JP3815230B2 - コンベヤ装置およびコンベヤ装置使用の仕分け設備 - Google Patents

コンベヤ装置およびコンベヤ装置使用の仕分け設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば多数種の書籍を販売店毎に仕分けるときなどに採用されるコンベヤ装置およびコンベヤ装置使用の仕分け設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものとしては、たとえば特開平8−301438号公報に見られるところの仕分け設備が提供されている。この従来構成は、一定走行経路上を走行自在な走行台車の上部に、荷を走行方向に対して左右横方向に仕分ける仕分け用ベルトコンベヤ(仕分け用搬送装置)が設けられている。そして、一定走行経路の所定箇所に、荷を荷積み部から走行台車の仕分け用ベルトコンベヤへ投入する投入部が形成され、さらに、一定走行経路の左右側方に仕分け部が形成されている。
【0003】
このような従来構成によると、一定走行経路上で走行台車群を走行させながら、投入部において、空の走行台車の仕分け用ベルトコンベヤ上へ荷を投入させる。そして、実の走行台車が目的とする仕分け部に到達したとき、無接触方式で給電されている仕分け用ベルトコンベヤを正または逆に駆動させることで、荷は目的とする仕分け部に払い出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来の構成によると、各走行台車自身に仕分け用ベルトコンベヤの駆動手段(制御手段)がそれぞれ設けられており、そして給電および信号の取り合いが発生することで、全体の構造が複雑にかつ高価になり、そしてメンテナンス性も悪いものになっていた。
【0005】
また、走行台車の走行時などに仕分け用ベルトコンベヤから荷が脱落するのを防止するために、ベルトに脱落防止用の横桟が設けられる場合、たとえば特開平10−316218号公報に見られるように、荷卸しマットの外面側の複数箇所にベルト幅方向の横桟が設けられる場合、ローラに対する荷卸しマットのスリップなどにより、両ローラの下方に位置していた一対の横桟が両ローラ体の上方に正確に位置しないことがある。
【0006】
すなわち半回転が十分に行われず、両ローラの上方に対して一対の横桟がずれた状態で所期の半回転が停止することがある。このようなとき、このままでは次の荷の供給が好適に行われないことになる。したがって、駆動手段の作動により横桟の位置修正が行われるのであるが、これによると検知手段が必要であるなど、構成、制御が複雑になる。
【0007】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、全体を簡単にかつ安価に構成し得るものでありながら横桟の位置修正を自動的に行え得るコンベヤ装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
また請求項5記載の発明は、全体を簡単にかつ安価に構成し得るものでありながら被仕分け物の仕分けを常に好適に行え得るコンベヤ装置使用の仕分け設備を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のコンベヤ装置は、一対の輪体と、これら輪体間に巻回された無端ベルト体とが設けられ、外部から回動力が付与されるコンベヤ装置であって、前記無端ベルト体の外面側の複数箇所にはベルト幅方向の横桟が設けられるとともに、一対の横桟は、両輪体の上方に同時に位置されるように配設され、前記無端ベルト体は樹脂含浸製であって、横桟よりも外側でかつ回転停止時に輪体に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分と、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分との連続体により形成されるとともに、多数の孔を形成することで二箇所の高柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項1の発明によると、無端ベルト体の回動を、両輪体の上方にそれぞれ横桟を位置させる状態に行った際に、一対の横桟が両輪体の上方に正確に位置しないことがあり、このようなとき、低柔軟性ベルト部分の端部分が輪体の円周部分に巻回して、弾性に抗して円弧状に変形することになる。すると、端部分の弾性復元力(剛性)が高柔軟性ベルト部分の弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両輪体の回転を伴いながら無端ベルト体を自動的に回動し得、そして両輪体の上方に対して一対の横桟を正確に位置させた状態で回動を停止し得る。その際に無端ベルト体は、多数の孔を形成することのみで二箇所の高柔軟性ベルト部分を容易に形成し得る。
【0012】
そして本発明の請求項2記載のコンベヤ装置は、上記した請求項1記載の構成において、二箇所の高柔軟性ベルト部分でベルト幅方向の設定範囲には、孔が形成されていない帯状部が残存されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項2の発明によると、無端ベルト体は、帯状部によって耐久性を確保し得る。
さらに本発明の請求項3記載のコンベヤ装置は、上記した請求項1記載の構成において、無端ベルト体は樹脂含浸製であって、ベルト厚さ方向の中間部分に芯材を内包することで二箇所の低柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴としたものである。
【0014】
したがって請求項3の発明によると、両輪体の上方に対して一対の横桟がずれた状態で回転が停止したとき、低柔軟性ベルト部分の弾性復元力(剛性)が、厚さ方向の中間部分に内包されている芯材群によって、高柔軟性ベルト部分の弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両輪体の回転を伴いながら無端ベルト体を自動的に回動し得、そして両輪体の上方に対して一対の横桟を正確に位置させた状態で回動を停止し得る。
【0017】
また本発明の請求項4記載のコンベヤ装置は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、無端ベルト体は、横桟が設けられた高柔軟性ベルト部分と、低柔軟性ベルト部分との遊端面間が接続されることで構成されていることを特徴としたものである。
【0018】
したがって請求項4の発明によると、長さの異なる多数種の低柔軟性ベルト部分を準備しておくことにより、両輪体の軸心間距離の異なるコンベヤ装置に迅速かつ容易に対処し得る。
【0019】
そして本発明の請求項5記載のコンベヤ装置使用の仕分け設備は、無端駆動体に複数のコンベヤ装置を設けて無端状の搬送経路が形成され、この搬送経路に対向されて、コンベヤ装置からの被仕分け物を受け入れる受け入れ部群が設けられ、前記コンベヤ装置は、一対の輪体と、これら輪体間に巻回された無端ベルト体とが設けられ、外部から回動力が付与される構成であって、前記無端ベルト体の外面側の複数箇所にはベルト幅方向の横桟が設けられるとともに、一対の横桟は、両輪体の上方に同時に位置されるように配設され、前記無端ベルト体は樹脂含浸製であって、横桟よりも外側でかつ回転停止時に輪体に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分と、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分との連続体により形成されるとともに、多数の孔を形成することで二箇所の高柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴としたものである。
【0020】
したがって請求項5の発明によると、無端駆動体の作動によりコンベヤ装置群を搬送経路上で移動させながら、コンベヤ装置の無端ベルト体上に被仕分け物を供給し得る。このように無端ベルト体上に被仕分け物を支持しているコンベヤ装置を受け入れ部群の上方で移動させ、そしてコンベヤ装置が目的とする受け入れ部に到達したときに無端ベルト体を回動させることで、この無端ベルト体により支持していた被仕分け物を送り出して、目的とする受け入れ部に投入し得る。その際に無端ベルト体は、多数の孔を形成することのみで二箇所の高柔軟性ベルト部分を容易に形成し得る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図11に基づいて説明する。
図2、図3において、床側に設置自在な機枠1には、ローラチェーン(無端駆動体の一例)11が回動自在に設けられている。すなわち、機枠1は長尺枠状であって、その長さ方向の両端部分には、軸受装置12,15を介してそれぞれ縦軸13,16が回転自在に設けられている。各縦軸13,16の上部にはそれぞれスプロケットホイール(輪体の一例)14,17が取り付けられ、これらスプロケットホイール14,17間に前記ローラチェーン11が巻回されている。
【0022】
一方のスプロケットホイール14は駆動側であって、機枠1に設けられたモータ(駆動装置の一例)21に連動連結されている。すなわち、モータ21側の駆動軸22に設けられた駆動スプロケット23と、前記縦軸13に設けられた受動スプロケット24とが、伝動チェーン25を介して連動連結されている。なお、受動側のスプロケットホイール17は、機枠1と軸受装置15との間に設けられた張力調整手段(図示せず。)によって、一方のスプロケットホイール14に対して移動自在に構成されている。
【0023】
前記ローラチェーン11側には、所定ピッチ置きに仕分けコンベヤ31が設けられ、以て複数の仕分けコンベヤ(コンベヤ装置の一例)31によって無端状の搬送経路30が形成されている。ここで仕分けコンベヤ31群は、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けられている。
すなわち図1〜図4、図7、図9、図10において、前記スプロケットホイール14,17間でかつローラチェーン11による左右一対の直線状経路の下方に位置されて、それぞれフレーム体3が配設されるとともに、これらフレーム体3は機枠1に取り付けられている。ここでフレーム体3は型レール状であって、その上部側には、内側位置に下向きの受けガイド面4が形成され、中間位置に左右ガイド面5が形成され、外側位置に上向きの支持ガイド面6が形成されている。さらに下部側で外側位置には、上下向きの規制ガイド面(後述するガイド手段の構成部材の一例)7が形成されている。
【0024】
前記仕分けコンベヤ31には、前記フレーム体3の部分に位置される移動部材32が設けられ、この移動部材32は前記ローラチェーン11の下面側に、リンクピン11aを連結具に兼用するなどして連結されている。前記移動部材32の下部には、前記左右ガイド面5に嵌合して案内されるガイドローラ33が前後一対で設けられている。
【0025】
そして移動部材32には左右方向の支持軸34が貫通され、この支持軸34の内端には被受けローラ35が遊転自在に設けられ、この被受けローラ35は前記受けガイド面4に下方から当接されている。また、移動部32よりも外側において、支持軸34には被支持ローラ36が遊転自在に設けられ、この被支持ローラ36は前記支持ガイド面6に上方から当接されている。
【0026】
前記支持軸34は外側へ長尺であって、ここにコンベヤフレーム37が軸受38を介して設けられ、以てコンベヤフレーム37はローラチェーン11側に、搬送経路30の方向に対して直交状の横軸心、すなわち支持軸軸心34Aの周りで傾斜自在に取り付けられている。その際に支持軸34の位置は、搬送経路30の方向において前部寄りとされており、以てコンベヤフレーム37は自重によって、その後部が下位となるように支持軸軸心34Aの周りで自動的に傾斜されることになる。
【0027】
前記コンベヤフレーム37には、前後一対のローラ体(輪体の一例)40,42が、それぞれ左右方向の輪体軸41,43を介して遊転自在に設けられている。前記ローラ体40,42間には無端ベルト体44が巻回され、以て無端ベルト体44は搬送経路30の方向に回動自在に構成されている。
【0028】
そして無端ベルト体44の外側面(表面)の4箇所(複数箇所)にはベルト幅方向の横桟45が設けられ、その際に横桟45群は、一対の横桟が両ローラ体40,42の上方に同時に位置されるように、すなわち4箇所の横桟45が両ローラ体40,42の上下に振り分けて同時に位置されるように配設されている。
【0029】
前記無端ベルト体44は樹脂含浸製であって、前記横桟45よりも外側でかつ回転停止時にローラ体40,42に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分44Aと、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分44Bとの連続体により形成されている。すなわち、二箇所の高柔軟性ベルト部分44Aは、孔径が大小の多数の孔75を形成することで構成され、その際に、ベルト幅方向の両側部分(設定範囲)には孔75が形成されていない帯状部44aが残存され、この帯状部44aによって耐久性が確保されている。
【0030】
前記横桟45は、複数枚の帯状部材45aが積層されることで形成され、その厚さ方向における両表面の帯状部材45aの下端部分が下方突出状とされ、この突出状部分45bが無端ベルト体44の外側面に固定されることで、4箇所(2箇所で2組)に立設状に設けられている。
【0031】
前記コンベヤフレーム37のフレーム体3側の位置でかつ後部からは、ブラケット46が後方へと連設され、このブラケット46の遊端には、前記規制ガイド面7に嵌合される被ガイドローラ(被ガイド体の一例)47が設けられている。そして、前部側の輪体軸41におけるフレーム体3側の端部には、ローラ体(一方の輪体)40に連動された摩擦輪体(受動輪体の一例)48が設けられ、この摩擦輪体48の外周には摩擦層48aが積層されている。
【0032】
なお前記コンベヤフレーム37には、左右に振り分けてサイドガイド体49が設けられている。また移動部材32には、被受けローラ35の前後に位置されて案内ローラ39が設けられている。さらに移動部材32には被検知部50が設けられている。そしてブラケット46の遊端には、被ガイドローラ47が離脱などしたときに規制ガイド面7に当接して、仕分けコンベヤ31の不測な傾斜動を阻止するためのブロック部46Aが設けられている。以上の32〜50などにより仕分けコンベヤ31の一例が構成される。
【0033】
前記搬送経路30は長円無端状であって、左右一対の直線状経路部が形成されている。そして、一方の直線状経路部における始端部分に対向されて、仕分けコンベヤ31上に書籍(被仕分け物の一例)Aを供給する供給手段51が設けられている。さらに終端部分に対向されて、仕分けコンベヤ31からの書籍Aを受け入れる受け入れ部71群が設けられている。
【0034】
前記仕分けコンベヤ31は、その無端ベルト体44を水平状として前記供給手段51からの書籍Aを受け入れ、そして横桟45が位置された供給側(受け入れ部71に対する供給側)を下位として大きく傾斜されたのち、小さい傾斜に戻されて受け入れ部71群に達するように、この仕分けコンベヤ31側に設けられた被ガイドローラ47が案内される傾斜規制用のガイド手段が、前記搬送経路30に沿って設けられている。
【0035】
前記ガイド手段は、前述した規制ガイド面7によりその一部が構成され、この規制ガイド面7により被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト体44は小さい傾斜(傾斜角は20°位)になるように設定されている。そして、前記供給手段51よりも上手の部分から前記受け入れ部71の少し上手の部分までの間では、前記フレーム体3における規制ガイド面7の形成部材が除去され、この除去部分にガイド体(ガイド手段の構成部材の一例)8が設けられている。
【0036】
このガイド体8は、規制ガイド面7からの被ガイドローラ47を持上げる始端上昇部8aと、この始端上昇部8aに連なりかつ規制ガイド面7よりも上方に位置される上位水平状部8bと、この上位水平状部8bに連なる下降部8cと、この下降部8cに連なりかつ規制ガイド面7よりも下方に位置される下位水平状部8dと、この下位水平状部8dに連なりかつ規制ガイド面7へ被ガイドローラ47を導く終端上昇部8eとにより構成されている。
【0037】
ここで、上位水平状部8bにより被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト体44は水平状となり、そして下位水平状部8dにより被ガイドローラ47が案内されているとき、仕分けコンベヤ31の無端ベルト体44は大きい傾斜(傾斜角は45°位)になるように設定されている。なお前記ガイド体8は前記フレーム体3側に取り付けられている。
【0038】
前記供給手段51は複数のベルトコンベヤ、すなわち、受け取り側コンベヤ52、中間コンベヤ53、投入側コンベヤ54などからなる。そして受け取り側コンベヤ52の始端部分により受け取り部55が形成され、この受け取り部55において、受け取り側コンベヤ52に対して書籍Aが人為的または機械的に渡される。また投入側コンベヤ54は、その終端が下位として傾斜状に配設され、そして終端外方によって仕分けコンベヤ31への投入部56が形成される。なお供給手段51の部分にはバーコードリーダ57が設けられている。
【0039】
前記仕分けコンベヤ31は、外部から回動力が付与される形式とされている。すなわち、前記受け入れ部71群は搬送経路30の下方に配設され、そして各受け入れ部71の部分には、目的とする仕分けコンベヤ31の無端ベルト体44を回動させる回動力付与手段61が設けられている。ここで回動力付与手段61は、前記摩擦輪体48に接近離間自在であり、その接近動により摩擦輪体48に係わり合うことで、仕分けコンベヤ31の搬送経路30に沿った移動力により摩擦輪体48を回転させるように構成されている。
【0040】
すなわち回動力付与手段61は、前記フレーム体3側にブラケット62を介して取り付けられたガイド付きのシリンダー装置63を有し、その下向きのピストンロッド64には上位昇降体65が設けられている。この上位昇降体65の下方には、4連リンク機構66を介して下位昇降体67が相対的に昇降自在に設けられ、その際に4連リンク機構66の下方揺動限は、上位昇降体65側のストッパ部68にリンクが当接することで規制されている。
【0041】
前記下位昇降体67の下部には、前記摩擦輪体48に対して上方から当接離間自在な摩擦レール体69が設けられ、この摩擦レール体69の下面側には摩擦層69aが敷設されている。そして4連リンク機構66のリンクと上位昇降体65との間には、4連リンク機構66を下方揺動限へと付勢するコイルスプリング(付勢体の一例)70が設けられ、以て摩擦輪体48に対して摩擦レール体69の摩擦体69aが、コイルスプリング70の弾性力を介して当接されるように構成されている。
【0042】
したがって、下位昇降体67とともに摩擦レール体69の摩擦層69aを下降させた状態で、この摩擦層69aに対して摩擦輪体48を下方から当接させることによって、仕分けコンベヤ31の移動力により摩擦輪体48を回転させてローラ体40を駆動回転させ、以て無端ベルト体44を回動させ得る。
【0043】
その際に摩擦レール体69の摩擦作用長さは、両ローラ体40,42の上方に位置されていた一対の横桟45が両ローラ体40,42の下方に位置され、そして両ローラ体40,42の下方に位置されていた一対の横桟45が両ローラ体40,42の上方に位置されるように設定されている。上記した62〜70などにより回動力付与手段61の一例が構成される。
【0044】
前記受け入れ部71群は、搬送経路30の下方に上部開放の収納箱72が設けられることなどで構成されている。また各受入れ部71に対応されて、前記仕分けコンベヤ31における被検知部50を検知するための検知手段73が設けられている。
【0045】
以下に、上記した第1の実施の形態における作用を説明する。
仕分け設備により書籍Aの仕分けを行うに際して、各受入れ部71においては空の収納箱72をセツトしている。ここで収納箱72は、たとえば店舗別であって、この店舗別の信号を制御部に入力している。
【0046】
また仕分けコンベヤ31群は、搬送経路30上において無端列車状で移動している。これは、モータ21の駆動により駆動軸22を回転させ、その回転力を、駆動スプロケツト23、伝動チェーン25、受動スプロケツト24、縦軸13を介してスプロケツトホイール14に伝達してローラチェーン11を回動させることにより、このローラチェーン11に連結しかつフレーム体3側に支持案内される移動部材32を介して行っている。
【0047】
その際に移動部材32の左右方向の振れやずれは、前後一対のガイドローラ33を左右ガイド面5により案内することで規制し得、また浮き上がりは、被受けローラ35や案内ローラ39を受けガイド面4により受け止めて案内することで阻止し得、そして下降は、被支持ローラ36を支持ガイド面6により支持して案内することで阻止し得る。
【0048】
したがって仕分けコンベヤ31群を、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けた構成、すなわち片側にのみ駆動、支持構成を配設した簡単でかつメンテナンス性のよい構成でありながら、仕分けコンベヤ31群の移動は常に安定して行えることになる。なお、移動している仕分けコンベヤ31群は、通常、横桟45群を両ローラ体40,42の上下に振り分けて同時に位置させている。
【0049】
このような状態において、仕分けようとする書籍Aを、受け取り部55から供給手段51の受け取り側コンベヤ52上に載せる。そして、この受け取り側コンベヤ52から中間コンベヤ53への搬送中において、バーコードリーダ57によって書籍Aのバーコードを読み取り、以て読み取り信号を制御部に入力する。この書籍Aを、投入側コンベヤ54から、投入部56の下方に位置している仕分けコンベヤ31に投入させる。
【0050】
このとき仕分けコンベヤ31では、図4、図7実線、図10(a)に示すように、被ガイドローラ47を上位水平状部8bにより案内していることで、その無端ベルト体44は水平状となっている。したがって書籍Aの投入は、水平状の無端ベルト体44における横桟45間の低柔軟性ベルト部分44B上に対して容易に確実に行える。その際に書籍Aの投入は、無端ベルト体44の幅方向において右側か左側かに選択して行い、以て収納箱72における左右の収納部のいずれに収納させるかを決定している。
【0051】
上述したようにして、無端ベルト体44の低柔軟性ベルト部分44B上に書籍Aを支持している仕分けコンベヤ31は、投入部56から受け入れ部71群側へと移動し得る。この移動の際に、図10(b)に示すように、被ガイドローラ47を上位水平状部8bから下降部8cへと案内することになり、以て仕分けコンベヤ31、すなわち無端ベルト体44を、その後端の供給側が下位となるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜(回動)させる。
【0052】
そして被ガイドローラ47を下降部8cから下位水平状部8dへと案内することで、図5、図7仮想線、図10(b)に示すように、無端ベルト体44を大きく傾斜(傾斜角は45°位)し得る。この傾斜によって、書籍Aは無端ベルト体44における低柔軟性ベルト部分44Bの上を滑動し、後端の供給側に位置している横桟45に当接する。これにより、低柔軟性ベルト部分44B上に向きなどが不揃いで投入されていた書籍Aの支持姿勢を自動的に揃え得る。
【0053】
このようにして書籍Aの支持姿勢を揃えたのち、図10(c)に示すように、被ガイドローラ47を下位水平状部8dから終端上昇部8eへと案内することになり、以て無端ベルト体44を、その後端の供給側を上昇させるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜(回動)させる。そして、被ガイドローラ47を終端上昇部8eから規制ガイド面7へと案内することで、図6、図8、図10(d)に示すように、無端ベルト体44を小さい傾斜(傾斜角は20°位)に戻すことになる。
【0054】
このように、無端ベルト体44を小さい傾斜とした仕分けコンベヤ31群を、受け入れ部71群の上方で移動させる。そして仕分けコンベヤ31が目的とする受け入れ部71に到達する前に、この仕分けコンベヤ31側の被検知部50を検知手段73が検知することになり、その検知信号に基づいて、この受け入れ部71に対応した回動力付与手段61を作動させる。
【0055】
すなわち、シリンダー装置63の伸展動によって上位昇降体65を下降させ、4連リンク機構66を介して下位昇降体67を下降させることで、摩擦レール体69を下位に位置させる。すると、移動してきた仕分けコンベヤ31の摩擦輪体48が摩擦レール体69の下へ入り込み、その摩擦層48aが摩擦レール体69の摩擦層69a上を移動することになる。
【0056】
これにより、大きな摩擦抵抗によって摩擦輪体48を確実に回転し得、この摩擦輪体48を取り付けた輪体軸41を介してローラ体40を強制回転し得る。このローラ体40の強制回転によって、ローラ体42の遊転を伴いながら、無端ベルト体44を、その上位部分が傾斜下位へ向うようにかつ搬送経路30に沿った方向に回動し得、以て図6、図10(d)に示すように、低柔軟性ベルト部分44Bにより支持していた書籍Aを送り出して、目的とする収納箱72の収納部に直接に投入させる。
【0057】
その際に、前述したように、低柔軟性ベルト部分44B上の書籍Aは向きなどを揃えていることで、書籍Aの向きを一定状として送り出し得、しかも低柔軟性ベルト部分44Bからの書籍Aのベルト離れも、最初から最後まで均一状にし得ることから、収納箱72に好適に仕分け得る。
【0058】
また上述したように、無端ベルト体44を傾斜させた状態で、この無端ベルト体44を回動させて書籍Aを送り出すことにより、仕分けコンベヤ31群の下方、すなわち搬送経路30の下方に受け入れ部71群を配設し得ることになって、省スペース化を可能にし得るとともに、収納箱72の収納部に対して直接に仕分け投入することが可能になって、別途に滑り台(滑り板)を設ける形式に比べて平面スペースを少なくし得、レイアウト構成も容易に行える。
【0059】
前述した摩擦輪体48の摩擦レール体69の下への入り込みは、コイルスプリング70に抗して摩擦レール体69を少し上昇させながら行うことになり、以て摩擦層48aが摩擦層69aに対して弾性的に圧接状となって、摩擦輪体48の回転は移動量に見合って確実に行えることになる。
【0060】
これにより無端ベルト体44の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の下方に位置させ、そして両ローラ体40,42の下方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の上方に位置させるように、半回転分を行える。
【0061】
前述したように、無端ベルト体44の回動による書籍Aの送り出し作用が終了した時点で、動力付与手段61を逆作動させ、以て摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させる。なお、引き続いて搬送してきた書籍Aを同じ収納箱72に送り出すときには、摩擦レール体69などを非作用位置へと上昇動させることなく、下降した作用位置において待機させておいてもよい。
【0062】
前述したように無端ベルト体44の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の下方に位置させるなど、半回転分を行うのであるが、その際に、摩擦層69aに対する摩擦層48aのスリップ、摩擦層48aの摩損、ローラ体40,42に対する無端ベルト体44のスリップなどにより、両ローラ体40,42の下方に位置していた一対の横桟45が両ローラ体40,42の上方に正確に位置しないことがある。
【0063】
すなわち半回転が十分に行われず、たとえば図11(a)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟45がずれた状態で所期の半回転が停止したとき、このままでは供給手段51による次の書籍Aの供給が好適に行われないことになる。このようなとき、低柔軟性ベルト部分44Bの回動後端部分44bがローラ体40,42の円周部分に巻回され、弾性に抗して円弧状に変形されている。
【0064】
すると、回動後端部分44bの弾性復元力(剛性)が、横桟45間の高柔軟性ベルト部分44Aの弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両ローラ体40,42の回転を伴いながら無端ベルト体44を自動的に回動し得、そして図11(b)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟45を正確に位置させた状態で回動を停止し得る。
【0065】
このように、無端ベルト体44に剛性差を持たせることにより、ローラ体40,42に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体44自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせ得、以て横桟45群を定位置に自動的に復帰させるとともに、その定位置を位置決めし得る。その際に仕分けコンベヤ31には駆動装置や制御装置を搭載しない形式であることから、構造をシンプルにかつ軽量にし得るとともに、制御を不要とし得、さらに全体のコストを低減し得る。また無端ベルト体44は、多数の孔75を形成することのみで二箇所の高柔軟性ベルト部分44Aを容易に形成し得る。
【0066】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図12、図13に基づいて説明する。
この第2の実施の形態では、無端ベルト体81の内部に芯材83が内包されている。すなわち、無端ベルト体81の外側面(表面)の4箇所(複数箇所)にはベルト幅方向の横桟82が設けられ、その際に横桟82群は、一対の横桟が両ローラ体40,42の上方に同時に位置されるように、すなわち4箇所の横桟82が両ローラ体40,42の上下に振り分けて同時に位置されるように配設されている。
【0067】
前記無端ベルト体81は樹脂含浸製であって、前記横桟82よりも外側でかつ回転停止時にローラ体40,42に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分81Aと、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分81Bとの連続体により形成されている。ここで、回転停止時に両ローラ体40,42間に位置される低柔軟性ベルト部分81Bは、無端ベルト体81の厚さ方向の中間部分に、ワイヤーロープや硬めの樹脂からなる芯材83が内包されている。芯材83は多数本であって、ベルト幅方向に所定間隔を置いて位置されている。
【0068】
以下に、上記した第2の実施の形態における作用を説明する。
前述したように無端ベルト体81の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟82を両ローラ体40,42の下方に位置させるなど、半回転分を行うのであるが、その際に、半回転が十分に行われず、たとえば図13の(a)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟82がずれた状態で所期の半回転が停止したとき、このままでは供給手段51による次の書籍Aの供給が好適に行われないことになる。
【0069】
このようなとき、低柔軟性ベルト部分81Bの回動後端部分81bがローラ体40,42の円周部分に巻回され、弾性に抗して円弧状に変形されている。すると、回動後端部分81bの弾性復元力(剛性)が、厚さ方向の中間部分に内包されている芯材83群によって、横桟82間の高柔軟性ベルト部分81Aの弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両ローラ体40,42の回転を伴いながら無端ベルト体81を自動的に回動し得、そして図13の(b)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟82を正確に位置させた状態で回動を停止し得る。
【0070】
このように、無端ベルト体81に剛性差を持たせることにより、ローラ体40,42に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体81自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせ得、以て横桟82群を定位置に自動的に復帰させるとともに、その定位置を位置決めし得る。その際に仕分けコンベヤ31には駆動装置や制御装置を搭載しない形式であり、しかもベルトの厚さ方向の中間部分に芯材83群を内包したのみの簡単な構成であることから、構造をシンプルにかつ軽量にし得るとともに、制御を不要とし得、さらに全体のコストを低減し得る。
【0071】
次に、本発明の第3の実施の形態を、図14、図15に基づいて説明する。
この第3の実施の形態において、無端ベルト体85は樹脂製であって、薄肉成形により高柔軟性ベルト部分85Aが形成されるとともに、厚肉成形により低柔軟性ベルト部分85Bが形成され、そして横桟86は樹脂により一体成形されている。
【0072】
すなわち、無端ベルト体85は、回転停止時に両ローラ体40,42に巻き付けられる一対の薄肉成形部分により高柔軟性ベルト部分85Aが形成されるとともに、両ローラ体40,42間に位置される一対の厚肉成形部分により低柔軟性ベルト部分85Bが形成され、そして高柔軟性ベルト部分85Aと低柔軟性ベルト部分85Bとを樹脂により一体成形することで構成されている。さらに、高柔軟性ベルト部分85Aの低柔軟性ベルト部分85Bに近い位置の表面に、ベルト幅方向の横桟86が同時に樹脂により一体成形されている。
【0073】
以下に、上記した第3の実施の形態における作用を説明する。
前述したように無端ベルト体85の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟86を両ローラ体40,42の下方に位置させるなど、半回転分を行うのであるが、その際に、半回転が十分に行われず、たとえば図15の(a)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟86がずれた状態で所期の半回転が停止したとき、このままでは供給手段51による次の書籍Aの供給が好適に行われないことになる。
【0074】
このようなとき、低柔軟性ベルト部分85Bの回動後端部分85bがローラ体40,42の円周部分に巻回され、弾性に抗して円弧状に変形されている。すると、回動後端部分85bの弾性復元力(剛性)が、その厚さの差によって、横桟86間の高柔軟性ベルト部分85Aの弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両ローラ体40,42の回転を伴いながら無端ベルト体85を自動的に回動し得、そして図15の(b)に示すように、両ローラ体40,42の上方に対して一対の横桟86を正確に位置させた状態で回動を停止し得る。
【0075】
このように、無端ベルト体85に形成厚さによって剛性差を持たせることにより、ローラ体40,42に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体85自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせ得、以て横桟86群を定位置に自動的に復帰させるとともに、その定位置を位置決めし得る。その際に仕分けコンベヤ31には駆動装置や制御装置を搭載しない形式であり、しかも無端ベルト体85の形成厚さを変化させるのみの簡単な構成であることから、構造をシンプルにかつ軽量にし得るとともに、制御を不要とし得、さらに全体のコストを低減し得る。
【0076】
次に、本発明の第4の実施の形態を、図16、図17に基づいて説明する。
この第4の実施の形態において、無端ベルト体91は、横桟92が設けられた高柔軟性ベルト部分91Aと、低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間を接続することで構成されている。
【0077】
すなわち、無端ベルト体91は、回転停止時に両ローラ体40,42に巻き付けられる一対の高柔軟性ベルト部分91Aと、両ローラ体40,42間に位置される一対の低柔軟性ベルト部分91Bとにより形成され、そして高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとは、それぞれ樹脂により成形されている。さらに、高柔軟性ベルト部分91Aの遊端部分に近い位置の表面に、ベルト幅方向の横桟92が同時に樹脂により一体成形されている。
【0078】
前記高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとは、その厚さを同様にして形成されている。そして、二箇所の高柔軟性ベルト部分91Aは、孔径が大小の多数の孔93を形成することで高柔軟性に構成され、その際に、ベルト幅方向の両側部分(設定範囲)には孔93が形成されていない帯状部91aが残存され、この帯状部91aによって耐久性が確保されている。
【0079】
前記高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端部分は、互いに逆方向の傾斜遊端面94A,94Bに形成されている。そして、これら傾斜遊端面94A,94Bどうしが重合された状態で、これら傾斜遊端面94A,94B間に接着剤95が介在されて接着されることにより、高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間が接続されている。
【0080】
上記した第4の実施の形態によると、前述した第1の実施の形態と同様に、無端ベルト体91に剛性差を持たせることにより、ローラ体40,42に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体91自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせ得、以て横桟92群を定位置に自動的に復帰させるとともに、その定位置を位置決めし得る。
【0081】
そして無端ベルト体91は、横桟92が設けられた高柔軟性ベルト部分91Aと、低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間を接続することにより構成されていることで、たとえば、長さの異なる多数種の低柔軟性ベルト部分91Bを準備しておくことにより、両ローラ体40,42のローラ軸心間距離Lの異なる仕分けコンベヤ31に迅速かつ容易に対処し得る。
【0082】
次に、本発明の第5の実施の形態を、図18に基づいて説明する。
この第5の実施の形態は前述した第4の実施の形態とほぼ同様であって、無端ベルト体91は、横桟92が設けられた高柔軟性ベルト部分91Aと、低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間が接続されることで構成されている。その際に、高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面は鋸歯状遊端面97A,97Bに形成され、これら鋸歯状遊端面97A,97B間に接着剤が介在されて接着されることにより、高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間が接続されている。
【0083】
なお、第4の実施の形態や第5の実施の形態に示される高柔軟性ベルト部分91Aと低柔軟性ベルト部分91Bとの遊端面間を接続させる形式は、上述した第2の実施の形態に示される無端ベルト体81や、第3の実施の形態に示される無端ベルト体85にも同様に採用し得るものである。
【0084】
次に、本発明の第6の実施の形態を、図19に基づいて説明する。
この第6の実施の形態は、前述した第1、第4、第5の実施の形態とほぼ同様であって、第1、第4、第5の実施の形態では、ベルト幅方向の両側部分(設定範囲)に孔75,93が形成されていない帯状部44a,91aが残存され、この帯状部44a,91aによって耐久性が確保されているのに対して、この第6の実施の形態では、中間部位置にも帯状部44a,91aが残存されている。
【0085】
すなわちベルト幅方向において、帯状部44a,91aと孔75,93が形成された部分とが交互に位置され、その際に帯状部44a,91aの幅nに対して孔形成部幅Nはほぼ2倍に設定されている。そしてベルト幅方向における端の帯状部44a,91aにかからないようにして、横桟45,92が設けられている。
【0086】
上記した第1、第4、第5の実施の形態において、二箇所の高柔軟性ベルト部分44A,91Aは、孔径が大小の多数の孔75,93を形成することで高柔軟性に構成されているが、これは全てが同様の孔径の孔75,93が多数形成された構成であってもよい。
【0087】
上記した各実施の形態において、無端ベルト体44,81,85,91の低柔軟性ベルト部分44B,81B,85B,91Bには、その幅方向の中央部分に、長さ方向に沿った仕切り部材が設けられた形式であってもよい。この場合には、左右に選択して投入された書籍Aの横ずれを防止し得る。
【0088】
上記した第1の実施の形態では、被仕分け物として書籍Aが示されているが、これは他の物品、荷などであってもよい。そして被仕分け物の種類によっては、受け入れ部71の形状は異なるものとなる。
【0089】
上記した第1の実施の形態では、仕分けコンベヤ31の無端ベルト体44を、その後端の供給側が下位となるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜させているが、これは前端の供給側が下位となるように支持軸軸心34Aの周りに傾斜させる形式などであってもよい。
【0090】
上記した第1の実施の形態では、受け入れ部71群が搬送経路30の下方に配設されているが、これは無端ベルト体44により送り出した書籍Aをシュートやコンベヤにより側方ヘ取り出したのち、収納箱72に投入させる形式などであってもよい。
【0091】
上記した第1の実施の形態では、仕分けコンベヤ31群が、ローラチェーン11に片持ち状に取り付けられているが、これはローラチェーン11が両側に配設され、これらローラチェーン11間に仕分けコンベヤ31群が両持ち状に取り付けられた形式などであってもよい。
【0092】
上記した第1の実施の形態では、回動力付与手段61として、摩擦輪体(受動輪体)48に対して摩擦レール体69が当接離間自在な形式が示されているが、これは、ピニオン(受動輪体)に対してラック体が噛合自在な形式、摩擦層48a,69aを採用せず、ローラ(受動輪体)に対してレール体が当接離間自在な形式などであってもよい。
【0093】
上記した第1の実施の形態では、コンベヤ装置、すなわち仕分けコンベヤ31を仕分け設備に採用しているが、このコンベヤ装置は、間欠送りなどの通常の定置形式などであってもよい。
【0094】
上記した第1の実施の形態では、無端ベルト体44の回動は、両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の下方に位置させ、そして両ローラ体40,42の下方に位置していた一対の横桟45を両ローラ体40,42の上方に位置させるように、半回転分を行えるようにしているが、これは両ローラ体40,42の上方に位置していた一対の横桟45を、再び両ローラ体40,42の上方に位置させるように、1回転分を行えるようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、無端ベルト体の回動を、両輪体の上方にそれぞれ横桟を位置させる状態に行った際に、一対の横桟が両輪体の上方に正確に位置しないことがあり、このようなとき、低柔軟性ベルト部分の端部分が輪体の円周部分に巻回して、弾性に抗して円弧状に変形できる。すると、端部分の弾性復元力(剛性)が高柔軟性ベルト部分の弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両輪体の回転を伴いながら無端ベルト体を自動的に回動でき、そして両輪体の上方に対して一対の横桟を正確に位置させた状態で回動を停止できる。
【0096】
このように、無端ベルト体に剛性差を持たせることにより、輪体に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせることができ、以て横桟群を定位置に自動的に復帰できるとともに、その定位置を位置決めできる。その際にコンベヤ装置には駆動装置や制御装置を搭載しない形式であることから、全体構造をシンプルにかつ軽量にできるとともに、制御を不要にでき、さらに全体のコストを低減できる。しかも無端ベルト体は、多数の孔を形成することのみで二箇所の高柔軟性ベルト部分を容易に形成できる。
【0097】
そして上記した本発明の請求項2によると、無端ベルト体は、帯状部によって耐久性を確保できる。
【0098】
さらに上記した本発明の請求項3によると、両輪体の上方に対して一対の横桟がずれた状態で回転が停止したとき、低柔軟性ベルト部分の弾性復元力(剛性)が、厚さ方向の中間部分に内包されている芯材群によって、高柔軟性ベルト部分の弾性力(剛性)よりも強い(高い)ことから、その剛性の差によって、両輪体の回転を伴いながら無端ベルト体を自動的に回動でき、そして両輪体の上方に対して一対の横桟を正確に位置させた状態で回動を停止できる。
【0099】
このように、無端ベルト体に剛性差を持たせることにより、輪体に巻き付く弾性反発力を利用して、無端ベルト体自身に復元力とブレーキ力(保持力)を持たせることができ、以て横桟群を定位置に自動的に復帰できるとともに、その定位置を位置決めできる。その際にコンベヤ装置には駆動装置や制御装置を搭載しない形式であり、しかもベルトの厚さ方向の中間部分に芯材を内包したのみの簡単な構成であることから、全体構造をシンプルにかつ軽量にできるとともに、制御を不要にでき、さらに全体のコストを低減できる。
【0102】
また上記した本発明の請求項4によると、長さの異なる多数種の低柔軟性ベルト部分を準備しておくことにより、両輪体の軸心間距離の異なるコンベヤ装置に迅速かつ容易に対処できる。
【0103】
そして上記した本発明の請求項5によると、無端駆動体の作動によりコンベヤ装置群を搬送経路上で移動させながら、コンベヤ装置の無端ベルト体上に被仕分け物を供給できる。このように無端ベルト体上に被仕分け物を支持しているコンベヤ装置を受け入れ部群の上方で移動させ、そしてコンベヤ装置が目的とする受け入れ部に到達したときに無端ベルト体を回動させることで、この無端ベルト体により支持していた被仕分け物を送り出して、目的とする受け入れ部に投入できる。したがって、全体を簡単にかつ安価に構成できるものでありながら、被仕分け物の仕分けを常に好適に行うことができる。しかも無端ベルト体は、多数の孔を形成することのみで二箇所の高柔軟性ベルト部分を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、コンベヤ装置使用の仕分け設備におけるコンベヤ装置の斜視図である。
【図2】同コンベヤ装置使用の仕分け設備の側面図である。
【図3】同コンベヤ装置使用の仕分け設備の平面図である。
【図4】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が水平状の部分での側面図である。
【図5】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が大きく傾斜した部分での縦断側面図である。
【図6】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が小さく傾斜した部分での縦断側面図である。
【図7】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が水平状の部分での縦断正面図である。
【図8】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が小さく傾斜した部分での縦断正面図である。
【図9】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置が小さく傾斜した部分での一部切り欠き平面図である。
【図10】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置の傾斜状態を説明する概略側面図である。
【図11】同コンベヤ装置使用の仕分け設備において、コンベヤ装置の自動修正状態を説明する概略側面図で、(a)は自動修正前、(b)は自動修正後を示す。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)はコンベヤ装置の斜視図、(b)は無端ベルト体の断面図である。
【図13】同コンベヤ装置の自動修正状態を説明する概略側面図で、(a)は自動修正前、(b)は自動修正後を示す。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示し、(a)はコンベヤ装置の斜視図、(b)は無端ベルト体の断面図である。
【図15】同コンベヤ装置の自動修正状態を説明する概略側面図で、(a)は自動修正前、(b)は自動修正後を示す。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示し、コンベヤ装置の斜視図である。
【図17】同コンベヤ装置の要部の側面図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態を示し、コンベヤ装置の要部の平面図である。
【図19】本発明の第6の実施の形態を示し、コンベヤ装置の正面図である。
【符号の説明】
1 機枠
3 フレーム体
7 規制ガイド面(ガイド手段)
8 ガイド体(ガイド手段)
11 ローラチェーン(無端駆動体)
14 スプロケットホイール(輪体)
17 スプロケットホイール(輪体)
21 モータ(駆動装置)
30 搬送経路
31 仕分けコンベヤ(コンベヤ装置)
32 移動部材
34A 支持軸軸心(横軸心)
37 コンベヤフレーム
40 ローラ体(輪体)
42 ローラ体(輪体)
44 無端ベルト体
44A 高柔軟性ベルト部分
44a 帯状部
44B 低柔軟性ベルト部分
44b 回動後端部分
45 横桟
46 ブラケット
47 被ガイドローラ(被ガイド体)
48 摩擦輪体(受動輪体)
51 供給手段
61 回動力付与手段
69 摩擦レール体
71 受け入れ部
72 収納箱
75 孔
81 無端ベルト体
81A 高柔軟性ベルト部分
81B 低柔軟性ベルト部分
81b 回動後端部分
82 横桟
83 芯材
85 無端ベルト体
85A 高柔軟性ベルト部分
85B 低柔軟性ベルト部分
85b 回動後端部分
86 横桟
91 無端ベルト体
91A 高柔軟性ベルト部分
91a 帯状部
91B 低柔軟性ベルト部分
92 横桟
93 孔
94A 傾斜遊端面
94B 傾斜遊端面
95 接着剤
97A 鋸歯状遊端面
97B 鋸歯状遊端面
A 書籍(被仕分け物)
L ローラ軸心間距離
n 帯状部幅
N 孔形成部幅

Claims (5)

  1. 一対の輪体と、これら輪体間に巻回された無端ベルト体とが設けられ、外部から回動力が付与されるコンベヤ装置であって、前記無端ベルト体の外面側の複数箇所にはベルト幅方向の横桟が設けられるとともに、一対の横桟は、両輪体の上方に同時に位置されるように配設され、前記無端ベルト体は樹脂含浸製であって、横桟よりも外側でかつ回転停止時に輪体に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分と、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分との連続体により形成されるとともに、多数の孔を形成することで二箇所の高柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴とするコンベヤ装置。
  2. 二箇所の高柔軟性ベルト部分でベルト幅方向の設定範囲には、孔が形成されていない帯状部が残存されていることを特徴とする請求項1記載のコンベヤ装置。
  3. 無端ベルト体は樹脂含浸製であって、ベルト厚さ方向の中間部分に芯材を内包することで二箇所の低柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコンベヤ装置。
  4. 無端ベルト体は、横桟が設けられた高柔軟性ベルト部分と、低柔軟性ベルト部分との遊端面間が接続されることで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンベヤ装置。
  5. 無端駆動体に複数のコンベヤ装置を設けて無端状の搬送経路が形成され、この搬送経路に対向されて、コンベヤ装置からの被仕分け物を受け入れる受け入れ部群が設けられ、前記コンベヤ装置は、一対の輪体と、これら輪体間に巻回された無端ベルト体とが設けられ、外部から回動力が付与される構成であって、前記無端ベルト体の外面側の複数箇所にはベルト幅方向の横桟が設けられるとともに、一対の横桟は、両輪体の上方に同時に位置されるように配設され、前記無端ベルト体は樹脂含浸製であって、横桟よりも外側でかつ回転停止時に輪体に巻き付けられる二箇所の高柔軟性ベルト部分と、残り二箇所の低柔軟性ベルト部分との連続体により形成されるとともに、多数の孔を形成することで二箇所の高柔軟性ベルト部分が形成されていることを特徴とするコンベヤ装置使用の仕分け設備
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