヤベルト12のより適切な交換時期を把握し易くなる。しかも、コンベヤベルト12の使用前に予定寿命Jfを把握できるので、交換用のコンベヤベルト12aを準備するための時間的、資金的な余裕が確保し易くなる。そのため、コンベヤベルト12(12a)の余分な在庫を減らす、または在庫期間を短縮することが容易になり、コンベヤベルト12のランニングコストを低減するには有利になっている。
このコンベヤベルト12の実際の寿命Jrと予定寿命Jfとの差異が小さい場合は予定寿命Jfの予測精度が高く、この差異が大きい場合は予定寿命Jfの予測精度が低いと評価できる。そこで、このコンベヤベルト12の後に使用される交換用コンベヤベルト12aの予定寿命Jfを算出する際には、このコンベヤベルト12の実際の寿命Jrと、このコンベヤベルト12の予定寿命Jfとの比較に基づいて、交換用コンベヤベルト12aの予定寿命Jfを補正することもできる。
例えば、実際の寿命Jrと予定寿命Jfと差異を縮小させる補正係数Tを設定する。そして、算出した交換用コンベヤベルト12aの予定寿命Jfに補正係数Tを乗じることで予定寿命Jfを補正する。補正係数Tは、実際の寿命Jrと予定寿命Jfとの差異の大きさを例えば30%〜80%、または、40%〜80%、或いは、50%程度、縮小させる値に設定する。補正係数Tを、実際の寿命Jrと予定寿命Jfとの差異の大きさを100%縮小させる値に設定して、両者を一致させる補正を行うこともできる。
本発明の管理システム1は、上述した相関関係データベース4dの更新と、上述した予定寿命Jfの補正との両方を行う構成にすることもできるが、いずれか一方のみを行う構成にすることもできる。
この実施形態のように、残存寿命Jaを算出する根拠として、上カバーゴム13aの摩耗量P1に加えて、その他の入力項目P2〜P7のうちの少なくとも1つの入力項目を用いると、コンベヤベルト12の使用現場の実情により適合した残存寿命Jaを算出するには益々有利になる。
この実施形態ではさらに、在庫データベース4eに入力されているコンベヤベルト12の在庫量とコンベヤベルト12の算出された残存寿命Jaとに基づいて、サーバー2から発注者端末機器7に対して、交換用コンベヤベルト12aの発注時期の連絡または発注を促す連絡が送信される。
詳述すると、演算部3が残存寿命Jaを算出する度に、その時点での在庫データベース4eに入力されているコンベヤベルト12の在庫量を確認する。そして、必要となる交換用コンベヤベルト12aの長さが、確認した在庫量よりも長い場合は、在庫量が不足していることになる。この場合、算出した残存寿命Jaに対して納品に必要な所定期間を考慮して交換用コンベヤベルト12aの発注時期を指定し、この発注時期を知らせる電子メールが、サーバー2から発注者端末機器7に対して発信される。この発注時期が近づいた際には、交換用コンベヤベルト12aの発注を促す電子メールが、サーバー2から発注者端末機器7に対して発信される。そのため、コンベヤベルト12の交換に対して十分な準備をすることができる。
発注者端末機器7から交換用コンベヤベルト12aの発注の連絡があると、その連絡はサーバー2を経由して製造者端末機器8に、或いは、直接的に製造者端末機器8に送信される。この発注に基づいて、製造者は発注された仕様および長さのコンベヤベルト12aを発注者のストックヤードに納品する。
尚、コンベヤベルト12は周長が短ければすべて(全長)を交換することもあるが、周長が長い場合は必要な部分(必要長さ)のみを交換することになる。したがって、例えば入力項目(P1、P4、P5)については、入力するデータとともに、そのデータに対してコンベヤベルト12の周方向位置を特定できるデータも一緒にサーバー2に入力する。これにより、交換が必要なコンベヤベルト12の位置と長さを把握できる。
サーバー2の記憶部4には、コンベヤベルト12の交換に要する費用が入力されたデータベース、交換に要する時間が入力されたデータベース等を記憶させることもできる。このような構成にした場合は、コンベヤベルト12の交換に要する費用情報を、サーバー2から発注者端末機器7に対して送信することができる。また、コンベヤベルト12の交換に要するスケジュール管理を、サーバー2を用いて一元的に行うことができる。
下カバーゴム13bの摩耗量P1を入力項目に加えた場合は、この摩耗量P1に対する許容範囲(上限値)が許容範囲データベース4bに予め入力されることになる。そして、サーバー2に入力された下カバーゴム13bの摩耗量P1が許容範囲外になった場合に、発注者端末機器7または製造者端末機器8の少なくとも一方に、この摩耗量P1が許容範囲外になったことを知らせる電子メールが発信される構成にすることもできる。このメールを受信した発注者や製造者は、ベルトコンベヤ装置9の支持ローラ10cの回転状態(回転不能か否か)、コンベヤベルト12とプーリ10a、10bとの間でのスリップの発生有無、下カバーゴム13bに対するスクレーパの接触の有無等を点検する対処を行う。これにより、ベルトコンベヤ装置9の不具合を早期に解消することが可能になる。
1 管理システム
2 サーバー
3 演算部
4 記憶部
4a ベルト仕様データベース
4b 許容範囲データベース
4c 使用条件データベース
4d 相関関係データベース
4e 在庫データベース
5 入力部
5a 摩耗量入力部
5b 衝撃力入力部
5c 張力入力部
5d 心体状態入力部
5e エンドレス部状態入力部
5f 装置状態入力部
5g 使用環境入力部
6 送信部
7 発注者端末機器
8 製造者端末機器
9 ベルトコンベヤ装置
10a 駆動プーリ
10b 従動プーリ
10c 支持ローラ
11 テークアップ機構
12 コンベヤベルト
13a 上カバーゴム
13b 下カバーゴム
13c 幅方向端部ゴム
14 心体層
15 心体(スチールコード)
16A 非エンドレス部
16B エンドレス部
C 搬送物

Claims (4)

  1. 使用現場に設置されているコンベヤベルトの少なくとも上カバーゴムを含むゴムの摩耗量を入力項目とする入力部と、前記入力項目のデータが入力されるサーバーとを備えたコンベヤベルトの管理システムであって、
    前記サーバーは、演算部と記憶部とを有し、前記記憶部には、前記コンベヤベルトの仕様が予め入力されているベルト仕様データベースと、コンベヤベルトの仕様毎に前記サーバーに入力された前記入力項目についての許容範囲が予め入力されている許容範囲データベースとが記憶されていて、
    前記サーバーに入力された前記入力項目のデータと、前記ベルト仕様データベースに入力されている前記コンベヤベルトの仕様と、前記許容範囲データベースに入力されている前記許容範囲とに基づいて、前記コンベヤベルトの残存寿命が前記演算部により算出され、かつ、
    前記使用現場の前記ベルトコンベヤ装置での使用条件と、前記ベルト仕様データベースに入力されている前記コンベヤベルトの仕様と、コンベヤベルトの使用条件およびコンベヤベルトの仕様とコンベヤベルトの実際の寿命との予め把握されている相関関係とに基づいて、前記コンベヤベルトの予定寿命が、前記コンベヤベルトが前記ベルトコンベヤ装置に装着される前に前記演算部により算出され、前記使用条件には前記コンベヤベルトによる搬送物の搬送速度、単位時間当たりの搬送重量、前記搬送物の仕様、前記コンベヤベルトが架け渡されるプーリの外径、前記コンベヤベルトの使用環境温度が含まれていて、
    前記コンベヤベルトの後に使用されるコンベヤベルトの予定寿命を算出する際には、前記コンベヤベルトを使用した際の使用条件、前記コンベヤベルトの仕様、前記コンベヤベルトの実際の寿命のそれぞれのデータが入力されて更新された前記相関関係が用いられる構成にしたことを特徴とするコンベヤベルトの管理システム。
  2. 前記コンベヤベルトの実際の寿命と、前記コンベヤベルトの予定寿命との比較に基づいて、前記コンベヤベルトの後に使用されるコンベヤベルトの前記予定寿命が補正される構成にした請求項1に記載のコンベヤベルトの管理システム。
  3. 前記コンベヤベルトの使用現場またはその周辺のストックヤードでの前記コンベヤベルトの交換用コンベヤベルトの在庫量が入力されている在庫データベースが前記記憶部に記憶され、前記サーバーが発注者端末機器と通信可能に接続されていて、
    前記在庫データベースに入力されている前記在庫量と算出された前記残存寿命とに基づいて、前記サーバーから前記発注者端末機器に対して、前記交換用コンベヤベルトの発注時期の連絡または発注を促す連絡が送信される構成にした請求項1または2に記載のコンベヤベルトの管理システム。
  4. 前記入力部に、前記コンベヤベルトに作用している衝撃力、張力、心体の状態を示す指標、エンドレス部の状態を示す指標、前記コンベヤベルトが装着されているベルトコンベヤ装置の状態を示す指標、前記コンベヤベルトの使用環境を示す指標の6つのそれぞれを入力項目とする入力部が含まれている請求項1〜3のいずれかに記載のコンベヤベルトの管理システム。
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