JP2012230168A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットのドライバICの故障時に、故障ドライバICに割り当てられた映像は完全に表示されない状態になっていた。
【解決手段】ドライバIC41の故障時に、静止画モードにおいては、映像コントローラ2は映像の表示領域が縮小表示された処理をおこなって制御部ユニット3に伝送し、制御部ユニット3は縮小表示された映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加しない表示とした点灯データを生成して表示ユニット4に伝送する。一方、動画モードにおいては、映像コントローラ2はドライバICが故障していない場合と同じ通常表示の映像データを制御部ユニット3に伝送し、制御部ユニット3は通常表示の映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加した表示とした点灯データを生成して表示ユニット4に伝送する。
【選択図】図1

Description

この発明は、映像表示装置に係り、特に複数の表示部ユニットを配列して組み合わせることで所定の大きさの映像表示面を構成する平面型映像表示装置に関するものである。
多数の表示部ユニットを配列して組み合わせることで所定の大きさの映像表示面を構成する映像表示装置は、多数のドライバICを用いた表示部ユニットとそれを制御する制御部ユニットから構成されている。
回路構成としては表示部ユニットに多数のドライバICを用いて、そのドライバICをカスケード接続(互いに直列接続)してデータの伝送を行うことが一般的である。
表示部ユニットには多数のドライバICが搭載され、その表示部ユニットもカスケード接続されて所定の大きさの映像表示面を構成することが一般的である。制御部ユニットから表示部ユニットの各ドライバICや表示部ユニットと一対一で接続することは接続ケーブルの本数が膨大な数になるため、コストや接続性から現実的な構成ではないためである。
しかしながら、カスケード接続することによりドライバICの故障時には、そのドライバIC以降にデータが渡らなくなり、故障したドライバICの位置によっては表示異常の領域が大きくなる問題がある。
このような問題を解決するため、以下に示す特許文献1〜4に記載の種々の技術が提案されている。
特許文献1には、表示ユニットのシフトレジスタに表示データを取り込むか、シフトレジスタを迂回して通過させるかを切り替えるスイッチを設けると共に、シフトレジスタ内の表示データを監視バスへ送出した監視データと入力した表示データとの照合によりシフトレジスタの故障検出を行なう制御部を設け、故障シフトレジスタが検出された場合はスイッチにより該シフトレジスタを迂回して表示データを伝送するようにした情報表示装置が開示されている。
特許文献2には、各表示ユニットに、駆動用シフトレジスタの入力と出力側の各データのパリティチェックを行なうチェッカと、上記駆動用シフトレジスタに対して並列に接続された転送用シフトレジスタと、上記チェッカが駆動用シフトレジスタの故障を検出した場合に表示ユニットから送り出すデータを駆動用シフトレジスタから転送用シフトレジスタの出力データへと選択的に切り換えるセレクタとを設け、故障ユニット以外の表示ユニットには影響が及ばないようにした情報表示装置が開示されている。
特許文献3には、各表示ユニットに診断部を設け、制御部からの自己診断指令信号に基づいてそれぞれ個別に自表示ユニット内で故障診断を行い、診断結果に応じて故障発生を示す故障表示部を各表示ユニットに設けて、保守者が一目で故障している表示ユニットを確認できるようにした表示ユニットが開示されている。
特許文献4には、表示ユニットの故障発生時に表示ユニットのシフトレジスタをデータ転送ラインから切り離し、データ転送ラインを直接次段の表示ユニットへ迂回接続するシフトレジスタ切離し回路を設けると共に、制御装置には故障の発生した表示ユニットの表示データに対する送出期間の間、転送パルスを一時停止する転送パルス制御回路を設けた情報表示装置が開示されている。
特開2000−98965号公報 特開平7−5837号公報 特開平11−338412号公報 特開2005−10660号公報
特許文献1、3、4に記載の情報表示装置では、ドライバICの故障時に故障ドライバICを迂回して表示データを後段のドライバICに伝送するだけであり、故障ドライバICに割り当てられた映像は完全に表示されない状態になっていた。
また、特許文献2に記載の情報表示装置では、ドライバICの故障時にバイパスする経路として外部にシフトレジスタICを搭載し、故障検出時にはセレクタにてドライバICからではなくシフトレジスタICからの出力を選択することで、故障ドライバICが割り当てられている領域の表示は異常になるが、次のドライバIC以降の表示は正常に保つとしていた。
この場合のシフトレジスタICの段数は、ドライバIC内部に持つシフトレジスタと同一の段数とするため、バイパスした場合でも映像の表示ズレなどは起きないように配慮されている。しかしながら、シフトレジスタICをドライバICの数と同じだけ用意しなければならないことから、対策の費用と表示部ユニット上のスペースを多く占有する問題があった。また故障時には故障ドライバICに割り当てられた映像は完全に表示されない状態になっていた。
映像表示装置の中でも、駅構内や道路脇などに設置され文字情報を主体として表示する表示装置に関しては、上記のように完全に欠落する情報があることは避ける必要がある。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、ドライバICの故障時には表示異常となる領域を最小化することが出来ながらも、シフトレジスタなどの追加部材を少なくすることができるようにした映像表示装置を提供することを目的とするものである。
この発明の映像表示装置は、複数個の表示部ユニットを配列して組み合わせることで所定の大きさの映像表示面を構成し、表示部ユニットの各々は複数のドライバICが互いに直列に接続されて点灯データが順に送られてゆくように構成された映像表示装置において、入力された点灯データに基づき表示用素子を駆動するドライバICと、このドライバICの故障を検出する故障検出手段と、ドライバICをバイパスする回路と、ドライバICからの出力とドライバICをバイパスする回路からの出力を選択する選択回路と、故障検出手段がドライバICの故障を検出したときに、その故障位置を特定可能な故障情報として伝送する伝送手段とを夫々複数有する表示部ユニット、表示部ユニットから伝送されてきた故障情報から故障位置を特定すると共に、前段から伝送されてきた映像データに対してオフセットを付加または無付加して点灯データを生成する制御部ユニット、映像データを動画モードまたは静止画モードに切り替える機能を有し、表示部ユニットまたは制御部ユニットからドライバICの故障情報が伝送された場合、映像の表示領域をモードに応じて変化させた処理を加えた映像データを制御部ユニットに伝送する映像コントローラを備え、制御部ユニットは、映像コントローラから伝送された映像データに対して故障ドライバICが表示すべき映像データに対応する箇所にオフセットを付加または無付加して表示部ユニットのドライバICに伝送する点灯データを生成するようにしたものである。
この発明は、ドライバICの故障時にバイパス経路を設けることで、故障時における表示異常の範囲を最小限に留めることが出来るとともに、映像データのモードが静止画モードの場合は表示が縮小されるため、画質の悪化はあるが本来の映像表示範囲と同じ範囲が表示されるため、情報伝達能力の低下は最小限に抑えることが出来る。
また制御部ユニットが映像のバイパスによるズレ補正を行うため、上位のコントローラは映像をずらしたり、再編集したりする必要が無い利点がある。
この発明の実施の形態1に係る映像表示装置の全体を示す構成図である。 この発明の実施の形態1の映像表示装置に使用されるドライバICおよびその故障検出手段の内部構成を示した概略図である。 この発明の実施の形態1における効果を模式的に表した図である。 この発明の実施の形態1において静止画モードの駆動方式を示した図である。 この発明の実施の形態1において動画モードの駆動方法を示した図である。 この発明の実施の形態1における制御部ユニットのオフセットの方法を示した図である。 この発明の実施の形態1における映像コントローラの機能を説明するためのフロー図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における映像表示装置を図により説明する。
図1はこの発明の実施の形態1である映像表示装置の全体構成のブロック図で、映像表示装置は、映像表示面に表示する映像信号を出力する映像ソース1、映像ソース1からの映像信号を受信して所定の処理を行なって映像データを生成する映像コントローラ2、映像コントローラ2から伝送されてきた映像データに対してオフセットを付加または無付加して点灯データを生成する制御部ユニット3、制御部ユニット3からの点灯データに基づいて発光ダイオード(LED)などの表示用素子をマトリックス状に配置して構成した映像表示面に映像を表示する複数個の表示部ユニット4a〜4c(総称する場合は添字省略)で構成されている。
表示部ユニット4は、複数個を配列して(図1では3個が離間して記載されているが、実際は密接して配置されている)組み合わせることで1つの所定の大きさの映像表示面を構成し、各表示部ユニット4a(DU1)〜4c(DU3)は制御部ユニット3からの点灯データが順に送られてゆくように接続されている。
また、各表示部ユニット4には、入力された点灯データに基づき表示用素子を駆動する複数のドライバIC41(Dr11〜Dr33)と、各ドライバIC41をバイパスする回路42と、ドライバIC41からの出力とドライバICをバイパスする回路42からの出力を選択する選択回路43(E11〜E33)が設けられている。なお、図1ではバイパス回路42をドライバIC41外に配置しているが、ドライバIC41に内蔵しても構わない。
複数のドライバIC41は互いに直列に接続(カスケード接続)されて点灯データが順に送られてゆくように構成されている。また、複数のドライバIC41は映像表示面のそれぞれ担当する表示エリアをもっている。
また、各ドライバIC41には、ドライバICの故障を検出する故障検出手段と、故障検出手段がドライバICの故障を検出したときに、その故障位置を特定可能な故障情報として伝送する伝送手段とを有している。これらについては図2で詳しく説明する。
映像ソース1は、文字情報や図形情報および映像情報などの映像信号を蓄積したもので、映像は例えば撮影カメラからの信号が出力されるようになっていてもよい。
映像コントローラ2は、ドライバICの故障時の対策モードとして、映像データを動画モードまたは静止画モードに切り替える機能を有し、表示部ユニット4からドライバIC41の故障情報が伝送されてきた場合、映像の表示領域をモードに応じて変化させた処理を加えた映像データを生成して、制御部ユニットに伝送する。即ち、静止画モードの映像データにおいては映像の表示領域が縮小表示された処理をおこない、動画モードの映像データにおいてはドライバICが故障していない場合と同じ通常表示の映像データ処理とする。なお、映像コントローラ2は表示部ユニット4から直接にドライバIC41の故障情報を得るようにしているが、制御部ユニット3を介して故障情報を得るようにしてもよい。
制御部ユニット3は、表示部ユニット4から伝送されてきたドライバIC41の故障情報から故障位置を特定すると共に、前段の表示部ユニット2から伝送されてきた映像データに対してオフセット(ずらす)を付加または無付加して表示部ユニット4のドライバIC41に伝送する点灯データを生成する。
即ち、制御部ユニット3は、故障時の対策として、映像コントローラ2から伝送された映像データが縮小表示された映像データ(静止画モード)の場合、映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加しない表示とした点灯データを生成する。一方、映像コントローラ2から伝送された映像データが通常表示の映像データ(動画モード)の場合、映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加した表示とした点灯データを生成するようにする。
オフセットを付加する個所は故障したドライバICが表示するようになっていた表示エリアの位置に対応する個所である。なお、オフセットを付加したり無付加にする処理は制御部ユニット3内で特定した故障位置からの信号で行なってもよいし、図示はしていないが、映像コントローラ2から伝送される制御信号によって行なってもよい。
故障したドライバIC41をバイパスするには、故障したドライバIC41に接続された選択回路43を制御部ユニット3からの制御信号により、ドライバIC41をバイパスする回路42側に切換えることにより行なわれる。
次に、ドライバIC41の内部構成およびその故障検出手段について図2に基づいて説明する。図2はドライバIC41の内部構成を示した概略図で、ドライバIC41の故障を検出する故障検出手段44がドライバIC41に内蔵されている例を示すが、この発明はこれに限定されるものではない。
ドライバIC41は、LEDなどの表示用素子をドライブするドライバ回路41Aと、点灯データをドライバ回路41Aに取り込むラッチ回路41Bと、制御部ユニット3から伝送されてくる点灯データをシフトするシフトレジスタ41Cと、その他のフリップフロップFFなどのロジック回路41Dを備えている。
ドライバIC41に起因する表示不良が発生する場合、ドライバIC41内の各回路に電源が供給されていないことが多い。つまりドライバIC41内の各回路に電源が供給されているかどうかでドライバIC41の故障を判断できる。
したがって、故障検出手段44は、それぞれの回路41A〜41Dから電源を出力させ、それをオープンコレクタ接続したP−ch電界効果トランジスタ(FET)44Aに接続することで実現できる。
また、故障位置を特定可能な故障情報として伝送する伝送手段45は、故障検出手段44の電界効果トランジスタ(FET)44Aからの出力を入力とした外部のスリーステートIC45Aで構成される。
上記のように構成することで、ドライバIC41が故障したときは、Lowの信号がドライバIC41から出力され、故障検出手段44の電界効果トランジスタ(FET)44Aに入力される。任意の箇所のスリーステートIC45Aを制御部ユニット3からの制御信号(選択信号)によりアクディブにすることで、故障しているドライバIC41の場所を特定することが出来る。そして伝送手段45からの故障位置を特定可能な故障情報は制御部ユニット3および映像コントローラ2にフィードバックされる。
なお、故障検出手段44および故障情報の伝送手段45の構成は、この図2に記載したものに限定されるものでなく、その他の構成、例えば特許文献1〜4に記載されたような故障検出手段を用いてもよい。
上記構成において、この発明における効果を模式的に表した図3に基づいて説明する。図3は5個の表示ユニット4a〜4eがカスケード接続されて1つの映像表示装置を構成したもので、接続される数はこれに限定されるものでない。
このように構成された映像表示装置は、映像ソース1からの映像信号を表示部ユニット4a〜4eにて表示している。その表示部ユニット4a〜4eでの表示状態は、正常の場合は図3(a)に示すようにアルファベット「A」から「O」までの情報が縮小されることなく正常表示となっている。
ここで表示部ユニット4bの左下部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr13)が故障したと検出された、とする。
すると制御部ユニット3はドライバIC41(Dr13)が接続された選択回路43に制御信号を送信して、ドライバIC41(Dr13)をバイパスする回路42に切換えて点灯データをバイパスさせるが、ドライバIC41(Dr13)のみのバイパスでは、表示は図3(b)に示すように表示部ユニット4bの左下部1/3が表示されない異常表示となり、表示部ユニットの左上2/3部分の表示と左下1/3部分の表示がずれてしまう。
そこで、全体を同じようにずらすために同時にドライバIC41(Dr11)およびドライバIC41(Dr12)もバイパスさせる。すると表示は図3(c)に示すように表示部ユニット4bの左側全体が表示されないものとなるが、その場合表示部ユニット4eの右端の映像であるアルファベット「O」が欠けて表示される。
ところが故障箇所の表示エリアの映像データにオフセット付加のみの処理をしたのでは、図3(d)に示すように故障箇所の表示エリアに表示すべき情報であるアルファベット「D」の映像が全く表示されない状態となってしまう。
そこで静止画モードにおいては、オフセット無しとする。更に映像表示範囲を表示ユニット5個幅分から4個と2/3幅になるように縮小処理を行った後に表示する。この縮小表示により、表示される映像は図3(e)に示すように劣化するが完全に欠落する情報はなくなる。
ところが、動画、特にテロップ(流し文字)表示においては、バイパスさせる表示のほうが人間にとっての視覚上の違和感が少なく表示されるため、動画モードではオフセット付加+バイパスとする。
これは人間が非表示領域を前面に遮蔽物があり表示が遮られている状態であると認識するため、オフセット無しで縮小した全体表示を行うと非表示領域の前後で動きに違和感を覚えるためである。非表示領域で映像内の物体が瞬間移動したと認識するため、不自然と感じてしまう。
この動画モードと静止画モードの切り替えは、自動判定でも良いし表示する内容に応じてどちらかに固定しても構わない。
以上の動作を静止画モードと動画モードに分けて図4〜図7に基づいて詳しく説明する。図4はこの発明における静止画モードの駆動方式を示した図である。図4(a)は映像表示装置を構成する複数の表示ユニット4のうち、1つの表示ユニット4(DU1)を示し、図4(b)はその表示ユニット4(DU1)の内部構成を示し、図4(c)は映像コントローラ2、制御部ユニット3および表示ユニット4におけるデータおよび表示状態を示す図である。
図4(a)に示すように表示ユニット4(DU1)には複数のドライバIC41(Dr)が搭載されている。各ドライバIC41(Dr)はそれぞれ映像表示エリアを担当しており、図の表示部範囲にはドライバIC41(Dr13)の表示エリアを示してある。
また、図4(b)に示すようにドライバIC41(Dr)はエラー状態になると、個々がそれぞれエラー信号を出力する。このエラー信号は、故障情報の伝送手段45であるスリーステートIC45Aがアクティブなときのみ上位へ伝達される。
スリーステートIC45Aのアクティブ/ノンアクティブは制御部ユニット3からの制御信号により選択し、複数あるスリーステートIC45Aの中からどれか1つだけをアクティブにする。アクティブにするスリーステートIC45Aはある一定期間毎に変更していき、全てのスリーステートIC45Aがどこかのタイミングでアクティブになるようにする。アクティブにしたときにスリーステートIC45Aから故障を意味するH信号が返ってくれば、そのドライバIC41は故障していると判断することができる。こうすることで故障したドライバIC41の位置を把握することが出来る。
図4(c)は表示ユニット4b(DU2)の左下部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr13)と、右中部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr32)と、表示ユニット4c(DU3)の真中部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr22)の3箇所が故障したと検出された場合の映像データおよび表示状態を示している。
静止画モードの場合、映像コントローラ2からの映像データは、調整前と調整後の図から明らかのように映像表示範囲を表示ユニット5個幅分から4個幅になるように縮小処理されて出力される。一方、制御部ユニット3は故障したドライバIC41の列にある全てのドライバIC41に対してバイパス指示を選択回路43に対して行う。さらに制御部ユニット3は静止画モードの場合においては、故障したドライバIC41の表示エリアをオフセットせずに(オフセット付加しない)、映像コントローラ2から伝送されてきた映像データの調整も行わないで点灯データを生成する。
このようにすることにより、図4(c)の最下部に示すように、故障したドライバIC41の担当する表示エリアの箇所は非表示となるが、表示ユニット4a〜4eの全体に渡ってアルファベット「A」から「O」までの情報が縮小された映像として映しだされる。
以上のように、図4のように静止画モードで表示させている状態で、正常状態で表示されている表示部ユニット4a〜4eがあり、そこにドライバIC41に故障が発生したとする。このとき、故障している箇所の情報はスリーステートIC45Aを介して上位の映像コントローラ2と制御部ユニット3へと送信される。映像コントローラ2は故障情報を受け取ると映像の縮小を行い、それを下位の制御部ユニット3に送信する。制御部ユニット3は選択回路43にバイパス回路42を通る映像データをカスケードするよう命令し、その上で上位から来た映像データを表示部ユニット4に送信する。これにより縮小されてはいるが欠陥のない情報を表示することが出来る。
図5はこの発明における動画モードの駆動方式を示した図である。図5(a)は映像表示装置を構成する複数の表示ユニット4のうち、1つの表示ユニット4(DU1)を示し
、図5(b)はその表示ユニット4(DU1)の内部構成を示し、図5(c)は映像コントローラ2、制御部ユニット3および表示ユニット4におけるデータおよび表示状態を示す図である。
図5(a)および図5(b)に示すように、図4と同様に表示ユニット4(DU1)には複数のドライバIC41(Dr)が搭載され、ドライバIC41(Dr)がエラー状態になると、個々がそれぞれエラー信号を出力する。このエラー信号は、図4の静止画モードと同じ理論により、故障情報の伝送手段45であるスリーステートIC45Aがアクティブなときのみ上位へ伝達されるので故障したドライバIC41の位置を把握することが出来る。
図5(c)は図4の静止画モードと同じように、表示ユニット4b(DU2)の左下部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr13)と、右中部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr32)と、表示ユニット4c(DU3)の真中部1/3をドライブしているドライバIC41(Dr22)の3箇所が故障したと検出された場合の映像データおよび表示状態を示している。
動画モードの場合、映像コントローラ2からの映像データは、図から明らかのようにドライバIC41が故障していない場合と同じ通常表示の映像データが処理されて出力される。一方、制御部ユニット3は、故障したドライバIC41の列にある全てのドライバIC41に対してバイパス指示を選択回路43に対して行う。さらに制御部ユニット3は動画モードの場合においては、故障したドライバIC41の表示エリアにオフセットを付加し、映像コントローラ2から伝送されてきた映像データの調整は行わない。こうして制御部ユニット3の点灯データは、調整前と調整後の図から明らかのように、故障したドライバICに対応する表示エリアの情報であるアルファベット「D」「F」「H」の映像は非表示とした点灯データを生成する。
このようにすることにより、図5(c)の最下部に示すように、故障したドライバIC41の担当する表示エリアの箇所は非表示で欠けたものとなるが、表示ユニット4a〜4eの全体に渡ってアルファベット「A」から「O」までの情報(但し「D」「F」「H」はなし)が映像として映しだされる。
以上のように、図5のように動画モードで表示させている状態で、正常状態で表示されている表示部ユニット4a〜4eがあり、そこにドライバIC41に故障が発生したとする。このとき静止画モードと同様に故障している箇所の情報は上位へと伝達される。動画モードのとき、映像コントローラ2は特に映像処理を行わない。制御部ユニット3はドライバIC41の故障箇所を把握し、その部分の映像データを出力しないようにする。また静止画モードと同様に、制御部ユニット3はバイパス回路42を通る映像信号をカスケードするよう選択回路43に命令し、その上で上位から来た映像信号を表示部ユニット4に送信する。これにより、違和感の少ない動画が表示されることになる。
次に制御部ユニット3におけるオフセットの方法を図6に基づいて説明する。図6(a)はドライバIC41が担当する表示エリアの判別方法を示し、1つの表示ユニット4が列方向にアルファベット「A」「B」「C」の3文字を表示する場合について説明する。
左列のドライバIC41が担当する表示エリア(Aを表示)の4角の座標を
(001,001)(100,001)(001,100)(100,100)
中列のドライバIC41が担当する表示エリア(Bを表示)の4角の座標を
(101,001)(200,001)(101,100)(200,100)
右列のドライバIC41が担当する表示エリア(Cを表示)の4角の座標を
(201,001)(300,001)(201,100)(300,100)としておく。
今、アルファベット「B」を表示する表示エリアのドライバIC41が故障した場合について、オフセットを付加しない場合と付加する場合について説明する。
図6(b)はオフセットを付加しない場合で、この場合は映像の取り込み範囲を(001,001)〜(300,100)のすべてとし、故障したドライバIC41をバイパスすることで、表示部ユニット4での映像は、故障エリアは非表示であるが、アルファベット「B」は表示されることになる。
一方、図6(c)はオフセットを付加する場合で、この場合は映像の取り込み範囲を(001,001)〜(100,100)、(201,001)〜(300,100)とし、故障したドライバIC41をバイパスすることで、表示部ユニット4での映像は、故障エリアは非表示であるが、アルファベット「B」は表示されないことになる。
このように制御部ユニット3は、入力された映像データに対して任意のエリアを出力させないでおくことが出来る。また、任意のエリアをドライバIC41の表示エリアと認識させておくことで、故障したエリアの表示をバイパスさせることが出来る。
次に映像コントローラ2の機能を説明するためのフローについて図7に基づいて説明する。映像コントローラ2は静止画モードと動画モードを切換える機能を有している。これをどちらかにマニュアルで固定することもできるし、自動で判別するようにもできる。
図7のステップS1は静止画モードと動画モードの設定が固定設定か自動判別設定かを判断する。ステップS1において、設定が自動判別設定の場合はステップS2に進み、設定が固定設定の場合はステップS3に進む。
ステップS2において、自動判別する場合、映像信号が静止画モードか動画モードであるかを判別するために映像比較ロジックを使用する。この映像比較ロジックは、映像データをメモリに数V分保管しておき、数V前の映像データと最新の映像データを比較し、相違がなければ静止画モード、相違があれば動画モードとする。
次に、ステップS3において、映像信号が静止画モードか動画モードかを判別する。映像信号が動画モードの場合、映像コントローラ2は特に映像の調整を行わないで、制御部ユニット3に伝送し、表示部ユニット4に表示する。
ステップS3において、映像信号が静止画モードの場合、ステップS4に進む。ステップS4においては表示部ユニット4のドライバICに故障があるかどうかを判断する。もし、故障がない場合は、動画モードと同様に映像コントローラ2は特に映像の調整を行わないで、制御部ユニット3に伝送し、表示部ユニット4に表示する。
もしステップS4においてドライバICに故障がある場合、ステップS5の映像縮小ロジックに進み映像の調整を行う。ステップS5においては、まずドライバICの故障箇所を収集する(ステップS51)。次に故障箇所の数に応じて映像信号の縮小率を計算する(ステップS52)。
次に映像信号の縮小率が300%を越えているかどうか判断する(ステップS53)。これは縮小率が300%を越えると文字のつぶれなどから、情報の伝達に障害が生じる恐れがあるためである。ステップS53において、縮小率が300%を越えていない場合は、ステップS54に進み、映像コントローラ2は映像を縮小するが、基本的には故障している箇所より後方に(右寄りに)縮小する。
ステップS53において、縮小率が300%を越えている場合は、ステップS55に進み、全体的に縮小率が均一になるように縮小処理を行う。
このように縮小率が300%を越える場合は、文字のつぶれなどから情報の伝達に障害が生じる恐れがあるため、全体的に縮小率が均等になるようにするが、300%未満の場合では、全体的に縮尺するよりも映像を後方に(右寄りに)縮小したほうが違和感が少な
い。故障エリアによって映像は左右に分割されるが映像前方(左側)は通常と同じ縮小率であり、文字や絵の不自然な分割が起こりにくい為である。
以上のようにこの発明は、発光ダイオードなどの表示用素子をマトリックス状に配置した表示ユニットを複数配列して組み合わせることで所定の大きさの映像表示面を構成し、表示部ユニットの各々は複数のドライバICが互いに直列に接続されて点灯データが順に送られてゆくように構成された映像表示装置において、ドライバICの故障箇所を特定して制御部ユニットおよび映像コントローラに送信するようにし、映像コントローラは故障時の対策モードとして、静止画モードと動画モードを切換える機能を有し、静止画モードにおいては表示映像を縮小して制御部ユニットに伝送し、制御部ユニットは故障したドライバICの表示エリアをオフセットせずに表示する。一方、動画モードにおいては映像コントローラは表示映像を縮小せずにそのまま通常表示の状態で制御部ユニットに伝送し、制御部ユニットはオフセットを付加して映像の表示位置は故障していない場合と同じ位置に表示する。こうしてドライバICの故障発生時の非表示領域及び表示に与える影響を最小化することができる。
1:映像ソース 2:映像コントローラ
3:制御部ユニット
4、4a〜4e:表示部ユニット(DU1〜DU5)
41:ドライバIC(Dr11〜Dr33)
41A:ドライバ回路 41B:ラッチ回路
41C:シフトレジスタ 41D:ロジック回路
42:バイパス回路 43:選択回路
44:故障検出手段 45:伝送手段。

Claims (3)

  1. 複数個の表示部ユニットを配列して組み合わせることで所定の大きさの映像表示面を構成し、前記表示部ユニットの各々は複数のドライバICが互いに直列に接続されて点灯データが順に送られてゆくように構成された映像表示装置において、
    入力された点灯データに基づき表示用素子を駆動するドライバICと、このドライバICの故障を検出する故障検出手段と、前記ドライバICをバイパスする回路と、前記ドライバICからの出力と前記ドライバICをバイパスする回路からの出力を選択する選択回路と、前記故障検出手段が前記ドライバICの故障を検出したときに、その故障位置を特定可能な故障情報として伝送する伝送手段とを夫々複数有する表示部ユニット、
    前記表示部ユニットから伝送されてきた故障情報から故障位置を特定すると共に、前段から伝送されてきた映像データに対してオフセットを付加または無付加して点灯データを生成する制御部ユニット、
    映像データを動画モードまたは静止画モードに切り替える機能を有し、前記表示部ユニットまたは前記制御部ユニットから前記ドライバICの故障情報が伝送された場合、映像の表示領域を前記モードに応じて変化させた処理を加えた映像データを制御部ユニットに伝送する映像コントローラを備え、
    前記制御部ユニットは、前記映像コントローラから伝送された映像データに対して故障ドライバICが表示すべき映像データに対応する箇所にオフセットを付加または無付加して前記表示部ユニットのドライバICに伝送する点灯データを生成するようにした映像表示装置。
  2. 映像コントローラは、静止画モードの映像データにおいては映像の表示領域が縮小表示された処理をおこなって制御部ユニットに伝送し、前記制御部ユニットは、縮小表示された映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加しない表示とした点灯データを生成するようにした請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 映像コントローラは、動画モードの映像データにおいてはドライバICが故障していない場合と同じ通常表示の映像データを制御部ユニットに伝送し、前記制御部ユニットは、通常表示の映像データに対して故障したドライバICをバイパスしてオフセットを付加した表示とした点灯データを生成するようにした請求項1または請求項2に記載の映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020065755A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 Necディスプレイソリューションズ株式会社 表示装置、マルチモニタシステム、映像信号伝送方法、表示方法

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