JP6945931B2 - Led表示制御装置およびled表示制御方法 - Google Patents

Led表示制御装置およびled表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、LED表示制御装置およびLED表示制御方法に関し、特に、ライン状に並べた複数のLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置およびLED表示制御方法に用いて好適なものである。
従来、複数のLEDをライン状に並べ、当該複数のLEDを順次点灯および消灯させるようにした技術が、様々な分野で広く用いられている。一般に「ラインLED」と呼ばれるものである。車両においても、ラインLEDが使われている。例えば、左から右または右から左へと光が流れるように複数のLEDを順次点灯させることにより、右左折の方向指示を分かりやすく伝えられるようにしたLEDウインカーが提供されている。また、車室内における各種のイルミネーション表示やガイド表示にもラインLEDが使われることがある。
ラインLEDのLEDのそれぞれをシーケンスに従って点灯および消灯させることにより、表示に関して所与の演出効果を出すことが可能である。しかしながら、ラインLEDのうち一部のLEDが故障すると、シーケンスに従ってラインLEDが駆動している間、本来、故障したLEDが点灯すべきタイミングで、故障したLEDが点灯しないこととなり、見栄えが悪くなってしまう。これを解消するためには、故障したLEDの交換が必要である。ところが、通常、ラインLEDは、1つのモジュールとして実装されている。そのため、一部のLEDが故障しただけでも、ラインLED全体の交換が必要であり、交換コストが増大するという問題があった。
なお、複数のLEDをドットマトリクス状に配置した情報表示装置において、一部のLEDに故障が発生した場合に、文字が一部欠けたような状態で表示されないように、故障したLEDを回避して文字の表示を行うように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、同じく複数のLEDをドットマトリクス状に配置した情報表示装置において、一部のLEDに故障が発生した場合に、論理反転した信号を各LEDの表示制御信号として使用することにより、すべてのドットの点灯パターンを一斉に反転し、故障前と等価の情報を通知できるように構成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−148158号公報 特開2011−197582号公報
上記特許文献1,2に記載の技術は、複数のLEDをドットマトリクス状に配置した情報表示装置において、点灯させるLEDの組み合わせによって、所定の意味の文字列を表示させる場合に、一部のLEDに故障が発生しても、文字が一部欠けたような状態で表示されないようにするためのものである。そのため、上記特許文献1,2に記載の技術では、複数のLEDをライン状に配置したラインLEDについて、一部のLEDに故障が発生した場合に、シーケンスに従って駆動するラインLEDの見栄えの悪さを解消することはできず、見栄えの悪さを解消するためには、やはりラインLED全体の交換が必要となってしまう。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ラインLEDのうち一部のLEDが故障した場合であっても、ラインLED全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLEDの見栄えが悪化することを抑制することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、LED表示制御装置は、複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDについて故障の発生を検出する。そして、LED表示制御装置は、LEDに故障が発生していない場合は、ラインLEDの複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる。一方で、LED表示制御装置は、LEDに故障が発生している場合は、故障が検出されたLEDのラインLEDにおける位置と、所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定し、設定した他シーケンスに従って、複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる。
上記のように構成した本発明によれば、ラインLEDの何れかのLEDが故障している場合には、所定のシーケンスに代えて、故障が検出されたLEDのラインLEDにおける位置と所定のシーケンスの内容との関係が反映された他シーケンスでラインLEDが制御されることとなり、故障したLEDが点灯しないことを踏まえた内容のシーケンスに従ってラインLEDを駆動させることが可能となる。これにより、ラインLED全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLEDの見栄えが悪化することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るLED表示制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るLED表示制御装置が制御対象とするラインLEDを示す図である。 シーケンスの説明の用いる図である。 他シーケンスの第1の例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第2の例および第2の例の応用例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第3の例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第3の例の応用例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第4の例および他シーケンスの第4の例の第1の応用例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第4の例の第2の応用例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第5の例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第6の例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第6の例の応用例の説明に用いる図である。 他シーケンスの第7の例の説明に用いる図である。 本発明の一実施形態に係るLED表示制御装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るLED表示制御装置1の機能構成例を示すブロック図である。LED表示制御装置1は、ラインLED2を構成する各LED3の点灯および消灯を制御する装置であり、機能構成として、点灯制御部10、故障検出部11、制御指示部12、通常シーケンス設定部13および他シーケンス設定部14を備えている。また、LED表示制御装置1は、記憶媒体として、シーケンスデータ記憶部20を備えている。上記各機能ブロック10〜14は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック10〜14は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
本実施形態に係るLED表示制御装置1が制御対象とするラインLED2は、以下の構成よりなる。すなわち、図2(A)に示すように、ラインLED2は、
n個(ただし、n≧2)のLED3が、ライン状に並べて構成される。なお、ライン状とは、単に、複数のLED3が連続して配置されることを意味し、複数のLED3が直線上に並ぶことを意味しない。LED表示制御装置1は、複数のラインLED2を同時に制御することが可能であり、例えば、図2(B)に示すように、ラインLED2が、ラインLED2が延びる方向と直行する方向に、m個、並べて配列されたLEDユニット4を制御することができる。LEDユニット4において、各ラインLED2が有するLED3の個数は異なっていてもよく、また、各ラインLED2の位置がずれていてもよい。また、LED表示制御装置1は、異なる複数のLEDユニット4を制御することも可能である。
ラインLED2は、例えば、車両のウインカーに設けられる。この場合、例えば、前後左右のウインカーのそれぞれが、複数のラインLED2を有するLEDユニット4によって構成される。また例えば、ラインLED2は、各種のイルミネーション表示やガイド表示をするための表示装置として車室内に設けらる。このほか、ラインLED2は、看板や、電化製品等、様々な対象に設けられる。ラインLED2は、各LED3が一体となってモジュール化されており、1つのモジュールとして対象に実装される。従って、ラインLED2を構成するLED3のうち、一部のLED3が故障した場合であっても、その一部のLED3についてのみ交換することはできず、ラインLED2全体を交換する必要がある。
図1では、LED表示制御装置1が、1つのラインLED2に接続された様子を示している。以下では、LED表示制御装置1の基本的な処理については、1つのラインLED2を制御する場合の処理を説明することによって説明する。LED表示制御装置1が複数のラインLED2を同時に制御する場合は、複数のラインLED2のそれぞれについて、LED表示制御装置1により以下で説明する処理が行われる。
点灯制御部10は、信号増幅用のドライバを介して、ラインLED2を構成する各LED3に駆動信号を出力することにより、LED3の点灯/消灯を制御する。特に、本実施形態に係る点灯制御部10は、後述する手段で設定されるシーケンスに従って、複数のLED3のそれぞれを所定のタイミングで点灯/消灯させる。シーケンスに従ってラインLED2を制御するときの点灯制御部10の処理の詳細については後述する。
故障検出部11は、ラインLED2を構成するLED3の何れかに故障が発生している場合に、故障が発生していることを検出すると共に、故障が発生しているLED3を特定する。LED3の故障を検出する方法は、既存の種々の方法を利用可能である。例えば、LED3毎にフォトダイオード等の光センサを設け、故障検出部11は、光センサの検出値に基づいて、各LED3が点灯制御部10の制御に従って正常に点灯/消灯しているかを判定し、判定結果に基づいて故障を検出する。この他、一例として、LED3に流れる電流または電圧の状態を検出し、電流または電圧の状態に基づいて故障を検出する方法がある。
制御指示部12は、ラインLED2が駆動を開始するトリガとなる事象が発生した場合に、当該事象が発生したことを検出し、当該事象を識別する事象IDを有する信号(以下、「トリガ信号」という)を通常シーケンス設定部13または他シーケンス設定部14に出力する。制御指示部12は、故障検出部11によって、LED3の故障が検出されていない場合は、トリガ信号を通常シーケンス設定部13に出力する。一方、制御指示部12は、故障検出部11によって、何れかのLED3に故障が発生していることが検出されている場合は、トリガ信号を他シーケンス設定部14に出力する。
本実施形態では、ラインLED2が駆動するトリガとなる事象が予め定められていると共に、事象毎に、ラインLED2が駆動するときのシーケンスが予め定められている。例えば、ラインLED2が車両のウインカーに設けられている場合に、事象は、運転手により方向指示スイッチが操作されたことである。また例えば、ラインLED2が、各種のイルミネーション表示やガイド表示をするための表示装置として車室内に設けられている場合、事象は、アクセサリースイッチがオンされたことや、ドアが開閉されたこと等の所定のアクションが行われたことである。その他、例えば、ユーザから明示的な指示があったことが、ラインLED2の駆動を開始するトリガとなる事象となる。
通常シーケンス設定部13は、故障検出部11によりLED3に故障が発生していることが検出されていない場合に、ラインLED2が駆動するときのシーケンスを設定する。以下、通常シーケンス設定部13が設定するシーケンスを「通常シーケンス」という。通常シーケンスは、特許請求の範囲の「所定のシーケンス」に相当する。点灯制御部10は、故障検出部11によりLED3に故障が発生していることが検出されていない場合は、通常シーケンス設定部13により設定された通常シーケンスに従って、ラインLED2を制御する。以下、まず、本実施形態におけるシーケンスについて説明し、その後、通常シーケンス設定部13の処理を点灯制御部10の処理と共に説明する。
図3は、シーケンスの説明に用いる図である。以下、図3に示す4つのLED3A、3B、3C、3Dより成るラインLED2が駆動する場合を例にして、シーケンスについて説明する。本実施形態において、シーケンス(通常シーケンス、および、後述する他シーケンスを含む)は、駆動パターンの時系列的な組み合わせを意味する。駆動パターンは、ラインLED2を構成する各LED3の点灯/消灯の組み合わせを意味する。
図3で例示するシーケンスでは、タイミングT0で、LED3Aが点灯し、LED3B〜3Dが消灯するという駆動パターンP3aでラインLED2が駆動する。その後、タイミングT0から時間K1(例えば、100ミリ秒)が経過したタイミングT1で、駆動パターンが切り替わり、LED3Bが点灯し、LED3A、3C、3Dが消灯するという駆動パターンP3bでラインLED2が駆動する。その後、タイミングT1から時間K1が経過したタイミングT2で、駆動パターンが切り替わり、LED3Cが点灯し、LED3A、3B、3Dが消灯するという駆動パターンP3cでラインLED2が駆動する。その後、タイミングT2から時間K1が経過したタイミングT3で、駆動パターンが切り替わり、LED3Dが点灯し、LED3A〜3Cが消灯するという駆動パターンP3dでラインLED2が駆動する。
なお、本実施形態では、基本的には、点灯制御部10は、シーケンスに従ったラインLED2の制御を巡回的に繰り返し実行する。図3の例では、点灯制御部10は、タイミングT3から時間K1が経過したタイミングで、駆動パターンを最初の駆動パターンP3aに切り替え、以後、駆動パターンP3a→P3b→P3c→P3dという駆動パターンの切り替えを繰り返し行う。ただし、シーケンスごとに、シーケンスに従ったラインLED2の制御を繰り返し行う回数を個別に設定することも可能である。
通常シーケンス設定部13は、制御指示部12からトリガ信号を入力した場合、以下の処理を実行する。すなわち、通常シーケンス設定部13は、シーケンスデータ記憶部20を参照する。シーケンスデータ記憶部20は、ラインLED2の駆動を開始するトリガとなる事象毎に、事象IDと対応付けて、シーケンスデータを記憶する。一のシーケンスに対応するシーケンスデータは、点灯制御部10が、当該一のシーケンスに従ってラインLED2を制御する際に使用する制御データであり、当該一のシーケンスに含まれる駆動パターンのそれぞれについて、点灯させるLED3と消灯させるLED3とを明示する情報を有する。本実施形態では、シーケンスデータは、駆動パターン毎に、ラインLED2を構成するLED3の個数分のビットを有するビット列(以下、「駆動パターンビット列」という)を備えている。各駆動パターンビット列は、値として、点灯させるLED3に対応するビットについては値「1」、消灯させるビットについては値「0」を有する。
通常シーケンス設定部13は、シーケンスデータ記憶部20を参照し、制御指示部12から入力したトリガ信号が有する事象IDと対応付けられたシーケンスデータを取得する。通常シーケンス設定部13は、取得したシーケンスデータを点灯制御部10に出力する。通常シーケンス設定部13がシーケンスデータを点灯制御部10に出力する処理は、通常シーケンス設定部13が通常シーケンスを設定する処理に相当する。
点灯制御部10は、通常シーケンス設定部13からシーケンスデータを入力する。点灯制御部10は、入力したシーケンスデータに対応するシーケンスに従って、ラインLED2を制御する。本実施形態では、点灯制御部10は、図示しないタイミング生成器が出力するタイミング信号に従って、所定の周期で、順次、シーケンスデータに含まれる駆動パターンビット列を読み出してバッファー(不図示)に展開する。点灯制御部10は、駆動パターンビット列をバッファーに新たに展開する度に、バッファーに展開された駆動パターンビット列に基づいて、点灯すべきLED3に駆動信号を出力し、消灯すべきLED3への駆動信号の出力を停止する。この結果、所定の周期で、駆動パターンが切り替わり、ラインLED2は、通常シーケンス設定部13から入力したシーケンスデータに対応するシーケンスで駆動する。
他シーケンス設定部14は、故障検出部11により何れかのLED3の故障が検出された場合、通常シーケンスに代えて、他シーケンスを設定する。以下、他シーケンス設定部14について詳述する。
上述したように、制御指示部12は、ラインLED2を構成するLED3のうち、いずれかのLED3の故障が故障検出部11により検出されている場合、トリガ信号を、通常シーケンス設定部13ではなく、他シーケンス設定部14に出力する。他シーケンス設定部14は、トリガ信号を入力した場合、シーケンスデータ記憶部20を参照し、トリガ信号に含まれる事象IDと対応付けられたシーケンスデータを取得する。さらに、他シーケンス設定部14は、故障検出部11から、ラインLED2を構成するLED3のうち、故障しているLED3のラインLED2における位置を特定する情報を入力する。そして、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED3のラインLED2における位置と、通常シーケンスの内容との関係に基づいて、取得したシーケンスデータを加工する。以下、加工後のシーケンスデータを「他シーケンスデータ」といい、他シーケンスデータに基づくシーケンスを「他シーケンス」という。
他シーケンス設定部14は、他シーケンスデータを点灯制御部10に出力する。他シーケンス設定部14が他シーケンスデータを点灯制御部10に出力する処理は、他シーケンス設定部14が他シーケンスを設定する処理に相当する。つまり、他シーケンス設定部14は、故障検出部11により何れかのLED3の故障が検出された場合は、通常シーケンスに代えて、故障が検出されたLED3のラインLED2における位置と、通常シーケンスの内容との関係に基づく他シーケンスを設定する。以下、他シーケンス設定部14により設定される他シーケンスについて、具体例を挙げて説明する。
<第1の例>
図4は、他シーケンスの第1の例の説明に用いる図である。図4の各図では、その上部に、本例に係るラインLED4Qの構造が模式的に示されている。図に示す通り、ラインLED4Qは、10個のLED4a〜4jがライン状に並べて構成されている。図4(A)は、第1の例に係る他シーケンス4Yに代替される通常シーケンス4Xの一部を表す図である。図4(A)では、タイミングT0〜タイミングT6の各タイミングの駆動パターンを示すことにより、通常シーケンス4Xを表している。図4(A)に示すように、通常シーケンス4Xは、タイミングT0で、左端のLED4aが点灯すると共に、それ以外のLED4b〜4jが消灯し、以後、所定の周期で、点灯する1個のLED3が、1つずつ右側に移動していくシーケンスである。
図4(B)は、ラインLED4Qを構成するLED4a〜4jのうち、左から2番目のLED4bが故障しているときに、仮に、通常シーケンス4XでラインLED4Qが駆動した場合に、タイミングT0〜タイミングT6の各タイミングにおけるLED4a〜4jの点灯/消灯の状態を示す図である。図4(B)に示すように、この場合、LED4bが故障していることに起因して、タイミングT1では、全てのLED4a〜4jが消灯した状態となる。このため、ラインLED4Qが駆動している間、タイミングT1からタイミングT2に至るまでの期間、不自然に、全てのLED4a〜4jが消灯した期間が出現することになり、見栄えが悪い。また、ラインLED4Qを視認する者に対して、点灯する1個のLED3が規則的に左から右へ向かって移動していくのではなく、不規則にラインLED4Qが駆動しているような印象を与えてしまう。
図4(C)は、図4(B)と同様、ラインLED4QのLED4bが故障している場合に、他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス4Yを表す図である。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス4X(図4(A)参照)の場合において、LED4bが故障している場合は、通常シーケンス4Xに代えて、図4(C)で示す他シーケンス4Yを設定する。
図4(C)に示すように、他シーケンス4Yでは、タイミングT1の駆動パターンが、通常シーケンス4XにおけるタイミングT2の駆動パターンとなり、以後、通常シーケンス4Xと比較して1周期分だけ早いタイミングで、駆動パターンが切り替わる。つまり、他シーケンス4Yは、通常シーケンス4Xについて、故障しているLED4bが点灯する駆動パターンを飛ばし、1周期分、前倒しで駆動パターンが切り替わっていくシーケンスである。
ラインLED4Qを他シーケンス4Yに従って制御することにより、点灯するLED3が左から右へ向かって移動していくという演出を維持した上で、タイミングT1において、全てのLED4a〜4jが消灯するのではなく、故障したLED4bに代えてLED4cが点灯した状態とすることができる。つまり、ラインLED4Qが駆動している間、全てのLED4a〜4jが消灯した期間が不自然に出現することを防止でき、見栄えの悪化を抑制できる。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED4bのラインLED4Qにおける位置と、「点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動する一方、タイミングT1で故障したLED4bのみが点灯する駆動パターンが出現するという通常シーケンス4Xの内容」との関係に基づいて、他シーケンス4Yを設定する。より詳細には、他シーケンス設定部14は、通常シーケンスで故障したLED3(本例では、LED4b)が点灯することとされているタイミング(本例では、タイミングT1)において、故障したLED3以外の他のLED3(本例では、LED4c)を点灯させる他シーケンスを設定する。より具体的には、他シーケンス設定部14は、通常シーケンスにおいて故障したLED3の点灯タイミング(本例では、タイミングT1)以降のタイミングで点灯することとされている他のLED3について、故障したLED3の点灯タイミングから連続して点灯するように各LED3の点灯タイミングを早める。本例に係る構成によれば、LED3の故障に起因して全てのLED3が表示されない期間が不自然に発生することを防止でき、ラインLED2のユニット全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLED2の見栄えの悪化を抑制できる。
<第2の例>
図5(A)は、他シーケンスの第2の例の説明に用いる図である。以下、第1の例と同じラインLED4Qについて、第1の例と同じくLED4bが故障しているものとして、第2の例について説明する。図5(A)は、第1の例で説明した通常シーケンス4X(図4(A))に代えて、本例に係る他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス5AYの一部を表している。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス4Xの場合において、ラインLED4QのLED4bが故障している場合は、通常シーケンス4Xに代えて、図5(A)で示す他シーケンス5AYを設定する。
本例では、他シーケンス設定部14は、他シーケンス5AYの設定にあたり、まず、ラインLED4Qを構成するLED4a〜4jのうち、一部のLED3を、非点灯に設定する。非点灯に設定されたLED3は、他シーケンス5AYにおいて、何れのタイミングにおいても、点灯する対象とされない。一部のLED3を非点灯に設定する際、他シーケンス設定部14は、故障したLED4bを含めて、点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように、一部のLED3を非点灯に設定する。
本例では、図5(A)の上部の図に示すように、他シーケンス設定部14は、「故障しているLED4bおよび非点灯に設定されるLED3」と、「非点灯に設定されないLED3」とが左から右に向かって交互に配置されるように、一部のLED3を非点灯に設定する。具体的には、他シーケンス設定部14は、LED4d、4f、4h、4jについて、非点灯に設定する。この結果、ラインLED4Qにおいて、「故障しているLED4b、および、非点灯に設定されるLED4d、4f、4h、4j」と、「非点灯に設定されないLED4a、4c、4e、4g、4i」とが交互に配置された状態となる。
LED4d、4f、4h、4jについて非点灯に設定した後、他シーケンス設定部14は、他シーケンス5AYとして、「故障したLED4b、および、非点灯に設定されたLED4d、4f、4h、4j」を除くLED4a、4c、4e、4g、4iを連続して点灯させることを内容とするシーケンスを設定する。詳述すると、図5(A)に示すように、他シーケンス設定部14は、他シーケンス5AYについて、タイミングT0の駆動パターンを、LED4aが点灯し、それ以外のLED4b〜4jが消灯する駆動パターンとする。また、他シーケンス設定部14は、タイミングT1の駆動パターンをLED4cのみが点灯する駆動パターンとし、タイミングT2の駆動パターンをLED4eのみが点灯する駆動パターンとし、タイミングT3の駆動パターンをLED4gのみが点灯する駆動パターンとし、タイミングT4の駆動パターンをLED4iのみが点灯する駆動パターンとする。この結果、ラインLED4Qが他シーケンス5AYに従って駆動した場合、所定の周期でLED4a、4c、4e、4g、4iが順番に左から右に向かって点灯していく。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED4bのラインLED4Qにおける位置と、「点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動する一方、タイミングT1で故障したLED4bのみが点灯する駆動パターンが出現するという通常シーケンス4Xの内容」との関係に基づいて、他シーケンス5AYを設定する。ラインLED4Qを他シーケンス5AYに従って制御することにより、点灯する1個のLED3が左から右へ向かって移動していくという演出を維持した上で、ラインLED4Qが駆動している間、全てのLED4a〜4jが消灯した期間が不自然に出現することを防止できる。これにより、ラインLED2のユニット全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLED4Qの見栄えが悪化することを抑制できる。
さらに、他シーケンス設定部14は、故障したLED4bを含めて、非点灯に設定されるLED3の位置が一定のパターンとなるように、一部のLED3(具体的には、LED4d、4f、4h、4j)を非点灯に設定する。この結果、非点灯に設定されないLED4a、4c、4e、4g、4iは、ラインLED4Qにおいて規則性をもって配置された状態となる。そして、他シーケンス5AYは、規則性をもって配置されたLED4a、4c、4e、4g、4iが連続して点灯する内容のシーケンスであるため、他シーケンス5AYに従って駆動するラインLED4Qを視認する者に、予め定められたデザインの下、規則的にラインLED4Qが駆動しているとの印象を与えることができ、より効果的にラインLED4Qの見栄えの悪化を抑制することができる。
<第2の例の応用例>
図5(B)は、第2の例の応用例の説明に用いる図である。図5(B)は、第2の例と同様、LED4QのLED4bが故障している場合に、通常シーケンス4X(図4(A)参照)に代えて、本例に係る他シーケンス設定部14により設定される他シーケンス5BYを示す図である。図5(B)の例も、図5(A)の例と同様、他シーケンス設定部14は、故障したLED4bを含めて、点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように、一部のLED3(具体的には、LED4e、4h)を非点灯に設定する。図5(A)の他シーケンス5AYとの比較で明らかなとおり、本例に係る他シーケンス設定部14は、故障したLED4bを起点として1つずつLED3を飛ばして一部のLED3を非点灯に設定するのではなく、故障したLED4bを起点として、2つずつLED3を飛ばして、一部のLED3を非点灯に設定する。その上で、他シーケンス設定部14は、他シーケンス5BYとして、「故障したLED4b、および、非点灯に設定されたLED4e、4h」を除くLED4a、4c、4d、4f、4g、4i、4jが連続して点灯する内容のシーケンスを設定する。図5(B)の例であっても、図5(A)の例と同様の効果を奏する。
以上、図5(A)および図5(B)を用いて、他シーケンス設定部14が、故障したLED3を含めて点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように一部のLED3を非点灯に設定した上で、他シーケンスを設定する場合の例を説明した。この点に関し、他シーケンス設定部14が、一のパターンに係る他シーケンスと、当該一のパターンとは異なる他のパターンに係る他シーケンスとを一巡毎に切り替えて設定する構成でもよい。例えば、他シーケンス設定部14が、まず、図5(A)で例示した他シーケンス5AYを設定し、当該他シーケンス5AYの駆動パターンが一巡した後、図5(B)で例示した他シーケンス5BYを設定するようにし、以後、図5(A)で例示した他シーケンス5AYと、図5(B)で例示した他シーケンス5BYとが交互に繰り返されるようにしてもよい。
なお、非点灯に設定するLED3のパターンは、例示したパターンに限られない。例えば、上述した第2の例および第2の例の応用例は、ラインLED2において、故障したLED3を起点として、右側および左側にn個ずつLED3を飛ばして一部のLED3を非点灯に設定する構成である。なお、第2の例は「n=1」であり、第2の例は「n=2」である。この点について、nは、「1」および「2」に限らず、「3」以上の整数であってもよい。
また、故障したLED3のラインLED2における位置に応じたパターンとしてもよい。例えば、故障したLED3が左端から数えてn個目に位置している場合は、故障したLED3を起点として、右側にn−1個(n個や、n+1個であってもよい)ずつLED3を飛ばして一部のLED3を非点灯に設定する構成でもよい。また、故障したLED3がラインLED2において右寄りに配置されている場合において、故障したLED3が右端から数えてm個目に位置している場合は、故障したLED3を起点として、左側にm−1個(m個や、m+1個であってもよい)ずつLED3を飛ばして一部のLED3を非点灯に設定する構成でもよい。
<第3の例>
図6は、他シーケンスの第3の例の説明に用いる図である。図6の各図の上部の図で示すように、本例に係るLEDユニット6Uは、3個のラインLED6Q1、6Q2、6Q3を有する。ラインLED6Q1は、13個のLED61a〜61mがライン状に並べて構成されている。同様に、ラインLED6Q2は、13個のLED62a〜62mがライン状に並べて構成され、ラインLED6Q3は、13個のLED63a〜63mがライン状に並べて構成されている。なお、図6では、図の見易さのため、一部のLED3にのみ符号を付している。他の図についても、同様に、一部のLED3にのみ符号を付す場合がある。
図6(A)は、第3の例に係る他シーケンス6Yに代替される通常シーケンス6Xの一部を表す図である。図6(A)では、タイミングT0〜タイミングT6の各タイミングの駆動パターンを示すことにより、通常シーケンス6Xを表している。図6(A)に示すように、通常シーケンス6Xでは、タイミングT0で、ラインLED6Q1、6Q2、6Q3のそれぞれの左端のLED61a、62a、63aが点灯し、それ以外のLED3が消灯する。以後、通常シーケンス6Xでは、ラインLED6Q1、6Q2、6Q3のそれぞれにおいて、点灯する1個のLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動していく。
図6(B)は、ラインLED6Q2を構成するLED62a〜62mのうち、左から2番目のLED62bが故障しているときに、仮に、通常シーケンス6XでLEDユニット6Uが駆動した場合に、タイミングT0〜タイミングT6の各タイミングにおける各LED3の点灯/消灯の状態を示す図である。図6(B)に示すように、この場合、タイミングT1において、LED62bが故障していることに起因して、通常シーケンス6Xでは点灯することになっているLED62bが消灯した状態となる。このため、LEDユニット6Uが駆動している間、タイミングT1からタイミングT2までの期間でのみ、不自然に、点灯するLED3の態様が他の期間と異なった状態となり、見栄えが悪い。
図6(C)は、図6(B)と同様、ラインLED6Q2のLED62bが故障している場合に、他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス6Yを表す図である。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス6X(図6(A)参照)の場合において、LEDユニット6UのLED62bが故障している場合は、通常シーケンス6Xに代えて、他シーケンス6Yを設定する。
図6(C)に示すように、本例に係る他シーケンス設定部14は、他シーケンスの設定にあたり、複数のラインLED6Q1〜6Q3のうち、故障が発生しているLED62bを含むラインLED6Q2についてのみ、一部のLED3を非点灯に設定する。具体的には、他シーケンス設定部14は、ラインLED6Q2について、故障したLED62bを含めて、点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように、一部のLED3を非点灯に設定する。一部のLED3を非点灯に設定する方法は、第2の例で説明した方法と同様であり、詳細な説明は省略する。本例では、図6(C)の上部の図で示すように、他シーケンス設定部14は、ラインLED6Q2を構成するLED62a〜62mのうち、LED62d、62f、62h、62j、62lを非点灯に設定する。
LED62d、62f、62h、62j、62lを非点灯に設定した後、他シーケンス設定部14は、他シーケンス6Yとして、図6(C)で示すシーケンスを設定する。図6(A)で示す通常シーケンス6Xとの比較で明らかなとおり、他シーケンス6Yは、通常シーケンス6Xの各駆動パターンについて、故障したLED62bおよび非点灯に設定したLED62d、62f、62h、62j、62lを点灯することになっている場合には、これらLED3については消灯するようにしたシーケンスである。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED62bのラインLED6Q2における位置と、「3つのラインLED6Q1、6Q2、6Q3のそれぞれについて、点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動していく一方、ラインLED6Q2のタイミングT1の駆動パターンが、故障が検出されたLED62bが点灯する駆動パターンであるという通常シーケンス6Xの内容」との関係に基づいて、他シーケンス6Yを設定する。LEDユニット4を他シーケンス6Yに従って制御することにより、点灯するLED3が左から右へ向かって移動していくという演出を維持した上で、周期的に、タイミングT1〜タイミングT2の期間における態様と同様の態様で、LED3を点灯させることができる。
これにより、タイミングT1〜タイミングT2の期間でのみ不自然に他の期間と異なる態様でLED3が点灯することを防止でき、ラインLED2のユニット全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するLEDユニット6Uの見栄えが悪化することを抑制できる。特に本例では、第2の例と同様、他シーケンス6Yに従って駆動するLEDユニット6Uを視認する者に、予め定められたデザインの下、規則的にLEDユニット6Uが駆動しているとの印象を与えることができ、より効果的にLEDユニット6Uの見栄えの悪化を抑制することができる。
<第3の例の応用例>
図7は、他シーケンスの第3の例の応用例の説明に用いる図である。図7(A)は、本例に係る通常シーケンス7Xを示す図である。図7(A)では、タイミングT0〜タイミングT7の各タイミングの駆動パターンを示すことにより、通常シーケンス7Xを表している。図7(A)の上部の図で示すように、LEDユニット7Uは、2個のラインLED7Q1、7Q2を有する。ラインLED7Q1は、13個のLED71a〜71mがライン状に並べて構成されており、また、ラインLED7Q2は、13個のLED72a〜72mがライン状に並べて構成されている。図7(A)に示すように、通常シーケンス7Xは、タイミングT0で、ラインLED7Q1、7Q2の左端のLED71a、72aが点灯し、それ以外のLED3が消灯する。以後、各タイミングで、ラインLED7Q1、7Q2のそれぞれについて、点灯するLED3が右側に1つずつ増えていくシーケンスである。
図7(B)は、LEDユニット7UのラインLED7Q1のLED71bが故障しているときに、仮に、通常シーケンス7Xに従ってLEDユニット7Uが駆動した場合の各タイミングにおける各LED3の点灯/消灯の状態を示す図である。図7(B)に示すように、この場合、LED71bが故障していることに起因して、タイミングT1〜タイミングT7の各タイミングにおいて、通常シーケンスでは点灯することとなっているLED71bが消灯した状態となる。このため、本来、点灯されるべきLED3が不規則に継続して消灯し、見栄えが悪い。
図7(C)は、通常シーケンス7Xに代えて、他シーケンス設定部14により設定される他シーケンス7Yを示す図である。本例においても、第3の例と同様、他シーケンス設定部14は、複数のラインLED7Q1、7Q2のうち、故障が発生しているLED71bを含むラインLED7Q1についてのみ、一部のLED3を非点灯に設定する。そして、図7(C)に示すように、他シーケンス設定部14は、他シーケンス7Yとして、通常シーケンス7Xの各駆動パターンで、故障したLED71b、および、非点灯に設定したLED3(具体的には、LED7d、7f、7h、7j、7l)を点灯することになっている場合に、これらLED3について消灯するようにしたシーケンスを設定する。本例の場合も、図3の例と同様の効果を得ることができる。
<第4の例>
図8(A)は、他シーケンスの第4の例の説明に用いる図である。第4の例では、第3の例と同じLEDユニット6Uについて、第3の例とは異なり、ラインLED6Q1のLED61dが故障している。図8(A)は、第3の例で説明した通常シーケンス6X(図6(A))に代えて、本例に係る他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス8AYを表している。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス6Xの場合において、LEDユニット6UのLED61dが故障している場合は、通常シーケンス6Xに代えて、他シーケンス8AYを設定する。
図8(A)に示すように、本例に係る他シーケンス設定部14は、他シーケンスの設定にあたり、複数のラインLED6Q1〜6Q3のうち、故障が発生しているLED61dを含むラインLED6Q1だけではなく、ラインLED6Q3についても、一部のLED3を非点灯に設定する。その際、他シーケンス設定部14は、図8(A)の上部の図に示すように、故障が発生しているLED61dを含むラインLED6Q1における「故障が発生しているLED3、および、非点灯に設定するLED3」の位置と、故障が発生しているLED61dを含まないラインLED6Q3における「非点灯に設定するLED3」の位置とを一致させる。
ラインLED6Q1、6Q2の一部のLED3を非点灯に設定した後、他シーケンス設定部14は、他シーケンス8AYとして、図8(A)で示すシーケンスを設定する。図6(A)で示す通常シーケンス6Xとの比較で明らかなとおり、他シーケンス8AYは、通常シーケンス6Xの各駆動パターンについて、故障したLED61dおよび非点灯に設定したLED3を点灯することになっている場合には、これらLED3については消灯するようにしたシーケンスである。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED61dのラインLED6Q1における位置と、「3つのラインLED6Q1、6Q2、6Q3のそれぞれについて、点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動していく一方、ラインLED6Q2のタイミングT3の駆動パターンが、故障が検出されたLED61dが点灯する駆動パターンであるという通常シーケンス6Xの内容」との関係に基づいて、他シーケンス8AYを設定する。LEDユニット4を他シーケンス8AYに従って制御することにより、特定の期間でのみ不自然に他の期間と異なる態様でLED3が点灯するのではなく、周期的に同一の態様でLED3が点灯するようにすることができ、第3の例と同様の効果を得ることができる。
<第4の例の第1の応用例>
図8(B)は、他シーケンスの第4の例の第1の応用例の説明に用いる図である。図8(B)は、LEDユニット6UのLED61dが故障している場合に、通常シーケンス6X(図6(A))に代えて、本例に係る他シーケンス設定部14により設定される他シーケンス8BYを示す図である。図8(B)の上部の図で示すように、本例の場合も、図8(A)を用いて説明した第4の例と同様、他シーケンス設定部14は、複数のラインLED2(具体的には、ラインLED6Q1、6Q2、6Q3)について、一部のLED3を非点灯に設定する。その上で、他シーケンス設定部14は、他シーケンス8BYとして、通常シーケンスの各駆動パターンにおいて、故障したLED61dおよび非点灯に設定したLED3を点灯しないようにしたシーケンスを設定する。本例であっても、第4の例と同様の効果を奏する。
以上、図8(A)および図8(B)を用いて、他シーケンス設定部14が、複数のラインLED2を有するLEDユニット4について、故障したLED3を含めて点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように一部のLED3を非点灯に設定した上で、他シーケンスを設定する場合の例を説明した。この点に関し、他シーケンス設定部14が、複数のラインLED2を有するLEDユニット4について、一のパターンに係る他シーケンスと、当該一のパターンとは異なる他のパターンに係る他シーケンスとを一巡毎に切り替えて設定する構成でもよい。例えば、他シーケンス設定部14が、図8(A)で例示した他シーケンス8AYと、図8(B)で例示した他シーケンス8BYとを、各シーケンスの駆動パターンが一巡する度に切り替えて設定するようにしてもよい。
<第4の例の第2の応用例>
図9は、第4の例の第2の応用例の説明に用いる図である。第4の例の第2の応用例では、第3の例の応用例と同じLEDユニット7U(図7)について、第3の例の応用例と同じく、ラインLED7Q1のLED71bが故障している。図9は、第3の例の応用例で説明した通常シーケンス7X(図7(A))に代えて、本例に係る他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス9Yを示している。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス7Xの場合において、LEDユニット7UのLED71bが故障している場合は、通常シーケンス7Xに代えて、他シーケンス9Yを設定する。
図9に示すように、本例においても、第4の例と同様、他シーケンス設定部14は、LEDユニット7Uを構成する複数のラインLED7Q1、7Q2について、一部のLED3を非点灯に設定する。そして、図9に示すように、他シーケンス設定部14は、他シーケンス9Yとして、通常シーケンス7Xの各駆動パターンで、故障したLED71b、および、非点灯に設定したLED3を点灯することになっている場合に、これらLED3について消灯するようにしたシーケンスを設定する。本変形例の場合も、第4の例と同様の効果を得ることができる。
<第5の例>
図10は、他シーケンスの第5の例の説明に用いる図である。以下、第1の例と同じラインLED4Qについて、第1の例と異なり、左端から5番目のLED4eが故障しているものとして第5の例を説明する。図10(A)は、第1の例で説明した通常シーケンス4Xを、タイミングT0〜タイミングT7の各タイミングの駆動パターンを示すことによって表した図である。図10(A)は図4(A)に対応している。図10(B)は、LED4eが故障しているときに、仮に、通常シーケンス4XでラインLED4Qが駆動した場合に、タイミングT0〜タイミングT7の各タイミングにおけるLED4a〜4jの点灯/消灯の状態を示す図である。図10(B)に示すように、この場合、LED4eが故障していることに起因して、タイミングT4で、全てのLED4a〜4jが消灯した状態となる。このため、ラインLED4Qが駆動している間、タイミングT4からタイミングT5に至るまでの期間、不自然に、全てのLED4a〜4jが消灯した期間が出現することになり、見栄えが悪い。
図10(C)は、図10(B)と同様、ラインLED4QのLED4eが故障している場合に、本例に係る他シーケンス設定部14が設定する他シーケンス10Yを表す図である。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、通常シーケンスが通常シーケンス4X(図10(A)参照)の場合において、ラインLED4QのLED4eが故障している場合は、通常シーケンス4Xに代えて、他シーケンス10Yを設定する。
図10(C)に示すように、他シーケンス10Yにおいて、タイミングT0の駆動パターンは、ラインLED4Qの左端のLED4aが点灯し、他のLED4b〜4jが消灯する駆動パターンである。他シーケンス10YのタイミングT0における駆動パターンと、通常シーケンス4XのタイミングT0における駆動パターンとは同一である。図10(C)に示すように、他シーケンス10Yにおいて、タイミングT1の駆動パターンは、LED4a、4bが点灯し、他のLED4c〜4jが消灯する駆動パターンである。図10(A)と図10(C)との比較で明らかなとおり、他シーケンス10Yでは、タイミングT1において、1つ前のタイミングT0で点灯することになっていたLED4aを消灯するのではなく、消灯タイミングを遅らせて、引き続き点灯する。この結果、LED4aについて点灯期間が長くなる。
図10(C)に示すように、他シーケンス10Yにおいて、タイミングT2の駆動パターンは、LED4b、4cが点灯し、他のLED4a、4d〜4jが消灯する駆動パターンである。図10(A)と図10(C)との比較で明らかなとおり、他シーケンス10Yでは、タイミングT2において、1つ前のタイミングT1で点灯することになっていたLED4bを消灯するのではなく、消灯タイミングを遅らせて、引き続き点灯する。一方、2つ前のタイミングT0で点灯することになっており、1つ前のタイミングT1において引き続き点灯したLED4aについては、消灯する。このように、本例に係る他シーケンス設定部14は、基本的に、一のタイミングで点灯が開始されたLED3について、次のタイミングで消灯せずに引き続き点灯し、次の次のタイミングで消灯する、というルールに従った他シーケンス10Yを設定する。
図10(C)に示すように、他シーケンス10Yにおいて、タイミングT4の駆動パターンは、LED4dが点灯し、他のLED4a、4b、4c、4e〜4jが消灯する駆動パターンである。上記ルールに従えば、タイミングT4の駆動パターンでは、LED4eが点灯することになるが、LED4eは故障が検出されたLED3であるため、消灯とされる。図10(B)に示すように、LED4eが故障したラインLED4Qが、通常シーケンス4Xに従って駆動した場合、タイミングT4で、全てのLED4a〜4jが消灯した状態となる。一方、通常シーケンス4Xに代替する他シーケンス10Yでは、タイミングT4において、タイミングT3で点灯していたLED4dが、引き続き点灯される。従って、タイミングT4において、全てのLED4a〜4jが消灯した状態とならない。
ラインLED4Qを他シーケンス10Yに従って制御することにより、点灯するLED3が左から右へ向かって移動していくという演出を維持した上で、タイミングT4において、全てのLED4a〜4jが消灯するのではなく、故障したLED4eに代えてLED4dが点灯した状態とすることができる。つまり、ラインLED4Qが駆動している間、全てのLED4a〜4jが消灯した期間が不自然に出現することを防止でき、見栄えの悪化を抑制できる。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED4dのラインLED4Qにおける位置と、「点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動する一方、タイミングT3で故障したLED4dのみが点灯する駆動パターンが出現するという通常シーケンス4Xの内容」との関係に基づいて、他シーケンス10Yを設定する。すなわち、他シーケンス設定部14は、通常シーケンスと比べてラインLED2を構成する各LED3の消灯タイミングを遅らせることにより、LED3のそれぞれの点灯期間が長くなるようにする。この構成によれば、LED3の故障に起因して全てのLED3が表示されない期間が不自然に発生することを防止でき、ラインLED2のユニット全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLED2の見栄えの悪化を抑制できる。
<第6の例>
次に、他シーケンスの第6の例について説明する。ここで、異なる複数のラインLED2またはLEDユニット4が、所定の関係で独立して配置され、連動して駆動する場合がある。例えば、異なる2つのLEDユニット4が、所定の対称軸を中心として左右対称な位置に設けられ、これら2つのLEDユニット4が同期をとって連動して駆動する場合がある。本例では、このような場合に他シーケンス設定部14が設定する他シーケンスの例について説明する。
図11は、他シーケンスの第6の例の説明に用いる図である。図11において、左側ラインLED11QLは、10個のLED11La〜11Ljがライン状に並んで構成されたラインLED2である。また、右側ラインLED11QRは、10個のLED11Ra〜11Rjがライン状に並んで構成されたラインLED2である。左側ラインLED11QLと右側ラインLED11QRとは、所定の対称軸Pを中心として左右対称に配置されている。左側ラインLED11QLは、当対称軸Pに向かって左側に配置され、右側ラインLED11QRは、対称軸Pに向かって右側に配置されている。図11の各図では、対称軸Pを模式的に示している。
左側ラインLED11QLおよび右側ラインLED11QRの制御は以下の手順で行われる。すなわち、故障検出部11は、左側ラインLED11QLおよび右側ラインLED11QRを構成するLED3のうち、いずれかのLED3に故障が発生している場合、そのことを検出する。制御指示部12は、故障検出部11により何れかのLED3の故障が検出されている場合には、通常シーケンス設定部13にトリガ信号を出力し、検出されていない場合には、他シーケンス設定部14にトリガ信号を出力する。
シーケンスデータ記憶部20は、事象ごとに、事象IDと対応付けて、左側シーケンスデータと、右側シーケンスデータとを記憶する。左側シーケンスデータは、左側ラインLED11QLをシーケンスに従って制御するための制御データであり、右側シーケンスデータは、右側ラインLED11QRをシーケンスに従って制御するための制御データである。以下、左側シーケンスデータに対応するシーケンスを「左側通常シーケンス」といい、右側シーケンスデータに対応するシーケンスを「右側通常シーケンス」という。通常シーケンス設定部13は、トリガ信号を入力した場合、対応する左側シーケンスデータおよび右側シーケンスデータを取得し、点灯制御部10に出力する。点灯制御部10は、左側シーケンスデータに基づいて左側通常シーケンスに従って左側ラインLED11QLを制御すると共に、右側シーケンスデータに基づいて右側通常シーケンスに従って右側ラインLED11QRを制御する。
一方、他シーケンス設定部14は、トリガ信号を入力した場合、対応する左側シーケンスデータおよび右側シーケンスデータを取得すると共に、故障検出部11から故障しているLED3のラインLED2における位置を特定する情報を取得する。他シーケンス設定部14は、当該情報に基づいて、左側シーケンスデータおよび右側シーケンスデータを加工する。以下、加工後の左側シーケンスデータを「左側他シーケンスデータ」といい、左側他シーケンスデータに基づくシーケンスを「左側他シーケンス」という。また、加工後の右側シーケンスデータを「右側他シーケンスデータ」といい、右側他シーケンスデータに基づくシーケンスを「右側他シーケンス」という。他シーケンス設定部14は、左側他シーケンスデータおよび右側他シーケンスデータを点灯制御部10に出力する。点灯制御部10は、左側他シーケンスデータに基づいて左側他シーケンスに従って左側ラインLED11QLを制御すると共に、右側他シーケンスデータに基づいて右側他シーケンスに従って右側ラインLED11QRを制御する。
なお、後述する他の例においても、同様の手順で、複数のラインLED2または複数のLEDユニット4の制御が行われる。
図11(A)は、第6の例に係る左側他シーケンス11YLに代替される左側通常シーケンス11XLの一部、および、第6の例に係る右側他シーケンス11YRに代替される右側通常シーケンス11XRの一部を表す図である。右側他シーケンス11YRは、特許請求の範囲の「第1の他シーケンス」に相当し、左側他シーケンス11YLは、特許請求の範囲の「第2の他シーケンス」に相当する。図11(A)に示すように、左側通常シーケンス11XLは、タイミングT0で、右端のLED11Ljが点灯すると共に、それ以外のLED11La〜11Liが消灯し、以後、所定の周期で、点灯する1個のLED3が、1つずつ左側に移動していくシーケンスである。また、図11(A)に示すように、右側通常シーケンス11XRは、タイミングT0で、左端のLED11Raが点灯すると共に、それ以外のLED11Rb〜11Rjが消灯し、以後、所定の周期で、点灯する1個のLED3が、1つずつ右側に移動していくシーケンスである。
図11(A)に示すように、共通する一のタイミングで、左側ラインLED11QLにおいて点灯するLED3の位置と、右側ラインLED11QRにおいて点灯するLED3の位置とは、対称軸Pを中心として対称の位置とされる。このように、各タイミングの左側通常シーケンス11XLの駆動パターンの内容と、右側通常シーケンス11XRの駆動パターンの内容とに関連性を持たせることにより、左側ラインLED11QLおよび右側ラインLED11QRを視認する者に対して、これらラインLED2が共通するデザインの下、統一感をもって駆動しているとの印象を与えることができる。
図11(B)は、右側ラインLED11QRを構成するLED11Ra〜11Rbのうち、左から2番目のLED11Rbが故障しているときに、仮に、左側ラインLED11QLが左側通常シーケンス11XLに従って駆動し、右側ラインLED11QRが右側通常シーケンス11XRに従って駆動した場合に、各タイミングにおける各LED3の状態を示す図である。図11(B)に示すように、この場合、LED11Rbが故障していることに起因して、タイミングT1では、右側ラインLED11QRの全てのLED11Ra〜11Rjが消灯した状態となる。このため、第1の例で説明した理由と同様の理由により、右側ラインLED11QR単体の見栄えが悪化する。さらに、本例では、タイミングT1からタイミングT2に至るまでの期間、突然、左側ラインLED11QLの駆動パターンと、右側ラインLED11QRの駆動パターンとで関連性がなくなり、この点で、左側ラインLED11QLおよび右側ラインラインLED11QR全体の見栄えが悪化する。
図11(C)は、右側ラインLED11QRのLED11Rbが故障している場合に、本例に係る他シーケンス設定部14が設定する左側他シーケンス11YLおよび右側他シーケンス11YRを表す図である。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、右側ラインLED11QRのLED11Rbが故障している場合、他シーケンスとして、図11(C)で示す左側他シーケンス11YL、および、右側他シーケンス11YRを設定する。
図11(C)の上部の図は、左側ラインLED11QLにおいて非点灯に設定されるLED3、および、右側ラインLED11QRにおいて非点灯に設定されるLED3を示している。本例に係る他シーケンス設定部14は、まず、故障したLED3を含むラインLED2(本例では、右側ラインLED11QR)について、故障したLED3(本例では、LED11Rb)を含めて点灯しないLED3の位置が一定のパターンとなるように一部のLED3を非点灯に設定する。図11(C)に示すように、本例では、他シーケンス設定部14は、右側ラインLED11QRについて、11Re、11Rhを非点灯に設定する。
さらに、他シーケンス設定部14は、故障したLED3を含まないラインLED2(本例では、左側ラインLED11QL)について、故障したLED3を含むラインLED2(本例では、右側ラインLED11QR)における「故障したLED3、および、非点灯に設定したLED3」の位置に対応する位置のLED3を非点灯に設定する。本例において、具体的には、他シーケンス設定部14は、左側ラインLED11QLを構成するLED11La〜11Ljのうち、故障したLED11Rbと対称な位置に配置されたLED11Liを非点灯に設定する。同様に、他シーケンス設定部14は、非点灯に設定したLED11Reと対称な位置に配置されたLED11Lfを非点灯に設定し、非点灯に設定したLED11Rhと対称な位置に配置されたLED11Lcを非点灯に設定する。
一部のLED3を非点灯に設定した後、他シーケンス設定部14は、右側他シーケンス11YRとして、「故障したLED11Rb、および、非点灯に設定したLED11Re、11Rh」を除くLED11Ra、11Rc、11Rd、11Rf、11Rg、11Ri、11Rjを左から右に向かって順番に1つずつ連続して点灯させることを内容とするシーケンスを設定する。さらに、他シーケンス設定部14は、左側他シーケンス11YLとして、非点灯に設定したLED11Lc、11Lf、11Li除くLED11La、11Lb、11Ld、11Le、11Lg、11Lh、11Ljを右から左に向かって順番に1つずつ連続して点灯させることを内容とするシーケンスを設定する。つまり、他シーケンス設定部14は、右側他シーケンス11YRと同等の表示結果となるような左側他シーケンス11YLを設定する。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED11Rbの位置と、「左側ラインLED11QLでは、点灯するLED3が所定の周期で1つずつ左側に移動していき、右側ラインLED11QRでは、点灯するLED3が所定の周期で1つずつ右側に移動していく一方、右側ラインLED11QRのタイミングT1の駆動パターンが、故障が検出されたLED11Rbのみが点灯する駆動パターンであるという通常シーケンスの内容」との関係に基づいて、他シーケンス11YL、11YRを設定する。以上の処理が行われる結果、左側ラインLED11QLでは、点灯する1個のLED3が右から左へ向かって移動していき、これと同期して、右側ラインLED11QRでは、点灯する1個のLED3が左から右へ向かって移動していくという演出を維持することができる。その上で、本例によれば、全てのタイミングにおいて、左側ラインLED11QLにおいて点灯するLED3の位置と、右側ラインLED11QRにおいて点灯するLED3の位置とを対象とすることができ、これらラインLED2を視認する者に、これらラインLED2が共通するデザインの下、統一感をもって駆動しているとの印象を与えることができ、見栄えの悪化を抑制できる。
<第6の例の応用例>
図12は、他シーケンスの第6の例の応用例の説明に用いる図である。以下、第6の例と同じ左側ラインLED11QLおよび右側ラインLED11QRについて、第6の例と同じくLED11Rbが故障しているものとして、第6の例の応用例について説明する。図12(A)は、本例に係る左側通常シーケンス12XLの一部、および、本例に係る右側通常シーケンス12XRの一部を表す図である。図12(A)に示すように、左側通常シーケンス12XLは、タイミングT0で、右端のLED11Ljが点灯すると共に、それ以外のLED11La〜11Liが消灯し、以後、所定の周期で、点灯するLED3が左側に1つずつ増えていくシーケンスである。また、図12(A)に示すように、右側通常シーケンス12XRは、タイミングT0で、左端のLED11Raが点灯すると共に、それ以外のLED11Rb〜11Rjが消灯し、以後、所定の周期で、点灯するLED3が右側に1つずつ増えていくシーケンスである。
図12(B)は、右側ラインLED11QRを構成するLED11Ra〜11Rbのうち、左から2番目のLED11Rbが故障しているときに、仮に、左側ラインLED11QLが左側通常シーケンス12XL(図12(A)参照)に従って駆動し、右側ラインLED11QRが右側通常シーケンス12XR(図12(A)参照)に従って駆動した場合に、各タイミングにおける各LED3の状態を示す図である。図12(B)に示すように、この場合、LED11Rbが故障していることに起因して、タイミングT1以降、右側通常シーケンス12XRによれば点灯することとされているLED11Rbが、いずれのタイミングにおいても点灯しない。これに起因して、タイミングT1以降、左側ラインLED11QLの表示結果と、右側表示ラインLED11QRの表示結果とが対応しない状態となり、見栄えが悪い。
図12(C)は、右側ラインLED11QRのLED11Rbが故障している場合に、他シーケンス設定部14が設定する左側他シーケンス12YLおよび右側他シーケンス12YRを表す図である。本例に係る他シーケンス設定部14は、LED11Rbが故障している場合、他シーケンスとして、図12(C)に示す左側他シーケンス12YLおよび右側他シーケンス12YRを設定する。
左側他シーケンス12YLおよび右側他シーケンス12YRの設定に際し、他シーケンス設定部14は、第6の例と同様の方法で、一部のLED3を非点灯に設定する。図12(C)の上部の図は、左側ラインLED11QLにおいて非点灯に設定されるLED3、および、右側ラインLED11QRにおいて非点灯に設定されるLED3を示している。そして、他シーケンス設定部14は、他シーケンスとして、一部のLED3を非点灯に設定した後、他シーケンス設定部14は、右側他シーケンス12YRとして、「故障したLED3、および、非点灯に設定したLED3」を除くLED3について、左から右に向かって順番に1つずつ増やしながら点灯させることを内容とするシーケンスを設定する。さらに、他シーケンス設定部14は、左側他シーケンス12YLとして、非点灯に設定したLED3を除くLED3を右から左に向かって順番に1つずつ増やしながら点灯させることを内容とするシーケンスを設定する。つまり、他シーケンス設定部14は、右側他シーケンス12YRと同等の表示結果となるような左側他シーケンス12YLを設定する。
以上のように、本例では、他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED11Rbの位置と、「左側ラインLED11QLでは、点灯するLED3が所定の周期で左へ向かって1つずつ増えていき、右側ラインLED11QRでは、点灯するLED3が所定の周期で右へ向かって1つずつ増えていく一方、右側ラインLED11QRのタイミングT1以降のタイミングの駆動パターンが、故障が検出されたLED11Rbが点灯する駆動パターンであるという通常シーケンスの内容」との関係に基づいて、他シーケンス12YL、12YRを設定する。
以上の処理が行われる結果、図12(C)に示すように、左側ラインLED11QLでは、点灯するLED3が右から左へ向かって1つずつ増えていき、これと同期して、右側ラインLED11QRでは、点灯するLED3が左から右へ向かって1つずつ増えていくという演出を維持することができる。その上で、本例によれば、左側ラインLED11QLおよび右側ラインLED11QRの駆動中、何れのタイミングにおいても、左側ラインLED11QLの表示結果と、右側ラインLED11QRの表示結果とを対応させることができ、これらラインLED2を視認する者に、これらラインLED2が共通するデザインの下、統一感をもって駆動しているとの印象を与えることができ、見栄えの悪化を抑制できる。
<第7の例>
図13は、他シーケンスの第7の例の説明に用いる図である。第7の例において、左側LEDユニット13ULは、2つのラインLED13QLU、13QLDを有し、右側LEDユニット13URは、2つのラインLED13QRU、13QRDを有する。各ラインLED2は、それぞれ、10個のLED3を有する。図13(A)は、本例に係る左側他シーケンス13YLに代替される左側通常シーケンス13XL、および、本例に係る右側他シーケンス13YRに代替される右側通常シーケンス13XRを示している。
図13(B)は、右側LEDユニット13URのラインLED13QRUのLED3のうち、左から2番目のLED3が故障している場合に、仮に、左側LEDユニット13ULが左側通常シーケンス13XL(図13(A)参照)に従って駆動し、右側LEDユニット13URが右側通常シーケンス13XR(図13(A)参照)に従って駆動した場合に、各タイミングにおける各LED3の状態を示す図である。図13(B)に示すように、LED3の故障に起因して、シーケンスに従って駆動する左側LEDユニット13ULおよび右側LEDユニット13URの見栄えが悪化している。
図13(C)は、上述したLED3が故障している場合に、他シーケンス設定部14が設定する左側他シーケンス13YLおよび右側他シーケンス13YRを表す図である。つまり、本例に係る他シーケンス設定部14は、上述したLED3が故障している場合、他シーケンスとして、図13(C)が示す左側他シーケンス13YLおよび右側他シーケンス13YRを設定する。
図13(C)の上部の図は、左側LEDユニット13ULにおいて非点灯に設定されるLED3、および、右側LEDユニット13URにおいて非点灯に設定されるLED3を示している。図13(C)に示すように、本例では、他シーケンス設定部14は、右側LEDユニット13URのラインLED2のうち、故障が発生しているLED3を含むラインLED13QRUについて、一部のLED3を非点灯に設定する。さらに、他シーケンス設定部14は、左側LEDユニット13ULのラインLED2のうち、ラインLED13QRUの位置と対称な位置に配置されたラインLED13QLUについて、一部のLED3を非点灯に設定する。一部のLED3を非点灯に設定する方法は、第6の例で説明した方法と同様である。本例においても、第6の例の応用例と同様の効果を得ることができる。
なお、本例において、他シーケンス設定部14は、右側LEDユニット13URにおいて、故障が発生しているLED3を含まないラインLED13QRDについても一部のLED3を非点灯に設定してもよい。この場合、他シーケンス設定部14は、左側LEDユニット13ULにおいて、ラインLED13QRDに対応するラインLED13QLDについて、一部のLED3を非点灯に設定する。
次に、LED表示制御装置1の動作についてフローチャートを用いて説明する。図14は、LED表示制御装置1の動作例を示すフローチャートである。図14において、フローチャートFAは制御指示部12の動作例を示し、フローチャートFBは通常シーケンス設定部13の動作例を示し、フローチャートFCは他シーケンス設定部14の動作例を示し、フローチャートFDは点灯制御部10の動作例を示している。
ここで、図14のフローチャートに示す処理が実行される前の適切なタイミングで、故障検出部11は、制御対象のラインLED2を構成する何れかのLED3について故障が発生している場合、そのことを検出する。一例として、故障検出部11は、LED表示制御装置1の電源がオンされたときに行われる初期動作確認において、LED3の故障の発生を検出するためのテストを行い、いずれかのLED3に故障が発生している場合には、そのことを検出する。
フローチャートFAに示すように、制御指示部12は、ラインLED2が駆動を開始するトリガとなる事象が発生したか否かを監視する(ステップSA1)。当該事象が発生した場合(ステップSA1:YES)、制御指示部12は、故障検出部11によりLED3の故障が検出されているか否かを判定する(ステップSA2)。故障検出部11によりLED3の故障が検出されていない場合(ステップSA2:NO)、制御指示部12は、トリガ信号を通常シーケンス設定部13に出力する(ステップSA3)。故障検出部11によりLED3の故障が検出されている場合(ステップSA2:YES)、制御指示部12は、トリガ信号を他シーケンス設定部14に出力する(ステップSA4)。
フローチャートFBに示すように、通常シーケンス設定部13は、制御指示部12が出力したトリガ信号を入力する(ステップSB1)。通常シーケンス設定部13は、シーケンスデータ記憶部20を参照し、入力したトリガ信号に基づいて、シーケンスデータを取得する(ステップSB2)。通常シーケンス設定部13は、ステップSB2で取得したシーケンスデータを点灯制御部10に出力する(ステップSB3)。
フローチャートFCに示すように、他シーケンス設定部14は、制御指示部12が出力したトリガ信号を入力する(ステップSC1)。他シーケンス設定部14は、シーケンスデータ記憶部20を参照し、入力したトリガ信号に基づいて、シーケンスデータを取得する(ステップSC2)。他シーケンス設定部14は、故障検出部11から、ラインLED2を構成するLED3のうち、故障しているLED3のラインLED2における位置を特定する情報を入力する(ステップSC3)。他シーケンス設定部14は、故障が検出されたLED3のラインLED2における位置と、ステップSC2で取得したシーケンスデータが示す通常シーケンスの内容との関係に基づいて、取得したシーケンスデータを加工し、他シーケンスデータを生成する(ステップSC4)。他シーケンス設定部14は、生成した他シーケンスデータを点灯制御部10に出力する(ステップSC5)。
点灯制御部10は、通常シーケンス設定部13が出力したシーケンスデータ、または、他シーケンス設定部14が出力した他シーケンスデータを入力する(ステップSD1)。点灯制御部10は、シーケンスデータまたは他シーケンスデータに基づいて、ラインLED2を制御する。
以上詳しく説明したように、本実施形態に係るLED表示制御装置1は、ラインLED2について故障の発生を検出する。そして、LED表示制御装置1は、LED3に故障が発生していない場合は、ラインLED2の複数のLED3のそれぞれを、通常シーケンスに従って所定のタイミングで点灯および消灯させる。一方で、LED表示制御装置1は、LED3に故障が発生している場合は、故障が検出されたLED3のラインLED2における位置と、通常シーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定し、設定した他シーケンスに従って、複数のLED3のそれぞれを点灯および消灯させる。
この構成によれば、ラインLED2の何れかのLED3が故障している場合には、通常シーケンスに代えて、故障が検出されたLED3のラインLED2における位置と通常シーケンスの内容との関係が反映された他シーケンスでラインLED2が制御されることとなり、故障したLED3が点灯しないことを踏まえた内容のシーケンスに従ってラインLED2を駆動させることが可能となる。これにより、ラインLED2全体を交換することなく、シーケンスに従って駆動するラインLED2の見栄えが悪化することを抑制できる。
以上、実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、通常シーケンス設定部13が通常シーケンスを設定する方法、および、他シーケンス設定部14が他シーケンスを設定する方法は、上述した実施形態で説明した方法に限らない。例えば、通常シーケンスに従って駆動信号を出力する信号処理回路が、通常シーケンスの種類ごとに実装される。そして、通常シーケンス設定部13が、スイッチによって使用する信号処理回路を切り替えることにより、通常シーケンスを設定する構成でもよい。この場合、LED3の故障の態様ごとに、通常シーケンスに代替する他シーケンスに従って駆動信号を出力する信号処理回路を実装しておき、他シーケンス設定部14が、対応する信号処理回路を選択することにより、他シーケンスを設定するようにすればよい。
1 LED表示制御装置
2 ラインLED
3 LED
10 点灯制御部
11 故障検出部
14 他シーケンス設定部

Claims (14)

  1. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置であって、
    所定のシーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる点灯制御部と、
    上記複数のLEDについて故障の発生を検出する故障検出部と、
    上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する他シーケンス設定部とを備え、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させ、
    上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスで上記故障したLEDが点灯することとされているタイミングにおいて、上記故障したLED以外の他のLEDを点灯させる上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御装置。
  2. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置であって、
    所定のシーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる点灯制御部と、
    上記複数のLEDについて故障の発生を検出する故障検出部と、
    上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する他シーケンス設定部とを備え、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させ、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスでは上記故障したLEDの点灯タイミング以降のタイミングで点灯することとされている他のLEDについて、上記故障したLEDの点灯タイミングから連続して点灯するように各LEDの点灯タイミングを早めることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御装置。
  3. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置であって、
    所定のシーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる点灯制御部と、
    上記複数のLEDについて故障の発生を検出する故障検出部と、
    上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する他シーケンス設定部とを備え、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させ、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記他シーケンス設定部は、上記故障したLEDを含めて点灯しないLEDの位置が一定のパターンとなるように一部のLEDを非点灯に設定した上で、上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定したLEDを除く他のLEDを連続して点灯させることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御装置。
  4. 上記複数のLEDが複数のライン状に配置されている場合、上記他シーケンス設定部は、上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定するLEDの位置が、上記故障したLEDを含むラインのみで一定のパターンとなるように、上記一部のLEDを非点灯に設定することを特徴とする請求項に記載のLED表示制御装置。
  5. 上記複数のLEDが複数のライン状に配置されている場合、上記他シーケンス設定部は、上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定するLEDの位置が、上記複数のラインを含めて一定のパターンとなるように、上記一部のLEDを非点灯に設定することを特徴とする請求項に記載のLED表示制御装置。
  6. 上記他シーケンス設定部は、一のパターンに係る他シーケンスと、当該一のパターンとは異なる他のパターンに係る他シーケンスとを一巡毎に切り替えて設定することを特徴とする請求項に記載のLED表示制御装置。
  7. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置であって、
    所定のシーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる点灯制御部と、
    上記複数のLEDについて故障の発生を検出する故障検出部と、
    上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する他シーケンス設定部とを備え、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させ、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスと比べて上記複数のLEDの消灯タイミングを遅らせることにより、上記複数のLEDのそれぞれの点灯期間が長くなるようにすることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御装置。
  8. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの表示をシーケンスに従って制御するLED表示制御装置であって、
    所定のシーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる点灯制御部と、
    上記複数のLEDについて故障の発生を検出する故障検出部と、
    上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する他シーケンス設定部とを備え、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させ、
    上記LED表示制御装置は、複数の上記ラインLEDを制御するものであり、
    上記他シーケンス設定部は、上記故障検出部により何れかのラインLEDにおける何れかのLEDの故障が検出された場合、上記故障したLEDを含むラインLEDについて第1の他シーケンスを設定するとともに、上記故障したLEDを含まないラインLEDについて、上記故障したLEDを含むラインLEDと同等の表示結果となるような第2の他シーケンスを設定し、
    上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのラインLEDにおける何れかのLEDの故障が検出された場合、上記故障したLEDを含むラインLEDについては上記所定のシーケンスに代えて上記第1の他シーケンスに従って、上記故障したLEDを含まないラインLEDについては上記所定のシーケンスに代えて上記第2の他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる
    ことを特徴とするLED表示制御装置。
  9. 上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記他シーケンス設定部は、
    上記故障したLEDを含むラインLEDについて、上記故障したLEDを含めて点灯しないLEDの位置が一定のパターンとなるように一部のLEDを非点灯に設定した上で、上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定したLEDを除く他のLEDを連続して点灯させることを内容とする上記第1の他シーケンスを設定し、
    上記故障したLEDを含まないラインLEDについて、上記故障したLEDを含むラインLEDにおける上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定したLEDの位置に対応する位置のLEDを非点灯に設定した上で、上記非点灯に設定したLEDを除く他のLEDを連続して点灯させることを内容とする上記第2の他シーケンスを設定する
    ことを特徴とする請求項に記載のLED表示制御装置。
  10. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの上記複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる点灯制御部を有するLED表示制御装置によるLED表示制御方法であって、
    上記LED表示制御装置の故障検出部が、上記複数のLEDについて故障の発生を検出する第1のステップと、
    上記LED表示制御装置の他シーケンス設定部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する第2のステップと、
    上記LED表示制御装置の上記点灯制御部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる第3のステップとを含み、
    上記第2のステップにおいて上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスで上記故障したLEDが点灯することとされているタイミングにおいて、上記故障したLED以外の他のLEDを点灯させる上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御方法。
  11. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの上記複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる点灯制御部を有するLED表示制御装置によるLED表示制御方法であって、
    上記LED表示制御装置の故障検出部が、上記複数のLEDについて故障の発生を検出する第1のステップと、
    上記LED表示制御装置の他シーケンス設定部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する第2のステップと、
    上記LED表示制御装置の上記点灯制御部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる第3のステップとを含み、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記第2のステップにおいて上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスでは上記故障したLEDの点灯タイミング以降のタイミングで点灯することとされている他のLEDについて、上記故障したLEDの点灯タイミングから連続して点灯するように各LEDの点灯タイミングを早めることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御方法。
  12. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの上記複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる点灯制御部を有するLED表示制御装置によるLED表示制御方法であって、
    上記LED表示制御装置の故障検出部が、上記複数のLEDについて故障の発生を検出する第1のステップと、
    上記LED表示制御装置の他シーケンス設定部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する第2のステップと、
    上記LED表示制御装置の上記点灯制御部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる第3のステップとを含み、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記第2のステップにおいて上記他シーケンス設定部は、上記故障したLEDを含めて点灯しないLEDの位置が一定のパターンとなるように一部のLEDを非点灯に設定した上で、上記故障したLEDおよび上記非点灯に設定したLEDを除く他のLEDを連続して点灯させることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御方法。
  13. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの上記複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる点灯制御部を有するLED表示制御装置によるLED表示制御方法であって、
    上記LED表示制御装置の故障検出部が、上記複数のLEDについて故障の発生を検出する第1のステップと、
    上記LED表示制御装置の他シーケンス設定部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する第2のステップと、
    上記LED表示制御装置の上記点灯制御部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる第3のステップとを含み、
    上記所定のシーケンスは、上記複数のLEDが連続して点灯するシーケンスであり、
    上記第2のステップにおいて上記他シーケンス設定部は、上記所定のシーケンスと比べて上記複数のLEDの消灯タイミングを遅らせることにより、上記複数のLEDのそれぞれの点灯期間が長くなるようにすることを内容とする上記他シーケンスを設定する
    ことを特徴とするLED表示制御方法。
  14. 複数のLEDをライン状に並べて成るラインLEDの上記複数のLEDのそれぞれを所定のシーケンスに従って点灯および消灯させる点灯制御部を有するLED表示制御装置によるLED表示制御方法であって、
    上記LED表示制御装置の故障検出部が、上記複数のLEDについて故障の発生を検出する第1のステップと、
    上記LED表示制御装置の他シーケンス設定部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、故障が検出されたLEDの上記ラインLEDにおける位置と上記所定のシーケンスの内容との関係に基づいて、他シーケンスを設定する第2のステップと、
    上記LED表示制御装置の上記点灯制御部が、上記故障検出部により何れかのLEDの故障が検出された場合、上記所定のシーケンスに代えて、上記他シーケンス設定部により設定された上記他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる第3のステップとを含み、
    上記LED表示制御装置は、複数の上記ラインLEDを制御するものであり、
    上記第2のステップにおいて上記他シーケンス設定部は、上記故障検出部により何れかのラインLEDにおける何れかのLEDの故障が検出された場合、上記故障したLEDを含むラインLEDについて第1の他シーケンスを設定するとともに、上記故障したLEDを含まないラインLEDについて、上記故障したLEDを含むラインLEDと同等の表示結果となるような第2の他シーケンスを設定し、
    上記第3のステップにおいて上記点灯制御部は、上記故障検出部により何れかのラインLEDにおける何れかのLEDの故障が検出された場合、上記故障したLEDを含むラインLEDについては上記所定のシーケンスに代えて上記第1の他シーケンスに従って、上記故障したLEDを含まないラインLEDについては上記所定のシーケンスに代えて上記第2の他シーケンスに従って、上記複数のLEDのそれぞれを点灯および消灯させる
    ことを特徴とするLED表示制御方法。
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